JPH10311307A - ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する装置 - Google Patents
ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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- F16B2/02—Clamps, i.e. with gripping action effected by positive means other than the inherent resistance to deformation of the material of the fastening
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- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- Clamps And Clips (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤまたはワイヤ状物体を所定の位置に固
定する好適な装置を提供する。 【解決手段】 この装置は、互いに対向し、所定の中心
のまわりを相互に向かって少なくとも制限的に旋回する
ことができる少なくとも２個の平坦ジョー要素と、保持
手段と、を備えている。各ジョー要素は、前記中心のま
わりの円上に配置された複数の固定箇所の各々に対して
１個のクランプジョーを備えており、このクランプジョ
ーは、固定箇所に固定されたワイヤに前記円の接線方向
を向いたクランプ力を及ぼすように設計されている。こ
れにより、時計回りのクランプ力を一方のジョー要素を
用いて及ぼし、反時計回りのクランプ力を他方のジョー
要素を用いて及ぼすことができる。
定する好適な装置を提供する。 【解決手段】 この装置は、互いに対向し、所定の中心
のまわりを相互に向かって少なくとも制限的に旋回する
ことができる少なくとも２個の平坦ジョー要素と、保持
手段と、を備えている。各ジョー要素は、前記中心のま
わりの円上に配置された複数の固定箇所の各々に対して
１個のクランプジョーを備えており、このクランプジョ
ーは、固定箇所に固定されたワイヤに前記円の接線方向
を向いたクランプ力を及ぼすように設計されている。こ
れにより、時計回りのクランプ力を一方のジョー要素を
用いて及ぼし、反時計回りのクランプ力を他方のジョー
要素を用いて及ぼすことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤまたはワイ
ヤ状物体を固定する装置に関し、特に、クランプジョー
のペアを用いてワイヤまたはワイヤ状物体を固定する装
置に関する。
ヤ状物体を固定する装置に関し、特に、クランプジョー
のペアを用いてワイヤまたはワイヤ状物体を固定する装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤやワイヤ状物体を所定の位置に保
持する場合、少なくとも、ワイヤの長さにわたって分散
した複数の別個の固定手段を設ける必要がある。この固
定手段の力により、ワイヤを正確に位置決めし、意図し
た位置に固定することができる。この種の固定手段は、
例えば、ワイヤを位置決めして固定するように協働する
ガイドおよび固定用ねじを備えており、あるいは互いに
向かって移動可能で閉位置に固定することの可能なクラ
ンプジョーのペアを備えている。
持する場合、少なくとも、ワイヤの長さにわたって分散
した複数の別個の固定手段を設ける必要がある。この固
定手段の力により、ワイヤを正確に位置決めし、意図し
た位置に固定することができる。この種の固定手段は、
例えば、ワイヤを位置決めして固定するように協働する
ガイドおよび固定用ねじを備えており、あるいは互いに
向かって移動可能で閉位置に固定することの可能なクラ
ンプジョーのペアを備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】数本のワイヤを上述の
固定手段を用いてワイヤの大きな長さにわたって互いに
平行に位置決めおよび固定する場合は、各ワイヤを各々
の固定箇所に個別に位置決めして固定しなければならな
いため、膨大な作業が必要となる。
固定手段を用いてワイヤの大きな長さにわたって互いに
