JPH10327411A - 画像符号化方法及び装置、画像復号方法及び装置、並びに記録媒体 - Google Patents

画像符号化方法及び装置、画像復号方法及び装置、並びに記録媒体

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JPH10327411A
JPH10327411A JP7268398A JP7268398A JPH10327411A JP H10327411 A JPH10327411 A JP H10327411A JP 7268398 A JP7268398 A JP 7268398A JP 7268398 A JP7268398 A JP 7268398A JP H10327411 A JPH10327411 A JP H10327411A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を効率よく符号化可能にする。 【解決手段】 シェイプ画像をシェイプ符号化器4にて
マクロブロック毎に符号化する際に、そのマクロブロッ
クのモードを示す情報をモード符号化器7で符号化す
る。このとき、符号化するシェイプ画像のマクロブロッ
クを、そのマクロブロックに対して空間もしくは時間方
向における相関の強いマクロブロックのモード若しくは
復号画素を使用して符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を、アナ
ログおよびディジタルの電話回線、専用のデータ伝送回
線などの種々の転送レートを持った伝送装置を使って伝
送すること、また、光/磁気ディスクやRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)などの種々の記憶容量を持った蓄積
メディアに記録すること、を前提とした場合に重要な、
ディジタル画像信号の画像符号化方法及び装置、画像復
号方法及び装置、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の符号化方法の1つとして、オブジ
ェクトスケーラブルな符号化というものがある。これは
画像をオブジェクトと呼ばれるまとまりに分割し、オブ
ジェクト毎に符号化を行うものである。
【0003】例えば、図8のように、人と背景とからな
る画像V1をオブジェクトスケーラブルに符号化するに
は、画像V1を人というオブジェクトと背景というオブ
ジェクトとに分割する。その後、これら人のオブジェク
トを構成する画像V2と上記背景のオブジェクトを構成
する画像V3のそれぞれを、独立に符号化する。これに
より、人オブジェクト画像V2については細かく量子化
し、背景オブジェクト画像V3については荒く量子化し
て符号化するという制御が可能になる。更に、人オブジ
ェクト画像V2については全フレームを符号化し、背景
オブジェクト画像V3については何枚かに1枚を符号化
するという制御が可能になる。この符号化手法によれ
ば、同じ符号発生量で主観的な画質を向上させたり、同
じ主観的な画質で符号発生量を減少させたりできるとい
う利点がある。
【0004】このオブジェクトスケーラブルな符号化を
実現するためには、通常符号化している画像の明るさお
よび色合いを表すテクスチャ画像(または単にテクスチ
ャ)以外に、オブジェクトの形状を符号化する必要があ
る。オブジェクトの形状はシェイプ画像(または単にシ
ェイプ、或いはキー信号と呼ばれることもある)と呼ば
れている。図8の例では、人オブジェクト画像V2をテ
クスチャ画像V2aとシェイプ画像V2bとに分け、こ
れらのテクスチャ画像V2aとシェイプ画像V2bをそ
れぞれ符号化する。
【0005】また、上記シェイプを表すデータとして
は、ハードキー信号とソフトキー信号とがある。ハード
キー信号はオブジェクトの内部であるか、外部であるか
を2値で表した2値画像である。ハードキー信号によっ
てオブジェクトの内部と示された画素においてはそのオ
ブジェクトのテクスチャ画像が出力画像に使われる。ハ
ードキー信号によってオブジェクトの外部と示された画
素においては背景のテクスチャ画像が出力画像に使われ
る。ソフトキー信号はオブジェクトの内部のテクスチャ
画像と、外部のテクスチャ画像を合成する割合を多値で
表した多値画像である。ソフトキー信号の値が最大値で
ある画素においては、オブジェクトのテクスチャ画像の
画素値がそのまま出力画像に使われ、最小値である画素
においては背景のテクスチャ画像の画素値がそのまま出
力画像に使われる。中間の画素値のときにはその値によ
って双方のテクスチャ画像の画素値を合成されたものが
出力画像に使われる。
【0006】一方、動画像信号を伝送又は蓄積するシス
テムでは、例えば動画像信号のフレーム内相関やフレー
ム間相関を利用して、画像信号を圧縮符号化することに
より、伝送路および蓄積媒体の効率的な使用が可能とな
る。例えば、このような動画像信号の圧縮符号化手法と
しては、いわゆるMPEG(Moving Picture ImageCodi
ng Experts Group)と呼ばれる動画像符号化の検討組織
にて標準化された符号化方式が存在する。このMPEG
は、基本的には、DCT(Discrete CosineTransform)
及び動き補償予測符号化からなるハイブリット符号化技
術である。
【0007】上記フレーム内相関を利用した画像信号の
符号化方法では、テクスチャについては、DCTなど
の、符号化すべき係数を集中させる働きのある直交変換
が多く用いられており、シェイプ画像については、いわ
ゆるMMR(Modified ModifiedREAD)に基づく符号化方
法、いわゆるJBIG(Joint Bi-Level Image Coding E
xperts Group)に基づく符号化方法などが考えられてい
る。
【0008】また、上記フレーム間相関を利用した方法
では、いわゆる動き補償予測が多く用いられている。こ
こで、この動き補償フレーム間予測の原理を図9を用い
て説明する。
【0009】この図9に示すように、時刻t1,t2に
おいて、画像P1,P2が発生し、既に画像P1は符号
化伝送されているものとし、画像P2はこれから新規に
符号化伝送するものとする。このとき、画像P2を複数
のブロックに分割し、これら各ブロックについて、画像
P1との間の動き量(動きベクトル)を検出する。そし
て、画像P1を上記動きベクトルの分だけ並行移動させ
たものを、そのブロックに対する予測画像とし、当該予
測画像と上記画像P2のブロックとの差分画像を求め
る。そして、この差分画像と上記動きベクトルとを符号
化伝送するものが、上記動き補償フレーム間予測であ
る。
【0010】ここで、上述の動き補償フレーム間予測と
動きベクトルの予測を利用したシェイプ画像の符号化装
置の構成を図10に示す。この符号化装置では、符号化
方法として上記MPEGが用いられ、符号化単位はマク
ロブロック単位で行われる。また、シェイプ画像の符号
化はフレーム全体について行われるわけではなく、例え
ば図11に示されるようにオブジェクトを囲む長方形領
域(図11の例では人型のオブジェクトを囲む白抜き領
域)についてのみ行われている。この長方形領域画像は
VOP(Video Object Plan)と呼ばれる。
【0011】図10に示したシェイプ画像の符号化装置
(シェイプ符号化装置)は、シェイプ入力端子41から
入力されたシェイプ画像を符号化して、符号信号として
符号出力端子50から出力するものである。
【0012】シェイプ入力端子41から入力されたシェ
イプ画像は、動き検出器42とシェイプ符号化器44に
入力される。
【0013】動き検出器42では、入力されたシェイプ
画像と既にシェイプ符号化器44で符号化され更に局所
復号されて局所復号シェイプ画像メモリ45に保持され
ている局所復号シェイプ画像との間の動き量の検出がマ
クロブロック単位で行われる。そして、その検出された
動きベクトル、マクロブロックのモード及びマクロブロ
ックの右上端の座標とが出力される。なお、マクロブロ
ックのモードについては後述する。
【0014】このマクロブロックのモードは、シェイプ
符号化器44に入力されると共に、モードメモリ46及
びモード符号化器47に入力される。マクロブロックの
左上端の座標は、モード符号化器47に入力される。ま
た、検出された動きベクトルは、動きベクトル符号化器
48、動き補償器43に入力される。動きベクトル符号
化器48は、入力された動きベクトルを符号化し、符号
化された動きベクトルを多重化器49に供給する。ま
た、動き補償器43は、入力された動きベクトルを用い
て、局所復号画像メモリ45に保持された局所復号シェ
イプ画像から予測シェイプ画像を生成し、その予測シェ
イプ画像をシェイプ符号化器44に供給する。この予測
シェイプ画像及びマクロブロックのモードをもとに、入
力されたシェイプ画像がシェイプ符号化器44で符号化
され、符号化されたシェイプ画像が多重化器49に供給
される。さらに、シェイプ符号化器44では、符号化さ
れた画像を局所復号し、その局所復号シェイプ画像を局
所復号画像メモリ45に供給する。
【0015】シェイプ画像のマクロブロックのモードと
しては、マクロブロック中の全ての画素はオブジェクト
の外部であることを示すモードM0、マクロブロック中
の全ての画素はオブジェクトの内部であることを示すモ
ードM1、フレーム内で符号化する(フレーム内相関を
用いて符号化する)ことを示すモードMintra、動き補
償を行ったシェイプ画像を参照して符号化する(フレー
ム間相関を用いて符号化する)ことを示すモードMinte
r、動き補償を行ったシェイプ画像をそのまま用いるこ
とを示すモードMskipなどがある。また、マクロブロッ
クのモードは、動きベクトルを送るかどうかによって細
分化されることも多い。
【0016】モード符号化器47は、入力されたマクロ
ブロックのモードを参照したフレーム(参照フレーム)
におけるマクロブロックのモードを用いて符号化する。
つまり、動き検出器42から出力されたマクロブロック
のモードは、モードメモリ46にも供給されており、参
照フレームのマクロブロックのモードとして記憶され
