JPH10328182A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

Info

Publication number
JPH10328182A
JPH10328182A JP9141491A JP14149197A JPH10328182A JP H10328182 A JPH10328182 A JP H10328182A JP 9141491 A JP9141491 A JP 9141491A JP 14149197 A JP14149197 A JP 14149197A JP H10328182 A JPH10328182 A JP H10328182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array
oscillator
shield
opening
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9141491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Masuda
善紀 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9141491A priority Critical patent/JPH10328182A/ja
Publication of JPH10328182A publication Critical patent/JPH10328182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波ビームにおけるサイドローブの影響を
低減して虚像の発生をなくす。 【解決手段】 振動子アレイ1の送受波面に、音響吸収
材からなりアレイ1の振動子2に対応して開口5がある
遮蔽体4を配置して、メインローブ方向には超音波ビー
ムは支障なく送受波されるが、サイドローブ方向の超音
波は吸収、減衰されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
備えられる超音波探触子に係り、詳しくは超音波ビーム
におけるサイドローブの影響を低減するための構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、被検体に当てがう超
音波探触子を有している。この超音波探触子は、被検体
に接触した状態で、被検体内に超音波ビームを投射する
とともに、被検体内からの超音波エコーを受波する。こ
のエコー信号を処理することで、被検体内部の断層像が
得られる。
【0003】この超音波探触子には、多数の振動子が一
定のピッチで直線状に並んだ振動子アレイとして設けら
れているのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波探触
子の各振動子による超音波の送受波には、言うまでもな
く指向性があって、その指向性をパターン化すると、一
般には、振動子の正面方向のメインローブの回りにサイ
ドローブがある形となる。
【0005】この超音波ビームにおけるサイドローブに
より、振動子の正面方向から大きく外れた方向のエコー
信号が取り込まれる。メインローブの方向のエコー信号
のほかに、サイドローブの方向のエコー信号が取り込ま
れることで、メインローブの方向には存在しないものの
画像があたかもメインローブの方向に存在するように表
示されることになり、表示画面上に虚像ができる。
【0006】このように、超音波探触子の各振動子には
指向性があって、サイドローブにより虚像が発生するの
であるが、従来の超音波探触子では、サイドローブに対
する実用的な対策はほとんど講じられていない。そのた
め、超音波の送受波により得られる画像には虚像が含ま
れるのが普通で、使用者は、その経験や判断により識別
するしかなかった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、サイドローブの影響を低減して虚像
の発生を抑制することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、振動子アレイの送受波面に間隔をおいて
音響吸収材からなる遮蔽体が配置され、この遮蔽体には
アレイの振動子に対応して開口が形成されている超音波
探触子を構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】図面により本発明の実施の形態を
説明すると、図1ないし図3は本発明の一実施形態を示
すもので、図1は、一実施の形態に係る超音波探触子の
概略構成を示す斜視図、図2はその一部の横断面図、図
3は作用説明図である。
【0010】図1において、符号1は振動子アレイで、
多数の振動子2,…が樹脂の充填剤3を間にして直線状
に配列されたものである。この振動子アレイ1の送受波
面には、所定の間隔をおいて遮蔽体4が配置されてい
る。この遮蔽体4は、各振動子2における超音波ビーム
のサイドローブを遮断もしくは抑制するためのもので、
音響吸収材からなり、振動子アレイ1の送受波面部より
一周り大きい板体に形成されている。遮蔽体4には、ア
レイ1の各振動子2に対応して開口5が形成されてい
る。
【0011】遮蔽体4の各開口5は、対応する振動子2
のほぼ正面にあって、振動子2の送受波面より若干大き
い形状であるが、その実際の大きさ、形状、各振動子2
に対する位置等の正確な値は、振動子アレイ1と遮蔽体
