JPH10311314A - 部材間の固定用ばね片 - Google Patents

部材間の固定用ばね片

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JPH10311314A
JPH10311314A JP12091697A JP12091697A JPH10311314A JP H10311314 A JPH10311314 A JP H10311314A JP 12091697 A JP12091697 A JP 12091697A JP 12091697 A JP12091697 A JP 12091697A JP H10311314 A JPH10311314 A JP H10311314A
Authority
JP
Japan
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spring piece
members
fixing spring
fixing
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP12091697A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ochiai
耕一 落合
Munenori Takai
宗則 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
Original Assignee
Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hibino & Co Ltd, Azbil Corp filed Critical Hibino & Co Ltd
Priority to JP12091697A priority Critical patent/JPH10311314A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材を確実に固定でき、また振動、衝撃等に
対して回転したり、ずれたり、抜けたりするおそれがな
い部材間の固定用ばね片を提供する。 【解決手段】 固定用ばね片3は、帯状の板ばね材を折
り曲げ方向が交互に反対方向となるようにジグザグに折
り曲げることによりN字状に形成され、2つの部材1,
2の隙間に圧入される。固定用ばね片3の一端は第1の
部材1の係止部5に係合し、他端3bは第2の部材2の
ばね片係止用の溝6の下端に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料自体の弾性を
利用して部材、部品等を他の部材、部品等に固定するた
めの部材間の固定用ばね片に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ある部材を他の部材に対して固定
する際に用いられる固定手段の1つとして、JIS規格
B2808のスプリングピンが知られている。このス
プリングピンは、板ばね材によって一部周面が開放する
円筒体に形成されて両端部がテーパ状に小径化されてい
る。このようなスプリングピンは、2つの部材間の隙間
に圧入されることにより縮径され、その弾発力によって
一方の部材を他方の部材に押し付けて固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スプリングピンは筒状体に形成され基本的にはピンと部
材との摩擦力によって固定しているので、振動、衝撃等
によって部材間の隙間が変化すると、回転したりずれた
りし易く、最悪の場合は隙間から抜けて脱落するという
問題があった。
【0004】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、簡単な
構成で部材を確実に固定でき、また振動、衝撃等に対し
て回転したり、ずれたり、抜けたりするおそれがない部
材間の固定用ばね片を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明に係る部材間の固定用ばね片は、二つの部
材間に介装することにより両部材間を固定するばね片で
あって、帯状の板ばね材を折り曲げ方向が交互に反対方
向となるようにジグザグに折り曲げるとともに、一端が
一方の部材に係合し他端が他方の部材に係合するように
側面視形状がN字形に形成されていることを特徴とす
る。
【0006】固定用ばね片は、板ばね材でジグザグに折
り曲げ形成され、一端が一方の部材に係合し、他端が他
方の部材に係合するので、振動、衝撃等によって回転し
たり移動したりすることがない。また、二つの部材を互
いに反対方向に付勢するので確実に固定する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る固
定用ばね片の使用形態を示す断面図、図2は平面図、図
3は固定用ばね片の斜視図である。これらの図におい
て、1は第1の部材、2は第2の部材、3は第2の部材
2を第1の部材1内に固定する固定用ばね片である。第
1の部材1は有底円筒体に形成されることにより上面に
円筒状の収納凹部4を有し、内壁面4aの上部には前記
固定用ばね片3の上端を係止する3つの係止部5が周方
向に等間隔をおいて形成されている。この係止部5は、
内壁面4aの周方向に形成された円弧状の溝で構成され
ている。係止部5としては3つ設けた例を示したが、そ
の数は任意である。例えば、1つの場合は第2の部材2
を収納凹部4の内壁面に押し付けて固定することがで
き、3つの場合は第1、第2の部材1,2の中心を互い
に一致させることができる利点がある。また、溝の形状
も円弧状に限らず、V字状、U字状、矩形等適宜な形状
とすることができる。
【0008】前記第2の部材2は、円柱体に形成されて
外周面に前記固定用ばね片3が挿入される3つのばね片
係止用の溝6が周方向に等間隔をおいて形成されてい
る。この溝6は、第2の部材2の軸線方向に形成され、
上端が第2の部材2の上面に開放し、下端が下面付近に
まで延在している。
【0009】前記固定用ばね片3は、適宜な幅と長さを
有する帯状の板ばね材を折り曲げ方向が交互に反対方向
となるようにジグザグに折り曲げることにより形成され
ている。この場合、本実施の形態においては2回折り曲
げることにより側面視N字状に形成された固定用ばね片
3を示したが、図4(a)に示すように4回折り曲げて
N字部分を2つ設けたものであってもよい。また、第
1、第2の部材1,2に対して食い込み易くするために
同図(b)に示すように先端にエッジ部7を設けてもよ
い。
【0010】固定用ばね片3によって第2の部材2を第
1の部材1に固定するには、先ず固定用ばね片3を各溝
6に装着する。このとき、固定用ばね片3の上端3aを
外側に向け、下端3bを内側に向けて装着する。次に、
この状態で第2の部材2を第1の部材1の収納凹部4内
に嵌挿する。この場合、収納凹部4の内壁面4aと溝6
との隙間Dが自然状態における固定用ばね片3の厚みT
より小さく設定されていると、固定用ばね片3は長さ方
