JPH10324846A - コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ - Google Patents

コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ

Info

Publication number
JPH10324846A
JPH10324846A JP9135375A JP13537597A JPH10324846A JP H10324846 A JPH10324846 A JP H10324846A JP 9135375 A JP9135375 A JP 9135375A JP 13537597 A JP13537597 A JP 13537597A JP H10324846 A JPH10324846 A JP H10324846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
coating
group
lens
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9135375A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP9135375A priority Critical patent/JPH10324846A/ja
Publication of JPH10324846A publication Critical patent/JPH10324846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】塗膜に良好な透明性、光学特性、耐久性と同時
に無機物からなる反射防止膜との密着性、耐久性とを兼
ね備えることを実現し、同時に屈折率が1.52以上の
基材に対して、干渉縞を無くし、且つ塗液のポットライ
フも室温保存で3週間以上と長いことを実現する。 【解決手段】少なくとも下記(A)及び下記(B)を主
成分とすること特徴とするコーティング用組成物。
(A).酸化錫、酸化チタン及び酸化ジルコニウムから
構成される複合酸化物微粒子。(B).一般式 【化1】 で表される有機ケイ素化合物(式中、Rは重合可能な
反応基を有する有機基を表し、Rは炭素数1〜6の炭
化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。また、n
は0又は1である。)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈折率が1.52
以上の合成樹脂製レンズ表面に、基材と同程度の屈折率
を有し、耐摩耗性、耐薬品性、耐温水性、耐熱性、耐候
性等の耐久性に優れた透明被膜を提供しさらには、その
被膜上に、無機物質からなる反射防止膜(以後無機蒸着
膜と呼ぶ)を設けることを可能としたことを特徴とした
コーティング用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製レンズ、特にジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート樹脂(CR−39)レン
ズは、ガラスレンズに比較し、安全性、易加工性、ファ
ッション性などにおいて優れており、さらに近年、反射
防止技術、ハードコート技術、ハードコート+反射防止
技術の開発により、急速に普及してきた。しかし、CR
−39樹脂の屈折率は1.50とガラスレンズに比べ低
いために、近視用レンズでは外周部がガラスレンズに比
べ厚くなるという欠点を有している。このため合成樹脂
製眼鏡レンズの分野では、高屈折率樹脂材料によって薄
型化を図る技術開発が積極的に行われている。そのため
の技術提案として、特開昭59−133211号公報、
特開昭63−46213号公報、特開平2−27085
9号公報などでは1.60さらにはそれ以上の屈折率を
有する高屈折率樹脂材料が提案されている。
【0003】一方、プラスチックメガネレンズは傷が付
き易いという欠点がある為、シリコン系のハードコート
被膜をプラスチックレンズ表面に設ける方法が一般的に
行われている。しかし、屈折率が1.52以上の高屈折
率樹脂レンズに同様の方法を適用した場合には、樹脂レ
ンズとコーティング膜の屈折率差による干渉縞が発生
し、外観不良の原因となる。この問題を解決するための
技術提案として、特公昭61−54331号公報、特公
昭63−37142号公報のようにシリコン系コーティ
ング組成物に使われている二酸化ケイ素微粒子のコロイ
ド状分散体を高屈折率を有するAl、Ti、Zr、S
n、Sbの酸化物微粒子のコロイド状分散体に置き換え
るといったコーティング技術が開示されている。また、
特開平1−301517号公報では、二酸化チタンと二
酸化セリウムの複合系ゾルの製造方法が開示されてお
り、特開平2−264902号公報ではTiとCeの複
合酸化物微粒子、特開平3−68901号公報ではT
i、Ce及びSiの複合酸化物を有機ケイ素化合物で処
理した微粒子をコーティング組成物に用いる技術が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の高屈折率コーテ
ィング用組成物は、実用上問題ないレベルの耐久性は確
保される。しかしながら、これらコーティング用組成物
を塗布した製品の寿命をさらに延ばすためには、耐候性
に関してレベルアップを図りたいのが実情であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するため鋭意検討を行ったところ、酸化
錫、酸化チタン及び酸化ジルコニウムから構成される複
合酸化物微粒子及び重合可能な反応基を有するシラン化
合物を主成分とする組成物を熱硬化で得られるコーティ
ング被膜において、透明性、硬化性及び各種耐久性に優
れた性能が得られ、特に耐候性に関しては、従来技術よ
り大幅なレベルアップを可能とすることを見出した。ま
