JPH10313353A - 通信接続装置 - Google Patents

通信接続装置

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JPH10313353A
JPH10313353A JP9136212A JP13621297A JPH10313353A JP H10313353 A JPH10313353 A JP H10313353A JP 9136212 A JP9136212 A JP 9136212A JP 13621297 A JP13621297 A JP 13621297A JP H10313353 A JPH10313353 A JP H10313353A
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JP
Japan
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telephone
circuit
signal
communication connection
calling
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JP9136212A
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English (en)
Inventor
Teruyoshi Kiyotomo
照由 清友
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TERESEN KK
Original Assignee
TERESEN KK
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実かつ迅速に、無線通信回線を構築するこ
とのできる無線通信用の通信接続装置を提供する。 【解決手段】 ボタン電話機2への呼出音を生成する呼
出回路4と、呼出信号をボタン電話機2に間欠的に送出
する一方、その他のタイミングでは、直流電圧を供給し
つつボタン電話機とのアナログ信号路L+ を構築する給
電回路6と、ボタン電話機の出力したダイヤル情報をデ
ジタル信号に変換して制御部3に伝えるDTMF検出回
路5と、ボタン電話機の出力した音声信号を無線電話機
1に伝える一方、携帯電話機1からのアナログ信号を給
電回路6に伝えるハイブリッド回路7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、必要に応じて何時
でも無線通信回線を構築することのできる通信接続装置
に関し、特に、汎用型の携帯電話機を有効活用して、災
害時の被害状況などを迅速に知らせることのできる簡易
タイプの通信接続装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】1995年の阪神大震
災の実例を挙げるまでもなく、地震などの災害時には、
外部から被災地への連絡を円滑に行うことができ、且
つ、被災状況を遅滞なく外部に知らせることができるこ
とが重要である。しかしながら、大災害時には、被災地
と外部との有線通信回線が遮断されてしまうことが多
く、そのため、例えば、支社の被災状況を本社に迅速に
通信できなかったり、或いは、地方公共団体からの情報
が中央に迅速に伝わらなかったりしていた。かかる場
合、会社や官庁の各デスクに配置されているボタン電話
機から、必要に応じて、何時でも無線通信を行うことが
できれば最も望ましい。また、正常時の場合と同様に、
外部から被災地のボタン電話機を自由に呼び出せること
ができれば望ましい。本発明は、この観点に基づいてな
されたものであって、本発明の課題は、有線通信回線が
遮断されてしまった場合でも、確実かつ迅速に、無線通
信回線を構築することのできる無線通信用の通信接続装
置を提供することである。また、本発明の別の課題は、
ボタン電話機などの一般電話機から発信できて、被災時
だけでなく、定常的にも使用することができ、且つ、ラ
ンニング・コストも安い簡易タイプの通信接続装置を提
供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、一般電話機(2)と無線電話機(1)の
間に位置し、内部に備える制御部(3)の動作に基づい
て、両者間の信号授受を仲介する通信接続装置(EQ
U)であって、前記制御部(3)の制御に基づいて一般
電話機(2)への呼出信号を生成する呼出回路(4)
と、前記制御部(3)の制御に基づいて前記呼出信号を
