JPH10314088A - 自走式清掃装置 - Google Patents
自走式清掃装置Info
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- JPH10314088A JPH10314088A JP12599697A JP12599697A JPH10314088A JP H10314088 A JPH10314088 A JP H10314088A JP 12599697 A JP12599697 A JP 12599697A JP 12599697 A JP12599697 A JP 12599697A JP H10314088 A JPH10314088 A JP H10314088A
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Abstract
ることができ、清掃効率と清掃品質の向上を図ることが
できる清掃装置を得ること。 【解決手段】 走行装置20を具備し、洗浄液を被清掃
面上に散水すると共に被清掃面を回転ブラシ34により
払拭し、被清掃面上の汚水を貯留タンク38に回収する
自走式清掃装置に、汚水を回収する系路途中に汚水の光
透過率を検出する汚水濁度検出装置56を設ける。した
がって、汚水の光透過率から汚水の濁度を検出すること
ができ、汚水の濁度によって床面の汚れ度合を判断する
ことできる。また、判断した床面の汚れ度合から本装置
を制御して清掃効率と清掃品質の向上を図ることができ
る。
Description
関し、特に洗浄液を貯留タンクから被清掃面上に散水す
るとともに、回転ブラシによるブラシがけをして、被清
掃面上のブラシがけされた後の洗浄液を汚水回収系路を
介して貯留タンク内に回収する自走式清掃装置に関す
る。
自動的に走行しながら清掃する自走式清掃装置におい
て、被清掃面の汚れ度合を自動的に認識し、汚れ度合が
高い被清掃面上では走行速度を低下させてその部分を集
中的に清掃する制御方法がある。
法として、従来より種々の提案がなされている。例え
ば、被清掃面に対して照射した光の反射量により被清掃
面の汚れ度合を検出する光反射検出方法や、CCDカメ
ラ等を用いた画像処理により走行経路前方の被清掃面の
汚れ度合を検出する画像認識方法等がある。
光反射検出方法により被清掃面の汚れを検知し、検知し
た汚れの程度に応じて走行速度を制御する床面清掃車が
示されており、床面清掃車の前部には、被清掃面に光を
照射する投光部と投光部から被清掃面に対して照射した
光の反射光を受光する受光部とからなる光反射検出セン
サが設けられている。
する反射光の量が小さい場合には被清掃面の汚れ度合が
大きいと判断し、反射光の量が大きい場合には床面の汚
れ度合は小さいと判断している。
は、上述のように被清掃面に対して投光を行いその反射
光量に基づいて被清掃面上の汚れ度合を検出するという
方法を有しているために、光反射検出センサと被清掃面
との離間が大きいほど被清掃面等の凹凸に起因する乱光
が多くなり、検出精度の低下を招くことになる。
離間をできるだけ小さくしその検出精度を良好にすべ
く、光反射検出センサを被清掃面に対してより近接させ
た位置に設ける必要がある。
掃を行うため、被清掃面のうねり等に起因して光反射検
出センサと床面との離間が変化し、離間が過度に小さい
場合には、床面との接触により光反射検出センサを破損
する可能性がある。
面のうねり等によって床面に対して様々な角度変化を生
じる。したがって、同じ汚れ度合であっても角度の相違
によって反射光の受光量が変化することとなり、正確な
汚れ度合の検出が困難であるという問題を有する。
が被清掃面の色や材質等に左右されやすく、例えば、大
理石のような凹凸が少なく光沢がある被清掃面と比較的
凹凸があり光沢がない艶消し状態の被清掃面とでは、汚
れ度合が同じでも光の反射量が異なるために、被清掃面
の実際の汚れ度合を正確に検出することは困難であると
いう問題点を有する。また、被清掃面に模様が付されて
いる場合も光の反射量が異なるために、同様に実際の汚
れ度合を正確に検出することは困難である。
いても同様であり、光の加減や物の影等の外乱によって