た同時に、硬化触媒としてFe(III)を中心金属原子
とするアセチルアセトネ−トを用いることにより、塗液
の寿命を延ばすことを可能とすることも見い出した。
【0006】すなわち本発明は、少なくとも下記(A)
及び下記(B)を主成分とすることを特徴とするコーテ
ィング用組成物である。
【0007】(A).酸化錫、酸化チタン及び酸化ジル
コニウムから構成される複合酸化物微粒子 (B).一般式
【0008】
【化2】
【0009】で表される有機ケイ素化合物(式中、R
は重合可能な反応基を有する有機基を表し、Rは炭素
数1〜6の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表
す。また、nは0又は1である。) また、本発明は前記(A)の複合酸化物微粒子の重量%
比が、酸化錫60〜85、酸化チタン10〜30、酸化
ジルコニウム1〜10であることを特徴とするコーティ
ング用組成物である。
【0010】また、本発明は下記(C)を含有すること
を特徴とするコーティング用組成物である。
【0011】(C).Fe(III)を中心金属原子とす
るアセチルアセトネ−ト 本発明で使用する(A)の酸化錫、酸化チタン及び酸化
ジルコニウムから構成される複合酸化物微粒子は、分散
媒たとえば水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒
にコロイド状に分散させたものである。これらのコーテ
ィング液中での分散安定性を高めるためにこれらの微粒
子表面を有機ケイ素化合物、アミン系化合物及び/又は
カルボン酸で処理したものを使用することも可能であ
る。この際用いられる有機ケイ素化合物としては、単官
能性シラン、あるいは二官能性シラン、三官能性シラ
ン、四官能性シラン等がある。処理に際しては加水分解
性基を未処理で行ってもあるいは加水分解して行っても
よい。また処理後は、加水分解性基が微粒子の−OH基
と反応した状態が好ましいが、一部残存した状態でも安
定性には何ら問題がない。またアミン系化合物としては
アンモニウム又はエチルアミン、トリエチルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−プロピルアミン等のアルキルア
ミン、ベンジルアミン等のアラルキルアミン、ピペリジ
ン等の脂環式アミン、モノエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等のアルカノールアミンがある。これら有
機ケイ素化合物とアミン化合物、カルボン酸の添加量は
微粒子の重量に対して1から15%程度の範囲内で加え
る必要がある。いずれも粒子径は約1〜300mμが好
適であり、本発明のコーティング組成物への適用種及び
使用量は目的とする被膜性能により決定されるものであ
るが、使用量は固形分の10〜50重量%であることが
望ましい。すなわち、10重量%未満では、無機蒸着膜
との密着性が不充分となるか、もしくは、塗膜の耐擦傷
性が不充分となる。また50重量%を越えると、塗膜に
クラックが生じる。また、染色性も不充分となる。
【0012】続いて、(B)においては、Rは重合可
能な反応基を有する有機基を表し、ビニル基,アリル
基,アクリル基,メタクリル基,エポキシ基,メルカプ
ト基,シアノ基,イソシアノ基,アミノ基等の重合可能
な反応基を有するシラン化合物であり、Rは炭素数1
〜6の炭化水素基を表すが、その具体的例としては、メ
チル基,エチル基,ブチル基,ビニル基,フェニル基等
が挙げられる。またXは加水分解可能な官能基を表す
が、その具体的なものとして、メトキシ基,エトキシ
基,メトキシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基,
ブロモ基等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられ
る。
【0013】このシラン化合物の具体例として、ビニル
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。
【0014】この(B)は、2種以上混合して用いても
かまわない。また、加水分解を行なってから用いた方が
より有効である。
【0015】(B)の使用量は、全組成物の20〜60
重量%であることが望ましい。すなわち、20重量%未
満であると、無機蒸着膜との密着性が不充分となりやす
い。また60重量%を越えると、硬化被膜にクラックを
生じさせる原因となり好ましくない。
【0016】(C)のFe(III)を中心金属原子とす
るアセチルアセトネ−トは、硬化触媒としの働き以外
に、高屈折率金属微粒子を主成分とする組成物を熱硬化
で得られるコーティング被膜の透明性・硬化性に優れた
性能が得られると同時に、塗液の寿命を延ばす働きも兼
ね備えている。
【0017】また、本発明では、多官能性エポキシ化合
物を添加することも有用である。多官能性エポキシ化合
物とは、塗料、接着剤、注型用などに広く実用されてい
るもので、例えば過酸化法で合成されるポリオレフィン
系エポキシ樹脂、シクロペンタジエンオキシドやシクロ
ヘキセンオキシドあるいはヘキサヒドロフタル酸とエピ
クロルヒドリンから得られるポリグリシジルエステルな
どの脂環式エポキシ樹脂、ビスフェノールAやカテコー
ル、レゾシノールなどの多価フェノールあるいは(ポ
リ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセロー
ル、ソルビトールなどの多価アルコールとエピクロルヒ
ドリンから得られるポリグリシジルエーテル、エポキシ
化植物油、ノボラック型フェノール樹脂とエピクロルヒ
ドリンから得られるエポキシノボラック、フェノールフ
タレインとエピクロルヒドリンから得られるエポキシ樹
脂、グリシジルメタクリレートとメチルメタクリレート
アクリル系モノマーあるいはスチレンなどの共重合体、
さらには上記エポキシ化合物とモノカルボン酸含有(メ
