JPH10337847A - マーキング装置 - Google Patents

マーキング装置

Info

Publication number
JPH10337847A
JPH10337847A JP16809197A JP16809197A JPH10337847A JP H10337847 A JPH10337847 A JP H10337847A JP 16809197 A JP16809197 A JP 16809197A JP 16809197 A JP16809197 A JP 16809197A JP H10337847 A JPH10337847 A JP H10337847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
moving
marking
base
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16809197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hirata
芳明 平田
Hirotake Kunitake
大毅 國武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP16809197A priority Critical patent/JPH10337847A/ja
Publication of JPH10337847A publication Critical patent/JPH10337847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定位置においてマーク打点が行えないと
き、簡単容易にマーク打点位置を変更する。 【解決手段】 マーク打点機62が、打点位置であるタ
イヤTの所定位置近傍に到達しても、該所定位置に文
字、記号等が存在することで打点を行えないことがある
が、このときにはシリンダ27を作動してストッパーとし
てのピストンロッド32を前方に移動させ、これにより、
マーク打点機62の打点位置を前方にずらして文字等の存
在しない位置に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横置きの空気入
りタイヤにマークを打点するマーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマーキング装置としては、例え
ば、固定フレームに固定されたベースと、該ベースに移
動可能に支持された移動台と、該移動台に移動力を付与
することで該移動台を横置きの状態で設けられた空気入
りタイヤに対し接近離隔させるエアシリンダと、移動台
の先端部に取り付けられ前記空気入りタイヤの所定位置
にマークを打点するマーク打点機と、ベースに固定さ
れ、移動台が当接したとき、該移動台の移動を停止させ
るストッパーとを備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマーキング装置にあっては、ストッパーがベ
ースに固定されているため、移動台がストッパーに当接
して移動が停止したときのマーク打点機の停止位置(空
気入りタイヤに対する半径方向位置)は1箇所に限定さ
れ、これにより、該マーク打点機が打点を行おうとする
空気入りタイヤの所定位置に文字、記号等が存在してい
る場合には、このままでは打点を行うことができないの
である。このような場合には、例えば移動台、マーク打
点機を空気入りタイヤから離隔させて初期位置に一旦復
帰させ、その後、ストッパーと移動台との間に適当なス
ペーサを介装した状態で移動台を空気入りタイヤに向か
って移動させ、マーク打点機をスペーサの長さ分だけ空
気入りタイヤから離隔する方向にずらして打点を行うこ
とも考えられるが、このようにして打点を行う場合に
は、複雑な作業を再び行う必要があり、作業能率が低下
してしまうという問題点がある。
【0004】この発明は、簡単容易にマーク打点位置を
変更することができるマーキング装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、固定
フレームに支持されたベースと、該ベースに移動可能に
支持された移動台と、該移動台に移動力を付与すること
で該移動台を横置きの状態で設けられた空気入りタイヤ
に対し接近離隔させるエアシリンダと、移動台の先端部
に取り付けられ前記空気入りタイヤの所定位置にマーク
を打点するマーク打点機と、ベースに設けられ、移動台
が当接したとき、該移動台の移動を停止させるストッパ
ーとを備えたマーキング装置において、前記ストッパー
を移動台の移動方向に移動させて移動台の停止位置を変
更する変更手段を設け、該移動台の停止位置の変更によ
りマーク打点機による打点位置を変更することにより達
成することができる。
【0006】空気入りタイヤの所定位置にマークを打点
する場合には、エアシリンダを作動させて移動台をスト
ッパーに当接するまで移動させ横置きの空気入りタイヤ
