JPH10319677A - コロナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

コロナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置

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JPH10319677A
JPH10319677A JP12822897A JP12822897A JPH10319677A JP H10319677 A JPH10319677 A JP H10319677A JP 12822897 A JP12822897 A JP 12822897A JP 12822897 A JP12822897 A JP 12822897A JP H10319677 A JPH10319677 A JP H10319677A
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JP
Japan
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corona wire
photoconductor
stretched
corona
discharge
Prior art date
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Application number
JP12822897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
Hiromitsu Shimazaki
大充 島崎
Hirochika Taguchi
博規 田口
Kazuhiko Noda
和彦 野田
Hideki Yasuda
秀樹 安田
Toshiaki Kitahara
寿朗 北原
Keiichi Matsuzaki
圭一 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電装置において、感光体の周速度を
大きくしつつこの感光体が十分且つ均一に帯電されるよ
うにする。 【解決手段】 感光体1に向けて開口された放電用の開
口部を有する金属製のシールドケース27cと、シール
ドケース27c内を感光体1の回転方向に沿って2つの
放電室に区画する仕切板27fと、感光体1の回転方向
上流側および下流側の放電室において、感光体1の幅方
向に張架された第1および第2のコロナワイヤ27a,
27bと、第1のコロナワイヤ27aの張架された放電
室の開口部に、第1のコロナワイヤ27aと所定の間隔
をあけて取り付けられた第1のグリッド板27dと、第
2のコロナワイヤ27bの張架された放電室の開口部
に、第1のコロナワイヤ27aと第1のグリッド板27
dとの間隔以上の間隔をあけて取り付けられた第2のグ
リッド板27eとでコロナ放電装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置などの画像形成装置において用いられるコロ
ナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置では、乾式トナーを使用す
る機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリンタ、
普通紙ファクシミリ等として実用化され、めざましい発
展をとげている。この電子写真装置は電子写真プロセス
技術を応用した機器であり、感光体上に形成された静電
潜像をトナー粒子により顕像化するものである。
【0003】ここで、従来の電子写真装置におけるコロ
ナ放電装置の構造を図3に示す。金属ドラムを基材と
し、その外周面上に感光受容層が塗布されて形成された
感光体1に近接して、コロナ放電装置2が配設されてい
る。このコロナ放電装置2は、感光体1に向けて開口部
が形成された金属製のシールドケース2bと、このシー
ルドケース2b内において感光体1の幅方向に張架され
たコロナワイヤ2aと、開口部に取り付けられたグリッ
ド板2cとから構成されている。そして、コロナワイヤ
2aによるコロナ放電により、感光体1は一様に帯電さ
れる。
【0004】このような感光体1に、画像信号をレーザ
駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅変調
して露光光学系3から得られる露光光線4を照射する
と、感光体1が露光されて所定の静電潜像が形成され
る。
【0005】ここで、電子写真装置を含めた画像形成装
置においては、最近では作業効率の向上や大量印字に対
応するため、高印字速度化が要求されている。
【0006】そして、高印字速度化を実現するために
は、感光体1の周速度を大きくする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成の電子写真装置において感光体1の周速度を大き
くすると、感光体1がコロナ放電装置2の開口部を通過
する時間が十分に確保できなくなる。すると、帯電効率
の低下や放電ムラの発生などの不具合が発生して、画像
品質が低下することになる。
【0008】そこで、本発明は、感光体の周速度を大き
くしつつこの感光体を十分且つ均一に帯電することので
きるコロナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のコロナ放電装置は、静電潜像が形成される
感光体に向けて開口された放電用の開口部を有する金属
製のシールドケースと、シールドケース内を感光体の回
転方向に沿って2つの放電室に区画する仕切板と、感光
体の回転方向上流側の放電室において、感光体の幅方向
に張架された第1のコロナワイヤと、感光体の回転方向
下流側の放電室において、感光体の幅方向に張架された
