JPH10318593A - 空気調和装置の制御方法及び空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の制御方法及び空気調和装置

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JPH10318593A
JPH10318593A JP9128660A JP12866097A JPH10318593A JP H10318593 A JPH10318593 A JP H10318593A JP 9128660 A JP9128660 A JP 9128660A JP 12866097 A JP12866097 A JP 12866097A JP H10318593 A JPH10318593 A JP H10318593A
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JP
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air
path
exhaust
return
damper
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Application number
JP9128660A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Kawashima
正満 川島
Yutaka Seshimo
裕 瀬下
Yasuo Sato
康夫 佐藤
Junichi Ichikawa
潤一 市川
Koki Masui
弘毅 増井
Yuichi Nishi
勇一 西
Shizuo Fuchida
静男 渕田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な装置構成であって、かつ低廉な運転費
によって、空気調和負荷における快適な居住空間が維持
できる空気調和装置を得る。 【解決手段】 外気経路19、空気調和負荷1に接続し
た給気経路21、還気経路21、排気経路18、及び還
気バイパス経路29を設け、また給気経路21に冷温水
電動弁32を有する冷温水配管34に接続した冷温水コ
イル4を設ける。また、給気経路21にフィルタ9及び
給気ファン6を設け、排気経路18に排気ファン8を設
ける。さらに、外気経路19に外気ダンパ13、還気バ
イパス経路29に還流ダンパ26を設け、また給気ファ
ン6、外気ダンパ13等を協調制御する制御装置36を
設ける。そして、給気ファン6及び排気ファン8の二台
による構成により、外気取込量と排気量を同量とするエ
アバランス制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和負荷か
らの還気の要部を取り入れて外気と混合して利用する空
気調和装置の制御方法及び空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開平6−27293
7号公報に示された従来の空気調和装置の概念的構成図
である。図において、1は居室からなる空気調和負荷、
2は空気調和機、3は全熱交換器、4は冷温水コイル、
5は冷温水弁、6は給気ファン、7は外気ファン、8は
排気ファン、9はフィルタ、10は空気調和機制御盤、
11は全熱交換器3の制御盤である。
【0003】12は排気ダンパ、13は外気ダンパ、1
4は全熱交換バイパスダンパ、15は還気温度センサ、
16は外気温度センサ、17は室内温度設定器である。
また、18は排気経路、19は外気経路、20は全熱交
換バイパス経路、21は給気経路、22は還気経路、2
3は室内温度センサ、24は冷温水往管、25は冷温水
復管である。
【0004】従来の空気調和装置は上記のように構成さ
れ、給気ファン6、外気ファン7及び排気ファン8の三
台の送風機が設けられた空気調和装置である。なお、こ
のような送風機配置の他に外気ファン7に代えて還気フ
ァン(図示しない)を配置する空気調和装置もある。そ
して、従来の空気調和装置は外気ファン7と排気ファン
8又は給気ファン6と還気ファンによる出力風量が同量
となるように制御される。
【0005】このような空気調和装置の構成では運転費
が嵩むことになり、また送風機を給気ファン6、排気フ
ァン8及び還気ファンの三台構成とした場合も同様であ
る。また、ダンパについては排気経路18の排気ダンパ
12、外気経路19の外気ダンパ13及び全熱交換バイ
パス経路20の全熱交換バイパスダンパ14の三基が設
けられている。なお、これらのダンパは風量制御におけ
る各送風機の制御出力に対する風量調節の補助的な役割
を果たすものである。
【0006】また、図13は他の従来の空気調和装置を
風路モデルによって示す概念的構成図である。図におい
て、前述の図1と同符号は相当部分を示し、26は還流
ダンパ、27は外気全熱交換バイパスダンパ、28は排
気全熱交換バイパスダンパ、29は還気バイパス経路、
30は外気全熱交換バイパス経路、31は排気全熱交換
バイパス経路、32は冷温水電動弁、33は給気温度セ
ンサ、34は冷温水配管、35は還気湿度センサであ
る。
【0007】図13のように構成された従来の空気調和
装置においては湿度制御が行われる。すなわち、給気経
路21、外気経路19、還気経路22、排気経路18及
び還気バイパス経路29が設けられた空気調和装置が形
成される。また、外気全熱交換バイパス経路30、排気
全熱交換バイパス経路31が設けられ、排気ダンパ1
2、外気ダンパ13、還流ダンパ26、外気全熱交換バ
イパスダンパ27及び排気全熱交換バイパスダンパ28
が設けられる。
【0008】そして、次に述べるように空気調和負荷1
の湿度が制御される。すなわち、還気湿度センサ35の
湿度が設定値以上を示した場合に、決められた動作範囲
により冷温水電動弁32の開度を調節する。これによっ
て、冷温水コイル4を通過する風量の除湿量が制御され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和装置において、図12の従来の空気調和装置では
給気ファン6、外気ファン7及び排気ファン8の三台の
送風機が設けられ、また排気ダンパ12、外気ダンパ1
3及び全熱交換バイパスダンパ14の三基が設けられ
る。このため、エネルギー節減が困難であり空気調和装
置の運転費が嵩むという問題点があった。また、図13
の他の従来の空気調和装置のように湿度制御が行われて
いる場合に必要以上に給気温度が低下することがあり、
また湿度制御のために、冷水を供給している熱源機の負
荷が増大する。
【0010】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、簡易な装置構成であり、かつ低
廉な運転費によって、空気調和負荷における快適な居住
空間を維持することができる空気調和装置の制御方法及
び空気調和装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置においては、外気経路と、この外気経路に連通し空
気調和負荷に接続された給気経路と、空気調和負荷に接
続された還気経路と、上記還気経路に連通した排気経路
と、外気経路及び給気経路の接続部並びに還気経路及び
排気経路の接続部の相互を接続した還気バイパス経路
と、給気経路に設けられて冷温水電動弁を有する冷温水
配管が接続された冷温水コイルと、給気経路に設けられ
て還気バイパス経路及び冷温水コイルの間に配置された
フィルタと、給気経路に設けられて冷温水コイル及び空
気調和負荷の間に配置された給気ファンと、排気経路に
設けられた排気ファン及び還気経路に設けられた還気フ
ァンの両者の一方と、外気経路に設けられた外気ダンパ
と、還気バイパス経路に設けられて外気経路からの外気
と還気バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパ
と、給気ファン、上記両者の一方、外気ダンパ及び還流
ダンパを協調制御する制御装置とが設けられる。
【0012】また、この発明に係る空気調和装置におい
ては、外気経路及び排気経路に接続された全熱交換器
と、外気経路に設けられて全熱交換器を迂回する外気全
熱交換バイパス経路と、排気経路に設けられて全熱交換
器を迂回する排気全熱交換バイパス経路と、排気経路に
設けられた排気ダンパと、外気全熱交換バイパス経路に
設けられた外気全熱交換バイパスダンパと、排気全熱交
換バイパス経路に設けられた排気全熱交換バイパスダン
パとが設けられる。
【0013】また、この発明に係る空気調和装置におい
ては、外気経路に設けられた外気風速センサと、排気経
路に設けられた排気風速センサとが設けられる。
【0014】また、この発明に係る空気調和装置の制御
方法においては、外気経路と、この外気経路に連通し空
気調和負荷に接続された給気経路と、空気調和負荷に接
続された還気経路と、還気経路に連通した排気経路と、
外気経路及び給気経路の接続部並びに還気経路及び排気
経路の接続部の相互を接続した還気バイパス経路と、給
気経路に設けられて冷温水電動弁を有する冷温水配管が
接続された冷温水コイルと、給気経路に設けられて還気
バイパス経路及び冷温水コイルの間に配置されたフィル
タと、給気経路に設けられて冷温水コイル及び空気調和
負荷の間に配置された給気ファンと、排気経路に設けら
れた排気ファン及び還気経路に設けられた還気ファンの
両者の一方と、外気経路に設けられた外気ダンパと、還
気バイパス経路に設けられて外気経路からの外気と還気
バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパとを設
け、給気ファンの回転速度制御による給気風量制御及び
冷温水電動弁の開度比例制御による冷温水量制御によっ
て空気調和負荷内温度を設定値に保持し、外気取入量と
排気量を同量とする制御動作により上記両者の一方を回
転速度制御して上記両者の一方の出力による排気量を所
定値とし、経路に設けられたダンパの開度を比例制御し
