JPH10318192A - 送風機 - Google Patents

送風機

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Publication number
JPH10318192A
JPH10318192A JP12716997A JP12716997A JPH10318192A JP H10318192 A JPH10318192 A JP H10318192A JP 12716997 A JP12716997 A JP 12716997A JP 12716997 A JP12716997 A JP 12716997A JP H10318192 A JPH10318192 A JP H10318192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
impeller
opening
blower
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12716997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Higashimori
弘高 東森
Shozo Maekawa
昌三 前川
Mitsunari Gotou
充成 後藤
Hisato Arimura
久登 有村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP12716997A priority Critical patent/JPH10318192A/ja
Publication of JPH10318192A publication Critical patent/JPH10318192A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流入するガスの流速の増減速を抑制し、ガスの
流れの剥離を防止して、損失を抑制できる送風機を提供
する。 【解決手段】送風機1は羽根車2とケーシング3とフロ
ーガイド12とを備えている。羽根車2は円板状に形成
された基部4と基部4に設けられた羽根5とカバー部材
6とを備えている。カバー部材6のほぼ中央に第1の開
口部7を設けている。ケーシング3は箱状に形成されか
つ第2の開口部11を有している。フローガイド12は
第2の開口部11と第1の開口部7とを連結している。
インレットボックス13はガス取入れ口14を有した箱
状に形成されている。インレットボックス13はガス取
入れ口14と第2の開口部11とを連通している。ガス
取入れ口14と第2の開口部11との間には、ガス取り
入れ口14と回転軸を含む断面においてガス流路に向か
って円弧状に凸の凸部15が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心ファン、斜流
ファン及び軸流ファンなどのインレットボックスを有す
る送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラの強制送風や各種ガスの
圧送用として用いられる送風機は、羽根を回転させかつ
ガスがこの羽根を通ることによってガスの圧力および流
速を高める所謂ターボ型が用いられている。前記送風機
21は、図4に示すように、空気などのガスを取り入れ
るガス取入れ口22を有するインレットボックス23を
設けている。なお、図4は遠心式ファンの例を示しかつ
後述する羽根車24の羽根を省略している。
【0003】図4に例示された送風機21は、羽根車2
4とフローガイド25とケーシング26とを備えてい
る。羽根車24は、図示中の一点鎖線P(回転軸)を中
心として図示中の矢印Kに沿って回転するようになって
いるとともに、外周方向にガス圧送用の開口部(図示せ
ず)を有している。ケーシング26は箱状に形成され、
前記羽根車24の回転を妨げないように羽根車24を包
囲して支持している。フローガイド25は一端がケーシ
ング26の壁面27に開口しかつ他端が羽根車24に接
続する裁頭円錐状のパイプで構成され、前記ケーシング
26の外部から羽根車24にガスを導くようになってい
る。
【0004】インレットボックス23は、箱状に形成さ
れ、前記回転軸Pと交差する方向に開口するガス取入れ
口22を有するとともに、前記フローガイド25にガス
を導くようになっている。
【0005】このように構成されることによって、送風
機21は、羽根車24を矢印Kに沿って回転させること
によって、インレットボックス23のガス取入れ口22
からガスを取入れ、フローガイド25を通して図示しな
い開口部からガスを圧送することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の送風機21
のインレットボックス23は、ガスを圧送する際に、前
記壁面27からフローガイド25にかけて(図4中のA
3からA4にかけて)のガスの流速が、図5に示すよう
に、急激な増減速を起こすこととなる。
【0007】このため、前記A3からA4にかけての壁
面27及びフローガイド25の内周面25aの近傍の圧
力分布に偏りが生じるので、特に図示中の領域S付近の
流れが前記内周面25aから剥離して、送風機21の損
失が増加するという欠点があった。
【0008】従って本発明の目的は、流入するガスの流
速の増減速を抑制し、ガスの流れの剥離を防止して、損
失を抑制できるインレットボックスを備えた送風機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の送風機は、回転する羽根車
と、前記羽根車の上流側に前記羽根車に向かう裁頭円錐
状に形成されたフローガイドと、箱状に形成されかつ前
記羽根車の回転軸の側方に開口するガス取入れ口を有す
るとともに前記ガス取入れ口から前記フローガイドにガ
スを導くインレットボックスとを有する送風機におい
て、前記インレットボックス内の羽根車側に位置する面
に、前記ガス取入れ口と前記回転軸を含む断面において
ガス流路内に向かって凸となる円弧状の凸部を設けたこ
とを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図1から図3を参照して説明する。図1に示すよう
に、送風機1は、気体を圧送する羽根車2と、この羽根
車2を包囲するケーシング3等を備えている。羽根車2
は、円板状に形成された基部4と、断面が翼形状に形成
されるとともに、前縁側が中央側に位置しかつ後縁側が
外周側に位置するように前記基部4の周方向にほぼ等間
隔に設けられた羽根5などを備えている。
【0011】また、前記羽根車2は、前記基部4に固定
されかつ前記羽根5を包囲するカバー部材6を備えてい
る。このカバー部材6は、ほぼ中央に吸気用の円形に開
口した第1の開口部7を有している。カバー部材6は、
周方向の一か所に送気用の図示しない開口部を設けてい
る。
【0012】前記基部4には、図2に示すように、前記
羽根5の反対側に駆動軸8が接続されている。駆動軸8
は、一端が前記基部4のほぼ中央でかつ基部4と垂直に
なるように接続され、他端が図示しない動力装置に接続
されている。
【0013】前記動力装置は、図2に示すように、基部
4の中心Oを通り、基部4に垂直な軸(回転軸)Pを中
心として、前記基部4と羽根5とを図1に示す矢印Kに
