JPH10331416A - ゴンドラの制御装置 - Google Patents

ゴンドラの制御装置

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JPH10331416A
JPH10331416A JP15766997A JP15766997A JPH10331416A JP H10331416 A JPH10331416 A JP H10331416A JP 15766997 A JP15766997 A JP 15766997A JP 15766997 A JP15766997 A JP 15766997A JP H10331416 A JPH10331416 A JP H10331416A
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JP
Japan
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gondola
control
inclination
hoist
ascending
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JP15766997A
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Michikazu Moriyama
三千一 森山
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Nihon Bisoh Co Ltd
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Nihon Bisoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層ビル等の長い揚程でも高速度で昇降させ
ることができると共に、その起動,停止をソフトに行え
て、また巻上げ機を複数備えた構成ではゴンドラの傾斜
を自動的に修正することができるゴンドラの制御装置を
提供する。 【解決手段】 プログラム制御により全体の動作を管理
するコントローラ10の入力側に、ゴンドラの傾斜を検
出する傾斜センサ30を接続し、出力側には誘導モータ
の変速制御を行う二台の制御部50,50を接続し、そ
の制御部50,50には巻上げ機61,62を各々接続
する。巻上げ機61をゴンドラの右側に、巻上げ機62
を左側に各々取り付ける。制御は、上昇指令時にはベク
トル制御を行うベクトル制御モード51とし、下降指令
時にはV/F制御を行うV/F制御モード52に切り替
える。ゴンドラの傾き修正のための動作を、傾斜センサ
30の検出値に応じて左右の巻上げ機61,62に適宜
に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴンドラの昇降を
行う巻上げ機の駆動モータを負荷状態に対応して適宜に
制御するようにしたゴンドラの制御装置に関し、とりわ
け、長い揚程を高速度で昇降させることができるゴンド
ラの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、建築物の外壁について、
メンテナンスといった各種の高所作業には、いわゆるゴ
ンドラを足場として利用するのが一般的であり、建築物
の外壁に沿ってゴンドラを吊して、昇降移動させるよう
にしている。
【0003】つまり、本発明にかかる図2を援用して説
明するが、高所作業用のゴンドラ1は、建築物の屋上か
ら吊り下げたワイヤロープ2を巻上げ機61,62のシ
ーブに巻き掛けてシーブとワイヤロープ2との間に発生
する摩擦によって保持しながら昇降するようになってい
る。巻上げ機61,62は、通常、ゴンドラ1の右側と
左側とに各々取り付けて二台で分担するようにしてい
る。そして、その駆動源には、三相あるいは単相の誘導
モータを用いるようにした構成が一般的であり、その制
御についてはリレーを介するが直接的に起動,停止させ
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のゴンドラにあっては、高層ビル等、揚程が長くな
るような使用状況に対応できないという課題があった。
【0005】すなわち、高層ビル等では、長い揚程を高
速度で昇降させたいという要求がある。ところが、ゴン
