JPH10327003A - 非可逆回路素子及び複合電子部品 - Google Patents

非可逆回路素子及び複合電子部品

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JPH10327003A
JPH10327003A JP10033005A JP3300598A JPH10327003A JP H10327003 A JPH10327003 A JP H10327003A JP 10033005 A JP10033005 A JP 10033005A JP 3300598 A JP3300598 A JP 3300598A JP H10327003 A JPH10327003 A JP H10327003A
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JP
Japan
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impedance
conversion circuit
circuit device
impedance conversion
reciprocal circuit
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Pending
Application number
JP10033005A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Makino
敏弘 牧野
Akito Masuda
昭人 増田
Takashi Kawanami
崇 川浪
Yoshihiko Ashida
良彦 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • H01P1/383Junction circulators, e.g. Y-circulators

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電源電圧に設定する場合の損失の増大,及
び周波数の狭帯域を回避できる非可逆回路素子を提供す
る。 【解決手段】 複数の中心電極2〜4を交差させて配置
し、該交差部分にフェライト5を配置するとともに直流
磁界HDCを印加するようにしたアイソレータ1(非可逆
回路素子)において、上記中心電極2〜4の何れか1つ
のポートP1にインピーダンス変換回路6を付加し、入
力インピーダンスZiを2<Zi<12.5Ωに設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯で使
用される非可逆回路素子、例えば集中定数型のアイソレ
ータ,サーキュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話機等の移動通信機器の分
野では、1/4πQPSKやCDMAといった帯域利用
効率の高いディジタル変調方式を採用した通信機器が採
用されつつある。このディジタル通信機器においては、
図9に示すように、送信電力増幅部に線形増幅器20が
採用されている。これは入力整合回路21,1段目増幅
素子22,段間整合回路23,2段目増幅素子24,出
力整合回路25を接続配置した構造となっている。
【0003】このような線形増幅器20を採用するにあ
たっては、電力増幅部での電力消費量が電池動作による
携帯電話機の通信可能時間に大きな影響を与えることか
ら、高効率化を図る上での技術改良が著しく進んでい
る。
【0004】ところで、上記高効率線形増幅器は、負荷
インピーダンスの変化の影響を受け易い特性を持ってい
る。即ち、増幅の高効率化は負荷インピーダンスが望ま
しい値で一定の場合にのみ発揮される。例えば、アンテ
ナのように入力インピーダンスの変化が大きい負荷を上
記線形増幅器に直接接続すると、増幅器の効率が低下し
たり,入出力線形性が劣化したりするという問題が生じ
る。その結果、送信電力増幅部での電力消費量が増加し
て電池の放電が進み通信可能時間が短くなったり、また
送信波に歪みが生じ、隣接チャンネル・隣接周波数に妨
害波を発生してしまう場合がある。さらに変調歪みのた
めに受信側で復調不能となって送信そのものができなく
なるおそれがある。
【0005】このような問題を解消するために、上記線
形増幅器20とアンテナ26との間に集中定数型のアイ
ソレータ27を挿入する場合がある。このアイソレータ
は、図8に示すように、3つの中心電極30〜32を互
いに所定間隔ごとに交差させて配置し、該交差部分にフ
ェライト33を配置するとともに、直流磁界HDCを印加
するように構成されており、上記中心電極32のポート
P3に終端抵抗Rが接続されている。
【0006】上記アイソレータ27は負荷インピーダン
スの変化にかかわらず入力インピーダンスが安定である
ことから、アンテナからの反射を吸収して整合状態を改
