JPH10330099A - 連続作業用ジャッキ装置 - Google Patents
連続作業用ジャッキ装置Info
- Publication number
- JPH10330099A JPH10330099A JP15792897A JP15792897A JPH10330099A JP H10330099 A JPH10330099 A JP H10330099A JP 15792897 A JP15792897 A JP 15792897A JP 15792897 A JP15792897 A JP 15792897A JP H10330099 A JPH10330099 A JP H10330099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jack
- wedge
- extension
- speed
- steel wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本来の作業を中断することなく、作業を連続し
て行うことができる、連続作業用ジャッキ装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】センターホールジャッキとして構成したフ
ロントジャッキとリアジャッキを２基直列状に並べる。
フロントジャッキの伸張時には、フロントジャッキのく
さびを拘束状態、かつリアジャッキのくさびを解放状態
とする。フロントジャッキの伸張作動が最伸張点に達す
る前に、フロントジャッキの伸張の速度を減速させ、か
つフロントジャッキのくさびを解放状態とし、同時にリ
アジャッキを、フロントジャッキの減速伸張速度よりも
大きい速度で伸張させる。
て行うことができる、連続作業用ジャッキ装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】センターホールジャッキとして構成したフ
ロントジャッキとリアジャッキを２基直列状に並べる。
フロントジャッキの伸張時には、フロントジャッキのく
さびを拘束状態、かつリアジャッキのくさびを解放状態
とする。フロントジャッキの伸張作動が最伸張点に達す
る前に、フロントジャッキの伸張の速度を減速させ、か
つフロントジャッキのくさびを解放状態とし、同時にリ
アジャッキを、フロントジャッキの減速伸張速度よりも
大きい速度で伸張させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続作業用ジャッ
キ装置に関するものである。
キ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】センターホールジャッキは、その中空孔
を利用して鋼線を把持することができるので、重量物の
引き寄せ作業、引上げ作業などに利用されている。
を利用して鋼線を把持することができるので、重量物の
引き寄せ作業、引上げ作業などに利用されている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】しかし従来の作業で
は、使用するジャッキが１台である。そのためにジャッ
キが全長まで伸張すると、伸張動作を中止し、いったん
ジャッキを短縮する作動が必要となる。したがってこの
ジャッキの短縮時には、引き寄せ作業など本来の作業を
中断しなければならない、という不経済な問題が存在し
た。
は、使用するジャッキが１台である。そのためにジャッ
キが全長まで伸張すると、伸張動作を中止し、いったん
ジャッキを短縮する作動が必要となる。したがってこの
ジャッキの短縮時には、引き寄せ作業など本来の作業を
中断しなければならない、という不経済な問題が存在し
た。
【０００４】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、本来の作業を中断すること
なく、作業を連続して行うことができる、連続作業用ジ
ャッキ装置を提供することを目的とする。
するためになされたもので、本来の作業を中断すること
なく、作業を連続して行うことができる、連続作業用ジ
ャッキ装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の連続作業用ジャッキ装置は、セン
ターホールジャッキとして構成したフロントジャッキと
リアジャッキを２基直列状に並べ、各ジャッキのピスト
ンロッド先端にはくさびを配置し、くさびを円錐溝に収
納して直径を収縮させることによって鋼線を把持するよ
うに構成し、フロントジャッキの伸張時には、フロント
ジャッキのくさびを拘束状態、かつリアジャッキのくさ
びを解放状態とし、フロントジャッキの伸張作動が最伸