る。また、パラメータx_org(t)、y_org(t)、w(t)、h(t)
がモードメモリ46に供給されて記憶される。これらの
パラメータは、各フレームにおけるVOP(長方形領
域)の大きさを表すためのパラメータであり、パラメー
タx_org(t)、y_org(t)は、時間tのフレームにおけるV
OPの存在する長方形領域の左上角の座標を表してお
り、w(t)は、この長方形領域の幅、h(t)は、この長方形
領域の高さを表している。これらのパラメータは、VO
Pの長方形領域を特定するために利用される。
【0017】まず、モード符号化器47には、モードメ
モリ46からの参照フレームのVOPの左上角の座標と
動き検出器42からの符号化するマクロブロックのモー
ドとそのマクロブロックの左上端の座標が入力される。
そして、後述するモード符号化器47内の参照マクロブ
ロック決定方法に従って参照するマクロブロックを決定
して、その決定された参照するマクロブロックのモード
をモードメモリ46から読み出す。そして、モード符号
化器47は、この決定された参照するマクロブロックの
参照フレームのマクロブロックのモードに基づいてマク
ロブロックのモードを符号化する。
【0018】そして、モード符号化器47は、例えば、
VCL(可変長コード)符号化を用いる場合には、参照
フレームのマクロブロックのモードによってVLCテー
ブルを切り替え、参照フレームのマクロブロックのモー
ドと同じモードであれば短い符号が割り当てられるよう
なVLCテーブルを使用して、マクロブロックのモード
の符号化を行う。また、例えば、算術符号化を用いる場
合には、同様に算術符号化のための確率テーブルを切り
替えることにより、マクロブロックのモードの符号化を
行う。その後、符号化したマクロブロックのモードは、
多重化器49に入力される。
【0019】多重化器49には、シェイプ符号化器44
からの符号化されたシェイプ画像、動きベクトル符号化
器48からのマクロブロック毎の符号化された動きベク
トル及びモード符号化器47からのマクロブロック毎の
符号化されたマクロブロックのモードが入力され、これ
らが多重化されて、符号化ビットストリームとして符号
化出力端子50から出力される。このビットストリーム
は、その後、図示しない伝送路を介して受信機に送信さ
れたり、記録装置によって記録媒体に記録される。
【0020】次に、マクロブロックのモードの符号化に
ついて詳しく説明する。上述したようにマクロブロック
の符号化は、参照フレームにおけるマクロブロックのモ
ードを参照して行われる。また、シェイプ画像の符号化
は、オブジェクトを囲む長方形領域(VOP)について
のみ行われる。図11中(A)は、時間t=1のときの
長方形領域の例を示しており、図11中(B)は、時間
t=2のときの長方形領域の例を示している。
【0021】この図11中(A)と図11中(B)から
わかるように、長方形領域の左上角の座標も、また符号
化されるVOPの大きさ(長方形領域の大きさ)も、フ
レームによって変わる。すなわち、図11中(A)に示
す時間t=1のときのVOPの存在する長方形領域は、
左上角の座標が(x_org(1), y_org(1))で幅がw(1)、高さ
がh(1)であるのに対して、図11中(B)に示す時間t
=2のときのVOPの存在する長方形領域は、左上角の
座標が(x_org(2), y_org(2))で幅がw(2)、高さがh(2)と
なっており、フレームによって上記長方形領域の左上角
の座標と大きさが変わっていることがわかる。
【0022】そのため、上述のような場合、符号化しよ
うとするマクロブロックと参照フレーム上のマクロブロ
ックの対応関係が自明でなくなる問題が発生する。
【0023】このことを、図12を用いてより具体的に
説明する。なお、図12には、時間t=0,1,2のよ
うに連続する各フレーム内のオブジェクト(例えば人型
のオブジェクト)と、この人型オブジェクトが存在して
いる画像内のVOPの長方形領域とを示している。上記
長方形領域は、図中格子状に区切って表す複数のマクロ
ブロックからなっている。
【0024】図12中(A)に示す時間t=0における
人型オブジェクトは両手(両腕)に当たる部分を水平に
上げた状態を表しており、この人型オブジェクトは図1
2中(B)に示す時間t=1から図12中(C)に示す
時間t=2のように時間の経過に伴って、向かって左側
の手(左側の腕)に当たる部分を徐々に上げていってい
る様子を表している。これら図12中(A),(B),
(C)から、人型オブジェクトの動きに応じて上記VO
Pの長方形領域の左上角の座標と幅及び高さが変化して
いくことがわかる。なお、図12中(C)と(D)は同
一時間のフレームであり、またこの図12中(B)のフ
レームは前記図11中(A)と対応しており、図12中
(C)及び(D)のフレームは前記図11中(B)と対
応している。
【0025】この図12において、最初の時間t=0の
フレームから、次の時間t=1のフレームの長方形領域
内の各マクロブロックを符号化する場合、当該時間t=
1のフレームの長方形領域内の各マクロブロックのモー
ドは、1フレーム前の時間t=0のフレームの長方形領
域内の各マクロブロックに対応した各マクロブロック内
のオブジェクトの存在の有無及びオブジェクトの動き
(変化)によって決定されている。すなわち、図12中
(B)に示すように、時間t=1のフレームの長方形領
域内の各マクロブロックにおいて、オブジェクト(オブ
ジェクトの一部)が存在しないマクロブロックは前記モ
ードM0(図12ではマクロブロック中に単に0を記入
して表す)に、オブジェクトが1フレーム前と全く変化
していないマクロブロックは前記モードMskip(図12
ではマクロブロック中に単にSを記入して表す)に、オ
ブジェクトが1フレーム前よりも少し変化したマクロブ
ロックは前記モードMinter(図12ではマクロブロッ
ク中に単にIを記入して表す)に、オブジェクトが1フ
レーム前よりも大きく変化したマクロブロックは前記モ
ードMintra(図12ではマクロブロック中に単に文字
Cを記入して表す)に決定される。これら図12中
(A)と(B)の各長方形領域の場合、それぞれの左上
角の座標と幅及び高さは変化していない。
【0026】ここで、その次の時間t=2のフレームの
長方形領域内の各マクロブロックを符号化する場合、図
12中(B)と(C)の各長方形領域を比較してわかる
ように、それぞれの左上角の座標と幅及び高さが変化し
ている。このため、当該時間t=2のフレームの長方形
領域内の各マクロブロックを符号化する場合には、当該
時間t=2のフレームの長方形領域内の各マクロブロッ
クのモードとして、本来ならば図12中(C)に示すよ
うな各モードに決定されることが望ましい。
【0027】しかしながら、前述したようにマクロブロ
ックのモード決定の際には参照フレームにおけるマクロ
ブロックのモードを参照するようになされているので、
上記時間t=2のフレームにおける長方形領域内の各マ
クロブロックのモードとしては、図12中(D)に示す
ように、その1フレーム前の時間t=1の各マクロブロ
ックのモード(図12中(B)に示す各モード)が参照
されてしまうことになる。すなわち、時間t=2のフレ
ームのように左上角の座標が前記(x_org(2), y_org(2))
で幅がw(2)、高さがh(2)の長方形領域内の各マクロブロ
ックを符号化する場合には、参照する時間t=1のフレ
ームの長方形領域の左上角の座標(x_org(1), y_org(1))
と幅w(1)及び高さh(1)が、当該時間t=2のフレームの
長方形領域の左上角の座標(x_org(2), y_org(2))と幅w
(2)及び高さh(2)と同じであるかどうかに関わらず、上
記時間t=1の参照フレームの長方形領域の左上角から
の横方向および縦方向の変移が同じであるマクロブロッ
クのモードをそのまま対応付けることが行われる。な
お、対応するマクロブロックが時間t=1のフレームで
はVOPの長方形領域の外になって存在しない場合につ
いては、VOPの長方形領域の端のマクロブロックのモ
ードと同じであるとする。
【0028】これら図12中(D)と図12中(C)を
比べてわかるように、図12中(D)の場合には多数の
マクロブロックにおいて正しくないモードを参照してし
まうことになる。
【0029】なお、時間t=2のフレームの長方形領域
内のマクロブロックのモードに対する参照マクロブロッ
クの決定のための実際の処理は、図10のモード符号化
器47にて行われており、ここでは、符号化するマクロ
ブロックに対するモードメモリ46に保存されている参
照フレームの参照マクロブロックが、符号化するマクロ
ブロックの左上端の座標(x(t),y(t))及び参照フレー
ムの長方形領域の左上角の座標(x_org(t), y_org
(t))、幅w(t)及び高さh(t)に基づいて、図13に示す
ようなフローチャートの処理で行われる。なお、図13
のフローチャートは参照マクロブロックのx座標のみを
決定するものである。
【0030】この図13において、時間t=1のフレー
ムの長方形領域(VOP)内の左上角の座標が(x_org
(1),y_org(1))であり、時間t=2のフレームの長方形
領域内の符号化するマクロブロックの左上端の座標が
(x(2),y(2))、時間t=2のフレームの長方形領域
(VOP)内の左上角の座標が(x_org(2),y_org(1))
であるとき、先ずステップST11では、時間t=2の
フレームの長方形領域内の符号化するマクロブロックの
左上端の座標が(x(2),y(2))と、この時間t=2のフ
レームの長方形領域の左上角のx座標x_org(2)と、時間
t=1の参照フレームの長方形領域の幅w(1)とを用い
て、x(2)−x_org(2)の演算を行い、さらにその計算結果
とw(1)の値の大小比較を行う。ここで、(x(2)−x_org
(2))<w(1)のときにはステップST2の処理に進み、
それ以外のときにはステップST3の処理に進む。
【0031】ステップST2では、時間t=1の参照フ
レームの長方形領域(VOP)内で左上角に位置するx
座標x_org(1)と、時間t=2のフレームの長方形領域内