て外気取入量を排気量と同量とし、外気取入量と排気量
が同量にならない場合には、還流ダンパの開度が絞る方
向に比例制御される。
【0015】また、この発明に係る空気調和装置の制御
方法においては、外気経路と、この外気経路に連通し空
気調和負荷に接続された給気経路と、空気調和負荷に接
続された還気経路と、還気経路に連通した排気経路と、
外気経路及び給気経路の接続部並びに還気経路及び排気
経路の接続部の相互を接続した還気バイパス経路と、給
気経路に設けられて冷温水電動弁を有する冷温水配管が
接続された冷温水コイルと、給気経路に設けられて還気
バイパス経路及び冷温水コイルの間に配置されたフィル
タと、給気経路に設けられて冷温水コイル及び空気調和
負荷の間に配置された給気ファンと、排気経路に設けら
れた排気ファン及び還気経路に設けられた還気ファンの
両者の一方と、外気経路に設けられた外気ダンパと、還
気バイパス経路に設けられて外気経路からの外気と還気
バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパと、外気
経路及び排気経路に接続された全熱交換器と、外気経路
に設けられて全熱交換器を迂回する外気全熱交換バイパ
ス経路と、排気経路に設けられて全熱交換器を迂回する
排気全熱交換バイパス経路と、排気経路に設けられた排
気ダンパと、外気全熱交換バイパス経路に設けられた外
気全熱交換バイパスダンパと、排気全熱交換バイパス経
路に設けられた排気全熱交換バイパスダンパとを設け、
外気取入量と排気量を同量とする制御動作により排気フ
ァンを回転速度制御して出力を所定排気量とし、経路に
設けられたダンパの開度を比例制御して外気取入量を排
気量と同量とし、外気取入量と排気量が同量にならない
場合には還流ダンパの開度が絞る方向に比例制御され
る。
【0016】また、この発明に係る空気調和装置におい
ては、給気経路に設けられて冷温水コイルを迂回する冷
温水コイルバイパス経路と、この冷温水コイルバイパス
経路に設けられた冷温水コイルバイパスダンパとが設け
られる。
【0017】また、この発明に係る空気調和装置におい
ては、給気経路に設けられた給気温度センサと、還気経
路に設けられた還気温湿度センサとが設けられる。
【0018】また、この発明に係る空気調和装置におい
ては、外気経路と、この外気経路に連通し空気調和負荷
に接続された給気経路と、空気調和負荷に接続された還
気経路と、還気経路に連通した排気経路と、外気経路及
び給気経路の接続部並びに還気経路及び排気経路の接続
部の相互を接続した還気バイパス経路と、給気経路に設
けられて冷温水電動弁を有する冷温水配管が接続された
冷温水コイルと、給気経路に設けられて還気バイパス経
路及び冷温水コイルの間に配置されたフィルタと、給気
経路に設けられて冷温水コイル及び空気調和負荷の間に
配置された給気ファンと、排気経路に設けられた排気フ
ァン及び還気経路に設けられた還気ファンの両者の一方
と、外気経路に設けられた外気ダンパと、還気バイパス
経路に設けられて外気経路からの外気と還気バイパス経
路からの還気を混合する還流ダンパと、給気経路に設け
られて冷温水コイルを迂回する冷温水コイルバイパス経
路と、この冷温水コイルバイパス経路に設けられた冷温
水コイルバイパスダンパとを設け、空気調和負荷からの
還気湿度により冷温水コイルバイパスダンパの開度を比
例制御して冷温水コイルバイパス経路のバイパス風量を
調節し、冷温水コイルの通過風量を調節して除湿量が所
定値に制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
の一例を示す図で、図1は風路モデルによって示す概念
的構成図、図2は図1の風路モデルによる空気調和装置
の制御を説明するフローチャートである。図において、
1は居室からなる空気調和負荷、19は外気経路、21
は外気経路19に連通し空気調和負荷1に接続された給
気経路、22は空気調和負荷1に接続された還気経路、
18は還気経路22に連通した排気経路である。
【0020】29は還気バイパス経路で、外気経路19
及び給気経路21の接続部並びに還気経路22及び排気
経路18の接続部の相互を接続する。4は冷温水コイル
で、給気経路21に設けられて冷温水電動弁32を有す
る冷温水配管34が接続されている。9はフィルタで、
給気経路21に設けられて還気バイパス経路29及び冷
温水コイル4の間に配置されている。
【0021】6は給気ファンで、給気経路21に設けら
れて冷温水コイル4及び空気調和負荷1の間に配置され
ている。8は排気経路18に設けられた排気ファン、1
3は外気経路18に設けられた外気ダンパ、26は還流
ダンパで、還気バイパス経路29に設けられて外気経路
19からの外気と還気バイパス経路29からの還気を混
合する。36は制御装置で給気ファン6、排気ファン
8、外気ダンパ13、還流ダンパ26等の空気調和機器
に接続されている。
【0022】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、送風機として給気ファン6及び排気ファン8の二
台が設けられる。また、ダンパは外気ダンパ13及び還
流ダンパ26の二基が設けられる。そして、空気調和負
荷1からの還気が還気経路22を通って、その一部が還
気バイパス経路29の還流ダンパ26を経て、外気経路
19からの導入外気と混合される。
【0023】そして、フィルタ9、冷温水コイル4を通
過し、給気ファン6によって空気調和負荷1内へ給気さ
れて空気調和負荷1の空気調和が行われる。また、空気
調和負荷1からの還気の他部は排気ファン8により排気
経路18を通り屋外へ排気される。また、外気の取り込
みは外気経路19から外気ダンパ13を経て行われ、還
気バイパス経路29からの還気と混合される。
【0024】そして、制御装置36により図2に示すフ
ローチャートにように空気調和装置のエアバランス制御
が行われる。すなわち、ステップ101において還気温
度、CO2 濃度により外気取込量が設定されて、ステッ
プ102へ進んで排気量設定が行われて排気量が外気取
入設定量となるように排気ファンが回転速度制御され
る。
【0025】次いでステップ103へ進み、排気量=外
気取入量でなければステップ102へ戻り、排気量=外
気取入量であればステップ104へ進んで第一外気量設
定が行われて排気風量と同風量となるように外気ダンパ
開度角の比例制御が行われる。そして、ステップ105
へ進んで外気量=排気量であればステップ110へ進
み、また外気量=排気量でなければステップ106へ進
む。ステップ106で外気ダンパが全開でなければステ
ップ104へ戻り、全開であればステップ107へ進
む。
【0026】ステップ107において第二外気量設定が
行われて排気風量と同風量となるように還流ダンパ全開
から開度角の比例制御が行われる。そして、ステップ1
08へ進んで排気量が設定値より外れていればステップ
102へ戻って排気量再設定が行われる。また排気量が
設定値より外れていなければステップ109へ進む。そ
して、ステップ109で外気量=排気量でなければステ
ップ107へ戻り、外気量=排気量であればステップ1
10へ進み、エアバランス制御が終了する。
【0027】要するに、室内温度を設定温度とするため
に給気ファン6による給気風量と、冷温水電動弁32に
よる冷温水コイル4への冷温水流量を調節して給気温度
を制御する。また、還気温度やCO2 濃度等によって外
気取込量を設定し、排気ファン8の回転速度を制御して
外気取込設定量と同量の排気を行い、外気ダンパ13の
開度角を比例制御して排気量と同量の外気を取り込む。
また、外気ダンパ13を全開としても、なお外気取込量
と排気量が同量にならない場合には、還流ダンパ26を
閉じる方向に開度角を比例制御する。
【0028】また、還流ダンパ26の制御後に、外気取
込設定量と同量とした排気量が変化した場合には、排気
量の設定にフィードバックして排気ファン8の回転速度
を制御する。以上は図2に示す制御フローに従った動作
であり、還気温度やCO2 濃度が一定であると仮定した
場合のエアバランス制御フローである。
【0029】また、還気温度は給気温度と空気調和負荷
1における室内負荷によって変化する。このため、還気
温度により設定される外気取込量を許容範囲内で自由に
変更できることを利用して制御する。すなわち、エアバ
ランス制御中であって外気ダンパ13を全開としても、
外気取込量と排気量が同量にならない場合には、還流ダ
ンパ26を閉じる方向に制御する前に給気温度を下げ
る。
【0030】これにより、還気温度を低くすることによ
り外気取込設定量が減少し、外気ダンパ13の制御のみ
によって外気取込量と排気量を同量にすることができ
る。すなわち、還流ダンパ26が全開のままとなって空
気調和装置内の圧力損失を低いままの状態を維持するこ
とができる。以上説明したように、給気ファン6及び排
気ファン8の二台の送風機を使用した構成であって、図
2に示すフローチャートによる外気取込量と排気量を同
量とするエアバランス制御を行う。
【0031】これによって、省エネルギーが実現でき運
転費を低減することができる空気調和装置及び空気調和
装置の制御方法得ることができる。また、送風機が従来
の構成よりも一台減少することによって、それに対応し
た省スペース化がてき、また設備費を低減することがで
きる。なお、図1に示す風路モデルではなく実際の空気
調和装置であっても、また給気経路と還気経路等が一体
的に構成された空気調和装置であっても、図1及び図2
の実施の形態における作用を得ることができる。
【0032】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、風路モデルによって示す概
念的構成図である。なお、図3の他は前述の図1及び図
2の実施の形態と同様に空気調和装置が構成されてい
る。図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、37は還気経路22に設けられた還気ファンであ
る。