タ)アクリル酸とのグリシジル基開環反応により得られ
るエポキシアクリレートなどが挙げられる。
【0018】多官能性エポキシ化合物の具体例として
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。
【0019】多官能性エポキシ化合物は、染色成分の役
割と同時に塗膜の耐水性・耐温水性の向上として用い
る。そこで、上記した中でも、1,6−ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル等の
脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
【0020】また、屈折率の調整が必要な場合等におい
て、一般式がSi(OR)で表される四官能シラン化
合物及び/又は、SiO微粒子が水、アルコール系も
しくはその他の有機溶媒にコロイド状に分散したものを
添加することも有用である。四官能シラン化合物の具体
例として、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシシ
ラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシラ
ン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラキス(2
−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられる。これら
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、これらは無溶媒下又はアルコール等の有機溶剤中
で、酸の存在下で加水分解して使用する方が好ましい。
【0021】このようにして得られるコーティング用組
成物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
【0022】尚、本発明のコーティング組成物は上記成
分の他に必要に応じて、少量の界面活性剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料・油溶染料・
蛍光染料・顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダード
アミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定剤等
を添加しコーティング液の塗布性及び硬化後の被膜性能
を改良することもできる。
【0023】さらに、本発明のコーティング組成物の塗
布にあたっては、基材レンズと被膜の密着性を向上させ
る目的で、基材表面をあらかじめアルカリ処理、酸処
理、界面活性剤処理、無機あるいは有機物の微粒子によ
る研磨処理、プライマー処理又はプラズマ処理を行うこ
とが効果的である。
【0024】また、塗布・硬化方法としては、ディッピ
ング法、スピンナー法、スプレー法あるいはフロー法に
よりコーティング液を塗布した後、40〜200℃の温
度で数時間加熱乾燥することにより、被膜を形成するこ
とができる。特に熱変形温度が100℃未満の基材に対
しては治工具でレンズ基材を固定する必要のないスピン
ナー法が好適である。
【0025】また、硬化被膜の膜厚としては、0.05
〜30μであることが好ましい。すなわち、0.05μ
未満では、基本となる性能が出ず、30μを越えると、
表面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発生する為好
ましくない。
【0026】その塗布方法としては、浸漬法、スプレ−
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
【0027】このようにして得られたコート被膜の表面
上に、無機物質からなる反射防止膜を形成する被膜化方
法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等が挙げられる。真空蒸着法において
は、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビー
ムアシスト法を用いてもよい。また、膜構成としては、
単層反射防止膜もしくは多層反射防止膜のどちらを用い
てもかまわない。
【0028】使用される無機物の具体例としては、Si
,SiO,ZrO,TiO,TiO,Ti
,Ti,Al,Ta,CeO
MgO,Y,SnO,MgF,WOなどが
挙げられる。これらの無機物は単独で用いるかもしくは
2種以上の混合物を用いる。
【0029】また、反射防止膜を形成する際には、ハー
ドコート膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表
面処理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫
外線照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周
波放電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒
素などのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
【0030】本発明の積層体は、上記のようなコーティ
ング用組成物を原料としたコート被膜表面に無機物質か
らなる反射防止膜を設けたことを特徴とする。
【0031】また、本発明の眼鏡レンズは、合成樹脂レ
ンズ基材の表面にこの積層体を形成してなることを特徴
とする。
【0032】以下、実施例により更に詳細に説明する。
【0033】
【発明の実施の形態】実施例により本発明を更に詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0034】実施例−1 (1)塗液の調整 メタノール941.2g、1,4−ジオキサン627.