の符号化するマクロブロックの左上端のx座標x(2)と、
時間t=2のフレームの長方形領域の左上角のx座標x_
org(2)とを用いたx_org(1)+x(2)−x_org(2)の演算を行
う。これにより上記時間t=1のフレームの長方形領域
内の参照するマクロブロックの左上端のx座標x(1)を求
める。
【0032】また、ステップST3では、時間t=1の
参照フレームの長方形領域の左上角のx座標x_org(1)
と、当該時間t=1のフレームの長方形領域の幅w(1)及
び、マクロブロック内の横方向の画素数に対応する値1
6とを用いたx_org(1)+w(1)−16の演算を行う。これ
により、時間t=1のフレームの長方形領域内の参照す
るマクロブロックの左上端のx座標x(1)を求める。
【0033】なお、上述した説明は、x軸方向のみの説
明であるが、w(1)の代わりにh(1)の値を用いて同様に時
間t=1のフレームの長方形領域内の参照するマクロブ
ロックの左上端のy座標y(1)を求めることができる。
【0034】次に、図10の符号化装置での符号化によ
り得られた符号化ビットストームを復号する復号装置の
構成及び動作について図14を用いて説明する。
【0035】図14に示した従来のシェイプ復号装置
は、符号入力端子80に入力された符号から復号したシ
ェイプ画像を、シェイプ出力端子88から出力するもの
であり、この復号装置も前記符号化装置と同様に、マク
ロブロックのモードを参照して復号を行う。
【0036】すなわちこの図14において、符号入力端
子80に入力された符号は逆多重化器81にて、シェイ
プ画像の符号と、動きベクトルの符号と、マクロブロッ
クのモードの符号とにそれぞれ分離される。
【0037】これら分離された各符号は、それぞれ対応
するシェイプ復号器84、動きベクトル復号器82、モ
ード復号器87に入力される。
【0038】動きベクトル復号器82は、動きベクトル
の符号を復号して、復号された動きベクトルを動き補償
器83に供給する。また、モード復号器87は、マクロ
ブロックのモードを既に復号されてモードメモリ86に
記憶されている参照フレームのマクロブロックのモード
を用いて復号する。なお、モード復号器87の復号は、
モード符号化器47の参照マクロブロック決定方法と同
一の方法に従って参照マクロブロックが決定される。そ
して、その決定された参照マクロブロックのモードがモ
ードメモリ46から読み出され、このモードが用いられ
る。
【0039】モード復号器87にて復号されたマクロブ
ロックのモードは、シェイプ復号器84に送られると共
に、モードメモリ86に入力されて、参照フレームのマ
クロブロックのモードとして記憶される。また、このモ
ードメモリ86には、VOPの長方形領域の左上角の座
標(x_org(t), y_org(t))と幅w(t)、高さh(t)も記憶さ
れる。これらパラメータは、VOPの長方形領域を特定
するために使用される。
【0040】動き補償器83は、動きベクトル復号器8
2で復号された動きベクトルを用いてシェイプ復号器8
4にて復号されて復号画像メモリ85に蓄えられている
復号シェイプ画像を用いて予測シェイプ画像を生成し
て、この予測シェイプ画像をシェイプ復号器84に供給
する。
【0041】シェイプ復号器84には、シェイプ画像の
符号、モード復号器87によって復号されたマクロブロ
ックのモード及び動き補償器83からの予測シェイプ画
像が入力される。そして、シェイプ復号器84は、復号
されたマクロブロックのモード及び予測シェイプ画像を
用いて、マクロブロック毎にシェイプ画像の符号を復号
し、復号されたシェイプ画像を生成する。この復号され
たシェイプ画像は、シェイプ出力端子に供給されて、そ
の後外部に出力される。また、復号されたシェイプ画像
は、動き補償器83で予測シェイプ画像を生成するため
に利用されるように、復号画像メモリ85に入力され、
記憶される。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】図12にて説明したよ
うに、上述した符号化装置では、符号化するフレームと
参照するフレームとでVOPの長方形領域の左上角の座
標が異なる場合には、参照したマクロブロックのモード
が実際と異なることが多くなり、符号化効率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
【0043】また、動き補償のための動きベクトルの符
号化においては、VOPの長方形領域の左上角からの変
移についてではなく、フレームの左上角からの変移につ
いて符号化しているため、動きベクトルの取り扱いとマ
クロブロックのモードの取り扱いが一貫しないという問
題もあった。
【0044】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、画像を効率よく符号化することが
できる画像符号化方法及び装置、符号化された画像を正
確に復号することができる画像復号方法及び装置、並び
に、再生装置によって再生可能な効率よく符号化された
画像が記録された記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化方法
及び装置は、符号化する画像を所定の符号化単位毎に時
間方向の参照画像を用いて符号化し、符号化する画像の
符号化単位の符号化モードを示す情報を符号化する画像
の符号化単位と最も重なり部分の広い上記参照画像の符
号化単位の符号化モードを示す情報を用いて符号化する
ことを特徴とする。
【0046】また、本発明の画像復号方法及び装置は、
復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
復号する画像の符号化単位と最も重なり部分の広い上記
参照画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を用い
て復号し、復号された符号化モードを示す情報に基づい
て復号する画像を所定の符号化単位毎に時間方向の参照
画像を用いて復号することを特徴とする。
【0047】さらに、本発明の画像符号化方法及び装
置、符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化し、
符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報
を符号化する画像の符号化単位と空間的に隣接する符号
化単位の符号化モードを示す情報を用いて符号化するこ
とを特徴とする。
【0048】また、本発明の画像復号方法及び装置は、
復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
上記復号する画像の符号化単位と空間的に隣接する符号
化単位の符号化モードを示す情報を用いて復号し、復号
された符号化モードを示す情報に基づいて復号する画像
を所定の符号化単位毎に復号する特徴とする。
【0049】さらに、本発明の画像符号化方法及び装置
は、符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化し、
符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報
を符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接する既に
局所復号された符号化単位の復号画素を用いて符号化す
ることを特徴とする。
【0050】また、本発明の画像復号方法及び装置は、
復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
復号する画像の符号化単位の空間的に隣接する既に局所
復号された符号化単位の復号画素を用いて復号し、復号
された符号化モードを示す情報に基づいて符号化する画
像を所定の符号化単位毎に符号化することを特徴とす
る。
【0051】さらに、本発明の記録媒体は、本発明の画
像復号方法によって復号される符号化信号が記録されて
いることを特徴とする。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実現する実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。
【0053】本発明の画像符号化方法は、例えば図1に
示すような第1の実施の形態の画像符号化装置(シェイ
プ符号化装置)で実現される。このシェイプ符号化装置
はシェイプ入力端子1から入力されたシェイプ動画像を
符号化して符号出力端子10から出力するものである。
なお、この符号化装置では、符号化方法として、DCT
と動き補償予測符号化からなるハイブリット符号化(例
えばMPEG符号化)が用いられ、符号化単位はマクロ
ブロック単位で行われる。また、シェイプ画像の符号化
は、フレーム全体について行われるのではなく、オブジ
ェクトを囲む長方形領域(VOP)についてのみ行われ
る。
【0054】シェイプ入力端子1から入力されたシェイ
プ画像は、動き検出器2とシェイプ符号化器4に入力さ
れる。
【0055】動き検出器2では、入力されたシェイプ画
像と既にシェイプ符号化器4で符号化され更に局所復号
されて局所復号画像メモリ5に保持されている局所復号
画像との間の動き量の検出がマクロブロック単位で行わ
れる。そして、その検出された動きベクトルとマクロブ
ロックのモードとが出力される。なお、マクロブロック
のモードについては、既に説明したモードと同一である
のでここでは省略する。
【0056】このマクロブロックのモードは、シェイプ
符号化器4に入力されると共に、モードメモリ6及びモ
ード符号化器7に入力される。また、検出された動きベ
クトルは、動きベクトル符号化器8及び動き補償器3に
入力される。動きベクトル符号器8は、入力された動き
ベクトルを符号化し、符号化された動きベクトルを多重
化器9に供給する。また、動き補償器3は、入力された
動きベクトルを用いて、局所復号画像メモリ5に保持さ
れた局所復号シェイプ画像から予測シェイプ画像を生成
し、その予測シェイプ画像をシェイプ符号化器4に供給
