JPH10324796A - 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる光学製品部材 - Google Patents

芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる光学製品部材

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JPH10324796A
JPH10324796A JP9133283A JP13328397A JPH10324796A JP H10324796 A JPH10324796 A JP H10324796A JP 9133283 A JP9133283 A JP 9133283A JP 13328397 A JP13328397 A JP 13328397A JP H10324796 A JPH10324796 A JP H10324796A
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hydroxyphenyl
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智弘 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、光学的均質性、低複屈折性等の、優
れた光学的特性を備えると共に、成形加工性にも優れた
芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、およびそれからな
る光学製品部材を提供する。 【解決手段】 下記の成分(A)と成分(B)とからな
る組成物であって、ガラス転移温度が145〜170℃
である芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、およびそれ
からなる光学製品部材。 成分(A);フルオレン含有芳香族ジオールに由来する
構成単位10〜60モル%と、それ以外の芳香族ジオー
ルに由来する構成単位90〜40モル%とからなる共重
合体であって、フルオレン含有芳香族ジオールに由来す
る構成単位のブロック性を低い範囲に特定した芳香族ポ
リカーボネート1〜99重量% 成分(B);前記成分(A)におけるフルオレン含有芳
香族ジオール以外の芳香族ジオールに由来する構成単位
の過半量からなる芳香族ポリカーボネート99〜1重量

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性、光学的均
質性、低複屈折性等の、優れた光学的特性を備えると共
に、成形加工性にも優れた芳香族ポリカーボネート樹脂
組成物、およびそれからなる光学製品部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、芳香族ポリカーボネート樹
脂、例えば、ジオール成分として、ビスフェノールA、
即ち、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、に代表される芳香族ジオールを用いて得られる芳香
族ポリカーボネート樹脂は、透明性、機械的性質、耐熱
性、および寸法安定性等に優れていることから、エンジ
ニアリングプラスチックとして多くの分野に広く用いら
れており、特に、透明性に優れることから光学製品部材
としての用途も多い。しかしながら、従来のポリカーボ
ネート樹脂は、光学材料としては複屈折が大きいという
欠点を有しており、近年、その低減化の要求が高まりつ
つある。特に、デジタル信号を利用した光情報材料とし
て供する場合、例えばデジタルオーディオディスク、デ
ジタルビデオディスク、さらには情報読み取り、書き込
みを目的としたディスクにおいては、透明性は勿論のこ
と、光学的歪みや複屈折低減の要求が厳しくなってお
り、中でも、光磁気記録方式では、基板断面方向の複屈
折(垂直複屈折)が5×10-5以下であることが要求さ
れている。これに対して、通常行われている射出成形に
おいて光学的歪みを少なくするために、溶融樹脂温度を
上げて溶融流動性をよくする等の方法が採られている
が、樹脂温度を上げると樹脂の劣化に伴う種々のトラブ
ルが生起し、十分な解決策とはなっていない。
【0003】一方、複屈折の低減を目的として種々のポ
リカーボネート樹脂材料の開発も行われている。例え
ば、ジオール成分として、耐熱性を併せ持つ、9,9−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンを用いたポ
リカーボネート樹脂が知られているが、この樹脂は、複
屈折低減効果は著しいものの、成形が困難であるという
問題があり、例えば、米国特許第5486577号明細
書では、この点の解決を図るべく、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンを用いたポリカーボネー
ト樹脂を混合することが提案されている。しかし、本発
明者が知る限り、この組成物は、低複屈折性を有する反
面、透明性、光学的均質性に問題があり、また、成形加
工性も十分ではない。また、特開平2−304741号
公報には、前記フルオレンと、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパンや1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1−フェニルエタン等の芳香族ジオー
ル成分とを共重合したポリカーボネート共重合体が記載
されているが、この場合も、本発明者が知る限り、複屈
折低減効果は認められるものの、透明性、光学的均質性
が不十分であり、また、成形加工性にも問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族ポリ
カーボネート樹脂を光学材料に用いるに当たっての前述
した従来の問題を解決すべくなされたものであって、従