【0033】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、送風機として給気ファン6及び還気ファン37の
二台が設けられる。また、ダンパは外気ダンパ13及び
還流ダンパ26の二基が設けられる。そして、還気ファ
ン37によって引かれた空気調和負荷1からの還気が還
気経路22を通って、その一部が還気バイパス経路29
の還流ダンパ26を経て、外気経路19からの導入外気
と混合される。
【0034】そして、フィルタ9、冷温水コイル4を通
過し、給気ファン6によって空気調和負荷1内へ給気さ
れて空気調和負荷1の空気調和が行われる。また、還気
ファン37によって引かれた空気調和負荷1からの還気
の他部は、そのまま排気経路18を通り屋外へ排気され
る。また、外気の取り込みは外気経路19から外気ダン
パ13を経て行われ、還気バイパス経路29からの還気
と混合される。
【0035】そして、制御装置36により空気調和装置
のエアバランス制御が行われる。すなわち、室内温度を
設定温度とするために給気ファン6による給気風量と、
冷温水電動弁32による冷温水コイル4への冷温水流量
を調節して給気温度を制御する。また、空気調和負荷1
に給気された風量と還気量が同量になるように還気ファ
ン37の回転速度を制御する。
【0036】これは空気調和負荷1内を大気圧程度に維
持するためであり、給気ファン6による給気された風量
と同量を還気ファン37によって空気調和装置へ戻すこ
とが必要である。したがって、給気ファン6と還気ファ
ン37は、ほぼ同容量のファンを使用して同出力で運転
される。なお、外気量及び排気量についてはほぼ成り行
きの制御が行われる。
【0037】また、還流ダンパ26が全開のときに外気
量及び排気量は必要最低量となり、全閉のときには全外
気運転で最大風量となって、空気調和負荷1内空気はオ
ールフレッシュになる。すなわち、還流ダンパ26の開
度角を比例制御することにより、必要最低量から最大風
量まで制御可能となる。ただし、このときの外気ダンパ
13は全開のままとする。
【0038】ここで、外気量及び排気量の設定風量とし
て、還流ダンパ26が全開時の必要最低量よりもさらに
少ない風量とする場合は、外気ダンパ13を閉じる方向
に開度角を比例制御する。ただし、このときの還気ダン
パ26は全開である。また、空気調和負荷1内を大気圧
程度に維持するために、給気ファン6及び還気ファン3
7の回転速度を制御してそれぞれの風量を同量とする。
【0039】しかし、このときに空気調和負荷1内から
必ず漏出空気があり、また換気ファン(図示しない)等
による強制排気を行っている場合もある。このときに空
気調和負荷1内が不快な室内圧とならないように風量調
節する必要がある。このために、必ずしも給気ファン6
及び還気ファン37が同出力運転とはならない。
【0040】そして、外気量と排気量が同量となるよう
に外気ダンパ13の開度角を比例制御し、外気量と排気
量の風量を還気ダンパ26の開度角を比例制御すること
によって調節する。これによって、必要外気取込量を確
保しつつ空気調和負荷1内の内圧を大気圧程度に維持す
ることができる。
【0041】以上説明したように、給気ファン6及び還
気ファン37の二台の送風機を使用した構成において、
空気調和負荷1内からの空気漏出を考慮した場合に外気
取込量と排気量を同量とすることの必要性からエアバラ
ンス制御、特に還流ダンパ26を中心に制御する。これ
によって、省エネルギーが実現でき運転費を低減するこ
とができる空気調和装置及び空気調和装置の制御方法得
ることができる。また、送風機が従来の構成よりも一台
減少することによって、それに対応した省スペース化が
てき、また設備費を低減することができる。
【0042】実施の形態3.図4〜図6も、この発明の
他の実施の形態の一例を示す図で、図4は風路モデルに
よって示す概念的構成図、図5は図4の風路モデルによ
る空気調和装置の制御を説明するフローチャート、図6
は図4の風路モデルによる空気調和装置の他の制御を説
明するフローチャートである。なお、図4〜図6の他は
前述の図1及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置
が構成されている。
【0043】図において、図1及び図2と同符号は相当
部分を示す。3は全熱交換器、27は外気全熱交換バイ
パスダンパ、28は排気全熱交換バイパスダンパ、30
は全熱交換器3を迂回する外気全熱交換バイパス経路、
31は全熱交換器3を迂回する排気全熱交換バイパス経
路である。
【0044】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、送風機として給気ファン6及び排気ファン8の二
台が設けられる。また、ダンパは排気ダンパ12、外気
ダンパ13、還流ダンパ26、外気全熱交換バイパスダ
ンパ27及び排気全熱交換バイパスダンパ28の五基が
設けられる。そして、空気調和負荷1からの還気が還気
経路22を通って、その一部が還気バイパス経路29の
還流ダンパ26を経て、外気経路19からの導入外気と
混合される。
【0045】そして、フィルタ9、冷温水コイル4を通
過し、給気ファン6によって空気調和負荷1内へ給気さ
れて空気調和負荷1内の空気調和が行われる。また、空
気調和負荷1からの還気の他部は排気ダンパ12が開い
て、排気全熱交換バイパスダンパ28が閉じている場合
には全熱交換器3で排熱を行い、排気ダンパ12を経て
排気ファン8により排気経路18を通って屋外へ排気さ
れる。
【0046】また、排気ダンパ12が閉じ、排気全熱交
換バイパスダンパ28が開いている場合には、全熱交換
器3で排熱を行わず、排気全熱交換バイパス経路31に
より排気全熱交換バイパスダンパ28を経て排気ファン
8により排気経路18を通って屋外へ排気される。
【0047】また、外気の取り込みは外気経路19から
行われ外気ダンパ13が開いて、外気全熱交換バイパス
ダンパ27が閉じている場合は、全熱交換器3で排熱回
収を行い、還気バイパス経路29からの還気の一部と混
合される。また、外気ダンパ13が閉じ、外気全熱交換
バイパスダンパ27が開いている場合は、全熱交換器3
で排熱回収を行わず、外気全熱交換バイパス経路30か
ら外気全熱交換バイパスダンパ27を経て、還気バイパ
ス経路29からの還気の一部と混合される。
【0048】上記のような送風に対して、制御装置36
により図5に示すフローチャートのように空気調和装置
の制御が行われる。すなわち、ステップ201により給
気量設定が行われ要求(設定)風量となるように給気フ
ァンの回転速度が制御される。そして、ステップ202
へ進み、給気量を満足しなければステップ201へ戻
り、満足すればステップ203へ進んで排気量の設定が
行われ要求(設定)風量となるように排気ファンの回転
速度が制御される。
【0049】次いで、ステップ204へ進み、排気量を
満足しなければステップ203へ戻り、満足すればステ
ップ205へ進んで外気ダンパ又は外気全熱交換バイパ
スダンパが全開であればステップ206へ進み、全開で
なければステップ209へ進む。そして、ステップ20
6において第二外気量設定が行われ排気風量と同風量に
なるように還流ダンパ全開から開度角の比例制御が行わ
れる。
【0050】そして、ステップ207へ進み、外気量=
排気量であればステップ211へ進み、外気量=排気量
でなければステップ208へ進む。ステップ208で給
気量又は排気量が設定値から外れていなければステップ
206へ戻り、設定値から外れていればステップ201
へ戻り給気量が再設定されると共にステップ203へ戻
って排気量が再設定される。
【0051】また、ステップ209において、第一外気
量設定が行われ排気風量と同風量になるように外気ダン
パ又は外気全熱交換バイパスダンパ開度角の比例制御が
行われる。次に、ステップ210へ進み、外気量=排気
量でなければステップ205へ戻り、外気量=排気量で
あればステップ211へ進んで各部屋、すなわち空気調
和負荷の風量が決定される。要するに、給気温度、室内
温度により設定される給気量となるように給気ファン6
の回転速度が制御される。また、還気CO2 濃度により
設定される外気取込量と排気量が同量となるように排気
ファン8の回転速度が制御される。
【0052】また、全熱交換器3で排熱回収を行う場合
は外気ダンパ13、排熱回収を行わない場合は外気全熱
交換バイパスダンパ27の開度が全開かどうかを判断し
て、全開でない場合は外気量が排気量と同量となるよう
に外気ダンパ13又は外気全熱交換バイパスダンパ27
の開角度を比例制御する。
【0053】また、外気ダンパ13又は外気全熱交換バ
イパスダンパ27が全開の場合は、外気量が排気量と同
量となるように還流ダンパ26を全開から閉じる方向に
開角度を比例制御する。なお、還流ダンパ26を動作さ
せた後に、給気量又は排気量が設定値の許容範囲から外
れたときには、給気量及び排気量の再設定を行う。
【0054】また、上記のような送風に対して、制御装
置36により図6に示すフローチャートにように空気調
和装置の他の制御が行われる。すなわち、ステップ30
1において給気温度設定要求(設定)風量となるように
給気ファンの回転速度が制御され、また給気設定温度と
なるように冷温水電動弁の開度が制御される。そして、
ステップ302へ進む。
【0055】ステップ302において、給気温度が満足
でなければステップ301へ戻り、満足であればステッ
プ303へ進んで、排気量設定要求(設定)風量となる
ように排気ファンの回転速度が制御される。次に、ステ
ップ304へ進み、排気量が満足でなければステップ3
03へ戻り、満足であればステップ305へ進んで、第
一外気量設定排気風量と同風量となるように外気ダンパ
又は外気全熱交換バイパスダンパの開度角の比例制御が
行われる。
【0056】そして、ステップ306へ進み、外気量=
排気量であればステップ307へ進み各部屋、すなわち
空気調和負荷の風量が決定される。またステップ306
で、外気量=排気量でなければステップ308へ進む。
