JPH10335019A - カードエッジ型コネクタ - Google Patents

カードエッジ型コネクタ

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JPH10335019A
JPH10335019A JP10041310A JP4131098A JPH10335019A JP H10335019 A JPH10335019 A JP H10335019A JP 10041310 A JP10041310 A JP 10041310A JP 4131098 A JP4131098 A JP 4131098A JP H10335019 A JPH10335019 A JP H10335019A
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card
card edge
insertion hole
contacts
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JP10041310A
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Kazue Asakawa
和重 浅川
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AMP Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型高密度且つ低挿抜力のカードエッジ型コ
ネクタを提供すること。 【解決手段】 カードエッジ型コネクタ10、10’は
ハウジング20、20’の長手方向に沿うカードエッジ
挿入孔21、21’の両側に複数列状に配置されたコン
タクト40、40’を有する。各コンタクト40、4
0’は、略平板状の固定部41、41’と、これと略直
交する弾性接触部42、42’を有する。また、ハウジ
ング20、20’の端部には、接地部材30が固定さ
れ、この接地部材30はハウジング20、20’の端面
から突出する弾性接触片31と、回路基板への半田付脚
32を有する。カードエッジ型コネクタ10、10’は
カード50、50’と共にシールドケースで包囲され、
接地部材を介して回路基板に接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタ、特に
カード又は子基板のエッジ(端部)に形成されたコンタ
クトパッドを介して親基板と相互接続するカードエッジ
型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器又は電子応用機器、例えば
パーソナルコンピュータ(パソコン)等にあっては、2
枚の回路基板、例えばメモリカード等の子基板(以下単
にカードという)と親基板(マザーボード)を相互に直
交関係で相互接続する場合がある。また、電気通信機
器、例えば電子交換機等にあっては、バックプレーンと
称される親基板に多数のカードを直交関係で接続する。
これらの場合の相互接続にカードエッジ型コネクタが一
般に使用され、広く普及している。
【0003】斯るカードエッジ型コネクタの技術開発課
題は、小型高密度化である。これらの機器に使用される
マイクロプロセッサ等は8ビットから16ビット、32
ビットと益々高度高性能化している。それに従って、必
要とする入出力(I/O)データ用その他に多数の信号
路があり、その接続に使用されるカードエッジ型コネク
タのコンタクト数は益々増加する。例えば120又は2
00個以上のコンタクトを必要とする例も多い。また、
これらの機器は軽薄短小化の要求が強く、カードエッジ
型コネクタが小型することによりコネクタは必然的に高
密度化することとなる。
【0004】しかし、列状に配置されるコンタクトは有
限の寸法を有するので、相互に接触(短絡)することな
く高信頼性の電気的接続を行う為には、列状に配置され
る隣接コンタクトのピッチには限界があり、カードエッ
ジ型コネクタの高密度化の制限要因となっている。
【0005】従来のカードエッジ型コネクタの例とし
て、例えば実開昭50−74488号公報、米国特許第
5,026,292号及び第5,259,768号に開
示されている。これを夫々図4乃至図6に示す。図5及
び図7のカードエッジ型コネクタにあっては、カードの
端部両面に夫々信号コンタクト及び接地コンタクトを配
置して、高速又は高周波信号の伝送を可能としている。