って、本発明は、透明性、光学的均質性、低複屈折性等
の、優れた光学的特性を備えると共に、成形加工性にも
優れた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、およびそれ
からなる光学製品部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の成分
(A)と成分(B)とからなる組成物であって、ガラス
転移温度が145〜170℃である芳香族ポリカーボネ
ート樹脂組成物、およびそれからなる光学製品部材を要
旨とする。 成分(A);下記一般式(I)
【0006】
【化4】 (式中、それぞれのベンゼン環は置換基を有していても
よい。)で表される構成単位10〜60モル%と、下記
一般式(II)
【0007】
【化5】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、置換基を有して
いてもよいアルキル基、または置換基を有していてもよ
いフェニル基を表し、それぞれのベンゼン環は置換基を
有していてもよい。)で表される構成単位、および/ま
たは、下記一般式(III)
【0008】
【化6】 (式中、Xは、エーテル結合、チオエーテル結合、また
はスルホン結合を表し、それぞれのベンゼン環は置換基
を有していてもよい。)で表される構成単位、90〜4
0モル%とからなる共重合体であって、前記一般式
(I)で表される構成単位同士のカーボネート結合に由
来する13C−NMRのピーク強度(Φ)の、前記一般式
(I)で表される構成単位と前記一般式(II)または(I
II) で表される構成単位とのカーボネート結合に由来す
13C−NMRのピーク強度(Ψ)に対する比(Φ/
Ψ)が2以下である芳香族ポリカーボネート共重合体樹
脂1〜99重量%
【0009】成分(B);前記一般式(II)および/ま
たは(III) で表される構成単位の過半量からなる芳香族
ポリカーボネート樹脂(ただし、前記一般式(I)で表
される構成単位を共重合成分として含有するときは、そ
の含有量は10モル%未満とする。)99〜1重量%
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における成分(A)の前記
一般式(I)で表される構成単位(以後、「FL単位」
と略称することがある。)でのベンゼン環の置換基とし
ては、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基、フェニル基、ニトロ基、およびハロゲン原子
等が挙げられる。そして、前記一般式(I)で表される
構成単位を得るための芳香族ジオールの具体例としは、
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、
9,9−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン、9,9−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−エ
チル−4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−
ビス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)フルオ
レン、9,9−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−クロロ−4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−
トリクロロメチル−4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,6
−ジメチルフルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−4,5−ジメチルフルオレン、9,9−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−3,6−ジクロロフル
オレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,6−ジフェニルフルオレン、9,9−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)−3,6−ジメチルフ
ルオレン、9,9−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−3,6−ジクロロフルオレン等を挙げるこ
とができ、中で、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン、および、9,9−ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)フルオレンが好ましい。
【0011】また、前記一般式(II)で表される構成単
位でのR1 およびR2 としては、水素原子、メチル基、
エチル基、プロピル基、およびブチル基等の炭素数1〜
4のアルキル基、並びにフェニル基等が例示され、さら
に、R1 とR2 でシクロアルキレン環を形成していても
よく、また、ベンゼン環の置換基は、前記一般式(I)
におけると同様である。そして、前記一般式(II)で表
される構成単位を得るための芳香族ジオールの具体例と
しては、R1 またはR2 の少なくとも一方が置換基を有
していてもよいフェニル基であるもの(以後、この芳香
族ジオールに由来する構成単位を「TP単位」と略称す
ることがある。)として、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン、ビス(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(2,
