JPH10334191A - カードリーダライタのカード板厚検出装置 - Google Patents

カードリーダライタのカード板厚検出装置

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JPH10334191A
JPH10334191A JP14665097A JP14665097A JPH10334191A JP H10334191 A JPH10334191 A JP H10334191A JP 14665097 A JP14665097 A JP 14665097A JP 14665097 A JP14665097 A JP 14665097A JP H10334191 A JPH10334191 A JP H10334191A
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JP
Japan
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card
roller
thickness
pair
angle
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JP14665097A
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Susumu Kojima
進 小島
Toshihiko Kasuya
俊彦 粕谷
Tadao Ogino
忠男 荻野
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】規定厚以外のカードがカードリーダ内のアクセ
ス装置内に侵入することを可及的に防止するようにした
カードリーダライタのカード板厚検出装置を提供する。 【解決手段】カード搬送手段4のカード挿入口5直後に
配設された上下一対のローラ7、8からなる第1の搬送
ローラ6のうち、上方に位置するローラ7を上下動自在
に支承する昇降手段16と、第1の搬送ローラ6の上方
に位置するローラ7の上下動の変位を角度の変位に変換
する変位量変換手段31と、該変位量変換手段31によ
り変換された角度の変位量を検出する角度検出手段41
と、カードを第1の搬送ローラ6と該第1の搬送ローラ
6の下流に配設された上下一対のローラ12、13から
なる第2の搬送ローラ11とにより同時に把持した際の
角度検出手段41の検出値に基づきカードの板厚が規定
の板厚以内にあるか否かを判断する制御手段とを具備し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード挿入口か
ら挿入されたカードが規定の板厚以内にあるか否かを検
出するカードリータライタのカード板厚検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、一枚のカード上に磁気記録領
域、光記録領域、IC記憶領域等の各種情報記録あるい
は記憶領域を形成したカードが提案され、またこのよう
なカードの各記録あるいは記憶領域に対する情報の記録
再生処理を行う装置として、カードリーダライタが提供
されている。
【0003】このカードリーダライタは、カード搬送路
に上下に相対向して配設された一対のローラからなる搬
送ローラをカード搬送路に沿って複数併設して構成され
るカード搬送手段により、カード挿入口から挿入された
カードをカード搬送路の上流(カード挿入口側)から下
流へ向け往復搬送し、その間にカードの各情報記憶ある
いは記録領域にアクセスして情報の記録再生処理を行う
ものである。
【0004】一方、上述した従来のカードリーダライタ
では、規定の板厚以外のカードがカード挿入口から挿入
された場合でも、一旦はカード搬送路に沿って往復走行
させ、その下流に配設された上下一対の磁気ヘッド等の
アクセス装置内を走行させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のカードリーダライタによると、規定の板厚以外のカ
ードがカード挿入口から挿入された場合でも、一旦はカ
ード搬送路に沿って往復走行させ、その下流に配設され
た上下一対の磁気ヘッド間を走行させるようにしている
ため、規定厚以上のカードが磁気ヘッド間を走行する
と、そのカードが磁気ヘッドに挟まれてカード搬送路内
で詰まったり、カードにより磁気ヘッドそのものが損傷
を受けるなど故障原因となる虞があった。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑み、規定厚
以外のカードがカードリーダ内のアクセス装置内に侵入