また、図6のカードエッジ型コネクタにあっては、カー
ド挿入孔(又は溝)の異なる高さ位置に接触部を有する
金属板を打抜いて形成した比較的薄いコンタクトを有す
る。
【0006】
【発明の解決課題】しかし、これら図5乃至図7の従来
のカードエッジ型コネクタにあっては高密度且つ高信頼
性化にとって、下記の問題点を有する。先ず、これら従
来のカードエッジ型コネクタは、カードのエッジ両側に
カードに沿って信号コンタクトは一列に配置されている
のみであるので、十分に高密度化を行うことができな
い。特に、図5のカードエッジ型コネクタは、平板状の
金属板を折曲げてコンタクトを形成するので高密度化が
困難である。図7のカードエッジ型コネクタにあって
は、コンタクトの金属板を薄形とすることにより比較的
高密度化は可能であるが、コンタクトの接触部が必要と
する弾性を考慮すると薄形化に限界がある。しかもコン
タクトのカードのコンタクトパッドとの接触面は金属板
を打抜き(スタンピング)により形成される剪断面であ
るので、表面の平坦性に欠け、カードを複数回挿抜する
と、カードのコンタクトパッドの金めっき層が切削さ
れ、安定な接触が困難になる。更に、従来のカードエッ
ジ型コネクタは、全体をシールドする構成になっていな
い。
【0007】従って、本発明の目的は、高密度化が可能
であり、しかもカードのコンタクトパッドとの良好且つ
高信頼性の電気的接触が可能であり、多数回の挿抜に耐
えることができるカードエッジ型コネクタを提供するこ
とである。また、本発明の別の目的は、複雑は構成を使
用することなくカードが比較的低挿入力で良好な接続が
可能なカードエッジ型コネクタを提供することである。
更に、本発明の目的は接続されたカードをシールドする
シールドケースを具えるカードエッジ型コネクタを提供
することである。
【0008】
【課題解決の為の手段】上述した従来技術の課題を解決
すると共に上述の目的を達成する為に、本発明のカード
エッジ型コネクタはハウジングの長手方向の略中央に沿
って形成されたカードエッジ挿入孔の両側に複数のコン
タクトが配置され、カードエッジ挿入孔に挿入されるカ
ードのエッジに形成されたコンタクトパッドと複数のコ
ンタクトとが相互に接触する形式のコネクタであって、
下記の特徴を有する。
【0009】先ず、コンタクトは、カードエッジ挿入孔
に対して略直交する固定部と、この固定部に対して略直
角に折曲げられカード表面のコンタクトパッドと接触す
る弾性接触部とを有することを特徴とする。
【0010】次に、各コンタクトは上述の如く相互に略
直交する固定部及び弾性接触部を有すると共に、固定部
をカードエッジ挿入孔に対して順次離れる複数の所定位
置に列状に配置し、接触部はハウジングの底面から異な
る高さ位置に順次オフセットして配置することを特徴と
する。
【0011】最後に、各コンタクトは上述の如く相互に
略直交する固定部と弾性接触部とを具え、ハウジング両
端には外方に接触片が突出する接地部材が配置され、カ
ードとハウジングとを包囲するシールドケースがこの接
地部材を介して接地されることを特徴とする。
【0012】
【実施形態】以下、本発明のカードエッジ型コネクタの
好適実施形態を添付図を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明のカードエッジ型コネクタ
10の好適実施形態を示す。図1(A)は上(平)面
図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は側面図
である。但し、(D)の側面図は、(A)乃至(C)の
他の図より拡大して示す。また、図2は、図1のカード
エッジ型コネクタ10の説明図であり、図1(B)の線
A−Aに沿う拡大断面図である。
【0014】この特定実施形態のカードエッジ型コネク
タ10は、細長い略矩形状(又は直方体)のハウジング
20を有する。このハウジングの長手方向中央には、上
面から底面近傍に延びるカードエッジ挿入孔(スロッ
ト)21が形成され、例えばメモリカード(図示せず)
の両面にコンタクトパッドが形成されたカードエッジが
挿入されるよう構成している。また、図1(B)に一部
切欠いて示す如く、ハウジング20の両端部からガイド
ポスト22a、22bが起立し、各ガイドポスト22に
は1対の開口23が形成され、後述する接地部材30が
挿入保持される。この接地部材30は、ハウジング20
の両端面から外方に突出する弾性接触片31を有する。
【0015】また、図1(C)に最もよく示す如く、ハ