5g、メタノール分散酸化錫−酸化チタン−酸化ジルコ
ニウム複合微粒子ゾル(重量%比:76.5/20.5
/3、固形分濃度20重量%、日産化学工業(株)製H
ITシリーズ)5904.6gを混合した後、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン1700g及びテ
トラメトキシシラン219gを混合した。この混合液に
0.05N塩酸水溶液592gを撹拌しながら滴下し、
さらに4時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液にFe
(III)アセチルアセトネート16.5g、シリコン系
界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−70
01」)3g及びヒンダードアミン系光安定剤(三共
(株)製、商品名[サノールLS−770」)5.3g
を添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
【0035】(2)塗布及び硬化 このようにして得られた塗液で、アルカリ処理を施した
屈折率1.60眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコーハイロードSMX用レンズ生地)に浸漬法
にて塗布を行なった。引き上げ速度は、23cm/mi
nとした。塗布後80℃で20分間風乾した後110℃
で180分間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化被膜の厚みは約2ミクロンであった。
【0036】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO、ZrO、SiO、Z
rO、SiOの5層からなる反射防止多層膜を真空
蒸着法(真空器械工業(株)製;BMC−1000)に
て形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のSiO
層、次のZrOとSiOの等価膜層及び次のZr
層、最上層のSiO層がそれぞれλ/4となる様
に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
【0037】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0038】(4)試験及び評価結果 得られたレンズをそれぞれ次に述べる方法で試験を行な
い、その結果を表1に示した。
【0039】(a)耐摩耗性:ボンスター#0000ス
チールウール(日本スチールウール(株)製)で1Kg
の荷重をかけ、10往復、表面を摩擦し、傷ついた程度
を目視で次の段階に分けて評価した。
【0040】 A:1cm*3cmの範囲に全く傷がつかない。 B:上記範囲内に1〜10本の傷がつく。 C:上記範囲内に10〜100本の傷がつく。 D:無数の傷がついているが、平滑な表面が残ってい
る。 E:表面についた傷のため、平滑な表面が残っていな
い。
【0041】(b)耐水・耐薬品性:水、アルコール、
灯油中に48時間浸漬し、表面状態に変化のないものを
良とした。
【0042】(c)耐酸・耐洗剤性:0.1N塩酸及び
1%ママレモン(ライオン油脂(株)製)水溶液に12
時間浸漬し、表面状態に変化のないものを良とした。
【0043】(d)密着性:基材とハードコート膜及び
ハードコート膜とマルチコート膜との密着性は、JIS
D−0202に準じてクロスカットテープ試験によって
行なった。即ち、ナイフを用い基材表面に1mm間隔に
切れ目を入れ、1平方mmのマス目を100個形成させ
る。次に、その上へセロファン粘着テープ(ニチバン
(株)製 商品名「セロテープ」)を強く押し付けた
後、表面から90度方向へ急に引っ張り剥離した後コー
ト被膜の残っているマス目をもって密着性指標とした。
【0044】(e)耐候性:キセノンランプによるサン
シャインウェザーメーターに400時間暴露した後の表
面状態に変化のないものを良とした。
【0045】(f)耐候性後の耐摩耗性:キセノンラン
プによるサンシャインウェザーメーターに400時間暴
露した後に、(a)と同様の試験を行った。
【0046】(g)耐久性:耐久性は本質的に密着性の
接続であると考え、(a)から(f)の試験を行なった
ものについて、上記のクロスカットテープ試験を行ない
コート膜に剥離のないものを良とした。
【0047】(h)染色性(ハードコートレンズの
み):92℃の純水1リットルに、セイコープラックス
ダイヤコート用染色剤アンバーDを2g分散させ染色液
を調整した。
【0048】(i)塗液のポットライフ:塗液調整後2
0℃の雰囲気で3週間保管した後に、同様な方法で塗布
及び硬化を行ない、そのハードコートレンズの各種耐久
性を確認した。塗液のポットライフの評価としては、保
管後塗布したレンズの耐久性が、保管前に塗布したレン
ズより、低下しないものを良とした。
【0049】実施例−2 (1)塗液の調整 ブチルセロソルブ307g及びメタノール分散酸化錫−
酸化チタン−酸化ジルコニウム複合微粒子ゾル(重量%
比:80/15/5、固形分濃度30重量%、日産化学
工業(株)製HITシリーズ)518gを混合した後、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン136g
を混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液38g
を撹拌しながら滴下を行ない4時間撹拌後一昼夜熟成さ
せた。この液にFe(III)アセチルアセトネート2.