平行に位置決めおよび固定する場合は、各ワイヤを各々
の固定箇所に個別に位置決めして固定しなければならな
いため、膨大な作業が必要となる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のワイヤ
またはワイヤ状物体を、特に互いが平行になるような配
置に固定する装置を作製することを目的とする。この装
置は最小限の費用で製造することができ、本発明の装置
を用いれば、ワイヤやワイヤ状物体を最小限の作業で位
置決めし、固定することができる。
またはワイヤ状物体を、特に互いが平行になるような配
置に固定する装置を作製することを目的とする。この装
置は最小限の費用で製造することができ、本発明の装置
を用いれば、ワイヤやワイヤ状物体を最小限の作業で位
置決めし、固定することができる。
【０００５】この目的は、特許請求の範囲に定められる
装置を用いて達成される。
装置を用いて達成される。
【０００６】ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する本発
明の装置は、実質的に互いに対向するように配置された
少なくとも２個の平坦ジョー要素と、保持手段と、を実
質的に備えている。これらのジョー要素は、シート材料
から構成されている。ジョー要素は、このシート材料か
ら打抜き（punching）などによって製造することができ
る。ジョー要素の縁部は、各ジョー要素が複数の固定箇
所にクランプジョーを備え、前記少なくとも２個のジョ
ー要素の各々の前記クランプジョーによってジョーペア
が各固定箇所に形成されるように形成されている。これ
らの固定箇所は、同心円上に配置されており、クランプ
ジョーのペアは、これらの同心円の接線方向に作用する
クランプ力、すなわち一方のジョー要素のクランプジョ
ーによって時計回りの向きに作用し、他方のジョー要素
のクランプジョーによって反時計回りの向きに作用する
クランプ力を、固定すべきワイヤまたはワイヤ状物体に
及ぼすことができるように設計されている。
明の装置は、実質的に互いに対向するように配置された
少なくとも２個の平坦ジョー要素と、保持手段と、を実
質的に備えている。これらのジョー要素は、シート材料
から構成されている。ジョー要素は、このシート材料か
ら打抜き（punching）などによって製造することができ
る。ジョー要素の縁部は、各ジョー要素が複数の固定箇
所にクランプジョーを備え、前記少なくとも２個のジョ
ー要素の各々の前記クランプジョーによってジョーペア
が各固定箇所に形成されるように形成されている。これ
らの固定箇所は、同心円上に配置されており、クランプ
ジョーのペアは、これらの同心円の接線方向に作用する
クランプ力、すなわち一方のジョー要素のクランプジョ
ーによって時計回りの向きに作用し、他方のジョー要素
のクランプジョーによって反時計回りの向きに作用する
クランプ力を、固定すべきワイヤまたはワイヤ状物体に
及ぼすことができるように設計されている。
【０００７】前記少なくとも２個のジョー要素は、適当
な手段を用いて、前記同心円の中心のまわりを少なくと
も制限的に旋回できるように相互に接続されている。こ
の旋回自在性により、クランプジョーのペアは開閉す
る。前記少なくとも２個のジョー要素は、クランプジョ
ーのペアが閉位置に押し込まれて、固定箇所に固定すべ
きワイヤに押しつけられるように、前記保持手段によっ
てある位置に保持される。
な手段を用いて、前記同心円の中心のまわりを少なくと
も制限的に旋回できるように相互に接続されている。こ
の旋回自在性により、クランプジョーのペアは開閉す
る。前記少なくとも２個のジョー要素は、クランプジョ
ーのペアが閉位置に押し込まれて、固定箇所に固定すべ
きワイヤに押しつけられるように、前記保持手段によっ
てある位置に保持される。
【０００８】複数の固定箇所が同心円の中心を通る対称
面に対して対称に配置され、これによりワイヤが全ての
固定箇所に固定されることが条件でなくなるように固定
箇所を設計することは好適である。このような場合、前
記少なくとも２個のジョー要素は、同一の要素であって
組み合わすことにより一方が他方に対して１８０°回動
するように設計される。
面に対して対称に配置され、これによりワイヤが全ての
固定箇所に固定されることが条件でなくなるように固定
箇所を設計することは好適である。このような場合、前