6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、ビス(2,3,5−トリメチル−
4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3−
フェニル−4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、
ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)フェニ
ルメタン、ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、ビス(3−フルオロ−4−ヒドロ
キシフェニル)−4−フルオロフェニルメタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−4−フルオロフェニルメ
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−クロロフ
ェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−
ブロモフェニルメタン、ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)−4−フルオロフェニルメタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニル
エタン、1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシ
フェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−1−(4−ニトロフェニル)エ
タン、1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン等を挙げること
ができ、中で、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−フェニルエタン、および、1,1−ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タンが好ましい。
【0012】さらに、前記一般式(II)で表される構成
単位を得るための芳香族ジオールの具体例として、R1
およびR2 が水素原子、または置換基を有していてもよ
いアルキル基であるもの(以後、この芳香族ジオールに
由来する構成単位を「BP単位」と略称することがあ
る。)として、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(3−エチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−イソ
プロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3−s−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ジベンジルメタン等を挙げることが
でき、中で、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、および、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンが好ましく、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが特に好まし
い。
【0013】また、前記一般式(III) で表される構成単
位(以後、この芳香族ジオールに由来する構成単位も
「BP単位」と略称することがある。)を得るための芳
香族ジオールの具体例としては、4,4' −ジヒドロキ
シジフェニルエーテル、4,4' −ジヒドロキシジフェ
ニルスルフォン、4,4' −ジヒドロキシジフェニルス
ルフィド等を挙げることができる。なお、本発明におけ
る成分(A)としては、その特性を損なわない範囲で、
前記以外の芳香族ジオールや脂肪族ジオールに由来する
構成単位が共重合されていてもよい。以上の中で、本発
明における成分(A)の芳香族ポリカーボネート共重合
体樹脂としては、前記一般式(I)で表される前記芳香
族ジオールに由来する構成単位(FL単位)と、前記一
般式(II)のR1 またはR2 の少なくとも一方が置換基
を有していてもよいフェニル基である前記芳香族ジオー
ルに由来する構成単位(TP単位)とからなるものが好
適である。
【0014】成分(A)の芳香族ポリカーボネート共重
合体樹脂における前記一般式(I)で表される前記芳香
族ジオールに由来する構成単位(FL単位)と、前記一
般式(II)および/または(III) で表される前記芳香族
ジオールに由来する構成単位(TP単位および/または
BP単位)との構成比は、そのFL単位と、TP単位お
よび/またはBP単位との合計量に対して、前者が10
〜60モル%、後者が90〜40モル%であることが必
須であり、前者が10〜45モル%、後者が90〜55
モル%であるのが好ましく、前者が10〜30モル%、
後者が90〜70モル%であるのが特に好ましい。FL
単位が10モル%未満では、組成物としての複屈折の低
減効果が認められず、また、60モル%超過では、組成
物としての透明性および光学的均質性が低下し、さら
に、成形加工性にも問題が生じる。
【0015】本発明における成分(A)としての芳香族
ポリカーボネート共重合体樹脂は、前記一般式(I)で
表される構成単位同士のカーボネート結合に由来する13
C−NMRのピーク強度(Φ)の、前記一般式(I)で
表される構成単位と前記一般式(II)または(III) で表
される構成単位とのカーボネート結合に由来する13C−
NMRのピーク強度(Ψ)に対する比(Φ/Ψ)(以
後、これを「FL単位ブロック度」ということがあ
る。)が2以下であることが必須であり、0.5以下で
あるのが好ましく、0.25以下であるのが特に好まし