することを可及的に防止するようにしたカードリーダラ
イタのカード板厚検出装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、カードを上下面から把持する上下
一対のローラからなる搬送ローラをカード搬送路に沿っ
て複数個並設したカード搬送手段によりカード挿入口か
ら挿入されたカードを前記カード搬送路に沿って往復走
行させるようにしたカードリーダライタにおいて、前記
カード搬送手段の前記カード挿入口直後に配設された上
下一対のローラからなる第1の搬送ローラのうち、上方
に位置するローラを上下動自在に支承する昇降手段と、
前記第1の搬送ローラの上方に位置するローラの上下動
の変位を角度の変位に変換する変位量変換手段と、該変
位量変換手段により変換された角度の変位量を検出する
角度検出手段と、前記カードを前記第1の搬送ローラと
該第1の搬送ローラの下流に配設された上下一対のロー
ラからなる第2の搬送ローラとにより同時に把持した際
の前記角度検出手段の検出値に基づき前記カードの板厚
が規定の板厚以内にあるか否かを判断する制御手段とを
具えている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明に関わるカード板厚
検出装置の一実施例を詳述する。
【0009】図1はこの発明に関わるカード板厚検出装
置1を装着したカードリーダライタ2の要部概念断面
図、図2は図1の概念上面図である。
【0010】図1に示すように、このカードリーダライ
タ2のカード搬送手段4は、カード搬送路3を境に上下
に相対向して配設された一対のローラ7、8からなる第
1の搬送ローラ6と、その下流に配設された一対のロー
ラ12、13からなる第2の搬送ローラ11とにより構
成されており、カード挿入口5側から挿入されたカード
は第2の搬送ローラ11のさらに下流へ向て往復搬送さ
れ、その間にカードの各情報記憶あるいは記録領域に対
し図示せぬアクセス装置により情報の記録再生処理がな
される。
【0011】このうちカード挿入口5直後に位置する第
1の搬送ローラ6は、カード搬送路3を境に上下に配設
された一対のローラ7、8からなり、このうち上方のロ
ーラ7はカード搬送路3の上方に配設された軸9の両端
に固着され、また下方のローラ8はカード搬送路3の下
方に位置決め配置された軸10の両端に固着されてい
る。また、第2の搬送ローラ11は、カード搬送路3を
境に上下に配設された一対のローラ12、13からな
り、このうち上方のローラ12はカード搬送路3の上方
に配設された軸14の両端に固着され、下方のローラ1
3もカード搬送路3の下方に配設された軸15の両端に
固着されている。
【0012】なお、上述した第1の搬送ローラ6のう
ち、上方に位置するローラ7には駆動力を伝達する動力
伝達手段は介在されておらず、このローラ7はいわゆる
従動ローラとして機能する。
【0013】一方、上述したカードリーダライタ2に
は、挿入されたカードの板厚が規定の板厚内にあるか否
かを検出するカード板厚検出装置1が配設されている。
【0014】このカード板厚検出装置1は、図1で示す
ように、カード搬送手段4を構成する第1の搬送ローラ
6のうち、上方に位置するローラ7を上下動自在に支承
する昇降手段16と、このローラ7の上下動の変位を角
度の変位に変換する変位量変換手段31と、この変位量
変換手段31により変換された角度の変位量を検出する
角度検出手段41と、カードを第1の搬送ローラ6と第
2の搬送ローラ11とにより同時に把持した際の角度検
出手段41の検出値に基づきカードの板厚が規定の板厚
以内にあるか否かを判断する制御手段51と(図6)と
から構成されている。
【0015】このうち、昇降手段16はローラ7を先端
17iに支承するとともに後端17dが第1の軸18を
中心に回動自在に支承された略L字形のアーム17と、
該アーム17と係合しローラ7を常時下方に位置するロ
ーラ8の周面8aに圧接させる付勢手段19とから構成
されている。なお、この略L字形のアーム17には、そ
の折れ曲り地点にローラ7を支承する軸9が嵌挿する貫
通孔17aが形成されており、またこの略L字形のアー
ム17には、この貫通孔17aを中心として、上端17
gで角度変換手段31の一方のレバー33と係合する短
軸17cと、後端17dで第1の軸18を嵌挿する貫通
孔17eを有する長軸17bとがそれぞれ形成されてい
る。
【0016】なお、付勢手段19はその上端20aが前
記長軸17bの係合部17fに係合し、下端20bがカ
ード搬送路3を構成するシュートの一部と係合するコイ
ルバネ20により構成されている。
【0017】このような昇降手段16によると、ローラ
7は軸9に支承されるだけでなく、軸9を介して略L字