も影響を受け易く、被清掃面の汚れ度合を正確に認識す
ることは困難である。
処理方法等の被清掃面の汚れ度合の検出方法は、一定条
件を有する被清掃面上を清掃する場合には使用可能であ
るが、様々な条件下にて用いられた場合に実際の被清掃
面の汚れ度合を正確に認識できるものではなく、上述の
ような様々な外乱を有する清掃範囲を自走することによ
り清掃する清掃装置に適用することは困難である。
たものであり、その目的は、被清掃面の汚れ度合を正確
かつ容易に認識することができ、清掃効率と清掃品質の
向上を図ることができる清掃装置を提供することにあ
る。
めに、本発明の請求項1にかかる自走式清掃装置は、被
清掃面上の汚水を回収する汚水回収系路に汚水の濁度を
検出する汚水濁度検出装置を有する。したがって、被清
掃面の凹凸形状や色、材質に影響されることなく被清掃
面の汚れを直接的に検出することができ、その汚れ度合
を正確かつ容易に認識することができる。
タンクが、洗浄液を収容する洗浄液タンクと回収した汚
水を収容する汚水タンクとに区分する区画壁を有する。
これにより、1つの貯留タンク内に2室を形成すること
ができ、それぞれの室内に洗浄液と汚水の収容が可能と
なり、洗浄液と汚水とが混合することを防止することが
できる。
タンク内を洗浄液タンクと汚水タンクに区分する区画壁
が、可撓性材料製により構成される。これにより、洗浄
タンクと汚水タンクは、区画壁の可撓変形によってそれ
ぞれの容積を変更することができる容積可変式構造を有
する。
た洗浄液の量だけ減少させ、汚水タンクの容積を回収し
た汚水の量だけ増加させることができる。これにより、
貯留タンクは、同一の容積を有する貯留タンクと比較し
て、より多くの洗浄液若しくは汚水を収容することが可
能となる。したがって、本装置の連続清掃時間の延長を
図ることできる。
する洗浄タンクと汚水タンクをそれぞれ設けた場合より
も小型化することができ、装置全体のコンパクト化を図
ることができる。
回収系路の少なくとも一部が光透過性管路であって、汚
水濁度検出装置が光透過性管路の光透過量を検出する汚
水センサである。これにより、光透過性管路を通過し回
収される汚水の光透過率を検出することができる。
水の濁度が低く、光透過率が低い場合には汚水の濁度が
高いと判断し、汚水の濁度が低い場合には被清掃面の汚
れ度合は低く、濁度が高い場合には汚れ度合が高いと判
断することができる。
質に影響されることなく被清掃面の汚れ度合を正確かつ
容易に検出することができる。
センサが光透過性管路を間に介して相対向配置される投
光素子と受光素子とを具備する。投光素子は受光素子に
向かって所定光量の投光を行い、受光素子は投光素子か
らの投光を受光する。
される汚水の光透過率を検出することができる。したが
って、請求項4の作用と同様に、被清掃面の汚れ度合を
正確かつ容易に検出することができる。
濁度検出装置による検出濁度の増大に従って、回転ブラ
シの被清掃面に対する押圧力を増大せしめる制御を行
う。これにより、汚れ度合が高い被清掃面に対してより
強い押圧力でブラシによる払拭を行うことができる。し
たがって、その部分を重点的かつ念入りに清掃すること
ができ、被清掃面の汚れ度合に応じた清掃を行うことが
できる。これにより、清掃効率と清掃品質の向上を図る
ことができる。
濁度検出装置による検出濁度の増大に従って、走行速度
を低減せしめる制御を行う。これにより、汚れ度合が高
い被清掃面に対しては、より長い時間清掃を行い集中的
に清掃することができる。従って、被清掃面の汚れ度合
に応じた清掃を行うことができ、清掃効率と清掃品質の
向上を図ることができる。
濁度検出装置による検出濁度の増大に従って、回転ブラ
シの回転数を増大せしめる制御を行う。これにより、汚
れ度合が高い被清掃面に対してより強い払拭を行うこと
ができる。したがって、被清掃面の汚れ度合に応じた清
掃を行うことができ、清掃効率と清掃品質の向上を図る
ことができる。
ブラシに代えて被清掃面上に押圧して往復動する往復動
ブラシを有する。これにより、回転ブラシと同様に被清
掃面に対して払拭を行うことができる。
水濁度検出装置による検出濁度の増大に従って、往復動
ブラシの往復動数を増大せしめる制御を行う。これによ
