JPH10322926A - 充電装置 - Google Patents
充電装置Info
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- JPH10322926A JPH10322926A JP12423797A JP12423797A JPH10322926A JP H10322926 A JPH10322926 A JP H10322926A JP 12423797 A JP12423797 A JP 12423797A JP 12423797 A JP12423797 A JP 12423797A JP H10322926 A JPH10322926 A JP H10322926A
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Abstract
充電装置側でその区別が簡単な構成で行えるようにす
る。 【解決手段】 初期充電に相当する第1の電流値での所
定時間までの充電を行って、第1の電圧以上の電池の端
子間電圧を検出したとき(ステップ109)、異常な状
態であると判断して充電電流の供給を停止させ(ステッ
プ121)、第1の電圧以下の電池の端子間電圧である
とき、正規の2次電池が装着されたとして充電電流を急
速充電用などの第2の電流値に設定する制御を行う手段
を備えた。
Description
ぼ同一形状の2次電池を充電する充電装置に適用して好
適な充電装置に関する。
ル水素電池などの2次電池(充電可能な電池)を、単3
型などの乾電池(アルカリ乾電池,マンガン乾電池な
ど)とほぼ同一形状で構成して、乾電池を電源として使
用できる電子機器に、その2次電池を電源として使用で
きるようにしたものがある。
用できることで、電池を電源とする電子機器を使用する
上で、充電さえ行えば電池を新たに購入する必要がな
く、電子機器を使用する場合のランニングコストを大幅
に低減させることができる。
わりに使用される2次電池は、端子電圧が1.2V程度
の乾電池の電池電圧に近い電圧とされ、その形状につい
ては、基本的には単3型などの乾電池と同一形状とされ
る。ところが、乾電池と全く同一形状であると、その2
次電池を充電する装置に乾電池を誤って装着したとき、
その装着された乾電池に対して充電動作が行われること
になり、危険な状態になってしまう可能性がある。
次電池の場合には、基本的には単3型などの乾電池と同
一形状としてあっても、充電装置側で乾電池と区別でき
る形状としてあることが多い。例えば、2本の単3型の
乾電池を装着して使用する電子機器用の2次電池の場合
には、その2本の単3型の乾電池を接続した形状の2次
電池として、その2本の2次電池の接続部の形状に何ら
かの工夫を施しておく。そして充電装置側では、その2
本の2次電池の接続部を、機械的なスイッチなどで検出
できる構成としておく。このようにすることで、充電装
置で電池の装着を検出したとき、2次電池の接続部をそ
のスイッチが検出した場合に、2次電池が装着されたも
のと判断して充電動作を行い、接続部を検出しない場合
には、乾電池が誤って装着されたものと判断して充電動
作を行わないようにしてある。
を充電装置で充電させることができるが、このようなこ
とを行うと、せっかく汎用の乾電池の代わりに使用でき
るようにした2次電池が、乾電池と区別できるための接
続部などの形状に対応した電池装着部(電池ケース)を
有する電子機器にしか使用できないことになり、2次電
池の使用が制限されることになってしまう。また、充電
装置側でも、その接続部などを検出するための機械的な
スイッチなどが必要で、充電装置の構成が複雑になる問
題があった。
池と同一形状とした場合に、充電装置側でその区別が簡
単に行えるようにすることを目的とする。
に本発明は、初期充電に相当する第1の電流値での所定
時間までの充電を行って、第1の電圧以上の電池の端子
間電圧を検出したとき、異常な状態であると判断して充
電電流の供給を停止させ、第1の電圧以下の電池の端子
間電圧であるとき、正規の2次電池が装着されたとして
充電電流を急速充電用などの第2の電流値に設定する制
御を行うようにしたものである。
電中に、第1の電圧以上の端子間電圧となったとき、電
池の端子間電圧が異常に高いと判断して、乾電池である
可能性があるとして充電を停止させる処理が行われ、所
定時間が経過しても第1の電圧以下であるとき、2次電
池の電池特性であると判断して、その2次電池に適した
充電が行われる。
付図面を参照して説明する。
ク図で、本例の場合には単3型の乾電池と同一形状で、
定電流充電により充電される2次電池(電池電圧が1.