形のアーム17に支承され、さらに付勢手段19により
軸18を中心に常時反時計方向に付勢されている。
【0018】一方、変位量変換手段31は第2の軸32
に回動自在に支承され、該第2の軸32を中心に一体に
回動する一対のレバー33、34から構成され、そのう
ち一方のレバー33は、その先端部33aがアーム17
の短軸17cの上端17gと係合し、また他方のレバー
34は、その先端部34aが角度検出手段41の一方の
アーム44の先端部44aと係合し当該角度検出手段4
1の検出値を変化させるように構成されている。
【0019】なお、上述した変位量変換手段31の一対
のレバー33、34のうち、略L字形のアーム17の上
端17gと係合する一方のレバー33の長さは、角度検
出手段41と係合する他方のレバー34の長さよりも短
く設定されている。
【0020】したがって、上述した変位量検出手段31
では、一方のレバーの長さ33を、他方のレバー34の
長さよりも短く形成したため、角度検出手段41に係合
する他方のレバー34の上下動の変位は、略L字形のア
ーム17の上端17gと係合する一方のレバー33の先
端部33aの上下動の変位を増幅したものとなり、これ
により、略L字形のアーム17の上下動に基づく角度変
換手段41の変位角度を増幅し、カード板厚の検出をよ
り正確かつ容易に行い、カードの板厚検知に関し安定し
て正確な検出結果を得ることができることとなる。
【0021】一方、前記角度検出手段41は、第3の軸
42を中心に一体に回動する一対のアーム44、45
と、該第3の軸42に連設され該第3の軸42の回転角
度に応じた信号を送出するポテンションメータ43から
構成され、該一対のアーム44、45のうち、一方のア
ーム44は変位量変換手段31の他方のレバー34の下
面に係合し、他方のアーム45の先端45aは付勢手段
48により一方向(時計方向)に常時付勢されている。
なお、この付勢手段48は、一端が他方のアーム45の
先端部45aと係合し、他端が支点47に係合するコイ
ルバネにより構成されている。
【0022】なお上述した回転型のポテンションメータ
43は、角度検出センサとして機能し、第3の軸42の
回動による変位角度を検出して、その変位角度の検出値
を後述する制御手段51(図6)に送給する。
【0023】次に、上述したカード板厚検出装置1の動
作を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0024】図6は、図1で示すカード板厚検出装置1
を制御する制御手段51のブロック図である。図6の制
御手段51は図示せぬCPU(中央処理装置)、主記憶
装置及び補助記憶装置を主構成要素とする周辺回路から
構成されている。
【0025】この制御手段51には、図1で示す第1の
搬送ローラ6の上流に配設された図示せぬ第1のカード
検出センサ52および第2の搬送ローラ11の下流に配
設された図示せぬ第2のカード検出センサ53からそれ
ぞれ挿入されたカードの走行位置情報が入力され、また
角度検出手段41からはカードの板厚情報である検出値
が入力されている。
【0026】一方、制御手段51は第1のカード検出セ
ンサ52と第2のカード検出センサ53の検出信号に基
づき、挿入カードを図1で示す第1の搬送ローラ6のロ
ーラ7、8と第2の搬送ローラ11のローラ12、13
とにより同時に把持した際の角度検出手段41から入力
された検出値が、前もって設定された規定の範囲内であ
るか否かを判断する。
【0027】その際、制御手段51は角度検出手段41
から入力された検出値が規定の範囲内である場合はカー
ドの板厚が規定の範囲内であると判断し、また規定の範
囲内ではない場合はカード板厚が規定の範囲内でないと
判断する。
【0028】そして、制御手段51は、これらの情報お
よび判断に基づき、カード搬送手段4の駆動を制御す
る。
【0029】図7は、上述した制御手段51の処理手順
を示すフローチャートで、このフローチャートによりカ
ード板厚検出装置1の動作を説明する。
【0030】図1で示すカードリーダライタ(R/W)
の待機状態ではカード搬送路3は拡開された状態で、図
示せぬカードの挿入を待機している。
【0031】次に、制御手段51は、第1のカード検出
センサ52によりカード61がカード挿入口5から挿入
されたか否かを判断し(ステップ101)、カード61
が挿入されていないと判断した場合には、カード61が
挿入されたと判断するまでステップ101までの処理を
繰り返す。一方、ステップ101で、カード61が挿入
されたと判断した場合には、図3で示すようにカード搬
送手段4を駆動し、カード61をカード搬送路3の下流