向に伸張し厚み方向に圧縮されるため、その弾発力によ
って第2の部材2を保持する。したがって、第2の部材
2は収納凹部4内に固定される。第2の部材2を収納凹
部4内に収納すると、固定用ばね片3は下端3bが溝6
の底部に当接して下方に付勢し、上端3aが係止部5に
係入して上方に付勢するので、第2の部材2を収納凹部
4内に確実に固定し、第2の部材2や固定用ばね片3が
上方に抜けたりすることがない。また、固定用ばね片3
は溝6によって周方向の移動を阻止される。さらに、固
定用ばね片3はジグザグに折り曲げ形成され側面視N字
状であるため、従来の円筒体からなるスプリングピンの
ように回転することがない。また、同一のばね定数と構
造を有する固定用ばね片3を3つ用いると、第1の部材
1と第2の部材2の中心を一致させることができる。
【0011】図5は本発明に係る固定用ばね片を圧力検
出装置に適用した実施の形態を示す断面図である。この
圧力検出装置11は、SUS316等の金属によって形
成されたパッケージ12の上面中央部に収納凹部13を
設け、この収納凹部13内に基体14を介して圧力セン
サ15とオイルスペーサ16を収納し、シールダイアフ
ラム17によって収納凹部13を液密に封止している。
【0012】前記オイルスペーサ16は封入液18の量
を少なくし熱による膨張を極力防ぐために用いられるも
ので、通常アルミナ等のセラミックス、合成樹脂等によ
って製作されて基体14上に載置され、かつ上記した固
定用ばね片3によって径方向に付勢されることにより前
記収納凹部13の内壁面に押し付けられている。このた
め、オイルスペーサ16の外周面には溝19が形成さ
れ、収納凹部13の内壁面には係止部20が形成されて
いる。また、オイルスペーサ16の内部には、前記圧力
センサ15とリードピン25の一端部を収納する収納部
21が形成され、この収納部21内に前記シールダイア
フラム17に加わる被測定圧力P1 を前記圧力センサ1
5に伝達する前記封入液18が封入されている。封入液
18としては、熱膨張係数の小さいシリコンオイル等が
用いられる。そして、オイルスペーサ16の上面には、
前記シールダイアフラム17とオイルスペーサ16との
間に形成された測圧室22と前記収納部21とを連通す
る圧力導入口23が形成されている。なお、測圧室22
と収納部21はパッケージ12とオイルスペーサ16と
の隙間を介して連通しているので、圧力導入口23は必
ずしも必要ではない。
【0013】前記圧力センサ15は、半導体基板の起歪
部表面に不純物の拡散もしくはイオン打ち込み技術によ
りピエゾ抵抗領域として作用するゲージが形成されたセ
ンサチップを備え、このセンサチップが台座24の上面
に陽極接合されている。台座24としては、センサチッ
プを接合するときの熱歪みがセンサチップに伝わると圧
力検出装置11の温度特性を低下させ零点シフトの原因
となるため、センサチップの熱膨張係数に近似した熱膨
張係数を有する材料、例えばパイレックスガラス、セラ
ミックス等を用いている。
【0014】前記基体14は、耐食性と溶接性に優れ、
前記台座24と熱膨張係数が略等しい材料、例えばコバ
ールによって形成され、リードピン25が貫通して設け
られている。このリードピン25が貫通する基体14の
挿通孔26は、基体14とリードピン25との電気的絶
縁および封入液18の漏洩を防止するためにシール材2
7によってハーメチックシールされている。このような
基体14は、前記パッケージ12に対して封入液18の
漏洩を防止するために通常プロジェクション溶接によっ
て溶接されている。そのため、基体14の下面外周寄り
には環状の突起29(プロジェクション溶接部)が一体
に突設され、このプロジェクション溶接部29を前記収
納凹部13の内底面に溶接している。プロジェクション
溶接とは、溶接物に突起(プロジェクションまたはエン
ボスともいう)を作ったり、溶接物の加工時に存在する
凸部とかエッジを用い、その部位を被溶接物に圧力を加
えて押し付けながら電流を流すことにより極めて短時間
に溶接する方法で、通常の溶接と比べて圧力を加えなが
ら溶接する点で異なっている。
【0015】このような構成において、被測定流体をシ
ールダイアフラム17に導くと、その圧力P1 に応じて
シールダイアフラム17が変位し、その変位により測圧
室22内の封入液18が移動して圧力センサ15の起歪
部を変位させ、その歪量が電気信号に変換されて取り出
されることで圧力P1 の検出が行われる。なお、30は
パッケージ12の封入液封入孔31を封止する封止ボー
ル、32は止めねじ、33はシールダイアフラム17の
溶接リング、34は圧力センサ15とリードピン25を
電気的に接続する金線である。
【0016】このような構成からなる圧力検出装置11
においても、固定用ばね片3を用いているので、オイル
スペーサ16をパッケージ12内に確実に固定すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る部材間
の固定用ばね片においては、帯状の板ばね材によってジ
グザグに折り曲げ形成されているので、従来の円筒状に
形成されたスプリングピンに比べて製作が容易であり、
また2つの部材間に圧入されたとき振動、衝撃等によっ
て回転したり、移動したりすることがなく確実に固定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る固定用ばね片の使用形態を示す
断面図である。
【図2】 平面図である。
【図3】 固定用ばね片の斜視図である。
【図4】 (a)、(b)は固定用ばね片の他の実施の
形態を示す斜視図である。
【図5】 本発明を圧力検出装置に適用した例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…第1の部材、2…第2の部材、3…固定用ばね片、
4…収納凹部、5…係止部、6…ばね片係入用の溝、7
…エッジ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの部材間に介装することにより両部
    材間を固定するばね片であって、帯状の板ばね材を折り
    曲げ方向が交互に反対方向となるようにジグザグに折り
    曲げるとともに、一端が一方の部材に係合し他端が他方
    の部材に係合するように側面視形状がN字形に形成され
    ていることを特徴とする部材間の固定用ばね片。
JP12091697A 1997-05-12 1997-05-12 部材間の固定用ばね片 Pending JPH10311314A (ja)

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JP12091697A JPH10311314A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 部材間の固定用ばね片

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