JPH10317612A - 軒樋継手 - Google Patents

軒樋継手

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JPH10317612A
JPH10317612A JP10063029A JP6302998A JPH10317612A JP H10317612 A JPH10317612 A JP H10317612A JP 10063029 A JP10063029 A JP 10063029A JP 6302998 A JP6302998 A JP 6302998A JP H10317612 A JPH10317612 A JP H10317612A
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JP
Japan
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eaves gutter
joint
gutter
wall
eaves
Prior art date
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Pending
Application number
JP10063029A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Sugimoto
研造 杉本
Hidetaka Sakai
秀隆 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳係止部が樋耳の外側に表れないようにして
美観よく軒樋を接続でき、しかも、溝形部を軒樋の樋本
体部内に確実に密着できる内側接続方式の軒樋継手を提
供すること。 【解決手段】 外面形状が樋本体部21の内面形状とほ
ぼ一致した形状に形成された溝形部11と、この溝形部
11の上端部に設けられた耳係止部12,13とを備
え、樋耳22,23の内面側に溝24,25が形成され
ている角型の軒樋2の接続に用いられる軒樋継手におい
て、溝形部11の下側にその壁部が軒樋2の長手方向に
沿って内方に屈曲されて断面逆U字形状のバネ部14が
形成されている軒樋継手1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋の接続に用い
られる軒樋継手であって、その中でも軒樋の内側に設け
られる軒樋継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋の内側に設けられる軒樋継手
としては、たとえば実公昭56−12354号公報に記
載されているようなものが知られている。この軒樋継手
は、外面形状が樋本体部の内面形状とほぼ一致する形状
に形成された溝形状の継手本体部と、この継手本体部の
上端部に形成された耳係止部とで構成されており、前記
継手本体部が半円筒形状に形成され、前記耳係止部が樋
耳の外側に嵌合可能な溝形状に形成されているものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の軒樋
継手においては、耳係止部を樋耳に嵌合させることで継
手本体部の浮き上がりは防止できるものの、耳係止部が
樋耳の外側に表れるために、美観を損ねていた。
【0004】本発明の目的は、耳係止部が樋耳の外側に
表れないようにして美観よく軒樋を接続することがで
き、しかも、継手本体部を軒樋の樋本体部の内面に確実
に密着できる内側接続方式の軒樋継手を提供することで
ある。
【0005】本発明の他の目的は、バネ部のバネ弾性力
を実質的に低下させた状態で、スムースに作業性よく軒
樋の内側に嵌合でき、しかも、軒樋の熱伸縮や積雪荷重
による軒樋接続部の変形を防止できる軒樋継手を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
軒樋継手は、外面形状が樋本体部の内面形状とほぼ符合
する形状に形成された継手本体部と、この継手本体部の
上端部に設けられた耳係止部とを備え、樋耳の内面側に
内方に開口した溝が形成されている軒樋の接続に用いら
れる軒樋継手において、前記継手本体部の下側にその壁
部が軒樋の長手方向に沿って内方に屈曲されてバネ部が
形成されているものである。
【0007】請求項2記載の本発明の軒樋継手は、請求
項1記載の軒樋継手において、バネ部の断面形状を逆U
字状としたものである。
【0008】請求項3記載の本発明の軒樋継手は、請求
項1または2記載の軒樋継手において、バネ部が、接続
される軒樋の底壁と両側壁の連接隅部に対応した位置に
形成されているものである。
【0009】請求項4記載の本発明の軒樋継手は、外面
形状が樋本体部の内面形状とほぼ符合する形状に形成さ
れた継手本体部と、この継手本体部の上端部に設けられ
た耳係止部とを備え、樋耳の内面側に内方に開口した溝
が形成されている軒樋の接続に用いられる軒樋継手にお
いて、前記継手本体部の外面に、軒樋の底壁および両側
壁の内面を押圧する凸部が形成されているものである。
【0010】請求項5記載の本発明の軒樋継手は、外面
形状が樋本体部の内面形状とほぼ符合する形状に形成さ