ステップ308において外気ダンパ又は外気全熱交換バ
イパスダンパが全開でなければステップ305へ戻り、
全開であればステップ309へ進んで風量調節又は温度
調節が行われる。そして、風量調節についてはステップ
310へ進む。
【0057】ステップ310において第二外気量設定排
気風量と同風量となるように還流ダンパ全開から開度角
の比例制御が行われる。次いで、ステップ311へ進
み、外気量=排気量であれば前述のステップ307へ進
み、外気量=排気量でなければステップ312へ進む。
そして、ステップ312で給気温度又は排気量が設定値
から外れなければステップ309へ戻り、設定値から外
れていればステップ301へ戻って給気量再設定が行わ
れると共にステップ303へ戻って排気量再設定が行わ
れる。
【0058】また、ステップ309において温度調節に
ついてはステップ313へ進み、給気温度再設定給気温
度を低めに再設定し、還気温度を下げる必要外気量を許
容範囲内に減少させてバランスさせる。次いでステップ
301へ戻って給気量再設定が行われると共にステップ
303へ戻って排気量再設定が行われる。要するに、給
気温度、室内温度により設定される給気量及び給気設定
温度となるように給気ファン6の回転速度が制御され
る。また、冷温水量を制御するために冷温水電動弁32
のバルブ開度が比例制御される。
【0059】また、還気温度により設定される外気取込
量と排気量が同量になるように排気ファン8の回転速度
が制御される。そして、外気量が排気量と同量になるよ
うに、全熱交換器3で排熱回収を行う場合は外気ダンパ
13、排熱回収を行わない場合は外気全熱交換バイパス
ダンパ27の開角度を比例制御する。このときに、外気
量が排気量と同量にならず外気ダンパ13又は外気全熱
交換バイパスダンパ27を全開としても、外気量が所要
値にならないときには、次に述べる二通りの調整方法が
ある。
【0060】すなわち、風量調節とする場合は外気量が
排気量と同量になるように還流ダンパ26を全開から閉
じる方向に開角度を比例制御する。また、温度調節とす
る場合は給気温度を低めに再設定することにより還気温
度を下げて、必要外気量を許容範囲内に減少させて排気
量によって再設定する。
【0061】以上説明したように、給気ファン6及び排
気ファン8の二台の送風機を使用した構成に、全熱交換
器3、外気全熱交換バイパス経路30、外気全熱交換バ
イパスダンパ27、排気全熱交換バイパス経路31、排
気全熱交換バイパスダンパ28が設けられる。
【0062】このように構成された空気調和装置に対し
て、図5及び図6に示すフローチャートによる外気取込
量と排気量を同量とするエアバランス制御を含む外気全
熱交換バイパスダンパ27、排気全熱交換バイパスダン
パ28による制御を行うことより排熱作用を促し、また
空気調和負荷が少ない場合の外気による冷房運転を実施
する。これにより、送風機動力を低減することができ
て、省エネルギーが実現でき運転費を低減することがで
きる空気調和装置及び空気調和装置の制御方法が得られ
る。
【0063】実施の形態4.図7も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、風路モデルによって示す概
念的構成図である。なお、図7の他は前述の図4〜図6
の実施の形態と同様に空気調和装置が構成されている。
図において、図4〜図6と同符号は相当部分を示し、3
8は外気経路19に設けられた外気風速センサ、39は
排気経路に設けられた排気風速センサである。
【0064】上記のように構成された空気調和装置にお
いても、風量制御用の外気風速センサ38及び排気風速
センサ39を配置したこと以外については、図4〜図6
の実施の形態と同様に、風路が形成されて同様な送風が
行われる。そして、上記のような送風に対して、制御装
置36により図5に示すフローチャートのように空気調
和装置の制御が行われる。
【0065】すなわち、給気温度、室内温度により設定
される給気量となるように給気ファン6の回転速度が制
御される。また、還気CO2 濃度により設定される外気
取込量と排気量が同量となるように排気ファン8の回転
速度が制御され、また排気風速センサ39値によるフィ
ードバック制御が行われる。
【0066】また、全熱交換器3で排熱回収を行う場合
は外気ダンパ13、排熱回収を行わない場合は外気全熱
交換バイパスダンパ27の開度が全開かどうかを判断し
て、全開でない場合は外気量が排気量と同量となるよう
に外気ダンパ13又は外気全熱交換バイパスダンパ27
の開角度を比例制御する。そして、外気風速センサ38
値によるフィードバック制御が行われる。
【0067】また、外気ダンパ13又は外気全熱交換バ
イパスダンパ27が全開の場合は、外気量が排気量と同
量となるように還流ダンパ26を全開から閉じる方向に
開角度を比例制御し、外気風速センサ38値によるフィ
ードバック制御が行われる。次いで、還流ダンパ26を
動作させた後に、給気量又は排気量が設定値の許容範囲
から外れたときには、給気量及び排気量の再設定を行
う。
【0068】また、上記のような送風に対して、制御装
置36により図6に示すフローチャートにように空気調
和装置の他の制御が行われる。すなわち、給気温度、室
内温度により設定される給気量及び給気設定温度となる
ように給気ファン6の回転速度が制御される。また、冷
温水量を制御するために冷温水電動弁32のバルブ開度
が比例制御される。
【0069】また、還気温度により設定される外気取込
量と排気量が同量になるように排気ファン8の回転速度
を制御し、また排気風速センサ39値によるフィードバ
ック制御が行われる。そして、外気量が排気量と同量に
なるように、全熱交換器3で排熱回収を行う場合は外気
ダンパ13、排熱回収を行わない場合は外気全熱交換バ
イパスダンパ27の開角度を比例制御する。また、外気
風速センサ38値によるフィードバック制御が行われ
る。
【0070】このときに、外気量が排気量と同量になら
ず外気ダンパ13又は外気全熱交換バイパスダンパ27
を全開としても、外気量が所要値にならないときには、
次に述べる二通りの調整方法がある。すなわち、風量調
節とする場合は外気量が排気量と同量になるように還流
ダンパ26を全開から閉じる方向に開角度を比例制御す
る。また、外気風速センサ38値によるフィードバック
制御が行われる。
【0071】また、温度調節とする場合は給気温度を低
めに再設定することにより還気温度を下げて、必要外気
量を許容範囲内に減少させて排気量によって再設定す
る。以上説明したように、給気ファン6及び排気ファン
8の二台の送風機を使用した構成に、全熱交換器3、外
気全熱交換バイパス経路30、外気全熱交換バイパスダ
ンパ27、排気全熱交換バイパス経路31、排気全熱交
換バイパスダンパ28が設けられる。
【0072】このように構成された空気調和装置に対し
て、図5及び図6に示すフローチャートによる外気取込
量と排気量を同量とするエアバランス制御を含む外気風
速センサ38、排気風速センサ39による制御を行うこ
とにより排熱作用を促し、また空気調和負荷が少ない場
合の外気による冷房運転を実施する。これにより、送風
機動力を低減することができて省エネルギーが実現で
き、運転費を低減することができる空気調和装置及び空
気調和装置の制御方法が得られる。
【0073】実施の形態5.図8も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、風路モデルによって示す概
念的構成図である。図において、1は居室からなる空気
調和負荷、2は空気調和機、3は全熱交換器、4は冷温
水コイル、5は冷温水弁、6は給気ファン、8は排気フ
ァン、9はフィルタ、10は空気調和機制御盤、12は
排気ダンパ、13は外気ダンパ、27は外気全熱交換バ
イパスダンパ、28は排気全熱交換バイパスダンパであ
る。
【0074】26は還流ダンパ、40は冷温水コイルバ
イパスダンパ、35は還気温湿度センサ、41はCO2
濃度センサ、33は給気温度センサ、23は室内温度セ
ンサ、17は室内温度設定器、16は外気温度センサ、
38は外気風速センサ、39は排気風速センサ、21は
給気経路、19は外気経路、22は還気経路、18は排
気経路、30は外気全熱交換バイパス経路、31は排気
全熱交換バイパス経路、34は冷温水配管である。
【0075】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、空気調和負荷1は室内温度設定器17により設定
された温度に空気調和される。また、空気調和器2には
冷温水弁5を有する冷温水配管34に接続された冷温水
コイル4が設けられ、また給気ファン6、還流ダンパ2
6及び冷温水コイルバイパスダンパ40が設けられてい
る。さらに、給気温度センサ33、室内温度サンセ2
3、還気温湿度センサ35及びCO2 濃度センサ41が
設けられている。
【0076】さらに、還気経路22から排熱を利用する
ための全熱交換器3が設けられて、排気ダンパ12及び
排気経路18が設けられている。そして、排気全熱交換
バイパス経路31には、排気全熱交換バイパスダンパ2
8、排気ファン8が設けられている。また、外気経路1
9には外気ダンパ13が設けられて、全熱交換器3によ
り排熱交換を行って給気経路21に至る。
【0077】また、外気全熱交換バイパス経路30で
は、外気全熱交換バイパスダンパ27が設けられて給気
経路21に至る。そして、次に述べるような送風が行わ
れる。すなわち、空気調和機2により空気調和負荷1か
らの還気がフィルタ9、還流ダンパ26を通過して冷温
水コイル4で冷却又は加熱される。そして、給気ファン
6により空気調和負荷1に送られて空気調和が行われ
る。
【0078】また、給気を冷却又は加熱する冷温水コイ
ル4には、冷温水弁5を介して接続された冷温水配管3
4を通って熱源機(図示しない)からの冷温水が供給さ
れる。また、空気調和機2には、還気がフィルタ9を通
過後にその一部を空気調和負荷1外に排出するための還
気経路22が設けられて、排出された還気は排熱を利用