記少なくとも２個のジョー要素は、同一の要素であって
組み合わすことにより一方が他方に対して１８０°回動
するように設計される。
【０００９】前記保持要素は、クランプジョーが閉じる
位置にジョー要素を保持する機能に加えて、ジョー要素
を支持体に固定することができる固定機能を有していて
もよい。
位置にジョー要素を保持する機能に加えて、ジョー要素
を支持体に固定することができる固定機能を有していて
もよい。
【００１０】固定箇所に固定されたワイヤが曲がること
を防ぐため、互いに対向する少なくとも３個のジョー要
素を配置し、これにより２個の外側ジョー要素のクラン
プジョーが同一となり、中央のジョー要素のクランプジ
ョーが外側ジョー要素のクランプジョーと逆向きに作用
するようにすることが好適である。上述の対称ジョー要
素の場合、交互の回転位置を有する３個の同一のジョー
要素が用いられる。
を防ぐため、互いに対向する少なくとも３個のジョー要
素を配置し、これにより２個の外側ジョー要素のクラン
プジョーが同一となり、中央のジョー要素のクランプジ
ョーが外側ジョー要素のクランプジョーと逆向きに作用
するようにすることが好適である。上述の対称ジョー要
素の場合、交互の回転位置を有する３個の同一のジョー
要素が用いられる。
【００１１】
【発明の実施の形態】添付の図面を用いて、ワイヤまた
はワイヤ状物体を固定する本発明の装置の二つの態様を
詳細に説明する。
はワイヤ状物体を固定する本発明の装置の二つの態様を
詳細に説明する。
【００１２】図１および図２は、本発明の装置の第１実
施形態のための２個のジョー要素１および２を示してい
る。これらのジョー要素は、双方ともシート材料（shee
t material）（例えば、プラスチックや金属）から製造
されており、平面図に示されている。
施形態のための２個のジョー要素１および２を示してい
る。これらのジョー要素は、双方ともシート材料（shee
t material）（例えば、プラスチックや金属）から製造
されており、平面図に示されている。
【００１３】双方のジョー要素は、一つの中心Ｍを有す
る二つの同心円Ｋ．１およびＫ．２上に配置された３個
の固定箇所Ｆ．１〜Ｆ．３の各々に対してそれぞれ一つ
のクランプジョー（clamping jaw）１．１〜１．３また
は２．１〜２．３を備えている。これにより、ジョー要
素１のクランプジョー１．１〜１．３は、同心円Ｋ．１
またはＫ．２の一方にそれぞれ時計回りに作用する接線
方向のクランプ力（clamping force）Ｋのために設計さ
れており、他方のジョー要素２のクランプジョー２．１
〜２．３は、対応する反時計回りのクランプ力のために
設計されている。
る二つの同心円Ｋ．１およびＫ．２上に配置された３個
の固定箇所Ｆ．１〜Ｆ．３の各々に対してそれぞれ一つ
のクランプジョー（clamping jaw）１．１〜１．３また
は２．１〜２．３を備えている。これにより、ジョー要
素１のクランプジョー１．１〜１．３は、同心円Ｋ．１
またはＫ．２の一方にそれぞれ時計回りに作用する接線
方向のクランプ力（clamping force）Ｋのために設計さ
れており、他方のジョー要素２のクランプジョー２．１
〜２．３は、対応する反時計回りのクランプ力のために
設計されている。
【００１４】図３は、互いに対向する２個のジョー要素
１および２を示している（ジョー要素１が見る者の方を
向いている）。これらのジョー要素は、図示しない適当
な接続手段（例えば、Ｍの中の開口を貫通するボルト）
を用いて相互に接続され、中心Ｍのまわりを少なくとも
制限的に互いに向かって旋回できるようになっており
（両方向矢印Ａ）、これによりジョーペア１．１／２．
１、１．２／２．２および１．３／２．３がそれぞれ開
閉するようになっている。
１および２を示している（ジョー要素１が見る者の方を
向いている）。これらのジョー要素は、図示しない適当
な接続手段（例えば、Ｍの中の開口を貫通するボルト）
を用いて相互に接続され、中心Ｍのまわりを少なくとも
制限的に互いに向かって旋回できるようになっており
（両方向矢印Ａ）、これによりジョーペア１．１／２．
１、１．２／２．２および１．３／２．３がそれぞれ開
閉するようになっている。
【００１５】図示しない適当な保持手段によってジョー
要素に及ぼされる力Ｈにより、ジョー要素は、固定箇所
に位置するワイヤＤ．１〜Ｄ．３にクランプジョーが押
しつけられる位置に押し込まれ、これらのワイヤを固定