第2のコロナワイヤと、第1のコロナワイヤの張架され
た放電室の開口部に、この第1のコロナワイヤと所定の
間隔をあけて取り付けられた第1のグリッド板と、第2
のコロナワイヤの張架された放電室の開口部に、第1の
コロナワイヤと第1のグリッド板との間隔以上の間隔を
あけて取り付けられた第2のグリッド板とを有するもの
である。
【0010】また、本発明のコロナ放電装置は、静電潜
像が形成される感光体に向けて開口された放電用の開口
部を有する金属製のシールドケースと、シールドケース
内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する
仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室において、
感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感
光体の回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方
向に張架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワ
イヤの張架された放電室の開口部に取り付けられた第1
のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電
室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有
し、第1のコロナワイヤと第1のグリッド板との距離を
L1、第1のコロナワイヤとシールドケースの側壁との
距離をL2、第1のコロナワイヤと仕切板との距離をL
3、第2のコロナワイヤと第2のグリッド板との距離を
L4、第2のコロナワイヤと仕切板との距離をL5、第
2のコロナワイヤとシールドケースの側壁との距離をL
6とした場合に、L2=L3、L5=L6であってL1
<L2、L4<L5の関係を満たすようにそれぞれを配
置したものである。
【0011】本発明のコロナ放電装置は、静電潜像が形
成される感光体に向けて開口された放電用の開口部を有
する金属製のシールドケースと、シールドケース内を感
光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する仕切板
と、感光体の回転方向上流側の放電室において、感光体
の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感光体の
回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方向に張
架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワイヤの
張架された放電室の開口部に取り付けられた第1のグリ
ッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電室の開
口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、第1
のコロナワイヤが張架された放電室におけるシールドケ
ースの側壁と仕切板との距離をL7、第2のコロナワイ
ヤが張架された放電室におけるシールドケースの側壁と
仕切板との距離をL8とした場合に、L8<L7<2×
L8の関係を満たすようにそれぞれを配置したものであ
る。
【0012】本発明のコロナ放電装置は、静電潜像が形
成される感光体に向けて開口された放電用の開口部を有
する金属製のシールドケースと、シールドケース内を感
光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する仕切板
と、感光体の回転方向上流側の放電室において、感光体
の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感光体の
回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方向に張
架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワイヤの
張架された放電室の開口部に取り付けられた第1のグリ
ッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電室の開
口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、第1
のコロナワイヤの径をφ1、第2のコロナワイヤの径を
φ2とした場合に、φ1>φ2且つ40μm<φ2<8
0μmの関係を満たすように第1および第2のコロナワ
イヤの径を設定したものである。
【0013】本発明のコロナ放電装置は、静電潜像が形
成される感光体に向けて開口された放電用の開口部を有
する金属製のシールドケースと、シールドケース内を感
光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する仕切板
と、感光体の回転方向上流側の放電室において、感光体
の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感光体の
回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方向に張
架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワイヤの
張架された放電室の開口部に取り付けられた第1のグリ
ッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電室の開
口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、第1