2V程度のニッケル水素電池)を2本同時(或いは個
別)に充電することができる充電装置としたもので、そ
の2本の2次電池の充電を行うために、第1チャンネル
の充電回路と第2チャンネルの充電回路の2系統の充電
回路を備える。本例の充電装置は、ACアダプタと称さ
れる商用交流電源(AC100Vなど)を整流,変圧す
る変換装置(図示せず)と接続して使用する構成として
あり、この変換装置から電源入力端子11に得られる直
流電圧電源を電源として充電動作が行われる。なお、A
Cアダプタの代わりに、自動車用バッテリなどからの直
流電源を変圧する変換装置からの直流電圧電源を、電源
入力端子11に供給するようにしても良い。
入力電圧検出回路12で検出されて、その検出データが
コントローラ13に供給される。コントローラ13は、
この充電装置の充電動作の制御を行うマイクロコンピュ
ータで構成されるコントローラであり、PWM回路14
への各チャンネルのPWMコントロール信号(第1チャ
ンネルのPWMコントロール信号S11,第2チャンネル
のPWMコントロール信号S21)の供給で、各チャンネ
ルの充電動作の制御を行う。
ンネルの充電回路に接続された電池B1 の端子間電圧検
出端子13aと、第2チャンネルの充電回路に接続され
た電池B2 の端子間電圧検出端子13bとを備え、この
端子13a,13bに得られる電圧により、それぞれの
充電回路に接続された電池の端子間電圧を検出できる。
そして、その検出した端子間電圧に基づいて、充電動作
の制御状態の設定を行う。このコントローラ13による
充電制御状態の詳細については後述するが、本例におい
ては、最初に初期充電モードで比較的小さな電流で充電
を行い、その初期充電モードで一定の条件を満たしたと
き、急速充電モードで比較的大きな電流で充電を行う制
御を行うようにしてあり、それぞれのモードでの充電時
に、検出される端子間電圧が、それぞれのモードで設定
した値を越えたとき、正常な2次電池でない(即ち乾電
池である可能性がある)と判断して、充電を停止させる
処理を行うようにしてある。
3,33で検出される充電電流に基づいて、所定の周波
数のパルス幅変調波(PWM波)をDC/DCコンバー
タコントロール信号S12,S22として各チャンネル毎に
出力して、充電電流を一定にする回路である。第1チャ
ンネルのDC/DCコンバータコントロール信号S
12は、第1チャンネルのDC/DCコンバータ21に供
給され、このDC/DCコンバータ21で、電源入力端
子11に得られる入力電源電圧Vinを、そのコントロー
ル信号で指示された電圧V10とする。第2チャンネルの
DC/DCコンバータコントロール信号S22は、第2チ
ャンネルのDC/DCコンバータ31に供給され、この
DC/DCコンバータ31で、電源入力端子11に得ら
れる入力電源電圧Vinを、そのコントロール信号で指示
された電圧V20とする。なお、以下の説明では、電源入
力端子11に得られる電源の電流をI0 とし、第1チャ
ンネルのDC/DCコンバータ21に供給される電流を
I1 、第2チャンネルのDC/DCコンバータ31に供
給される電流をI2 、第1チャンネルのDC/DCコン
バータ21の出力電流をI10、第2チャンネルのDC/
DCコンバータ21の出力電流をI20とする。
1の出力は、第1チャンネルの電池接続端子22a,2
2bに供給され、この接続端子22a,22bに電池
(2次電池)B1 の正極及び負極を接続することで、電
池B1 が充電される。ここで、DC/DCコンバータ2
1と接続端子22bとの間には、充電電流検出用抵抗器
R1が挿入してあり、この抵抗器R1の一端が充電電流
検出回路23に接続してある。この充電電流検出回路2
3では、抵抗器R1で検出される充電電流を、コントロ
ーラ13からの制御により所定の状態で検出して、その
検出信号S13(電圧で充電電流を示す信号)をアンプ2
4を介してPWM回路14に供給する。PWM回路14
では、その充電電流検出信号S13により適正な充電電流
が検出されるように、第1チャンネルのDC/DCコン
バータ21の制御を行い、それぞれのモード毎に設定さ
れた電流値での定電流充電を行う。充電電流の切換え
は、コントローラ13からの検出回路23への所定の信
号の供給により行われる。
1の出力は、第2チャンネルの電池接続端子32a,3
2bに供給され、この接続端子32a,32bに電池
(2次電池)B2 の正極及び負極を接続することで、電