ウジング20の底面には、上述した上方からのカードエ
ッジ挿入孔21の長さ方向(即ちハウジング20自体の
長さ方向)と直交方向且つこのカードエッジ挿入孔21
の両側に、例えば5mmピッチでコンタクト40を挿入
固定する開口又はスロット24が形成されている。これ
ら各開口24には、その長手方向と略直交方向、即ちカ
ードエッジ挿入孔21と平行に、このカードエッジ挿入
孔21の各側に3個のコンタクト保持溝25が形成され
ている。これら開口24内に挿入保持される隣接するコ
ンタクト40のピッチ、即ちコンタクト保持溝25の間
隔は、例えば約3mmである。その結果、図1(D)に
示すコンタクト40の半田付脚44のピッチは約3mm
一定となる。
【0016】斯る構成とすることにより、カードエッジ
型コネクタ10は、例えば全長約100mm、幅約20
mm、高さ約30mmのハウジング20に、例えば12
0個のコンタクト40を有する小型高密度となる。
【0017】次に、図1及び図2を参照して、本発明の
カードエッジ型コネクタ10を更に詳細に説明する。図
2に示す如く、ハウジング20の両端のガイドポスト2
2の内面には、上端にテーパ26aが形成されたカード
案内溝26が垂直方向、即ちカードの挿入方向に形成さ
れている。従って、このハウジング20のカードエッジ
挿入孔21に挿入されるカードは、このガイドポスト2
2のカード案内溝26に沿ってカードの両端がカードエ
ッジ挿入孔21内に円滑に案内挿入される。また、カー
ドをカードエッジ型コネクタ10から抜去する場合も同
様であることが理解できよう。このカード案内溝26と
カードの寸法を精密に形成することにより、カードのコ
ンタクトパッドとハウジング20内のコンタクト40と
のアライメントが維持される。
【0018】また、図2から明らかな如く、両端のガイ
ドポスト22間のハウジング20は、両側から中央に向
けて傾斜した傾斜部27を有し、その頂部中央に上述し
たカードエッジ挿入孔21が形成される。両側の傾斜部
27により全体として略凸字状の断面をなし、そのハウ
ジング20の中空部に、カードエッジ挿入孔21の両側
に対称に3列又は3段のコンタクト40が対向配置され
ている。
【0019】各コンタクト40は、ハウジング20の底
面近傍に固定される固定部41と、この固定部41の上
端近傍から更に上方へ起立する片持ち梁状の弾性接触部
42とを有する。ここで注目すべきは、固定部41と弾
性接触部42とは相互に略直交関係に形成されているこ
とである。このコンタクト40は、好ましくは銅合金の
弾性金属板を打抜き折曲げ加工により形成される。ま
た、コンタクト40は、カードエッジ挿入孔21に近い
内側列、その外側の中央列及び最も外側の外側列の3種
類のコンタクト群により形成され、夫々順次大寸法に形
成されていることである。
【0020】各コンタクト40の固定部41は略矩形の
平板状であるが、夫々カードエッジ挿入孔21から遠い
垂直端縁が固定部41の本体に対して略直角にL字状に
曲げられている。この直角に折曲げられた端縁43は、
図2中に破線で示す。この端縁を図1(C)を参照して
上述したコンタクト保持溝25に挿入して、コンタクト
40を保持すると共に、カードエッジ挿入孔21から各
コンタクト40の列位置(間隔)を正確に定め維持する
ことに注目されたい。
【0021】各コンタクト40の固定部41の下端の略
中央から下方に半田付脚44が形成され、カードエッジ
型コネクタ10のハウジング20から下方に延出し、例
えば回路基板(図示せず)のスルーホールに挿入され
て、その周囲の半田パッドに従来技法により半田付接続
される。この固定部41の上端近傍のカードエッジ挿入
孔21側(内縁)から固定部41の本体面と略直交して
折曲げられ、上述した弾性接触部42が形成されてい
る。この弾性接触部42は、上述した固定部41と同
様、内側列、中央列及び外側列に応じて順次高さが増加
する。
【0022】図2に示す如く、これら内側列、中央列及
び外側列のコンタクト40の弾性接触部42は、いずれ
もカードエッジ挿入孔21に挿入されるカードの表面と
接触するよう、カードエッジ挿入孔21の両側面より僅
かに内方に位置にアライメントされている。その為に、
例えば図1及び図2の特定実施形態のカードエッジ型コ
ネクタ10にあっては、外側列のコンタクト40の固定
部41の上端部はカードエッジ挿入孔21側に略逆L字
状に延びている。斯る特定実施形状又は構成により、各
コンタクト40は隣接する列の他のコンタクト40と干