のグリッド板の開口率をR1、第2のグリッド板の開口
率をR2とした場合に、0.4<R2/R1<0.8の
関係を満たすように第1および第2のグリッド板の開口
率を設定したものである。
【0014】本発明のコロナ放電装置は、静電潜像が形
成される感光体に向けて開口された放電用の開口部を有
する金属製のシールドケースと、シールドケース内を感
光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する仕切板
と、感光体の回転方向上流側の放電室において、感光体
の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感光体の
回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方向に張
架されるとともに第1のコロナワイヤと電気的に直列接
続された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワイヤの
張架された放電室の開口部に取り付けられた第1のグリ
ッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電室の開
口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有するもの
である。
【0015】そして、本発明の画像形成装置は、これら
のコロナ放電装置のいずれかが用いられているものであ
る。
【0016】このようなコロナ放電装置により、感光体
の周速度を大きくしつつ感光体を十分且つ均一に帯電す
ることができる。また、このような画像形成装置によ
り、高印字速度化を図った場合でも、高い画像品質を得
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、静電潜像が形成される感光体に向けて開口された放
電用の開口部を有する金属製のシールドケースと、シー
ルドケース内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室
に区画する仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室
において、感光体の幅方向に張架された第1のコロナワ
イヤと、感光体の回転方向下流側の放電室において、感
光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、第1
のコロナワイヤの張架された放電室の開口部に、この第
1のコロナワイヤと所定の間隔をあけて取り付けられた
第1のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された
放電室の開口部に、第1のコロナワイヤと第1のグリッ
ド板との間隔以上の間隔をあけて取り付けられた第2の
グリッド板とを有するコロナ放電装置である。
【0018】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
静電潜像が形成される感光体に向けて開口された放電用
の開口部を有する金属製のシールドケースと、シールド
ケース内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区
画する仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室にお
いて、感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤ
と、感光体の回転方向下流側の放電室において、感光体
の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、第1のコ
ロナワイヤの張架された放電室の開口部に取り付けられ
た第1のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架され
た放電室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板と
を有し、第1のコロナワイヤと第1のグリッド板との距
離をL1、第1のコロナワイヤとシールドケースの側壁
との距離をL2、第1のコロナワイヤと仕切板との距離
をL3、第2のコロナワイヤと第2のグリッド板との距
離をL4、第2のコロナワイヤと仕切板との距離をL
5、第2のコロナワイヤとシールドケースの側壁との距
離をL6とした場合に、L2=L3、L5=L6であっ
てL1<L2、L4<L5の関係を満たすようにそれぞ
れを配置したコロナ放電装置である。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、静電潜
像が形成される感光体に向けて開口された放電用の開口
部を有する金属製のシールドケースと、シールドケース
内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する
仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室において、
感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感
光体の回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方
向に張架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワ
イヤの張架された放電室の開口部に取り付けられた第1
のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電
室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有
