JPH10326780A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH10326780A
JPH10326780A JP13372897A JP13372897A JPH10326780A JP H10326780 A JPH10326780 A JP H10326780A JP 13372897 A JP13372897 A JP 13372897A JP 13372897 A JP13372897 A JP 13372897A JP H10326780 A JPH10326780 A JP H10326780A
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metal
wiring layer
film
metal film
interlayer insulating
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JP13372897A
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Inventor
Noboru Morimoto
昇 森本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線層を接続するコンタクトホールにおける
エレクトロマイグレーション耐性の信頼性を向上するた
めの半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 第1金属配線層2Aは、下地層間絶縁膜
1側に配置される第1金属膜2aと、この第1金属膜2
aの上に第2金属膜2bと、この第2金属膜2bの上に
形成される前記第1金属膜2aと同じ金属材料からなる
第3金属膜2cとを有し、第1金属膜2aおよび第3金
属膜2cは、第2金属膜2bよりもエレクトロマイグレ
ーション耐性に優れた金属材料であり、接続配線層7,
8の下端部は、第1金属膜2aの表面に接するように設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、より特定的には、配線層間のエ
レクトロマイグレーション耐性の改善を図る半導体装置
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においては、デバイスの高集
積および多機能を図るために、デバイス寸法の微細化と
配線の多層化が世代ごとに押し進められている。その結
果、配線および各配線を接続する接続配線層に流れる電
流密度は増加し、電流によって引起こされるエレクトロ
マイグレーションは世代ごとに厳しくなっている。
【0003】ここで、従来の半導体装置の配線構造につ
いて、図14〜図19を参照して説明する。なお、図1
4は、従来の半導体装置の配線構造を説明するための断
面図であり、図15〜図18は、図14の断面構造に従
った半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0004】まず、図14を参照して、従来の半導体装
置の配線構造について説明する。SiO2 などからなる
下地層間絶縁膜1の上に、膜厚さ2000〜15000
Å、Al系合金などの金属膜からなる第1金属配線層2
が形成されている。この第1金属配線層2の上には、膜
厚さ1.0〜2.0μm、SiO2 などからなる層間絶
縁膜5を介在して、膜厚さ2000〜15000Å、A
l系合金等の金属膜からなる第2金属配線層10が形成
されている。
【0005】第1金属配線層2と第2金属配線層10と
は、層間絶縁膜5に設けられた孔径0.2〜1.0μm
のコンタクトホール6内に設けられた膜厚さ500〜1
500Åの下敷き金属膜7およびWなどの金属材料から
なる埋込金属膜8により電気的に接続されている。
【0006】次に、図15〜図18を参照して、図14
に示す半導体装置の製造工程について説明する。
【0007】まず、図15を参照して、SiO2 などか
らなる下地層間絶縁膜1上に、スパッタリング法などに
よりAl系合金などの金属膜を膜厚さ2000〜150
00Å形成する。その後、フォトリソグラフィにより所
定形状にパターニングされたフォトレジスト膜をマスク
にして、この金属膜に対して反応性イオンエッチングを
行ない、所定形状の第1金属配線層2を形成する。
【0008】次に、図16を参照して、下地層間絶縁膜
1および第1金属配線層2を覆うように、SiO2 など
からなる膜厚さ1.0〜2.0μmの層間絶縁膜5を形
成する。
【0009】次に、図17を参照して、層間絶縁膜5の
上に、フォトリソグラフィにより所定形状にパターニン
グされたフォトレジスト膜を形成する。その後、このフ
ォトレジスト膜をマスクにして、層間絶縁膜5の反応性
イオンエッチングを行ない、孔径0.2〜1.0μmの
コンタクトホール6を開口する。このとき、コンタクト
ホール6のエッチング形状は、コンタクトホール6の下
端が第1金属配線層2の表面に接する形状または第1金
属配線層2の上部を多少掘り込んだ形状のいずれかであ
る。
【0010】次に、図18を参照して、コンタクトホー
ル6の内部表面を覆うように、層間絶縁膜5の表面にス
パッタリング法を用いて下敷き金属膜7を厚さ500〜
1500Å形成する。その後、Wなどの埋込金属膜8
を、CVD法により下敷き金属膜7の表面全面に形成し
た後、全面エッチバックを行なうことにより、コンタク
トホール6内にのみ、金属膜8を残存させる。
【0011】次に、Al系合金などの金属膜をスパッタ
リング法等により形成し、フォトリソグラフィによりパ
ターニングされたフォトレジスト膜をマスクに金属膜の
反応性イオンエッチングを行ない、厚さ2000〜15
000Åの第2金属配線層10を形成する。これによ