一般電話機(2)に間欠的に送出する一方、その他のタ
イミングでは一般電話機(2)に直流電圧を供給しつつ
一般電話機とのアナログ信号通路(L+ )を構築する給
電回路(6)と、前記給電回路(6)に接続されてお
り、一般電話機の出力したダイヤル情報たるアナログ信
号をデジタル信号に変換して前記制御部(3)に伝える
DTMF検出回路(5)と、前記給電回路(6)に接続
されており、一般電話機の出力した音声情報たるアナロ
グ信号を無線電話機に伝える一方、無線電話機からのア
ナログ信号を前記給電回路に伝えるハイブリッド回路
(7)とを備え、一般電話機からの発信動作に対応して
無線電話機に発信動作を行わせる一方、無線電話機が着
信動作をした場合には一般電話機の呼び出し動作を行う
ようにしている。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。図1は、3台の携帯電話機1
-1〜1-3と、3台のボタン電話機2-1〜2-3とを接続す
る通信接続装置EQUのブロック図である。図示の通
り、携帯電話機1やボタン電話機2は、それぞれのコネ
クタTE1 (TE1-1 〜TE1-3 ),TE2(TE2-1
〜TE2-3 )を介して、通信接続装置EQUに接続され
ている。ここで、ボタン電話機2はプッシュホン機能を
有するものであり、通常、ボタン電話主装置やPBXを
経由して接続される。なお、この実施例では、携帯電話
機1とボタン電話機2とを例示しているが、同等の機能
を有していれば、その他の電話9を用いても良い。
【0005】図示の通り、この通信接続回路EQUは、
制御部3の動作に基づいて2種類の電話機1,2の間で
信号授受を仲介する装置であって、制御部3の制御に基
づいて16Hzの呼出音を生成する呼出回路4と、制御
部3の制御に基づいて呼出音をボタン電話機2に間欠的
に送出する一方、その他のタイミングではボタン電話機
2に直流電圧を供給しつつアナログ信号の通路を構築す
る給電回路6と、ボタン電話機2が出力するダイヤル情
報をデジタル信号に変換して制御部3に伝えるDTMF
検出回路5と、ボタン電話機2の出力するアナログ信号
を携帯電話機1に伝える一方、携帯電話機からのアナロ
グ信号を給電回路6に伝えるハイブリッド回路7とを中
心に構成されている。そして、ハイブリッド回路7は、
ハイブリッド本体部8と、入力増幅部9と、出力増幅部
10と、リミッタ11とで構成されている。
【0006】制御部3から出力されるデジタル・データ
TX1〜TX3は、コネクタTE1-1 〜TE1-3 の端子
TX1〜TX3を経由して、携帯電話機1-1〜1-3に伝
えられ、一方、携帯電話機1-1〜1-3から出力されるデ
ジタル・データRX1〜RX3は、コネクタTE1-1
TE1-3 の端子RX1〜RX3を経由して、制御部3に
伝えられる。なお、携帯電話機1から出力されるアナロ
グ信号は、入力増幅部9とハイブリッド本体部8とを経
由してボタン電話機2に伝えられ、一方、ボタン電話機
2から出力されるアナログ信号は、ハイブリッド本体部
8と出力増幅部10とリミッタ11とを経由して携帯電
話機1に伝えられる。
【0007】図2に示す通り、制御部3は、CPU(具
体的には M37733S4BFP)12と、メモリ13と、デコー
ダ(具体的には 74HC138)14とを中心に構成されてい
る。そして、メモリ13には、後述する本発明の諸機能
を実現するプログラムが格納されている。また、デコー
ダ14は、CPU12からのアドレス信号を受けて、図
4に示すDTMF検出回路5-1〜5-3のチップセレクト
信号 DTMF1〜DTMF3 を生成している。なお、図2におい
て、TXDAとRXDA(TXDA1〜TXDA3,R
XDA1〜RXDA3)は図7の該当箇所に、MF(M
F1〜MF3)は図4の該当箇所に、16HzとRIN
Gは図3の該当箇所に、PSBL(PSBL1〜PSB
L3)は図8の該当箇所に、LP(LP1〜LP3)は
図5の該当箇所に、PSB(PSB1〜PSB3)は図
8の該当箇所に、TMRGとHKUP(TMRG1〜T
MRG3,HKUP1〜HKUP3)は図5の該当箇所
に、それぞれ接続されている。
【0008】16Hz呼出回路4は、詳細には、図3に
示す通りである。なお、図3において、RINGと16
Hz(左側)は、図2の該当箇所に接続され、16Hz
(右側)は、図5の該当箇所に接続されている。CPU
12の出力ポートから出力される16Hzのデジタルパ
ルスは、複数段の増幅回路によってレベル変換された
後、昇圧トランスTで昇圧されて75Vrms の16Hz
の呼び出し信号に生成される。なお、CPU12から出