し、第1のコロナワイヤが張架された放電室におけるシ
ールドケースの側壁と仕切板との距離をL7、第2のコ
ロナワイヤが張架された放電室におけるシールドケース
の側壁と仕切板との距離をL8とした場合に、L8<L
7<2×L8の関係を満たすようにそれぞれを配置した
コロナ放電装置である。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、静電潜
像が形成される感光体に向けて開口された放電用の開口
部を有する金属製のシールドケースと、シールドケース
内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する
仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室において、
感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感
光体の回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方
向に張架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワ
イヤの張架された放電室の開口部に取り付けられた第1
のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電
室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有
し、第1のコロナワイヤの径をφ1、第2のコロナワイ
ヤの径をφ2とした場合に、φ1>φ2且つ40μm<
φ2<80μmの関係を満たすように第1および第2の
コロナワイヤの径を設定したコロナ放電装置である。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、静電潜
像が形成される感光体に向けて開口された放電用の開口
部を有する金属製のシールドケースと、シールドケース
内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する
仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室において、
感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感
光体の回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方
向に張架された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワ
イヤの張架された放電室の開口部に取り付けられた第1
のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電
室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有
し、第1のグリッド板の開口率をR1、第2のグリッド
板の開口率をR2とした場合に、0.4<R2/R1<
0.8の関係を満たすように第1および第2のグリッド
板の開口率を設定したコロナ放電装置である。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、静電潜
像が形成される感光体に向けて開口された放電用の開口
部を有する金属製のシールドケースと、シールドケース
内を感光体の回転方向に沿って2つの放電室に区画する
仕切板と、感光体の回転方向上流側の放電室において、
感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、感
光体の回転方向下流側の放電室において、感光体の幅方
向に張架されるとともに第1のコロナワイヤと電気的に
直列接続された第2のコロナワイヤと、第1のコロナワ
イヤの張架された放電室の開口部に取り付けられた第1
のグリッド板と、第2のコロナワイヤの張架された放電
室の開口部に取り付けられた第2のグリッド板とを有す
るコロナ放電装置である。
【0023】本発明の請求項7に記載の発明は、これら
のコロナ放電装置のいずれかが用いられている画像形成
装置である。
【0024】このような発明により、感光体の周速度を
大きくしつつ感光体を十分且つ均一に帯電することがで
き、高印字速度化を図った場合でも、高い画像品質を得
ることができるという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
および図2を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態によるコロナ放電装置が用いられた画像形成装置の
概略図、図2は図1の画像形成装置におけるコロナ放電
装置の構造を示す断面図である。
【0027】本実施の形態1の画像形成装置は電子写真
プロセス技術により感光体上に形成された静電潜像をト
ナー粒子により顕像化する電子写真装置であり、図1に
示すように、アルミニウム等の金属ドラムを基材とし、
その外周面上にセレン(Se)あるいは有機光導電体
(以下、「OPC」という。)等の感光受容層を薄膜状
に塗布してなる感光体1を有している。そしてこの感光
体1は、周方向に回転して後述する用紙を搬送するよう
になっている。
【0028】静電潜像担持体である感光体1に近接し
て、コロナ放電装置2が配設されている。このコロナ放
電装置2は、図2に詳しく示すように、感光体1に向か
って開口する開口部の形成されたシールドケース27c
を有している。金属製の導電性部材からなるシールドケ
ース27c内は、このシールドケース27cと同一材料
からなる仕切板27fによって感光体1の回転方向に沿
って2つの放電室に区画されており、感光体1の回転方