り、図14に示す構造を有する半導体装置が形成され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造よりなる半導体装置においては、コンタクトホール6
内において、エレクトロマイグレーションによる断線が
生じる。このエレクトロマイグレーションによる断線
は、図19に示すように、コンタクトホール6と第1金
属配線層2との界面において、ボイド20を生じた結果
として起こりやすい。
【0013】同図に示すように、第1金属配線層2、コ
ンタクトホール6および第2金属配線層10には、図中
の矢印(a、b、c)で示す方向に電流の流れおよび電
子の移動があると考えられる。このとき、トータル電流
Iを分割して局所領域における電流I1 ,I2 ,……I
n を考えた場合、第1金属配線層2からコンタクトホー
ル6、さらに第2金属配線層10に流れる電流(第2金
属配線層10からコンタクトホール6、さらに第1金属
配線層2の方向に移動する電子)は、第1金属配線層2
とコンタクトホール6との界面において均一な大きさで
はなく、電流パスの長さによって異なった大きさを持っ
ている。
【0014】第2金属配線層10から第1金属配線層2
への最も短いパスである丸印A部(矢印aで示す電子の
パス)では、丸印B部(矢印cで示す電子のパス)に比
べて大きな電子の移動が生じている。エレクトロマイグ
レーションによるボイド20の発生は、金属易動度(配
線にある電流を流したとき、配線材料が電子流に押され
て移動する移動の起こりやすさ、エレクトロマイグレー
ションの起こりやすさ)の異なる物質の界面で起こりや
すく、その中でも特に電子の移動(電流値)の大きさな
箇所において生じやすい。
【0015】そこで、このようなエレクトロマイグレー
ションによるボイドの発生を防止する技術として、特開
平7−183378号公報に開示される半導体装置の構
造がある。ここで、上記公報に開示された技術の概略に
ついて、図20を参照して説明する。
【0016】この半導体装置の構造によれば、下地層間
絶縁膜1上に所定形状の第1金属配線層2Xが形成さ
れ、この第1金属配線層2Xの上に層間絶縁膜5が形成
されている。層間絶縁膜5の上には、所定形状の第2金
属配線層10が形成されている。第1金属配線層2Xと
第2金属配線層10とは、層間絶縁膜5に形成されたコ
ンタクトホール6を用いて、下敷き金属膜7およびWな
どの金属材料を用いた埋込金属膜8により電気的に接続
されている。
【0017】ここで、第1金属配線層2Xは、第1金属
膜3と第2金属膜4との2層構造からなり、第1金属膜
3には、Ti,TiNおよびWなどの高融点金属材料が
用いられており、第2金属膜4には、Al系合金材料が
用いられている。
【0018】また、コンタクトホール6は、第1金属膜
3の表面まで形成されている。上記構造よりなる半導体
装置の配線構造においては、コンタクトホール6を第2
金属膜4を突き抜けて第1金属膜3の表面部分にまで設
けている。これにより、下敷き金属膜7および埋込金属
膜8からなる接続配線層と第1金属配線層2Xとの接触
面積を増加させることができる。その結果、電流値を分
散させることができるため、コンタクトホール6と第1
金属配線層2Xとの界面におけるボイドの発生を抑える
ことが可能となっている。
【0019】しかしながら、図20に示す構造において
も、図21で示すように、丸印C部で示す領域におい
て、丸印D部に示す領域よりも、電流(電子)の局所的
な集中が起こり易い。その結果、丸印C部に示す領域に
おいて、ボイドが生じ、エレクトロマイグレーションに
よる配線層の断線が生じるおそれがある。
【0020】したがって、この発明は、上記問題点を解
決するためになされたもので、半導体装置のコンタクト
ホールにおいて、異種金属界面における電流(電子)の
不均一を改善することにより、エレクトロマイグレーシ
ョン耐性の改善による半導体装置の信頼性の向上を図る
半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた半導
体装置の1つの局面においては、下地層間絶縁膜の上
に、それぞれ層間絶縁膜を介在し、接続配線層によって
電気的に接続される、第1金属配線層および上記第1金
属配線層よりも上方に形成される第2金属配線層を備
え、上記第1金属配線層は、上記下地層間絶縁膜側に配
置される第1金属膜と、この第1金属膜の上に形成され
る第2金属膜と、この第2金属膜の上に形成される上記
第1金属膜と同じ金属材料かならなる第3金属膜とを含
み、上記第1金属膜および上記第3金属膜は、上記第2
金属膜よりもエレクトロマイグレーション耐性に優れた
金属材料であり、上記接続配線層の下端部は、上記第1
金属膜の表面に接するように設けられている。
【0022】また、上記局面における半導体装置におい
て好ましくは、上記第1金属配線層は、上記第3金属膜
の上に第2金属膜と同じ金属材料からなる第4金属膜
と、この第4金属膜の上に第1金属膜と同じ金属材料か
らなる第5金属膜とがさらに形成される。
【0023】また、上記局面における半導体装置におい
て好ましくは、上記第1金属膜には、Cu、W、Tiお
よびTiNからなるグループから選択された少なくとも
1つの金属材料が用いられ、上記第2金属膜には、Al
系合金材料が用いられている。
【0024】この発明に基づいた半導体装置の他の局面
においては、下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間絶縁
膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続される、
第1金属配線層および上記第1金属配線層よりも上方に
形成される第2金属配線層を備え、上記第1金属配線層
は、上記下地層間絶縁膜側に形成される第1金属膜と、