張時より多少短い段階で、フロントジャッキの伸張の速
度を減速させ、かつフロントジャッキのくさびを解放状
態とし、同時にリアジャッキを、フロントジャッキの減
速伸張速度よりも大きい速度で伸張させ、フロントジャ
ッキの伸張時には、リアジャッキのくさびを拘束状態、
かつフロントジャッキのくさびを解放状態とし、リアジ
ャッキの伸張時の間にフロントジャッキの短縮作動を終
了し、リアジャッキの伸張作動が最伸張時より多少短い
段階で、リアジャッキ伸張の速度を減速させ、かつリア
ジャッキのくさびを解放状態とし、同時にフロントジャ
ッキを、リアジャッキの減速伸張速度よりも大きい速度
で伸張させるように構成した、連続作業用ジャッキ装置
を特徴としたものである。
するために、本発明の連続作業用ジャッキ装置は、セン
ターホールジャッキとして構成したフロントジャッキと
リアジャッキを２基直列状に並べ、各ジャッキのピスト
ンロッド先端にはくさびを配置し、くさびを円錐溝に収
納して直径を収縮させることによって鋼線を把持するよ
うに構成し、フロントジャッキの伸張時には、フロント
ジャッキのくさびを拘束状態、かつリアジャッキのくさ
びを解放状態とし、フロントジャッキの伸張作動が最伸
張時より多少短い段階で、フロントジャッキの伸張の速
度を減速させ、かつフロントジャッキのくさびを解放状
態とし、同時にリアジャッキを、フロントジャッキの減
速伸張速度よりも大きい速度で伸張させ、フロントジャ
ッキの伸張時には、リアジャッキのくさびを拘束状態、
かつフロントジャッキのくさびを解放状態とし、リアジ
ャッキの伸張時の間にフロントジャッキの短縮作動を終
了し、リアジャッキの伸張作動が最伸張時より多少短い
段階で、リアジャッキ伸張の速度を減速させ、かつリア
ジャッキのくさびを解放状態とし、同時にフロントジャ
ッキを、リアジャッキの減速伸張速度よりも大きい速度
で伸張させるように構成した、連続作業用ジャッキ装置
を特徴としたものである。
【０００６】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の連続作業用ジャッキ装置の実施例について説明する。
の連続作業用ジャッキ装置の実施例について説明する。
【０００７】＜イ＞ジャッキの配置。 本発明の装置では、２基のセンターホールジャッキを使
用する。２基のセンターホールジャッキを直列にならべ
て、フロントジャッキｊ１とリアジャッキｊ２として構
成する。各ジャッキのピストンロッド先端にはくさび１
を設置する。このくさび１は中空の円錐台形を縦方向に
複数に分割した形状を呈する。このくさび１を、ピスト
ンロッドの先端に形成した円錐溝に収納し、その直径を
収縮させることによって１本または複数本の鋼線２を把
持するように構成する。 この鋼線２を一方向に引き寄
せることによって、重量物を持ち上げたり、圧入する作
業を行う。各くさび１片は、引き出し板３にボルトを介
して取り付ける。引き出し板３は引き出しジャッキ４に
よって、ピストンロッドの先端から離れる方向へ移動す
る。引き出し板３の移動によって、くさび１を円錐溝に
収納したり、引き出したりすることが可能である。
用する。２基のセンターホールジャッキを直列にならべ
て、フロントジャッキｊ１とリアジャッキｊ２として構
成する。各ジャッキのピストンロッド先端にはくさび１
を設置する。このくさび１は中空の円錐台形を縦方向に
複数に分割した形状を呈する。このくさび１を、ピスト
ンロッドの先端に形成した円錐溝に収納し、その直径を
収縮させることによって１本または複数本の鋼線２を把
持するように構成する。 この鋼線２を一方向に引き寄
せることによって、重量物を持ち上げたり、圧入する作
業を行う。各くさび１片は、引き出し板３にボルトを介
して取り付ける。引き出し板３は引き出しジャッキ４に
よって、ピストンロッドの先端から離れる方向へ移動す
る。引き出し板３の移動によって、くさび１を円錐溝に
収納したり、引き出したりすることが可能である。
【０００８】＜ロ＞フロントジャッキｊ１の伸張時。 フロントジャッキｊ１の伸張時には、フロントジャッキ
ｊ１のくさび１を円錐溝に収納し、鋼線２を拘束する状
態を形成する。一方、リアジャッキｊ２のくさび１は、
引き出し板３の移動によって外側に引き出し、鋼線２を
解放状態とする。
ｊ１のくさび１を円錐溝に収納し、鋼線２を拘束する状
態を形成する。一方、リアジャッキｊ２のくさび１は、
引き出し板３の移動によって外側に引き出し、鋼線２を
解放状態とする。
【０００９】＜ハ＞フロントジャッキｊ１の減速。 フロントジャッキｊ１が伸張作動を続け、最も伸張する
状態に至るより多少短い段階で、すなわち最伸張点に達
する前に、フロントジャッキｊ１の伸張の速度を減速さ