(カード挿入方向)へ搬送する(ステップ102)。す
ると、カード61は、第1の搬送ローラ6を構成する上
下一対のローラ7、8の各周面7a、8a間にまず把持
される。
【0032】このように、カード61がローラ7、8の
各周面7a、8a間に把持されると、反時計方向側に常
時付勢されている略L字形のアーム17はカード61の
板厚に応じて第1の軸18を中心に所定角度時計方向へ
回動し、ローラ7とローラ8との間を拡開させる。
【0033】一方、略L字形のア−ム17が第1の軸1
8を中心に所定角度時計方向に回転すると、反時計方向
側に常時付勢されている変位量変換手段31の一方のレ
バー33は、略L字形のア−ム17の回転による時計方
向の付勢力を受け、第2の軸32を中心に所定角度時計
方向に回転し、同時に他方のレバー34も時計方向へ所
定の回転角度回転させる。
【0034】このように、他方のレバー34が時計方向
へ所定の回転角度回転すると、時計方向へ常時付勢され
ている角度検出手段41の一方のアーム44も、前記レ
バー34の付勢力を受け反時計方向に所定角度回転す
る。これにより、時計方向側に常時付勢されている角度
検出手段41の他方のアーム45も一方のアーム44と
一体となって同時に反時計方向へ回転する。
【0035】次に制御手段51は、図4で示すように、
第1の搬送ローラ6に狭持されたカード61が、第2の
搬送ローラ11にも同時に把持されたか否かを第2のカ
ード検出センサ53(図6)のカード検出信号に基づき
判断し(ステップ103)、カード61が第2の搬送ロ
ーラ11には狭持されていないと判断した場合には、制
御手段51が、カード61が第2の搬送ローラ11に把
持されたと判断するまでステップ102の処理を繰り返
す。
【0036】一方、制御手段51はステップ103で、
カード61が第1の搬送ローラ6および第2の搬送ロー
ラ11に同時に把持されたと判断した場合には、図4で
示す角度検出手段41のポテンションメータ43から送
出される検出値が規定の範囲内であるか否かを判断し
(ステップ104)、この検出値が規定の範囲内である
と判断した場合は、搬送されているカード61の板厚は
規定の板厚の範囲以内であり、真のカードであると判断
し、カード搬送手段4の駆動を継続して当該カード61
をカード搬送路3の下流へ搬送する。
【0037】その後、制御手段51は一定時間経過後に
カード搬送手段4の駆動を停止させ(ステップ10
5)、図示せぬアクセス手段によりカード61に対する
書き込みおよび読取り処理が終了するまで待機する。
【0038】そして、制御手段51は次にカード61に
対する書き込みおよび読取り処理が終了したか否かを判
断し(ステップ106)、カード処理が終了していない
と判断した場合にはカード処理が終了したと判断される
までステップ106の処理を繰り返す。
【0039】一方、ステップ106で、カード処理が終
了したと判断した場合には、図5で示すようにカード搬
送手段4をカードの排出方向へ逆転駆動させ(ステップ
107)、カード61をカード挿入口5から排出する。
【0040】その際、カード61の板厚により時計方向
側へ付勢されている略L字形のアーム17はカード61
の排出の際に、第1の軸18を中心に所定角度反時計方
向へ回動し、ローラ7の周面7aとローラ8の周面8a
とを当接させる初期位置に復帰する。その際、略L字形
のア−ム17も第1の軸18を中心に所定角度反時計方
向に回転し、また同時に反時計方向へ常時付勢されてい
る変位量変換手段31の一方のレバー33及び他方のレ
バー34も第2の軸32を中心に所定角度反時計方向に
回転してその初期位置に復帰する。さらに、カード61
の板厚により時計方向へ付勢されている角度検出手段4
1の一方のアーム44とアーム45もカード61の排出
の際に時計方向へ回転し、その初期位置に復帰する。
【0041】次に制御手段51は第1のカード検出セン
サ52のカード検出信号に基づきカード61がカード挿
入口5(図2)から排出されたか否かを判断し(ステッ
プ108)、カード61が排出されていないと判断した
場合は排出されたと判断するまでステップ107以降の
処理を繰り返す。
【0042】なお、制御手段51はステップ108で、
カード61が排出されたと判断した場合には、図1で示
すように、カード搬送手段4を停止させ(ステップ10
9)、ステップ101以降の処理に復帰する。
【0043】一方、制御手段51はステップ104で角
度検出手段41の検出値が規定の範囲内でないと判断し
た場合には、カード61の板厚が規定の範囲内でないと
判断してカード搬送手段4を停止し(ステップ11
0)、その後ステップ107以降の処理を行って、カー
ド61に対する書き込みまたは読み込み処理をすること