善する機能を有している。これにより上記線形増幅器の
効率の低下,あるいは入出力線形性の劣化を防止してい
る。また上記線形増幅器20の入力及び出力の特性イン
ピーダンスは50Ωで設計するのが一般的であり、アイ
ソレータ27においても入力インピーダンスは一般に5
0Ωに設定されており、これは高周波部品における標準
値となっている。
【0007】一方、上記携帯電話機の小型化,軽量化に
伴って電池構成の簡略化も進んでおり、最近では3.6
〜6V程度の電圧に設定される場合がある。このため線
形増幅器の電源電圧も3.0〜6V程度に設定されてい
る。また上記線形増幅器の飽和電力(入力を増加しても
これ以上出力の増えない電力をいう)は、電源電圧と増
幅素子(トランジスタ,電界効果トランジスタ,その中
でも最近は特にGaAs−FET)の出力インピーダン
スで決定され、例えば定格出力電力が1W程度の線形電
力増幅器では飽和電力は余裕を持たせるために2W前後
に設定するのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記低電源
電圧とした場合、図9に示すように、出力増幅素子24
の出力インピーダンスZoは2〜6Ω程度となり、通常
の50Ωに設定される線形増幅器の出力インピーダンス
に比べてかなり低くなる。このような低いインピーダン
スを50Ωに変換するには、インピーダンス変換比の大
きい出力整合回路25を採用する必要があり、このため
変換回路における損失が増加するとともに良好な整合が
なされる周波数範囲が狭くなる。その結果、電力増幅器
の効率,動作周波数帯域を劣化させる要因になるという
問題がある。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、低電源電圧に設定する場合の損失の増大,及び周波
数の狭帯域を回避でき、小型化,低価格化に貢献できる
非可逆回路素子及び複合電子部品を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の中心電極を交差させて配置し、該交差部分にフェライ
トを配置するとともに直流磁界を印加するようにした非
可逆回路素子において、上記中心電極の何れか1つのポ
ートの入力及び出力インピーダンスZioを2<Zio
<12.5Ωに設定したことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1と同様の非可
逆回路素子において、上記中心電極の何れか1つのポー
トにインピーダンス変換回路を付加し、該ポートの入力
インピーダンスZiを2<Zi<12.5Ωに設定した
ことを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項2において、上
記インピーダンス変換回路が付加されていない残りのポ
ートの1つに終端抵抗を接続してアイソレータとしたこ
とを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は、請求項2又は3におい
て、上記インピーダンス変換回路が、C−L−Cのπ型
回路網により構成されていることを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は、請求項4において、上
記C−L−Cのπ型回路網のカットオフ周波数fcが
0.75×fo<fc<2×foとなるように設定され
ていることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明は、請求項2又は3におい
て、上記インピーダンス変換回路が、L−C−Lのπ型
回路網により構成されていることを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は、請求項2又は3におい
て、上記インピーダンス変換回路が、(2n−1)・λ
g/4(nは自然数,λgは線路内波長)の分布定数ト
ランスに構成されていることを特徴としている。
【0017】請求項8の発明は、磁気回路を構成するヨ
ーク内に、複数の中心電極を交差させて配置するととも
に該交差部分にフェライトを配置してなる磁性組立体
と、上記各中心電極のポートに接続された整合用コンデ
ンサとを収納した非可逆回路素子において、上記中心電
極の何れか1つのポートにインピーダンス変換回路を付
加するとともに上記ヨーク内に内蔵し、該ポートの入力
インピーダンスZiを2<Zi<12.5Ωに設定した
ことを特徴としている。
【0018】請求項9の発明は、請求項8において、上
記インピーダンス変換回路が、ヨーク内に配設された非
可逆回路構成部品に形成されていることを特徴としてい
る。
【0019】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
何れかの非可逆回路素子を送信電力増幅器の出力部に接
続して1つのケース内に収納し、表面実装用端子を有