い。このFL単位ブロック度が2より大きいと、組成物
としての透明性および光学的均質性が低下し、複屈折の
低減効果も減少する。なお、このFL単位ブロック度
は、13C−NMRにより、クロロホルムを溶媒として2
5℃で測定したものである。また、本発明における成分
(A)としての芳香族ポリカーボネート共重合体樹脂
は、塩化メチレン溶液、20℃での極限粘度[η]が、
0.20〜0.46dl/gの範囲にあるのが好まし
く、ガラス転移温度は、155〜220℃程度である。
【0016】本発明における成分(B)の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂としては、前記成分(A)において用い
られる前記一般式(II)および/または(III) で表され
る構成単位(TP単位および/またはBP単位)の過半
量からなることが必須であり、その構成単位が80モル
%以上であることが好ましく、その際の他の構成単位と
しては、前記成分(A)における前記FL単位外の芳香
族ジオール、および脂肪族ジオールに由来する構成単位
等が用いられる。FL単位を共重合成分として含有する
ときは、その含有量は10モル%未満とするが、BP単
位のみからなるものが好適に用いられる。また、本発明
における成分(B)としての芳香族ポリカーボネート樹
脂は、塩化メチレン溶液、20℃での極限粘度[η]
が、0.26〜0.64dl/gの範囲にあるのが好ま
しく、ガラス転移温度は、140〜190℃程度であ
る。
【0017】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物における成分(A)および成分(B)の各々の芳香族
ポリカーボネート樹脂は、基本的には、工業的に用いら
れている公知の方法、例えば、公知の触媒を用いて、前
記芳香族ジオールとホスゲンから界面重合による方法
(ホスゲン法、または界面重合法)、あるいは、前記芳
香族ジオールとジフェニルカーボネート等の炭酸エステ
ルとのエステル交換による方法(エステル交換法、また
は溶融重合法)によって、製造することができる。但
し、成分(A)の芳香族ポリカーボネート共重合体樹脂
の製造においては、その前記FL単位ブロック度を規定
の範囲のものとするために、予め前記一般式(II)およ
び/または(III) で表される構成単位からなるポリカー
ボネートオリゴマーを製造し、しかる後、そのオリゴマ
ーに前記一般式(I)で表される構成単位を得るための
芳香族ジオールのアルカリ水溶液を添加して界面重合す
る方法を採ることが好ましい。
【0018】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物は、成分(A)としての芳香族ポリカーボネート共重
合体樹脂と成分(B)としての芳香族ポリカーボネート
樹脂との組み合わせとして、具体的に、以下のものが例
示できる。 ・FL単位/TP単位共重合体 + BP単位重合体 ・FL単位/TP単位共重合体 + BP単位/TP単
位共重合体 ・FL単位/TP単位共重合体 + BP単位/FL単
位共重合体 ・FL単位/BP単位共重合体 + BP単位重合体 ・FL単位/BP単位共重合体 + TP単位重合体 ・FL単位/BP単位共重合体 + BP単位/TP単
位共重合体 ・FL単位/BP単位共重合体 + BP単位/FL単
位共重合体 ・FL単位/TP単位/BP単位共重合体 + BP単
位重合体 ・FL単位/TP単位/BP単位共重合体 + BP単
位/TP単位共重合体 ・FL単位/TP単位/BP単位共重合体 + BP単
位/FL単位共重合体 中で、(A)成分としてFL単位/TP単位共重合体、
(B)成分としてBP単位重合体の組み合わせが好適で
ある。
【0019】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物における成分(A)と成分(B)との組成割合は、成
分(A)が1〜99重量%、成分(B)が99〜1重量
%であり、成分(A)が5〜60重量%、成分(B)が
95〜40重量%であるのが好ましい。成分(A)が1
重量%未満であると、組成物としての複屈折の低減効果
が認められず、また、99重量%超過では、組成物とし
ての成形加工性に問題が生じる。また、本発明の芳香族
ポリカーボネート樹脂組成物は、組成物としてのガラス
転移温度が145〜170℃であることが必須であり、
150〜165℃であるのが好ましい。ガラス転移温度
が145℃未満では、芳香族ポリカーボネート樹脂本来
の有する機械的性質や耐熱性等が失われ、170℃超過
では、組成物としての成形加工性に問題が生じる。
【0020】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物は、成分(A)と成分(B)とを、例えば、それぞれ
の粉末または粒状物をスーパーミキサー、ヘンシェルミ
キサー、タンブラー等の混合機で混合した後、二軸押出
機、ニーダー、ロール等で溶融混練する方法、あるいは
溶液状で混合する方法等の公知の方法で製造することが
できる。なお、本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組
成物には、成形材料として使用するに当たって要求され
る熱安定性、離型性、帯電防止性等を付与するために、
例えば、亜燐酸エステル系、ヒンダードフェノール系等
の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン
系、ジベンゾイルメタン系、サリチレート系等の光安定
剤、シリコン系、脂肪酸系、脂肪酸エステル系、脂肪酸
グリセリド系、蜜ろう系等の滑剤や離型剤、ポリアルキ
レングリコール系、脂肪酸グリセリド系等の帯電防止剤
等を添加することができる。
【0021】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物を用いて光学製品部材等を成形するには、押出成形、
射出成形、ブロー成形、圧縮成形、射出圧縮成形等の公
知の成形法を用いることができるが、本発明の一つであ
る光学製品部材を成形するには、射出圧縮成形が好適で
ある。本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を用
いて成形される光学製品部材の具体例としては、高密度
の光ディスク基板、光ディスク用ピックアップレンズ、
光学レンズ、LCD基板、PDP基板、プロジェクショ
ン用テレビスクリーン、位相差フィルム等が挙げられ
る。
【0022】
【実施例】以下、実施例にて本発明を具体的に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。 芳香族ポリカーボネート樹脂の製造 製造例1 TP単位用としての1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−フェニルエタン70重量部、水酸化ナトリ
ウム24重量部、水800重量部、および塩化メチレン
300重量部との混合物を、攪拌機付き反応機に仕込
み、800rpmで攪拌し、これにホスゲン30重量部
を50分の間に吹き込んで界面重合を行い、反応終了後
にポリカーボネートオリゴマーを含有する塩化メチレン
溶液のみを捕集した。得られたオリゴマーの塩化メチレ
ン溶液を以下の方法で分析し、以下の結果を得た。 ・オリゴマー濃度(蒸発乾固させて測定);23.9重
量% ・末端クロロホーメート基濃度(アニリンと反応させて
得られたアニリン塩酸塩を0.2規定水酸化ナトリウム
水溶液で中和滴定);1.20規定 ・末端フェノール性水酸基濃度(四塩化チタン、酢酸溶
液に溶解させたときの発色を546nmで比色定量);
0.050規定 引き続いて、このオリゴマー溶液183重量部、p−t
−ブチルフェノール2.0重量部、および塩化メチレン
150重量部の混合物を攪拌機付き反応機に仕込み、5
50rpmで攪拌し、さらに、25重量%水酸化ナトリ
ウム7.5重量部にFL単位用として9,9−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)フルオレン6.5重量部を溶解
して得られた9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンナトリウム塩14.0重量部、水酸化ナトリ
ウム4重量%水溶液28重量部、およびトリエチルアミ
ン2重量%水溶液0.57重量部を加え、7時間界面重
合を行った後、反応物を分液し、ポリカーボネート樹脂
を含む塩化メチレン溶液を、水酸化ナトリウム水溶液、
塩酸水溶液、水の順に用いて洗浄し、最後に塩化メチレ
ンを蒸発させて樹脂を採取した。この樹脂のFLブロッ
ク度Φ/Ψは0.00、極限粘度[η]は0.31dl
/g、ガラス転移温度は178℃であった。以上の結果
を表1に示した。
【0023】製造例2〜4 表1に示したように諸条件を変更した外は、製造例1と
同様にして、オリゴマーを製造し、その溶液を分析し、
さらに、ポリカーボネート樹脂を製造し、その諸物性を
測定した。それらを表1に示した。
【0024】製造例5 FL単位用として9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン28.7重量部、TP単位用として1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン71.3重量部、水酸化ナトリウム41重量部、水
620重量部、および塩化メチレン290重量部との混
合物を、攪拌機付き反応機に仕込み、800rpmで攪
拌し、これにホスゲン63重量部を1時間の間に吹き込
んで界面重合を行い、反応終了後にポリカーボネートオ
リゴマーを含有する塩化メチレン溶液のみを捕集し、引
き続いて、このオリゴマー溶液100重量部、3−ペン
タデシルフェノール1.8重量部、および塩化メチレン
140重量部の混合物を攪拌機付き反応機に仕込み、5
50rpmで攪拌し、さらに、水酸化ナトリウム4重量
%水溶液48重量部、およびトリエチルアミン2重量%
水溶液0.27重量部を加え、7時間界面重合を行った
後、反応物を分液した外は、製造例1と同様にしてポリ
カーボネート樹脂を製造し、その諸物性を測定した。以
上の結果を表2に示した。
【0025】製造例6〜10 表2に示したように諸条件を変更した外は、製造例5と
同様にして、オリゴマーを製造し、その溶液を分析し、
さらに、ポリカーボネート樹脂を製造し、その諸物性を
測定した。それらを表2に示した。
【0026】製造例11 FL単位用として9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン28.7重量部、TP単位用として1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン71.3重量部、ジフェニルカーボネート75.1
重量部、および希土類化合物を金属量をべースとしてジ
オールに対して1×10-6モル比に相当する量、さらに
助触媒を10×10-6モル比に相当する量を30リット
ルの槽型反応器に仕込み、窒素ガス置換した後、徐々に
昇温して反応混合物が溶解した後に攪拌を始め、さらに
昇温して重合を開始し、圧力100mmHg、温度21
0℃に保持した後、徐々に減圧、昇温して圧力1mmH
g、温度280℃とした後、生成するフェノールを留出
させて全重合時間3〜4時間で重合を終了させた。槽内
を復圧した後に水槽中にストランド状に押し出し、カッ
ティングしてペレットとした。この樹脂のFLブロック
度Φ/Ψは0.20、極限粘度[η]は0.29dl/
g、ガラス転移温度は187℃であった。以上の結果を
表2に示した。
【0027】実施例1〜8、比較例1〜11 製造例1〜11で得られたポリカーボネート樹脂、およ
び、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