のための全熱交換器3に流入し、全熱交換器3を通過し
た後に排気ダンパ12を経て、排気ファン8によって空
気調和負荷1外へ排出される。
【0079】また、導入された外気は、外気ダンパ13
を通過した後に排熱回収のために全熱交換器3に流入
し、給気経路21に至る。また、通常期の冷暖房運転で
は外気ダンパ13、排気ダンパ12を開いて、外気及び
排気がそれぞれ全熱交換器3を通過することによって、
外気と排気の間で排熱利用が行われる。しかし、中間期
等の条件下での冷房運転の場合は、排熱利用を行わずに
全熱交換器3をバイパスさせる運転を行う。
【0080】このような場合には、外気ダンパ13、排
気ダンパ12を全閉とし、外気全熱交換バイパスダンパ
27及び排気全熱交換バイパスダンパ28を開く。これ
によって、導入外気は外気経路19から外気全熱交換バ
イパス経路30を通過し、外気全熱交換バイパスダンパ
27を経て給気経路21に至る。また、還気の一部は還
気経路22から排気全熱交換バイパスダンパ28を経て
排気全熱交換バイパス経路31を通って排気ファン8に
より空気調和負荷1外へ排出される。
【0081】また、空気調和機2の制御は空気調和機制
御盤10からの運転指令によって行われる。すなわち、
空気調和機制御盤10には給気温度センサ33、室内温
度設定器17、室内温度センサ23、還気温湿度センサ
35、CO2 濃度センサ41、外気温度センサ16、外
気風速センサ38及び排気風速センサ39が接続されて
いる。そして、空気調和機制御盤10からの制御信号に
より次の制御が行われる。
【0082】すなわち、給気ファン6及び排気ファン8
が空気調和負荷に対応した回転速度に制御される。そし
て、外気ダンパ13、排気ダンパ12については通常期
の外気取入量に応じたダンパ開度による風量バランス制
御が行われる。また、外気全熱交換バイパスダンパ2
7、排気全熱交換バイパスダンパ28については中間期
の外気取入量に応じたダンパ開度による風量バランス制
御が行われる。
【0083】さらに、還流ダンパ26は開角度により風
量バランス制御の補助動作を行い、冷温水コイルバイパ
スダンパ40は冷房運転時の湿度制御を行う。また、冷
温水弁5は空気調和負荷1内の負荷に応じてバブル開度
を比例制御する。このような制御によって上記のように
構成されこ空気調和装置が運転される。
【0084】また、空気調和装置に対して次に述べるよ
うな他の制御が行われる。すなわち、空気調和機制御盤
10からの負荷に応じた要求風量信号によって、給気フ
ァン6がインバータを介して周波数制御される。また、
空気調和機制御盤10からの還気CO2 濃度や還気温度
と設定温度との差に応じた要求排気信号、すなわち外気
取入信号によって、排気ファン8がインバータを介して
周波数制御され、また排気風速センサ39値によるフィ
ードバック制御が行われる。
【0085】また、外気ダンパ13と外気全熱交換バイ
パスダンパ27は、動作条件が相違するが制御内容は同
様であり、共に外気風速センサ38によるフィードバッ
ク制御が行われる。また、外気ダンパ13は通常期は空
気調和機制御盤10からの外気取入信号、すなわち排気
信号に応じた開角度をモジュトロールモータを介して比
例制御される。なお、そのときの外気全熱交換バイパス
ダンパ27は全開である。
【0086】また、中間期等の条件下では外気全熱交換
バイパスダンパ27を同様に比例制御して、外気ダンパ
13は全開とする。さらに、排気ダンパ12と排気全熱
交換バイパスダンパ28も動作条件が相違するが制御内
容は同様であり、通常期は空気調和機制御盤10からは
排気ダンパ12は開信号により全開となり、排気全熱交
換バイパスダンパ28は閉信号により全閉となる。
【0087】そして、中間期等の条件下では排気全熱交
換バイパスダンパ28は開信号により全開となり、排気
ダンパ12は閉信号により全閉となる。また、還流ダン
パ26は基本動作は全開のままであるが、外気ダンパ1
3又は外気全熱交換バイパスダンパ27を全開として
も、空気調和機制御盤10からの要求外気取入量に満た
ない場合には、空気調和機制御盤10からモジュトロー
ルモータを介して還流ダンパ26の開度を絞る方向に比
例制御する。
【0088】冷温水コイルバイパスダンパ40は、冷房
運転時に空気調和機制御盤10からの除湿信号により、
除湿量に応じたダンパ開度角がモジュトロールモータを
介して比例制御される。しかし、温度制御を優先するの
で給気温度と設定温度との差が一定値以上になった場合
に除湿制御が強制終了となる。このときに空気調和機制
御盤10からは冷温水コイルバイパスダンパ40には全
閉信号が出力される。また、冷温水弁5は給気温度、空
気調和負荷1内の温度、すなわち還気温度に応じて空気
調和機制御盤10からの開閉信号によって、バブルの開
度がモジュトロールモータを介して比例制御される。
【0089】上記のような制御に対して、図8のように
構成された空気調和装置において制御装置36により前
述の図5に示すフローチャートのように制御が行われ
る。すなわち、空気調和機制御盤10から要求された給
気量になるようにインバータを介して給気ファン6の回
転速度を制御し、要求風量を確保する。次いで、還気C
2 濃度により決められた排気量となるようにインバー
タを介して排気ファン8の回転速度を制御し、排気風速
センサ39値によるフィードバック制御により要求風量
を確保して、その後に外気量を制御する。
【0090】このときに空気調和機制御盤10は、まず
外気ダンパ13又は外気全熱交換バイパスダンパ27の
開度が全開かどうかを確認して、全開でなければ外気量
が排気量と同量となるように外気ダンパ13や外気全熱
交換バイパスダンパ27の開角度をモジュトロールモー
タを介して比例制御する。
【0091】しかし、外気ダンパ13又は外気全熱交換
バイパスダンパ27の開度が全開であり、かつ外気量が
排気量と同量とならず、特に外気量が要求風量を満たし
ていない場合には、還流ダンパ26の開度をモジュトロ
ールモータを介して絞る方向に比例制御する。なお、還
流ダンパ26を開度調節すると同時に排気量も変動し、
ときには給気量も変動する。このため、給気量又は排気
量の制御動作に戻って、給気ファン6又は排気ファン8
の回転速度制御やフィードバック制御により排気量を補
正する。
【0092】そして、再度、外気量を外気ダンパ13、
外気全熱交換バイパスダンパ27、還流ダンパ26の開
度角により比例制御して、外気量と排気量が同量となる
まで繰り返して制御が行われる。なお、前述の図5のフ
ローチャートにおいては風量のみを要素して空気調和装
置の制御が行われる。しかし、この制御に温度要素を加
えた制御については、前述の図6に示すフローチャート
のとおりである。
【0093】以上説明したように、図8に示すようなモ
デルではなく実際の空気調和装置として、図8のモデル
と同様に給気ファン6及び排気ファン8の二台の送風機
を使用した構成とする。また、全熱交換器3、外気全熱
交換バイパス経路30、外気全熱交換バイパスダンパ2
7、排気全熱交換バイパス経路31、排気全熱交換バイ
パスダンパ28等を設け、また、給気経路21、給気温
度センサ33等を設ける。
【0094】このように構成された空気調和装置に対し
て、図5及び図6に示すフローチャートによる外気取込
量と排気量を同量とするエアバランス制御を含む制御を
行うことが可能である。このような制御により排熱作用
を促し、また空気調和負荷が少ない場合の外気による冷
房運転を実施する。これにより、送風機動力を低減する
ことができて省エネルギーが実現でき、運転費を低減す
ることができる空気調和装置及び空気調和装置の制御方
法が得られる。
【0095】実施の形態6.図9も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す概念的構成図で、図9(a)は平
面図、図9(b)は図9(a)の正面図である。図にお
いて、3は全熱交換器、4は冷温水コイル、6は給気フ
ァン、8は排気ファン、9はフィルタ、12は排気ダン
パ、13は外気ダンパ、26は還流ダンパ、27は外気
全熱交換バイパスダンパ、28は排気全熱交換バイパス
ダンパ、40は冷温水コイルバイパスダンパ、42は加
湿器、43は給気口、44は外気口、45は還気口、4
6は排気口である。
【0096】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、送風機として給気ファン6及び排気ファン8の二
台が設けられる。また、ダンパは排気ダンパ12、外気
ダンパ13、還流ダンパ26、外気全熱交換バイパスダ
ンパ27、排気全熱交換バイパスダンパ28及び冷温水
コイルバイパスダンパ40の六基が設けられる。
【0097】そして、空気調和負荷1からの還気が還気
口45を通って、その一部が還流ダンパ26を経て、導
入外気と混合される。そして、フィルタ9、冷温水コイ
ル4を通過し、ただし暖房運転時は加湿器42を通過し
て給気ファン6によって空気調和負荷1内へ給気されて
空気調和負荷1内の空気調和が行われる。
【0098】また、空気調和負荷1からの還気の他部
は、排気ダンパ12が開き排気全熱交換バイパスダンパ
28が閉じている場合には全熱交換器3で排熱を行い、
排気ダンパ12を経て排気ファン8により排気口46を
通って屋外へ排気される。また、排気ダンパ12が閉
じ、排気全熱交換バイパスダンパ28が開いている場合
には、全熱交換器3で排熱を行わず、排気全熱交換バイ
パスダンパ28を経て、排気ファン8により排気口46
を通って屋外へ排気される。
【0099】また、外気の取り込みは外気口44から行
われ外気ダンパ13が開き、外気全熱交換バイパスダン
パ27が閉じている場合は、フィルタ9を通過後に全熱
交換器3で排熱回収を行い、還流ダンパ26からの還気
の一部と混合される。また、外気ダンパ13が閉じ、外
気全熱交換バイパスダンパ27が開いている場合は、全
熱交換器3で排熱回収を行わず、外気全熱交換バイパス
ダンパ27を経て、還気バイパス経路29からの還気の
一部と混合される。