力される制御信号RINGは、16Hz呼出回路4に対
するON/OFF信号であるが、16Hz呼出回路4
は、通常、ON状態となるよう制御されている。
【0009】図4は、DTMF回路5の詳細を図示した
ものである。このDTMF回路5は、ボタン電話機2に
おいてプッシュボタンPBが押された場合に、押された
ボタンが0〜9,*,#のいずれであるかを認識して、
対応するデジタル・データをCPU12に伝えるもので
あり、3つのPBレシーバ15(具体的にはTC353
02F)を用いている。なお、図4において、DTMF
とMF(DTMF1〜DTMF3,MF1〜MF3)は
図2の該当箇所に接続され、L+ (L1+ 〜L3+ )は
図5の該当箇所に接続されている。PB(プッシュボタ
ン)信号L1+ 〜L3+ が、PBレシーバ15のアナロ
グ入力端子AIN- に加わると、CPU12に対して割
り込みがかかり(MFINT,MF)、CPU12は、
割り込み処理プログラムにおいて4bitのデータを読
み込むことによって、押されたボタンが何であるかを認
識する。なお、図4のL1+ ,L2+ ,L3+ は、図5
に示すボタン電話機2-1〜2-3のTEL+ 端子から、リ
レー回路RLのC1端子→リレー回路RLのB1端子→
ダイオードD1→電解コンデンサCを通して伝えられる
アナログ信号(具体的にはPB信号)である。
【0010】図5は、給電回路6を図示したものであ
り、定電流回路16と、ON/OFF回路17と、タイ
ミング回路18と、ホトカプラ19と、リレー回路RL
とを中心に構成されている。図5において、LPとTM
RGとHKUPとは、図2の該当箇所に接続され、16
Hz+ と16Hz- は、図3の該当箇所に接続されてい
る。また、L3+ ,L3- は、図4と図6の該当箇所に
接続されている。なお、TEL1+ ,TEL2+ ,TE
L3+ は、ボタン電話機2-1〜2-3の+側の信号端子で
あり、−側の信号端子は、表記しないTEL1- ,TE
L2- ,TEL3- である。なお、図5は、ボタン電話
機2-3に関する給電回路6-3のみを図示したものであ
り、ボタン電話機2-1,2-2には、定電流回路16、O
N/OFF回路17、タイミング回路18、ホトカプラ
19、及び、リレー回路RLが、それぞれ別々に設けら
れている。図5において、ON/OFF回路17とタイ
ミング回路18は、CPU12からの制御信号LP,T
MRGによって制御され、ホトカプラ19の出力信号H
KUPは、CPU12の入力ポートに伝えられる。
【0011】リレー回路RLは、制御信号TMRGのH
/Lレベルに応じて、B1,B2端子がC1,C2端子
に接続されるか、或いは、M1,M2端子がC1,C2
端子に接続される。M1,M2端子には、図3に示す1
6Hz呼出回路4で生成された16Hz信号が供給され
ているので、制御信号TMRGの制御に応じて、ボタン
電話機2には呼出音が供給されることになる。また、+
24Vの直流電圧は、定電流回路16→ダイオードD1
→リレー回路RLのB1端子→リレー回路RLのC1端
子を通って、30mAの定電流としてボタン電話機2-1
〜2-3に供給される。なお、この給電状態において、ボ
タン電話機2のTEL1+ 〜TEL3+信号は、リレー
回路RLのC1端子→リレー回路RLのB1端子→ダイ
オードD1→電解コンデンサCを通して、PB信号(L
+ 〜L3+ )として、図4のDTMF検出回路5に伝
えられるのは前段で説明した通りである。また、このア
ナログ信号TEL1+ 〜TEL3+ は、同じ経路を経た
後、図6に示すハイブリッド回路7にも、音声信号(L
+ 〜L3+ )として伝えられる。
【0012】図6は、ハイブリッド回路7(7-3)を詳
細に図示したものであり、ハイブリッド本体部8、入力
増幅部9a,9b、出力増幅部10a,10b、及びリ
ミッタ11の関係が示されている。図6において、RX
A3とTXA3は、図8の該当箇所に接続され、L3+
とL3- は、図5の該当箇所に接続されている。ボタン
電話機2から図5のリレー回路RLを経て加わるアナロ
グ信号L3+ は、増幅部10a、リミッタ11、増幅部
10bを通して、アナログ信号TXA3として携帯電話
機1のコネクタTE1-3 に供給される(図1、図8参
照)。一方、携帯電話機1からのアナログ信号RXA3
は、増幅部9a,9bで増幅された後、アナログ信号L
+ として、図5のリレー回路RLを通してボタン電話
機2に供給される。なお、図示しないハイブリッド回路
-1,7-2についても全く同一の回路構成であるので、
結局、ボタン電話機用コネクタTE2-1 〜TE2-3 のT