する。これにより、ワイヤが全ての固定箇所に位置決め
されていることは条件ではなくなる。
要素に及ぼされる力Ｈにより、ジョー要素は、固定箇所
に位置するワイヤＤ．１〜Ｄ．３にクランプジョーが押
しつけられる位置に押し込まれ、これらのワイヤを固定
する。これにより、ワイヤが全ての固定箇所に位置決め
されていることは条件ではなくなる。
【００１６】図４および図５は、ワイヤまたはワイヤ状
物体を固定する本発明の装置の別の実施形態を示してい
る。これは、６本のワイヤＤ．４〜Ｄ．９を固定可能な
６個の固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．９を有する形態である。こ
れらの固定箇所は、中心Ｍのまわりの一つの円Ｋ．３上
に対称的に配置されており、対称面Ｓは、中心Ｍを通っ
て、ジョー要素３および４の拡大平面（flat expansio
n）に対して垂直に延びている。
物体を固定する本発明の装置の別の実施形態を示してい
る。これは、６本のワイヤＤ．４〜Ｄ．９を固定可能な
６個の固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．９を有する形態である。こ
れらの固定箇所は、中心Ｍのまわりの一つの円Ｋ．３上
に対称的に配置されており、対称面Ｓは、中心Ｍを通っ
て、ジョー要素３および４の拡大平面（flat expansio
n）に対して垂直に延びている。
【００１７】図４は、各固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．９に対し
てクランプジョー３．４〜３．９を備えるジョー要素３
を示している。クランプジョー３．４〜３．９は、固定
箇所に位置するワイヤまたはワイヤ状物体に対して円
Ｋ．３の接線方向に時計回りに作用するクランプ力を及
ぼすように設計されている。
てクランプジョー３．４〜３．９を備えるジョー要素３
を示している。クランプジョー３．４〜３．９は、固定
箇所に位置するワイヤまたはワイヤ状物体に対して円
Ｋ．３の接線方向に時計回りに作用するクランプ力を及
ぼすように設計されている。
【００１８】ジョー要素３と協働し、クランプジョー
４．４〜４．９（図４では参照番号に括弧が付されてい
る）を有するジョー要素４は、固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．９
の配置の対称性により、ジョー要素３を、対称面Ｓ内に
位置し中心Ｍを通って延びる軸のまわりに１８０°回転
させ、ジョー要素３をその鏡像（反時計回りのクランプ
力のためのクランプジョー）に変換することによって与
えられる。
４．４〜４．９（図４では参照番号に括弧が付されてい
る）を有するジョー要素４は、固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．９
の配置の対称性により、ジョー要素３を、対称面Ｓ内に
位置し中心Ｍを通って延びる軸のまわりに１８０°回転
させ、ジョー要素３をその鏡像（反時計回りのクランプ
力のためのクランプジョー）に変換することによって与
えられる。
【００１９】ジョー要素３および４の旋回自在な接続の
ために、これらのジョー要素は、円形開口１０と、スロ
ット形の開口１１と、を備えている。これらの開口は、
Ｍのまわりの円Ｋ．４上に配置されている。
ために、これらのジョー要素は、円形開口１０と、スロ
ット形の開口１１と、を備えている。これらの開口は、
Ｍのまわりの円Ｋ．４上に配置されている。
【００２０】図５は、図４に従って相互に対向するよう
に配置されたジョー要素３および４を示している（ジョ
ー要素３が見る者の方を向いている）。参照番号は、図
４と同じである。
に配置されたジョー要素３および４を示している（ジョ
ー要素３が見る者の方を向いている）。参照番号は、図
４と同じである。
【００２１】ジョーペア３．４／４．４〜３．９／４．
９を開閉するために、二つのジョー要素３および４は、
ボルト１２．１および１２．２が開口１０および開口１
１内にそれぞれ配置されていることにより、中心Ｍのま
わりに相互に制限的に旋回できるようになっている。こ
の旋回自在性は、スロット形開口１１の長さによって制
限されている。
９を開閉するために、二つのジョー要素３および４は、
ボルト１２．１および１２．２が開口１０および開口１