り、汚れ度合が高い被清掃面に対してより強い払拭を行
うことができる。したがって、被清掃面の汚れ度合に応
じた清掃を行うことができ、清掃効率と清掃品質の向上
を図ることができる。
が適用される実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、自走式清掃装置10の正面説明図、図2は、図
1の側面説明図、図3は、図1の下面説明図である。
したように、外観が全体的に丸みを帯びた形状をなすよ
うに、下方を除いたそのほぼ全体は外装カバーによって
覆われており、清掃作業風景が周囲の雰囲気に溶けこ
み、安全性をイメージさせる風貌となるように形成され
ている。
置10の平面形状は、ほぼ円形をなすように形成されて
おり、自走式清掃装置10の前後長を直径とした円内に
全体が収まるように形成されている。そして、自走式清
掃装置10の上部後方には、自走式清掃装置10を作業
者が移動させる際等に押すことができるように操作ハン
ドル11が設けられている。
等を検知し避けながら被清掃面となる床面上を自律走行
可能するための走行装置20と、床面の清掃を行う清掃
装置30と、これらを制御する制御装置50を具備して
いる。
置を概略的に示す斜視説明図である。図示したように、
自走式清掃装置10の下部には走行装置20、前方上部
内には洗浄液と汚水を収容する貯留タンク38、後方上
部内には制御装置50が各々配置されている。
方に設けられ、図1〜図3に示したように、その前後方
向中央位置の左右に設けられた走行用の駆動輪21と、
前後に各々設けられ自走式清掃装置10の走行に応じて
360゜首振り回動自在な前・後キャスタ22、23と
を具備している。
に、その内側に減速機を介して駆動モータ24と連結さ
れており、駆動モータ24は駆動輪21の回転位置を検
出するエンコーダ25を有している。
駆動輪21が床面から浮上してスリップ等をしないよう
に、上下動を許容する、例えばスウィングアーム方式の
サスペンション機構を有している。
駆動輪21の回転数差によって行われ、方向転換は、左
右の駆動輪21を互いに逆回転させ自走式清掃装置10
をその場でスピン回転させることによって行う。
22の前部位置にて車体前方及び左右側方の障害物の検
出を行い、後キャスタ23の後部位置にて車体側方の障
害物の検出を行う障害物センサ26を備えている。
部に設けられ床面に対してブラシがけを行うスクラバ手
段31と、洗浄液を散水しスクラバ手段によるブラシが
け後の汚水を吸引回収する散水回収手段35とを有して
いる。
たように、自走式清掃装置10の下部で駆動輪21の後
方位置に配置されたリフトプレート32と、リフトプレ
ート32に固定されたブラシモータ33と、ブラシモー
タ33によって回転駆動され床面と接触した際に床面を
払拭(以下、単にブラシがけという)する回転ブラシ3
4とを具備している。
の前部側と後部左右両側の合計3個設けられており、回
転ブラシ34を着脱自在に装着している。
続する基部とブラシ部とからなり、ブラシモータ33へ
の着脱が容易に可能な構造となっている。そして、回転
ブラシ34のメンテナンスの際、又は清掃する床面の状
態例えばコンクリート等の凹凸の多い床面や大理石のよ
うな凹凸の少ない等の床面状態に応じて、容易に交換す
ることができる。
(図示せず)によって床面に対して接離する方向に移動
し位置決め可能なリフト構造を有している。このリフト
プレート32の床面に対するリフト位置は、自走式清掃
装置10の走行速度や床面の汚れ度合に応じて種々設定
される。
押圧力位置にリフトプレート32のリフト位置を設定し
た場合は、回転ブラシ34を床面に対して強い押圧力で
押圧することができ、より強い力で床面のブラシがけを
行うことができる。また、床面より離間した位置である
弱押圧力位置にリフトプレート32のリフト位置を設定
した場合は、回転ブラシ34を床面に対して弱い押圧力
で押圧することができ、弱い力で床面のブラシがけを行
うことができる。
を機能的に示した説明図である。
に、洗浄液の散水を行う散水部36と、スクラバ手段3
1によりブラシがけを行った後の汚水を吸引回収するス
クイージ部37と、散水する洗浄液と回収した汚水を貯