し、かつ6ボルト以下の電源電圧で動作することを特徴
とする複合電子部品。
【0020】ここで、上記入力インピーダンスZiと
は、アイソレータの入力ポートのように、当該ポートが
電力を受けることをその機能として通常期待されるポー
トの特性インピーダンスの意味であり、出力インピーダ
ンスZoとは、増幅器の出力ポートのように当該ポート
が電力を送り出すことをその機能として通常期待される
ポートの特性インピーダンスの意味であり、さらに入力
及び出力インピーダンスZioとは、サーキュレータの
入出力ポートのように当該ポートが電力を受けること及
び送り出すことを共にその機能として通常期待されるポ
ートの特性インピーダンスの意味である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1及び図2は、請求項1,
2,3,4,5の発明の一実施形態によるアイソレータ
を説明するための図であり、図1はアイソレータの等価
回路図、図2は本アイソレータが採用された携帯電話用
送信電力増幅器の構成図である。
【0022】本実施形態の集中定数型アイソレータ1
は、3つの中心電極2,3,4を互いに電機的絶縁状態
にかつ所定角度をなすように交差させて配置し、該交差
部分にフェライト5を配置するとともに、永久磁石(不
図示)により直流磁界HDCを印加して構成されている。
【0023】上記各中心電極2〜4と各ポートP1〜P
3との間には整合用容量C1〜C3が並列接続されてお
り、このうち1つのポートP3には終端抵抗器Rが接続
されている。これによりポートP1からの送信信号をポ
ートP2に伝送し、該ポートP2から侵入する反射波を
終端抵抗器Rで吸収する。
【0024】そして上記ポートP1にはインピーダンス
変換回路6が付加されている。このインピーダンス変換
回路6により上記ポートP1のインピーダンスのみ2〜
12.5Ωに設定されており、ポートP2のインピーダ
ンスは50Ωに設定されている。上記インピーダンス変
換回路6はアイソレータ1内に一体に内蔵されている。
【0025】上記インピーダンス変換回路6は、インダ
クタンスLとキャパシタCとのC−L−Cπ型回路網か
らなるもので、このπ型回路網のカットオフ周波数fc
は0.75×fo<fc<2×foの範囲となるように
設定されている。
【0026】また上記アイソレータ1は、送信電力増幅
器10とアンテナ11との間に挿入されている。この電
力増幅器10は、入力整合回路12,1段目増幅素子1
3,段間整合回路14,2段目増幅素子15,及び出力
整合回路16を備えており、該出力整合回路16の出力
部に上記アイソレータ1が接続されている。
【0027】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態のアイソレータ1によれば、送信信号が
入力されるポートP1にインピーダンス変換回路6を付
加し、インピーダンスを2〜12.5Ωに設定したの
で、出力増幅素子15からの低いインピーダンスを安定
したインピーダンスに変換することが可能となる。
【0028】これにより、上述のインピーダンス変換比
の大きい整合回路を設ける必要はなくなり、リアクタン
ス成分だけを除去する出力整合回路16を採用すること
ができる。その結果、3〜6ボルトの低電源電圧に設定
する場合の挿入損失を小さくできるとともに、周波数帯
域を広くでき、品質に対する信頼性を向上できる。ひい
ては携帯電話機の小型化,軽量化に貢献できる。
【0029】本実施形態では、インピーダンス変換回路
6のカットオフ周波数fcを0.75×fo<fc<2
×foの範囲としたので、これにより低域通過フィルタ
として機能することとなり、送信電力増幅器10で発生
する不要な高調波を抑制除去でき、この点からも信頼
性,高性能化に貢献できる。
【0030】なお、上記実施形態では、集中定数型アイ
ソレータ1を例にとって説明したが、本発明は、図3に
示すように、3ポート型のサーキュレータ40にも勿論
適用でき、この場合にも何れか1つのポートP1にイン
ピーダンス変換回路6を付加することにより上記実施形
態と同様の効果が得られる。
【0031】図4は、請求項6の発明の一実施形態によ
るサーキュレータを説明するための等価回路図であり、
図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0032】本実施形態の集中定数型サーキュレータ4
1は、3つの中心電極2〜4の交差部分にフェライト5
を配置するとともに直流磁界HDCを印加して構成されて
いる。そして上記サーキュレータ41の1つのポートP
1にはインピーダンス変換回路42が付加されており、
該インピーダンス変換回路42はL−C−Lのπ型回路
網からなるものである。
【0033】本実施形態においても、低いインピーダン
スを安定したインピーダンスに変換することが可能とな