ドラの揚程が長くなるためゴンドラ上に取り付けた巻上
げ機に接続された電源ケーブルも長くなり、このとき、
巻上げ機の駆動モータが要求する起動電流が大きく、ケ
ーブル上での電力ロス(電圧降下)はケーブル長さと電
流値に比例するため、電源ケーブルの先端で給電が要求
に達しなくなり、駆動モータを起動できなくなってしま
い、ゴンドラを高速度で昇降させることはもちろん望め
ない。
【0006】また、巻上げ機の駆動モータを直接的に起
動,停止させているため、その起動時、停止時のショッ
クが大きく、乗り心地が悪い。
【0007】さらにまた、巻上げ機をゴンドラの左右に
各々取り付けた構成では、昇降に際してシーブの回転作
動量にズレを生ずることは避けられないため、ゴンドラ
が傾斜してしまい、このため修正を手動により適宜に行
う必要があり、揚程が長くなるほど頻繁に修正しなけれ
ばならなくて煩わしい。
【0008】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、高層ビル等の長い揚程でも高速度で昇降させること
ができると共に、その起動,停止をソフトに行うことが
でき、また巻上げ機を複数備えた構成ではゴンドラの傾
斜を自動的に修正することができるゴンドラの制御装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、ゴンドラに取り付けた巻上げ機の駆動モ
ータを回転制御し、建築物の上部から吊り下げたロープ
を巻上げ機のシーブに巻き掛けて当該ゴンドラを昇降さ
せるゴンドラの制御装置であって、上昇指令が出された
ときに巻上げ機の駆動モータをベクトル制御するベクト
ル制御手段と、下降指令が出されたときに巻上げ機の駆
動モータをV/F制御するV/F制御手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0010】また、上記巻上げ機をゴンドラの右側と左
側とに少なくとも各々一台は取り付け、当該ゴンドラの
傾きを検出する傾斜センサと、その傾斜センサの検出値
に応じて巻上げ機の動作を、上昇時には右側の巻上げ機
を増速あるいは減速し、下降時には上昇時とは逆側の巻
上げ機を増速あるいは減速して当該ゴンドラの傾きを修
正させる傾斜修正手段を備えたことを特徴としている。
【0011】従って、本発明のゴンドラの制御装置で
は、上昇時にはベクトル制御が行われ、ベクトル制御に
よれば、電流を増加させずに大きなトルクを発生させる
ことができるため、誘導モータ起動時に大きなトルクを
必要とする上昇制御に最適であり、電流を増加させずに
済むので、給電のための電源ケーブルを長くすることが
できる。下降時にはV/F制御が行われ、V/F制御に
よれば、低速になるに従って誘導モータ内部の電圧降下
が大きくなりトルク不足になる傾向があるが、ここでは
誘導モータの起動が軽トルクで済む下降制御に適用して
いるので欠点は無視できる。そして、V/F制御ではベ
クトル制御と比較して誘導モータのすべりSが幾分大き
くなり、効率が悪いので下降時に誘導モータ側から帰っ
てくる回生電力が少なくなる。このため、制御手段側に
は回生電力を吸収するための抵抗器を特別に設ける必要
がない。
【0012】また、ベクトル制御、V/F制御の何れに
しても誘導モータを変速制御するため電圧と周波数を可
変するので、誘導モータの起動及び停止には電圧と周波
数の可変を徐々に行うことにより緩やかに変速すること
ができ、その起動,停止をソフトに行うことができる。
【0013】さらにまた、傾斜センサによりゴンドラの
傾斜が検出され、その検出信号を受けて傾斜修正手段に
より、上昇時には右側又は左側の巻上げ機が増速あるい
は減速され、下降時には上昇時とは逆側の巻上げ機が増
速あるいは減速されるので、ゴンドラの傾斜を自動的に
修正することができる。そして、上昇時と下降時とでは
傾き修正を左右逆側の巻上げ機で行わせているので、修
正プロセス自体が同一となり、左右の制御部は同一品と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のゴ
ンドラの制御装置の一実施形態を示す構成図である。そ
して図2は、そのゴンドラの制御装置を適用したゴンド
ラの外観を示す斜視図である。
【0015】ゴンドラの制御装置は、プログラム制御を
行うコントローラ10により全体の動作を管理するよう
に構成されている。コントローラ10は、いわゆるマイ