EL1+ 〜TEL3+ 端子(図5)⇔3つのリレー回路
RL(図5)⇔アナログ信号L1+ 〜L3+ (図5、図
6)⇔ハイブリッド回路7の音声信号TXA1〜TXA
3,RXA1〜RXA3(図6、図8)⇔携帯電話機用
コネクタTE1-1 〜TE1-3 (図8)の接続関係が実現
される。
【0013】図7は、携帯電話機1-3のコネクタTE
1-3 とCPU12との接続関係を詳細に図示したもので
ある。なお、コネクタTE1-1 ,TE1-2 とCPU12
についても全く同様の接続になっている。図7におい
て、TXDA3,RXDA3は、図2のCPU12に接
続され、TXD3,RXD3は、図8のコネクタTE
1-3に接続されている。CPU12からの出力データT
XDA3は、クランプ回路20を通って、出力データT
XD3として携帯電話機用のコネクタTE1-3 に供給さ
れる(なお、図1ではTX3と表示している)。一方、
携帯電話機1からの出力データRXD3は、クランプ回
路21と電圧変換部22とを通って、入力データRXD
A3としてCPU12に供給される(なお、図1ではR
X3と表示している)。
【0014】図8は、携帯電話機用のコネクタTE1-3
と、携帯機充電回路23との関係を図示したものであ
る。この携帯機充電回路23は、携帯電話機1-3に対す
るものであるが、携帯電話機1-1,1-2についても全く
同一の充電回路が設けられている。図8において、TX
A1〜TXA3とRXA1〜RXA3は、図6の該当箇
所に接続され、TXD1〜TXD3とRXD1〜RXD
3は、図7の該当箇所に接続されている。携帯電話機用
のコネクタTE1-1 〜TE1-3 には、それぞれ、GND
(1) ,アナログ出力TXA(2) ,SG(3) ,デジタル出
力TXD(4) ,デジタル入力RXD(5) ,POWER
(6) ,GND(7) ,アナログ入力RXA(8) ,PCN1
(9),PCN2(10)の10端子が存在する。そして、+
5.7Vの直流電圧は、定電流トランジスタ24を通し
て、コネクタTE1-3 のPOWER端子(6) に供給さ
れ、POWER端子(6) への電圧は、抵抗で分圧されて
CPU12の入力端子PSBLに供給される。なお、定
電流トランジスタ24の動作は、CPU12からの制御
信号PSBによって制御されている。
【0015】図2〜図8を総合して、携帯電話機1とC
PU12とボタン電話機2との接続関係を説明すると次
の通りである。ボタン電話機2(図5)のアナログ信号
L1+ 〜L3+ は、図6のハイブリッド回路7を通って
アナログ出力データTXA1〜TXA3となり、図8の
コネクタTE1-1 〜TE1-3 の端子TXA1〜TXA3
に入力される。一方、携帯電話機1(図8)からのアナ
ログ信号は、コネクタTE1-1 〜TE1-3 のアナログ入
力端子RXA1〜RXA3を通って、図6のハイブリッ
ド回路7に加わり、アナログ信号L1+ 〜L3+ として
ボタン電話機2(図5)に供給される。また、CPU1
2のデジタル出力TXDA1〜TXDA3は、図7のイ
ンタフェイス部を通ってデジタル出力TXD1〜TXD
3となり、図8のコネクタTE1-1 〜TE1-3 の端子T
XD1〜TXD3に入力される。一方、携帯電話機1
(図8)からのデジタル出力は、コネクタTE1-1 〜T
1-3 の端子RXD1〜RXD3を通って、図7のイン
タフェイス部に加わり、デジタル入力データRXDA1
〜RXDA3としてCPU12に供給される。
【0016】続いて、図1〜図8に示す通信接続装置E
QUの動作内容を説明する。 1.待機状態 図5に示す給電回路6において、CPU12からのタイ
ミング制御信号TMRGは、Lレベルであり、リレー回
路RLのB1,B2端子は、C1,C2端子と直結状態
になっている。そのため、直流電圧+24Vは、リレー
回路RLのC1,C2端子を通して、ボタン電話機2-1
〜2-3のTEL+ に供給されている。但し、ボタン電話
機2は、ONフック状態であるので、ホトカプラの発光
ダイオードDに電流が流れることはなく、CPU12へ
のHKUP信号は、Hレベルのままである。
【0017】2.ボタン電話機2からの発信準備 この状態でボタン電話機2の送受話器を持ち上げると、
リレー回路RLのB1端子→C1端子→ボタン電話機2
のTEL+ 端子→TEL- 端子→リレー回路RLのC2
端子→B2端子→発光ダイオードDの経路が閉じるの
で、この閉ループには、30mAの定電流が流れる。発
光ダイオードDに定電流が流れたことにより、ホト・ト
ランジスタTRがON動作して、CPU12へのHKU