留する貯留タンク38とを具備している。
により構成されたフレキシブルな区画壁39によって洗
浄液タンク40と汚水タンク41との2室に区画されて
いる。この区画壁39は、洗浄液タンク40と汚水タン
ク41に貯留された液体の量の差に従って自由に追従変
形し洗浄液タンク40と汚水タンク41の容積を変更す
ることができる容積可変式構造を有している。
38内部の空気を強制的に排出して貯留タンク38内を
負圧せしめるブロワモータ42と、一方がスクイージ部
37と連通する汚水吸引通路43が連通している。ま
た、洗浄液タンク40の下部位置には、散水部36が連
通している。
通し他端が床面に対して散水を行う散水管44と、散水
管44の系路途中に貯留タンク38内の洗浄液を自走式
清掃装置10の動作に応じて予め設定された所定量だけ
散水するように制御する散水ポンプ45と、を有してい
る。
ように、自走式清掃装置10の後部下方位置に、自走式
清掃装置10の後方部分を外方より包囲する略半円弧状
に湾曲させた形状をなすように形成されている。そし
て、所定幅を有し下面が開放された断面コ字型部材の基
部を有しており、その中央後端側の上面部には汚水吸引
通路43の一端が開口している。
面と当接して密接し床面上の汚水を集液する所定厚さの
可撓性板材、例えばゴム製の板材からなるワイパ部46
が床面に対して立設するように設けられており、外周側
のワイパ部46aは、内周側のワイパ部46bよりも床
面側に長く形成されている。
許可する機構を介してリフトプレート32に着脱自在に
設けられている。
が下降した際に、スクイージ部37のワイパ部46は床
面と接触することができ、前進時にスクイージ部37の
左右中心位置、即ち進行方向最後尾側に汚水を集液する
ことができ、スクイージ部37の左右側からの汚水の回
収漏れを防止することができ、床面上の汚水を効率よく
回収することを可能としている。
いることから自走式清掃装置10が方向転換する際にも
床面上の障害物との接触等を抑制することができ、リフ
トプレート32との揺動接続構造により障害物との万一
の接触にも対応することができる。
段35は、貯留タンク38内をブロワモータ42によっ
て負圧せしめることができ、貯留タンク38の負圧によ
ってスクイージ部37から床面上の汚水を回収し、汚水
回収通路43を介して汚水タンク41内に収容すること
ができる。
積を有する貯留タンク38と比較した場合に、より多く
の洗浄液若しくは汚水を収容することができ、本装置の
連続清掃時間の延長を図ることできる。
タンクと汚水タンクをそれぞれ設けた場合よりも貯留タ
ンクを小型化することができ、自走式清掃装置10全体
のコンパクト化を図ることができる。
走式清掃装置10の上方後部内に収納されており、メイ
ンコントローラ51、操作パネル52、駆動モータドラ
イバ53、清掃装置ドライバ54により構成されてい
る。
テム図である。図示したように、メインコントローラ5
1は、入力側が障害物センサ26、濁度検出部56、操
作パネル52と接続されており、出力側が駆動モータド
ライバ53、清掃装置ドライバ54、シリンダモータド
ライバ55、シリンダモータ47と接続されている。
タ信号に基づいて各ドライバに制御信号を出力する。制
御信号を受けた駆動モータドライバ53は、左右の駆動
輪21に連結された各駆動モータ24に駆動信号を出力
する。したがって、駆動モータ24は駆動輪21を所定
回転だけ回転させ、自走式清掃装置10は走行速度及び
走行走舵を制御される。
1のブラシモータ33に駆動信号を出力してブラシモー
タ33を所定回転数で回転駆動させ、連結接続されてい
る回転ブラシ34を回転させる。
モータ47を駆動する駆動信号を出力してシリンダモー
タ47を所定移動量だけ駆動させ、リフトプレート32
を床面と接離する方向に移動させて位置決めを行う位置
決め制御を行う。
者が各種データの設定値を入力することができる操作パ
ネル52が設けられており、自走式清掃装置10に清掃
を行わせる条件、例えば清掃範囲を任意に設定すること
ができる構造となっている。
ある濁度検出部56について説明する。濁度検出部56
は、図5に示したように、スクイージ部37と貯留タン
ク38との間を連通する汚水吸引通路43の系路途中