この第1金属膜の上に形成され、上記下地層間絶縁膜か
ら離れるに従って徐々に比抵抗の値が大きくなる第2金
属膜とを含み、上記接続配線層の下端部は、上記第1金
属膜の表面に接するように設けられている。
【0025】また、上記局面における半導体装置におい
て好ましくは、上記第1金属膜には、Al系合金材料が
用いられ、上記第2金属膜には、高融点金属材料が用い
られる。
【0026】次に、この発明に基づいた半導体装置のさ
らに他の局面においては、下地層間絶縁膜の上に、それ
ぞれ層間絶縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に
接続される、第1金属配線層および上記第1金属配線層
よりも上方に形成される第2金属配線層を備え、上記第
1金属配線層は、上記下地層間絶縁膜側に配置される第
1金属膜と、この第1金属膜の上に形成され、上記第1
金属膜よりもエレクトロマイグレーション耐性に優れた
第2金属膜とを含み、上記接続配線層の下端部は、上記
第2金属膜の内部に接するように設けられている。
【0027】また、上記局面における半導体装置におい
て好ましくは、上記第1金属膜には、Al系合金材料が
用いられ、上記第2金属膜にはCu、W、TiおよびT
iNからなるグループから選択された少なくとも1つの
金属材料が用いられている。
【0028】この発明に基づいた半導体装置の製造方法
の1つの局面においては、下地層間絶縁膜の上に、それ
ぞれ層間絶縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に
接続される第1金属配線層および上記第1金属配線層よ
りも上方に形成される第2金属配線層を備えた半導体装
置の製造方法であって、以下の工程を備えている。
【0029】まず、上記第1金属配線層を形成される。
その後、上記第1金属配線層の上に層間絶縁膜が形成さ
れる。
【0030】次に、上記層間絶縁膜に、上記第1金属配
線層に通ずるコンタクトホールが形成される。その後、
上記コンタクトホール内に、上記第1金属配線層の表面
に電気的に接続する上記接続配線層が形成される。
【0031】次に、上記層間絶縁膜の上に上記接続配線
層に電気的に接続する上記第2金属配線層が形成され
る。
【0032】さらに、上記第1金属配線層を形成する工
程は、以下の工程を備えている。まず、上記下地層間絶
縁膜側に第1金属膜が形成される。その後、この第1金
属膜の上に第2金属膜が形成される。さらに、この第2
金属膜の上に上記第1金属膜と同じ金属材料からなる第
3金属膜が形成される。
【0033】また、上記コンタクトホールは、上記第1
金属膜に通ずるように形成される。さらに、上記第1金
属膜および上記第3金属膜は、上記第2金属膜よりもエ
レクトロマイグレーション耐性に優れた金属材料が用い
られる。
【0034】上記局面における半導体装置の製造方法に
おいて好ましくは、上記第1金属配線層を形成する工程
は、上記第3金属膜の上に第2金属膜と同じ金属材料か
らなる第4金属層を形成する工程と、上記第4金属膜の
上に上記第1金属膜と同じ金属材料からなる第5金属膜
を形成する工程とがさらに行なわれる。
【0035】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の他の局面においては、下地層間絶縁膜の上に、
それぞれ層間絶縁膜を介在し、接続配線層によって電気
的に接続される第1金属配線層および上記第1金属配線
層よりも上方に形成される第2金属配線層を備えた半導
体装置の製造方法であって、以下の工程を備えている。
【0036】まず、第1金属配線層が形成される。その
後、上記第1金属配線層の上に層間絶縁膜が形成され
る。
【0037】次に、上記層間絶縁膜に、上記第1金属配
線層に通ずるコンタクトホールが形成される。その後、
上記コンタクトホール内に、上記第1金属配線層の表面
に電気的に接続する上記接続配線層が形成される。
【0038】次に、上記層間絶縁膜の上に上記接続配線
層に電気的に接続する上記第2金属配線層が形成され
る。
【0039】また、上記第1金属配線層を形成する工程
は、上記下地層間絶縁膜側に第1金属膜を形成する工程
と、上記下地層間絶縁膜から離れるに従って徐々に比抵
抗の値が大きくなる第2金属膜が形成される工程とを含
んでいる。さらに、上記コンタクトホールは、上記第1
金属膜に通ずるように形成される。
【0040】また、上記半導体装置の製造方法の局面に
おいて、好ましくは、上記第2金属膜を形成する工程
は、金属膜中へ金属原子を拡散させることにより形成さ
れる。
【0041】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法のさらに他の局面においては、下地層間絶縁膜の
上に、それぞれ層間絶縁膜を介在し、接続配線層によっ
て電気的に接続される第1金属配線層および上記第1金
属配線層よりも上方に形成される第2金属配線層を備え
た半導体装置の製造方法であって、以下の工程を備えて
いる。
【0042】まず、上記第1金属配線層が形成される。
その後、上記第1金属配線層の上に層間絶縁膜が形成さ
れる。
【0043】次に、上記第1金属配線層の内部が露出す
るように、上記層間絶縁膜にコンタクトホールが形成さ
れる。その後、上記コンタクトホール内に、上記第1金
属配線層の内部に電気的に接続する上記接続配線層が形
成される。
【0044】次に、上記層間絶縁膜の上に上記接続配線
層に電気的に接続する上記第2金属配線層が形成され
る。
【0045】さらに、上記第1金属配線層を形成する工
程は、上記下地層間絶縁膜側に第1金属膜を形成する工
程と、この第1金属膜の上に、この第1金属膜よりもエ
レクトロマイグレーション耐性に優れた第2金属膜を形