れた継手本体部と、この継手本体部の上端部に設けられ
た耳係止部とを備え、樋耳の内面側に内方に開口した溝
が形成されている軒樋の接続に用いられる軒樋継手にお
いて、前記耳係止部が、前記継手本体部の上端から外側
へ膨出させて形成したバネ弾性を有する湾曲部と、この
湾曲部の上端から内側斜め上方に延設された押圧片とか
らなるものである。
【0011】請求項6記載の本発明の軒樋継手は、請求
項5記載の軒樋継手において、湾曲部の上部に、軒樋の
樋耳の一部が係止される凹部が軒樋の長手方向に沿って
形成され、この凹部が上方に開口しているものである。
【0012】請求項7記載の本発明の軒樋継手は、請求
項5または6記載の軒樋継手において、耳係止部の長手
方向の中央部の少なくとも湾曲部の壁部が所定幅にわた
って切り欠かれているものである。
【0013】請求項8記載の本発明の軒樋継手は、請求
項5ないし7記載の軒樋継手において、継手本体部が底
壁と、この底壁の両側から立設された前側壁および後側
壁とから構成され、この底壁の前後方向の中央部の壁
厚、前側壁および後側壁の上下方向の中央部の壁厚がと
もに最も厚くされているものである。
【0014】請求項9記載の本発明の軒樋継手は、請求
項5または6記載の軒樋継手において、継手本体部が底
壁と、この底壁の両側から立設された前側壁および後側
壁とから構成され、継手本体部の両端部外面に、前後側
壁および底壁に跨がって凹溝が形成されているものであ
る。
【0015】本発明における軒樋継手の材質は、硬質塩
化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
AES樹脂などの合成樹脂が使用できる。また、鉄板,
鋼板,ステンレス板、あるいは表面がたとえば塩化ビニ
ル樹脂などの合成樹脂にて被覆された樹脂被覆鋼板など
の金属材料であってもよい。軒樋継手の形状は適用され
る軒樋の形状に応じて決めればよい。
【0016】(作用)請求項1記載の本発明の軒樋継手
においては、継手本体部の下側にその壁部が軒樋の長手
方向に沿って内方に屈曲されてバネ部が形成されている
ので、軒樋あるいは軒樋継手に寸法誤差や形状変形など
があっても、バネ部の弾性変形により吸収されて解消さ
れ、軒樋継手の継手本体部を軒樋の樋本体部の内面に密
着できる。
【0017】請求項2記載の本発明の軒樋継手において
は、バネ部が断面逆U字形状のものであるので、バネ部
の弾性変形は均一にスムーズになる。
【0018】請求項3記載の本発明の軒樋継手において
は、バネ部が軒樋の底壁と両側壁の連接隅部に対応した
位置に形成されているので、上記と同様に、軒樋あるい
は軒樋継手に寸法誤差や形状変形などがあっても、バネ
部の弾性変形により吸収・解消され、継手本体部の下部
を樋本体部の下部内面に良好に密着させることができ
る。
【0019】請求項4記載の本発明の軒樋継手において
は、継手本体部の外面に、軒樋の底壁および両側壁の内
面を押圧する凸部が形成されているので、この凸部が上
記バネ部と同様の機能を有しており、軒樋あるいは軒樋
継手に寸法誤差や形状変形などがあっても、凸部の押圧
により吸収・解消され、樋本体部の内面と継手本体部の
外面との間に、凸部の高さに対応した均一厚みの微小隙
間を形成できる。そして、接着剤あるいはコーキング材
を併用することにより、微小隙間は充填されて閉塞され
るので水密性に支障を生じない。
【0020】請求項5記載の本発明の軒樋継手において
は、耳係止部が、継手本体部の上端から外側へ膨出させ
て形成したバネ弾性を有する湾曲部と、この湾曲部の上
端から内側斜め上方に延設された押圧片とからなるの
で、上記バネ部と同様に、軒樋あるいは軒樋継手に寸法
誤差や形状変形などがあっても、湾曲部の弾性反発力に
より吸収・解消され、軒樋継手の継手本体部を軒樋の樋
本体部の内面に密着させることができる。また、湾曲部
の上端から内側斜め上方に延設された押圧片を指先で持
って、軒樋内への軒樋継手の嵌合作業を行える。
【0021】請求項6記載の本発明の軒樋継手において
は、湾曲部の上部に上方に開口した凹部が形成され、こ
の凹部に軒樋の樋耳の一部が係止されるようにされてい
るので、湾曲部が弾性反発力を有した状態で、この湾曲
部の上部に形成した凹部に軒樋の樋耳の一部が係止され
るので、樋耳の溝内から耳係止部が外れない。
【0022】請求項7記載の本発明の軒樋継手において
は、耳係止部の長手方向の中央部の少なくとも湾曲部の
壁部が所定幅にわたって切り欠かれているので、実質的
に湾曲部のバネ弾性力が低下する。このため、たとえば
後耳係止部を軒樋の後耳の溝に差し込んで係合させ、前
耳係止部を手で持って内側に変形させながら継手本体部
を軒樋内に押し込んで、前耳係止部の先端を前耳の溝と
係合させる際、少ない力でスムースに嵌合作業を行え
る。
【0023】なお、湾曲部の壁部と一緒に押圧片の壁部
も切り欠くことにより、耳係止部の湾曲部のバネ弾性力
をより低下できるが、逆に切欠部が存在することで、前
側壁および後側壁の曲げ力に対する強度低下が生じてく
る。この場合、たとえば切欠部が存在する側壁の上端内
縁から突出片を一体に突設させると、上記強度低下を実
