JPH10328667A - 殺菌水の生成方法 - Google Patents

殺菌水の生成方法

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Publication number
JPH10328667A
JPH10328667A JP9144207A JP14420797A JPH10328667A JP H10328667 A JPH10328667 A JP H10328667A JP 9144207 A JP9144207 A JP 9144207A JP 14420797 A JP14420797 A JP 14420797A JP H10328667 A JPH10328667 A JP H10328667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
current
tap water
concn
electric conductivity
Prior art date
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Pending
Application number
JP9144207A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kinoshita
崇 木下
Tetsuya Kurokawa
徹也 黒川
Hiroshi Mizukoshi
宏 水越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Publication of JPH10328667A publication Critical patent/JPH10328667A/ja
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気分解で生成する次亜塩素酸の濃度を、水
道水の塩素イオン濃度に左右されずに一定にする。 【解決手段】水道水中の塩素イオン濃度と発生する塩素
濃度とは比例関係にあり、塩素イオン濃度と電気伝導度
とは比例関係にあり、この電気伝導度は所定の電流を印
加することで簡単に知ることができる。そこで、水道水
中の塩素イオン濃度を測定する代りに、電気伝導度と目
的とする次亜塩素酸の濃度から必要な電流密度を割出
し、この電流密度となるように制御装置から電解槽13
の直流電源回路の電流増減手段に信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水を電気分解し
て殺菌水を生成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水を電気分解すると、陽極の近傍には−
の電解質を含んだ酸性イオン水が生成され、陰極の近傍
には+の電解質を含んだアルカリイオン水が生成され
る。そして、酸性イオン水は洗浄能力に優れ、アルカリ
イオン水は飲料水として適している。
【0003】また、酸性イオン水には殺菌作用も認めら
れている。即ち、水道水中に含まれる塩素イオン(C
l-)が、以下の反応によって酸化されて塩素ガスを生成
する。 2Cl-→Cl2+2e また、発生した塩素ガスは水中に溶けて以下の反応によ
り次亜塩素酸(HClO)を生成し、これが殺菌作用を
もたらす。 Cl2+H2O→HClO+HCl
【0004】ところで、電解に寄与するのは電圧ではな
く電流であるので、電解槽での酸性水とアルカリ水の生
成を安定化させる技術として、定電流直流電源を用いる
技術が特開平3−191号公報に開示されている。
【0005】ところで、水道水中の塩素イオン濃度は各
地でばらつきがあり、また、入浴日数、入浴人数などに
よってもばらつきがあり、また、同一場所でも日によっ
て塩素イオン濃度が異なるので、特開平3−191号公
報のように定電流直流電源を用いても一定濃度の殺菌水
を得ることはできない。
【0006】一方、実開昭63−6097号には、発生
する殺菌水の濃度を水道水の塩素イオン濃度に左右され
ずに一定の濃度にするため、塩素発生効率の異なる複数
の電極(陽極)を電解槽中に浸漬し、使用する水質に合
せて複数の電極の中から最適な電極を選択するようにし
た殺菌水の生成装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実開昭63−6097
号に開示される装置によれば、水道水中の塩素イオン濃
度のばらつきにある程度対処できる。しかしながら、こ
の手段による場合には、先ず水道水の塩素イオン濃度を
測定する必要があり、この測定に時間がかかり塩素イオ
ン濃度の変化に直ちに対応することができない。
【0008】また、複数の電極の中から最適な電極を選
択するといっても、多数の電極を電解槽中に浸漬するこ
とはスペース的にも無理であり、更に装置としても大掛
りになってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る殺菌水の生成方法は、水道水の電気伝導度と
水道水中の塩素イオン濃度の関係を予め測定しておき、
この測定値に基づいて、電気分解する水道水の電気伝導
度を測定し、この電気伝導度から水道水中の塩素イオン
濃度を算出し、この塩素イオン濃度に基づき所定の濃度
の次亜塩素酸を生成する電流を電極間に印加するように
した。
【0010】本発明に係る殺菌水の生成方法は、例え
ば、浴槽水の循環経路に電解槽を配置して、生成した殺
菌水を電解槽の下流側に設けた浄化槽に供給する場合等
に応用が可能であるが、これに限定されるものではな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る殺菌水の
生成方法を適用した浴槽水の循環浄化システムの全体図
であり、循環浄化システムは浴槽1に、浴槽水を浴槽外
に取り出して再び浴槽に戻す循環路2を付設し、この循
環路2に浄化槽10を設けている。
【0012】循環路2は浴槽1内の浴槽水を五方弁V
まで導く第1の導入管3a、五方弁V1から浴槽水を浄
化槽10内に導入する第2の導入管3b、浄化槽10で
浄化された浴槽水を五方弁V1まで導く第1の戻し管4
a及び五方弁V1を介して浄化された浴槽水を浴槽1に
戻す第2の戻し管4bから構成され、また五方弁V1
ら浄化槽10へ逆洗用の浴槽水を供給する洗浄水配管5
