JPH10339186A - 車両用複合駆動システムの制御装置 - Google Patents

車両用複合駆動システムの制御装置

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JPH10339186A
JPH10339186A JP14626097A JP14626097A JPH10339186A JP H10339186 A JPH10339186 A JP H10339186A JP 14626097 A JP14626097 A JP 14626097A JP 14626097 A JP14626097 A JP 14626097A JP H10339186 A JPH10339186 A JP H10339186A
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internal combustion
combustion engine
vehicle
drive system
speed
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JP14626097A
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Noboru Hattori
昇 服部
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速時の燃料供給停止状態において、補機機
能を確保するとともに再加速時の応答性の低下を防止す
る。 【解決手段】 内燃機関1を回転電機8および補機2と
連結するとともに、内燃機関1の動力をクラッチ3を介
して駆動系5,6,7に伝達する車両用複合駆動システ
ムに対して、内燃機関1への燃料供給が停止されている
時に、クラッチ3の入出力軸に回転速度差が生じたら回
転電機8により内燃機関1を駆動する。これにより、燃
料供給停止状態で低車速まで減速しても内燃機関が停止
するようなことがなく、補機が内燃機関に連れ回って補
機機能が確保され、さらに、内燃機関が回転しているた
め、クランキングに要する時間が不要となり、燃料供給
を再開すれば直ちに内燃機関の駆動力が立ち上がり、再
加速時の駆動力の遅れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関と回転電
機の車両用複合駆動システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、内燃機関1で補機2
を駆動するとともに、内燃機関1の動力をトルクコンバ
ーター3またはロックアップクラッチ4を介して変速装
置5、減速装置・差動装置6に伝達し、車輪7を駆動す
る車両の動力伝達機構が知られている。
【0003】図9は、図8に示す車両の動力伝達機構の
詳細を示す。従来の車両の動力伝達機構では、補機2は
常に内燃機関1により駆動される。また、停車時に自動
変速装置5の走行レンジを選択すると、内燃機関1によ
るクリープ力が発生する。さらに、高速走行時にはトル
クコンバーター3による滑りを防止するためにロックア
ップクラッチ4が締結され、高速からの減速時には内燃
機関1への燃料供給が停止される。この場合、内燃機関
1によるブレーキがかかって平坦路であれば徐々に車速
が低下し、車速の低下に応じて所定の変速線図にしたが
って自動変速装置5により変速が行なわれる。しかし、
最大変速比に達すると、これ以上は内燃機関1の回転速
度を高く保てないので、車速がさらに低下したら、ロッ
クアップを解除して機関回転速度がアイドリング速度以
下にならないようにする必要がある。ロックアップを解
除すると、内燃機関1はフリクションにより急速に回転
速度が低下するので、通常は燃料供給を再開して内燃機
関1の停止を防止している。
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関1
の燃料消費を節約するために、内燃機関1が車両を駆動
していない時には内燃機関1への燃料供給を停止するこ
とを考えると、減速時の補機機能喪失と再加速時の応答
性低下という問題が発生する。減速時に燃料供給を停止
すると、ロックアップしている場合は内燃機関1が停止
しないが、ロックアップしていない場合は駆動輪7がト
ルクコンバーター3を介して内燃機関1を駆動するもの
の、特に低車速では駆動力が不足して内燃機関1が停止
してしまう。その結果、空調装置(エアコン)、パワー
ステアリング、ウォーターポンプ、オルターネーターな
どの補機機能が失われる上に、自動変速装置5のオイル
ポンプが停止してライン圧が低下し、動力伝達ができな
くなる。仮に自動変速装置のオイルポンプを何らかの方
法で駆動して動力伝達を可能にしたとしても、停止した
内燃機関1を始動してから加速するために再加速時にト
ルクの立ち上がりが遅れ、運転性能が低下する。
【0004】本発明の目的は、減速時の燃料供給停止状
態において、補機機能を確保するとともに再加速時の応