に接近させる。その後、マーク打点機を作動して空気入
りタイヤの所定位置にマークを打点する。ここで、前記
マーク打点機が打点を行う所定位置に文字、記号等が存
在している場合には、変更手段を作動してストッパーを
移動台の移動方向に移動させる。このとき、移動台には
エアシリンダから移動力が付与されているので、該移動
台はマーク打点機と共にストッパーに追従移動して停止
位置が変更され、これにより、マーク打点機の打点位置
がずれて文字、記号等の存在しない位置に変更される。
このように複雑な再度作業を行うことなく、簡単容易に
打点位置を変更することができるため、作業能率が向上
する。
【0007】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、簡単な構成でありながらマーク打点機の打点位置を
2箇所とすることができる。さらに、請求項3に記載の
ように構成すれば、マーク打点機を必要に応じて、例え
ばマーキングテープ用リールの交換時に空気入りタイヤ
から離れた退避位置まで移動させることができ、これに
より、前述の交換作業が容易となる。また、請求項4に
記載のように構成すれば、打点ブロックは走行中のマー
キングテープに常に逃げながら接触することになるた
め、マーキングテープが途中で切れるような事態を防止
することができる。さらに、請求項5に記載のように構
成すれば、マーキングテープ用リールの着脱を容易とし
ながら装着後の支持軸による支持を確実とすることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、11は空気入りタ
イヤTのユニフォミティ、例えばコニシティを測定する
ことができるユニフォミティマシンの支持リムであり、
この支持リム11には空気入りタイヤTが横置きの状態で
支持されており、この結果、該空気入りタイヤTは支持
リム11と共に垂直軸回りに回転することができる。12は
前記空気入りタイヤTのサイドウォール部Sの外表面の
所定位置に、前記ユニフォミティマシンの測定結果に基
づいて打点を行うマーキング装置であり、このマーキン
グ装置12は前記タイヤTの後方に位置するようにして前
記ユニフォミティマシンの固定フレーム13に支持されて
いる。
【0009】図1、2において、このマーキング装置12
は上端が前記固定フレーム13に固定された上下方向に延
びる支持軸16を有し、この支持軸16には該支持軸16と同
軸の円筒状をした回転体17の上端部が回転可能に支持さ
れている。18は回転体17の上端部と固定フレーム13の双
方に挿入されているが取り外し可能である停止部材とし
てのストッパーピンであり、このストッパーピン18が挿
入されると、固定フレーム13と回転体17とは連結されて
回転体17の回転が停止され、一方、このストッパーピン
18を抜き出すと、回転体17は垂直軸回りに自由に回転す
ることができる。そして、このように回転体17が自由回
転できるときに、この回転体17を、例えば作業者が 110
度程度回転させると、後述のマーク打点機62はタイヤT
から大きく離れた退避位置まで移動し、打点時に用いる
消耗品としてのマーキングテープのリール交換作業が容
易となる。この回転体17の下端には前後方向に延びる矩
形板状をした水平プレート19が固定され、この水平プレ
ート19の直下には該水平プレート19に平行な矩形板状の
移動プレート20が設置されている。この移動プレート20
の上面には長手方向に延びる一対のガイドレール21が敷
設され、これらのガイドレール21には水平プレート19の
下面に固定された一対のスライドベアリング22が摺動可
能に係合している。23は水平プレート19の一側方に設け
られヘッド側が該水平プレート19の後端部に連結された
エアシリンダであり、このエアシリンダ23は移動プレー
ト20を含む後述の移動台60の移動方向に延びるととも
に、ピストンロッド24の先端が前記移動プレート20に連
結されている。この結果、前記エアシリンダ23が作動し
てピストンロッド24が突出したり引っ込んだりすると、
移動プレート20を含む移動台60に前後方向の駆動力が付
与され、これにより、該移動台60はガイドレール21に案
内されながら長手方向に移動して前記タイヤTに対し接
近離隔する。前述した回転体17、水平プレート19は全体
として、前記固定フレーム13に支持され垂直軸回りに回
転することができるベース25を構成する。
【0010】27は前記ベース25、詳しくは水平プレート
19の他側端に固定されたブラケット28に取り付けられて
いる変更手段としてのエアシリンダであり、このエアシ
リンダ27は移動プレート20を含む移動台60の移動方向、
ここでは前後方向に延びている。前記エアシリンダ27の
シリンダ室29に摺動可能の収納されたピストン30にはピ
ストンロッド31、32が設けられ、ピストンロッド31は前
方に向かってエアシリンダ27から突出し、一方、ストッ
パーとしてのピストンロッド32は後方に向かってエアシ
リンダ27から突出している。35はエアシリンダ27より後
方の移動プレート20に取り付けられたねじブロックであ