質的に補強でき、軒樋の熱伸縮力や積雪荷重による軒樋
の変形を防止できる。
【0024】請求項8記載の本発明の軒樋継手において
は、継手本体部を構成している底壁の前後方向の中央部
の壁厚、前側壁および後側壁の上下方向の中央部の壁厚
がともに最も厚くされているので、底壁および前後側壁
の浮き上がりを防止できる。
【0025】請求項9記載の本発明の軒樋継手において
は、継手本体部の両端部外面に、前後側壁および底壁に
跨がって凹溝が形成されているので、接着剤あるいはコ
ーキング材を併用して軒樋を接続する場合、軒樋継手の
両端からのコーキング材や接着剤の流出を防止でき、止
水性の良好な接続部を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】図1は本発明の軒樋継手の第1実施例(請
求項1に対応)を示す斜視図、図2は図1の軒樋継手に
て接続される軒樋を示す斜視図、図3は図1の軒樋継手
の使用状態を示す縦断面図である。
【0028】まず、本発明の軒樋継手1にて接続される
軒樋2について説明する。図2に示すように、軒樋2は
断面形状が角型の硬質塩化ビニル樹脂製のものであり、
平坦な底壁211と、この底壁211の両側部から立設
された前側壁212および後側壁213とで樋本体部2
1が構成されている。前側壁212は外方に傾斜して斜
め上方に立設され、その下部には段部が形成され、この
段部に対応する樋本体部21の内面には、補強用の中空
リブ214が長手方向に連続して一体に形成されてい
る。
【0029】前側壁212の上端に前耳22が、後側壁
213の上端に後耳23がともに外方に突出して形成さ
れている。前耳22および後耳23はともに樋内側に開
口した溝24,25を有している。前耳22の溝24は
断面ほぼC字状とされており、この溝24の開口部上縁
には係止片241が下向きに形成されている。後耳23
の溝25の開口部上縁にも係止片251が下向きに形成
されている。
【0030】軒樋継手1は、軒樋2と同様に硬質塩化ビ
ニル樹脂製のものであり、その外面形状が樋本体部21
の内面形状とほぼ一致した形状に形成された溝形部11
と、この溝形部11の上端部に設けられた前耳係止部1
2および後耳係止部13とで構成されている。
【0031】継手本体部11は溝形状のものであり、平
坦な底壁111と、この底壁111の両側部から立設さ
れた前側壁112および後側壁113とで構成されてい
る。前側壁112は外方に傾斜して斜め上方に立設さ
れ、その下部には段部114が形成されている。この段
部114は上記樋本体部21の中空リブ214の上面に
当接係止される。前側壁112の上端にL字状の前耳係
止部12が、後側壁113の上端にく字状の後耳係止部
13がそれぞれ外方に突出して形成されている。
【0032】そして、継手本体部11の底部の両側部の
近傍にその壁部が内方に屈曲されて形成されたバネ部1
4,14とで構成されている。この両バネ部14はとも
に断面形状が逆U字状とされており、軒樋2の長手方向
に沿って連続して形成されている。両バネ部14の開口
幅は約2mm、深さは約3mmである。
【0033】つぎに、上記第1実施例の軒樋継手1の使
用態様を図3に基づいて説明する。軒樋継手1を軒樋2
の内側に嵌合する場合には、後耳係止部13を軒樋2の
後耳23の溝25に差し込むようにして溝25と係合さ
せ、前耳係止部12を手で持って内側に変形させながら
継手本体部11を軒樋2内に押し込み、前耳係止部12
の先端を前耳22の溝24と係合させる。なお、軒樋継
手1の嵌合に際して、両者が当接する当接面に、接着剤
あるいはコーキング材をあらかじめ塗布して行うように
するのが好ましい。また、コーキング材としては、両者
に対して接着性のあるものを用いるのが望ましい。
【0034】このように、軒樋継手1をその後側を先に
軒樋2に取り付けるようにすれば、軒樋2の上方にたと
えば水切り板(図示せず)が存在していても、軒樋継手
1の取付作業の障害にならない。
【0035】そして、継手本体部11の底部に断面逆U
字状のバネ部14,14が形成されているので、軒樋2
あるいは軒樋継手1に寸法誤差や形状変形などがあって
も、バネ部14の弾性変形により吸収されて解消され
る。このため、軒樋継手1の継手本体部11を軒樋2の
樋本体部21内面に密着させることができる。
【0036】つぎに、本発明の軒樋継手の第2実施例
(請求項3に対応)を図4に基づいて説明する。この第
2実施例では、バネ部14Aを継手本体部11の底壁1
11と前側壁112の接続部、底壁111と後側壁11
3の接続部、つまり、接続される軒樋2の底壁211と
両側壁212,213の連接隅部に対応した位置に、上
記第1実施例と同一のバネ部を形成した以外は、基本的
には上記第1実施例における軒樋継手とほぼ同一である
ので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0037】この第2実施例の軒樋継手1を軒樋2の内
側に嵌合する場合も、上記第1実施例と同様の手順にて
行えばよい。この場合も、軒樋継手1をその後側を先に
軒樋2に取り付けるようにすれば、水切り板(図示せ
ず)が存在していても、取付作業の障害にならない。