池B2 が充電される。ここで、DC/DCコンバータ3
1と接続端子32bとの間には、充電電流検出用抵抗器
R2が挿入してあり、この抵抗器R2の一端が充電電流
検出回路33に接続してある。この充電電流検出回路3
3では、抵抗器R2で検出される充電電流を、コントロ
ーラ13からの制御により所定の状態で検出して、その
検出信号S23(電圧で充電電流を示す信号)をアンプ3
4を介してPWM回路14に供給する。PWM回路14
では、その充電電流検出信号S23により適正な充電電流
が検出されるように、第2チャンネルのDC/DCコン
バータ31の制御を行い、それぞれのモード毎に設定さ
れた電流値での定電流充電を行う。充電電流の切換え
は、コントローラ13からの検出回路33への所定の信
号の供給により行われる。
成としては、第1チャンネルの電池接続端子22aが、
抵抗器R3とコンデンサC1の直列回路を介して接地さ
せてあり、この抵抗器R3とコンデンサC1の接続中点
が、コントローラ13の端子間電圧検出端子13aに接
続してある。また、第2チャンネルの電池接続端子32
aが、抵抗器R4とコンデンサC2の直列回路を介して
接地させてあり、この抵抗器R4とコンデンサC2の接
続中点が、コントローラ13の端子間電圧検出端子13
bに接続してある。
6,R7,R8を介して4つの発光ダイオードD1,D
2,D3,D4が接続して、そのときの充電制御状態に
より各発光ダイオードD1,D2,D3,D4の発光を
制御して、充電状態を表示するようにしてある。具体的
には、発光ダイオードD1,D3が赤色発光ダイオード
で、発光ダイオードD2,D4が緑色発光ダイオードと
され、充電が行われてないスタンバイモードでは発光ダ
イオードは発光しない状態とされ、初期充電モード及び
急速充電モードでは赤色を連続的に発光させ、トリクル
充電モード及び充電終了モードでは緑色を連続的に発光
させ、異常モードでは赤色を点滅させる制御が行われ
る。
ラ13は電池の温度についても判断できる構成としてあ
り、コントローラ13は温度異常時の適切な充電停止処
理ができるようにしてある。
動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。こ
の図2のフローチャートは、第1チャンネルの接続端子
22a,22bに接続された電池B1 の充電を行う場合
の処理を示したもので、第2チャンネルの場合でも充電
処理については同じで、充電回路が異なるだけである。
このフローチャートにおいて、電圧Vaはコントローラ
13の端子間電圧検出端子13aで検出される電池B1
の電池電圧である。
りとして説明する。まず、電源入力端子11にACアダ
プタなどからの規定の電圧の電源入力があると(ステッ
プ101)、その電源によりコントローラ13などの各
回路は作動し、コントローラ13は端子13aで検出さ
れる電池の端子間電圧Vaが、予め設定された低電圧V
1 と過電圧V2 の間であるか否か判断する(ステップ1
02)。本例の場合には、低電圧V1 を1.0V、過電
圧V2 を2.0Vに設定してある。ここで、この範囲内
にない場合には、このステップで待機し、初期充電動作
には移らない。なお、低電圧V1 以下の場合には、ここ
では説明しない低電圧充電モードに移って、低電圧V1
以上の電池電圧に復帰させる処理を行う。ステップ10
2で、電池の端子間電圧Vaが低電圧V1 と過電圧V2
の間の範囲の電圧であると判断されたときには、第1チ
ャンネルのPWMコントロール信号S11をオン状態とし
(ステップ103)、PWM回路14から第1チャンネ
ルのDC/DCコンバータ21へのコントロール信号S
12の供給を開始させる(ステップ104)。
検出回路23で検出されて供給される充電電流検出信号
S13が、設定された電圧V3 とほぼ等しいか否か判断し
(ステップ105)、等しくない場合には、DC/DC
コンバータ21へのコントロール信号S12を対応して変
化させ(ステップ106)、ステップ105の判断に戻
る。ステップ105で信号S13が電圧V3 とほぼ等しい
と判断された場合には、そのときの値にコントロール信
号S12を固定させる(ステップ107)。
せてからの充電時間を判断し、その充電時間が予め設定
された所定時間t1 になったか否か判断し(ステップ1
08)、その時間t1 になるまで待機する。本例では、
この所定時間t1 として5分を設定してある。この所定