答性の低下を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、内燃機関を回転電機および
補機と連結するとともに、内燃機関の動力をクラッチを
介して駆動系に伝達する車両用複合駆動システムに対し
て、内燃機関への燃料供給が停止されている時に、クラ
ッチの入出力軸に回転速度差が生じたら回転電機により
内燃機関を駆動する。 (2) 請求項2の車両用複合駆動システムの制御装置
は、クラッチをトルクコンバーターとしたものである。 (3) 請求項3の車両用複合駆動システムの制御装置
は、クラッチの入出力軸の回転速度差を検出し、入力軸
回転速度が出力軸回転速度よりも所定値以上低下したら
回転電機により内燃機関を駆動するようにしたものであ
る。 (4) 請求項4の発明は、内燃機関を回転電機および
補機と連結した車両用複合駆動システムに対して、内燃
機関への燃料供給が停止されている時に、内燃機関の回
転速度が所定値より低下したら回転電機により内燃機関
を駆動する。 (5) 請求項5の車両用複合駆動システムの制御装置
は、回転電機による内燃機関の駆動速度を、車速をパラ
メーターとしたマップにより決定するようにしたもので
ある。 (6) 請求項6の車両用複合駆動システムの制御装置
は、回転電機による内燃機関の駆動速度を、車速と補機
の作動状態をパラメーターとしたマップにより決定する
ようにしたものである。 (7) 請求項7の車両用複合駆動システムの制御装置
は、内燃機関への燃料供給停止は、アクセルペダルが開
放され、且つ内燃機関の回転速度が所定値以上の場合に
なされる。 (8) 請求項8の車両用複合駆動システムの制御装置
は、車速が所定値以下になると回転電機による内燃機関
の駆動を停止するようにしたものである。
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、内燃機関への燃料供
給が停止されている時に、クラッチの入出力軸に回転速
度差が生じたら回転電機により内燃機関を駆動するよう
にしたので、燃料供給停止状態で低車速まで減速しても
内燃機関が停止するようなことがなく、補機が内燃機関
に連れ回って補機機能が確保され、さらに、内燃機関が
回転しているため、クランキングに要する時間が不要と
なり、燃料供給を再開すれば直ちに内燃機関の駆動力が
立ち上がり、再加速時の駆動力の遅れがない。 (2) 請求項2の発明によれば、内燃機関を回転電機
および補機と連結するとともに、内燃機関の動力をトル
クコンバーターを介して駆動系に伝達する車両用複合駆
動システムに対して、内燃機関への燃料供給が停止され
車両が減速している時に、トルクコンバーターの入出力
軸に回転速度差が生じたら回転電機により内燃機関を駆
動するようにしたので、請求項1と同様な効果が得られ
る。 (3) 請求項3の発明によれば、クラッチの入出力軸
の回転速度差を検出し、入力軸回転速度が出力軸回転速
度よりも所定値以上低下したら回転電機により内燃機関
を駆動するようにしたので、燃料供給停止状態で低車速
まで減速しても内燃機関の停止が確実に防止され、補機
機能と再加速時の応答性が確保される。 (4) 請求項4の発明によれば、内燃機関を回転電機
および補機と連結した車両用複合駆動システムに対し
て、内燃機関への燃料供給が停止されている時に、内燃
機関の回転速度が所定値より低下したら回転電機により
内燃機関を駆動するようにしたので、クラッチの入出力
軸の速度差を検出せずに請求項1と同様な効果が得られ
る。 (5) 請求項5の発明によれば、回転電機による内燃
機関の駆動速度を、車速をパラメーターとしたマップに
より決定するようにしたので、車速に応じた最適な速度
で内燃機関を駆動することができる。 (6) 請求項6の発明によれば、回転電機による内燃
機関の駆動速度を、車速と補機の作動状態をパラメータ
ーとしたマップにより決定するようにしたので、車速と
補機の作動状態に応じた最適な速度で内燃機関が駆動さ
れ、補機の作動性能を確保することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】回転電機により内燃機関を駆動す
る車両用複合駆動システムの制御装置の一実施の形態を
説明する。 −動力伝達機構の概要− 図1は一実施の形態の動力伝達機構の概要を示す。内燃
機関1の動力は、トルクコンバーター3またはトルクコ
ンバーター3と並列に接続されるロックアップクラッチ
4に伝達され、さらにトランスアクスル自動変速装置5
およびトランスアクスル減速装置・差動装置6を介して
駆動輪7に伝達される。内燃機関1はまた、補機2と回
転電機8に連結される。
【0007】−動力伝達機構の詳細− 図2は、図1に示す動力伝達機構の詳細を示す。なお、
図1と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点
を中心に説明する。内燃機関1のブロックはトランスア
クスル11のケースと結合され、回転電機8、補機2を
支持する。なお、トランスアクスル11にはトルクコン
バーター3、ロックアップクラッチ4、自動変速装置