なく、カード搬送手段4を逆転させて当該カード61を
カード挿入口5から強制的に排出する。
【0044】なお、この実施例のカード板厚検出装置1
では略L字形のアーム17の上端と係合する、変位量変
換手段31の一方のレバーの長さ33を、角度検出手段
41と係合する他方のレバー34の長さよりも短く形成
したが、これに限定せず、一方のレバー33と他方のレ
バー34を同じ長さに形成してもよい。
【0045】また、この実施例では、角度検出手段41
を回転型のポテンションメータ43を用いて構成した
が、回転型のポテンションメータ43に限定せず、例え
ばフォトインタラプタを用いて構成し、第3の軸42の
回動角度をパルス信号で検出するようにしてもよい。
【0046】なお、上記実施例では、挿入カードの板厚
を検知して既定厚以外のカードがカードリーダライタ内
部に取り込まれた場合は直ちに排出して、カードリーダ
ライタ内に発生する故障原因を未然に防ぐようにした
が、カードの板厚ではなくカードに形成された磁気記録
領域(磁気ストライプ)の有無を検知し、そのカードに
磁気記録領域(磁気ストライプ)が無ければ偽カードと
判断して、磁気ヘッド等のアクセス装置へカードを搬送
させることなく、そのカードをカード挿入口から直ちに
排出させるようにしても良い。
【0047】この場合、図1と同一部分を同一符号で示
す図8のように、カード搬送路を挟み上下一対のコイル
式の磁気センサ62、63を第1の搬送ローラ6を構成
する上下ローラ6、7に隣接して配置し、カードがこの
上下一対の磁気センサ62、63間を通過する間にカー
ド61に形成された磁気記録領域(磁気ストライプ)の
有無を検知する。
【0048】なお、コイル式の磁気センサ62、63に
よると、その検出値は、搬送されるカード61と磁気セ
ンサ62、63間の距離に2乗に比例して変動するの
で、オペレータによるカードの手ぶれ等の要因により、
カード61と磁気センサ62、63間の距離が磁気記録
領域の有無検出時に激しく変動すると磁場が大きく変動
し正確な磁気記録領域の有無を検知するすることができ
なくなる虞がある。
【0049】そこで、この虞を可及的に阻止するため、
その検出タイミングを前述した実施例と同様に、カード
61を図9で示すように第1の搬送ローラ6と第2の搬
送ローラ11とによりそれぞれ同時に把持する際のコイ
ル式の磁気センサ62、63の検出値に基づき判断すれ
ば良い。
【0050】こうすると、カード61を支えるオペレー
タの手のぶれ等の要因によってカード61が上下動し、
これにより磁場の強さが変動して磁気センサ62、63
による磁気記録領域の有無の検出ミスを可及的に低減す
ることが可能となる。
【0051】なお、図8、図9で符号70はカードの磁
気記録領域(磁気ストライプ)にアクセスする磁気ヘッ
ド、符号71、72はカード搬送路の下流に配設された
第3及び第4の搬送ローラである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のカード
板厚検出装置によると、制御手段は角度検出手段による
カードの板厚検出信号に基づきカード搬送を制御するよ
うにしたので、カード挿入口から規定値外の板厚のカー
ドが挿入された場合、カード処理を行う前にそのカード
をカード挿入口から排出することができ、このためカー
ドの各記録領域または記憶領域へアクセスする磁気ヘッ
ド等のアクセス装置に対する負荷がなくなり、カード詰
まり等の故障要因を減少させ、安定した機能を長期間維
持するカードリーダライタを提供することができる。
【0053】また、本発明では、カードの板厚検出をカ
ードが第1の搬送ローラと第2の搬送ローラの双方に把
持された際に行うようにしたから、オペレータによるカ
ード挿入の際の手ぶれ等の要因により、カードが上下動
して角度検出手段の検出値が不安定となり板厚検出ミス
が発生することはなく、このためカードの板厚を常に正
確かつ安定して検出するカード板厚検出装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のカード板厚検出装置を適用
したカードリーダライタの要部断面図。
【図2】図2は、図1の上面図。
【図3】図3は、この発明のカード板厚検出装置の動作
を示すカードリーダライタの要部断面図。
【図4】図4は、この発明のカード板厚検出装置の動作
を示すカードリーダライタの要部断面図。
【図5】図5は、この発明のカード板厚検出装置の動作
を示すカードリーダライタの要部断面図。
【図6】図6は、この発明のカード板厚検出装置を制御
する制御装置のブロック図。
【図7】図7は、この発明のカード板厚検出装置を制御