り、このねじブロック35にはピストンロッド32と同軸の
ねじ軸36がねじ込まれ、このねじ軸36の先端(前端)に
は当接ブロック37が、また、その後端には手回し用のハ
ンドル38が設けられている。そして、エアシリンダ27の
前側シリンダ室29aにエアが供給されてピストンロッド
32が後側ストロークエンドまで突出しているとき、エア
シリンダ23のピストンロッド24が突出すると、移動プレ
ート20は前方に移動するが、この移動は移動台60の一部
である当接ブロック37がピストンロッド32の先端(後
端)に当接したとき停止し、このとき、後述するマーク
打点機62はサイドウォール部Sの打点を行う所定位置近
傍まで移動される。ここで、打点を行うタイヤTのサイ
ズが異なると、打点を行う所定位置も変化するが、この
場合には前記ハンドル38を回転させてねじ軸36のねじ込
み位置を変化、即ちねじ軸36を前後方向に移動させるこ
とにより、移動プレート20(マーク打点機62)の停止位
置を変更して対処する。
【0011】39はエアシリンダ27より前方の水平プレー
ト19に固定されたブラケットであり、このブラケット39
にはピストンロッド31と同軸のストッパーボルト40がね
じ込まれている。ここで、前述のようにエアシリンダ27
の前側シリンダ室29aにエアが供給されてピストンロッ
ド32が後側ストロークエンドまで突出しているとき、こ
のストッパーボルト40の後端とピストンロッド31の先端
(前端)との間には所定、ここでは10mmの間隙41が形成
されている。そして、前述のように当接ブロック37がピ
ストンロッド32の先端に当接して移動プレート20が前方
限まで移動しているとき、エアシリンダ27の後側シリン
ダ室29bにエアを供給すると、ピストンロッド31はその
先端(前端)がストッパーボルト40の後端に当接するま
で移動台60の移動方向、ここでは前方に移動するが、こ
のとき、ストッパーとしてのピストンロッド32も同量だ
け前方に移動するため、移動プレート20(移動台60)は
エアシリンダ23から付与された移動力によりピストンロ
ッド32に追従移動して、その停止位置が変更される。こ
の結果、移動プレート20(移動台60)は2つの停止位置
で停止することができる。これにより、打点を行うサイ
ドウォール部Sの所定位置に文字等が存在してマーク打
点機62による打点を行うことができないときには、この
打点位置を前記間隙41分だけ前方にずらして文字等の存
在しない位置に簡単な構成で容易に変更することができ
る。なお、前記間隙41の値、即ち前述のずらし量はスト
ッパーボルト40のねじ込み位置を変化させることで容易
に変更することができる。また、前述の前方へのずらし
量が一定値でよい場合には、ストッパーボルト40を省略
し、ピストン30を前側ストロークエンドまで移動させて
エアシリンダ27に当接させることで前方にずらすように
すればよい。
【0012】図1、3、4において、前記移動プレート
20の下面には前後方向に離れた一対の支持体44、45が固
定され、これらの支持体44、45には前後方向に延びる水
平な回転軸46が軸受47、48を介して回転可能に支持され
ている。そして、この回転軸46の回転軸線の延長線は前
記タイヤTの赤道面と同一高さに位置している。前記支
持体45にはロータリーアクチュエータ49が固定され、こ
のロータリーアクチュエータ49は前記回転軸46を回転軸
線回りに回転させる。そして、後述するマーク打点機62
によって下側のサイドウォール部Sに打点を行う場合に
は、このロータリーアクチュエータ49を作動して回転軸
46を半回転させることで、該マーク打点機62をタイヤT
の下側まで移動させる。前記回転軸46の前端には上下方
向に延びる矩形の垂直プレート51が固定され、この垂直
プレート51の前面には上下方向に延びる一対のガイドレ
ール52が敷設されている。53は前記垂直プレート51の前
方に設置され該垂直プレート51に平行に延びる昇降プレ
ートであり、この昇降プレート53の後面にはガイドレー
ル52に摺動可能に係合する一対のスライドベアリング54
が固定されている。55は垂直プレート51の一側方に設置
された上下方向に延びるブレーキ付きのシリンダであ
り、このシリンダ55のヘッド側は垂直プレート51の下端
部に連結されている。このシリンダ55のピストンロッド
56の先端(上端)はブラケット57を介して前記昇降プレ
ート53に連結されており、この結果、前記シリンダ55が
作動してピストンロッド56が突出したり引っ込んだりす
ると、昇降プレート53は上下方向に移動し、後述するマ
ーク打点機62をタイヤTのサイズ変更に応じて上下方向
に移動させる。58は前記昇降プレート53の前面に固定さ
れ前方に向かって延びる支持アームであり、この支持ア
ーム58の前端部には一側他側方向に延びる水平な回動軸
59が回動可能に支持されている。前述した移動プレート
20、ねじ軸36、当接ブロック37、支持体44、45、回転軸
46、垂直プレート51、昇降プレート53、支持アーム58は