り、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0034】図5は、請求項7の発明の一実施形態によ
るサーキュレータを説明するための等価回路図であり、
図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0035】本実施形態のサーキュレータ41は1つの
ポートP1にインピーダンス変換回路43を付加し、該
変換回路43を(2n−1)・λg/4の分布定数トラ
ンスにより構成した場合である。本実施形態において
も、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】図6及び図7は、請求項10の発明の一実
施形態による複合電子部品を説明するための図であり、
図中、図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0037】本実施形態のアイソレータ1は、ポートP
1にインピーダンス変換回路6を付加してなり、基本的
構造は上記実施形態と同様である。そして本アイソレー
タ1は6ボルト以下の電源電圧で動作する送信電力増幅
器50内に一体に内蔵されている。
【0038】上記送信電力増幅器50は、回路基板51
に上述の入力整合回路12,1段目増幅素子13,段間
整合回路14,2段目増幅素子15,及び出力整合回路
16を実装し、各素子12〜16をマイクロストリップ
ライン54により接続してなり、該出力整合回路16の
出力部に上記アイソレータ1が接続されている。
【0039】また上記回路基板51にはシールドケース
52が装着されており、該ケース52と回路基板51と
の間から表面実装用の入出力,及びアース端子53が突
出している。
【0040】本実施形態では、送信電力増幅器50内に
アイソレータ1を内蔵して一体化したので、1つの複合
電子部品として構成できることから、回路構成を単純化
できるとともに、小型化でき、携帯電話機の小型化に貢
献できる。
【0041】ここで、近年の携帯電話機等の小型化,軽
量化に伴って回路基板の薄板化が進んでおり、これに対
してマイクロストリップラインのライン幅も極端に狭く
なる。例えば、回路基板の板厚を0.1mmとした場合
の特性インピーダンス50Ωのライン幅は0.17mm
となり、また板厚を0.3mmとした場合の特性インピ
ーダンス50Ωのライン幅は0.5mmとなる。
【0042】このようにライン幅が狭くなると、マクイ
ロストリップラインの幅精度が得られず整合不良を起こ
す場合があり、また半田付け用実装パッドを上記ライン
幅に対して幅広とする必要があることから、該実装パッ
ドでの整合不良を起こすという問題が生じる。さらにラ
イン幅が狭くなるとそれだけ伝送損失も大きくなる。
【0043】これに対して本実施形態のように特性イン
ピーダンスを2〜12.5Ωに設定した場合には、回路
基板51の薄板化に係わらずマイクロストリップライン
54のライン幅を広くすることが可能となり、上記整合
不良の問題,及び伝送損失の問題を解消できる。また半
田付け用実装パッド55を幅広にしても整合不良を起こ
すのを回避できるので、表面実装を行う際のアイソレー
タ1の位置ずれによる接続不良等の実装性の悪化を防止
でき、接続強度を向上できる。
【0044】これにより通信機器等の生産性,及び堅牢
性を向上でき、ひいては安価で信頼性の高い通信機を提
供できる。なお、上記マイクロストリップラインに限ら
れるものではなく、ストリップライン線路,コプレーナ
線路,グランデッド・コプレーナ線路等の伝送線路の場
合にも同様である。
【0045】また特性インピーダンス50Ω以外の信号
で変換を行う場合、上記電力増幅器50内にアイソレー
タ1を内蔵したので、例えばユーザが直接非50Ω系の
箇所を扱う必要がなく、設計変更等の手間を不要にでき
る。
【0046】図10ないし図14は、請求項8,9の発
明の一実施形態による非可逆回路素子を説明するための
図である。本実施形態では、上述のインピーダンス変換
回路を内蔵したアイソレータの具体的構造を説明する。
図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0047】図において、1は移動通信機器の送信電力
増幅部に接続される集中定数型アイソレータであり、こ
れは磁性体金属からなる箱状の上ヨーク60の内面に矩
形状の永久磁石61を貼着するとともに、該上ヨーク6
1に同じく磁性体金属からなる下ヨーク62を装着して
磁気閉回路を形成し、該下ヨーク62の底面62a上に
樹脂ケース63を配置するとともに、該樹脂ケース63
に磁性組立体64を配置し、該磁性組立体64に上記永
久磁石61により直流磁界を印加するように構成されて
いる。
【0048】上記磁性組立体64は、円板状のフェライ
ト5の上面に3本の中心電極2,3,4を絶縁シート
(不図示)を介在させて120度角度ごとに交差するよ
うに折り曲げて配置し、各中心電極2〜4の一端側の入