向の上流側に位置して第1のコロナワイヤ27aが、下
流側に位置して第2のコロナワイヤ27bが、それぞれ
感光体1の幅方向に張架されている。本実施の形態1に
おいて、第1および第2のコロナワイヤ27a,27b
はタングステンからなり、その径はともに60μmとな
っている。但し、これ以外の径のものを用いてもよい。
【0029】第1のコロナワイヤ27aの張架された放
電室の開口部には第1のグリッド板27dが、第2のコ
ロナワイヤ27bの張架された放電室の開口部には第2
のグリッド板27eが、それぞれ取り付けられている。
【0030】図1に示すように、第1および第2のコロ
ナワイヤ27a,27bにはコロナ電流供給電源28が
接続され、第1および第2のグリッド板27d,27e
にはグリッドバイアス電圧供給電源29が接続されてい
る。そして、コロナ電流供給電源28は−1mA程度の
電流を出力し、グリッドバイアス電圧供給電源29は−
650Vの電圧を出力するようになっている。これによ
り第1および第2のコロナワイヤ27a,27bがコロ
ナ放電を起こし、第1および第2のグリッド板27d,
27eをそれぞれ介して感光体1が一様に帯電される。
【0031】さらに感光体1の近傍には、画像信号をレ
ーザ駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅
変調して得られる露光光線4を感光体1に向けて照射す
る露光工学系3が設置されている。そして、該露光光線
4により感光体1が露光され、所定の静電潜像が形成さ
れる。
【0032】現像ホッパー9に両端を回転自在に軸支さ
れたトナー攪拌部材11で攪拌、搬送されたトナー10
をトナー担持体である現像ローラ5の表面に供給すると
ともに、現像されずに残存した現像ローラ5上のトナー
10を掻き落とすため、トナー供給ローラ6が設置され
ている。このトナー供給ローラ6は、金属製のシャフト
6aの周囲に導電性発泡体を形成してなる抵抗値106
Ω程度のものであり、シャフト6aには定電圧電源であ
るトナー供給バイアス電圧供給電源26が接続されてい
る。
【0033】現像ローラ5は、金属製のシャフト5aを
基材としてその外周面上に導電性弾性部材であるシリコ
ンゴムを形成した単層構成で、その抵抗値は106Ω程
度とされている。この現像ローラ5のゴム硬度は30〜
60度の範囲が好ましく、また表面粗さは表面の平滑性
が高い方がトナー薄層形成において均一化が図れるた
め、7μmRz以下が好ましい。本実施の形態1では、
現像ローラ5は、ゴム硬度40度、表面粗さ3μmRz
となっている。現像ローラ5のシャフト5aには、定電
圧電源である現像バイアス電圧供給電源12が接続され
ている。
【0034】トナー10は非磁性一成分系トナーであ
り、たとえばポリエステル樹脂にカーボン、ワックス、
帯電制御剤等を均一分散させたものから構成されてい
る。
【0035】現像ローラ5とトナー供給ローラ6とは相
互に接触配置されてニップ幅はたとえば2mm程度とさ
れており、現像ホッパー9の両端において、シャフト5
a,6aによりそれぞれ回転自在に軸支されている。図
示するように、現像ローラ5と感光体1とは接触して相
互に反対方向に回転するのに対し、現像ローラ5とトナ
ー供給ローラ6とは接触して相互に同一方向に回転する
ようになっている。したがって、現像ローラ5とトナ供
給ローラ6とは摩擦接触の状態になっている。
【0036】そして、現像ローラ5は感光体1と接触ま
たは近接状態とされており、現像バイアス電圧電源12
より印加されるバイアス電圧により感光体1上の静電潜
像が形成された部分にトナー10が転移付着されると、
静電潜像が顕像化される。
【0037】なお、トナー攪拌部材11はトナー供給ロ
ーラ6の回転とともに円の軌跡を描き、現像ホッパー9
内に収容されたトナー10の凝集を防ぐとともに、トナ
ー10をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0038】現像ローラ5に当接してトナー規制ブレー
ド7が設けられている。このトナー規制ブレード7は、
ステンレス板やリン青銅板等の弾性を有する金属ばね板
部材7aと現像ローラ5上に接触するトナー規制部材7
bからなる。トナー規制部材7bは金属ばね板部材7a
の一端にたとえばゴム硬度60度のウレタンゴムやシリ
コンゴム等の弾性部材を一体形成して形成されている。
このようなトナー規制ブレード7はブレードホルダ8に
ねじ止めされている。このトナー規制ブレード7は現像
ローラ5をたとえば線圧80g/cmで押圧しており、
トナー供給ローラ6から現像ローラ5へ供給されてきた
トナー10はトナー規制ブレード7で摩擦帯電され、現
像ローラ5の外周面上に薄層状態のトナー層が形成され
る。なお、本実施の形態1のように非磁性一成分接触現
像方式においては、現像ローラ5上のトナー層の厚さは
0.4〜0.6mg/cm2の範囲が好ましい。
【0039】搬送経路の始点に設けられた用紙カセット
14には、用紙15が収納されている。この用紙15は
半月形をした給紙ローラ16によって用紙カセット14
から1枚ずつ搬送ローラ17へと送り出される。そし
て、送り出された記録シートである用紙15は一対の搬
送ローラ17に挟持されて矢印Aで示す感光体1の方向
へと搬送される。
【0040】一時的に用紙15を停止待機させて用紙1
5と感光体1上に形成されたトナー像とを一致させるた
め、感光体1に至る前の搬送経路上には、従動ローラに
当接されてレジストローラ18が設けられている。ま
た、感光体1と当接して転写ローラ20が回転自在に軸
支されて設けられている。この転写ローラ20はステン
レス等の金属を基材としており、その外周面上には弾性
部材が層状に形成されている。
【0041】そして、感光体1の回転にともなってトナ
ー像が転写ローラ20と感光体1の当接部に到達する