6g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、
商品名「FZ−2110」)0.3g及びフェノール系
酸化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名「アンテー
ジクリスタル」)0.7gを添加し4時間撹拌後一昼夜
熟成させて塗液とした。
【0050】(2)塗布及び硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.67眼鏡レ
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコースーパーソ
ブリン用レンズ生地)にスピンナー法にて塗布を行なっ
た。コーティング条件は以下の通りである。 回転数 500rpmで10秒(この間に塗液を塗
布) 回転数 2000rpmで 1秒 回転数 500rpmで 5秒 塗布後80℃で20分間風乾した後、130℃で120
分間焼成を行なった。このようにして得られた硬化被膜
の厚みは約2.3ミクロンであった。
【0051】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、ZrO、SiO、ZrO、S
iOの4層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法(真
空器械工業(株)製;BMC−1000)にて形成を行
なった。各層の光学的膜厚は、最初のZrO層とSi
の等価膜層及び次のZrO層、最上層のSiO
層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設計波
長λは520nmとした。
【0052】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0053】(4)試験及び評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0054】実施例−3 (1)塗液の調整 イソプロピルセロソルブ465g及びメタノール分散酸
化錫−酸化チタン−酸化ジルコニウム複合微粒子ゾル
(重量%比:76.5/20.5/3、固形分濃度20
重量%、日産化学工業(株)製HITシリーズ)465
gを混合した後、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン71g及びγ−グリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシラン45gを混合した。この混合液に0.
05N塩酸水溶液32gを撹拌しながら滴下した。さら
に5時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に1,6−ヘ
キサンジオールジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業
(株)製、商品名「デナコールEX−212」)73g
及びFe(III)アセチルアセトネート3.0g、シリ
コン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L
−7604])0.3gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟
成させて塗液とした。
【0055】(2)塗布及び硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.58のポリ
カーボネート射出成形眼鏡レンズにスピンナー法にて塗
布を行なった。コーティング条件は、実施例−3と同様
な方法で行なった。
【0056】塗布後80℃で15分間風乾した後、13
0℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化被膜の厚みは約2.1ミクロンであった。
【0057】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−4のZrO
ZrOとTi酸化物の混合物(ZrO/Ti酸化物
=65/35(重量比))に変更したこと以外は、同様の
方法で反射防止膜を形成した。得られた多層膜の反射干
渉色は緑色を呈し、全光線透過率は99%であった。
【0058】(4)試験及び評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0059】実施例−4 (1)塗液の調整 メチルセロソルブ300g、メタノール分散酸化錫−酸
化チタン−酸化ジルコニウム複合微粒子ゾル(重量%
比:70/26/4、固形分濃度30重量%、日産化学
工業(株)製HITシリーズ)470gを混合した後、
γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン70
g及びγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン7
5gを混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液3
4gを撹拌しながら滴下を行ない4時間撹拌後一昼夜熟
成させた。この液に、グリセロールジグリシジルエーテ
ル(ナガセ化成工業(株)製、商品名「デナコールEX
−313」)45g添加した後、Fe(III)アセチル
アセトネート3.7g、シリコン系界面活性剤(ビッグ
ケミー(株)製;商品名「BYK−300」)0.2g
及びフェノール系酸化防止剤(川口化学工業(株)製、
商品名「アンテージクリスタル」)1.2gを添加し4
時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
【0060】(2)塗布及び硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.56眼鏡レ
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコープラックス
IIGX用レンズ生地)スプレー法にて塗布を行なった。
【0061】スプレーは、イワタワイダー61(岩田塗
装機(株)製;ノズル口径1mm)を用い、スプレー圧
力3Kg/平方cm、塗料吐出量100ml/minで
おこなった。
【0062】塗布後80℃で10分間風乾した後130
℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた硬
化被膜の厚みは約4ミクロンであった。
【0063】(3)試験及び評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0064】実施例−5 (1)反射防止薄膜の形成 実施例−4で得られたレンズを酸素ガスによるイオンビ
ーム照射処理(加速電圧500V×60秒)を行なった
後、基板から大気にむっかて順に、SiO、Zr
、SiO、TiO、SiOの5層からなる反
射防止多層膜を真空蒸着法(真空器械工業(株)製;B
MC−1000)にて形成を行なった。その際4層目の
TiOをイオンビームアシスト蒸着により成膜を行っ
た。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のSiO、次のZ
rOとSiOの等価膜層がλ/4、TiO層がλ
/2、最上層のSiO層がλ/4となる様に形成し
た。なお、設計波長λは520nmとした。
【0065】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は99%であった。
【0066】(2)試験及び評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0067】実施例−6 (1)塗液の調整 ブチルセロソルブ14.4Kg、メタノール分散酸化錫
−酸化チタン−酸化ジルコニウム複合微粒子ゾル(重量
%比:76.5/20.5/3、固形分濃度20重量
%、日産化学工業(株)製HITシリーズ)60.3K
g、を混合した後、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン17Kgを混合した。この混合液に0.05
N塩酸水溶液6Kgを撹拌しながら滴下し、さらに4時
間撹拌後一昼夜熟成させた後、Fe(III)アセチルア
セトネート180g、シリコン系界面活性剤(日本ユニ
カー(株)製、商品名「L−7001」)30gを添加
し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
【0068】(2)塗布及び硬化 このようにして得られた塗液で、アルカリ処理を施した
屈折率1.60眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコースーパールーシャスレンズ生地)に浸漬法
にて塗布を行なった。引き上げ速度は、18cm/mi
nとした。塗布後80℃で20分間風乾した後130℃
で120分間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化被膜の厚みは約2ミクロンであった。
【0069】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−8と同様の方法
で反射防止膜を形成した。
【0070】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は99%であった。
【0071】(4)試験及び評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0072】比較例−1 実施例−1において、Fe(III)アセチルアセトネー
トの代わりに無水マレイン酸を添加したこと以外はすべ
て同様な方法でレンズに塗布を行なったこのようにして
得られたレンズを実施例−1と同様の方法で試験を行な
い、その結果を表1に示した。
【0073】比較例−2 実施例−1において、メタノール分散酸化錫−酸化チタ
ン−酸化ジルコニウム複合微粒子ゾルの代わりにメタノ
ール分散酸化錫−酸化タングステン複合微粒子ゾルを使
用したこと以外はすべて同様な方法でレンズに塗布を行
なった。
【0074】このようにして得られたレンズを実施例−
1と同様の方法で試験を行ない、その結果を表1に示し
た。
【0075】
【表1】
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、透
明な1.52以上の合成樹脂製レンズと同程度の屈折率
を有し、基材表面に塗布、硬化させることにより得られ
た塗膜が、耐摩耗性・耐候性・耐水性・耐熱性等の耐久
性及び透明性に優れ、同時に無機物からなる反射防止膜
との密着性、各種耐久性を同時に得ることができた。ま
た塗液のポットライフも室温保存で3週間以上と長く、
生産性向上等による効果も大きい。即ち各種プラスチッ
クレンズ材料の屈折率に応じて、干渉縞の発生を無くす
ことを可能とし、しかも低コストで生産が可能となっ
た。
【0077】優れた光学特性、耐擦傷性及び良好な無機
物からなる反射防止膜との密着性を兼ね備えたプラスチ
ック材料は、眼鏡レンズ、カメラレンズ、光ビーム集光
レンズや光拡散用レンズとして民生用或いは産業用に広
く応用することができる。更に本発明による効果は、ウ
ォッチガラスやディスプレイ用カバーガラス等の透明ガ
ラスやカバーガラス等の光学用途の透明プラスチック全
般に応用利用が可能であり、得られる効果は多大であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下記(A)及び下記(B)を主
    成分とすること特徴とするコーティング用組成物。 (A).酸化錫、酸化チタン及び酸化ジルコニウムから
    構成される複合酸化物微粒子。 (B).一般式 【化1】 で表される有機ケイ素化合物(式中、Rは重合可能な
    反応基を有する有機基を表し、Rは炭素数1〜6の炭
    化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。また、n
    は0又は1である。)。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコーティング用組成物にお
    いて、 前記(A)の複合酸化物微粒子の重量%比が、酸化錫6
    0〜85、酸化チタン10〜30、酸化ジルコニウム1
    〜10であることを特徴とするコーティング用組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のコーティング用組
    成物において、 下記(C)を含有することを特徴とするコーティング用