【0038】そして、継手本体部11の底壁111と両
側壁112,113の接続部に断面逆U字状のバネ部1
4Aが形成されているので、軒樋2あるいは軒樋継手1
に寸法誤差や形状変形などがあっても、バネ部14Aの
弾性変形により吸収・解消され、軒樋継手1の継手本体
部11を軒樋2の樋本体部21内面に水密性よく密着さ
せることができる。
【0039】つぎに、本発明の軒樋継手の第3実施例を
図5に基づいて説明する。この第3実施例では、バネ部
14Bを図5に示すように、継手本体部11の前側壁1
12の下部に形成された段部114に設けた以外は、基
本的には上記第1実施例における軒樋継手とほぼ同一で
あるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0040】この第3実施例の軒樋継手1を軒樋2の内
側に嵌合する場合も、上記第1実施例と同様の手順にて
行えばよい。この場合も、軒樋継手1をその後側を先に
軒樋2に取り付けるようにすれば、軒樋2の上方に水切
り板が存在していても、取付作業の障害にならない。
【0041】そして、継手本体部11の前側壁112の
下部の段部114にバネ部14Bが存在しているので、
上記実施例と同様に、軒樋2あるいは軒樋継手1に寸法
誤差や形状変形などがあっても、バネ部14Bの弾性変
形により吸収・解消され、軒樋継手1の継手本体部11
を軒樋2の樋本体部21内面に水密性よく密着させるこ
とができる。この場合、段部114が樋本体部21の中
空リブ214の上面に当接して係止されることと相まっ
て、特に継手本体部11の前側壁112と軒樋2の前側
壁212の密着性が著しく向上する。
【0042】つぎに、本発明の軒樋継手の第4実施例
(請求項4に対応)を図6および7に基づいて説明す
る。この第4実施例では、上記断面逆U字形状のバネ部
に代えて、継手本体部11の外面に、軒樋2の底壁21
1および両側壁212,213の内面を押圧する凸部を
形成した以外は、基本的には上記第1実施例における軒
樋継手とほぼ同一であるので、同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0043】すなわち、図に示すように、継手本体部1
1の底壁111、前側壁112および後側壁113の外
面には凸部である短冊板状の突起15,16,17が各
2個一体に形成されている。この突起の寸法は、高さ約
2mm,長さ約10mm,幅約1mmである。
【0044】つぎに、上記第4実施例の使用態様を図7
に基づいて説明する。この第4実施例の軒樋継手1を軒
樋2の内側に嵌合する場合も、上記第1実施例と同様の
手順にて行えばよい。この場合も、軒樋継手1をその後
側を先に軒樋2に取り付けるようにすれば、軒樋2の上
方に水切り板が存在していても、取付作業の障害になら
ない。
【0045】そして、継手本体部11の前側壁112の
外面に突起16が、後側壁113の外面に突起17が、
溝形部11の底壁111の外面に突起15がそれぞれ存
在しているので、上記実施例のバネ部と同様に、軒樋2
あるいは軒樋継手1に寸法誤差や形状変形などがあって
も、これらの突起15,16,17の先端が樋本体部2
1の内面を押圧することにより吸収・解消され、樋本体
部21の内面と継手本体部11の外面との間に、突起の
高さに対応した均一厚みの隙間が形成される。そして、
接着剤あるいはコーキング材を介在して接続すれば隙間
を閉塞でき、水密性よく接続できる。
【0046】また、この第4実施例の場合、継手本体部
11の外面に突起15,16,17が存在することによ
り、継手本体部11の寸法が実質的に小さくなっている
ので、軒樋2内に軒樋継手2を嵌合する際の作業を、上
記第1ないし3実施例の場合に比べてよりスムーズに行
える。
【0047】つぎに、本発明の軒樋継手の第5実施例を
図8に基づいて説明する。この第5実施例では、継手本
体部11の前側壁112の上端にL字状の前耳係止部1
2を形成する代わりに、前耳係止部12Aの形状を図8
に示すように、倒置J字状にして、この前耳係止部12
Aにバネ弾性を付与するとともに、その上面の2箇所に
係止突起12aを形成した以外は、基本的には上記第4
実施例における軒樋継手とほぼ同一であるので、同一部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0048】この第5実施例の軒樋継手1を軒樋2の内
側に嵌合する場合も、上記第1実施例と同様の手順にて
行えばよい。この場合も、軒樋継手1をその後側を先に
軒樋2に取り付けるようにすれば、軒樋2の上方に水切
り板が存在していても、取付作業の障害にならない。
【0049】そして、上記第4実施例と同様に、継手本
体部11を構成している前側壁112の外面に突起16
が、後側壁113の外面に突起17が、底壁111の外
面に突起15がそれぞれ存在しているので、上記実施例
のバネ部と同様に、軒樋2あるいは軒樋継手1に寸法誤
差や形状変形などがあっても、これらの突起15,1
6,17の先端が樋本体部21の内面を押圧することに
より吸収・解消され、樋本体部21の内面と溝形部11
の外面との間に、突起の高さに対応した均一厚みの隙間
が形成される。そして、接着剤あるいはコーキング材を
介在して接続すれば隙間を閉塞でき、水密性よく接続で
きる。
【0050】また、この第5実施例の場合、継手本体部
11の外面に突起15,16,17が存在することによ
り、継手本体部11の寸法が実質的に小さくなっている
ので、軒樋2内に軒樋継手2を嵌合する際の作業を、上
記第1ないし3実施例の場合に比べてよりスムーズに行
える。
【0051】さらに、前耳係止部12Aはバネ弾性を有
しており、しかも、軒樋2の前耳22の係止片241に
当接・係止される係止突起12aを有しているので、前
耳係止部12Aを、前耳22の溝24内に弾性反発力を
有した状態で係止でき、かつ、溝24内からの前耳係止
部12Aの外れを防止できる。
【0052】つぎに、本発明の軒樋継手の第6実施例
(請求項5に対応)を図9および10に基づいて説明す
る。この第6実施例では、上記第1実施例のように継手
本体部11の底部に断面形状が逆U字状のバネ部14を
形成する代わりに、前耳係止部12Bおよび後耳係止部
13Bにバネ弾性を付与した以外は、基本的には上記第
1実施例における軒樋継手とほぼ同一であるので、同一
部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0053】すなわち、前耳係止部12Bは、図9およ
び10に示すように、継手本体部11の上端から外側へ
曲面状に膨出させて形成したバネ弾性を有する湾曲部1
21Bと、この湾曲部121Bの上端から内側斜め上方
に延設された押圧片122Bとからなり、湾曲部121
Bの上部に、軒樋2の前耳22の係止片241が嵌入・
係止される凹部121bが形成されている。この凹部1
21bは断面形状がほぼU字状のものであり、軒樋2の
長手方向に沿って形成されており、上方に開口してい
る。
【0054】また、後耳係止部13Bも、同図に示すよ
うに、継手本体部11の上端から外側へ曲面状に膨出さ
せて形成したバネ弾性を有する湾曲部131Bと、この
湾曲部131Bの上端から内側斜め上方に延設された押
圧片132Bとからなり、湾曲部131Bの上部に、軒
樋2の後耳23の係止片251が嵌入・係止される凹部
131bが形成されている。この凹部131bは断面形
状がほぼU字状のものであり、軒樋2の長手方向に沿っ
て形成されており、上方に開口している。
【0055】つぎに、上記第6実施例の使用態様を図1
0に基づいて説明する。この第6実施例の軒樋継手1を
軒樋2の内側に嵌合する場合も、上記第1実施例と同様
の手順にて行えばよい。前耳係止部12Bを前耳22の
溝24内に押し込むには、前耳係止部12Bの押圧片1
22Bを指先にて押し下げるようにして継手本体部11
を内側に変形させて行えばよい。この場合も、軒樋継手
1をその後側を先に軒樋2に取り付けるようにすれば、
軒樋2の上方に水切り板が存在していても、取付作業の
障害にならない。
【0056】そして、前耳係止部12Bおよび後耳係止
部13Bは、バネ弾性を有する湾曲部121B,131
Bと押圧片122B,132Bを有しているので、上記
実施例のバネ部と同様に、軒樋2あるいは軒樋継手1に
寸法誤差や形状変形があっても、この湾曲部121B,
131Bの弾性反発力により吸収・解消される。このた
め、軒樋継手1の継手本体部11の内面が軒樋2の樋本
体部21内面に密着する。そして、接着剤やコーキング
材を併用して接続すれば水密性よく接続できる。
【0057】また、この第6実施例の場合、湾曲部12
1B,131Bが弾性反発力を有した状態で、この湾曲
部の上部に形成した凹部121b,131bに軒樋2の
前耳22の係止片241,後耳23の係止片251が嵌
入・係止され、樋耳の溝24,25内からの前耳係止部
12および後耳係止部13の外れを防止できる。
【0058】つぎに、本発明の軒樋継手の第7実施例
(請求項7に対応)を図11に基づいて説明する。この
第7実施例では、前耳係止部12Bおよび後耳係止部1
3Bの長手方向(軒樋の長さ方向に対応)の中央部の壁
部をともに所定幅切り欠いて切欠部123,133を設
け、一方、前側壁112の上端内縁および後側壁113
の両上端内縁から、長手方向にわたって連続した板状の
突出片124,134を内方に一体に突設させた以外
は、基本的には上記第6実施例における軒樋継手と同一
であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0059】つぎに、上記第7実施例の使用態様を図1
1に基づいて説明する。この第7実施例の軒樋継手1を
軒樋2の内側に嵌合する場合も、上記第6実施例と同様
の手順にて行えばよい。この場合も、軒樋継手1をその
後側を先に軒樋2に取り付けるようにすれば、水切り板
(図示せず)が存在していても、取付作業の障害になら
ない。
【0060】また、前耳係止部12Bおよび後耳係止部
13Bの中央部においては、湾曲部121B,131B
および押圧片122B,132Bが所定幅切り欠かれて
いるので、切欠部123,133の両側側に存在してい
る湾曲部121B,131Bのバネ弾性力が実質的に低
下することになる。
【0061】このため、後耳係止部13を軒樋2の後耳
23の溝25に差し込むようにして溝25と係合させ、