クロコンピュータであって、その入力側には制御指令を
指示するためのスイッチボックス20と、ゴンドラ1の
傾斜を検出するための傾斜センサ30及びその他各部の
動作状態をモニタするためのセンサ類31〜37が接続
されている。そして、コントローラ10の出力側には、
動作状態及びエラー表示等の各種の表示を行う表示部4
0と、誘導モータの変速制御を行うための二台の制御部
50,50が接続されている。制御部50,50の各出
力側には巻上げ機61,62が各々接続されており、図
2に示すように、巻上げ機61はゴンドラ1の右側に取
り付けられ、巻上げ機62はゴンドラ1の左側に取り付
けられ、この二台で荷重を分担するようになっている。
コントローラ10等のこれら要部は、一つのボックス3
に収められ、ゴンドラ1の略中央部に配設されている。
【0016】すなわち、このゴンドラ1は、建築物の屋
上からワイヤーロープ2を二本吊り下げ、各々を巻上げ
機61,62のシーブに巻き掛けることにより昇降する
ように構成されている。なお、各ワイヤロープ2には、
二重安全のための補助ロープ4が沿わせて吊り下げられ
ており、両ロープが巻上げ機61,62に取り込まれ、
図示は省略するがワイヤロープ2がロック装置に通さ
れ、補助ロープ4が補助ロック装置に通されて、巻上げ
機61,62が故障した際に両ロック装置が機械的にロ
ック動作し、二重動作となるようになっている。
【0017】巻上げ機61,62は、誘導モータにより
駆動されるようになっている。制御部50,50は、そ
の誘導モータを変速制御するため電圧と周波数を可変す
るものであり、いわゆるインバータ装置であって、ソフ
トプログラムによる制御モードを複数備え、指令により
切り替えることができるようになっている。つまり、上
昇指令時には、トルクを生ずる電流成分をベクトル演算
により判定して補正するベクトル制御を行うベクトル制
御モード51となり、下降指令時には、電圧と周波数を
比例させるV/F制御を行うV/F制御モード52に切
り替わるように構成されている。
【0018】スイッチボックス20は、コントローラ1
0に各種の制御指令を指示するようになっており、上昇
指令を指示する上昇スイッチ21、下降指令を指示する
下降スイッチ22、巻上げ機61,62の誘導モータに
対して通常の停止指令を指示する停止スイッチ23及び
緊急に停止させるための非常スイッチ24などの各種ス
イッチが設けられている。
【0019】上昇スイッチ21を押すと、図3のフロー
チャートに示すように、コントローラ10に上昇指令が
与えられ(S3)、これによりコントローラ10では、
制御部50,50にベクトル制御の指令を出し(S
4)、制御部50,50ではベクトル制御モード51と
なって、巻上げ機61,62の誘導モータをベクトル制
御により正回転させる。
【0020】下降スイッチ22を押すとコントローラ1
0に下降指令が与えられ(S5)、これによりコントロ
ーラ10では、制御部50,50にV/F制御の指令を
出し(S6)、制御部50,50ではV/F制御モード
52となって、巻上げ機61,62の誘導モータをV/
F制御により逆回転させる。
【0021】停止スイッチ23を押すとコントローラ1
0に停止指令が与えられ(S7)、これによりコントロ
ーラ10では、制御部50,50に動作停止の指令を出
し(S8)、制御部50,50では待機状態となって、
巻上げ機61,62の誘導モータの駆動を停止させる。
【0022】非常スイッチ24は、直接的に機能するよ
うに接続されており、これを押すとパワー系電源が直接
的にオフされ、機械的なブレーキが動作するようになっ
ている。
【0023】なお、コントローラ10では昇降速度の制
御指令を二段階としており、上昇スイッチ21と下降ス
イッチ22については、浅く押すと低速モードとなり、
深く押すと高速モードとなるようになっている。この低
速モードでは、周波数の標準値を高速モードに比して略
1/2に設定しており、昇降速度を半減させるようにし
ている。
【0024】傾斜センサ30は、浮動する電極を共有す
る構成とした一対のキャパシタが傾斜量に応じて容量変
動することによりゴンドラ1の傾斜を検出するようにな
っている。この傾斜センサ30の検出信号を受けてコン
トローラ10では、図4のフローチャートに示すよう
に、まず、制御動作の判定を行い(T1)、上昇制御時
であれば(T2)、傾斜センサ30の検出信号を右側の