で、汚水吸引通路43がほぼ垂直となる箇所に設けられ
ている。
からの吸引回収により汚水吸引通路43内を通過する汚
水の濁度を検出するものである。図7は、濁度検出部5
6による濁度検出の原理を概念的に示した説明図であ
る。汚水吸引通路43の濁度検出部56が設けられる部
分は、光の透過を許容する光透過性管路である透明配管
部43aにより形成されている。
を照射する投光素子57と投光された光を受光して受光
量として検出する受光素子58とを有しており、投光素
子57と受光素子58は間に透明配管部43aを介して
相対向する位置に配置されている。
単に説明すると、まず最初に濁度検出部56は、汚水回
収中に投光素子57より一定の投光量を投光する。そし
て、投光された光はレンズを介して透明管路内に存在す
る汚水を透過した後に受光素子58により受光され、受
光素子58が受光した受光量から汚水の光透過率を算出
する。
場合には光透過率は低くなり、透明度が高い場合には光
透過率は高くなる。これにより、濁度検出部56は床面
の汚れ度合を容易に判断することができる。したがっ
て、床面の模様や材質、表面の凹凸によって左右される
ことなく、正確に床面の汚れ度合を認識することができ
る。
合に応じた制御方法について以下に説明する。本実施例
における自走式清掃装置10は、床面の汚れ度合を検出
し、その汚れ度合に応じて走行装置20の走行速度S
と、回転ブラシ34の押圧力P及び回転数Rを調整する
制御を行うものである。
行速度Pを低下させ、回転ブラシを床面に強く押し付け
かつ回転ブラシの回転数Rを通常回転数よりも上昇させ
ることによって重点的かつ念入りに清掃を行い、汚れ度
合が低い場所では走行速度Sを上昇させ、回転ブラシ3
4を床面に軽く押し付けかつ回転ブラシ34の回転数R
を通常回転数にすることによって簡単に清掃を行う制御
を行う。これにより、清掃効率と清掃品質の向上を図る
ことができる。
第1の実施例について以下に説明する。図8は、濁度検
出部の検出信号に応じた走行装置の制御を行うフローチ
ャート、図9は、図8のフローチャートによる床面の汚
れ度合と走行装置の走行速度の制御関係を示したグラフ
である。
0は、低速走行速度SPLと中速走行速度SPMとの2
種類の走行速度SPの選択が可能であり、床面の汚れ度
合に応じて選択される。
PUHと弱押圧力PULの2種類の押圧力が設定されて
おり、リフトプレート32の位置が床面に対して接近し
た位置である強押圧力位置PUHpか、強押圧力位置P
UHpよりも床面に対して離間した位置である弱押圧力
位置PULpかによって設定される。
Rsと高速回転数Rhとが設定されており、リフトプレ
ート32のリフト位置が強押圧力位置PUHpである場
合に高回転数Rhを、弱押圧力位置PULpである場合
に通常回転数Rsを選択するように設定されている。
て、ステップ(以下、単に「S」という)101にて自
走式清掃装置10の現在の走行速度が低速走行速度SP
Lであるか否かが判断され、低速走行速度SPLである
(YES)と判断された場合はS102へ移行し、低速
走行速度SPLでない(NO)、即ち中速走行速度SP
Mであると判断された場合はS105へ移行する。
が判断される。ここで、濁度検出部56により汚水吸引
通路43内を通過する汚水の光透過率が検出され、予め
設定されている設定値との比較がなされる。この設定値
は、透過率が高い値であるレベル1と、透過率が低い値
であるレベル2との2種類が設定されており、これを基
準にして床面の汚れ度合が判断される。
るか否かが判断される。ここで、レベル2を超えていな
い(NO)と判断された場合はS103へ移行する。S
103では、走行速度SPを中速走行速度SPMにする
制御が行われ、S102から移行してきた場合は低速走
行速度SPLから中速走行速度SPMに増速させられる
(図9中、C→D)。
ート32は、シリンダモータの制御により強押圧力位置
PUHpから弱押圧力位置PULpまで上昇させられ
る。これにより、回転ブラシ34の床面に対する押圧力
PUは強押圧力PUHから弱押圧力PULに減圧され
る。また、回転ブラシの回転数Rは、高回転数Rhから
通常回転数Rsに変更される。