全体として、前記ベース25に前後方向に移動可能に支持
された移動台60を構成する。
【0013】図1、4、5において、前記移動台60の先
端部、即ち、回動軸59にはタイヤTのサイドウォール部
Sの所定位置にマークの打点を行うマーク打点機62が取
り付けられている。このマーク打点機62は回動軸59にブ
ラケット63を介して固定された取付けプレート64を有
し、この取付けプレート64の一側部には前方に向かって
延びる支持軸65が、また、その他側部には前方に向かっ
て延びる支持軸66がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。前記支持軸65にはマーキングテープ67が巻取られた
一方のリール68が、また、支持軸66には前記リール68か
ら巻出されたマーキングテープ67を巻取る他方のリール
69が着脱可能に装着され、これらのリール68、69は支持
軸65、66と一体となって回転することができる。前記支
持軸65、66間の取付けプレート64には上下方向に延びる
ガイドケース71が固定され、このガイドケース71内には
打点ブロック72が摺動可能に挿入されている。73はガイ
ドケース71に固定された接離機構としてのシリンダであ
り、このシリンダ73のピストンロッド74の先端は前記打
点ブロック72に連結されており、この結果、前記シリン
ダ73が作動してピストンロッド74が突出したり引っ込ん
だりすると、打点ブロック72はガイドケース71に案内さ
れながら下方または上方に移動し、タイヤTに接近離隔
する。そして、このシリンダ73のピストンロッド74を突
出させて打点ブロック72をタイヤTに向かって移動させ
ると、両リール68、69間に張り渡されたマーキングテー
プ67は打点ブロック72の先端部によってサイドウォール
部Sの所定位置に押し付けられ打点が行われる。前述し
た取付けプレート64、ガイドケース71は全体として、前
記一対の支持軸65、66を支持する取付けフレーム75を構
成する。
【0014】77は前記他方の支持軸66に取り付けられ外
周に外歯78が形成された一方向クラッチであり、この一
方向クラッチ77の外歯78には前記打点ブロック72に取り
付けられたラック79が噛み合っている。そして、前記打
点ブロック72がラック79と共に打点を行うためにタイヤ
Tに接近しているときには、一方向クラッチ77は支持軸
66、リール69を打点ブロック72、ラック79から切り離し
て、打点ブロック72の移動力が支持軸66、リール69に伝
達されないようにし、また、打点ブロック72が打点を行
った後、タイヤTから離隔しているときには、一方向ク
ラッチ77は支持軸66、リール69を打点ブロック72、ラッ
ク79に接続し、打点ブロック72の移動力を支持軸66、リ
ール69に伝達してこれらを巻取り方向に回転させるよう
にしている。これにより、打点ブロック72がタイヤTに
接近してマーキングテープ67を押出し変形させていると
きには、マーキングテープ67は巻取られることはなく、
打点ブロック72が打点が終了した後、タイヤTから離隔
しているときにリール69に巻取られるのである。この結
果、打点ブロック72は走行中のマーキングテープ67に常
に逃げながら接触することになり、マーキングテープ67
が途中で切れるような事態を防止することができる。80
は基端部が取付けプレート64に回動可能に支持されたラ
チェット爪であり、このラチェット爪80の先端は支持軸
66に固定されたラチェットホイール81に係止されてお
り、これにより、リール69が逆方向に回転、即ち巻出し
方向に回転するのが防止される。
【0015】図4、6において、支持軸65、66の先端
(前端)にはそれぞれスリット84が形成され、これらの
スリット84の底面に形成された収納穴85には圧縮スプリ
ング86が収納されている。87は四角柱状の阻止体であ
り、この阻止体87は支持軸65、66の先端部の直径より細
い、換言すれば、阻止体87の縦断面における対角線の長
さは支持軸65、66の直径より小さい。また、前記阻止体
87の一側部には長手方向に延びる貫通した長円形のスロ
ット88が形成され、さらに、これら阻止体87の一端部は
半円形に形成されている。89は阻止体87の中央部側面に
形成された凹みであり、この凹み89には前記スプリング
86が当接することができる。90は両端部が支持軸65、66
の前端に支持され中央部がスリット84内に位置している
ピンであり、このピン90は前記阻止体87のスロット88内
に挿入されている。そして、リール68、69を支持軸65、
66に着脱する場合には、阻止体87をスロット88の一端と
ピン90とが接触するまで長手方向に移動させた後、該阻
止体87をピン90を中心として支持軸65、66の中心軸上に
位置するまで90度だけ揺動させるが、このとき、阻止体
87はリール68、69の通過を許容する。一方、リール68、
69が支持軸65、66に装着されると、阻止体87をピン90を
中心として支持軸65、66の中心軸に直交するまで90度だ
け揺動させた後、該阻止体87をスロット88の他端がピン