前耳係止部12を手で持って内側に変形させながら継手
本体部11を軒樋2内に押し込み、前耳係止部12の先
端を前耳22の溝24と係合させる際、上記第6実施例
の場合よりも小さい力でスムースに嵌合作業を行える。
【0062】一方、水平板状の突出片124,134が
前側壁112および後側壁113の両上端内縁から内方
に一体に突設されているので、切欠部123,133を
設けたことによって生じる前側壁112および後側壁1
13の曲げ力に対する強度低下は実質的に補強され、軒
樋2が熱伸縮したり、あるいは軒樋接続部付近の軒樋2
の前耳22に積雪荷重が作用しても、軒樋2が変形する
ことがない。
【0063】上記第7実施例では、押圧片122B,1
32Bおよび湾曲部121B,131Bの両壁部を切り
欠いて、両耳係止部12B,13Bの中央部に切欠部1
23,133を設けたが、図13(第8実施例に対応)
に示すように、湾曲部121B,131Bの両壁部のみ
を切り欠いて、切欠部123,133を設けてもよい。
このようにすれば、前後両側壁112,113の両上端
内縁から突出片124,134を突設しなくてよい。な
お、この場合、前側壁112側の押圧片122Bの湾曲
部121B側の内面から、長手方向にわたって連続した
板状の突出片125が内側斜め下方に突設されることに
より、押圧片はV字状となっている。
【0064】つぎに、本発明の軒樋継手の第9実施例を
図14に基づいて説明する。この実施例では、前後両耳
係止部12B,13Bを前側壁112および後側壁11
3よりも外方に突出させ、その長さ(軒樋の長さ方向に
対応)を継手本体部11の長さよりも長く延設させた以
外は、上記第6実施例における軒樋継手と同一であるの
で、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0065】この場合、前後耳係止部12B,13Bが
前後側壁112,113よりも長くなっているので、前
側壁112および後側壁113の曲げ力に対する強度が
実質的に補強され、軒樋2の熱伸縮や軒樋2の前耳22
に作用する積雪荷重に対する軒樋の変形防止効果がより
向上することになる。
【0066】つぎに、本発明の軒樋継手の第10実施例
を図15に基づいて説明する。この実施例では、底壁1
11,前側壁112および後側壁113の内面を内方に
湾曲した曲面とすることにより、底壁111の前後方向
の中央部の壁厚、前側壁112および後側壁113の上
下方向の中央部の壁厚がともに長さ方向にわたって最も
厚くなるようにした以外は、上記第6実施例における軒
樋継手と同一であるので、同一部分には同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0067】この場合、継手本体部11を構成している
底壁111、前側壁および後側壁のそれぞれの中央部の
壁厚がともに最も厚くされているので、底壁111およ
び前後側壁112,113の浮き上がりを防止でき、施
工後、接続部から雨水の漏れを防止でき、止水性がより
向上する。
【0068】また、継手本体部11の外面側は上記第6
実施例と同様に平らであるので、軒樋2と接続するに当
たって、何ら障害は生じない。
【0069】上記第10実施例では、底壁111,前側
壁112および後側壁113の内面を内方に湾曲した曲
面としたが、図16(第11実施例に対応)に示すよう
に、山形状としてもよい
【0070】また、図17(第12実施例に対応)に示
すように、底壁111,前側壁112および後側壁11
3の内面側にその全長にわたって突条リブを設けてもよ
い。この場合、底壁111には3本の突条リブ111a
が設けられ、その内、真ん中の突条リブ111aの高さ
が一番高くなっている。また、前側壁112には2本の
突条リブ112a、後側壁113には1本の突条リブ1
13aがそれぞれ設けられている。
【0071】つぎに、本発明の軒樋継手の第13実施例
を図18に基づいて説明する。この実施例では、継手本
体部11の両端部に位置する底壁111および後側壁1
13の外面に跨がって、外方に開口した小半円形状の凹
溝18,18を形成した以外は、上記第6実施例におけ
る軒樋継手と同一であるので、同一部分には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0072】この場合、接着剤あるいはコーキング材を
併用して軒樋を接続する場合、たとえば継手本体部11
の両端部の外面にコーキング材3を塗布して、上記第1
実施例と同様の手順にて行えばよい。この第13実施例
では、図19に示すように、継手本体部11の両端部外
面に連続した凹溝18,18が存在していることによ
り、この凹溝18内にコーキング材3が溜まって保持さ
れるので、軒樋継手1の両端からのコーキング材3の流
出を防止でき、止水性の良好な接続部を得ることができ
る。なお、継手本体部11の一端部に2本以上の凹溝1
8を形成してもよく、また、凹溝18の断面形状は半円
形状以外のものであってもよい。
【0073】上記実施例では前側壁の下部に段部を有す
る角型の軒樋に適用される軒樋継手について説明した
が、半丸型の軒樋に適用できることは勿論である。