P信号がLレベルとなる。このHKUP信号は、CPU
12の入力ポートに伝えられるので、これに応答して、
CPU12は、図7のインタフェイス部と図8のコネク
タTE1 (TXD端子)とを通して、携帯電話機1に対
してOFFフックコマンドを送出する。
【0018】携帯電話機1は、OFFフックコマンドの
受信に応答して、図8のコネクタTE1 のRXA端子を
通してダイヤルトーン(DT)信号を送出する。携帯電
話機1から送出されたダイヤルトーン信号(RXA)
は、図6のハイブリッド回路7のアナログ信号L+ とし
て、図5のリレー回路RLのB1端子に伝えられ、リレ
ー回路RLのB1端子、C1端子を経由してボタン電話
機2に加わり、「ツー」という音が出力される。
【0019】3.ダイヤルボタン操作 続いてボタン電話機2でダイヤル操作を行うと、ボタン
電話機2からのプッシュボタン(PB)信号は、図5の
リレー回路RLのC1端子に伝えられ、リレー回路RL
のB1端子を経由して、アナログ信号L+ として、図4
のPBレシーバ15のAIN- 端子に供給される。AI
- 端子に有効なPB信号が加わると、PBレシーバ1
5から割り込み信号MFINTが出力され、CPU12
に対して割り込みがかかる(MF)。CPU12は、割
り込み処理において、PBレシーバの出力データD1−
D4を読み込むが、この出力データD1−D4は、押圧
したプッシュボタンの数字(0〜9)や記号(*や#な
ど)に対応したデータになっている。したがって、CP
U12は、割り込み処理において、送信先のダイヤル情
報を知ることができ、このダイヤル情報を、図8のコネ
クタTE1 のTXD端子を通して携帯電話機1に送出す
る。
【0020】すると、携帯電話機1は、送出されてきた
ダイヤル情報に対応して、相手側の電話機を呼び出す。
また、呼び出し動作に対応して、リングバックトーンを
コネクタTE1 のRXA端子に出力する。リングバック
トーンは、アナログ信号L+として、図6のハイブリッ
ド回路からリレー回路RLのB1端子に伝えられ、リレ
ー回路RLのC1端子を通ってボタン電話機2のTEL
+ 端子に加わる。この動作により、ボタン電話機2で
は、リングバックトーンを聞くことができる。
【0021】4.通話動作 その後、通話すべき相手方が電話をとると、携帯電話機
1のRXA,TXA端子⇔ハイブリッド回路(信号ライ
ンL+ )⇔リレー回路RL⇔ボタン電話機2のTE
+ ,TEL- 端子を通して送受話が行われる。
【0022】5.送受話の終了 (1)ボタン電話機2を先に切った場合、ボタン電話機
2のTEL+ ,TEL- 端子間が開ループとなるので、
ホト・トランジスタTRがOFF状態となり、HKUP
信号がHレベルとなる。この信号はCPU12に伝えら
れるので、CPU12は、携帯電話機1に対して、ON
フックコマンドを送出する。したがって、携帯電話機1
は、ONフック状態となり、相手方の電話機に対する通
信を完了することになる。 (2)一方、相手方の電話機の方が先に切れた場合に
は、携帯電話機1は、RXD端子を通して、そのことを
CPU12に知らせる。また、携帯電話機1は、RXA
端子を通して、ビジートーンを出力する。出力されたビ
ジートーンは、コンネクタTE1 のRXA端子→ハイブ
リッド回路7の信号ラインL+ →リレー回路RLを通し
てボタン電話機2のTEL+ 端子に伝えられる。したが
って、ボタン電話機2の側では、相手方が電話機を切っ
たことを知ることができる。
【0023】6.着信時の動作 (1)相手方の電話機から携帯電話機1が呼び出される
と、携帯電話機1は、RXD端子を通して着信表示ステ
イタスをCPU12に伝える。すると、CPU12は、
RING信号をHレベルにすると共に、16Hzの発振
を開始する(図3参照)。また、CPU12は、1秒間
はHレベル、次の2秒間はLレベルのタイミング制御信
号TMRGを出力する(図5参照)。このタイミング制
御信号TMRGによって、図5に示すリレー回路RL
は、タイミング制御信号TMRGがHレベルの時だけ、
M1,M2端子とC1,C2端子とが接続状態となり、
この動作の結果、タイミング制御信号TMRGがHレベ
ルとなる1秒間だけ、図3に示す呼出回路4からの16
Hzがボタン電話機2のTEL+ 端子に伝えられること
になり、通常の呼び出し動作が実現される。
【0024】(2)ボタン電話機2を持ち上げてOFF
フック状態にすると、ホトカプラを通してHKUP信号
がLレベルとなり、CPU12にOFFフック状態が伝
えられる。そこで、CPU12は、RING信号をLレ