する制御装置の処理手順を示すフローチャート。
【図8】図8は、磁気センサを配設したカードリーダラ
イタの要部概念図。
【図9】図9は磁気センサを配設したカードリーダライ
タの要部概念図で、特に第1及び第2の搬送ローラ間で
同時にカードを把持した状態を示したものである。
【符号の説明】
1…カード板厚検出装置 2…カードリーダライタ 3…カード搬送路 4…カード搬送手段 5…カード挿入口 6…第1の搬送ローラ 7…上方に位置するローラ 8…下方に位置するローラ 11…第2の搬送ローラ 16…昇降手段 17…略L字形のアーム 17i…先端 17d…後端 18…第1の軸 19…付勢手段 20…ばね 31…変位量変換手段 32…第2の軸 33…一方のレバー 34…他方のレバー 41…角度検出手段 42…第3の軸 43…ポテンションメータ 44…一方のアーム 45…他方のアーム 48…付勢手段 51…制御手段 61…カード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードを上下面から把持する上下一対のロ
    ーラからなる搬送ローラをカード搬送路に沿って複数個
    並設したカード搬送手段によりカード挿入口から挿入さ
    れたカードを前記カード搬送路に沿って往復走行させる
    ようにしたカードリーダライタにおいて、 前記カード搬送手段の前記カード挿入口直後に配設され
    た上下一対のローラからなる第1の搬送ローラのうち、
    上方に位置するローラを上下動自在に支承する昇降手段
    と、 前記第1の搬送ローラの上方に位置するローラの上下動
    の変位を角度の変位に変換する変位量変換手段と、 該変位量変換手段により変換された角度の変位量を検出
    する角度検出手段と、 前記カードを前記第1の搬送ローラと該第1の搬送ロー
    ラの下流に配設された上下一対のローラからなる第2の
    搬送ローラとにより同時に把持した際の前記角度検出手
    段の検出値に基づき前記カードの板厚が規定の板厚以内
    にあるか否かを判断する制御手段とを具備したことを特
    徴とするカードリーダライタのカード板厚検出装置。
  2. 【請求項2】前記昇降手段は、前記第1の搬送ローラの
    うち上方に位置するローラを先端に支承するとともに後
    端が第1の軸を中心に回動自在に支承された略L字形の
    アームと、該アームと係合し前記第1の搬送ローラの上
    方に位置するローラを常時下方に位置するローラの周面
    に圧接させる付勢手段からなり、 前記変位量変換手段は、第2の軸に回動自在に支承さ
    れ、該第2の軸を中心に一体に回動する一対のレバーで
    あって、一方のレバーの先端部が前記略L字形のアーム
    の先端部と係合するとともに他方のレバーの先端が前記
    角度検出手段に係合し、該角度検出手段の検出値を変化
    させることを特徴とする請求項(1)記載のカードリー
    ダライタのカード板厚検出装置。
  3. 【請求項3】前記変位量変換手段の前記一対のレバーの
    うち、前記略L字形のアームの上端と係合する一方のレ
    バーの長さが、前記角度検出手段と係合する他方のレバ
    ーの長さよりも短く設定されていることを特徴とする請
    求項(2)記載のカードリーダライタのカード板厚検出
    装置。
  4. 【請求項4】前記角度検出手段は、第3の軸を中心に一
    体に回動する一対のアームと、該第3の軸に連設され該
    第3の軸の回転角度に応じた信号を送出するポテンショ
    ンメータから構成され、該一対のアームのうち一方のア
    ームは前記変位量変換手段の他方のレバーと係合し、他
    方のアームの先端は付勢手段により一方向に付勢されて
    いることを特徴とする請求項(2)記載のカードリーダ
    ライタのカード板厚検出装置。
JP14665097A 1997-06-04 1997-06-04 カードリーダライタのカード板厚検出装置 Pending JPH10334191A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012185768A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Nec Computertechno Ltd カードリーダ/ライタ、カード位置情報生成方法およびカード位置情報生成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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