90に接触するまで長手方向に移動させる。このとき、阻
止体87の長手方向両端部が支持軸65、66から両側に突出
してリール68、69に当接するため、これらリール68、69
は支持軸65、66から抜け出るのが阻止されて固定され
る。また、このとき、スプリング86の一部が凹み89内に
挿入されるため、阻止体87の長手方向への移動が阻止さ
れる。そして、前述したような阻止体87を支持軸65、66
の先端部に設ければ、マーキングテープ用リール68、69
の着脱を容易としながら装着後の支持軸65、66によるリ
ール68、69の支持を確実とすることができる。
【0016】図1、3、4において、93は前記支持アー
ム58にほぼ平行に延び、前端が前記回動軸59に固定され
た連結アームであり、この連結アーム93の後端には昇降
プレート53の他側端にヘッド側が連結された上下方向に
延びるエアシリンダ95のピストンロッド96の先端(上
端)が連結されている。この結果、前記エアシリンダ95
が作動してピストンロッド96が突出したり引っ込んだり
すると、マーク打点機62は回動軸59を中心として揺動し
ながら下降、上昇し、打点を行う所定位置に対して接近
離隔するとともに、タイヤTの外表面に対する傾斜角度
が変化する。97は昇降プレート53の前面に固定されたブ
ラケットであり、このブラケット97には上下方向に延び
るストッパーボルト98がねじ込まれており、このストッ
パーボルト98はブラケット97に対するねじ込み位置を調
節することができる。99は前記連結アーム93の途中に取
り付けられたストッパーであり、このストッパー99は、
連結アーム93がピストンロッド96の突出によって上方に
揺動したとき、ストッパーボルト98の下端に当接して連
結アーム93およびマーク打点機62の揺動を停止させ、マ
ーク打点機62のタイヤTへの過接近を阻止する。そし
て、打点を行う所定位置、タイヤTの種類等の変更に応
じてマーク打点機62のタイヤTに対する傾斜角度を変更
する必要がある場合には、前記ストッパーボルト98のね
じ込み量を調節することにより容易に対処することがで
きる。
【0017】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。今、支持リム11に空気入りタイヤTが横置
きの状態で支持されているとともに、ユニフォミティマ
シンが該タイヤTのユニフォミティを測定しているとす
る。そして、このような測定が終了し、タイヤTの、例
えば上側サイドウォール部Sの所定位置にマークを打点
することになった場合には、まず、エアシリンダ23を作
動してピストンロッド24を突出させ、移動台60をガイド
レール21に沿ってねじ軸36の当接ブロック37がストッパ
ーとしてのピストンロッド32に当接するまで前方に移動
させる。これにより、マーク打点機62は所定位置の直上
近傍に到達する。このとき、ピストンロッド32は後側ス
トロークエンドまで突出しているので、ストッパーボル
ト40とピストンロッド31との間には所定の間隙41が形成
されている。次に、エアシリンダ95のピストンロッド96
を突出させることにより、連結アーム93を図1において
反時計回りに揺動させ、これにより、マーク打点機62を
所定位置の極く近傍まで接近させるとともに、打点ブロ
ック72の移動方向を該所定位置における法線に近付け
る。そして、前記連結アーム93の揺動はストッパー99が
ストッパーボルト98に当接したとき停止する。
【0018】次に、マーク打点機62のシリンダ73を作動
してピストンロッド74を突出させ、打点ブロック72をガ
イドケース71内においてタイヤTに接近するよう移動さ
せる。これにより、両リール68、69間に張り渡されたマ
ーキングテープ67はこの打点ブロック72の先端部によっ
てサイドウォール部Sの所定位置に押し付けられ打点が
行われる。このとき、打点ブロック72と共にラック79も
タイヤTに向かって移動するが、一方向クラッチ77が支
持軸66、リール69を打点ブロック72、ラック79から切り
離しているため、打点ブロック72の移動力は支持軸66、
リール69に伝達されることはなく、この結果、マーキン
グテープ67がリール68から巻出されてリール69に巻取ら
れることはない。また、このとき、ラチェット爪80の先
端がラチェットホイール81に係止されているため、支持
軸66、リール69がラック79の移動の影響を受けて巻出し
方向に回転する事態が確実に阻止される。
【0019】このようにしてサイドウォール部Sの所定
位置にマークが打点されると、シリンダ73のピストンロ
ッド74を引っ込めて打点ブロック72をタイヤTから離隔
させ初期位置に復帰させる。このとき、一方向クラッチ
77が支持軸66、リール69と打点ブロック72、ラック79と
を接続するため、打点ブロック72の移動力はラック79を
介して支持軸66に伝達され、リール69を巻取り方向に回
転させる。これにより、マーキングテープ67は所定長さ
だけリール68から巻出されリール69に巻取られる。この
とき、打点ブロック72は走行中のマーキングテープ67に