ベルに戻すと共に、16Hzの発振を停止し、タイミン
グ制御信号TMRGをLレベルに戻す。また、OFFフ
ックコマンドを携帯電話機1に送出し、携帯電話機1か
らの着信表示OFFステイタスを受けた後、携帯電話機
とボタン電話機の間の通話を可能にする。明らかなよう
に、通話状態では、携帯電話機1のRXA,TXA端子
⇔ハイブリッド回路(信号ラインL+ )⇔リレー回路R
L⇔ボタン電話機のTEL+ ,TEL- 端子を通して送
受話が行われる。
【0025】7.特殊着信時の動作 相手方の電話機(携帯電話機)Ni が通信接続装置EQ
Uの携帯電話機1を1コールだけ呼び出し、その後、相
手方が電話機Ni を切った場合には特殊着信動作を行
う。以下、図9を参照しつつ特殊着信時の動作について
説明する。 (1)相手方の電話機Ni から携帯電話機1が呼び出さ
れた段階で、通信接続装置EQUのCPU12は、相手
方の電話番号を認識しているので、CPU12は、当該
相手方の電話番号を記憶すると共に、通信接続装置EQ
Uに接続されているボタン電話機2を呼び出す。 (2)そして、呼び出されたボタン電話機2がOFFフ
ック状態となると、CPU12は、図8のコネクタTE
1 のTXD端子を通して、記憶していた相手方電話機N
i のダイヤル情報を携帯電話機1に送出する。すると、
携帯電話機1は、送出されてきたダイヤル情報に対応し
て電話機Ni を呼び出し、コネクタTE1 のRXA端子
にリングバックトーンを出力するので、ボタン電話機2
では、このリングバックトーンを聞くことができる。 (3)その後、電話機Ni がOFFフック状態になる
と、携帯電話機1のRXA,TXA端子⇔ハイブリッド
回路(信号ラインL+ )⇔リレー回路RL⇔ボタン電話
機2のTEL+ ,TEL- 端子を通して送受話が行われ
る。そして、いずれかの電話機がONフック状態になる
まで通話状態が維持される。
【0026】以上、本発明の実施の形態について具体的
に説明したが、本発明の趣旨を逸脱することなく、各種
の改変が可能である。例えば、図10に示すように、リ
レー回路RLとボタン電話機用のコネクタTE2 との間
に、極性反転回路25を設け、CPU12からの制御信
号EXによって、ボタン電話機2(実際には主装置)へ
のアナログ信号TEL+ TEL- の極性を反転させるよ
うにしても良い。
【0027】この構成によれば、ボタン電話機2から発
信した場合に、CPU12は、相手方の電話機がOFF
フック状態になったことを確認して、極性反転回路25
の接続状態を反転させることができる。図9に則して具
体的に説明すると、相手方の電話機Ni がOFFフック
状態になると、通信事業者からは、携帯電話機1に向け
て課金信号Mnが送出されてくるので、CPU12は、
その課金信号Mnを認識した後に制御信号EXを出力し
て、主装置へのアナログ信号TEL+ TEL-の極性を
反転させる。すると、主装置では、これに応答して課金
演算を開始することが可能となり、通話終了後にボタン
電話機2に使用料金を表示したり、課金装置に使用料金
を記憶することが可能となる。
【0028】なお、この実施例の場合には、携帯電話機
1に送出されてくる課金信号MnをCPU12が認識す
るための特別の配線が必要となるが、この配線を省略し
て、既存のコネクタTE1 のみを使用する場合には、例
えば、計時演算を利用すれば良い。すなわち、携帯電話
機1は、電話機Ni に対してダイヤル情報を送出し終わ
った段階で、通話状態である旨の信号をコネクタTE1
に出力するので、CPU12は、これに応答して計時
(タイマ)動作を開始し、経験的に定められる一定時間
後に制御信号EXを出力して、主装置へのアナログ信号
TEL+ TEL-の極性を反転させる。この方法の場合
には、算出される使用料金がやや不正確となるが、既存
のコネクタTE1 のみを使用すれば足りるので、簡易性
において非常に優れている。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
必要に応じて何時でも、一般電話機から無線通信を行う
ことができる。したがって、有線通信回線が遮断されて
しまった場合でも、会社や官庁の各デスクに配置されて
いるボタン電話機から、確実かつ迅速に、被災状況など
を外部に適切に伝達することができる。無線通信回線
は、被災時だけでなく、定常的にも使用することができ
るので、企業の通信費用を節約することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信接続装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】制御部の構成を詳細に図示したものである。