出力ポートP1,P2,P3を外方に突出するととも
に、他端側のアース部7をフェライト4の底面に当接し
た構造のものである。
【0049】上記樹脂ケース63は電気的絶縁部材から
なり、矩形枠状の側壁63aに底壁63bを一体形成し
た構造のもので、この底壁63bには挿通孔63cが形
成されており、該底壁63bの挿通孔63cの周縁部に
はそれぞれ各単板型整合用コンデンサC1〜C3を位置
決め収納する凹部63d,及び単板型終端抵抗Rを位置
決め収納する凹部63eが形成されている。上記挿通孔
63aには磁性組立体64が挿入されており、該磁性組
立体64のアース部7は下ヨーク62の底面62aに接
続されている。
【0050】上記樹脂ケース63の左, 右側壁63a外
面の一端側には入出力端子66,67が配設されてお
り、該各入出力端子66,67の延長端は底壁63a上
面の左, 右コーナー部に露出している。左, 右側壁63
a外面の他端側にはアース端子68,68が配設されて
おり、該各アース端子68の延長端は上記凹部63d,
63eの上面に露出して各コンデンサC1〜C3,終端
抵抗Rの下面電極に接続されている。また上記底壁63
b上面の入出力端子66,67の中間部には金属導体片
69が配設されており、該金属導体片69の延長端は底
壁63bに露出して下ヨーク62の底面62aに接続さ
れている。上記入出力端子66,67,アース端子6
8,金属導体片69は樹脂ケース63内に一部をインサ
ートモールドして形成されたものである。
【0051】上記各整合用コンデンサC1〜C3の上面
電極には各中心電極2〜4のポートP1〜P3が接続さ
れており、このうちポートP2の先端は上記入出力端子
66に、ポートP3の先端は終端抵抗Rに接続されてい
る。
【0052】上記磁性組立体64と永久磁石61との間
には矩形板状のスペーサ部材70が配設されている。こ
のスペーサ部材70は、ガラスエポキシ系,プラスチッ
ク系,テフロン系等のプリント基板、セラミック基板、
あるいは弾性を有する液晶ポリマー等の樹脂からなるも
のであり、中央部には孔70aが形成されている。この
孔70aは整合用コンデンサC1〜C3や中心電極2〜
4を効果的に押圧するためのもので、必ずしも形成する
必要はない。
【0053】上記スペーサ部材70は、下ヨーク62に
上ヨーク60を嵌装すると同時に永久磁石61を介して
磁性組立体64,樹脂ケース63を下ヨーク62に、各
中心電極2〜4のポートP1〜P3を整合用コンデンサ
C1〜C3,終端抵抗Rに、また該各整合用コンデンサ
C1〜C3,終端抵抗Rを樹脂ケース63にそれぞれ電
気的,機械的に押圧固定している。これにより各構成部
品同士を半田付けする際の専用治具を不要にでき作業工
数の削減が可能となり、またユーザリフローにより表面
実装する際のオープン不良を防止している。
【0054】そして上記スペーサ部材70には、図3
(a),図3(b)に示すように、C−L−Cのπ型回
路網からなるインピーダンス変換回路6が形成されてい
る。このインピーダンス変換回路6は、スペーサ部材7
0にインダクタンス電極71及び第1,第2コンデンサ
電極72,73を圧着,印刷等によりパターン形成して
構成されている。なお、上記電極71〜73はスペーサ
部材内に金属片をインサートモールドして形成してもよ
い。ここで、図3(a)はスペーサ部材70の上面に形
成された電極を示す平面図であり、図3(b)はスペー
サ部材70の下面に形成された電極を透視で示した平面
図である。
【0055】上記インダクタンス電極71の一端部71
aはスルーホール電極74に、他端部71bは上記第1
コンデンサ電極72の一端部72aに接続されている。
この第1コンデンサ電極72の他端部72bはスルーホ
ール電極75に接続されている。
【0056】上記スペーサ部材70の下面には該部材7
0を挟んで上記第1コンデンサ電極72に対向する第2
コンデンサ電極73が形成されており、該第2コンデン
サ電極73に続いて上記他端部71bと一端部72aと
の接続部に対向する第1接続電極76が接続形成されて
いる。
【0057】また上記スペーサ部材70下面の第1コン
デンサ電極72の他端部72bに対向する部分には第2
接続電極77が形成されており、両電極72b,77は
上記スルーホール電極75により接続されている。さら
に上記スペーサ部材70下面のインダクタンス電極71
の一端部71aに対向する部分には第3接続電極78が
形成されており、両電極71a,78は上記スルーホー
ル電極74により接続されている。
【0058】上記第1接続電極76は金属導体片69を
介して下ヨーク62に接続され、第2接続電極77は一
方側の入出力端子67に接続されており、第3接続電極
78は中心電極2のポートP1,及び整合用コンデンサ
C1の上面電極に接続されている。
【0059】このようにして本実施形態のアイソレータ
1は、図13,図14の等価回路図に示すように、イン
ダクタンス電極71で形成されるインダクタンスLfは