常に、押しながらではなく逃げながら接触することにな
るため、マーキングテープ67が途中で切れるような事態
を防止することができる。なお、この方向の回転のとき
にはラチェット爪80はラチェットホイール81から抜け出
ることができるため、支持軸66、リール69の巻取り方向
への回転は許容される。その後、エアシリンダ95、23の
ピストンロッド96、24を引っ込め、移動台60、マーク打
点機62を初期位置に復帰させる。
【0020】ここで、前述した所定位置近傍のマーク打
点機62によってマークを打点しようとしたところ、該マ
ーク打点機62が打点を行う所定位置に文字、記号等が存
在しているため、打点を行うことができないときには、
エアシリンダ27の後側シリンダ室29bにエアを供給し、
ピストンロッド31をストッパーボルト40に当接するまで
前方に突出させる。このとき、ストッパーであるピスト
ンロッド32も同量だけ前方に移動するため、移動台60は
マーク打点機62と共にエアシリンダ23からの移動力を受
けてピストンロッド32に追従しながら前方に間隙41と等
距離だけ移動し、これにより、マーク打点機62の打点位
置がこの間隙41分だけ前方にずれて文字等の存在しない
位置に変更される。このように複雑な作業を再度行うこ
となく、簡単容易に打点位置を変更することができるた
め、作業能率が向上する。
【0021】なお、マークの打点を行うのが下側のサイ
ドウォール部Sである場合には、最初にロータリーアク
チュエータ49を作動して回転軸46、垂直プレート51を回
転軸46回りに半回転させ、マーク打点機62をタイヤTよ
り下側まで移動させる。その後、前述の動作を行い下側
のサイドウォール部Sの所定位置にマークの打点を行
う。
【0022】次に、打点を行うタイヤTのサイズに変更
があった場合には、この変更に応じてハンドル38により
ねじ軸36を回転させて該ねじ軸36のねじ込み位置を変更
するとともに、ストッパーボルト98を回転させて該スト
ッパーボルト98のねじ込み位置を変更し、さらに、シリ
ンダ55のピストンロッド56の突出量を変更する。
【0023】そして、前述のようなマークの打点を繰り
返し行ってマーキングテープ67を使い切ると、空となっ
た旧リール68および使用済みマーキングテープ67を満巻
に巻取った旧リール69を支持軸65、66から取り外した
後、未使用マーキングテープ67が満巻に巻き付けられた
新リール68および空の新リール69を支持軸65、66にそれ
ぞれ装着してリール交換を行う。この場合には、ストッ
パーピン18を回転体17、固定フレーム13から取り外した
後、ベース25、移動台60を垂直軸回りに 110度程度回転
させ、マーク打点機62をタイヤTから大きく離れた退避
位置まで移動させる。次に、支持軸65、66に直交する方
向に延びている阻止体87をスロット88の一端とピン90と
が接触するまで長手方向他側に移動させた後、該阻止体
87をピン90を中心として支持軸65、66の中心軸上に位置
するまで90度だけ揺動させる。次に、前述の旧リール6
8、69を支持軸65、66から抜き出すが、このとき、阻止
体87は支持軸65、66の中心軸上に位置しているため、こ
れらリール68、69の通過が許容される。次に、新リール
68、69を支持軸65、66に装着した後、阻止体87をピン90
を中心として該阻止体87が支持軸65、66の中心軸に直交
するまで90度だけ揺動させる。次に、前記阻止体87をス
ロット88の他端がピン90に接触するまで長手方向に移動
させるが、このとき、阻止体87の長手方向両端部が支持
軸65、66から突出してリール68、69に当接し、これによ
り、新リール68、69は支持軸65、66から抜け出るのが阻
止され該支持軸65、66に固定される。また、このとき、
スプリング86の一部が凹み89内に挿入されるため、阻止
体87の長手方向への移動が阻止され、新リール68、69の
抜け出し阻止が確実となる。次に、ベース25、移動台60
を前述と逆方向に同一角度だけ回転させマーク打点機62
を初期位置に復帰させた後、ストッパーピン18を回転体
17、固定フレーム13の双方に挿入し、回転体17を固定フ
レーム13に連結して回転を停止させる。
【0024】なお、前述の実施形態においては、エアシ
リンダ27によってストッパーであるピストンロッド32を
突出させたり引っ込ませることにより、移動台60を2つ
の停止位置の間で移動させるようにしたが、この発明に
おいては、ストッパーを3以上の位置に停止あるいは無
段階に停止させることにより、移動台の停止位置を変更
するようにしてもよい。また、前述の実施形態において
は、ベース25を手作業で回転させるようにしたが、この
発明においてはシリンダ、モータ等を用いて回転させる
ようにしてもよい。この場合には停止部材としてのスト
ッパーピン18を省略することも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定位置においてマーク打点が行えないとき、簡単