時間t1 が経過すると、コントローラ13は端子13a
で検出される電池の端子間電圧Vaが、初期充電モード
での乾電池検出用の電圧V4 未満の値か否か判断する
(ステップ109)。本例の場合には、この初期充電モ
ードでの乾電池検出用の電圧V4 を、1.70Vとして
ある。この初期充電モードでの乾電池検出用の電圧V4
の設定は、例えば本例の充電装置で充電される正常な2
次電池(ニッケル水素電池)に初期充電モードでの充電
電流(約400mA)を所定時間t1 連続して供給し
て、その2次電池の端子間電圧としてあり得る最高の電
圧値よりも若干高い電圧値に設定する。
る端子間電圧Vaが電圧V4 以上であるとコントローラ
13が判断した場合には、端子22a,22bに接続さ
れた電池B1 が乾電池であると判断して、充電停止処理
(ステップ121)に移る。ステップ121での充電停
止処理としては、例えば第1チャンネルのPWMコント
ロール信号S11をオフ状態として、第1チャンネルのD
C/DCコンバータ21からの充電電流の供給を停止さ
せると共に、コントローラ13に接続された発光ダイオ
ードで異常モードを表示させる。
端子間電圧Vaが電圧V4 未満であるとコントロール1
3が判断した場合には、充電電流を急速充電モードでの
充電電流(ここでは約650mA)に変化させる制御を
行う(ステップ110)。この充電電流の切換え後に、
充電電流検出回路23で検出されて供給される充電電流
検出信号S13が、設定された電圧V3 とほぼ等しいか否
か判断し(ステップ111)、等しくない場合には、D
C/DCコンバータ21へのコントロール信号S12を対
応して変化させ(ステップ112)、ステップ111の
判断に戻る。ステップ111で信号S13が電圧V3 ′と
ほぼ等しいと判断された場合には、そのときの値にコン
トロール信号S12を固定させる(ステップ113)。
出される端子間電圧Vaが、急速充電モードでの乾電池
検出用の電圧V5 と等しくなったか否か判断する(ステ
ップ114)。本例の場合には、この急速充電モードで
の乾電池検出用の電圧V5 を、1.75Vとしてある。
この急速充電モードでの乾電池検出用の電圧V5 の設定
は、例えば本例の充電装置で充電される正常な2次電池
(ニッケル水素電池)に急速充電モードでの充電電流
(約650mA)を連続して供給して、その2次電池の
端子間電圧としてあり得る最高の電圧値よりも若干高い
電圧値に設定する。
る電池の端子間電圧Vaが電圧V5と等しくなったとコ
ントローラ13が判断した場合には、端子22a,22
bに接続された電池B1 が乾電池であると判断して、充
電停止処理(ステップ121)に移る。
る電池の端子間電圧Vaが電圧V5にならないと判断さ
れた場合には、そのときの電池電圧Vaが、予め設定さ
れた低電圧V1 と過電圧V2 の間であるか否か判断する
(ステップ115)。ここでの最低電圧V1 と過電圧V
2 は、ステップ102で説明した値と同じである。この
ステップ115で、端子間電圧Vaが低電圧V1 と過電
圧V2 の間の範囲にないと判断した場合には、充電停止
処理(ステップ121)に移る。
V1 と過電圧V2 の間の範囲にあると判断した場合に
は、この充電装置が備える温度検出素子(図示せず)の
出力から温度異常が検出されるか否か判断し(ステップ
116)、温度異常であると判断された場合、充電停止
処理(ステップ121)に移る。
子13aで検出される電池の端子間電圧Vaが低下する
状態の検出であるいわゆる−ΔV検出を行い、その端子
間電圧Vaが低下する状態を検出したか否か判断する
(ステップ117)。ここで、端子間電圧Vaが低下す
る状態を検出しない場合には、ステップ115の判断に
戻り、端子間電圧Vaが低下する状態を検出するまで、
ステップ115,116,117の処理を繰り返し行
う。
る状態を検出すると、トリクル充電モードに移る。この
トリクル充電モードでは、コントローラ13の制御によ
り、トリクル充電用の充電電流(本例の場合には約60
mA)を設定させ(ステップ118)。このトリクル充
電が設定されると、最初にステップ103,104で充
電を開始させてからの経過時間が、所定時間tx (本例
の場合には6時間)になったか否か判断する(ステップ
119)。充電開始からこの時間tx が経過するまで
は、ステップ118でのトリクル充電を継続して行い、
この時間tx が経過したことを判断すると、充電を停止