沿って回転させるようになっている。
【0014】なお、本実施形態において、前記羽根車2
は、遠心式ファンを用いているが、羽根5を回転させか
つガスがこの羽根5を通ることによってガスの圧力およ
び流速を高める所謂ターボ型のものであれば、必要に応
じて軸流式ファンや斜流式ファンなどを用いてもよい。
【0015】前記ケーシング3は、前記羽根車2を包囲
する箱状に形成され、前記駆動軸8の回転を妨げないよ
うに一つの壁面9に前記羽根車2を支持している。この
壁面9に相対する壁面10には、前記羽根車2のカバー
部材6の第1の開口部7と同心円となる位置でかつ、前
記第1の開口部7より径の大きな円形に開口した第2の
開口部11を設けている。
【0016】前記送風機1はフローガイド12を備えて
いる。このフローガイド12は、前記カバー部材6の第
1の開口部7とケーシング3の第2の開口部11とを連
結し、ケーシング3の外部から羽根車2にガスを導くよ
うになっており、前記羽根車2に向かう裁頭円錐状のパ
イプで構成されている。
【0017】また、図1に示すように、この送風機1
は、前記第2の開口部11を設けた壁面10に、インレ
ットボックス13を備えている。前記インレットボック
ス13は、箱状に形成されかつ羽根車2の回転軸Pと交
差する方向(側方)に開口するガス取入れ口14を有
し、このガス取入れ口14からケーシング3の第2の開
口部11にガスを導くようになっている。
【0018】このように構成された送風機1は、羽根車
2を図1中の矢印Kに沿って回転させることによって、
インレットボックス13のガス取入れ口14からガスを
取入れ、ケーシング3の第2の開口部11からフローガ
イド12を通してカバー部材6の図示しない開口部から
ガスを圧送することとなる。
【0019】また、インレットボックス13の前記ガス
取入れ口14とケーシング3の第2の開口部11との間
には、円弧状に形成された凸部15が設けられている。
前記凸部15は、図2に示すように、前記第2の開口部
11が設けられたケーシング3の壁面10に、ケーシン
グ3の外方(図示左側)に向かって凸となるように設け
られ、ガス取入れ口14から前記第2の開口部11に向
って円弧状となるように、板金等を折り曲げるなどして
構成されている凸部15は、前記ガス取入れ口14から
みてつまり図1中の矢印J方向からみた幅Tが前記第2
の開口部11の直径Cとほぼ等しくなるように形成され
ているとともに、前記第2の開口部11側に位置する端
部15aが前記第2の開口部11の端部11aと接して
いる。
【0020】また、前記凸部15は、図3に示すよう
に、前記矢印J方向からみた両端にプレート状の部材1
6,16を設けることにより、前記壁面10との間を閉
空間としている。このように、前記凸部15は、インレ
ットボックス13内の羽根車2側に位置する壁面に設け
られ、かつ前記ガス取入れ口14と回転軸Pとを含む断
面においてインレットボックス13内のガス流路内に向
かって円弧状に凸に形成されている。
【0021】前述した構成によれば、送風機1がガスを
圧送する際に、送風機1の第1の開口部7に流入するガ
スが、図2に示す矢印Rのように凸部15及びフローガ
イド12の内周面12aに沿って流れるので、ガスの流
れの方向の変化が緩和されることとなる。
【0022】このため、前記インレットボックス13内
を流れる図2中のA1−A2線に沿うガスの流速の変化
が小さくなるので、ガスの流れが前記凸部15およびフ
ローガイド12の内周面12aから剥離することが抑制
される。したがって、送風機1の損失増加を抑制するこ
とが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明の送風機のインレットボックス
は、羽根車側に位置する壁面に前記円弧状の凸部を設け
たことにより、インレットボックス内を流れるガスが前
記凸部に沿って流れるようにしたので、ガスの流れの方
向が著しく変化することがなくなるとともに、流速の変
化が小さくなる。したがって、ガスの流れが前記凸部お
よびフローガイドの内周面から剥離することがなくなる
ので、送風機の損失を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すインレットボックス
を備えた送風機の一部を切り欠いた斜視図。
【図2】図1に示された送風機の断面図。
【図3】図1に示されたiii−iii線に沿う凸部の
断面図。
【図4】従来のインレットボックスを備えた送風機の断
面図。
【図5】図4に示されたA3−A4線に沿うガスの流れ
の流速を示す図。
【符号の説明】
1…送風機 2…羽根車 12…フローガイド 13…インレットボックス 14…ガス取入れ口 15…凸部
フロントページの続き (72)発明者 有村 久登 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する羽根車と、 前記羽根車の上流側に前記羽根車に向かう裁頭円錐状に
    形成されたフローガイドと、 箱状に形成されかつ前記羽根車の回転軸の側方に開口す
    るガス取入れ口を有するとともに前記ガス取入れ口から
    前記フローガイドにガスを導くインレットボックスとを
    有する送風機において、 前記インレットボックス内の羽根車側に位置する面に、
    前記ガス取入れ口と前記回転軸を含む断面においてガス
    流路内に向かって凸となる円弧状の凸部を設けたことを
    特徴とする送風機。
JP12716997A 1997-05-16 1997-05-16 送風機 Pending JPH10318192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12716997A JPH10318192A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12716997A JPH10318192A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318192A true JPH10318192A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14953376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12716997A Pending JPH10318192A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318192A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127089A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Daikin Ind Ltd 遠心送風機及びこれを備えた空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127089A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Daikin Ind Ltd 遠心送風機及びこれを備えた空気調和装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040518