【0100】上記のような送風に対して、図9のように
構成された空気調和装置において、制御装置36により
前述の図5及び図6に示すフローチャートのように制御
が行われる。そして、外気取込量と排気量を同量とする
エアバランス制御を含む制御が行われて排熱作用を促
し、また空気調和負荷が少ない場合の外気による冷房運
転を実施する。これにより、送風機動力を低減すること
ができて省エネルギーが実現することができ、運転費を
低減することができる空気調和装置及び空気調和装置の
制御方法が得られる。
【0101】実施の形態7.図10及び図11も、この
発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図10は風路
モデルによって示す概念的構成図、図11は図10の風
路モデルによる空気調和装置の制御を説明するフローチ
ャートである。なお、10及び図11の他は前述の図1
及び図2の実施の形態と同様に空気調和装置が構成され
ている。図において、3は全熱交換器、4は冷温水コイ
ル、6は給気ファン、8は排気ファン、10は空気調和
機制御盤、12は排気ダンパ、13は外気ダンパであ
る。
【0102】また、18は排気経路、19は外気経路、
21は給気経路、22は還気経路、26は還流ダンパ、
27は外気全熱交換バイパスダンパ、28は排気全熱交
換バイパスダンパ、29は還気バイパス経路、30は外
気全熱交換バイパス経路、31は排気全熱交換バイパス
経路、32は冷温水電動弁、33は給気温度センサ、3
4は冷温水配管、35は還気温湿度センサ、40は冷温
水コイルバイパスダンパ、47は冷温水コイルを迂回す
る冷温水コイルバイパス経路である。
【0103】上記のように構成された空気調和装置にお
いて、送風機として給気ファン6及び排気ファン8の二
台が設けられる。また、ダンパは排気ダンパ12、外気
ダンパ13、還流ダンパ26、外気全熱交換バイパスダ
ンパ27、排気全熱交換バイパスダンパ28及び冷温水
コイルバイパスダンパ40の六基が設けられる。また、
還気経路22には還気温湿度センサ35が、給気経路2
1には給気温度センサ33が設けられて空気調和機制御
盤10に接続されている。なお、給気経路21から供給
される給気は給気温度センサ33によって管理されてい
る。
【0104】そして、空気調和負荷1からの還気が還流
ダンパ26を通って、冷温水コイル4で冷却又は加熱さ
れ、給気ファン6によって空気調和負荷1内へ給気され
て空気調和負荷1内の空気調和が行われる。なお、給気
を冷却又は加熱する冷温水コイル4には、熱源機から冷
温水電動弁32を介して接続された冷温水配管34によ
り冷温水が供給される。
【0105】また、還気の一部を空気調和負荷1内に戻
すための還気バイパス経路29が設けられ、また空気調
和負荷1外へ排出される還気は排熱利用するために全熱
交換器3を通り、その後に排気ダンパ12を経て排気フ
ァン8により排出される。そして、導入外気は外気ダン
パ13を通過後に排熱回収のために全熱交換器3を通
り、還気の一部と混合されて冷温水コイル4に至る。
【0106】また、通常の冷暖房運転では、排気ダンパ
12、外気ダンパ13を開いてそれぞれ全熱交換器3を
通過させることにより、外気と排気の間で排熱利用を行
う。しかし、中間期等の条件下での冷房運転の場合は排
熱利用を行わずに全熱交換器3をバイパスさせる運転が
行われる。すなわち、排気ダンパ12、外気ダンパ13
を全閉として、外気全熱交換バイパスダンパ27、排気
全熱交換バイパスダンパ28を開く。
【0107】そして、導入外気は外気経路19より外気
全熱交換バイパス経路17を通過して、外気全熱交換バ
イパスダンパ27を経て冷温水コイル4に至る。また、
還気の一部が排気全熱交換バイパス経路31を通過し
て、排気ファン8により排気経路18をとおって空気調
和負荷1外へ排出される。なお、冷温水電動弁32は空
気調和負荷1の負荷に応じてバルブ開度が比例制御され
る。
【0108】また、次に述べるように湿度制御が行われ
る。すなわち、空気調和機制御盤10には給気温度セン
サ33、還気温湿度センサ35が接続されて、空気調和
機制御盤10からの制御信号により湿度が制御される。
また、冷房運転時には還気湿度により冷温水コイルバイ
パスダンパ40が制御される。そして、空気調和装置全
体では温度制御を優先とし、除湿運転中に給気温度が過
度に低下した場合には、冷温水コイルバイパスダンパ4
0の動作が制限される。
【0109】上記のような制御に対して、図10のよう
に構成された空気調和装置において制御装置36により
図11に示すフローチャートのように制御が行われる。
すなわち、ステップ401により冷房運転モードが設定
されてステップ402へ進み、給気温度設定が行われ目
標(設定)温度となるように冷温水電動弁の開度が制御
される。次いでステップ403へ進んで、給気温度満足
でなければステップ404へ進み、給気温度満足であれ
ばステップ406へ進む。
【0110】そして、ステップ404において冷温水電
動弁が全閉であれば、ステップ405へ進み温度制御優
先除湿制御が中止され、冷温水電動弁が全閉でなければ
ステップ402へ戻る。また、ステップ406において
還気湿度設定範囲内でなければステップ407へ進ん
で、冷温水コイルバイパス風量制御還気湿度が設定範囲
以下となるように冷温水コイルバイパスバンパの開度角
が比例制御される。
【0111】次に、ステップ408へ進み、給気温度設
定範囲内で安定していなければステップ402へ戻り、
安定していればステップ409へ進んで還気湿度が設定
範囲以内に低下していなければステップ407へ戻り、
還気湿度が設定範囲以内に低下していればステップ41
0へ進んで除湿制御が終了する。
【0112】要するに、冷房運転時のみ除湿制御が行わ
れ、温度制御が優先されるので給気温度が目標温度の設
定範囲内となるように空気調和機制御盤10からの温度
制御信号により冷温水電動弁32が制御される。なお、
このときに冷温水電動弁32を全閉としても給気温度が
設定値に達しない場合は除湿制御が行われない。
【0113】また、還気温湿度センサ35による空気調
和機制御盤10からの除湿信号により、冷温水コイルバ
イパスダンパ40が除湿量に応じた開角度によってモジ
ュトロールモータを介して比例制御される。このように
して、冷温水コイルバイパス経路47の風量が制御され
て冷温水コイル4の通過風量が調節される。具体的に
は、還気温度が設定範囲よりも高いときに冷温水コイル
バイパスダンパ40を開く方向に比例制御する。すなわ
ち、通常時は全閉であって還気湿度が設定範囲よりも大
きくなるに従って全開に近づく。
【0114】そして、除湿制御中に給気温度と設定温度
との差が一定以上となった場合に、温度制御が優先され
るので除湿制御を強制終了する。このときに、空気調和
機制御盤10からは冷温水コイルバイパスダンパ40に
全閉信号が出力される。また、冷温水電動弁32は給気
温度に応じて空気調和機制御盤10からの開閉信号によ
って、バルブの開度がモジュトロールモータを介して比
例制御される。
【0115】以上説明したように、冷温水コイルバイパ
スダンパ40による風量制御により除湿量制御が行われ
るので、次に述べる作用を得ることができる。すなわ
ち、湿度制御が行われているときは、湿度により冷温水
電動弁32の開度が直接制御されないため必要以上に給
気温度が低下することはない。
【0116】これと共に、空気調和負荷1に大きな変動
が無い限り、冷水を供給している熱源機への負荷も大き
くなることはない。なお、図10及び図11により実施
の形態を具体的に説明したが、図10及び図11の構成
を類似した構成に容易に応用することができ、応用構成
においても図10及び図11の実施の形態と同様な作用
を得ることができる。
【0117】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、外気経
路と、この外気経路に連通し空気調和負荷に接続された
給気経路と、空気調和負荷に接続された還気経路と、還
気経路に連通した排気経路と、外気経路及び給気経路の
接続部並びに還気経路及び排気経路の接続部の相互を接
続した還気バイパス経路と、給気経路に設けられて冷温
水電動弁を有する冷温水配管が接続された冷温水コイル
と、給気経路に設けられて還気バイパス経路及び冷温水
コイルの間に配置されたフィルタと、給気経路に設けら
れて冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置された給
気ファンと、排気経路に設けられた排気ファン及び還気
経路に設けられた還気ファンの両者の一方と、外気経路
に設けられた外気ダンパと、還気バイパス経路に設けら
れて外気経路からの外気と還気バイパス経路からの還気
を混合する還流ダンパと、給気ファン、上記両者の一
方、外気ダンパ及び還流ダンパを協調制御する制御装置
とを設けたものである。
【0118】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、外気取込量と排気量を同量とするエアバラ
ンス制御を行うことにより、省エネルギーが実現でき運
転費を低減する効果がある。また、送風機が従来の構成
よりも一台減少し、それに対応した省スペース化ができ
て設備費を低減する効果がある。
【0119】また、この発明は以上説明したように、外
気経路及び排気経路に接続された全熱交換器と、外気経
路に設けられて全熱交換器を迂回する外気全熱交換バイ
パス経路と、排気経路に設けられて全熱交換器を迂回す
る排気全熱交換バイパス経路と、排気経路に設けられた
排気ダンパと、外気全熱交換バイパス経路に設けられた
外気全熱交換バイパスダンパと、排気全熱交換バイパス
経路に設けられた排気全熱交換バイパスダンパとを設け
たものである。
【0120】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、外気取込量と排気量を同量とするエアバラ
ンス制御を含む外気全熱交換バイパスダンパ、排気全熱