    組成物。 (C).Fe(III)を中心金属原子とするアセチルア
    セトネ−ト。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のコーテ
    ィング用組成物を原料としたコート被膜表面に無機物質
    からなる反射防止膜を設けたことを特徴とする積層体。
  5. 【請求項5】合成樹脂レンズ基材の表面に請求項4に記
    載の積層体を形成してなることを特徴とする眼鏡レン
    ズ。
JP9135375A 1997-05-26 1997-05-26 コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ Pending JPH10324846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135375A JPH10324846A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135375A JPH10324846A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005294460A Division JP2006097032A (ja) 2005-10-07 2005-10-07 コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10324846A true JPH10324846A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15150252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9135375A Pending JPH10324846A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10324846A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11302597A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Asahi Optical Co Ltd ハードコート組成物及び光学部材
WO2001012737A1 (fr) * 1999-08-16 2001-02-22 Jsr Corporation Composition de revetement et objet durci
KR100405302B1 (ko) * 2000-07-27 2003-11-12 주식회사 엘지화학 부착성, 광택성, 저장 및 작업 안정성을 향상시킨실록산계 고굴절 및 초고굴절 피복 조성물
KR100511837B1 (ko) * 2001-10-25 2005-09-02 호야 가부시키가이샤 반사방지막을 갖는 광학부재 및 광학부재 형성방법
JP2005281430A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Seiko Epson Corp コーティング用組成物およびプラスチックレンズ
WO2005097497A1 (ja) * 2004-04-06 2005-10-20 Tokuyama Corporation 積層体
JP2006131899A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Tokuyama Corp コーティング剤用組成物及びその製造方法
KR101261684B1 (ko) * 2010-01-18 2013-05-06 주식회사 코텍인더스트리 렌즈 코팅용 조성물, 이의 제조방법, 이를 포함하는 코팅 렌즈

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05264805A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Asahi Optical Co Ltd コーティング組成物及びこれを用いたプラスチックレンズ
JPH06340843A (ja) * 1993-06-01 1994-12-13 Seiko Epson Corp コーティング用組成物
JPH07168002A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Nikon Corp コーティング組成物及びプラスチック基材
JPH07325201A (ja) * 1994-04-08 1995-12-12 Nippon Ee R C Kk 高屈折率コーティング組成物と該組成物から得られる被覆物品
JPH08295846A (ja) * 1995-03-01 1996-11-12 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH08311240A (ja) * 1995-03-01 1996-11-26 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH08311402A (ja) * 1995-03-01 1996-11-26 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH09125003A (ja) * 1995-08-28 1997-05-13 Nissan Chem Ind Ltd コーティング組成物及び光学部材
WO1997041185A1 (fr) * 1996-04-26 1997-11-06 Seiko Epson Corporation Composition de revetement
JPH10306258A (ja) * 1997-03-04 1998-11-17 Nissan Chem Ind Ltd コーティング組成物及び光学部材

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05264805A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Asahi Optical Co Ltd コーティング組成物及びこれを用いたプラスチックレンズ