(YES)と判断された場合はS104へ移行する。S
104では、走行速度SPを低速走行速度SPLにする
制御が行われ、この場合は低速走行速度SPLが維持さ
れる(図9中、C)。そして、リフトプレート32は強
押圧力位置PUHpに維持され、回転ブラシ34の押圧
力PUは強押圧力PUHに維持される。また、回転ブラ
シ34の回転数Rは、高回転数Rhに維持される。
以下であるか否かが判断される。ここで、レベル1以下
である(YES)と判断された場合は、S103へ移行
する。S103では、走行速度SPを中速走行速度SP
Mにする制御が行われ、S105から移行してきた場合
は中速走行速度SPMが維持される(図9中、A)。そ
して、リフトプレート32は弱押圧力位置PULpに維
持され、回転ブラシ34の押圧力PUは弱押圧力PUL
に維持され、回転数Rは通常回転数Rsに維持される。
(NO)と判断された場合は、S104へ移行する。S
104では、走行速度SPを低速走行速度SPLにする
制御が行われ、この場合は中速走行速度SPMから低速
走行速度SPLに減速させられる(図9中、A→B)。
プレート32は、シリンダモータの制御により弱押圧力
位置PULpから強押圧力位置PUHpまで下降させら
れる。これにより、回転ブラシ34の床面に対する押圧
力PUは弱押圧力PULから強押圧力PUHに増圧さ
れ、回転ブラシ34の回転数Rは通常回転数Rsから高
回転数Rhに増速させられる。そして、本ルーチンを終
了する(リターン)。
御される走行速度SPと床面の汚れ度合との関係を示し
た表である。図示したように、現在の走行速度SPが濁
度検出部56により検出した汚れ度合によって、低速走
行速度SPM、中速走行速度SPMのいずれの設定速度
に制御されるかが示されている。
ットは床面の汚れ度合を正確に認識することができ、汚
れ度合の低い床面の清掃を簡単に済ませることができ、
汚れ度合の高い床面の清掃を重点的かつ念入りに行うこ
とができる。したがって、清掃効率と清掃品質の向上を
図ることができる。
2の実施例について以下に説明する。本実施例おいて特
徴的なことは、中速走行速度SPMよりもより速い走行
速度である高速走行速度SPHを追加し、回転ブラシの
押圧力PUに中間押圧力PUMを追加したことである。
のリフト位置を強押圧力位置PUHpと弱押圧力位置P
ULpとの間に設定したものである。また、回転ブラシ
34の回転速度Rは、弱押圧力PUL、中間押圧力PU
M、強押圧力PUHに各々対応して低回転速度RL、中
回転速度RM、高回転速度RHの3種類を設定してい
る。
じた走行装置20の制御を行うフローチャート、図12
は、図11のフローチャートによる床面の汚れ度合と走
行装置20の走行速度SPの関係を示したグラフであ
る。
10の現在の走行速度SPが高速走行速度SPHである
か否かが判断され、高速走行SPHでない(NO)と判
断された場合は、走行速度SPを特定すべくS202へ
移行し、高速走行速度SPHである(YES)と判断さ
れた場合はS205へ移行する。
度SPMであるか否かが判断され、中速走行速度SPM
でない(NO)場合は、低速走行速度SPLであると判
断してS203へ移行し、中速走行速度SPMである
(YES)場合は、S207へ移行する。
の汚れ度合が判断される。ここで、濁度検出部56によ
り汚水吸引通路43内を通過する汚水の光透過率が検出
され、予め設定されている設定値との比較がなされる。
この設定値は、レベル1〜レベル3の3種類が設定され
ており、レベル数が上昇するほど透過率が低い、即ち、
床面の汚れ度合が高いことを示している。
以下であるか否かが判断され、レベル3以下である(Y
ES)と判断された場合はS204へ移行する。S20
4では、走行速度SPを中速走行速度SPMにする制御
が行われ、S203から移行してきた場合は低速走行速
度SPLから中速走行速度SPMに増速させられる(図
12中、D→E)。
プレート32は、強押圧力位置PUHpから中間押圧力
位置PUMpまで上昇させられ、回転ブラシ34の床面
に対する押圧力PUは、強圧力PUHから中間押圧力P
UMへ減圧される。また、回転ブラシ34の回転数R
は、ブラシモータ33の制御によって高回転数RHから