【0074】また、上記第4実施例においては、継手本
体部の外面に突起を不連続に設けたが、接続方向に沿っ
て連続して設けてもよい。また、突起を接続方向に対し
て直交する向きに設けるようにしてもよい。
【0075】また、上記第6実施例においては、前耳係
止部および後耳係止部の両方に湾曲部と押圧片を形成し
たが、この湾曲部と押圧片は前後耳係止部のいずれか一
方に形成すればよい。その際、軒樋継手の軒樋内への取
付作業性を考慮すれば、前耳係止部側に形成するのがよ
い。
【0076】
【発明の効果】請求項1ないし9記載の本発明において
は、耳係止部が軒樋の樋耳の外側に表れないように、軒
樋の内側に嵌合させて接続できるので、意匠的美観は損
なわれない。
【0077】請求項1記載の本発明においては、継手本
体部の下側にその壁部が軒樋の長手方向に沿って内方に
屈曲されてバネ部が形成されていることにより、軒樋あ
るいは軒樋継手に寸法誤差や形状変形などがあっても、
バネ部の弾性変形により吸収されて解消され、軒樋継手
の溝形部を軒樋の樋本体部内面に密着できる。
【0078】請求項2記載の本発明の軒樋継手において
は、バネ部が断面逆U字形状のものであるので、バネ部
の弾性変形は均一にスムーズになる。
【0079】請求項3記載の本発明においては、バネ部
が軒樋の底壁と両側壁の連接隅部に対応した位置に形成
されているので、上記と同様に、軒樋あるいは軒樋継手
に寸法誤差や形状変形などがあっても、バネ部の弾性変
形により吸収・解消され、溝形部の下部を樋本体部の下
部内面に良好に密着させることができる。
【0080】請求項4記載の本発明においては、継手本
体部の外面に、軒樋の底壁および両側壁の内面を押圧す
る凸部が形成されているので、この凸部が上記バネ部と
同様の機能を有しており、軒樋あるいは軒樋継手に寸法
誤差や形状変形などがあっても、凸部の押圧により吸収
・解消され、樋本体部の内面と継手本体部の外面との間
に、凸部の高さに対応した均一厚みの微小隙間を形成で
きる。そして、接着剤やコーキング材を併用すること
で、微小隙間は充填されて閉塞されるので水密性に支障
を生じない。
【0081】請求項5記載の本発明の軒樋継手において
は、耳係止部がバネ弾性を有する湾曲部と押圧片を有し
ているので、上記バネ部と同様に、軒樋あるいは軒樋継
手に寸法誤差や形状変形などがあっても、湾曲部の弾性
反発力により吸収・解消され、軒樋継手の外面を軒樋の
内面に良好に密着させることができる。また、湾曲部の
上端から内側斜め上方に延設された押圧片を利用して、
軒樋内への軒樋継手の嵌合を作業性よく行うことができ
る。
【0082】請求項6記載の本発明の軒樋継手において
は、湾曲部が弾性反発力を有した状態で、この湾曲部の
上部に形成した凹部に軒樋の樋耳の一部が係止されるの
で、樋耳の溝内からの耳係止部の外れを防止できる。
【0083】請求項7記載の本発明の軒樋継手において
は、耳係止部の長手方向の中央部の少なくとも湾曲部の
壁部が所定幅にわたって切り欠かれているので、実質的
に湾曲部のバネ弾性力が低下することになる。このた
め、耳係止部を手で持って内側に変形させながら継手本
体部を軒樋内に押し込んで、耳係止部の先端を樋耳の溝
と係合させる際、少ない力でスムースに嵌合作業を行え
る。
【0084】また、湾曲部の壁部と一緒に押圧片の壁部
も切り欠くことにより、耳係止部の湾曲部のバネ弾性力
をより低下できるが、逆に前側壁および後側壁の曲げ力
に対する強度低下が生じるので、たとえば切欠部が存在
する側壁の上端内縁から突出片を一体に突設させること
により、この強度低下を実質的に補強でき、軒樋の熱伸
縮力や積雪荷重による軒樋の変形を防止できる。
【0085】請求項8記載の本発明の軒樋継手において
は、継手本体部を構成している底壁の前後方向の中央部
の壁厚、前側壁および後側壁の上下方向の中央部の壁厚
がともに最も厚くされているので、底壁および前後側壁
の浮き上がりを防止でき、止水性の低下を防止できる。
【0086】請求項9記載の本発明の軒樋継手において
は、継手本体部の両端部に位置する前後側壁および底壁
の外面に跨がって凹溝が形成されているので、接着剤あ
るいはコーキング材を併用して軒樋を接続する場合、軒
樋継手の両端からのコーキング材や接着剤の流出を防止
でき、止水性の良好な接続部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の軒樋継手にて接続される軒樋を示す斜視
図である。
【図3】図1の軒樋継手の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図7】図6の軒樋継手の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の軒樋継手の使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図11】本発明の第7実施例を示す斜視図である。
【図12】図11の軒樋継手の使用状態を示す縦断面図
である。