制御部50へ送って取込ませて(T3)、傾き修正のた
めの動作を右側の巻上げ機61に行わせる。つまり、ゴ
ンドラ1が右上がりでは(T4,yes)、制御出力の
周波数を標準値よりも下げて(T5)、右側巻上げ機6
1の駆動モータを減速して左側を追い付かせるように
し、ゴンドラ1が逆に左上がりであれば(T6,ye
s)、制御出力の周波数を標準値よりも上げて(T
7)、右側巻上げ機61の駆動モータを増速して右側を
追い付かせる。
【0025】そして、下降制御時であれば(T8)、傾
斜センサ30の検出信号を左側の制御部50へ送って取
込ませて(T9)、傾き修正のための動作を左側の巻上
げ機62に行わせる。つまり、ゴンドラ1が右上がりで
は(S10,yes)、制御出力の周波数を標準値より
も下げて(T11)、左側巻上げ機62の駆動モータを
減速して右側を追い付かせるようにし、ゴンドラ1が逆
に左上がりであれば(T12,yes)、制御出力の周
波数を標準値よりも上げて(T13)、左側巻上げ機6
1の駆動モータを増速して左側を追い付かせる。
【0026】各部の動作状態をモニタするためのセンサ
類には、巻上げ機61,62のロック装置が機械的にロ
ックするとオン信号を出す右側ロックセンサ31及び左
側ロックセンサ32と、巻上げ機61,62がワイヤロ
ープ2を巻過ぎるとオン信号を出す右側巻過ぎセンサ3
3及び左側巻過ぎセンサ34と、巻上げ機61,62に
取り込まれたワイヤロープ2の末端を検出するとオン信
号を出す右側ロープエンドセンサ35及び左側ロープエ
ンドセンサ36と、ゴンドラ1を建築物の壁面に吸着さ
せて一時的に固定する吸着装置の動作状態を検出する壁
面吸着センサ37が設けられている。
【0027】表示部40は、LEDに表示するようにな
っており、警報ブザーも備えられている。つまり、上記
したセンサ類の検出信号がコントローラ10に取込ま
れ、そのコントローラ10によって判断された結果が、
表示部40に適宜に表示されるものであり、特に、ロッ
ク装置が機械的にロックしたとき、及びワイヤロープ2
の末端を検出したときには、その旨エラー表示されると
共に、警報ブザーも鳴らされるようになっている。
【0028】また、コントローラ10では、制御部5
0,50の動作状態もモニタしており、片方に異常が生
じた際は、正常動作している他方も共に停止し、表示部
40にその旨エラー表示すると共に、警報ブザーも鳴ら
すようになっている。
【0029】以上の構成により本実施形態のゴンドラの
制御装置では、上昇時にはベクトル制御が行われ、下降
時にはV/F制御が行われる。ベクトル制御によれば、
誘導モータ内部の電圧降下に対する補正が自動的に適性
となり、電流を増加させずに大きなトルクを発生させる
ことができ、このため、誘導モータ起動時に大きなトル
クを必要とする上昇制御に最適であり、電流を増加させ
ずに済むので、給電のための電源ケーブルを長くするこ
とができる。また、V/F制御によれば、低速になるに
従って誘導モータ内部の電圧降下が大きくなり、回転力
を得る磁力が十分に得られなく、トルク不足になる傾向
があるが、ここでは誘導モータの起動が軽トルクで済む
下降制御に適用しているので欠点は無視できる。そし
て、V/F制御では、ベクトル制御と比較して誘導モー
タのすべりSが幾分大きくなり、効率が悪いので下降時
に誘導モータ側から帰ってくる回生電力が少なくなる。
このため、制御部50には回生電力を吸収するための抵
抗器を特別に設ける必要がなく、小型化の面でも有利性
がある。従って、高層ビル等の長い揚程でも高速度で昇
降させることができ、ベクトル制御、V/F制御の何れ
にしても誘導モータを変速制御するため電圧と周波数を
可変するので、誘導モータの起動及び停止には電圧と周
波数の可変を徐々に行うことにより緩やかに変速するこ
とができ、その起動,停止をソフトに行うことができ
る。これにより、ゴンドラ1の搭乗者には不安感を与え
なく、乗り心地を快適で良好なものとすることができ
る。
【0030】また、傾斜センサ30によりゴンドラ1の
傾斜が検出され、この傾斜センサ30の検出信号を受け
てコントローラ10が傾き修正のための制御を行うの
で、ゴンドラ1の傾斜を自動的に修正することができ、
水平姿勢を保持することができる。この傾斜修正制御で
は、上昇時には傾き修正のための動作を右側の巻上げ機
61に行わせ、下降時には逆に左側の巻上げ機62に行
わせるようにしているので、上昇時と下降時とでは修正
プロセス自体が同一となり、制御を単純化することがで
きる。
【0031】さらにまた、表示部40により動作状態及
びエラー表示等の各種の表示が行われ、安全面で重要と
なる動作状態では警報ブザーも鳴らされるので、メンテ
ナンス面で有利性があり、安全面で優れている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
上昇時にはベクトル制御が行われ、ベクトル制御では電
流を増加させずに大きなトルクを発生させることができ
るため、上昇制御に最適であり、電流を増加させずに済
むので、給電のための電源ケーブルを長くすることがで
きる。下降時にはV/F制御が行われ、V/F制御では
低速になるに従ってトルク不足になる傾向があるが、こ
こでは下降制御に適用しているので欠点は無視できる。
そして、V/F制御ではベクトル制御と比較して効率が
悪く、下降時の回生電力が少なくなるため、制御手段側
には回生電力を吸収するための抵抗器を特別に設ける必
要がなく、小型化の面でも有利性がある。従って、高層
ビル等の長い揚程でも高速度で昇降させることができ、
ベクトル制御、V/F制御の何れにしても電圧と周波数
を可変するので、誘導モータの起動及び停止には電圧と
周波数の可変を徐々に行うことにより緩やかに変速する
ことができ、その起動,停止をソフトに行うことがで
き、これによりゴンドラの搭乗者には不安感を与えな
く、乗り心地を快適で良好なものとすることができる。
【0033】また、傾斜センサによりゴンドラの傾斜が
検出され、その検出信号を受けて傾斜修正手段により、
上昇時には右側の巻上げ機が増速あるいは減速され、下
降時には上昇時とは逆側の巻上げ機が増速あるいは減速
されるので、ゴンドラの傾斜を自動的に修正することが
でき、水平姿勢を保持することができる。そして、上昇
時と下降時とでは傾き修正を左右逆側の巻上げ機で行わ
せているので、修正プロセス自体が同一となり、制御を
単純化することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴンドラの制御装置の一実施形態を示
す構成図である。
【図2】図1の制御装置を適用したゴンドラの外観を示
す斜視図である。
【図3】図1の制御装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】図1の制御装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ゴンドラ 2 ロープ(ワイヤロープ) 10 傾斜修正手段(コントローラ) 30 傾斜センサ 51 ベクトル制御手段(ベクトル制御モード) 52 V/F制御手段(V/F制御モード) 61 巻上げ機 62 巻上げ機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴンドラに取り付けた巻上げ機の駆動モ
    ータを回転制御し、建築物の上部から吊り下げたロープ
    を前記巻上げ機のシーブに巻き掛けて当該ゴンドラを昇
    降させるゴンドラの制御装置であって、上昇指令が出さ
    れたときに前記巻上げ機の駆動モータをベクトル制御す
    るベクトル制御手段と、下降指令が出されたときに前記
    巻上げ機の駆動モータをV/F制御するV/F制御手段
    とを備えたことを特徴とするゴンドラの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記巻上げ機をゴンドラの右側と左側と
    に少なくとも各々一台は取り付け、当該ゴンドラの傾き
    を検出する傾斜センサと、前記傾斜センサの検出値に応
    じて前記巻上げ機の動作を、上昇時には右側又は左側の
    巻上げ機を増速あるいは減速し、下降時には上昇時とは
    逆側の巻上げ機を増速あるいは減速して当該ゴンドラの
    傾きを修正させる傾斜修正手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のゴンドラの制御装置。
JP15766997A 1997-05-30 1997-05-30 ゴンドラの制御装置 Pending JPH10331416A (ja)

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