容易にマーク打点位置を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す一部が破断された
正面図である。
【図2】一部が破断された図1のIーI矢視断面図であ
る。
【図3】一部が破断された図1のIIーII矢視断面図であ
る。
【図4】一部が破断された図1のIIIーIII矢視断面図で
ある。
【図5】一部が破断された図4のIVーIV矢視断面図であ
る。
【図6】支持軸の先端部の展開斜視図である。
【符号の説明】
12…マーキング装置 13…固定フレーム 18…停止部材 23…エアシリンダ 25…ベース 27…変更手段 32…ストッパー 60…移動台 62…マーク打点機 65、66…支持軸 67…マーキングテープ 68、69…リール 72…打点ブロック 73…接離機構 75…取付けフレーム 77…一方向クラッチ 78…外歯 79…ラック 87…阻止体 T…空気入りタイヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定フレームに支持されたベースと、該ベ
    ースに移動可能に支持された移動台と、該移動台に移動
    力を付与することで該移動台を横置きの状態で設けられ
    た空気入りタイヤに対し接近離隔させるエアシリンダ
    と、移動台の先端部に取り付けられ前記空気入りタイヤ
    の所定位置にマークを打点するマーク打点機と、ベース
    に設けられ、移動台が当接したとき、該移動台の移動を
    停止させるストッパーとを備えたマーキング装置におい
    て、前記ストッパーを移動台の移動方向に移動させて移
    動台の停止位置を変更する変更手段を設け、該移動台の
    停止位置の変更によりマーク打点機による打点位置を変
    更するようにしたことを特徴とするマーキング装置。
  2. 【請求項2】前記変更手段を移動台の移動方向に延びる
    エアシリンダから構成するとともに、ストッパーを前記
    エアシリンダのピストンロッドから構成し、移動台を2
    つの停止位置で停止させられるようにした請求項1記載
    のマーキング装置。
  3. 【請求項3】前記固定フレームにベースを垂直軸回りに
    回転可能に支持させるとともに、該ベースを固定フレー
    ムに連結してベースの回転を停止させる取り外し可能な
    停止部材を設け、ベースを移動台、マーク打点機と一体
    的に回転させるときには、停止部材を取り外してベース
    をフリー回転できるようにした請求項1記載のマーキン
    グ装置。
  4. 【請求項4】前記マーク打点機は、取付けフレームと、
    該取付けフレームに支持された一対の支持軸と、これら
    支持軸にそれぞれ着脱可能に装着され、マーキングテー
    プが巻取られた一方のリールおよび該一方のリールから
    巻出されたマーキングテープを巻取る他方のリールと、
    これら両リール間に張り渡されたマーキングテープを空
    気入りタイヤに押し付けることで打点を行う打点ブロッ
    クと、該打点ブロックを空気入りタイヤに接近離隔させ
    る接離機構と、他方の支持軸に連結され外周に外歯が形
    成された一方向クラッチと、前記打点ブロックに取り付
    けられるとともに前記一方向クラッチの外歯に噛み合う
    ラックとを有し、前記打点ブロックが空気入りタイヤに
    接近しているときには、一方向クラッチにより他方のリ
    ールをラックから切り離してマーキングテープの巻取り
    を行わないようにし、打点ブロックが空気入りタイヤか
    ら離隔しているときには、一方向クラッチによりラック
    と他方のリールとを接続してマーキングテープの巻取り
    を行うようにした請求項1記載のマーキング装置。
  5. 【請求項5】前記支持軸の先端部に、リールの支持軸へ
    の着脱時には支持軸の中心軸上を延びてリールの通過を
    許容し、リールの支持軸への固定時には支持軸の中心軸
    に直交するよう延びてリールが支持軸から抜け出るのを
    阻止する揺動可能な阻止体を設けた請求項4記載のマー
    キング装置。
JP16809197A 1997-06-10 1997-06-10 マーキング装置 Pending JPH10337847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16809197A JPH10337847A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 マーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16809197A JPH10337847A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 マーキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10337847A true