成する工程とを含んでいる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づく実施の形
態について、図を参照しながら説明する。なお、各図
中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとす
る。
【0047】[実施の形態1]以下、実施の形態1にお
ける半導体装置の構造について、図1を参照して説明す
る。なお、図1は、この実施の形態における半導体装置
100の構造を示す断面図である。
【0048】SiO2 などからなる下地層間絶縁膜1の
上に、2000〜15000Åの第1金属配線層2Aが
形成されている。第1金属配線層2Aの上方には、Si
2などからなる膜厚さ1.0〜2.0μmの層間絶縁
膜5が形成されている。この層間絶縁膜5の上には、A
l系合金材料などからなる膜厚さ2000〜15000
Åの第2金属配線層10が形成されている。
【0049】ここで、第1金属配線層2Aは、図1に示
すように、各々の膜厚が500〜1000Åの第1金属
膜2a、第2金属膜2b、第3金属膜2c、第4金属膜
2dおよび第5金属膜2eの多重積層構造を有してい
る。
【0050】第2金属膜2bおよび第4金属膜2dに
は、Al系合金材料が用いられ、第1金属膜2a、第3
金属膜2cおよび第5金属膜2eには、第2金属膜2b
および第4金属膜2dよりもエレクトロマイグレーショ
ン耐性に優れた金属材料として、Cu、W、Ti、Ti
Nが用いられている。
【0051】さらに、本実施の形態においては、第1金
属配線層2Aと第2金属配線層10とを電気的に接続す
るため、層間絶縁膜5に孔径0.2〜1.0μmのコン
タクトホール6が設けられ、このコンタクトホール6内
に、膜厚さ500〜1500Åの下敷き金属膜7および
タングステンなどの高融点金属材料かならなる埋込金属
膜8が設けられている。ここで、コンタクトホール6の
下端部は、第1金属膜2aの表面に達する位置まで設け
られている。
【0052】次に、上記構造よりなる半導体装置100
の製造方法について、図2〜図4を参照して説明する。
なお、図2〜図4は、図1に示す半導体装置100の断
面構造に従った製造工程を示す断面工程図である。
【0053】まず、図2を参照して、下地層間絶縁膜1
の上に、各々の膜厚さが500〜1000Åの第1金属
膜2a、第2金属膜2b、第3金属膜2c、第4金属膜
2dおよび第5金属膜2eを形成する。ここで、上述し
たように、第2金属膜2bおよび第4金属膜2dには、
Al系合金材料が用いられ、第1金属膜2a、第3金属
膜2cおよび第5金属膜2eには、第2金属膜2bおよ
び第4金属膜2dよりもエレクトロマイグレーション耐
性に優れた金属材料としてCu、W、Ti、NiNが用
いられる。その後、公知のフォトリソグラフィ技術を用
いて、第1金属膜2a〜第5金属膜2eからなる第1金
属配線層2Aのパターニングを行なう。
【0054】次に、図3を参照して、第1金属配線層2
aを覆うように、CVD法などを用いて、SiOなどか
らなる膜厚さ1.0〜2.0μmの層間絶縁膜5を堆積
する。その後、公知のフォトリソグラフィ技術を用い
て、反応性イオンエッチングを用いて、第1金属膜2a
の表面にまで達するコンタクトホール6を開孔する。
【0055】次に、図4を参照して、コンタクトホール
6の内周面および層間絶縁膜5の表面を覆うように、膜
厚さ500〜1500Åの下敷き金属膜7をスパッタリ
ング法により堆積する。その後、Wなどの埋込金属膜8
をCVD法により全面に堆積した後、全面エッチバック
を行なうことにより、コンタクトホール6内にのみWを
残存させて、埋込金属膜8を形成する。
【0056】次に、下敷き金属膜7および埋込金属膜8
を覆うようにAl系合金などからなる金属膜をスパッタ
リング法を用いて堆積し、この金属膜を公知のフォトリ
ソグラフィ技術によりパターニングを行なうことによっ
て、第2金属配線層10を形成する。これにより、図1
に示す本実施の形態における半導体装置100が完成す
る。
【0057】以上、本実施の形態における半導体装置お
よびその製造方法によれば、第1金属配線層2AをAl
系合金材料からなる第2金属膜2bおよび第4金属膜2
dをエレクトロマイグレーション耐性に優れた第1金属
膜2a、第3金属膜2cおよび第5金属膜2eによって
挟み込む構造を採用している さらに、第1金属配線層
2Aと第2金属配線層10との電気的な接続のための配
線層の下端部を第1金属膜2aの表面としている。
【0058】これにより、図5に示すように、たとえば
第4金属膜2dにボイド20が発生した場合において
も、第4金属膜2dを、エレクトロマイグレーション耐
性の優れた金属材料つまり、第4金属膜2dのAl系合
金層よりも易動度の小さい金属材料で形成した第3金属
膜2cおよび第5金属膜2eで挟み込んでいるため、ボ
イド20が第3金属膜2cおよび第4金属膜2eに成長
することがない。
【0059】このため、第1金属配線層2Aの致命的な
断線を未然に防止することが可能となる。その結果、第
1金属配線層2Aと第2金属配線層10とのコンタクト
ホールおよび配線界面において、致命的な断線に至るこ
とがなく、コンタクトホール部における電気的信頼性の
向上を図ることが可能となる。
【0060】ここで、上述した実施の形態においては、
第1金属配線層2Aを5層構造としたが、第1金属膜2
a、第2金属膜2bおよび第3金属膜2cの3層構造と
しても同様の作用効果を得ることができる。また、5層
以上の構造としても同様である。
【0061】さらに、第1金属配線層2Aのみを多重積
層構造としたが、必ずしもこの構造に限られることな
く、たとえば図6に示すように、接続配線層にタングス
テンプラグを用い、半導体基板1Bの上に層間絶縁膜1
00を介在して形成される第1金属配線層AL1、この