せる。これは、油圧回路に公知の絞り弁を設けることに
よって容易に達成することができる
状態に至るより多少短い段階で、すなわち最伸張点に達
する前に、フロントジャッキｊ１の伸張の速度を減速さ
せる。これは、油圧回路に公知の絞り弁を設けることに
よって容易に達成することができる
【００１０】＜ニ＞リアジャッキｊ２の伸張。 フロントジャッキｊ１の伸張速度の減速と同時に、リア
ジャッキｊ２の伸張を開始する。この場合にリアジャッ
キｊ２の伸張速度は、減速前のフロントジャッキｊ１の
伸張速度と同一である。したがって減速中のフロントジ
ャッキｊ１の伸張速度よりも大きい速度となる。フロン
トジャッキｊ１の減速、リアジャッキｊ２の伸張開始と
同時に、フロントジャッキｊ１の引き出しジャッキ４を
作動させてくさび１を円錐溝から押し出し、リアジャッ
キｊ２の引き出しジャッキ４を作動させてくさび１を円
錐溝へ引き込む。するとフロントジャッキｊ１では鋼線
２の拘束が解除され、一方リアジャッキｊ２では鋼線２
が拘束される。
ジャッキｊ２の伸張を開始する。この場合にリアジャッ
キｊ２の伸張速度は、減速前のフロントジャッキｊ１の
伸張速度と同一である。したがって減速中のフロントジ
ャッキｊ１の伸張速度よりも大きい速度となる。フロン
トジャッキｊ１の減速、リアジャッキｊ２の伸張開始と
同時に、フロントジャッキｊ１の引き出しジャッキ４を
作動させてくさび１を円錐溝から押し出し、リアジャッ
キｊ２の引き出しジャッキ４を作動させてくさび１を円
錐溝へ引き込む。するとフロントジャッキｊ１では鋼線
２の拘束が解除され、一方リアジャッキｊ２では鋼線２
が拘束される。
【００１１】＜ホ＞フロントジャッキｊ１の短縮。 フロントジャッキｊ１の減速、リアジャッキｊ２の伸張
の重なり時間において、鋼線２の把持作動はスムーズに
引継ぎされる。やがてフロントジャッキｊ１は最伸張端
まで到達し、リアジャッキｊ２の伸張時の間にフロント
ジャッキｊ１の短縮作動を終了する。
の重なり時間において、鋼線２の把持作動はスムーズに
引継ぎされる。やがてフロントジャッキｊ１は最伸張端
まで到達し、リアジャッキｊ２の伸張時の間にフロント
ジャッキｊ１の短縮作動を終了する。
【００１２】＜ヘ＞リアジャッキｊ２の減速。 こうしてリアジャッキｊ２で鋼線２を把持して伸張を続
け、リアジャッキｊ２の伸張作動が最伸張時より多少短
い段階で、リアジャッキｊ２伸張の速度を減速させ、か
つリアジャッキｊ２のくさび１を解放状態とする。リア
ジャッキｊ２の減速作動の同時にフロントジャッキｊ１
を、リアジャッキｊ２の減速伸張速度よりも大きい速度
で伸張させ、鋼線２の把持を交替する。以下同様の作動
を繰り返して、鋼線２を連続してスムーズに引き寄せ
る。
け、リアジャッキｊ２の伸張作動が最伸張時より多少短
い段階で、リアジャッキｊ２伸張の速度を減速させ、か
つリアジャッキｊ２のくさび１を解放状態とする。リア
ジャッキｊ２の減速作動の同時にフロントジャッキｊ１
を、リアジャッキｊ２の減速伸張速度よりも大きい速度
で伸張させ、鋼線２の把持を交替する。以下同様の作動
を繰り返して、鋼線２を連続してスムーズに引き寄せ
る。
【００１３】
【本発明の効果】本発明の連続作業用ジャッキ装置は以
上説明したようになるから次のような効果を得ることが
できる。 ＜イ＞連続的に鋼線２の引き寄せが可能であるから、長
距離の鋼線２を中断することなく連続してスムーズに引
き寄せることができる。 ＜ロ＞長い距離の挿入作業、引上げ作業を行う場合に、
載荷作業と盛り替え作業を平行して行うことができるか
ら、作業時間を大幅に短縮することができる。
上説明したようになるから次のような効果を得ることが
できる。 ＜イ＞連続的に鋼線２の引き寄せが可能であるから、長
距離の鋼線２を中断することなく連続してスムーズに引
き寄せることができる。 ＜ロ＞長い距離の挿入作業、引上げ作業を行う場合に、
載荷作業と盛り替え作業を平行して行うことができるか
ら、作業時間を大幅に短縮することができる。
【図１】本発明の連続作業用ジャッキ装置の作動状態の
説明図
説明図
【図２】本発明の連続作業用ジャッキ装置の作動状態の
説明図
説明図
【図３】本発明の連続作業用ジャッキ装置の作動状態の
説明図
説明図
【図４】ジャッキ装置の作動のタイムスケジュールの説
明図
明図
【図５】鋼線把持部分の説明図
Claims (1)
- 【請求項１】センターホールジャッキとして構成したフ
ロントジャッキとリアジャッキを２基直列状に並べ、 各ジャッキのピストンロッド先端にはくさびを配置し、 くさびを円錐溝に収納して直径を収縮させることによっ
て鋼線を把持するように構成し、 フロントジャッキの伸張時には、フロントジャッキのく