渉(接触)することなく、略一定間隔を保持することが
できる。また、弾性接触部42は、各列のコンタクト4
0につき略同様の接触特性(例えば接圧又は接触抵抗)
を得ることが可能になる。
【0023】尚、図1(B)、(D)及び図2に最もよ
く示す如く、このカードエッジ型コネクタ10のハウジ
ング20の両端の接地部材30は、全体的に略U字状に
形成された弾性金属板により形成される。この接地部材
30は、ハウジング20の両端中央部に例えば約3mm
幅の接地用半田付脚32を有し、他端が外方に略U字状
に折曲げられ、カードが挿入されたカードエッジ型コネ
クタ10の全面を包囲するアルミニウム等の金属板製の
シールドケース(図示せず)の内面と電気的接触して、
これを接地部材30の半田付脚32を介して効果的に接
地する。その結果、シールドケースには、半田付脚等の
接地手段を設ける必要がなく、カードエッジ型コネクタ
10に接続されたカードを簡単に挿抜し、例えば交換す
ることが可能になる。
【0024】次に図4(A)及び(B)を参照して、他
の実施形態のカードエッジ型コネクタ100及びそれに
使用される接地部材130を示す。(A)は接地部材1
30がハウジング120に取り付けられた状態を、シー
ルドケース200と共に示す斜視図である。(B)は接
地部材130の単体を示す斜視図である。
【0025】以下、図4(A)及び(B)を参照して説
明する。なお、説明にあたり、前述の実施形態と対応す
る部分には、参照番号の頭に1を付して説明する。ハウ
ジング120には先の実施形態と同様に、両端部にガイ
ドポスト122を有する。ガイドポスト122には内側
にカード案内溝126が、カード挿入方向に沿って形成
されている。ガイドポスト122の両側面163には、
ハウジング120の底面からガイドポスト122の頂面
162近傍まで上方に延びる溝160が各々形成されて
いる。更に、ガイドポスト122の端面164にも同様
に溝160より幅広の溝166が形成されている。溝1
60と溝166は下部の隅部に位置する凹み(切欠き)
168により連通している。
【0026】図4(A)にはこれらの溝160、166
に接地部材130が挿入された状態が示されているが、
ここで接地部材130について(B)を参照して説明す
る。接地部材130は、側壁134を基体138の両側
に有する略コ字状の本体136と、側壁134から各々
垂下する接地用半田付脚132、側壁134から内側に
一旦折れ曲がった後、上方に延びる弾性接触片135、
及び本体136の基体138から上方に延びる弾性接触
片131を有する。
【0027】弾性接触片135は、L字形の底部の上向
き部分にバーブ(刺)135bを有する。弾性接触片1
35の先端部は外方に湾曲した接触部135cとなって
いる。弾性接触片131は、同様に外方に湾曲した係止
部131aを有する。係止部131aには略矩形の開口
131bが穿設されている。
【0028】この接地部材130をハウジング120に
組み付けるには、弾性接触片135、131を、ハウジ
ング120の下面側から上方に向けて溝160、166
に夫々沿って挿入する。その際、バーブ135bが溝1
60の両側の内壁と干渉して、接地部材130がガイド
ポスト122に固定される。しかし、接触部135c、
係止部131aは溝160、溝166の中で夫々弾性的
に撓み得る状態となっている。ハウジング120の凹み
168の下向き当接面168aは、接地部材130の側
壁134の上縁134dの必要以上の侵入を規制する面
として機能する。接地部材130が完全に装着されたと
き、弾性接触片131、135の先端131c、135
eが夫々溝166、160内にあり、ガイドポスト12
2の端面164、側面163から外側に位置しないこと
が望ましい。
【0029】次に図4(A)を参照して接地部材130
が取付けられたハウジング120に、シールドケース2
00が装着される状態について説明する。金属製のシー
ルドケース200は、ハウジング120とそれに取付け
られた子基板50を覆うよう構成されたものであるが、
図ではその一部分の取付部202のみを示す。シールド
ケース200の端壁204には、弾性部材130の係止
部131a近傍上部に対応して略矩形の開口206が形
成されると共に、この開口206の両側には切り起こし
により1対のタブ208、208が形成される。これら
のタブ208、208が、固定端の両側にスロット21
2、212を各々有する。タブ208、208は接地部
材130の接触部135cに対応する位置に形成されて
いる。
【0030】開口206の下縁には内向きの突起214
が形成されている。シールドケース200を矢印方向に
移動させてハウジング120に被冠させると、シールド
ケース200の側壁216はハウジング120の側壁1
28を覆い、シールドケース200の端壁204はガイ
ドポスト122の端面164を覆う。これによりタブ2
08は接触部134cと弾性的に接触し、突起214は
開口131bの上縁131dと係合してシールドケース
200を抜け止めする。
【0031】従って、シールドケース200はタブ21
2と、接地部材の弾性接触片134aを介して接地接続
がなされ、突起214と開口131bによりハウジング
120に固定される。タブ208は片持梁状であると同
時にスロット212を有しているので、弾性があり、弾
性接触片135の弾性とも相俟って確実に接地接続され
る。しかもタブ208は両側に一対設けられているの
で、ハウジング120との位置ずれ、取付誤差があって
もそれを十分補償することができる。係止部131aと
接地用半田付部132との距離、即ち電気経路は先の実
施例より短い。
【0032】また、上述の実施形態のカードエッジ型コ
ネクタ10はカードエッジ挿入孔20の各側に3列、合
計6列のコンタクト40を有する場合を示した。しか
し、本発明のカードエッジ型コネクタは何らコンタクト
が6列に配置されていることを必須要件とするものでは
なく、4列又は8列以上のコンタクトを有してもよい。
図3は、本発明の他の実施形態のカードエッジコネクタ
10’を示す図2に対応する断面図である。図3に示す
他の実施形態のカードエッジ型コネクタ10’による
と、カードエッジ挿入孔21’の各側に4列、合計8列
のコンタクト40’を有する更に高密度化が実現でき
る。このカードエッジ型コネクタ10’によると、ハウ
ジング20’の全長及び高さを図1及び図2のカードエ
ッジ型コネクタ10’と略同じくし、幅は例えば約27
mmで多少増加するが、コンタクト40’の総数は16
0個に約33%増加できることが理解できよう。逆にコ
ンタクト総数を一定にするとハウジングの全長の短縮が
可能となる。
【0033】次に、図4を参照して、図1−図2及び図
3のカードエッジ型コネクタ10、10’に使用するカ
ード50、50’のエッジ(端部)のコンタクトパッド
の形状配置を説明する。図4(A)はコンタクトが6列
の場合のカード50のエッジ平面図、(B)はコンタク
トが8列の場合のカード50’のエッジ平面図を示す。
図4(A)、(B)において、コンタクトパッド51は
カードエッジに対し直交方向に3列又は4列略一定ピッ
チで形成され、各パッド51はラン(導電路)52を介
して所定回路(図示せず)に接続されること従来どおり
である。
【0034】以上、本発34カードエッジ型コネクタの
2実施形態を説明した。しかし、本発明は斯る特定実施
形態のみに限定されるべきでなく、本発明の要旨を逸脱
することなく種々の変更変形が可能であることが、当業
者には容易に理解できよう。本発明のカードエッジ型コ
ネクタは必ずしもシールドケースを用いるシールド型で
あることを要件としない。接地部材を省いて、その位置
にカードエッジ型コネクタと取付回路基板間の位置決め
用ポストを形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のカードエッジ型コネクタによると、カードエッジ挿入
孔に対して略直交する固定部と、これと直交してカード
エッジ挿入孔と略平行な弾性接触部とを有する複数のコ
ンタクトをハウジングのカードエッジ挿入孔の両側に夫
々複数列配置するので、極めて小型高密度のカードエッ
ジ型コネクタを得ることが可能である。コンタクトの接
触部は、金属板の平坦なロール面を使用するので、多数
回のカードの挿抜を行ってもカードのコンタクトパッド
を傷めることなく、安定した高信頼性の接触を行うこと
が可能である。
【0036】ここで、各コンタクトの弾性接触部は、カ
ードエッジ挿入孔からの距離に応じて高さを異ならせて
いる。即ち、内側の接触部は低く、外側のコンタクトの
接触部は高く設定している。その為に、カードエッジ挿
入孔にカードが挿入されると、コンタクト列毎に順次カ
ードのコンタクトパッドと接触するので、カードの挿抜
力を低く抑えることが可能である。
【0037】また、各コンタクトの固定部の端縁を本体
に対して折曲げ、ハウジングのコンタクト挿入孔を一連
のスロット状とし、これと直交するコンタクト保持溝を