と、レジストローラ18によりこのトナー像とタイミン
グを合わせて用紙15もこの当接部に到達する。このと
き転写ローラ20の金属シャフト20aへ転写バイアス
電源24からの高電圧を印加することにより用紙15の
裏面にトナー10と逆極性の電荷を付与すると、感光体
1上のトナー像は用紙15上に転写される。
【0042】搬送経路の後段には、内部に熱源を有する
ヒートローラ22と、このヒートローラ22とともに用
紙15を挟持搬送する加圧ローラ23とで構成された定
着器21が設置されている。したがって、トナー像の転
写された用紙15はこの定着器21へ送られ、ここでヒ
ートローラ22と加圧ローラ23の挟持回転により加圧
と熱によってトナー像が定着される。一方、トナー像が
用紙15上に転写された後の感光体1は、クリーニング
ブレード25により転写残トナーが掻き落とされ、除電
器13により光が照射されて除電されて次のプロセスに
備えられる。
【0043】以上のように構成された電子写真装置を用
いて、図2に示す第1のコロナワイヤ27aと第1のグ
リッド板27dとの距離L1を8mmと10mmに、第
2のコロナワイヤ27bと第2のグリッド板27eとの
距離L4を6mmから12mmまで変化させて印字動作
を行い、感光体1の表面の帯電電位から帯電効率を評価
して画像から帯電ムラを評価した。評価は○、△、×の
三段階評価とした。
【0044】なお、第1のコロナワイヤ27aが張架さ
れた放電室におけるシールドケース27cの側壁と仕切
板27fとの距離L7、および第2のコロナワイヤ27
bが張架された放電室におけるシールドケース27cの
側壁と仕切板27fとの距離のL8はともに30mmと
し、第1のコロナワイヤ27aとシールドケース27c
の側壁との距離L2、第1のコロナワイヤ27aと仕切
板27fとの距離L3、第2のコロナワイヤ27bと仕
切板27fとの距離L5、第2のコロナワイヤ27bと
シールドケース27cの側壁との距離L6はすべて15
mmとした。
【0045】また、プロセス速度は200mm/se
c、現像ローラ5の周速度は280mm/sec、トナ
ー供給ローラ6の周速度は192mm/secとした。
【0046】評価結果を(表1)に示す。
【0047】
【表1】
【0048】(表1)から明らかなように、感光体1の
回転方向の上流側に位置する第1のコロナワイヤ27a
とグリッド板27dとの距離L1より、下流側に位置す
る第2のコロナワイヤ27bとグリッド板27eとの距
離L4が大きい場合に感光体1を十分且つ均一に帯電す
ることができた。
【0049】なお、本実施の形態1では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
して感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合におい
ても同様に適用することができる。
【0050】(実施の形態2)本実施の形態2による電
子写真装置の構成は図1および図2に示すものと同様で
あり、その説明は省略する。また、電源28,29によ
る印加電圧、ワイヤ径、現像ローラ5、トナー供給ロー
ラ6、トナー規制ブレード7、トナー10、転写ローラ
20の特性等、およびプロセス速度、現像ローラ5の周
速度、トナー供給ローラ6の周速度も実施の形態1の場
合と同様である。
【0051】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL4、L5およびL6を15mmとし、
L1、L2およびL3を13mmから17mmまで変化
させて印字動作を行い、感光体1表面の帯電電位から帯
電効率を評価し、画像から帯電ムラを評価した。なお、
以下に説明する実施の形態2を含め、コロナ放電装置2
7におけるL1〜L8の数値は、特に示していないもの
は実施の形態1の場合と同一である。評価は○、△、×
の三段階評価とした。その結果を(表2)に示す。
【0052】
【表2】
【0053】次に、図2に示すL1、L2およびL3を
15mmとし、L4、L5およびL6を13mmから1
7mmまで変化させて印字動作を行い、感光体1表面の
帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ムラを評
価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。その結
果を(表3)に示す。
【0054】
【表3】
【0055】(表2)、(表3)から明らかなように、
図1においてL2=L3、L5=L6であってL1<L
2、L4<L5の関係を満たした場合に、感光体1を十
分且つ均一に帯電することができた。
【0056】なお、本実施の形態2では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
し感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。
【0057】(実施の形態3)本実施の形態3による電
子写真装置の構成もまた図1および図2に示すものと同
様であり、その説明は省略する。また、電源28,29
による印加電圧、ワイヤ径、現像ローラ5、トナー供給
ローラ6、トナー規制ブレード7、トナー10、転写ロ
ーラ20の特性等、およびプロセス速度、現像ローラ5
の周速度、トナー供給ローラ6の周速度も実施の形態1
の場合と同様である。
【0058】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL1およびL4を8mmとし、L2=L
3およびL5=L6としてL7とL8を15mmから4
5mmまで変化させて印字動作を行い、感光体1の表面
の帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ムラを