が五方弁V1と浄化槽10との間に設けられている。
【0013】浄化槽10内には濾床11が設けられ、こ
の濾床11は球状をなす活性炭(濾材)から構成され、
その下面はメッシュフィルター12にて支持され、濾床
11よりも上方位置からは電磁弁EV1を備えた排水管
6aが導出され、濾床11よりも下方位置からは電磁弁
EV2を備えた排水管6bが導出されている。
【0014】また、浄化槽10の直下には電解槽13を
設けている。この電解槽13は内部に陽極と陰極を備
え、それぞれが直流電源14に接続されている。この直
流電源14を含む直流電源回路には電極に供給する電流
値を増減する手段15が設けられている。
【0015】図2は水道水中の塩素イオン濃度と発生す
る塩素(次亜塩素酸)濃度との関係を示すグラフであ
り、このグラフから水道水中の塩素イオン濃度と発生す
る塩素濃度とは、比例関係にあることが分る。
【0016】また、図3は全国各地の水道水中の塩素イ
オン濃度と電気伝導度との関係を示すグラフであり、水
中のイオン濃度が高くなれば電気は通電しやすくなるの
で、予想されることではあるが、塩素イオン濃度と電気
伝導度とは比例関係にあることが分る。これらから、水
道水中の塩素イオン濃度を測定する代りに電気伝導度を
測定してもよいことが分る。
【0017】また、図4は極間電圧と1/電気伝導度と
の関係を示すグラフであり、このグラフから電極間に所
定の電流を印加し、その時の電圧から当該水道水の電気
伝導度を知ることができる。即ち、本実施例にあって
は、電解槽13内の電極間に所定の電流を印加し、その
時の電圧から当該水道水の電気伝導度、つまり塩素イオ
ン濃度を推定するようにしている。
【0018】更に、図5は電流密度と次亜塩素酸発生と
の関係を示すグラフであり、このグラフから、電流密度
と次亜塩素酸発生とは比例関係にあることが分る。した
がって、本実施例にあっては、当該水道水中の塩素イオ
ン濃度を測定する代りに電圧測定装置にて電気伝導度を
算出し、この電気伝導度と目的とする次亜塩素酸の濃度
から必要な電流密度を割出し、この電流密度となるよう
に制御装置から電流増減手段に信号を出力する。
【0019】尚、電解槽13については浄化槽10内の
底部に設けるようにしてもよい。更に、実施例にあって
は、本発明に係る殺菌水の生成方法を、浴槽水の循環浄
化システムに適用した例を示したが、これに限らず、通
常の浴槽水として或いは洗浄水として本発明によって生
成した殺菌水を利用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
水道水中の塩素イオン濃度を直接測定するのではなく、
電気伝導度を測定するようにしたので、測定自体が簡単
且つ正確に行なえ、しかも測定に要する時間も短いの
で、塩素イオン濃度の変化に追従して一定濃度の次亜塩
素酸を生成することができる。したがって、必要且つ充
分な濃度の殺菌水を生成することができるので、無駄な
電力を消費することがなく、また安定した必要十分の殺
菌効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る殺菌水の生成方法を適用した浴槽
水の循環浄化システムの全体図
【図2】水道水中の塩素イオン濃度と発生する塩素(次
亜塩素酸)濃度との関係を示すグラフ
【図3】水道水中の塩素イオン濃度と電気伝導度との関
係を示すグラフ
【図4】電気伝導度と極間電圧との関係を示すグラフ
【図5】電流密度と平均次亜塩発生率との関係を示すグ
ラフ
【符号の説明】
1…浴槽、2…循環路、10…浄化槽、11…濾床、1
2…メッシュフィルター、13…電解槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 560 C02F 1/76 A 1/76 B01D 35/02 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水を電気分解することで、水道水中
    の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる殺菌水の生成
    方法において、当該水道水中の塩素イオン濃度を測定す
    る代りに電気伝導度を測定し、この電気伝導度に基づき
    目的とする濃度の次亜塩素酸を生成する電流を電極間に
    印加するようにしたことを特徴とする殺菌水の生成方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の殺菌水の生成方法にお
    いて、生成された殺菌水を、浴槽水の循環経路に設けら
    れた浄化槽に供給するようにしたことを特徴とする殺菌
    水の生成方法。
JP9144207A 1997-06-02 1997-06-02 殺菌水の生成方法 Pending JPH10328667A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001321778A (ja) * 2000-05-12 2001-11-20 Dkk Toa Corp 殺菌水生成方法及び装置
KR20020071255A (ko) * 2001-03-05 2002-09-12 주식회사 버룽 중수도 금속이온법 살균 소독 시스템의 제어장치
JP2006223690A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Dkk Toa Corp 殺菌水生成方法及び装置
JP2007159914A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sanyo Electric Co Ltd 空気除菌装置
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JP2011104408A (ja) * 2011-02-28 2011-06-02 Sanyo Electric Co Ltd 空気除菌装置
KR101476097B1 (ko) * 2014-04-18 2014-12-24 안산시 실시간 농도 측정이 가능한 차아염소산나트륨 발생장치

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