さびを拘束状態、かつリアジャッキのくさびを解放状態
とし、 フロントジャッキの伸張作動が最伸張点に達する前に、 フロントジャッキの伸張の速度を減速させ、 かつフロントジャッキのくさびを解放状態とし、 同時にリアジャッキを、フロントジャッキの減速伸張速
度よりも大きい速度で伸張させ、 フロントジャッキの伸張時には、リアジャッキのくさび
を拘束状態、かつフロントジャッキのくさびを解放状態
とし、 リアジャッキの伸張時の間にフロントジャッキの短縮作
動を終了し、 リアジャッキの伸張作動が最伸張時より多少短い段階
で、 リアジャッキ伸張の速度を減速させ、 かつリアジャッキのくさびを解放状態とし、 同時にフロントジャッキを、リアジャッキの減速伸張速
度よりも大きい速度で伸張させるように構成した、 連続作業用ジャッキ装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15792897A JPH10330099A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連続作業用ジャッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15792897A JPH10330099A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連続作業用ジャッキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330099A true JPH10330099A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15660544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15792897A Pending JPH10330099A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連続作業用ジャッキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10330099A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104973545A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-10-14 | 中铁二十五局第四集团工程有限公司 | 一种张拉设备结构 |
| JP2021063423A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | 広西科技大学Ｇｕａｎｇｘｉ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｓｃｉｅｎｃｅ ａｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ | 連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステム |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15792897A patent/JPH10330099A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104973545A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-10-14 | 中铁二十五局第四集团工程有限公司 | 一种张拉设备结构 |
| JP2021063423A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | 広西科技大学Ｇｕａｎｇｘｉ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｓｃｉｅｎｃｅ ａｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ | 連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040419 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060720 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070814 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |