JPH10313070A - 固体撮像素子用中空パッケージ - Google Patents

固体撮像素子用中空パッケージ

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JPH10313070A
JPH10313070A JP12076597A JP12076597A JPH10313070A JP H10313070 A JPH10313070 A JP H10313070A JP 12076597 A JP12076597 A JP 12076597A JP 12076597 A JP12076597 A JP 12076597A JP H10313070 A JPH10313070 A JP H10313070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
imaging device
base portion
hollow package
state imaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP12076597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Akimaru
賢治 秋丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージの小型/薄型化が容易で、かつ市
場要請の高い固体撮像素子の低コスト化を図った固体撮
像素子用中空パッケージを提供する。 【解決手段】 従来のセラミックスに代えて、モールド
樹脂で成形されたベース部11の略中央部に形成された
チップボンディング部(凹溝)2に、銀ペースト3等で
ダイボンドされたCCDチップ4と、インサート成形に
よりベース部11に封入され、一端がパッケージの内側
に開放されたリードフレーム6とが、ボンディングワイ
ヤ7によって連結されて構成される。ベース部11の上
面にはポッティング樹脂層12が形成され、このポッテ
ィング樹脂層12によってシールガラス10を固着して
CCDチップ4の気密封止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCCDライ
ンセンサなどの固体撮像素子用中空パッケージに関し、
さらに詳しくは、固体撮像素子用中空パッケージにおけ
るパッケージ形状を改良して生産効率の向上を図った固
体撮像素子用中空パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】CCDラインセンサなどの固体撮像素子
用中空パッケージは、金属製に代わり樹脂ラミネートの
積層パッケージやセラミックスを用いたCERDIP
(セラミック・デュアル・インライン・パッケージ)構
造が主流となっている。すなわち、図3に示されるよう
な従来のCERDIP構造の固体撮像素子用中空パッケ
ージは、セラミックスでなるベース部1の略中央部に形
成されたチップボンディング部2のアイランドに銀ペー
スト3または絶縁ペーストボンドでダイボンドされたC
CDチップ4と、印刷法や成形法によって低融点ガラス
5に封入され、両端がパッケージの内側と外側に開放さ
れたリードフレーム6とがボンディングワイヤ7によっ
て連結されて構成される。
【0003】ベース部1の上面には同じくセラミックス
でなるウインドフレーム部8が設けられ、ウインドフレ
ーム部8にはシールレジン9によってシールガラス(リ
ッド)10を固着して気密封止が行われる。
【0004】しかしながら、このような従来の固体撮像
素子用中空パッケージは、ベース部1やウインドフレー
ム部8にセラミックスを使用し、構成要素も多いことか
ら固体撮像素子の小型/薄型化が困難となる。また、固
体撮像素子用中空パッケージの製造工程も複雑となるこ
とから固体撮像素子のコスト高を招くという問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる観点に
鑑みてなされたもので、その課題は、従来の固体撮像素
子用中空パッケージではベース部やウインドフレーム部
にセラミックス等を使用していることから固体撮像素子
の小型化が困難でコスト高を招きやすいという問題を解
消し、パッケージの小型化が容易で、かつ市場要請の高
い固体撮像素子のコストダウンを図った固体撮像素子用
中空パッケージを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の固体撮像素子用中空パッケージは、チップ
ボンディング部が設けられたベース部と、ベース部にシ
ールガラスを固着するウインドフレーム部と、両端が前
記ベース部の内側と外側に開放されたリードフレームと
を備えた固体撮像素子用中空パッケージにおいて、ベー
ス部を高分子樹脂材料により形成するとともに、ベース
部の略中央部にはチップボンディング部となる凹溝が形
成されることを特徴としている。そして、この凹溝に例
えば固体撮像素子チップを収納し、固体撮像素子チップ
および内側に開放された上記リードフレーム間のワイヤ
ボンディングを行うようにした。これにより、ワイヤボ
ンディング工程およびその後の組立プロセスの安定化を
図ることができる。
【0007】また、ベース部に対するシールガラスの固
着は、ウインドフレーム部に代えて、樹脂封止成形手段
(Potting成形法等)によりシールガラスを固着
して固体撮像素子の気密封止を行うことが望ましい。こ
れにより、固体撮像素子用中空パッケージの構成を単純
化でき、固体撮像素子のコストダウンを実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態2例につき、CCDラインセンサを例示して詳細に説
明する。
【0009】実施例1 先ず、図1を参照して本発明の固体撮像素子用中空パッ
ケージの実施例1を説明する。図1は本発明の固体撮像
素子用中空パッケージの実施例1を示す断面図である。
なお、従来技術で記載した事項と共通する部分には同一
の参照符号を付すものとし、重複する部分の説明を一部
省略する。
【0010】図1に示されるような本発明の固体撮像素
子用中空パッケージは、従来のセラミックスに代えて、
モールド樹脂で成形されたベース部11の略中央部に形
成されたチップボンディング部2の凹溝に銀ペースト3
等でダイボンドされたCCDチップ4と、インサート成
形によってベース部11に封入され、その両端がパッケ
ージの内側と外側に開放されたリードフレーム6とがボ
ンディングワイヤ7によって連結されて構成される。
【0011】ベース部11の上面にはポッティング樹脂
層12が形成され、ポッティング樹脂層12によってシ
ールガラス10を固着することにより、CCDチップ4
の気密封止を行うものである。なお、ベース部11を形
成するモールド樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリイミ
ド樹脂などの熱硬化性樹脂、およびPPS(ポリフェニ
レンサルファイド樹脂)等の熱可塑性樹脂材料等を用い
ることができる。
【0012】ベース部11の細部構成において、ベース
部11の略中央部には本発明の特徴事項として例えば
0.3mmの段差を有する凹溝からなるチップボンディ
ング部2が形成される。チップボンディング部2の凹溝
には、例えば厚み0.585mmのCCDチップ4が収
納されるようになされている。
【0013】次に、本発明の固体撮像素子用中空パッケ
ージの製造方法を簡潔に説明する。
【0014】上述のようにインサート成形によってリー
ドフレーム6を封入したベース部11を製造装置の所定
位置に設置後、ベース部11の中央部に形成されたチッ
プボンディング部2の凹溝にCCDチップ4を銀ペース
ト等でダイボンドする。ワイヤボンディング工程におい
て、CCDチップ4とリードフレーム6の内側リードと
の間をAu線(φ23μm)等のボンディングワイヤ7
を用いてワイヤボンディングを行う。
【0015】封止工程にて、ベース部11上部にポッテ
ィング樹脂層12(前述のシールレジンを用いても良
い)を形成した後、ポッティング樹脂層12にシールガ
ラス10を着接し、硬化工程にてポッティング樹脂層1
2を硬化させてCCDチップ4の気密封止を行う。その
後、フォーミング工程において、ベース部11にインサ
ート成形されたリードフレーム6の外側を所定寸法に切
断/曲げ加工して本発明の中空パッケージを用いたCC
Dラインセンサが完成される。
【0016】実施例2 本実施例は、実施例1における平面構造のシールガラス
に代えて、シールガラスを逆U字状に形成してのCCD
チップを封止するようにした例であり、これを図2を参
照して説明する。図2は本発明の固体撮像素子用中空パ
ッケージの実施例2を示す断面図である。
【0017】図2に示されるような本発明の固体撮像素
子用中空パッケージは、モールド樹脂で成形されたベー
ス部11の略中央部に形成されたチップボンディング部
2の凹溝に、銀ペースト3等でダイボンドされたCCD
チップ4と、インサート成形によりベース部11に封入
され、その両端がパッケージの内側と外側に開放された
リードフレーム6とがボンディングワイヤ7によって連
結されて構成される。
【0018】ベース部11の上面にはポッティング樹脂
層12(またはシールレジン)が塗布/形成され、ポッ
ティング樹脂層12上に別途作成した逆U字状シールガ
ラス13を冠着してCCDチップ4を気密封止する。す
なわち、逆U字状シールガラス13は例えば1mm程度
の厚みを有するガラス材料の中央部を薬液または機械加
工にて0.2〜0.3mm切削処理して逆U字状を形成
し、逆U字状シールガラス13をポッティング樹脂層1
2上に冠着してからポッティング樹脂層12を乾燥する
ことにより、CCDチップ4を気密封止する。
【0019】このように、本発明の固体撮像素子用中空
パッケージによれば、ベース部11の略中央部に形成さ
れた凹溝にCCDチップ4を収納してワイヤボンディン
グするようにしたため、ワイヤボンディング工程やその
後の組立プロセスの安定化を図ることができる。また、
逆U字状シールガラス13を樹脂封止成形法により直接
ベース部11に冠着してCCDチップ4を気密封止する
ようにしたため、固体撮像素子用中空パッケージの構成
が簡素化されてCCDラインセンサの小型/薄型化が容
易となる。更に、固体撮像素子用中空パッケージの製造
工程が単純化されることから本発明の中空パッケージを
用いたCCDラインセンサのコストダウンが容易とな
る。
【0020】以上本発明の好適な実施例につき詳細な説
明を加えたが、本発明はこの実施例以外にも各種実施態
様が可能である。例えば、実施例としてCCDラインセ
ンサを用いて説明したが、関連するCCD固体撮像素子
や、MOS(Metal Oxide Semiconductor) およびCDP
(Charge Primming Device)型の固体撮像素子にも同様に
適用可能である。また、EEPROM等の光による書き
込み、消去可能なメモリ等、中空部を有する形で気密封
止して形成されるあらゆる種類の中空型半導体装置にも
適宜応用が可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明の固体撮像素子用中空パッケージ
によれば、ベース部中央にCCDチップを収納する凹溝
を形成し、その凹溝にCCDチップを収納して組立プロ
セスを実行するようにしたため、組立プロセスの安定化
が図られる。また、本発明の固体撮像素子用中空パッケ
ージはベース部をモールド樹脂により形成し、シールガ
ラスを樹脂封止成形法により直接ベース部に接着するよ
うにしたため、固体撮像素子の構成を単純化できる。こ
れにより、固体撮像素子の小型/薄型化が容易となり、
固体撮像素子のコストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子用中空パッケージの実施
例1を示す断面図である。
【図2】本発明の固体撮像素子用中空パッケージの実施
例2を示す断面図である。
【図3】従来の固体撮像素子用中空パッケージを示す断
面図である。
【符号の説明】
1…ベース部(セラミックス)、2…チップボンディン
グ部、3…銀ペースト、4…CCDチップ、5…低融点
ガラス、6…リードフレーム、7…ボンディングワイ
ヤ、8…ウインドフレーム部、9…シールレジン、10
…シールガラス、11…ベース部(モールド樹脂)、1
2…ポッティング樹脂層、13…逆U字状シールガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップボンディング部が設けられたベー
    ス部と、 前記ベース部にシールガラスを固着するウインドフレー
    ム部と、 両端が前記ベース部の内側と外側に開放されたリードフ
    レームとを備えた固体撮像素子用中空パッケージにおい
    て、 前記ベース部を高分子樹脂材料により形成するととも
    に、前記ベース部の略中央部に前記チップボンディング
    部となされる凹溝を形成することを特徴とする固体撮像
    素子用中空パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記ベース部に対する前記シールガラス
    の固着を、前記ウインドフレーム部に代えて樹脂封止成
    形手段により行うことを特徴とする請求項1記載の固体
    撮像素子用中空パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像素子用中空パッケージは、
    CCDラインセンサであることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の固体撮像素子用中空パッケージ。
JP12076597A 1997-05-12 1997-05-12 固体撮像素子用中空パッケージ Pending JPH10313070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1981084A2 (en) 2003-12-18 2008-10-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solid-state imaging device, its production method, camera with the solid-state imaging device and light-receiving chip
US7947343B2 (en) 2006-02-27 2011-05-24 Sumitomo Bakelite Company, Ltd Adhesive film

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