する。この予測シェイプ画像及びマクロブロックのモー
ドをもとに、入力されたシェイプ画像がシェイプ符号化
器4で符号化され、符号化されたシェイプ画像が多重化
器9に供給される。さらにシェイプ符号化器4では符号
化されたシェイプ画像を局所復号し、その局所復号シェ
イプ画像を局所復号画像メモリ5に供給する。
【0057】動き検出器2からのマクロブロックのモー
ドは、モードメモリ6及びモード符号器7に入力され
る。モードメモリ6には、入力されたマクロブロックの
モードは参照フレームのマクロブロックのモードとして
記憶される。また、パラメータx_org(t)、y_org(t)、w
(t)、h(t)は、モードメモリ6に入力される。モードメ
モリ6には、入力されるパラメータx_org(t)、y_org
(t)、w(t)、h(t)が参照フレームのパラメータとして記
憶される。これらのパラメータはVOP(長方形領域)
の大きさを表すパラメータであり、パラメータx_org
(t)、y_org(t)は、時間tのフレームにおけるVOPの
存在する長方形領域の左上角の座標を表しており、w(t)
はこの長方形領域の幅、h(t)はこの長方形領域の高さを
表している。これらのパラメータは、VOPの長方形領
域を特定するために利用される。
【0058】モード符号化器7は、入力されたマクロブ
ロックのモードを参照したフレーム(参照フレーム)に
おけるマクロブロックのモードに基づいて符号化する。
さらに、モード符号化器7は、参照するマクロブロック
を決定する際に、参照フレ−ムのVOPの左上角の座標
と符号化するマクロブロックの左上端の座標に基づいて
参照するマクロブロックを決定する。そして、この決定
された参照するマクロブロックの参照フレームのマクロ
ブロックのモードに基づいてマクロブロックのモードが
符号化される。
【0059】つまり、モード符号化器7は、例えば、V
LC(可変長コード)符号化を用いる場合には、参照フ
レームのマクロブロックのモードによってVLCテーブ
ルを切り替え、参照フレームのマクロブロックのモード
と同じモードであれば短い符号が割り当てられるような
VLCテーブルを使用して、マクロブロックのモードの
符号化を行う。また、例えば、算術符号化を用いる場合
には、同様に算術符号化のための確率テーブルを切り替
えることにより、マクロブロックのモードの符号化を行
う。このモード符号化器7の詳細については後述する。
その後、符号化したマクロブロックのモードは、多重化
器9に入力される。
【0060】多重化器9には、シェイプ符号化器4から
の符号化されたシェイプ画像、動きベクトル符号化器8
からのマクロブロック毎の符号化された動きベクトル及
びモード符号化器7からのマクロブロック毎の符号化さ
れたマクロブロックのモードが入力され、これらが多重
化されて、符号化ビットストリームとして符号化出力端
子10から出力される。
【0061】この符号化ビットストリームは、その後誤
り訂正符号が付加され、さらに所定の変調処理が施され
た後、図示しない記録装置によって、本発明の画像記録
媒体としての例えばCD−ROM(compact disc read
only memory)、DVD(digital versatile disc)、
光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、RAM、
その他様々な蓄積メディアに記録されるか、或いは伝送
媒体を介して受信機に伝送される。
【0062】本発明実施の形態の図1の符号化装置にお
いては、モード符号化器7でのマクロブロックのモード
の符号化のときに参照される参照フレームのマクロブロ
ックが、図10に示した符号化装置の場合と異なる。以
下に、モード符号化器7の符号化について詳しくしく説
明する。
【0063】すなわち、本発明の第1の実施の形態のシ
ェイプ符号化装置におけるモード符号化器7では、参照
フレームのマクロブロックのうち、符号化しようとする
マクロブロックと最も重なり部分の広いマクロブロック
のモードを参照して、符号化するようにしており、これ
によりマクロブロックのモードの符号化効率を向上させ
るようにしている。
【0064】まず、モード符号化器7には、参照フレー
ムのVOPの左上角の座標及び符号化するマクロブロッ
クのモードとそのマクロブロックの左上端の座標が入力
される。そして、後述するモード符号化器7内の参照マ
クロブロック決定器で参照フレームのVOPの左上角の
座標と符号化するマクロブロックの左上端の座標から参
照するマクロブロックを決定して、その決定された参照
するマクロブロックのモードをモードメモリ6から読み
出す。そして、モード符号化器7は、この決定された参
照するマクロブロックの参照フレームのマクロブロック
のモードに基づいてマクロブロックのモードを符号化す
る。
【0065】次に、モード符号化器7内の参照マクロブ
ロック決定器14に構成について、図2を用いて説明す
る。なお、図2は、参照マクロブロックのx座標のみを
決定する構成であり、ここで(x(t), y(t))は時間tのフ
レームの長方形領域(VOP)内のマクロブロックの左
上端の座標であり、(x_org(t), y_org(t))は時間tの
フレームの長方形領域(VOP)の左上角の座標であ
る。図2の例では、時間t=1,2のように時間的に前
後する2つのフレームを例に挙げて説明する。
【0066】この図2の構成によれば、演算器11にお
いて、まず、上記時間t=1のフレームの長方形領域の
左上角のx座標x_org(1)と、上記時間t=2のフレーム
の長方形領域内の左上角に位置するマクロブロックの左
上端のx座標x(2)と、マクロブロック内の横方向の画素
数の半分に対応する値8とを用いたx(2)−x_org(1)+8
の演算が行われる。そして、その演算値Aが、演算器1
2に入力される。演算器12では、演算器11にて求め
られた値Aに対して値16の除算を行い、かつ小数点以
下を切り捨て、その値に対して値16の乗算を行う。そ
の後、演算器13では、上記演算器12にて求められた
値とx座標x_org(1)とを加算して、時間t=1のフレー
ムの長方形領域内の参照するマクロブロックの左上端の
x座標x(1)を演算する。
【0067】この図2の構成によれば、時間t=1のフ
レームの長方形領域内で左上角に位置するマクロブロッ
クの左上端のx座標x(1)が求められる。この図2の構成
では横方向(x軸方向)のみ説明したが、当該図2の構
成においてy_org(1),y(2)を用いて同様の演算を行え
ば、縦方向(y軸方向)についても同様に時間t=1の
フレームの長方形領域内の参照するマクロブロックの左
上端のy座標y(1)を求めることができる。
【0068】これらをまとめると、次の式(1),(2)とな
る。
【0069】 x(1)= x_org(1)+(x(2)−x_org(1)+8)/16×16 (1) y(1)= y_org(1)+(y(2)−y_org(1)+8)/16×16 (2) また、演算器12における演算(/16×16)は、演
算器11の2値により表される出力値の下位4ビットを
0に置き換えることにより簡単に実現できる。上述した
ようなマクロブロックモードの参照の方法を用いること
により、図3の例で示されるように参照したマクロブロ
ックのモードが正しいモードであることが多くなり、符
号化にかかるビット数が減る。
【0070】なお、この図3中(A),(B),
(C),(D)は、前記図12中(A),(B),
(C),(D)にそれぞれ対応している。
【0071】すなわちこの図3には、時間t=0,1,
2のように連続する各フレーム内のオブジェクト(例え
ば人型のオブジェクト)と、この人型オブジェクトが存
在している画像内のVOPの長方形領域とを示してい
る。上記長方形領域は、図中格子状に区切って表す複数
のマクロブロックからなっている。図3中(A)に示す
時間t=0における人型オブジェクトは両手(両腕)に
当たる部分を水平に上げた状態を表しており、この人型
オブジェクトは図3中(B)に示す時間t=1から図3
中(C)に示す時間t=2のように時間の経過に伴っ
て、向かって左側の手(左側の腕)に当たる部分を徐々
に上げていっている様子を表している。これら図3中
(A),(B),(C)から、人型オブジェクトの動き
に応じて上記VOPの長方形領域の左上角の座標と幅及
び高さが変化していくことがわかる。なお、図3中
(C)と(D)は同一時間のフレームであり、またこの
図3中(B)のフレームは前記図11中(A)と対応し
ており、図3中(C)及び(D)のフレームは前記図1
1中(B)と対応している。
【0072】この図3において、最初の時間t=0のフ
レームから、次の時間t=1のフレームの長方形領域内
の各マクロブロックを符号化する場合、当該時間t=1
のフレームの長方形領域内の各マクロブロックのモード
は、1フレーム前の時間t=0のフレームの長方形領域
内の各マクロブロックに対応した各マクロブロック内の
オブジェクトの存在の有無及びオブジェクトの動き(変
化)によって決定されている。すなわち、図3中(B)
に示すように、時間t=1のフレームの長方形領域内の
各マクロブロックにおいて、オブジェクト(オブジェク
トの一部)が存在しないマクロブロックはモードM0
(図3ではマクロブロック中に単に0を記入して表す)
に、オブジェクトが1フレーム前と全く変化していない
マクロブロックはモードMskip(図3ではマクロブロッ
ク中に単にSを記入して表す)に、オブジェクトが1フ
レーム前よりも少し変化したマクロブロックはモードM
inter(図3ではマクロブロック中に単にIを記入して
表す)に、オブジェクトが1フレーム前よりも大きく変
化したマクロブロックにはモードMintra(図3ではマ
クロブロック中に単に文字Cを記入して表す)に決定さ
れる。これら図3中(A)と(B)の各長方形領域の場
合、それぞれの左上角の座標と幅及び高さは変化してい
ない。
【0073】その次の時間t=2のフレームの長方形領
域内の各マクロブロックを符号化する場合、この図3中
(B)と(C)の各長方形領域を比較してわかるよう
に、それぞれの左上角の座標と幅及び高さが変化してい