4との間隔や、発生超音波の中心周波数、走査深度、走
査範囲等に応じて決まる。例えば、振動子アレイ1と遮
蔽体4との間隔が狭い場合や、発生超音波の中心周波数
が高い場合、開口5は小さくなる。
【0012】また、各振動子2と開口5との位置関係で
は、図2に示すように、アレイ1の中央にある振動子2
cは走査範囲の中心Pに正対するので、対応する開口5
cはその振動子2cに正対する位置にあるが、アレイ1
の端にある振動子2eは走査範囲の中心Pから外れてい
るので、対応する開口5eは、その振動子2eよりも中
央寄りに偏位することになる。これにより、遮蔽体4を
設けたことにより送受波感度が低下することをある程度
防止することができる。
【0013】なお、図2において符号6は、遮蔽体4と
振動子アレイ1との間に両者の音響インピーダンス整合
をとるために設けられたゼリー状の整合剤であり、7は
バッキング材である。
【0014】また、遮蔽体4は、例えば、図3のように
構成されている。すなわち、遮蔽体4は、フェライトゴ
ムからなる板材4aに音響インピーダンス調整板4bを
張り付けて構成されており、音響インピーダンス調整板
4bを振動子アレイ1側にして配置されるようになって
いる。音響インピーダンス調整板4bは、板材4aと整
合剤6との間の音響インピーダンス整合を取る(反射を
防ぐ)ために設けられている。具体的には、音響インピ
ーダンス調整板4bは、板材4aと整合剤6との間の中
間の密度を有する物質からなる薄膜材4bn,…を複数
積層して構成されており、各薄膜材4bn,…の密度
は、板材4a側ほど板材4aに近似した値に設定されて
おり、反対に、整合剤6側ほど整合剤6に近似した値に
設定されている。このように構成されることで音響イン
ピーダンス調整板4bは、板材4a側ほど音響インピー
ダンス値が大きく、整合剤6側ほど音響インピーダンス
値が小さくなるように構成され、これによって板材4a
と整合剤6との間の音響インピーダンス整合を取ってい
る。
【0015】上記の構成において、振動子アレイ1の各
振動子2が駆動されると、その送受波面から超音波が発
射され、前方からの超音波エコーが受波されるが、振動
子2の送受波面には遮蔽体4がある。
【0016】この場合、図4に示すように、メインロー
ブMの方向には開口5があるから、この方向では超音波
は何の障害もなく送受波される。これに対して、サイド
ローブSの方向に向かう超音波は、開口5の周囲部分に
当たって吸収され、ほとんど外部に放射されず、また、
同方向からの超音波エコーもほとんど受波しない。
【0017】これで、メインローブMの方向には超音波
ビームは形成されるが、サイドローブSの方向には超音
波ビームは形成されず、超音波の送受波による画像は、
メインローブMの方向の超音波エコーのみによって形成
されることになり、表示画像には虚像が出なくなる。
【0018】上記の実施の形態では、本発明を直線配列
の振動子アレイを有する超音波探触子に実施したが、本
発明は、図5に示すように、別種の振動子アレイを有す
る超音波探触子にも実施しうる。
【0019】図5は、本発明の他の実施の形態に係る超
音波探触子の一部を示す横断面図で、この実施の形態で
は、曲面に沿って振動子2をリニア配列した振動子アレ
イ1の送受波面に、間隔をおいて遮蔽体4を設けてお
り、この遮蔽体4に開口5が形成されている。遮蔽体4
は振動子アレイ1とほぼ平行となるよう湾曲している。
この実施の形態でも、遮蔽体4と振動子アレイ1との間
には、両者の音響インピーダンス整合をとるために整合
剤6が設けられている。
【0020】この実施の形態では、振動子2の位置と開
口5の位置との間にかなりのずれがあり、アレイ1の中
央にあって走査範囲の中心Pに正対する振動子2cにつ
いて、対応する開口5cはその振動子2cに正対する位
置に形成するが、それ以外の振動子2については、対応
する開口5をその振動子2よりも中央寄りに偏位させて
設ける。
【0021】次に、ある振動子アレイ1には一つの特定
の遮蔽体4を固定的に設ければよいが、走査深度を変え
るような場合(超音波の中心周波数の変動させる場合を
含む)は、遮蔽体4の各開口5と、対応する振動子2と
の位置関係が変わってくるので、遮蔽体4を別のものと
取り換えるか、遮蔽体4と振動子アレイ1との間隔を変
更する必要が生じる。
【0022】図6は、本発明のさらに他の実施の形態に
係る超音波探触子の一部の縦断面図で、上記のような必
要性に対応できるようにしたものである。この実施の形
態では、遮蔽体4の上下に振動子アレイ1側への折り曲
げ部8を一体に設け、これら折り曲げ部8の内側に位置
決め用突起9を形成している。折り曲げ部8の振動子ア
レイ1側への嵌め付けで、遮蔽体4が振動子アレイ1側
に取り付けられ、位置決め突起9の引っ掛かりにより、
遮蔽体4と振動子アレイ1との間隔が所定の値に決ま
る。
【0023】なお、上記の各実施の形態では、振動子ア
レイ1の各振動子2に対応して、遮蔽体4に開口5を形
成したが、必ずしも振動子2と開口5とは一対一対応す
る必要はなく、隣接する数個の振動子に一つの開口とい
う対応関係にしてもよい。
【0024】なおまた、図面では、遮蔽体4が超音波探
触子の送受波面の最も外側に位置するように示したが、
従来の一般の超音波探触子のように、送受波面の最も外
側に音響レンズを設け、音響レンズと送受波面との間に
遮蔽体4を配置するようにすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、開口のある遮蔽体によりサイ