【図13】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第9実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の第10実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明の第11実施例を示す斜視図である。
【図17】本発明の第12実施例を示す斜視図である。
【図18】本発明の第13実施例を示す斜視図である。
【図19】図18の軒樋継手の使用状態を示す要部拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋継手 11 継手本体部 111 底壁 112 前側壁 113 後側壁 12,12A,12B 前耳係止部 121B,131B 湾曲部 121b,131b 凹部 122B,132B 押圧片 123,133 切欠部 124,125,134 突出片 13,13B 後耳係止部 14,14A,14B バネ部 15,16,17 突起(凸部) 18 凹溝 2 軒樋 21 樋本体部 211 底壁 212 前側壁 213 後側壁 22 前耳 23 後耳 24,25 溝 241,251 係止片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面形状が樋本体部の内面形状とほぼ符
    合する形状に形成された継手本体部と、この継手本体部
    の上端部に設けられた耳係止部とを備え、樋耳の内面側
    に内方に開口した溝が形成されている軒樋の接続に用い
    られる軒樋継手において、前記継手本体部の下側にその
    壁部が軒樋の長手方向に沿って内方に屈曲されてバネ部
    が形成されていることを特徴とする軒樋継手。
  2. 【請求項2】 バネ部が断面逆U字形状のものである請
    求項1記載の軒樋継手。
  3. 【請求項3】 バネ部が、接続される軒樋の底壁と両側
    壁の連接隅部に対応した位置に形成されている請求項1
    または2記載の軒樋継手。
  4. 【請求項4】 外面形状が樋本体部の内面形状とほぼ符
    合する形状に形成された継手本体部と、この継手本体部
    の上端部に設けられた耳係止部とを備え、樋耳の内面側
    に内方に開口した溝が形成されている軒樋の接続に用い
    られる軒樋継手において、前記継手本体部の外面に、軒
    樋の底壁および両側壁の内面を押圧する凸部が形成され
    ていることを特徴とする軒樋継手。
  5. 【請求項5】 外面形状が樋本体部の内面形状とほぼ符
    合する形状に形成された継手本体部と、この継手本体部
    の上端部に設けられた耳係止部とを備え、樋耳の内面側
    に内方に開口した溝が形成されている軒樋の接続に用い
    られる軒樋継手において、前記耳係止部が、前記継手本
    体部の上端から外側へ膨出させて形成したバネ弾性を有
    する湾曲部と、この湾曲部の上端から内側斜め上方に延
    設された押圧片とからなることを特徴とする軒樋継手。
  6. 【請求項6】 湾曲部の上部に、軒樋の樋耳の一部が係
    止される凹部が軒樋の長手方向に沿って形成され、この
    凹部が上方に開口していることを特徴とする請求項5記
    載の軒樋継手。
  7. 【請求項7】 耳係止部の長手方向の中央部において、
    少なくとも湾曲部の壁部が所定幅にわたって切り欠かれ
    ていることを特徴とする請求項5または6記載の軒樋継
    手。
  8. 【請求項8】 継手本体部が底壁と、この底壁の両側か
    ら立設された前側壁および後側壁とから構成され、この
    底壁の前後方向の中央部の壁厚、前側壁および後側壁の
    上下方向の中央部の壁厚がともに最も厚くされているこ
    とを特徴とする請求項5ないし7記載の軒樋継手。
  9. 【請求項9】 継手本体部が底壁と、この底壁の両側か
    ら立設された前側壁および後側壁とから構成され、継手
    本体部の両端部外面に、前後側壁および底壁に跨がって
    凹溝が形成されていることを特徴とする請求項5または
    6記載の軒樋継手。
JP10063029A 1997-03-19 1998-03-13 軒樋継手 Pending JPH10317612A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074155A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Sekisui Chem Co Ltd 雨樋システム
JP2015055117A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 積水化学工業株式会社 軒樋継手及び軒樋の接続構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074155A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Sekisui Chem Co Ltd 雨樋システム
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