る。このため、当該時間t=2のフレームの長方形領域
内の各マクロブロックを符号化する場合には、当該時間
t=2のフレームの長方形領域内の各マクロブロックの
モードとして、本来ならば図3中(C)に示すような各
モードに決定されることが望ましい。
【0074】ここで本発明の第1の実施の形態の図1及
び図2を用いて説明したマクロブロックのモードの参照
方法を用いれば、上記時間t=2のフレームにおける長
方形領域内の各マクロブロックのモードとしては、図3
中(D)に示すように、図3中(C)とほぼ同じモード
が各マクロブロックにて決定されることになる。すなわ
ち、これら図3中(D)と図3の(C)を比べてわかる
ように、本発明の第1の実施の形態のマクロブロックの
モードの参照方法によれば、ほぼ全てのマクロブロック
において正しいモードを参照できる。
【0075】次に、上記図1に示した第1の実施の形態
の符号化装置での符号化により得られた符号化ビットス
トームを復号する復号装置の構成及び動作について図4
を用いて説明する。
【0076】図4に示した第1の実施の形態のシェイプ
復号装置の符号入力端子60には、本発明の画像記録媒
体から再生ヘッドにより読み出されるか、もしくは、伝
送媒体を介して図示しない受信機で受信され、所定の復
調と誤り訂正処理とがなされた後の符号化ビットストリ
ームが入力される。
【0077】この符号入力端子60から入力された符号
は、当該シェイプ復号装置にて復号され、シェイプ出力
端子68からシェイプ画像として出力されるものであ
り、この復号装置も図1の符号化装置と同様にマクロブ
ロックのモードを参照して復号を行う。
【0078】すなわちこの図4において、符号入力端子
60に入力された符号は逆多重化器61にて、シェイプ
画像の符号と、動きベクトルの符号と、マクロブロック
のモードの符号とにそれぞれ分離される。
【0079】これら分離された各符号は、それぞれ対応
するシェイプ復号器64、動きベクトル復号器62、モ
ード復号器67に入力される。
【0080】動きベクトル復号器62は、動きベクトル
の符号を復号して、復号された動きベクトルを動き補償
器63に供給する。また、モード復号器87は、マクロ
ブロックのモードを既に復号されてモードメモリ66に
記憶されている参照フレームのマクロブロックのモード
を用いて復号する。
【0081】モード復号器67には、参照フレームのV
OPの左上角の座標と、復号する符号化されたマクロブ
ロックのモードとそのマクロブロックの左上端の座標が
入力される。そして、モード復号器67において、参照
フレームのVOPの左上角の座標と復号する符号化マク
ロブロックの左上端の座標から参照するマクロブロック
を決定して、その決定された参照するマクロブロックの
モードをモードメモリ66から読み出す。そして、モー
ド復号器67は、この決定された参照するマクロブロッ
クの参照フレームのマクロブロックモードに基づいてマ
クロブロックのモードを復号する。なお、参照するマク
ロブロックを決定する構成は、図2で示す構成と同一で
あるためここでは省略する。なお、この際、復号するマ
クロブロックの左上端の座標は符号として受信されたも
のを利用しても良いし、復号装置の他の構成から供給さ
れるものを利用しても良い。
【0082】モード復号器67にて復号されたマクロブ
ロックのモードは、シェイプ復号器64に入力されると
共に、モードメモリ66に入力されて、参照フレームの
マクロブロックのモードとして記憶される。また、この
モードメモリ66には、VOPの長方形領域の左上角の
座標(x_org(t), y_org(t))が記憶される。
【0083】動き補償器63は、動きベクトル復号器6
2で復号された動きベクトルを用いてシェイプ復号器6
4にて復号されて復号画像メモリ65に蓄えられている
復号シェイプ画像を用いて予測シェイプ画像を生成して
この予測シェイプ画像をシェイプ復号器64に供給す
る。
【0084】シェイプ復号器64には、シェイプ画像の
符号、モード復号器67によって復号されたマクロブロ
ックのモード及び動き補償器63からの予測シェイプ画
像が入力される。そして、シェイプ復号器64は、復号
されたマクロブロックのモード及び予測シェイプ画像を
用いて、マクロブロック毎にシェイプ画像の符号を復号
し、復号されたシェイプ画像を生成する。この復号され
たシェイプ画像は、シェイプ出力端子に供給されて、そ
の後外部に出力される。また、復号されたシェイプ画像
は、動き補償器63で予測シェイプ画像を生成するため
に利用されるように、復号画像メモリ65に入力され、
記憶される。
【0085】次に、本発明の第2の実施の形態としてモ
ードを参照するマクロブロックが第1の実施の形態とは
異なる場合について説明する。
【0086】この第2の実施の形態では、マクロブロッ
クのモードの参照の際に、同じフレーム内で既に符号化
が終っている(局所復号された)マクロブロックのモー
ドとの相関を利用する。このようなことを行う具体的構
成を図5に示す。
【0087】この図5に示す画像符号化装置(シェイプ
符号化装置)は、シェイプ入力端子21から入力された
シェイプ動画像を符号化して符号出力端子30から出力
するものである。なお、この符号化装置では、符号化方
法として、DCTと動き補償予測符号化からなるハイブ
リッド符号化(例えばMPEG符号化)が用いられ、符
号化単位は、マクロブロック単位となされる。また、シ
ェイプ画像の符号化は、フレーム全体について行われる
のでなく、オブジェクトを囲む長方形領域(VOP)に
ついてのみ行われる。
【0088】シェイプ入力端子21から入力されたシェ
イプ画像は、動き検出器22とシェイプ符号化器24に
入力される。
【0089】動き検出器22では、入力されたシェイプ
画像と既にシェイプ符号化器24で符号化され更に局所
復号されて局所復号画像メモリ25に保持されている局
所復号画像との間の動き量の検出がマクロブロック単位
で行われる。そしてその検出された動きベクトルとマク
ロブロックのモードとが出力される。なお、マクロブロ
ックのモードについては、既に説明したモードと同一で
あるため、ここでは省略する。
【0090】マクロブロックのモードは、シェイプ符号
化器24に入力されると共に、モード符号化器27に入
力される。また、検出された動きベクトルは、動きベク
トル符号化器28及び動き補償器23に入力される。動
きベクトル符号化器27は、入力された動きベクトルを
符号化し、符号化された動きベクトルを多重化器29に
供給する。また、動き補償器23は、入力された動きベ
クトルを用いて、局所復号画像メモリ25に保持された
局所復号シェイプ画像から予測シェイプ画像を生成し、
その予測シェイプ画像をシェイプ符号化器24に供給す
る。この予測シェイプ画像及びマイクロブロックのモー
ドをもとに、入力されたシェイプ画像がシェイプ符号化
器24で符号化され、符号化されたシェイプ画像が多重
化器29に供給される。さらに、シェイプ符号化器24
では、符号化されたシェイプ画像を局所復号し、その局
所復号シェイプ画像を局所復号画像メモリ25に供給す
る。
【0091】モード符号化器27は、以下のよう動作に
基づいてマクロブロックモードを符号化する。
【0092】ここで、フレーム内の左からx番目で上か
らy番目のマクロブロックの座標をM(x,y)とする。こ
の座標M(x,y)のマクロブロックを符号化するとき、モ
ード符号化器27では、図6に示すように、上記座標M
(x,y)のマクロブロックよりも、左及び上側に1つ隣の
座標M(x-1,y-1)のマクロブロック(左上のマクロブロ
ック)と、上側に1つ隣の座標M(x,y-1)のマクロブロ
ックと、右及び上側に1つ隣の座標M(x+1,y-1)のマク
ロブロック(右上のマクロブロック)と、左側に1つ隣
の座標M(x-1,y)のマクロブロック、すなわち、座標M
(x,y)のマクロブロックと同じフレーム内で既に符号化
が終っている隣接する各マクロブロックのモードを参照
し、これら参照したモードによって、例えばVLC符号
化の場合にはVLCテーブルを切り替え、また例えば算
術符号化の場合には確率テーブルを切り替えて符号化を
行なう。このように、符号化したいマクロブロックと空
間的に近い位置のマクロブロックのモードは相関がある
ので、符号化効率が向上ようになる。
【0093】上述した動作により得られた符号化された
マクロブロックのモードは、多重化器29に入力され
る。多重化器29には、シェイプ符号化器24からの符
号化されたシェイプ画像、動きベクトル符号化器28か
らのマクロブロック毎の符号化された動きベクトル及び
モード符号化器27からのマクロブロック毎の符号化さ
れたマクロブロックのモードが入力され、これらが多重
化されて、符号化ビットストリームとして符号化出力端
子30から出力される。
【0094】この符号化ビットストリームは、その後、
誤り訂正符号化が付加され、さらに所定の変調処理が施
された後、図示しない記録装置によって、本発明の画像
記録媒体としての例えばCD−ROM、DVD(ディジ
タルビデオディスク或いはディジタルバーサタイルディ
スク)、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、
RAM、その他様々な蓄積メディアに記録されるか、或
いは伝送媒体を介して図示しない受信機に伝送される。
【0095】この第2の実施の形態での方法は、第1の
実施の形態の場合と異なり、インター符号化だけでなく
イントラ符号化においても利用可能である。
【0096】次に、本発明の第3の実施の形態として、
上述した第2の実施の形態のモードの符号化の際に、さ
らに画素の値を参照して利用する場合について説明す
る。
【0097】この第3の実施の形態の構成の場合は図5
中の点線で示されるように、局所復号画像メモリ25か
らの局所復号シェイプ画像がモード符号化器27に供給
される。そして、当該第3の実施の形態のシェイプ符号
化装置では、モード符号化器27において以下のような
動作に基づいてマクロブロックのモードを符号化する。
【0098】すなわちこの第3の実施の形態のモード符
号化器27では、フレーム内の左からx番目で上からy