第1コンデンサ電極72を介して中心電極2のポートP
1と入出力端子67との間に直列接続され、第1,第2
コンデンサ電極72,73で形成されるコンデンサCf
1は入出力端子67と金属導体片69(アース)との間
に並列接続されている。
【0060】そして、上記ポートP1の整合用コンデン
サC1は、アイソレータ本来の整合用回路として機能す
るコンデンサCoと、コンデンサCf2との並列容量と
で表され、このコンデンサCf2とインダクタンスLf
とコンデンサCf1とでC−L−Cのインピーダンス変
換回路6が構成されている。
【0061】本実施形態によれば、ポートP1にインピ
ーダンス変換回路6を付加し、該インピーダンスを2〜
12.5Ωに設定したので、上述と同様に低いインピー
ダンスを安定したインピーダンスに変換することが可能
となり、低電源電圧に設定する場合の挿入損失を小さく
できるとともに、周波数帯域を広くでき、上記実施形態
と同様の効果が得られる。
【0062】上記アイソレータ1の構成部品であるスペ
ーサ部材70にインピーダンス変換回路6を形成したの
で、該インピーダンス変換回路6をアイソレータ1に内
蔵でき、変換回路を別途設ける場合の部品コストの上
昇,及び大型化を回避でき、ひいては移動通信機器の小
型化,低価格化に貢献できる。また上記スペーサ部材7
0を有効利用して形成したので、アイソレータの外形寸
法が大きくなることはなく、この点からも小型化,軽量
化に貢献できる。
【0063】なお、上記実施形態では、インピーダンス
変換回路をスペーサ部材に形成した場合を例にとった
が、本発明はこれに限られるものではなく、ヨーク内に
配設された非可逆回路を構成する他の基板,あるいは部
品等にに形成すればよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る非可
逆回路素子によれば、中心電極の何れか1つのポートの
入力及び出力インピーダンスZioを2<Zio<1
2.5Ωに設定したので、低いインピーダンスを安定し
たインピーダンスに変換することが可能となり、インピ
ーダンス変換比の大きい整合回路を設ける必要はなくな
ることから、低電源電圧に設定する場合の挿入損失を小
さくできるとともに、周波数帯域を広くでき、品質に対
する信頼性を向上できる効果がある。
【0065】請求項2の発明では、中心電極の何れか1
つのポートにインピーダンス変換回路を付加し、入力イ
ンピーダンスZiを2<Zi<12.5Ωに設定したの
で、上記同様に安定したインピーダンスに変換すること
ができ、請求項1と同様の効果が得られる。
【0066】請求項3の発明では、インピーダンス変換
回路が付加されていない残りの1つのポートに終端抵抗
を接続したので、アイソレータとして機能することとな
り、携帯電話機の送信電力増幅器での整合状態の改善効
果がある。
【0067】請求項4の発明では、上記インピーダンス
変換回路をC−L−Cのπ型回路網により構成したの
で、上記請求項1と同様の効果が得られる
【0068】請求項5の発明では、上記C−L−Cπ型
回路網のカットオフ周波数fcを0.75×fo<fc
<2×foの範囲としたので、低域通過フィルタとして
機能することとなり、送信電力増幅器で発生する不要な
高調波を抑制除去でき、信頼性,高性能化に貢献できる
効果がある。
【0069】請求項6の発明では、上記インピーダンス
変換回路をL−C−Lのπ型回路網により構成したの
で、上記請求項1と同様の効果が得られる。
【0070】請求項7の発明では、上記インピーダンス
変換回路を(2n−1)・λg/4(nは自然数,λg
は線路内波長)の分布定数トランスに構成したので、上
記請求項1と同様の効果が得られる。
【0071】請求項8の発明では、インピーダンス変換
回路をヨーク内に内蔵したので、別回路を用いる場合の
コスト上昇及び大型化を回避でき、小型化,低価格化に
貢献できる効果がある。
【0072】請求項9の発明では、インピーダンス変換
回路をヨーク内に配設された非可逆回路構成部品に形成
したので、該部品を有効利用して形成でき、小型化,軽
量化に貢献できる効果がある。
【0073】請求項10の発明では、6ボルト以下の電
源電圧で動作する送信電力増幅器内に非可逆回路素子を
一体に内蔵したので、回路構成を簡単にできるととも
に、小型化に貢献できる効果があり、またライン幅を広
く設定でき、整合不良の発生を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5の発明の一実施形態による集中定
数型アイソレータの等価回路図である。
【図2】上記アイソレータが採用された送信電力増幅器
の構成図である。
【図3】サーキュレータに適用した場合の等価回路図で
ある。
【図4】請求項6の発明の一実施形態による集中定数型
サーキュレータの等価回路図である。
【図5】請求項7の発明の一実施形態による集中定数型