交換バイパスダンパによる制御を行うことより排熱作用
を促し、また空気調和負荷が少ない場合の外気による冷
房運転を実施する。これより、省エネルギーが実現でき
運転費を低減する効果がある。また、送風機が従来の構
成よりも一台減少し、それに対応した省スペース化がて
きて設備費を低減する効果がある。
【0121】また、この発明は以上説明したように、外
気経路に設けられた外気風速センサと、排気経路に設け
られた排気風速センサとを設けたものである。
【0122】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、外気取込量と排気量を同量とするエアバラ
ンス制御を含む外気風速センサ、排気風速センサによる
制御を行うことより排熱作用を促す。これより、省エネ
ルギーが実現でき運転費を低減する効果がある。また、
送風機が従来の構成よりも一台減少し、それに対応した
省スペース化がてきて設備費を低減する効果がある。
【0123】また、この発明は以上説明したように、外
気経路と、この外気経路に連通し空気調和負荷に接続さ
れた給気経路と、空気調和負荷に接続された還気経路
と、還気経路に連通した排気経路と、外気経路及び給気
経路の接続部並びに還気経路及び排気経路の接続部の相
互を接続した還気バイパス経路と、給気経路に設けられ
て冷温水電動弁を有する冷温水配管が接続された冷温水
コイルと、給気経路に設けられて還気バイパス経路及び
冷温水コイルの間に配置されたフィルタと、給気経路に
設けられて冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
れた給気ファンと、排気経路に設けられた排気ファン及
び還気経路に設けられた還気ファンの両者の一方と、外
気経路に設けられた外気ダンパと、還気バイパス経路に
設けられて外気経路からの外気と還気バイパス経路から
の還気を混合する還流ダンパとを設け、給気ファンの回
転速度制御による給気風量制御及び冷温水電動弁の開度
比例制御による冷温水量制御によって空気調和負荷内温
度を設定値に保持し、外気取入量と排気量を同量とする
制御動作により上記両者の一方を回転速度制御して上記
両者の一方の出力による排気量を所定値とし、経路に設
けられたダンパの開度を比例制御して外気取入量を排気
量と同量とし、外気取入量と排気量が同量にならない場
合には還流ダンパの開度を絞る方向に比例制御するもの
である。
【0124】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、還気ファン及び排気ファンのいずれかを回
転速度制御し、また各種の経路に設けられたダンパの開
度を比例制御することにより外気取込量と排気量を同量
とするエアバランス制御を行う。これにより排熱作用を
促し、省エネルギーが実現でき運転費を低減する効果が
ある。
【0125】また、この発明は以上説明したように、外
気経路と、この外気経路に連通し空気調和負荷に接続さ
れた給気経路と、空気調和負荷に接続された還気経路
と、還気経路に連通した排気経路と、外気経路及び給気
経路の接続部並びに還気経路及び排気経路の接続部の相
互を接続した還気バイパス経路と、給気経路に設けられ
て冷温水電動弁を有する冷温水配管が接続された冷温水
コイルと、給気経路に設けられて還気バイパス経路及び
冷温水コイルの間に配置されたフィルタと、給気経路に
設けられて冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
れた給気ファンと、排気経路に設けられた排気ファン及
び還気経路に設けられた還気ファンの両者の一方と、外
気経路に設けられた外気ダンパと、還気バイパス経路に
設けられて外気経路からの外気と還気バイパス経路から
の還気を混合する還流ダンパと、外気経路及び排気経路
に接続された全熱交換器と、外気経路に設けられて全熱
交換器を迂回する外気全熱交換バイパス経路と、排気経
路に設けられて全熱交換器を迂回する排気全熱交換バイ
パス経路と、排気経路に設けられた排気ダンパと、外気
全熱交換バイパス経路に設けられた外気全熱交換バイパ
スダンパと、排気全熱交換バイパス経路に設けられた排
気全熱交換バイパスダンパとを設け、外気取入量と排気
量を同量とする制御動作により排気ファンを回転速度制
御して出力を所定排気量とし、経路に設けられたダンパ
の開度を比例制御して外気取入量を排気量と同量とし、
外気取入量と排気量が同量にならない場合には還流ダン
パの開度を絞る方向に比例制御するものである。
【0126】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、還気ファン及び排気ファンのいずれかを回
転速度制御し、また各種の経路に設けられたダンパの開
度を比例制御して外気取込量と排気量を同量とするエア
バランス制御を行う。これにより排熱作用を促し、省エ
ネルギーが実現でき運転費を低減する効果がある。
【0127】また、この発明は以上説明したように、給
気経路に設けられて冷温水コイルを迂回する冷温水コイ
ルバイパス経路と、この冷温水コイルバイパス経路に設
けられた冷温水コイルバイパスダンパとを設けたもので
ある。
【0128】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、冷温水コイルバイパスダンパによる風量制
御により除湿量制御が行われるので必要以上に給気温度
が低下することはない。また、外気取込量と排気量を同
量とするエアバランス制御を行うことにより、省エネル
ギーが実現でき運転費を低減する効果がある。また、送
風機が従来の構成よりも一台減少し、それに対応した省
スペース化がてきて設備費を低減する効果がある。
【0129】また、この発明は以上説明したように、給
気経路に設けられた給気温度センサと、還気経路に設け
られた還気温湿度センサとを設けたものである。
【0030】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、還気ファン及び排気ファンのいずれかを回
転速度制御し、また各種の経路に設けられたダンパの開
度を比例制御して外気取込量と排気量を同量とするエア
バランス制御を行う。これにより排熱作用を促し、省エ
ネルギーが実現でき運転費を低減する効果がある。
【0131】また、この発明は以上説明したように、外
気経路と、この外気経路に連通し空気調和負荷に接続さ
れた給気経路と、空気調和負荷に接続された還気経路
と、還気経路に連通した排気経路と、外気経路及び給気
経路の接続部並びに還気経路及び排気経路の接続部の相
互を接続した還気バイパス経路と、給気経路に設けられ
て冷温水電動弁を有する冷温水配管が接続された冷温水
コイルと、給気経路に設けられて還気バイパス経路及び
冷温水コイルの間に配置されたフィルタと、給気経路に
設けられて冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
れた給気ファンと、排気経路に設けられた排気ファン及
び還気経路に設けられた還気ファンの両者の一方と、外
気経路に設けられた外気ダンパと、還気バイパス経路に
設けられて外気経路からの外気と還気バイパス経路から
の還気を混合する還流ダンパと、給気経路に設けられて
冷温水コイルを迂回する冷温水コイルバイパス経路と、
この冷温水コイルバイパス経路に設けられた冷温水コイ
ルバイパスダンパとを設け、空気調和負荷からの還気湿
度により冷温水コイルバイパスダンパの開度を比例制御
して冷温水コイルバイパス経路のバイパス風量を調節
し、冷温水コイルの通過風量を調節して除湿量を所定値
に制御するものである。
【0132】これによって、給気ファンと還気ファン及
び排気ファンのいずれかとの二台の送風機を使用した構
成であって、冷温水コイルバイパスダンパによる風量制
御により除湿量制御が行われるので必要以上に給気温度
が低下することはない。また、各種の経路に設けられた
ダンパの開度を比例制御して外気取込量と排気量を同量
とするエアバランス制御を行う。これにより排熱作用を
促し、省エネルギーが実現でき運転費を低減する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、風路モ
デルによって示す概念的構成図。
【図2】 図1の風路モデルによる空気調和装置の制御
を説明するフローチャート。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、風路モ
デルによって示す概念的構成図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図で、風路モ
デルによって示す概念的構成図。
【図5】 図4の風路モデルによる空気調和装置の制御
を説明するフローチャート。
【図6】 図4の風路モデルによる空気調和装置の他の
制御を説明するフローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す図で、風路モ
デルによって示す概念的構成図。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す図で、風路モ
デルによって示す概念的構成図。
【図9】 この発明の実施の形態6を示す概念的構成図
で、図9(a)は平面図、図9(b)は図9(a)の正
面図。
【図10】 この発明の実施の形態7を示す図で、風路
モデルによって示す概念的構成図。
【図11】 図10の風路モデルによる空気調和装置の
制御を説明するフローチャート。
【図12】 従来の空気調和装置の概念的構成図。
【図13】 他の従来の空気調和装置を風路モデルによ
って示す概念的構成図。
【符号の説明】 1 空気調和負荷、3 全熱交換器、4 冷温水コイ
ル、6 給気ファン、8排気ファン、9 フィルタ、1
2 排気ダンパ、13 外気ダンパ、18 排気経路、
19 外気経路、21 給気経路、22 還気経路、2
6 還流ダンパ、27 外気全熱交換バイパスダンパ、
28 排気全熱交換バイパスダンパ、29 還気バイパ
ス経路、30 外気全熱交換バイパス経路、31 排気
全熱交換バイパス経路、32 冷温水電動弁、33 給
気温度センサ、34 冷温水配管、35 還気湿度セン
サ、36 制御装置、37 還気ファン、38 外気風
速センサ、39 排気風速センサ、40 冷温水コイル
バイパスダンパ、47 冷温水コイルバイパス経路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 潤一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 増井 弘毅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西 勇一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機株エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渕田 静男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気経路と、この外気経路に連通し空気
    調和負荷に接続された給気経路と、上記空気調和負荷に
    接続された還気経路と、上記還気経路に連通した排気経
    路と、上記外気経路及び給気経路の接続部並びに上記還
    気経路及び排気経路の接続部の相互を接続した還気バイ
    パス経路と、上記給気経路に設けられて冷温水電動弁を
    有する冷温水配管が接続された冷温水コイルと、上記給
    気経路に設けられて上記還気バイパス経路及び冷温水コ
    イルの間に配置されたフィルタと、上記給気経路に設け
    られて上記冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
    れた給気ファンと、上記排気経路に設けられた排気ファ
    ン及び上記還気経路に設けられた還気ファンの両者の一
    方と、上記外気経路に設けられた外気ダンパと、上記還
    気バイパス経路に設けられて上記外気経路からの外気と
    上記還気バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパ
    と、上記給気ファン、上記両者の一方、外気ダンパ及び
    還流ダンパを協調制御する制御装置とを備えた空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 外気経路及び排気経路に接続された全熱
    交換器と、上記外気経路に設けられて上記全熱交換器を
    迂回する外気全熱交換バイパス経路と、上記排気経路に
    設けられて上記全熱交換器を迂回する排気全熱交換バイ
    パス経路と、上記排気経路に設けられた排気ダンパと、
    上記外気全熱交換バイパス経路に設けられた外気全熱交
    換バイパスダンパと、上記排気全熱交換バイパス経路に
    設けられた排気全熱交換バイパスダンパとを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 外気経路に設けられた外気風速センサ
    と、排気経路に設けられた排気風速センサとを備えたこ
    とを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一つに
    記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 外気経路と、この外気経路に連通し空気
    調和負荷に接続された給気経路と、上記空気調和負荷に
    接続された還気経路と、上記還気経路に連通した排気経
    路と、上記外気経路及び給気経路の接続部並びに上記還
    気経路及び排気経路の接続部の相互を接続した還気バイ
    パス経路と、上記給気経路に設けられて冷温水電動弁を
    有する冷温水配管が接続された冷温水コイルと、上記給
    気経路に設けられて上記還気バイパス経路及び冷温水コ
    イルの間に配置されたフィルタと、上記給気経路に設け
    られて上記冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
    れた給気ファンと、上記排気経路に設けられた排気ファ
    ン及び上記還気経路に設けられた還気ファンの両者の一
    方と、上記外気経路に設けられた外気ダンパと、上記還
    気バイパス経路に設けられて上記外気経路からの外気と
    上記還気バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパ
    とを設け、上記給気ファンの回転速度制御による給気風
    量制御及び上記冷温水電動弁の開度比例制御による冷温
    水量制御によって上記空気調和負荷内温度を設定値に保
    持し、外気取入量と排気量を同量とする制御動作により
    上記両者の一方を回転速度制御して上記両者の一方の出
    力による排気量を所定値とし、経路に設けられたダンパ
    の開度を比例制御して上記外気取入量を排気量と同量と
    し、上記外気取入量と排気量が同量にならない場合に上
    記還流ダンパの開度を絞る方向に比例制御する空気調和
    装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 外気経路と、この外気経路に連通し空気
    調和負荷に接続された給気経路と、上記空気調和負荷に
    接続された還気経路と、上記還気経路に連通した排気経
    路と、上記外気経路及び給気経路の接続部並びに上記還
    気経路及び排気経路の接続部の相互を接続した還気バイ
    パス経路と、上記給気経路に設けられて冷温水電動弁を
    有する冷温水配管が接続された冷温水コイルと、上記給
    気経路に設けられて上記還気バイパス経路及び冷温水コ
    イルの間に配置されたフィルタと、上記給気経路に設け
    られて上記冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
    れた給気ファンと、上記排気経路に設けられた排気ファ
    ン及び上記還気経路に設けられた還気ファンの両者の一
    方と、上記外気経路に設けられた外気ダンパと、上記還
    気バイパス経路に設けられて上記外気経路からの外気と
    上記還気バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパ
    と、上記外気経路及び排気経路に接続された全熱交換器
    と、上記外気経路に設けられて上記全熱交換器を迂回す
    る外気全熱交換バイパス経路と、上記排気経路に設けら
    れて上記全熱交換器を迂回する排気全熱交換バイパス経
    路と、上記排気経路に設けられた排気ダンパと、上記外
    気全熱交換バイパス経路に設けられた外気全熱交換バイ
    パスダンパと、上記排気全熱交換バイパス経路に設けら
    れた排気全熱交換バイパスダンパとを設け、外気取入量
    と排気量を同量とする制御動作により上記排気ファンを
    回転速度制御して出力を所定排気量とし、経路に設けら
    れたダンパの開度を比例制御して上記外気取入量を排気
    量と同量とし、上記外気取入量と排気量が同量にならな
    い場合に上記還流ダンパの開度を絞る方向に比例制御す
    る空気調和装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 給気経路に設けられて冷温水コイルを迂
    回する冷温水コイルバイパス経路と、この冷温水コイル
    バイパス経路に設けられた冷温水コイルバイパスダンパ
    とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか一つに記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 給気経路に設けられた給気温度センサ
    と、還気経路に設けられた還気温湿度センサとを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに
    記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 外気経路と、この外気経路に連通し空気
    調和負荷に接続された給気経路と、上記空気調和負荷に
    接続された還気経路と、上記還気経路に連通した排気経
    路と、上記外気経路及び給気経路の接続部並びに上記還
    気経路及び排気経路の接続部の相互を接続した還気バイ
    パス経路と、上記給気経路に設けられて冷温水電動弁を
    有する冷温水配管が接続された冷温水コイルと、上記給
    気経路に設けられて上記還気バイパス経路及び冷温水コ
    イルの間に配置されたフィルタと、上記給気経路に設け
    られて上記冷温水コイル及び空気調和負荷の間に配置さ
    れた給気ファンと、上記排気経路に設けられた排気ファ
    ン及び上記還気経路に設けられた還気ファンの両者の一
    方と、上記外気経路に設けられた外気ダンパと、上記還
    気バイパス経路に設けられて上記外気経路からの外気と
    上記還気バイパス経路からの還気を混合する還流ダンパ
    と、上記給気経路に設けられて冷温水コイルを迂回する
    冷温水コイルバイパス経路と、この冷温水コイルバイパ
    ス経路に設けられた冷温水コイルバイパスダンパとを設
    け、上記空気調和負荷からの還気湿度により上記冷温水
    コイルバイパスダンパの開度を比例制御して上記冷温水
    コイルバイパス経路のバイパス風量を調節し、上記冷温
    水コイルの通過風量を調節して除湿量を所定値に制御す
    る空気調和装置の制御方法。
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