ドローブ方向の超音波の送受波を遮断するようにしたも
ので、サイドローブ方向からの超音波エコーが取り込ま
れず、メインローブ方向の超音波ビームのみにより画像
が形成されることになるから、表示画面に虚像が現れ
ず、的確な診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る超音波探触子の概
略構成を示す斜視図である。
【図2】上記超音波探触子の一部の横断面図である。
【図3】遮蔽体の構成を示す拡大断面図である。
【図4】上記超音波探触子の作用説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る超音波探触子の
一部を示す横断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態に係る超音波探
触子の一部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 振動子アレイ 2 振動子 4 遮蔽体 5 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子アレイの送受波面に間隔をおいて
    音響吸収材からなる遮蔽体が配置され、この遮蔽体には
    アレイの振動子に対応して開口が形成されていることを
    特徴とする超音波探触子。
JP9141491A 1997-05-30 1997-05-30 超音波探触子 Pending JPH10328182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9141491A JPH10328182A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 超音波探触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9141491A JPH10328182A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 超音波探触子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10328182A true JPH10328182A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15293164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9141491A Pending JPH10328182A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 超音波探触子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10328182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226302A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波プローブ、超音波診断装置及び遮蔽体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226302A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波プローブ、超音波診断装置及び遮蔽体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7678054B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic diagnosing device
JP2009510889A (ja) 超音波診断用プローブ及びこれを用いる超音波診断システム
US20070197917A1 (en) Continuous-focus ultrasound lens
KR20040014982A (ko) 초음파 트랜스듀서
JPS624973B2 (ja)
JPH078486A (ja) 超音波トランスデューサ
US4612809A (en) Curved-array ultrasonic probe using low-velocity fluid
JP4287183B2 (ja) 超音波探触子
JPS649012B2 (ja)
JPH10328182A (ja) 超音波探触子
CN116919449A (zh) 胎心探头
JP3358907B2 (ja) 配列型の超音波探触子
JP2005094560A (ja) 超音波探触子
JPS6340974Y2 (ja)
JPH0759769A (ja) 超音波探触子
JPH0759765A (ja) 超音波トランスデューサ
JPS6216386B2 (ja)
JP2711175B2 (ja) 超音波探触子
JPH02172Y2 (ja)
JP2712065B2 (ja) 超音波探触子
JPH06181925A (ja) 超音波探触子
JPS5935205Y2 (ja) 超音波トランスデユ−サ
JPH05168094A (ja) 超音波探触子
JPH069553B2 (ja) 超音波探触子
JPS6225376B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees