JPH10325900A - X線装置およびこれを用いたx線露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

X線装置およびこれを用いたx線露光装置ならびにデバイス製造方法

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JPH10325900A
JPH10325900A JP10067763A JP6776398A JPH10325900A JP H10325900 A JPH10325900 A JP H10325900A JP 10067763 A JP10067763 A JP 10067763A JP 6776398 A JP6776398 A JP 6776398A JP H10325900 A JPH10325900 A JP H10325900A
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信明 大串
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    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • G21K5/04Irradiation devices with beam-forming means

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の被曝防止対策を強化する。 【解決手段】 荷電粒子蓄積リング等の光源1から発生
されたX線は、2枚のミラー2a,2bを有するビーム
ラインを経て露光台3aのウエハを露光する。露光台3
aを露光チャンバ3内に収容し、鉛シャッタ10を設け
てX線による作業者の被曝を防ぐ。また、放射線防護壁
9を両ミラー2a,2bの間に配設し、放射線防護壁9
の厚さと、ビームダクト6の開口寸法と傾斜角を適切に
選定することで、光源1から矢印B1 で示すように直進
するγ線や中性子線等を放射線防護壁9に吸収させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子蓄積リン
グ放射光(シンクロトロン放射光)等のX線を扱うX線
装置およびこれを用いたX線露光装置ならびにデバイス
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子蓄積リング放射光(シンクロト
ロン放射光)等のX線を露光光とするX線露光装置等の
X線装置においては、X線や、光源の異常時に放出され
るγ線、中性子線等の放射線が極めて人体に有害である
ため、作業者を被曝から守る鉛シャッタや放射線防護壁
をX線の光路に設ける等の被曝防止対策が施されてい
る。例えば、特開平5−62885号公報にその一例が
開示されている。
【0003】図8は一従来例によるX線露光装置を示す
もので、これは、荷電粒子蓄積リング等の光源101か
ら発生されたX線をミラー102によって反射させ、露
光チャンバ103内に配設された露光台103aに導入
する。大気によるX線の減衰を防ぐために、ミラー10
2は超高真空のミラーチャンバ104内に配設され、光
源101とミラーチャンバ104の間にはビームダクト
105が配設され、さらに、ミラーチャンバ104と露
光チャンバ103の間にはビームダクト106が配設さ
れ、両ビームダクト105,106もミラーチャンバ1
04と同様の超高真空に維持される。
【0004】X線は、光源101からビームダクト10
5を通ってミラーチャンバ104に導入され、ミラー1
02によって反射されて進行方向を変更し、ビームダク
ト106を通り、ベリリウム箔等で作られたX線取り出
し窓107を透過して矢印A0 で示すように露光チャン
バ103に導入され、露光台103aのマスクを経てウ
エハ等基板を露光する。光源101とミラーチャンバ1
04の間には、γ線や中性子線等の放射線を吸収する放
射線防護壁108が配設され、また、緊急時等にX線の
光路を遮断するための鉛シャッタ109も設けられてい
る。
【0005】露光台103aのメンテナンス等のために
作業者が露光チャンバ103内にアクセスするときは、
まず鉛シャッタ109を降ろして、万一、光源101か
ら誤ってX線が出ていることがあっても作業者がX線に
被曝しないように安全性を確保したうえでなければ、露
光チャンバ103を開くことができないように構成す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、作業者に対する安全対策が完璧とは言
い切れない。すなわち、光源101の異常時に鉛シャッ
タ109が誤動作等によって不作動であったり、あるい
は遅れて作動する等のトラブルが起きると、ビームダク
ト106を通り抜けて矢印B0 で示すように直進する放
射線によって、メンテナンスの作業者等が被曝するおそ
れがある。
【0007】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、露光台のメンテナン
スを行なう作業者等がX線や放射線に被曝する危険性を
より一層低減し、極めて安全性の高いX線装置およびこ
れを用いたX線露光装置ならびにデバイス製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のX線装置は、X線を含む放射線を発生す
る放射源と、前記X線を反射するミラーと、該ミラーで
反射された前記X線を被照射部に導入するビームダクト
と、前記放射線を遮断することが自在なシャッタと、前
記放射源から見て前記ミラーよりも下流側に配置された
放射線防護壁とを備えており、該放射線防護壁の厚さt
と、これを貫通する前記ビームダクトの開口寸法aと、
該ビームダクトの傾斜角θとの間に、 (t−t0 )sinθ≧a [t0 :放射源から発生する放射線を実質的に止めるた
めに最低限必要な放射線防護壁の厚さ]の関係が成立す
ることを特徴とする。
【0009】また、本発明のX線装置の別の形態は、X
線を含む放射線を発生する放射源と、前記X線を反射す
るミラーと、該ミラーで反射された前記X線を被照射部
に導入するビームダクトと、前記放射線を遮断すること
が自在なシャッタと、前記放射源から見て前記ミラーよ
りも下流側に配置された放射線防護壁とを備えており、
該放射線防護壁の厚さtと、これを貫通する前記ビーム
ダクトの開口寸法aと、該ビームダクトの傾斜角θと、
前記放射源の発光点から前記放射線防護壁を貫通する前
記ビームダクトを望み最も前記放射線防護壁が薄い部分
を見込んだ線の傾斜角φの間に、 t≧t0 cosφ+acosφ/sin(θ−φ) [t0 :放射源から発生する放射線を実質的に止めるた
めに最低限必要な放射線防護壁の厚さ]の関係が成立す
ることを特徴とする。
【0010】ここで、放射源は荷電粒子蓄積リングであ
ることが好ましい。
【0011】また、放射源側から順に配置された第1ミ
ラーおよび第2ミラーを有し、両者の間に放射線防護壁
が設けられていることが好ましい。
【0012】また、被照射部を収容するチャンバを有
し、該チャンバにはシャッタの動作に応じて開閉するロ
ック装置を設けることが好ましい。
【0013】本発明のX線露光装置は、上記構成のX線
装置と、被照射部にて露光される物体を保持する保持手
段を有することを特徴とするものである。ここで例え
ば、露光される前記物体はマスクまたはウエハである。
【0014】本発明のデバイス製造方法は、上記X線露
光装置を用意する工程と、該X線露光装置を用いて露光
を行なう工程を有することを特徴とするものである。露
光前にレジスト塗布する工程と、露光後に現像する工程
をさらに有することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態によるX線
装置を図面に基づいて説明する。なお、以下は一例とし
てX線露光装置を例にとるが、これに限らず、X線顕微
鏡や医療分野や各種研究分野に好適なX線照明装置にも
適用できる。
【0016】図1は、第1実施例によるX線露光装置を
示すもので、これは、荷電粒子蓄積リング等の放射源で
ある光源1の発光点1aから発生されたX線(シンクロ
トロン放射光)を、第1、第2のミラー2a,2bによ
って順次反射させ、チャンバである露光チャンバ3内に
配設された露光部(被照射部)である露光台3aに導入
するビームラインを有する。露光台3aには保持手段で
あるステージが設けられ、マスクやウエハ等の物体が保
持される。
【0017】各ミラー2a,2bは超高真空の第1、第
2のミラーチャンバ4a,4b内にそれぞれ配設され
る。また、光源1と第1のミラーチャンバ4aの間には
第1のビームダクト5が配設され、第1のミラーチャン
バ4aと第2のミラーチャンバ4bの間には第2のビー
ムダクト6が配設され、さらに、第2のミラーチャンバ
4bと露光チャンバ3の間には、第3のビームダクト7
が配設され、これらのビームダクト5〜7内は、両ミラ
ーチャンバ4a,4bと同様の超高真空に制御される。
【0018】X線は、光源1から第1のビームダクト5
を通って第1のミラーチャンバ4aに導入され、第1の
ミラー2aによって反射されてその進行方向を変更し、
第2のビームダクト6を通って第2のミラーチャンバ4
bに導入され、第2のミラー2bによって反射され、第
3のビームダクト7を通り、X線取り出し窓8を透過
し、矢印A1 で示すように露光チャンバ3に導入され、
露光台3aのマスクを経て、ウエハステージ上のウエハ
等を露光する。
【0019】光源1の異常時に放出されるγ線や中性子
線等の放射線は人体に有害であるから、第1、第2のミ
ラーチャンバ4a,4bの間に前記放射線を遮断する放
射線防護壁9を設ける。また、光源1と第1のミラーチ
ャンバ4aの間には、シャッタである鉛シャッタ10を
配設し、作業者が露光チャンバ3の中の露光台3aのメ
ンテナンス等の作業を行なうときには、まず、鉛シャッ
タ10を降ろしてからでなければ露光チャンバ3を開け
ることができないように、露光チャンバ3の開閉ドアに
ロック装置等を設ける。
【0020】両ミラーチャンバ4a,4bの間に配設さ
れた放射線防護壁9は、これを貫通する第2のビームダ
クト6を細くするとともに、第1のビームダクト5に対
する第2のビームダクト6の傾斜を利用して、光源1か
ら矢印B1 で示すように直進するγ線や中性子線等の有
害な放射線をすべて吸収するように構成される。
【0021】これを詳しく説明すると、図2に示すよう
に、前記放射線を止めるために最低限必要な放射線防護
壁9の厚さt0 と、第2のビームダクト6の開口寸法
(厚さ)aと、第2のビームダクト6の水平面に対する
傾斜角θと、放射線防護壁9の厚さt(t−t0 ≧0)
との間に以下の関係が成立すれば、光源1から直進する
放射線すべてを放射線防護壁9によって遮断することが
できる。
【0022】 (t−t0 )sinθ≧a・・・(1) また、光源1の発光点1aから放射される放射線が、水
平方向から見たときに発散する場合を考慮すると、以下
の条件を満たすことが好ましい。
【0023】図3は放射線防護壁9、ビームダクト6な
らびに光源1の発光点1aの関係を示した図である。同
図に示すように、発光点1aから発生する放射線を実質
的に止めるために最低限必要な防護壁の厚さt0 と、放
射線防護壁9の厚さtと、放射線防護壁9を貫通するビ
ームダクト6の開口寸法aと、ビームダクト6の水平面
に対する傾斜角θと、発光点1aから放射線防護壁9を
貫通するビームダクト6を望み、最も放射線防護壁9が
薄い部分を見込んだ線の水平面に対する傾斜角φとの間
に、以下の関係が成立すれば、いかなる放射線も放射線
防護壁9によって完全に遮断することができる。
【0024】 t≧t0 cosφ+acosφ/sin(θ−φ)・・・(2) なお、荷電粒子蓄積リングの軌道は時間と共に微妙に変
動するため、発光点1aの位置もわずかに変動する。そ
こで上記の傾斜角φは位置変動する発光点1aの最も厳
しい点からの角度を表わす。
【0025】本実施例によれば、第1、第2のミラーの
間でγ線や中性子線を遮断する放射線防護壁が上記式
(1),(2)の条件を満たすことで、人体に有害な放
射線を完全に遮断することができるため、光源の異常時
に作業者が前記放射線を被曝するおそれはない。加え
て、露光台は露光チャンバ内に配設されており、露光中
に周辺の作業者が不用意に露光台に近づいてX線を被曝
するおそれもない。すなわち、露光チャンバ内にアクセ
スするときは、まず鉛シャッタを降ろして露光チャンバ
のロック装置を解除しなければならないため、露光チャ
ンバ内で露光台のメンテナンス等を行なう作業者がX線
に被曝する危険性も少ない。
【0026】このように、露光台を露光チャンバに収容
するとともに、放射線を完全に遮断する放射線防護壁を
効果的に組み合わせることで、X線露光装置の安全性を
大幅に向上できる。
【0027】図4は一変形例を示す。これは、露光チャ
ンバ3の内部をヘリウムガス等の減圧雰囲気に制御する
ように構成されている。X線取り出し窓8は、ビームダ
クト7の超高真空と露光チャンバ3の減圧雰囲気の差圧
に耐えるだけの強度があればよい。従って大気露光に比
べてX線取り出し窓8を大幅に薄くすることで、X線透
過率を高くできる。その結果、大気露光より強度の強い
X線を用いて露光できる。露光台3aのメンテナンス等
のために露光チャンバ3を大気開放するときに、ベリリ
ウム箔等によって作られたX線取り出し窓8に大きな差
圧がかかってこれが破損するおそれがあるため、ビーム
ダクト7にゲート弁11を付加する。露光チャンバ3を
開放する前には、鉛シャッタ10とゲート弁11を閉じ
て、リーク弁12,13からX線取り出し窓8の上流側
と下流側に大気を導入し、X線取り出し窓8にかかる差
圧を低減する。
【0028】また、ゲート弁11が不作動であったり、
誤動作のために遅れて作動した場合のトラブルを防ぐた
めに、ビームダクト7と露光チャンバ3の圧力差を検知
する差圧センサ14を配設する。ゲート弁11の不作動
等によってX線取り出し窓8の両面の差圧が異常に上昇
したときには、差圧センサ14の出力に基づいてリーク
弁12,13が開くように構成される。
【0029】光源の異常時等においても作業者が放射線
等に被曝するおそれがないうえに、ベリリウム箔等で作
られた薄肉のX線取り出し窓が露光チャンバの大気開放
によって破損する等のトラブルを防ぐことができる。ま
た、万一、差圧センサやリーク弁が故障した状態で露光
チャンバを大気開放した場合には、大きな差圧が発生し
てX線取り出し窓が破損するが、その場合はビームダク
トの真空が破れてX線が気体で減衰するため露光チャン
バまで届かず、作業者が被曝する最悪の事態は起こり得
ない構成になっている。これによって、さらに一層安全
性の高いX線露光装置を実現できる。
【0030】図5は一枚ミラー系を用いた第2実施例を
示すものでこれは、荷電粒子蓄積リング等の光源21か
ら発生されたX線をミラー22によって反射させ、露光
チャンバ23内に配設された露光台23aに導入する。
ミラー22は超高真空のミラーチャンバ24内に配設さ
れ、光源21とミラーチャンバ24の間にはビームダク
ト25が配設され、さらに、ミラーチャンバ24と露光
チャンバ23の間にはビームダクト26が配設され、両
ビームダクト25,26もミラーチャンバ24と同様の
超高真空に制御される。
【0031】X線は、光源21からビームダクト25を
通ってミラーチャンバ24に導入され、ミラー22によ
って反射されて進行方向を変更して、ビームダクト26
を通り、X線取り出し窓28を透過して矢印A2 で示す
ようにチャンバである露光チャンバ23に導入され、露
光台23aのマスクを経てウエハ等基板を露光する。光
源21が故障した場合に放出されるγ線や中性子線等の
放射線は、前述のように人体に有害であるから、これを
遮断するために、ミラーチャンバ24と露光チャンバ2
3の間に放射線防護壁29が配設され、また、緊急時等
にX線の光路を遮断するためのシャッタである鉛シャッ
タ30も設けられている。
【0032】露光台23aのメンテナンス等のために作
業者が露光チャンバ23内にアクセスするときは、まず
鉛シャッタ30を降ろして、万一、光源21から誤って
X線が出ていることがあっても作業者がX線に被曝しな
いように安全性を確保したうえでなければ、露光チャン
バ23を開くことができないように構成する。
【0033】放射線防護壁29は、これを貫通するビー
ムダクト26を細くするとともに、その傾斜を利用して
光源21から矢印B2 で示すように直進するγ線や中性
子線等の有害な放射線をすべて吸収するように構成され
る。
【0034】すなわち、第1実施例と同様に、ビームダ
クトの開口寸法およびその傾斜角と放射線防護壁の厚さ
等の間に式(1)や式(2)で表わされる関係が成立す
るように放射線防護壁の厚さを選定する。
【0035】本実施例のようにビームラインに配設され
るミラーが1枚であるいわゆる1枚ミラー系による露光
方式であっても、露光台を露光チャンバ内に収容し、か
つ、ミラーと露光チャンバの間にγ線や中性子線等の放
射線を遮断する放射線防護壁を配設すれば、光源の異常
時等の安全対策は万全である。
【0036】次に上記説明したX線露光装置を利用した
半導体デバイス製造方法の実施例を説明する。図6は半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるい
は液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。ステッ
プ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行な
う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パター
ンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製
造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記
用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術に
よってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5
(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製さ
れたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、ア
ッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケ
ージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ
6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こ
うした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0037】図7は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明したX線露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステ
ップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステ
ップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の
部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエ
ッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。こ
れらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ
上に多重に回路パターンが形成される。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0039】メンテナンスを行なう作業者等がX線や放
射線に被曝する危険性を大幅に低減し、極めて安全性の
高いX線装置やX線露光装置ならびにデバイス製造方法
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるX線露光装置を示す模式図で
ある。
【図2】放射線防護壁の厚さとビームダクトの開口寸法
および傾斜角の関係を説明する図である。
【図3】放射線防護壁の厚さとビームダクトならびに発
光点の関係を説明する図である。
【図4】第1実施例の一変形例を示す模式図である。
【図5】第2実施例によるX線露光装置を示す模式図で
ある。
【図6】半導体製造工程を示すフローチャートである。
【図7】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図8】従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1,21 光源 2a,2b,22 ミラー 3,23 露光チャンバ 3a,23a 露光台 4a,4b,24 ミラーチャンバ 5〜7,25,26 ビームダクト 8,28 X線取り出し窓 9,29 放射線防護壁 10,30 鉛シャッタ 11 ゲート弁 12,13 リーク弁 14 差圧センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を含む放射線を発生する放射源と、
    前記X線を反射するミラーと、該ミラーで反射された前
    記X線を被照射部に導入するビームダクトと、前記放射
    線を遮断することが自在なシャッタと、前記放射源から
    見て前記ミラーよりも下流側に配置された放射線防護壁
    とを備えており、該放射線防護壁の厚さtと、これを貫
    通する前記ビームダクトの開口寸法aと、該ビームダク
    トの傾斜角θとの間に、 (t−t0 )sinθ≧a [t0 :放射源から発生する放射線を実質的に止めるた
    めに最低限必要な放射線防護壁の厚さ]の関係が成立す
    ることを特徴とするX線装置。
  2. 【請求項2】 X線を含む放射線を発生する放射源と、
    前記X線を反射するミラーと、該ミラーで反射された前
    記X線を被照射部に導入するビームダクトと、前記放射
    線を遮断することが自在なシャッタと、前記放射源から
    見て前記ミラーよりも下流側に配置された放射線防護壁
    とを備えており、該放射線防護壁の厚さtと、これを貫
    通する前記ビームダクトの開口寸法aと、該ビームダク
    トの傾斜角θと、前記放射源の発光点から前記放射線防
    護壁を貫通する前記ビームダクトを望み最も前記放射線
    防護壁が薄い部分を見込んだ線の傾斜角φの間に、 t≧t0 cosφ+acosφ/sin(θ−φ) [t0 :放射源から発生する放射線を実質的に止めるた
    めに最低限必要な放射線防護壁の厚さ]の関係が成立す
    ることを特徴とするX線装置。
  3. 【請求項3】 放射源は荷電粒子蓄積リングであること
    を特徴とする請求項1または2記載のX線装置。
  4. 【請求項4】 放射源側から順に配置された第1ミラー
    および第2ミラーを有し、両者の間に放射線防護壁が設
    けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
    X線装置。
  5. 【請求項5】 被照射部を収容するチャンバを有し、該
    チャンバにはシャッタの動作に応じて開閉するロック装
    置を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のX
    線装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか1項記載のX
    線装置と、被照射部にて露光される物体を保持する保持
    手段を有することを特徴とするX線露光装置。
  7. 【請求項7】 露光される物体がマスクまたはウエハで
    あることを特徴とする請求項6記載のX線露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のX線露光装置を用意する
    工程と、該X線露光装置を用いて露光を行なう工程を有
    することを特徴とするデバイス製造方法。
  9. 【請求項9】 露光前にレジスト塗布する工程と、露光
    後に現像する工程をさらに有することを特徴とする請求
    項8記載のデバイス製造方法。
JP10067763A 1997-03-27 1998-03-03 X線装置およびこれを用いたx線露光装置ならびにデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP3138253B2 (ja)

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