番目のマクロブロックの座標をM(x,y)とし、この座標
M(x,y)のマクロブロックのモードを符号化するとき、
前記図6に示すように、上記座標M(x,y)のマクロブロ
ックよりも、上側に1つ隣の座標M(x,y-1)のマクロブ
ロックと左側に1つ隣の座標M(x-1,y)のマクロブロッ
クのそれぞれ当該座標M(x,y)のマクロブロックに接す
る部分の画素G、すなわち、座標M(x,y)のマクロブロ
ックと同じフレーム内で既に符号化が終っている座標M
(x,y-1)及びM(x-1,y)のマクロブロックのそれぞれ隣接
する画素Gの値を利用する。
【0099】ここで、上記座標M(x,y-1)及びM(x-1,y)
のマクロブロックの隣接する画素Gの値が全て0(すな
わちオブジェクトの外部を意味する)であれば、これか
ら符号化しようとしている上記座標M(x,y)のマクロブ
ロックのモードも、同じくオブジェクトの外部であるこ
とを示すモードM0である確率が高い。逆に上記座標M
(x,y-1)及びM(x-1,y)のマクロブロックのそれぞれ隣接
する画素Gの値が全て1(すなわちオブジェクトの内部
を意味する)であれば、これから符号化しようとしてい
る上記座標M(x,y)のマクロブロックのモードも、当該
マクロブロック中の全ての画素がオブジェクトの内部で
あることを示すモードM1である確率が高い。また、上
記座標M(x,y-1)及びM(x-1,y)のマクロブロックのそれ
ぞれ隣接する画素Gの値に0と1が共に含まれていれ
ば、これから符号化しようとしている上記座標M(x,y)
のマクロブロック中の画素が、オブジェクトの外部であ
ることを示すモードM0又はオブジェクトの内部である
ことを示すモードM1である確率は非常に低い。
【0100】このように、符号化するマクロブロックの
モードの出現確率には偏りがあるのが一般的なので、こ
の第3の実施の形態のように、座標M(x,y)のマクロブ
ロックを符号化するとき、座標M(x,y-1)及びM(x-1,y)
のマクロブロックのそれぞれ隣接する画素Gの値を利用
し、例えばVLC符号化であればVLCテーブルを切り
替え、また例えば算術符号化であれば確率テーブルを切
り替えて符号化を行なうようにする。この第3の実施の
形態の場合も、符号化効率が向上するようになる。
【0101】この第3の実施の形態での方法は、前記第
2の実施の形態の場合と同様に、インター符号化だけで
なくイントラ符号化においても利用可能である。
【0102】上記第2、第3の実施の形態の符号化方法
に対応する本発明の画像復号方法の場合においても同様
であり、既に符号が終っているマクロブロックのモード
および画素の値は、復号装置の側でも利用できるので、
符号化効率の高い符号を正しく復号することができる。
【0103】次に、上記図5に示した第2、第3の実施
の形態の符号化装置での符号化により得られた符号化ビ
ットストームを復号する復号装置の構成及び動作につい
て図7を用いて説明する。
【0104】図7に示した第2の実施の形態のシェイプ
復号装置の符号入力端子70には、本発明の画像記録媒
体から再生ヘッドにより読み出されるか、もしくは伝送
媒体を介して図示しない受信機で受信され、所定の復調
と誤り訂正処理とがなされた後の符号化ビットストリー
ムが入力される。
【0105】この符号入力端子70から入力された符号
は、当該シェイプ復号装置にて復号され、シェイプ出力
端子78からシェイプ画像として出力されるものであ
り、この復号装置も図5の符号化装置と同様にマクロブ
ロックのモードや隣接画素の値を参照して復号を行う。
【0106】すなわちこの図7において、符号入力端子
70に入力された符号は逆多重化器71にて、シェイプ
画像の符号と、動きベクトルの符号と、マクロブロック
のモードの符号とにそれぞれ分離される。
【0107】これら分離された各符号は、それぞれ対応
するシェイプ復号器74、動きベクトル復号器72、モ
ード復号器77に入力される。
【0108】動きベクトル復号器72は、動きベクトル
の符号を復号して、復号された動きベクトルを動き補償
器73に供給する。また、復号画像メモリ75からの復
号シェイプ画像がモード復号器77に入力される。モー
ド復号器77は、マクロブロックのモードを既に符号化
が終わっている隣接する各マクロブロックのモードを用
いて復号する。つまり、既に符号化が終わっている隣接
する各マクロブロックのモードによって、例えばVLC
符号化の場合にはVLCテーブルを切り替え、また例え
ば算術符号化の場合には確率テーブルを切り替えて復号
する。なお、既に符号化が終わっている隣接する各マク
ロブロックのモードの参照に関しては、第2の実施の形
態のモード符号化器27と同じであるため、ここでは省
略する。
【0109】モード復号器77にて復号されたマクロブ
ロックのモードは、シェイプ復号器74に入力される。
【0110】動き補償器73は、動きベクトル復号器7
2で復号された動きベクトルを用いてシェイプ復号器7
4にて復号されて復号画像メモリ75に蓄えられている
復号シェイプ画像を用いて予測シェイプ画像を生成し
て、この予測シェイプ画像をシェイプ復号器74に供給
する。
【0111】シェイプ復号器74には、シェイプ画像の
符号、モード復号器77によって復号されたマクロブロ
ックのモード及び動き補償器73からの予測シェイプ画
像が入力される。そして、シェイプ復号器74は、復号
されたマクロブロックのモード及び予測シェイプ画像を
用いて、マクロブロック毎にシェイプ画像の符号を復号
し、復号されたシェイプ画像を生成する。この復号され
たシェイプ画像は、シェイプ出力端子に供給されて、そ
の後外部に出力される。また、復号されたシェイプ画像
は、動き補償器63で予測シェイプ画像を生成するため
に利用されるように、復号画像メモリ65に入力され、
記憶される。
【0112】さらに、第3の実施の形態のシェイプ復号
装置は、図7のシェイプ復号装置の図中点線で示される
ように、復号画像メモリ75からの復号シェイプ画像が
モード復号器77に供給される。そして、このモード復
号器77は、既に符号化が終わっているマクロブロック
のそれぞれ隣接する画素の値を利用してマクロブロック
のモードを復号する。つまり、既に符号化が終わってい
るマクロブロックのそれぞれ隣接する画素の値によっ
て、例えばVLC符号化の場合にはVLCテーブルを切
り替え、また例えば算術符号化の場合には確率テーブル
を切り替えて復号する。なお、既に符号化が終わってい
る隣接する各マクロブロックのモードの参照に関して
は、第3の実施の形態のモード符号化器27と同じであ
るため、ここでは省略する。
【0113】また、前述した第1〜第3の実施の形態に
おけるマクロブロックのモード参照または隣接画素の参
照の各方法は、それぞれどのように組み合わせて適応的
に切り替えることにより利用できる。すなわち、第1の
実施の形態の方法と第2の実施の形態の方法を組み合わ
せて適応的に切り替えたり、第1の実施の形態の方法と
第3の実施の形態の方法とを組み合わせて適応的に切り
替えたり、第2の実施の形態の方法と第3の実施の形態
の方法とを組み合わせて適応的に切り替えたり、第1〜
第3の実施の形態の各方法を全て組み合わせて適応的に
切り替えてもよく、これら組み合わせを行うことで更に
効率の良い符号化が可能となる。
【0114】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、符号化時に効率の良い符号化単位の符号化モードの
符号化が可能であり、符号化効率を向上させることがで
き、また、復号時に正確な符号化モードの復号が可能と
なり、原画像に対する画質を保つことができる。
【0115】なお、本発明の主旨を逸脱しない範囲にお
いて、さまざまな変形や応用例が考え得る。従って、本
発明の要旨は、実施の形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシェイプ符号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のシェイプ符号化装置のモー
ド符号化器内に設けられる参照マクロブロック決定のた
めの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態において参照されたマクロ
ブロックのモードについての説明に用いる図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のシェイプ復号装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2,第3の実施の形態のシェイプ符
号化装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2,第3の実施の形態において参照
されるモードの説明に用いる図である。
【図7】本発明の第2,第3の実施の形態のシェイプ復
号装置の構成を示すブロック図である。
【図8】画像をオブジェクトに分解する様子の説明に用
いる図である。
【図9】動き補償フレーム間予測の原理説明に用いる図
である。
【図10】シェイプ符号化装置の構成を示すブロック回
路図である。
【図11】VOPの存在領域の説明に用いる図である。
【図12】シェイプ符号化装置において参照されたマク
ロブロックのモードについての説明に用いる図である。
【図13】シェイプ符号化装置において参照マクロブロ
ックの決定処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】シェイプ復号装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2,22 動き検出器、 3,23 動き補償器、
4,24 シェイプ符号化器、 5,25 局所復号画
像メモリ、 6,26 モードメモリ、 7,27 モ
ード符号化器、 8,28 動きベクトル符号化器、
9,29 多重化器、 11,12,13 演算器 61,71 逆多重化器、 62,72 動きベクトル
復号器、 63,73動き補償器、 64,74 シェ
イプ復号器、 65,75 局所復号画像メモリ、 6