形成し、これによりコンタクトの保持位置を確実に維持
することが可能になる。従って、6列又は8列の如く、
多数列のコンタクトを有するカードエッジ型コネクタに
好適である。
【0038】更に、本発明のカードエッジ型コネクタに
よると、ハウジング端部から外面に突出する弾性接触片
を有する接地部材を有し、カードエッジ型コネクタ及び
カード全体を包囲するシールドケースを効果的に接地
し、確実なシールドを得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードエッジ型コネクタの好適実施例
を示し、(A)は上面図、(9B)は正面図、(C)は
底面図、(D)は拡大側面図である。
【図2】図1(B)の線A−Aに沿うカードエッジ型コ
ネクタの拡大断面図である。
【図3】本発明のカードエッジ型コネクタの他の実施形
態の図2と同様の断面図である。
【図4】(A)はハウジングと、シールドケースの他の
実施形態の取付構造を示す斜視図であり、(B)は接地
部材の斜視図である。
【図5】本発明のカードエッジ型コネクタに使用される
カードのエッジ(端部)に形成されたコンタクトパッド
及びランの形状を示し、(A)は図1及び図2の6列コ
ンタクト用カード、(B)は図3の8列コンタクト用カ
ードの平面図である。
【図6】従来のカードエッジ型コネクタを示す、部分的
に断面した斜視図である。
【図7】他の従来のカードエッジ型コネクタを示す、図
6と同様の斜視図である。
【図8】更に別の従来のケードエッジ型コネクタを示
す、断面図である。
【符号の説明】
10、10’、100 カードエッジ型コネクタ 20、20’、120 ハウジング 21、21’、121 カードエッジ挿入孔 22、122 ガイドポスト 24 開口(スロット) 25 コンタクト保持溝 30、130 接地部材 31、131、135 弾性接触片 40、40’ コンタクト 41、41’ 固定部 42、42’ 弾性接触部 50 カード 51 コンタクトパッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの長手方向の略中央に沿って
    形成されたカードエッジ挿入孔の両側に複数のコンタク
    トが配置され、前記カードエッジ挿入孔に挿入されるカ
    ードのエッジに形成されたコンタクトパッドと前記複数
    のコンタクトとが相互に接触するカードエッジ型コネク
    タにおいて、 前記コンタクトは、前記カードエッジ挿入孔に対して略
    直交する固定部と、該固定部に対して略直角に折曲げら
    れ、前記カードエッジ挿入孔に挿入される前記カード表
    面の前記コンタクトパッドに接触する弾性接触部とを有
    することを特徴とするカードエッジ型コネクタ。
  2. 【請求項2】 ハウジングの長手方向の略中央に沿って
    形成されたカードエッジ挿入孔の両側に複数のコンタク
    トが配置され、前記カードエッジ挿入孔に挿入されるカ
    ードのエッジに形成されたコンタクトパッドと前記複数
    のコンタクトとが相互に接触するカードエッジ型コネク
    タにおいて、 前記コンタクトは前記カードエッジ挿入孔に対して略直
    交する固定部と、該固定部に対して略直角に折曲げられ
    た弾性接触部とを具え、 前記コンタクトの前記固定部は前記カードエッジ挿入孔
    に対して順次離れる複数位置に列状に配置され、前記接
    触部は前記ハウジングの底面から異なる高さ位置に延び
    ることを特徴とするカードエッジ型コネクタ。
  3. 【請求項3】 ハウジングの長手方向の略中央に沿って
    形成されたカードエッジ挿入孔の両側に複数のコンタク
    トが配置され、前記カードエッジ挿入孔に挿入されるカ
    ードのエッジに形成されたコンタクトパッドと前記複数
    のコンタクトとが相互に接触するカードエッジ型コネク
    タにおいて、 前記コンタクトは前記カードエッジ挿入孔に対して略直
    交する固定部と、該固定部に対して略直角に折曲げられ
    た弾性接触部とを具え、 前記ハウジングの両端部には外面に突出する弾性接触片
    を有する接地部材が固定され、 前記ハウジングには前記カードが挿入された状態でシー
    ルドケースが被冠され、前記接地部材の接触片を介して
    接地されることを特徴とするカードエッジ型コネクタ。
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