5、減速装置・差動装置6が含まれる。また、補機2に
は車両用空調装置(以下、エアコンと呼ぶ)のコンプレ
ッサ、オルターネーター、パワーステアリング用オイル
ポンプ、内燃機関冷却用ウオーターポンプなどが含まれ
る。トランスアクスル11からは左右に車軸が出てお
り、各車軸に駆動輪7が取り付けられている。回転電機
8と補機2は、ベルトドライブを介して内燃機関1のク
ランクシャフトに接続される。なお、この実施の形態で
は自動変速装置5にベルトCVTを用いた例を示すが、
ギア式変速機としてもよい。
【0008】−一実施の形態の制御装置の構成− 図3は一実施の形態の制御装置の構成を示す。コントロ
ールユニット13は内燃機関1を制御する内燃機関コン
トロールユニットであり、コントロールユニット14は
自動変速装置5を制御する自動変速装置コントロールユ
ニットである。また、コントロールユニット15は回転
電機8の駆動回路31を制御するハイブリッドシステム
コントロールユニットである。
【0009】ハイブリッドシステムコントロールユニッ
ト15にはアイドルスイッチ33、ブレーキスイッチ3
4、車速センサー35、回転センサー36、タービンセ
ンサー37が接続される。アイドルスイッチ33はアク
セルペダルを開放した時にオンするスイッチであり、ブ
レーキスイッチ34はブレーキペダルが踏み込まれた時
にオンするスイッチである。車速センサー35は車軸に
接続され、所定の回転角度ごとにパルス信号を出力す
る。車速センサー35の出力パルス信号に基づいて車両
の走行速度Vを検出することができる。
【0010】回転センサー36は内燃機関1のクランク
シャフトに接続され、所定のクランク角ごとにパルス信
号を発生する。この回転センサー36の出力パルス信号
に基づいて、内燃機関1のクランク角と回転速度Neを
検出することができる。また、タービンセンサー37は
自動変速装置5のケースに取り付けられ、トルクコンバ
ーター3のタービンランナーの所定の回転角ごとにパル
ス信号を発生する。このタービンセンサー36の出力パ
ルス信号に基づいて、タービンランナーの回転速度Nt
を検出することができる。また、検出したタービンラン
ナーの回転速度Ntを用いて、トルクコンバーター3の
速度比(Nt/Ne)と速度差(Nt−Ne)を求める
こともできる。
【0011】コントロールユニット13、14、15は
それぞれマイクロコンピュータとその周辺部品を内蔵し
ており、互いにインタフェースを介して通信を行う。ハ
イブリッドシステムコントロールユニット15から内燃
機関コントロールユニット13および自動変速装置コン
トロールユニット14へは、アイドルスイッチ33およ
びブレーキスイッチ34のオン、オフ信号、機関回転速
度信号Ne、インプットシャフト回転速度Ntなどが送
られ、自動変速装置コントロールユニット14からハイ
ブリッドシステムコントロールユニット15へは変速比
信号、ロックアップ(L/U)信号などが送られる。ま
た、内燃機関コントロールユニット13からハイブリッ
ドシステムコントロールユニット15へは、燃料供給停
止信号が送られる。
【0012】なお、回転電機8には交流電動機(誘導
機、同期機など)や直流電動機を用いることができる。
インバーターやDC−DCコンバーターなどの駆動回路
31へは、バッテリー32から直流電力が供給される。
なお、回転電機8に交流電動機を用いる場合は、駆動回
路31にベクトル制御インバーターを用いる。
【0013】図4は、高速から減速する時の車両各部の
動作を示すタイムチャートである。高速で走行中にアク
セルペダルが開放されるとアイドルスイッチ37がオン
し、内燃機関1への燃料供給が停止される。この時、ロ
ックアップクラッチ4は締結状態にあり、トルクコンバ
ーター3の滑りを防止している。燃料供給が停止され、
且つロックアップクラッチ4が締結されたままの減速領
域Aでは、内燃機関1が駆動輪7から逆に駆動され、内
燃機関1が回転を続ける。したがって、補機2が内燃機
関1に連れ回り、補機機能が確保されるとともに、内燃
機関1により自動変速装置5のオイルポンプが駆動され
てライン圧が確保される。さらに、内燃機関1が回転し
ているため、クランキングに要する時間が不要となり、
燃料供給を再開すれば直ちに内燃機関1の駆動力が立上
がり、再加速時の駆動力の遅れがない。
【0014】ロックアップクラッチ4を締結したまま燃
料供給を停止して内燃機関1のブレーキ力により減速を
続けると、平坦路であれば徐々に車速Vが低下する。車
速の低下にともなって変速線図にしたがって自動変速装
置5で変速が行われるが、変速比には限界があり、遂に
は機関回転速度Neを高く保てなくなる。それ以上、ロ
ックアップを続けると、車速の低下により内燃機関1が
アイドル回転速度以下になり、内燃機関1が停止する。
このような場合や、変速比が大きくなって内燃機関1に
よるブレーキ力が強くなり運転性が悪化した場合には、
ロックアップクラッチ4の締結を解除し、滑りのあるト
ルクコンバーター3を介して動力を伝達する必要があ
る。
【0015】ロックアップクラッチ4の締結解除にとも
なって、内燃機関1はフリクションにより急速にその回
転速度Neが低下する。燃料消費を低減するために燃料
供給を再開しないことにすると、駆動輪7がトルクコン
バーター3を介して内燃機関1を駆動するものの、特に
低車速では駆動力が不足して内燃機関1が停止する。
【0016】そこで、この実施の形態では、ロックアッ
プクラッチ4の締結解除後の減速時において、内燃機関
1と連れ回る回転電機8により内燃機関1を駆動し、内
燃機関1が停止するのを防止する。内燃機関1を駆動す
るための動力は、駆動輪7からトルクコンバーター3を
介して内燃機関1が駆動されているので、その動力の不
足分を補う少ない量でよい。
【0017】図5は、減速時の回転電機8の制御プログ
ラムを示すフローチャートである。ハイブリッドシステ
ムコントロールユニット15は、アイドルスイッチ33
がオン状態にあり、且つ他の制御プログラムにより内燃
機関1への燃料供給が停止され、且つ自動変速装置コン
トロールユニット14からロックアップ非締結信号を受
信すると、この回転電機制御プログラムの実行を開始す
る。
【0018】ステップ1において、回転センサー36に
より機関回転速度Neを計測するとともに、タービンセ
ンサー37によりタービンランナーの回転速度Ntを計
測する。ステップ2では、トルクコンバーター3の速度
差、すなわちタービン回転速度Ntと機関回転速度Ne
との差が所定値1より小さいか否かを確認し、機関回転
速度Neがタービン回転速度Ntよりも所定値1以上低
下したらステップ3へ進む。なお、機関回転速度Neは
トルクコンバーター3の入力軸回転速度であり、タービ
ン回転速度Ntはトルクコンバーター3の出力軸回転速
度である。
【0019】減速時に車速Vが所定値まで低下すると、
自動変速装置コントロールユニット14はロックアップ
クラッチ4の締結を解除する。この結果、図6に示すよ
うに、内燃機関1はフリクションによりその回転速度N
eが急速に低下し始め、トルクコンバーター3の前後に
回転速度差が生じ、ロックアップクラッチ4に代ってト
ルクコンバーター3が動力伝達を行うようになる。
【0020】機関回転速度Neがタービン回転速度Nt
よりも所定値1以上低下したらモータリングモードと判
断し、ステップ3で目標機関回転速度に所定値2を設定
し、ステップ4〜7で回転電機8の速度フィードバック
制御を行う。すなわち、ステップ4で機関回転速度Ne
と目標機関回転速度との偏差を求め、続くステップ5で
算出した偏差にゲインを乗じて回転電機8のトルク操作
量を求める。ステップ6でトルク操作量を電流操作量に
換算し、続くステップ7で駆動回路31を制御して回転
電機8を駆動する。ステップ8において、アイドルスイ
ッチ33がオンしているかどうかを確認し、オンしてい
ればステップ3へ戻って回転電機8の上述した速度制御
を継続し、アイドルスイッチ33がオフしていればこの
回転電機制御プログラムの実行を終了する。
【0021】所定値2は、図7に示す予め車速に応じて
設定されたマップから車速検出値に対応する値を検索し
て決定する。図7の直線Aは最大変速比における車速V
と機関回転速度Neとの関係を示し、直線Bは最少変速
比における車速Vと機関回転速度Neとの関係を示す。
なお、N1はアイドリング回転速度であり例えば700
rpmに設定され、N2は例えば1200rpmに設定
される。
【0022】なお、車速と補機の作動状態に応じて所定
値2のマップを設定し、車速検出値と補機の作動状態に
対応する値を検索して所定値2を決定するようにしても
よい。これにより、エアコンなどの補機が作動している
時には、車速のみを考慮した回転速度よりも高い回転速
度で内燃機関を駆動することができ、エアコンなどの補
機性能を確保することができる。さらに、所定値2のマ
ップを設定する際に、バッテリー電圧を考慮して設定し
てもよい。
【0023】モータリングモードにおいて、内燃機関1
が目標回転速度となるように速度制御することによっ
て、車両が停止した時は回転電機8により車両のクリー
プトルクが得られる。なお、上記のモータリング動作条
件に、車速>0の条件を加えれば、停車時のクリープト
ルクは発生しない。すなわち、車速が所定値以下の時は
モータリングを停止する。
【0024】上述した実施の形態では、機関回転速度N
eがタービン回転速度Ntよりも所定値以上低下した
ら、回転電機による内燃機関のモータリングを開始する
ようにしたが、機関回転速度Neとタービン回転速度N
tの速度比に基づいてモータリングの開始を決定しても
よい。また、機関回転速度Neが所定値まで低下した
ら、回転電機による内燃機関のモータリングを開始する
ようにしてもよい。
【0025】なお、上述した実施の形態では、内燃機関
と回転電機の動力を駆動系に伝達するクラッチにロック
アップクラッチ付きトルクコンバーターを用いた例を示
したが、クラッチはトルクコンバーターに限定されず、
例えば摩擦式クラッチ、電磁クラッチ、電磁式パウダー
クラッチなどを用いてもよい。また、上述した実施の形
態ではベルトCVT変速機を用いた例を示したが、機械