中回転数RMに減速させられる。
(NO)、すなわちレベル3を超えていると判断された
場合は、S208へ移行する。S208では、走行速度
SPを低速走行速度SPLにする制御が行われ、この場
合には低速走行速度SPLに維持される(図12中、
D)。そして、リフトプレート32は強押圧力位置PU
Hpに維持され、回転ブラシ34の床面に対する押圧力
PUは強押圧力PUHに維持される。また、回転ブラシ
34の回転数Rは、高回転数RHに維持される。
以下であるか否かが判断される。ここで、検出した汚水
の光透過率からレベル1以下である(YES)と判断さ
れた場合はS206へ移行する。
度SPHにする制御がなされ、この場合には高速走行速
度SPHに維持される(図12中、A)。そして、リフ
トプレート32は弱押圧力位置PULpに維持され、回
転ブラシ34の床面に対する押圧力PUは弱押圧力PU
Lに維持される。また、回転ブラシ34の回転数Rは低
回転数RLに維持される。
(NO)、即ちレベル1を超えていると判断された場合
は、S204へ移行する。S204では、走行速度SP
を中速走行速度SPMにする制御が行われ、この場合に
は高速走行速度SPHから中速走行速度SPMに減速さ
せられる(図12中、A→B)。
プレート32は、弱押圧力位置PULpから中間押圧力
位置PUMpまで下降する。これにより、回転ブラシ3
4の床面に対する押圧力PUは、弱圧力PULから中間
押圧力PUMに増圧され、回転ブラシ34の回転数Rは
低回転数RLから中回転数RMに増速させられる。
以下であるか否かが判断され、検出した汚水の光透過率
からレベル2以下でない(NO)と判断された場合はS
208へ移行する。
度SPLにする制御が行われ、この場合には中速走行速
度SPMから低速走行速度SPLに減速される(図12
中、B→C)。そして、走行速度SPの減速と共にリフ
トプレート32は、中間押圧力位置PUMpから強押圧
力位置PUHpまで下降させられる。
る押圧力PUは、中間押圧力PUMから強押圧力PUH
に増圧され、回転ブラシ34の回転数Rは中回転数RM
から高回転数RHに増速させられる。
(YES)と判断された場合はS206へ移行する。S
206では、走行速度SPを高速走行速度SPHにする
制御がなされ、この場合には中速走行速度SPMから高
速走行速度SPHに増速される(図12中、E→F)。
置PUMpから弱押圧力位置PULpまで上昇させられ
る。これにより、回転ブラシ34の床面に対する押圧力
PUは、中間押圧力PUMから弱押圧力PULに減圧さ
れ、回転ブラシ34の回転数Rは中回転数RMから低回
転数RLに減速させられる。そして、本ルーチンを終了
する(リターン)。
御される走行速度SPと床面の汚れ度合とを示した表で
ある。図示したように、現在の走行速度SPが濁度検出
部56により検出した汚れ度合によって、低速走行速度
SPM、中速走行速度SPM、高速走行速度SPHのい
ずれの設定速度に制御されるかが示されている。
ットは、第1の実施例よりもより精密に床面の汚れ度合
を認識することができる。これにより、清掃効率と清掃
品質を更に高いものとすることができる。
図2に示した自走式清掃装置10の後部に配置する2本
の操作レバー11を作業者が押動操作することによって
手動で移動操作することもできる。その際には、検出し
た床面の汚れ度合に応じてスクラバ手段31の回転ブラ
シ34の押圧力PUを調整する制御を行う。
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々の変更及び組み合わせが可能である。例えば、本実施
の形態では、走行速度SPが低速走行速度SPLである
場合は、強押圧力PUHでブラシがけを行う制御がなさ
れているが、床面の汚れ状態等に応じて走行速度SPは
変化させずにブラシがけの押圧力PUのみを変化させた
り、走行速度SPのみを変化させブラシがけの押圧力P
Uを変化させずに床面の清掃を行っても良い。
床面のブラシがけを回転ブラシを用いて行う場合につい
て説明したが、回転ブラシの代わりに床面に対して往復
動する往復動ブラシを用いても同様の作用効果を得るこ
とができる。例えば、自走式清掃装置の進行方向に対し