サーキュレータの等価回路図である。
【図6】請求項10の発明の一実施形態によるアイソレ
ータを内蔵した送信電力増幅器(複合電子部品)の構成
図である。
【図7】上記送信電力増幅器の分解斜視図である。
【図8】一般的なアイソレータの等価回路図である。
【図9】一般的な送信電力増幅器の構成図である。
【図10】請求項8,9の発明による集中定数型アイソ
レータの分解斜視図である。
【図11】上記アイソレータの樹脂ケースの平面図であ
る。
【図12】上記アイソレータのスペーサ部材の平面図で
ある。
【図13】上記アイソレータの等価回路図である。
【図14】上記アイソレータの低域通過フィルタ部分の
回路図である。
【符号の説明】
1 アイソレータ(非可逆回路素
子) 2〜4 中心電極 5 フェライト 6,42,43 インピーダンス変換回路 40,41 サーキュレータ(非可逆回路素
子) 50 送信電力増幅器 60,62 上,下ヨーク 61 永久磁石 64 磁性組立体 70 スペーサ部材(非可逆回路構成
部品) 71 インダクタンス電極(インダク
タンスLf) 72,73 コンデンサ電極(コンデンサC
f1) P1〜P3 ポート C1〜C3 整合用コンデンサ
フロントページの続き (72)発明者 芦田 良彦 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中心電極を交差させて配置し、該
    交差部分にフェライトを配置するとともに直流磁界を印
    加するようにした非可逆回路素子において、上記中心電
    極の何れか1つのポートの入力及び出力インピーダンス
    Zioを2<Zio<12.5Ωに設定したことを特徴
    とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 複数の中心電極を交差させて配置し、該
    交差部分にフェライトを配置するとともに直流磁界を印
    加するようにした非可逆回路素子において、上記中心電
    極の何れか1つのポートにインピーダンス変換回路を付
    加し、該ポートの入力インピーダンスZiを2<Zi<
    12.5Ωに設定したことを特徴とする非可逆回路素
    子。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記インピーダンス
    変換回路が付加されていない残りのポートの1つに終端
    抵抗を接続してアイソレータとしたことを特徴とする非
    可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、上記インピー
    ダンス変換回路が、C−L−Cのπ型回路網により構成
    されていることを特徴とする非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記C−L−Cのπ
    型回路網のカットオフ周波数fcが0.75×fo<f
    c<2×foとなるように設定されていることを特徴と
    する非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3において、上記インピー
    ダンス変換回路が、L−C−Lのπ型回路網により構成
    されていることを特徴とする非可逆回路素子。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3において、上記インピー
    ダンス変換回路が、(2n−1)・λg/4(nは自然
    数,λgは線路内波長)の分布定数トランスにより構成
    されていることを特徴とする非可逆回路素子。
  8. 【請求項8】 磁気回路を構成するヨーク内に、複数の
    中心電極を交差させて配置するとともに該交差部分にフ
    ェライトを配置してなる磁性組立体と、上記各中心電極
    のポートに接続された整合用コンデンサとを収納した非
    可逆回路素子において、上記中心電極の何れか1つのポ
    ートにインピーダンス変換回路を付加するとともに上記
    ヨーク内に内蔵し、該ポートの入力インピーダンスZi
    を2<Zi<12.5Ωに設定したことを特徴とする非
    可逆回路素子。
  9. 【請求項9】 請求項8において、上記インピーダンス
    変換回路が、ヨーク内に配設された非可逆回路構成部品
    に形成されていることを特徴とする非可逆回路素子。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9の何れかの非可逆回
    路素子を送信電力増幅器の出力部に接続して1つのケー
    ス内に収納し、表面実装用端子を有し、かつ6ボルト以
    下の電源電圧で動作することを特徴とする複合電子部
    品。
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