6 モードメモリ、 67,77 モード復号器

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間方向に連続する複数の画像からなる
    動画像を時間方向の画像間予測で符号化するとともに、
    上記動画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを
    示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化信
    号を出力する画像符号化方法において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に時間方向の参照
    画像を用いて符号化するステップと、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位と最も重なり部
    分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化モードを示
    す情報を用いて符号化するステップとからなることを特
    徴とする画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 上記符号化モードを示す情報を符号化す
    るステップは、上記符号化する画像の符号化単位の符号
    化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単位
    と最も重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を用いて符号化する第1のモード
    符号化モードと、上記符号化する画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単
    位と空間的に隣接する符号化単位の符号化モードを示す
    情報を用いて符号化する第2のモード符号化モードを適
    応的に切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像
    符号化方法。
  3. 【請求項3】 上記符号化モードを示す情報を符号化す
    るステップは、上記符号化する画像の符号化単位の符号
    化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単位
    と最も重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を用いて符号化する第1のモード
    符号化モードと、上記符号化する画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単
    位の空間的に隣接する既に局所復号された符号化単位の
    復号画素を用いて符号化する第3のモード符号化モード
    に適応的に切り替えることを特徴とする請求項1記載の
    画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 上記符号化モードを示す情報を符号化す
    るステップは、上記符号化する画像の符号化単位の符号
    化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単位
    と最も重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を用いて符号化する第1のモード
    符号化モードと、上記符号化する画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単
    位と空間的に隣接する符号化単位の符号化モードを示す
    情報を用いて符号化する第2のモード符号化モードと、
    上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接
    する既に局所復号された符号化単位の復号画素を用いて
    符号化する第3のモード符号化モードを適応的に切り替
    えることを特徴とする請求項1記載の画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 時間方向に連続する画像からなる動画像
    を時間方向の画像間予測で符号化するとともに、上記動
    画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示す情
    報を符号化することにより得られた符号化信号を復号す
    る画像復号方法において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位と最も重なり部分の広い
    上記参照画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    用いて復号するステップと、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて復号
    する画像を所定の符号化単位毎に時間方向の参照画像を
    用いて復号するステップと、 からなることを特徴とする画像復号方法。
  6. 【請求項6】 上記符号化モードを示す情報を復号する
    ステップは、上記復号する画像の符号化単位の符号化モ
    ードを示す情報を上記復号する画像の符号化単位と最も
    重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化モ
    ードを示す情報を用いて復号する第1のモード復号モー
    ドと、上記復号する画像の符号化単位の符号化モードを
    示す情報を上記復号する画像の符号化単位と空間的に隣
    接する符号化単位の符号化モードを示す情報を用いて復
    号する第2のモード復号モードを適応的に切り替えるこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像復号方法。
  7. 【請求項7】 上記符号化モードを示す情報を復号する
    ステップは、上記復号する画像の符号化単位の符号化モ
    ードを示す情報を上記復号する画像の符号化単位と最も
    重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化モ
    ードを示す情報を用いて復号する第1のモード復号モー
    ドと、上記復号する画像の符号化単位の符号化モードを
    示す情報を上記復号する画像の符号化単位の空間的に隣
    接する既に局所復号された符号化単位の復号画素を用い
    て復号する第3のモード復号モードを適応的に切り替え
    ることを特徴とする請求項5記載の画像復号方法
  8. 【請求項8】 上記符号化モードを示す情報を復号する
    ステップは、上記復号する画像の符号化単位の符号化モ
    ードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単位と最
    も重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を用いて復号する第1のモード復号モ
    ードと、上記復号する画像の符号化単位の符号化モード
    を示す情報を上記復号する画像の符号化単位と空間的に
    隣接する符号化単位の符号化モードを示す情報を用いて
    復号する第2のモード復号モードと、上記復号する画像
    の符号化単位の符号化モードを示す情報を上記復号する
    画像の符号化単位の空間的に隣接する既に局所復号され
    た符号化単位の復号画素を用いて復号する第3のモード
    復号モードを適応的に切り替えることを特徴とする請求
    項5記載の画像復号方法。
  9. 【請求項9】 時間方向に連続する複数の画像からなる
    動画像を時間方向の画像間予測で符号化するとともに、
    上記動画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを
    示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化信
    号を出力する画像符号化装置において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に時間方向の参照
    画像を用いて符号化する画像符号化部と、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位と最も重なり部
    分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化モードを示
    す情報を用いて符号化するモード符号化部とからなるこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 時間方向に連続する複数の画像からな
    る動画像を時間方向の画像間予測で符号化するととも
    に、上記動画像を符号化する符号化単位毎に符号化モー
    ドを示す情報を符号化することにより得られた符号化信
    号を復号する画像復号装置において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位と最も重なり部分の広い
    上記参照画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    用いて復号するモード復号部と、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて復号
    する画像を所定の符号化単位毎に時間方向の参照画像を
    用いて復号する画像復号部とからなることを特徴とする
    画像復号装置。
  11. 【請求項11】 再生装置によって再生可能な記録信号
    が記録された記録媒体において、 上記記録信号は、時間方向に連続する複数の画像からな