式変速機を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の車両の動力伝達機構の概要を
示す図である。
【図2】 図1に示す動力伝達機構の詳細を示す図であ
る。
【図3】 一実施の形態の制御装置の構成を示す図であ
る。
【図4】 減速時の車両各部の動作を示すタイムチャー
トである。
【図5】 減速制御プログラムを示すフローチャートで
ある。
【図6】 ロックアップ締結解除後のトルクコンバータ
ーのタービン回転速度Ntと機関回転速度Neの変化を
示す図である。
【図7】 モータリングモードの目標機関回転速度マッ
プを示す図である。
【図8】 従来の車両の駆動システムを示す図である。
【図9】 従来の車両の動力伝達機構の詳細を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 補機 3 トルクコンバーター 4 ロックアップクラッチ 5 トランスアクスル自動変速装置 6 トランスアクスル減速装置・差動装置 7 駆動輪 8 回転電機 11 トランスアクスル 13 内燃機関コントロールユニット 14 自動変速装置コントロールユニット 15 ハイブリッドシステムコントロールユニット 31 駆動回路 32 バッテリー 33 アイドルスイッチ 34 ブレーキスイッチ 35 車速センサー 36 回転センサー 37 タービンセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 61/02 F16H 61/02 // F16H 59:46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を回転電機および補機と連結す
    るとともに、内燃機関の動力をクラッチを介して駆動系
    に伝達する車両用複合駆動システムの制御装置であっ
    て、 前記内燃機関への燃料供給が停止されている時に、前記
    クラッチの入出力軸に回転速度差が生じたら前記回転電
    機により前記内燃機関を駆動することを特徴とする車両
    用複合駆動システムの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用複合駆動システ
    ムの制御装置において、 前記クラッチはトルクコンバーターであることを特徴と
    する車両用複合駆動システムの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    複合駆動システムの制御装置において、 前記クラッチの入出力軸の回転速度差を検出し、入力軸
    回転速度が出力軸回転速度よりも所定値以上低下したら
    前記回転電機により前記内燃機関を駆動することを特徴
    とする車両用複合駆動システムの制御装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関を回転電機および補機と連結し
    た車両用複合駆動システムの制御装置であって、 前記内燃機関への燃料供給が停止されている時に、前記
    内燃機関の回転速度が所定値より低下したら前記回転電
    機により前記内燃機関を駆動することを特徴とする車両
    用複合駆動システムの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車
    両用複合駆動システムの制御装置において、 前記回転電機による前記内燃機関の駆動速度は、車速を
    パラメーターとしたマップにより決定することを特徴と
    する車両用複合駆動システムの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車
    両用複合駆動システムの制御装置において、 前記回転電機による前記内燃機関の駆動速度は、車速と
    前記補機の作動状態をパラメーターとしたマップにより
    決定することを特徴とする車両用複合駆動システムの制
    御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載の車
    両用複合駆動システムの制御装置において、 前記内燃機関への燃料供給停止は、アクセルペダルが開
    放され、且つ前記内燃機関の回転速度が所定値以上の場
    合になされることを特徴とする車両用複合駆動システム
    の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載の車
    両用複合駆動システムの制御装置において、 前記車速が所定値以下になると前記回転電機による前記
    内燃機関の駆動を停止することを特徴とする車両用複合
    駆動システムの制御装置。
JP14626097A 1997-06-04 1997-06-04 車両用複合駆動システムの制御装置 Pending JPH10339186A (ja)

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