させる処理を行う(ステップ120)。
させた場合の例を示す図で、この例では最初に第1チャ
ンネルの充電回路の接続端子22a,22bに2次電池
B1を装着して、充電を開始させた後、ある程度時間が
経過した後に、第2チャンネルの充電回路の接続端子3
2a,32bに2次電池B2 を装着して、充電を開始さ
せた場合の処理を示すものである。図3のAに示すよう
に、第1チャンネルの接続端子22a,22bに2次電
池B1 を装着させると、5分間の初期充電が行われる。
この初期充電モードでは、充電電流I10として約400
mAが設定されて、電池電圧V10が徐々に増加し、初期
充電から5分経過すると、急速充電モードに移る。急速
充電モードでは、充電電流I10として約650mAが設
定されて、電池電圧V10が徐々に増加し、電池電圧V10
が低下したとき−ΔVの検出が行われて、トリクル充電
モードに移る。
すように、接続端子32a,32bに2次電池B2 が装
着されると、5分間の初期充電が行われた後、急速充電
が行われ、−ΔVの検出でトリクル充電に切換わり、充
電電流I20及び電池電圧V20が対応して変化する。コン
トローラ13で検出される入力端子11からの入力電圧
については、図3のCに示すように各チャンネルでの充
電状態の変化に対応して変化し、両チャンネルを合わせ
た充電電流I0 は図3のDに示すように変化する。
チャンネルで独立して充電処理が行われ、2本の2次電
池を、それぞれ別々に適切に充電制御しながら、満充電
状態に状態させることができる。
た電池が、2次電池ではなく乾電池(アルカリ電池,マ
ンガン電池など)であった場合には、そのチャンネルに
ついては充電が停止し、異常表示が行われる。即ち、図
4は乾電池が装着された場合の例を示したもので、例え
ばある特性の乾電池を誤って端子22a,22b(又は
端子32a,32b)に装着させたとき、端子13a
(又は端子13b)で検出される電圧が、図4の電圧V
X で示す変化状態となり、初期充電中に予め設定された
電圧V4 (本例の場合には1.70V)を越えてしま
う。従って、初期充電が終了する時点での電圧V4 との
比較(図2のフローチャートのステップ109の処理)
で、このチャンネルの電池が正常な2次電池でないと判
断されて、充電停止処理が行われ、乾電池などが誤って
充電されてしまうことがない。
圧V4 を越えない特性の乾電池を充電させた場合でも、
急速充電モードでの充電中には、図4の電圧Vy で示す
変化状態となって、電池電圧が電圧V5 を越えてしま
い、急速充電中での電圧V5 との比較(図2のフローチ
ャートのステップ114の処理)で、このチャンネルの
電池が正常な2次電池でないと判断されて、充電停止処
理が行われる。
や特性の異常な2次電池を装着させたとき、その電池に
対する充電が停止し、乾電池などを誤って充電させてし
まうことを防止できる。この場合、電圧検出から乾電池
などの検出を行うので、2次電池と乾電池とが全く同一
形状であっても正しく検出でき、2次電池の形状に乾電
池と区別するための何らかの工夫をする必要がなく、専
用の2次電池を用意することなく高い安全性が確保され
ると共に、形状から2次電池を検出する場合に比べて、
その形状などを検出するスイッチが必要なく、充電装置
の構成を簡単にすることができる。
値,電流値,充電時間などの値については一例を示した
ものであり、充電する電池の種類,特性,容量などによ
りそれぞれの適切な値は変化する場合がある。
プタなどからの電源で作動する単体の充電装置とした
が、2次電池で駆動される電子機器に充電回路を内蔵さ
せた場合の充電回路の制御にも適用できる。
してPWM波の周波数によりDC/DCコンバータでの
変換を制御して、定電流充電を行う回路としたが、他の
構成の充電回路に適用することができることは勿論であ
る。
電池が個別に充電できる充電装置としたが、1本の2次
電池だけを充電できる充電装置や、より多くの充電装置
を充電できる充電装置にも適用できることは勿論であ
る。また、その充電される2次電池についても、上述し
た実施の形態で示したニッケル水素電池以外の各種2次
電池(ニッケルカドミウム電池など)にも適用できる。
の電流値での初期充電中に、第1の電圧以上の端子間電
圧となったとき、電池の端子間電圧が異常に高いと判断
して、乾電池である可能性があるとして充電を停止させ
る処理が行われ、所定時間が経過しても第1の電圧以下