    る動画像を時間方向の画像間予測で符号化するととも
    に、上記動画像を符号化する符号化単位毎に符号化モー
    ドを示す情報を符号化して、符号化により得られた符号
    化信号を含んでおり、 上記符号化信号は、復号する画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を上記復号する画像の符号化単位と最
    も重なり部分の広い上記参照画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を用いて復号され、上記復号された符
    号化モードを示す情報に基づいて復号する画像を所定の
    符号化単位毎に時間方向の参照画像を用いて復号される
    ことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 入力された画像を符号化するととも
    に、上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モード
    を示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化
    信号を出力する画像符号化方法において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化するステ
    ップと、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位と空間的に隣接
    する符号化単位の符号化モードを示す情報を用いて符号
    化するステップとからなることを特徴とする画像符号化
    方法。
  13. 【請求項13】 上記符号化モードを示す情報を符号化
    するステップは、上記符号化する画像の符号化単位の符
    号化モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単
    位と空間的に隣接する符号化単位の符号化モードを示す
    情報を用いて符号化する第1のモード符号化モードと、
    上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接
    する既に局所復号された符号化単位の復号画素を用いて
    符号化する第2のモード符号化モードを適応的に切り替
    えることを特徴とする請求項12記載の画像符号化方
    法。
  14. 【請求項14】 入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を復
    号する画像復号方法において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位と空間的に隣接する符号
    化単位の符号化モードを示す情報を用いて復号するステ
    ップと、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて復号
    する画像を所定の符号化単位毎に復号するステップと、 からなることを特徴とする画像復号方法。
  15. 【請求項15】 上記符号化モードを示す情報を復号す
    るステップは、上記復号する画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を上記符号化する画像の符号化単位と
    空間的に隣接する符号化単位の符号化モードを示す情報
    を用いて復号する第1のモード復号モードと、上記復号
    する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を上記
    符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接する既に局
    所復号された符号化単位の符号画素を用いて復号する第
    2のモード復号モードを適応的に切り替えることを特徴
    とする請求項14記載の画像復号方法。
  16. 【請求項16】 入力された画像を符号化するととも
    に、上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モード
    を示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化
    信号を出力する画像符号化装置において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化する画像
    符号化部と、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位と空間的に隣接
    する符号化単位の符号化モードを示す情報を用いて符号
    化するモード符号化部とからなることを特徴とする画像
    符号化装置。
  17. 【請求項17】 入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を復
    号する画像復号装置において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位と空間的に隣接する符号
    化単位の符号化モードを示す情報を用いて復号するモー
    ド復号部と、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて復号
    する画像を所定の符号化単位毎に復号する画像復号部と
    からなることを特徴とする画像復号装置。
  18. 【請求項18】 再生装置によって再生可能な記録信号
    が記録された記録媒体において、 上記記録信号は、入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を含
    んでおり、 上記符号化信号は、復号する画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を上記復号する画像の符号化単位と空
    間的に隣接する符号化単位の符号化モードを示す情報を
    用いて復号され、上記復号された符号化モードを示す情
    報に基づいて復号する画像を所定の符号化単位毎に復号
    されることを特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 入力された画像を符号化するととも
    に、上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モード
    を示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化
    信号を出力する画像符号化方法において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化するステ
    ップと、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接
    する既に局所復号された符号化単位の復号画素を用いて
    符号化するステップとからなることを特徴とする画像符
    号化方法
  20. 【請求項20】 入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を復
    号する画像復号方法において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位の空間的に隣接する既に
    局所復号された符号化単位の復号画素を用いて復号する
    ステップと、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて符号
    化する画像を所定の符号化単位毎に符号化するステップ
    とからなることを特徴とする画像復号方法。
  21. 【請求項21】 入力された画像を符号化するととも
    に、上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モード
    を示す情報を符号化して、符号化により得られた符号化
    信号を出力する画像符号化装置において、 符号化する画像を所定の符号化単位毎に符号化する画像
    符号化部と、 上記符号化する画像の符号化単位の符号化モードを示す
    情報を上記符号化する画像の符号化単位の空間的に隣接
    する既に局所復号された符号化単位の復号画素を用いて
    符号化するモード符号化部とからなることを特徴とする
    画像符号化装置
  22. 【請求項22】 入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を復
    号する画像復号装置において、 復号する画像の符号化単位の符号化モードを示す情報を
    上記復号する画像の符号化単位の空間的に隣接する既に
    局所復号された符号化単位の復号画素を用いて復号する
    モード復号部と、 上記復号された符号化モードを示す情報に基づいて符号
    化する画像を所定の符号化単位毎に符号化する画像復号
    部とからなることを特徴とする画像復号装置。
  23. 【請求項23】 再生装置によって再生可能な記録信号
    が記録された記録媒体において、 上記記録媒体は、入力された画像を符号化するとともに
    上記画像を符号化する符号化単位毎に符号化モードを示
    す情報を符号化することにより得られた符号化信号を含
    んでおり、 上記符号化信号は、復号する画像の符号化単位の符号化
    モードを示す情報を上記復号する画像の符号化単位の空
    間的に隣接する既に局所復号された符号化単位の復号画
    素を用いて復号され、上記復号された符号化モードを示
    す情報に基づいて符号化する画像を所定の符号化単位毎
    に符号化されることを特徴とする記録媒体。
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