JPH06340843A (ja) * 1993-06-01 1994-12-13 Seiko Epson Corp コーティング用組成物
JPH07168002A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Nikon Corp コーティング組成物及びプラスチック基材
JPH07325201A (ja) * 1994-04-08 1995-12-12 Nippon Ee R C Kk 高屈折率コーティング組成物と該組成物から得られる被覆物品
JPH08295846A (ja) * 1995-03-01 1996-11-12 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH08311240A (ja) * 1995-03-01 1996-11-26 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH08311402A (ja) * 1995-03-01 1996-11-26 Seiko Epson Corp コーティング用組成物および積層体
JPH09125003A (ja) * 1995-08-28 1997-05-13 Nissan Chem Ind Ltd コーティング組成物及び光学部材
WO1997041185A1 (fr) * 1996-04-26 1997-11-06 Seiko Epson Corporation Composition de revetement
JPH10306258A (ja) * 1997-03-04 1998-11-17 Nissan Chem Ind Ltd コーティング組成物及び光学部材

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11302597A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Asahi Optical Co Ltd ハードコート組成物及び光学部材
WO2001012737A1 (fr) * 1999-08-16 2001-02-22 Jsr Corporation Composition de revetement et objet durci
KR100405302B1 (ko) * 2000-07-27 2003-11-12 주식회사 엘지화학 부착성, 광택성, 저장 및 작업 안정성을 향상시킨실록산계 고굴절 및 초고굴절 피복 조성물
KR100511837B1 (ko) * 2001-10-25 2005-09-02 호야 가부시키가이샤 반사방지막을 갖는 광학부재 및 광학부재 형성방법
JP2005281430A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Seiko Epson Corp コーティング用組成物およびプラスチックレンズ
JP4586391B2 (ja) * 2004-03-29 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 コーティング用組成物およびプラスチックレンズ
WO2005097497A1 (ja) * 2004-04-06 2005-10-20 Tokuyama Corporation 積層体
JPWO2005097497A1 (ja) * 2004-04-06 2008-02-28 株式会社トクヤマ 積層体
JP4757795B2 (ja) * 2004-04-06 2011-08-24 株式会社トクヤマ 積層体
JP2006131899A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Tokuyama Corp コーティング剤用組成物及びその製造方法
KR101261684B1 (ko) * 2010-01-18 2013-05-06 주식회사 코텍인더스트리 렌즈 코팅용 조성물, 이의 제조방법, 이를 포함하는 코팅 렌즈

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3840664B2 (ja) コーティング用組成物
JPH11310755A (ja) コーティング用組成物及び積層体
JP4745324B2 (ja) プラスチックレンズ
JPH08295846A (ja) コーティング用組成物および積層体
JP3852100B2 (ja) コーティング用組成物およびその積層体
WO2016088901A1 (ja) コーティング組成物、及び該コーティング組成物よりなるコート層を有する光学物品
JP3837865B2 (ja) コーティング用組成物及び光学物品
JPH08311408A (ja) コーティング用組成物およびその製造方法および積層体
JP3812685B2 (ja) コーティング用組成物および積層体
JPH10292135A (ja) コーティング用組成物、その製造方法および積層体
JPH10324846A (ja) コーティング用組成物、積層体及び眼鏡レンズ
JPH08311240A (ja) コーティング用組成物および積層体
JP2000266905A (ja) プラスチックカラーレンズの製造方法およびプラスチックカラーレンズ
JP4765674B2 (ja) プライマー組成物、およびプラスチックレンズ
JPH11119001A (ja) プラスチックレンズ
JPH11199797A (ja) ディッピング用組成物及びディッピング塗装方法
JPH08311401A (ja) コーティング用組成物およびその製造方法および積層体
JPH11131021A (ja) コーティング用組成物およびその積層体
JP2003292896A (ja) コーティング用組成物および積層体
JP2006171163A (ja) レンズの製造方法
JPH06136318A (ja) コーティング用組成物
JP2001288406A (ja) プライマー組成物およびプライマー付きハードコートレンズおよびハードマルチコートレンズ
JP2006057106A (ja) コーティング用組成物、その製造方法および積層体
JP4586391B2 (ja) コーティング用組成物およびプラスチックレンズ
JP2000284235A (ja) プラスチックレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060711