であるとき、2次電池の電池特性であると判断して、そ
の2次電池に適した充電が行われる。従って、電池電圧
の特性の違いから乾電池と2次電池とを区別することが
でき、装着された電池が2次電池である場合にだけ、そ
の2次電池が正しく充電され、乾電池の誤充電を防止で
きる効果を有する。また、乾電池と同一形状の2次電池
を充電する場合に、機構的なスイッチなどで乾電池と2
次電池との区別を行う必要がなく、乾電池に相当する形
状の2次電池用の充電装置とした場合の構成を簡単にす
ることができる。
電流値を設定させた状態で、電圧検出手段が検出する端
子間電圧が、第1の電圧よりも高い第2の電圧になった
とき、充電電流の供給を停止させるようにしたことで、
乾電池が装着された場合の検出をより確実に行うことが
でき、乾電池の誤充電をより効果的に防止できる。
び第2の電圧として、正常な2次電池に第1又は第2の
電流値の充電電流を供給した場合にあり得る最大の端子
間電圧よりも高い値に設定したことで、それぞれの場合
での乾電池検出が正確に行える効果を有する。
を示すブロック図である。
ーチャートである。
チャートである。
池電圧変化例を示す説明図である。
1チャンネルの端子間電圧検出端子、13b…第2チャ
ンネルの端子間電圧検出端子、14…PWM回路、21
…第1チャンネルのDC/DCコンバータ、22a,2
2b…第1チャンネルの電池接続端子、23…第1チャ
ンネルの充電電流検出回路、31…第2チャンネルのD
C/DCコンバータ、32a,32b…第2チャンネル
の電池接続端子、33…第2チャンネルの充電電流検出
回路、B1 …第1チャンネルに接続された電池、B2 …
第2チャンネルに接続された電池、S11…第1チャンネ
ルのPWMコントロール信号、S12…第1チャンネルの
DC/DCコンバータコントロール信号、S13…第1チ
ャンネルの充電電流検出信号、S21…第2チャンネルの
PWMコントロール信号、S22…第2チャンネルのDC
/DCコンバータコントロール信号、S23…第2チャン
ネルの充電電流検出信号
Claims (3)
- 【請求項1】 接続された2次電池の充電を行う充電装
置において、 装着された電池への充電電流を第1の電流値とこの第1
の電流値よりも高い第2の電流値に設定する充電電流設
定手段と、 装着された電池の端子間電圧を検出する電圧検出手段と
を備え、 上記第1の電流値を上記充電電流設定手段で設定させ
て、所定時間までの充電を行って、上記電圧検出手段が
第1の電圧以上の端子間電圧を検出したとき、充電電流
の供給を停止させ、上記第1の電圧以下の端子間電圧で
あるとき、上記充電電流設定手段で上記第2の電流値の
充電電流を設定させる充電制御手段とを備えた充電装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の充電装置において、 上記充電電流設定手段で上記第2の電流値を設定させた
状態で、上記電圧検出手段が検出する上記端子間電圧
が、上記第1の電圧よりも高い第2の電圧になったと
き、上記充電制御手段が充電電流の供給を停止させるよ
うにした充電装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の充電装置において、 上記第1及び第2の電圧として、正常な2次電池に上記
第1又は第2の電流値の充電電流を供給した場合にあり
得る最大の端子間電圧よりも高い値に設定した充電装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12423797A JP3796898B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 充電装置及び充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12423797A JP3796898B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 充電装置及び充電方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322926A true JPH10322926A (ja) | 1998-12-04 |
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