評価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。その
結果を(表4)に示す。
【0059】
【表4】
【0060】(表4)から明らかなように、感光体回転
方向の上流側に位置するシールドケース27cの側壁と
仕切板27fとの距離L7を下流側の距離L8よりも大
きくし、L8<L7<2×L8の関係を満たした場合
に、感光体1を十分且つ均一に帯電することができた。
【0061】なお、本実施の形態3では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
し感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。
【0062】(実施の形態4)本実施の形態4による電
子写真装置の構成もまた図1および図2に示すものと同
様であり、その説明は省略する。また、電源28,29
による印加電圧、現像ローラ5、トナー供給ローラ6、
トナー規制ブレード7、トナー10、転写ローラ20の
特性等、およびプロセス速度、現像ローラ5の周速度、
トナー供給ローラ6の周速度も実施の形態1の場合と同
様である。
【0063】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示すL1およびL4は8mm、L2、L3、
L5およびL6は15mmとし、第1のコロナワイヤ2
7aの径φ1を40μmから100μmまで変化させ、
第2のコロナワイヤ27bの径φ2を30μmから10
0μmまで変化させて印字動作を行い、感光体1表面の
帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ムラを評
価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。その結
果を(表5)に示す。
【0064】
【表5】
【0065】(表5)から明らかなように、φ1>φ2
且つ40μm<φ2<80μmの条件を満たした場合
に、感光体1を十分且つ均一に帯電することができた。
【0066】なお、本実施の形態4では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
し感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。
【0067】(実施の形態5)本実施の形態5による電
子写真装置の構成もまた図1および図2に示すものと同
様であり、その説明は省略する。また、電源28,29
による印加電圧、ワイヤ径、現像ローラ5、トナー供給
ローラ6、トナー規制ブレード7、トナー10、転写ロ
ーラ20の特性等、およびプロセス速度、現像ローラ5
の周速度、トナー供給ローラ6の周速度も実施の形態1
の場合と同様である。また、図2に示すL1およびL4
は8mmであり、L2、L3、L5およびL6は15m
mである。
【0068】以上のような構成の電子写真装置を用い
て、図2に示す感光体回転方向の上流側の第1のグリッ
ド板27dの開口率R1を40%から60%まで変化さ
せ、下流側の第2のグリッド板27eの開口率R2を8
%から60%まで変化させて印字動作を行い、感光体1
表面の帯電電位から帯電効率を評価し、画像から帯電ム
ラを評価した。評価は○、△、×の三段階評価とした。
その結果を(表6)に示す。
【0069】
【表6】
【0070】(表6)から明らかなように、第1のグリ
ッド板27dの開口率をR1、第2のグリッド板27f
の開口率をR2とすると、0.4<R2/R1<0.8
の関係を満たした場合に、感光体を十分且つ均一に帯電
することができた。
【0071】なお、本実施の形態5では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
し感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。
【0072】(実施の形態6)本実施の形態6による電
子写真装置の構成もまた図1および図2に示すものと同
様であり、その説明は省略する。また、電源28,29
による印加電圧、ワイヤ径、現像ローラ5、トナー供給
ローラ6、トナー規制ブレード7、トナー10、転写ロ
ーラ20の特性等、およびプロセス速度、現像ローラ5
の周速度、トナー供給ローラ6の周速度も実施の形態1
の場合と同様である。また、図2に示すL1およびL4
は8mmであり、L2、L3、L5およびL6は15m
mである。グリッド板27dの開口率R1は60%、グ
リッド板27eの開口率R2は48%である。
【0073】以上のように構成された電子写真装置を用
いて、図2に示す第1のコロナワイヤ27aと第2のコ
ロナワイヤ27bとをコロナ電流供給電源28に対し
て、直列に接続した場合と並列に接続した場合で印字動
作を行い、感光体1の表面の帯電電位から帯電効率を評
価し、画像から帯電ムラを評価した。
【0074】その結果、並列接続した場合は2本のコロ
ナワイヤ27a,27bには電流が均一に流れないため
に、帯電効率、帯電ムラに対して悪影響を及ぼすことが
明らかとなった。そして、両者を直列接続した場合に
は、感光体を十分且つ均一に帯電することができること
が確認された。
【0075】なお、本実施の形態6では、第1および第
2のコロナワイヤ27a,27bに負極性の電流を印加
し感光体1を負に帯電させたが、正帯電の場合において
も同様に適用できる。
【0076】なお、以上の説明では、本発明によるコロ
ナ放電装置を電子写真装置に適用した例で説明したが、
静電気記録装置など種々の画像形成装置について広く適
用することが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明のコロナ放電装置
によれば、感光体の周速度を大きくしつつ感光体を十分
且つ均一に帯電することができるという有効な効果が得