第1金属配線層AL1の上方に層間絶縁膜200を介在
して形成される第2金属配線層AL2、さらにこの第2
発生層AL2の上方に層間絶縁膜300を介在して形成
される第3金属配線層AL3に本実施の形態における多
重積層構造を採用することによっても、各配線層間にお
ける電気的な信頼性の向上を図ることが可能である。
【0062】[実施の形態2]以下、実施の形態2にお
ける半導体装置の構造について、図7を参照して説明す
る。なお、図7は、この実施の形態における半導体装置
200の構造を示す断面図である。
【0063】SiO2 などからなる下地層間絶縁膜1の
上に膜厚さ2000〜15000Åの第1金属配線層2
Bが形成されている。第1金属配線層2Bの上方には、
SiO2 などからなる膜厚さ1.0〜2.0μmの層間
絶縁膜5を介在して、Al系合金材料などからなる膜厚
さ2000〜15000Åの第2金属配線層10が形成
されている。
【0064】ここで、第1金属配線層2Bは、図7に示
すように、膜厚さ500〜1000ÅのAl系合金材料
などからなる第1金属膜3と下地層間絶縁膜1から遠ざ
かるにつれて徐々に比抵抗が大きくなる第2金属膜4と
を有している。ここで、第2金属膜4の比抵抗の変化
は、ρ=3.0〜数十μΩcmの間で徐々に変化するよ
うに設定されている。
【0065】また、第1金属配線層2Bと第2金属配線
層10とは、実施の形態1と同様に層間絶縁膜5に設け
られたコンタクトホール6を用いて、下敷き金属膜7お
よび埋込金属層8を用いて電気的に接続されている。ま
た、コンタクトホール6の下端部は、第1金属膜3の表
面に達するように設けられている。
【0066】次に、上記構造よりなる半導体装置200
の製造方法について、図8および図9を参照して説明す
る。なお、図8および図9は、図7に示す半導体装置2
00の断面構造に従った製造工程を示す断面工程図であ
る。
【0067】まず、図8を参照して、下地層間絶縁膜1
上に、Ti、TiN、Wなどの高融点金属材料を用い
て、膜厚500〜1000Åの第1金属膜3を成膜す
る。その後、この第1金属膜3の上に、Al系合金材料
からなる第2金属膜4を膜厚2000〜15000Å成
膜する。ここで、上述したように、第2金属膜4に層間
絶縁膜1から離れるに従って比抵抗の値が大きくなるよ
うに設定するために、まず、第2主金属層4を成膜した
後、Al膜中へ拡散源となるTiなどの金属膜をスパッ
タリング法またはCVD法等により、第2金属膜4の表
面に成膜する。
【0068】その後、熱処理を行なうことにより、Al
表面のTi原子をAl膜中に拡散させる。その結果、A
l膜中のTi濃度は、第2金属膜4の最表面から下地層
間絶縁膜1に向かって減少し、Ti濃度の高い最表面に
おいては高抵抗、Ti濃度の低い下地層間絶縁膜1側に
おいては低抵抗な層を得ることができる。具体的には、
上述したように第2金属膜4の比抵抗の値ρ=3.0〜
数十μΩcmの間で徐々に変化することになる。
【0069】図7に示すような形状たとえばコンタクト
ホール6の開孔径0.5μm、深さ1.0μmの条件下
では、最短経路と最長経路とで約2倍の長さの違いがあ
るため、第2金属膜4の比抵抗は、最表面側で6.0μ
Ωcm、下地層間絶縁膜1側において3.0μΩcmと
約2倍程度に高くすればよいと考えられる。そのために
は、Al膜中に、約1.5wt%のTiを拡散させるこ
とによって、上記所望の比抵抗の値を得ることができ
る。
【0070】次に、図9を参照して、第2金属膜4の上
に層間絶縁膜5を形成する。その後実施の形態1と同様
にして、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて層間絶
縁膜5にコンタクトホール6を反応性イオンエッチング
を用いて開口する。このとき、コンタクトホール6の下
端部は、第1金属膜3の表面に達するまでエッチングさ
れる。
【0071】その後、実施の形態1における図4に示す
工程と同様の工程を経ることにより、コンタクトホール
6内に下敷き金属膜7および埋込金属層8を形成し、所
定形状の第2金属配線層10を形成する。これにより、
図7に示す実施の形態2における半導体装置200を形
成することができる。
【0072】以上、この実施の形態における半導体装置
およびその製造方法によれば、図21に示す従来構造に
おいては、C部で囲まれた領域において、電流(電子)
の局所的な集中が起こる問題があったが、本実施の形態
のように、第2金属膜4に下地層間絶縁膜1から遠ざか
る方向に向けて徐々に比抵抗の値率を大きくすることに
よって、図10に示すように、コンタクトホール6と第
1金属配線層2Bとの界面における電流(電子)を第1
金属配線層2Bの膜厚さ方向に分散させることが可能と
なる。その結果、第1金属配線層2Bにおける膜厚さ方
向において、電流(電子)の密度を均一化することが可
能となる。これにより、電気的信頼性の改善を図ること
が可能となる。
【0073】[実施の形態3]以下、実施の形態3にお
ける半導体装置の構造について、図11を参照して説明
する。なお、図11は、この実施の形態における半導体
装置300の構造を示す断面図である。
【0074】SiO2 などからなる下地層間絶縁膜1の
上に、膜厚さ2100〜17000Åの第1金属配線層
2Cが形成されている。第1金属配線層2Cの上方に
は、膜厚さ1.0〜2.0μmのSiO2 などからなる
層間絶縁膜5を介在して、膜厚さ2000〜15000
ÅのAl系合金材料などからなる第2金属配線層10が
形成されている。
【0075】ここで、第1金属配線層2Cは、図11に
示すように、膜厚さ2000〜15000Å、Al系合
金材料からなる第1金属膜2gと、膜厚さ100〜20
00Å、第1金属膜2gよりもエレクトロマイグレーシ
ョン耐性に優れたTi、TiN、W、Cuの金属材料が
用いられた第2金属膜2hとの2層構造を有している。
【0076】さらに、本実施例の構造によれば、第1金
属配線層2cと第2金属配線層10とを電気的に接続す
るため、層間絶縁膜5に孔径0.2〜1.0μmのコン
タクトホール6か設けられ、このコンタクトホール6内
に、膜厚さ500〜1500Åの下敷き金属膜7および
タングステンなどの高融点金属材料からなる埋込金属膜
8が設けられている。ここで、コンタクトホール6の下
端部は、第2金属膜2hの内部に接するように設けられ
ている。
【0077】次に、上記構造よりなる半導体装置300
の製造方法について、図12および図13を参照して説
明する。なお、図12および図13は、図11に示す半
導体装置300の断面構造に従った製造工程を示す断面
工程図である。
【0078】まず、図12を参照して、下地層間絶縁膜
1の上に、膜厚さ2000〜15000Å、Al系合金
材料からなる第1金属膜2gをCVD法などを用いて堆
積する。その後、この第1金属膜2gの上に、膜厚さ1
00〜2000Å、Ti、TiN、W、Cuなどの金属
材料からなる第2金属膜2hを堆積する。
【0079】次に、公知のフォトリソグラフィ技術を用
いて、第1金属膜2gおよび第2金属膜2hに対して反
応性イオンエッチングを行ない、所定のパターニングを
行ない、第1金属配線層2Cを完成させる。
【0080】次に、図13を参照して、第1金属配線層
2Cを覆うように層間絶縁膜5を堆積する。その後、公
知の技術を用いて、層間絶縁膜5にコンタクトホール6
を開孔する。このとき、コンタクトホール6の下端部
は、第2金属膜2hの内部においてエッチングを止めた
構造とする。
【0081】次に、実施の形態1における図4に示すプ
ロセスと同様のプロセスを経ることにより、図11に示
す本実施の形態における半導体装置300を完成するこ
とができる。
【0082】以上、本実施の形態における半導体装置お
よびその製造方法によれば、第1金属配線層2Cにおい
て、エレクトロマイグレーション耐性の強い第2金属膜
2h中において、第2金属配線層10とのコンタクトを
設けている。その結果、従来コンタクトホールにおいて
接触していた金属層はAl系合金材料であったため、コ
ンタクト部において、ホールが生じやすかったが、本実
施の形態においては、エレクトロマイグレーションに優
れた金属膜を用いているため、接触部における信頼性の
向上を図ることが可能となる。
【0083】なお、実施の形態1の図6で説明した構造
を実施の形態2または実施の形態3における構造に適用
しても各実施の形態における作用効果を得ることが可能
である。
【0084】以上、今回開示した実施の形態はすべての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【0085】
【発明の効果】この発明に基づいた半導体装置およびそ
の製造方法の1つの局面によれば、第1金属配線層を、
Al系合金材料からなる第2金属膜および第4金属膜を
エレクトロマイグレーション耐性に優れた第1金属膜、
第3金属膜および第5金属膜によって挟み込む構造を採
用している。さらに、第1金属配線層と第2金属配線層
との電気的な接続のための配線層の下端部を第1金属膜
の表面としている。
【0086】これにより、たとえば第4金属膜にボイド
が発生した場合においても、第4金属膜を、エレクトロ
マイグレーション耐性の優れた金属材料つまり、第4金
属膜のAl系合金層よりも易動度の小さい金属材料で形
成した第3金属膜および第5金属膜で挟み込んでいるた
め、ボイドが第3金属膜および第4金属膜に成長するこ
とがない。
【0087】このため、第1金属配線層の致命的な断線
を未然に防止することが可能となる。その結果、第1金
属配線層と第2金属配線層とのコンタクトホールおよび
配線界面において、致命的な断線に至ることがなく、コ
ンタクトホール部における電気的信頼性の向上を図るこ
とが可能となる。その結果、電気的信頼性の高い半導体
装置およびその製造方法を提供することが可能となる。
【0088】次に、この発明に基づいた半導体装置およ
びその製造方法の他の局面によれば、第2金属膜を下地
層間絶縁膜から遠ざかる方向に向けて徐々に比抵抗の値
率を大きくすることによって、コンタクトホールと第1
金属配線層との界面における電流(電子)を第1金属配
線層の膜厚さ方向に分散させることが可能となる。
【0089】その結果、第1金属配線層における膜厚さ
方向において、電流(電子)の密度を均一化することが
可能となる。これにより、電気的信頼性の改善を図るこ
とが可能となる。その結果、電気的信頼性の高い半導体
装置およびその製造方法を提供することが可能となる。
【0090】次に、この発明に基づいた半導体装置およ
びその製造方法のさらに他の局面においては エレクト
ロマイグレーション耐性の強い第2金属膜中において、
第2金属配線層とのコンタクトを設けている。
【0091】その結果、従来コンタクトホールにおいて
接触していた金属層はAl系合金材料であったため、コ
ンタクト部において、ホールが生じやすかったが、本発
明においては、エレクトロマイグレーションに優れた金
属膜を用いているため、接触部における信頼性の向上を
図ることが可能となる。その結果、電気的信頼性の高い
半導体装置およびその製造方法を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における半導体装置100の構
造を示す断面図である。
【図2】 実施の形態1における半導体装置100の製
造工程を示す第1断面工程図である。
【図3】 実施の形態1における半導体装置100の製
造工程を示す第2断面工程図である。
【図4】 実施の形態1における半導体装置100の製
造工程を示す第3断面工程図である。
【図5】 実施の形態1における半導体装置100の作
用効果を説明するための模式図である。
【図6】 実施の形態1における半導体装置を他の半導
体装置に適用した場合の構造を示す断面図である。
【図7】 実施の形態2における半導体装置200の構
造を示す断面図である。
【図8】 実施の形態2における半導体装置の製造工程
を示す第1断面工程図である。
【図9】 実施の形態2における半導体装置の製造工程
を示す第2断面工程図である。
【図10】 実施の形態2における半導体装置の動作原
理を示す模式図である。
【図11】 実施の形態3における半導体装置300の
構造を示す断面図である。
【図12】 実施の形態3における半導体装置の製造工
程を示す第1断面工程図である。
【図13】 実施の形態3における半導体装置の製造工
程を示す第2断面工程図である。
【図14】 従来技術における半導体装置の構造を示す
断面図である。
【図15】 従来技術における半導体装置の製造工程を
示す第1断面工程図である。
【図16】 従来技術における半導体装置の製造工程を
示す第2断面工程図である。
【図17】 従来技術における半導体装置の製造工程を
示す第3断面工程図である。
【図18】 従来技術における半導体装置の製造工程を
示す第4断面工程図である。
【図19】 図14に示す半導体装置の問題点を説明す
るための模式図である。
【図20】 従来技術における他の実施の形態における
半導体装置の構造を示す断面図である。
【図21】 図20に示す従来の半導体装置の問題点を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 下地層間絶縁膜、2A,2B,2C 第1金属配線
層、2a 第1金属膜、2b 第2金属膜、2c 第3
金属膜、2d 第4金属膜、2e 第5金属膜、5 層
間絶縁膜、7 下敷き金属膜、8 埋込金属膜、10
第2金属配線層、6 コンタクトホール、3 第1金属
膜、4 第2金属膜。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間絶
    縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続される
    第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上方に
    形成される第2金属配線層を備え、 前記第1金属配線層は、前記下地層間絶縁膜側に配置さ
    れる第1金属膜と、この第1金属膜の上に形成される第
    2金属膜と、この第2金属膜の上に形成される前記第1
    金属膜と同じ金属材料かならなる第3金属膜とを含み、 前記第1金属膜および前記第3金属膜は、前記第2金属
    膜よりもエレクトロマイグレーション耐性に優れた金属
    材料であり、 前記接続配線層の下端部は、前記第1金属膜の表面に接
    するように設けられる、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1金属配線層は、前記第3金属膜
    の上に第2金属膜と同じ金属材料からなる第4金属膜
    と、この第4金属膜の上に前記第1金属膜と同じ金属材
    料からなる第5金属膜とをさらに有する、請求項1に記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1金属膜には、Cu、W、Tiお
    よびTiNからなるグループから選択された少なくとも
    1つの金属材料が用いられ、 前記第2金属膜には、Al系合金材料が用いられる、請
    求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間絶
    縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続され
    る、第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上
    方に形成される第2金属配線層を備え、 前記第1金属配線層は、前記下地層間絶縁膜側に形成さ
    れる第1金属膜と、この第1金属膜の上に形成され、前
    記下地層間絶縁膜から離れるに従って徐々に比抵抗の値
    が大きくなる第2金属膜とを含み、 前記接続配線層の下端部は、前記第1金属膜の表面に接
    するように設けられる、半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1金属膜には、Al系合金材料が
    用いられ、 前記第2金属膜には、高融点金属材料が用いられる、請
    求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間絶
    縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続され
    る、第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上
    方に形成される第2金属配線層を備え、 前記第1金属配線層は、前記下地層間絶縁膜側に配置さ
    れる第1金属膜と、この第1金属膜の上に形成される前
    記第1金属膜よりもエレクトロマイグレーション耐性に
    優れた第2金属膜とを含み、 前記接続配線層の下端部は、前記第2金属膜の内部に接
    するように設けられる、半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1金属膜には、Al系合金材料が
    用いられ、 前記第2金属膜にはCu、W、TiおよびTiNからな
    るグループから選択された少なくとも1つの金属材料が
    用いられる、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間絶
    縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続される
    第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上方に
    形成される第2金属配線層を備えた半導体装置の製造方
    法であって、 前記第1金属配線層を形成する工程と、 前記第1金属配線層の上に層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記層間絶縁膜に、前記第1金属配線層に通ずるコンタ
    クトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に、前記第1金属配線層の表面
    に電気的に接続する前記接続配線層を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に前記接続配線層に電気的に接続す
    る前記第2金属配線層を形成する工程と、を有し、 前記第1金属配線層を形成する工程は、 前記下地層間絶縁膜側に第1金属膜を形成する工程と、 この第1金属膜の上に第2金属膜を形成する工程と、 この第2金属膜の上に前記第1金属膜と同じ金属材料か
    らなる第3金属膜を形成する工程とを含み、 前記コンタクトホールを形成する工程は、前記第1金属
    膜に通ずるように形成され、 前記第1金属膜および前記第3金属膜は、前記第2金属
    膜よりもエレクトロマイグレーション耐性に優れた金属
    材料が用いられる、半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1金属配線層を形成する工程は、 前記第3金属膜の上に第2金属膜と同じ金属材料からな
    る第4金属膜を形成する工程と、 前記第4金属膜の上に前記第1金属膜と同じ金属材料か
    らなる第5金属膜を形成する工程と、をさらに有する、
    請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間
    絶縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続され
    る第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上方
    に形成される第2金属配線層を備えた半導体装置の製造
    方法であって、 前記第1金属配線層を形成する工程と、 前記第1金属配線層の上に層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記層間絶縁膜に、前記第1金属配線層に通ずるコンタ
    クトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に前記第1金属配線層の表面に
    電気的に接続する前記接続配線層を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に前記接続配線層に電気的に接続す
    る前記第2金属配線層を形成する工程と、を有し、 前記第1金属配線層を形成する工程は、 前記下地層間絶縁膜側に第1金属膜を形成する工程と、 この第1金属膜の上に、前記下地層間絶縁膜から離れる
    に従って徐々に比抵抗の値が大きくなる第2金属膜を形
    成する工程と、を含み、 前記コンタクトホールを形成する工程は、前記第1金属
    膜に通ずるように形成される、半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2金属膜を形成する工程は、 金属膜中へ金属原子を拡散させることにより形成する、
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 下地層間絶縁膜の上に、それぞれ層間
    絶縁膜を介在し、接続配線層によって電気的に接続され
    る第1金属配線層および前記第1金属配線層よりも上方
    に形成される第2金属配線層を備えた半導体装置の製造
    方法であって、 前記第1金属配線層を形成する工程と、 前記第1金属配線層の上に層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1金属配線層の内部が露出するように前記層間絶
    縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に、前記第1金属配線層の内部
    に電気的に接続する前記接続配線層を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に前記接続配線層に電気的に接続す
    る前記第2金属配線層を形成する工程とを有し、 前記第1金属配線層を形成する工程は、 前記下地層間絶縁膜側に第1金属膜を形成する工程と、 この第1金属膜の上に、この第1金属膜よりもエレクト
    ロマイグレーション耐性に優れた第2金属膜を形成する
    工程と、を含む、半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019555A (ja) * 2006-10-16 2007-01-25 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2019004163A (ja) * 2011-06-17 2019-01-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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