て直交する左右方向に所定幅だけ揺動可能な往復動ブラ
シを設けて、前進走行時に床面のブラシがけを行う制御
を行っても良い。
動ブラシの床面に対する押圧力を調整しても良く、これ
により、上述の実施の形態と同様に清掃効率と清掃品質
の向上を図ることが可能となる。
式清掃装置によれば、洗浄液を散水し、かつ回転ブラシ
によりブラシがけを行った後に回収した汚水の濁度を光
透過率によって判断することによって、被清掃面の汚れ
度合を正確かつ容易に認識することができ、汚れ度合に
応じた的確な清掃方法を選択して清掃を行うことができ
る。
図である。
説明図である。
した説明図である。
を行うフローチャートである。
走行装置の走行速度の関係を示したグラフである。
と床面の汚れ度合とを示した表である。
御を行うフローチャートである。
合と走行装置の走行速度の関係を示したグラフである。
と床面の汚れ度合とを示した表である。
Claims (10)
- 【請求項1】 走行装置を具備し、貯留タンクからの洗
浄液を被清掃面上に散水すると共に、該被清掃面上を回
転する回転ブラシにより払拭して前記被清掃面上の汚水
を汚水回収経路を介して前記貯留タンクに回収する自走
式清掃装置において、 前記汚水回収系路に回収汚水の濁度を検出する汚水濁度
検出装置を有することを特徴とする自動式清掃装置。 - 【請求項2】 前記貯留タンクが、該貯留タンク内を洗
浄液を収容する洗浄液タンクと前記回収した汚水を収容
する汚水タンクとに区分する区画壁を有することを特徴
とする請求項1に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項3】 前記貯留タンク内を洗浄液タンクと汚水
タンクに区分する区画壁が可撓性材料製であることを特
徴とする請求項2に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項4】 前記汚水回収系路の少なくとも一部が光
透過性管路であって、汚水濁度検出装置が、光透過性管
路の光透過量を検出する汚水センサであることを特徴と
する請求項1〜3に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項5】 前記汚水センサが、光透過性管路を介し
て相対向配置される投光素子と、該投光素子からの投光
量を検出する受光素子とを具備することを特徴とする請
求項4に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項6】 前記汚水濁度検出装置による検出濁度の
増大に従って、回転ブラシの被清掃面に対する押圧力を
増大せしめる制御を行うことを特徴とする請求項1〜5
に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項7】 前記汚水濁度検出装置による検出濁度の
増大に従って、走行速度を低減せしめる制御を行うこと
を特徴とする請求項1〜6に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項8】 前記汚水濁度検出装置による検出濁度の
増大に従って、前記回転ブラシの回転数を増大せしめる
制御を行うことを特徴とする請求項1〜7に記載の自走
式清掃装置。 - 【請求項9】 前記回転ブラシに代えて被清掃面上に押
圧して往復動する往復動ブラシであることを特徴とする
請求項1〜7に記載の自走式清掃装置。 - 【請求項10】 前記濁度検出装置による検出濁度の増
大に従って、前記往復動ブラシの往復動数を増大せしめ
る制御を行う請求項9に記載の自走式清掃装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10314088A true JPH10314088A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14924148
Family Applications (1)
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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