られる。
【0078】また、このようなコロナ放電装置を用いて
画像形成装置を構成することにより、高印字速度化を図
った場合でも、高い画像品質を得ることができるという
有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコロナ放電装置が
用いられた画像形成装置の概略図
【図2】図1の画像形成装置におけるコロナ放電装置の
構造を示す断面図
【図3】従来のコロナ放電装置を示す断面図
【符号の説明】
1 感光体 27a 第1のコロナワイヤ 27b 第2のコロナワイヤ 27c シールドケース 27d 第1のグリッド板 27e 第2のグリッド板 27f 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安田 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北原 寿朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松崎 圭一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に、この第1のコロナワイヤと所定の間隔をあけて取
    り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に、前記第1のコロナワイヤと前記第1のグリッド板
    との間隔以上の間隔をあけて取り付けられた第2のグリ
    ッド板とを有することを特徴とするコロナ放電装置。
  2. 【請求項2】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、 前記第1のコロナワイヤと前記第1のグリッド板との距
    離をL1、前記第1のコロナワイヤと前記シールドケー
    スの側壁との距離をL2、前記第1のコロナワイヤと前
    記仕切板との距離をL3、前記第2のコロナワイヤと前
    記第2のグリッド板との距離をL4、前記第2のコロナ
    ワイヤと前記仕切板との距離をL5、前記第2のコロナ
    ワイヤと前記シールドケースの側壁との距離をL6とし
    た場合に、L2=L3、L5=L6であってL1<L
    2、L4<L5の関係を満たすようにそれぞれが配置さ
    れていることを特徴とするコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、 前記第1のコロナワイヤが張架された前記放電室におけ
    る前記シールドケースの側壁と前記仕切板との距離をL
    7、前記第2のコロナワイヤが張架された前記放電室に
    おける前記シールドケースの側壁と前記仕切板との距離
    をL8とした場合に、L8<L7<2×L8の関係を満
    たすようにそれぞれが配置されていることを特徴とする
    コロナ放電装置。
  4. 【請求項4】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、 前記第1のコロナワイヤの径をφ1、前記第2のコロナ
    ワイヤの径をφ2とした場合に、φ1>φ2且つ40μ
    m<φ2<80μmの関係を満たすように前記第1およ
    び第2のコロナワイヤの径が設定されていることを特徴
    とするコロナ放電装置。
  5. 【請求項5】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第2のコロナワイヤと、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第2のグリッド板とを有し、 前記第1のグリッド板の開口率をR1、前記第2のグリ
    ッド板の開口率をR2とした場合に、0.4<R2/R
    1<0.8の関係を満たすように前記第1および第2の
    グリッド板の開口率が設定されていることを特徴とする
    コロナ放電装置。
  6. 【請求項6】静電潜像が形成される感光体に向けて開口
    された放電用の開口部を有する金属製のシールドケース
    と、 前記シールドケース内を前記感光体の回転方向に沿って
    2つの放電室に区画する仕切板と、 前記感光体の回転方向上流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架された第1のコロナワイヤと、 前記感光体の回転方向下流側の前記放電室において、前
    記感光体の幅方向に張架されるとともに前記第1のコロ
    ナワイヤと電気的に直列接続された第2のコロナワイヤ
    と、 前記第1のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第1のグリッド板と、 前記第2のコロナワイヤの張架された前記放電室の開口
    部に取り付けられた第2のグリッド板とを有することを
    特徴とするコロナ放電装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    コロナ放電装置が用いられていることを特徴とする画像
    形成装置。
JP12822897A 1997-05-19 1997-05-19 コロナ放電装置およびそれを用いた画像形成装置 Pending JPH10319677A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103000A (ja) * 2014-11-12 2016-06-02 シャープ株式会社 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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