に由来する構成単位のみからなるポリカーボネート樹脂
(三菱瓦斯化学社製、ユーピロンH4000、極限粘度
[η]0.36dl/g、ガラス転移温度145℃)を
用いて、表3および表4に示す配合割合で、スーパーミ
キサーで混合した後、二軸押出機を用いて樹脂温度30
0〜320℃の温度条件で溶融混練して樹脂組成物を製
造した。各樹脂組成物についてガラス転移温度を測定し
た。さらに、得られた樹脂組成物を住友重機社製の射出
圧縮成形機(ディスク5AM3)を用いて射出圧縮成形
し、直径130mm、厚さ1.2mmの光ディスク基板
を成形した。それぞれ得られた光ディスク基板につい
て、全光線透過率、光学的均質性、複屈折、および成形
転写性を以下の方法で評価し、結果を表3および表4に
示した。
【0028】・全光線透過率 日本電色社製Σ80を用い、ASTM D1003に準
拠して測定した。 ・光学的均質性 PULSTEC社製テスター(光学系:レーザー波長6
80nm、NA=0.6)を用い、トラッキングONの
状態でフォーカスエラー信号(FES)を測定し、前記
「ユーピロンH4000」の振幅値に対する比で示し
た。なお、フォーマットは4.6GB容量の光磁気ディ
スクとした。 ・複屈折 オーク製作所製ADR−130Nを用い、半径27〜6
2mmの範囲を波長632nmのレーザーにて斜め30
度入射角で測定したものを垂直複屈折の平均値で示し
た。 ・成形転写性 ピットにおける基板レプリカとガラスマスターとの深さ
比および形状から判断し、以下の基準で評価した。 ◎;非常に良好 ○;良好 △;不十分 ×;非常に悪い
【0029】比較例12 成分(A)として、製造例8で得られた樹脂28重量%
と製造例9で得られた樹脂72重量%との混合組成物
(極限粘度[η]0.30dl/g、ガラス転移温度1
87℃)を用いた外は、前記実施例1〜8等と同様にし
て樹脂組成物を製造した。結果を表4に併記した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【発明の効果】本発明は、透明性、光学的均質性、低複
屈折性等の、優れた光学的特性を備えると共に、成形加
工性にも優れた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、お
よびそれからなる光学製品部材を提供することができ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)と成分(B)とからな
    る組成物であって、ガラス転移温度が145〜170℃
    であることを特徴とする芳香族ポリカーボネート樹脂組
    成物。 成分(A);下記一般式(I) 【化1】 (式中、それぞれのベンゼン環は置換基を有していても
    よい。)で表される構成単位10〜60モル%と、下記
    一般式(II) 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、置換基を有して
    いてもよいアルキル基、または置換基を有していてもよ
    いフェニル基を表し、それぞれのベンゼン環は置換基を
    有していてもよい。)で表される構成単位、および/ま
    たは、下記一般式(III) 【化3】 (式中、Xは、エーテル結合、チオエーテル結合、また
    はスルホン結合を表し、それぞれのベンゼン環は置換基
    を有していてもよい。)で表される構成単位、90〜4
    0モル%とからなる共重合体であって、前記一般式
    (I)で表される構成単位同士のカーボネート結合に由
    来する13C−NMRのピーク強度(Φ)の、前記一般式
    (I)で表される構成単位と前記一般式(II)または(I
    II) で表される構成単位とのカーボネート結合に由来す
    13C−NMRのピーク強度(Ψ)に対する比(Φ/
    Ψ)が2以下である芳香族ポリカーボネート共重合体樹
    脂1〜99重量% 成分(B);前記一般式(II)および/または(III) で
    表される構成単位の過半量からなる芳香族ポリカーボネ
    ート樹脂(ただし、前記一般式(I)で表される構成単
    位を共重合成分として含有するときは、その含有量は1
    0モル%未満とする。)99〜1重量%
  2. 【請求項2】 成分(A)が、前記一般式(I)で表さ
    れる構成単位と、R 1 またはR2 の少なくとも一方が置
    換基を有していてもよいフェニル基である前記一般式
    (II)で表される構成単位とからなり、成分(B)が、
    1 およびR2が水素原子、または置換基を有していて
    もよいアルキル基である前記一般式(II)で表される構
    成単位からなる請求項1に記載の芳香族ポリカーボネー
    ト樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)における前記一般式(I)で
    表される構成単位が10〜30モル%、前記一般式(I
    I)および/または(III) で表される構成単位が90〜
    70モル%である請求項1または2に記載の芳香族ポリ
    カーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 成分(A)が5〜60重量%、成分
    (B)が95〜40重量%である請求項1乃至3のいず
    れかに記載の芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の芳香
    族ポリカーボネート樹脂組成物からなることを特徴とす
    る光学製品部材。
  6. 【請求項6】 光学製品部材が光ディスク用基板である
    請求項5に記載の光学製品部材。
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