JPH10337847A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15861686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16809197A Pending JPH10337847A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 マーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10337847A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005774A (ja) * 2000-04-17 2002-01-09 Yamato Scale Co Ltd タイヤのマーキング装置
KR100872374B1 (ko) 2007-06-28 2008-12-05 금호타이어 주식회사 타이어 마킹 장치
WO2012093439A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 株式会社神戸製鋼所 マーキングヘッドおよびマーキング装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005774A (ja) * 2000-04-17 2002-01-09 Yamato Scale Co Ltd タイヤのマーキング装置
KR100872374B1 (ko) 2007-06-28 2008-12-05 금호타이어 주식회사 타이어 마킹 장치
WO2012093439A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 株式会社神戸製鋼所 マーキングヘッドおよびマーキング装置
JP2012145379A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Kobe Steel Ltd マーキングヘッドおよびマーキング装置
CN103282756A (zh) * 2011-01-07 2013-09-04 株式会社神户制钢所 标记头和标记装置
US8727462B2 (en) 2011-01-07 2014-05-20 Kobe Steel, Ltd. Marking head and marking device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2570485Y2 (ja) 印刷機の刷版交換装置
US6733058B1 (en) Winding roll lifting device with adjustable supporting arm and chuck member
JPH10337847A (ja) マーキング装置
JP2001322244A (ja) 版交換装置
JPH10157061A (ja) クリーム半田のスクリーン印刷装置
JP2844231B2 (ja) 印刷機の刷版保持装置
JP2628075B2 (ja) オートリールローダ
CN213056372U (zh) 一种标签印刷机张紧装置
US5190385A (en) Ink ribbon regenerating device
KR100233036B1 (ko) 코일 권선장치의 코일 풀림 방지용 지그
US3277991A (en) Wax absorbent ribbon for stencil cutting machine
JP2844230B2 (ja) 枚葉印刷機の版万力装置
JP3806510B2 (ja) 巻取コア供給装置
JPH0613190Y2 (ja) 粘着テ−プの貼り付け装置
JP2590784Y2 (ja) 印刷機の刷版供給装置
JPH05220930A (ja) パッド印刷機におけるインクポットとその取付装置
CN220373374U (zh) 一种具有测距结构的壁纸裁切设备
JP2580156Y2 (ja) 紙管供給装置
JPH03158346A (ja) ウェブ形状の材料のスプールの自動クランピング装置
JP2507469Y2 (ja) 圧力容器の刻印装置
JPH1034432A (ja) 管体定寸切断装置
JP4540179B2 (ja) 印刷機
JPH03176150A (ja) 版胴への刷版装着装置
JP2884245B2 (ja) 印刷機の刷版保持装置
JPH09123717A (ja) タイヤ着脱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040531

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20041201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050224

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02