【図3】16Hz呼出回路を詳細に図示したものであ
る。
【図4】DTMF回路を詳細に図示したものである。
【図5】給電回路を詳細に図示したものである。
【図6】ハイブリッド回路を詳細に図示したものであ
る。
【図7】CPUと携帯電話機コネクタとのインタフェイ
ス部を図示したものである。
【図8】携帯電話機の充電回路を図示したものである。
【図9】図1の通信接続装置の使用状態を説明する図面
である。
【図10】本発明の別の実施例を説明する図面である。
【符号の説明】 1 無線電話機(携帯電話機) 2 一般電話機(ボタン電話機) 3 制御部 4 呼出回路 5 DTMF検出回路 6 給電回路 7 ハイブリッド回路 EQU 通信接続装置 L+ アナログ信号路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般電話機(2)と無線電話機(1)の
    間に位置し、内部に備える制御部(3)の動作に基づい
    て、両者間の信号授受を仲介する通信接続装置(EQ
    U)であって、 前記制御部(3)の制御に基づいて一般電話機(2)へ
    の呼出信号を生成する呼出回路(4)と、 前記制御部(3)の制御に基づいて前記呼出信号を一般
    電話機(2)に間欠的に送出する一方、その他のタイミ
    ングでは一般電話機(2)に直流電圧を供給しつつ一般
    電話機とのアナログ信号通路(L+ )を構築する給電回
    路(6)と、 前記給電回路(6)に接続されており、一般電話機の出
    力したダイヤル情報たるアナログ信号をデジタル信号に
    変換して前記制御部(3)に伝えるDTMF検出回路
    (5)と、 前記給電回路(6)に接続されており、一般電話機の出
    力した音声情報たるアナログ信号を無線電話機に伝える
    一方、無線電話機からのアナログ信号を前記給電回路に
    伝えるハイブリッド回路(7)とを備え、 一般電話機からの発信動作に対応して無線電話機に発信
    動作を行わせる一方、無線電話機が着信動作をした場合
    には一般電話機の呼び出し動作を行うようにしているこ
    とを特徴とする通信接続装置。
  2. 【請求項2】 前記通信接続装置の制御部は、 一般電話機のOFFフック状態を認識した後、前記DT
    MF検出回路からのデジタル信号に基づいて無線電話機
    に発信動作を開始させる第1手段と、 この無線電話機の発信動作に応答して相手方の電話機が
    OFFフック状態となると、前記ハイブリッド回路を通
    して通話動作を実現する第2手段と、 外部の電話機から無線電話機が呼ばれると、前記呼出回
    路と前記給電回路とを制御して一般電話機を呼び出す第
    3手段と、 この呼び出し動作に応答して一般電話機がOFFフック
    状態となると、前記ハイブリッド回路を通して通話動作
    を実現する第4手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信接続装
    置。
  3. 【請求項3】 前記通信接続装置の制御部は、 外部の電話機から無線電話機が特定回数だけ呼ばれてO
    Nフック状態になったことを認識する第5手段と、 その認識に基づいて一般電話機を呼び出すと共に、呼び
    出された一般電話機がOFFフック状態になれば、前記
    ONフック状態になった外部の電話機を呼び出す第6手
    段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の通信接続装置。
  4. 【請求項4】 前記通信接続装置は、一般電話機への直
    流電圧の極性を反転させる反転手段を備えていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    通信接続装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378643A (ja) * 1986-09-19 1988-04-08 メトロフオン,インコ−ポレ−テツド 無線トランシ−バ付電話機のインタ−フエ−スシステム
JPH08116565A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Fujitsu Ltd 構内電子交換機の移動通信網接続システム
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