１内にそれぞれ配置されていることにより、中心Ｍのま
わりに相互に制限的に旋回できるようになっている。こ
の旋回自在性は、スロット形開口１１の長さによって制
限されている。
【００２２】ジョーペア３．４／４．４〜３．９／４．
９が可能な限り閉じた位置に押し込まれる位置、すなわ
ちジョーペアが固定すべきワイヤに押しつけられる位置
にジョー要素３および４を保持する保持手段２０とし
て、例えば、ばねクリップが設けられている。このばね
クリップは、例えば、ジョー要素３および４の対応する
形状の保持用耳部２３および２４の上にクリップを配置
することの可能な二つの開口２１および２２を有してい
る。このばねクリップは、領域２６において、やっとこ
（pliers）等を用いて変形させることができる（矢印２
７）。この種のクリップは、“Oetker-Bride”という名
前で市販されている。このクリップはまた、円形等の断
面を有する支持体２５にジョー要素を固定するように機
能するので、本装置および一連の固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．
９は、支持体２５を基準とする任意の回転位置に配置す
ることができる。
９が可能な限り閉じた位置に押し込まれる位置、すなわ
ちジョーペアが固定すべきワイヤに押しつけられる位置
にジョー要素３および４を保持する保持手段２０とし
て、例えば、ばねクリップが設けられている。このばね
クリップは、例えば、ジョー要素３および４の対応する
形状の保持用耳部２３および２４の上にクリップを配置
することの可能な二つの開口２１および２２を有してい
る。このばねクリップは、領域２６において、やっとこ
（pliers）等を用いて変形させることができる（矢印２
７）。この種のクリップは、“Oetker-Bride”という名
前で市販されている。このクリップはまた、円形等の断
面を有する支持体２５にジョー要素を固定するように機
能するので、本装置および一連の固定箇所Ｆ．４〜Ｆ．
９は、支持体２５を基準とする任意の回転位置に配置す
ることができる。
【００２３】図６は、図４および図５を参照して説明し
たようにワイヤを固定する本発明の装置の実施形態の使
用例を示している。固定すべき複数のワイヤＤは、３個
のボール３１からなるボール群の上を転がる輸送手段３
０のためのレールを形成する。この種の輸送手段は、公
報ＥＰ−０３８７３１８（またはＵＳ−５０７４６７
８）から公知である。これらのワイヤ状レールは、相互
に離間して配置された本発明の装置によって、それぞれ
の相対位置に固定されている。
たようにワイヤを固定する本発明の装置の実施形態の使
用例を示している。固定すべき複数のワイヤＤは、３個
のボール３１からなるボール群の上を転がる輸送手段３
０のためのレールを形成する。この種の輸送手段は、公
報ＥＰ−０３８７３１８（またはＵＳ−５０７４６７
８）から公知である。これらのワイヤ状レールは、相互
に離間して配置された本発明の装置によって、それぞれ
の相対位置に固定されている。
【００２４】図６から分かるように、ワイヤを固定する
ために用いられるこの装置は、図４に従って２個のジョ
ー要素を備えるのではなく、３個のジョー要素を備えて
いる。３個のジョー要素は全て同一であるため、中央の
ジョー要素は、例えば図５におけるジョー要素３のよう
な向きを有しており、２個の外側ジョー要素は、図５に
おけるジョー要素４のような向きを有している。これに
応じて、図６では、互いに対向するこれらのジョー要素
が（３／４／３）で示されている。
ために用いられるこの装置は、図４に従って２個のジョ
ー要素を備えるのではなく、３個のジョー要素を備えて
いる。３個のジョー要素は全て同一であるため、中央の
ジョー要素は、例えば図５におけるジョー要素３のよう
な向きを有しており、２個の外側ジョー要素は、図５に
おけるジョー要素４のような向きを有している。これに
応じて、図６では、互いに対向するこれらのジョー要素
が（３／４／３）で示されている。
【００２５】ワイヤを固定する本発明の装置を用いて図
６に示されるようにレール装置を組み立てることが、同
じ機能を持つ公知の装置を用いる場合よりも極めて簡単
であることは明らかである。
６に示されるようにレール装置を組み立てることが、同
じ機能を持つ公知の装置を用いる場合よりも極めて簡単
であることは明らかである。
【００２６】図１〜図６では、本発明の装置により固定
すべき全てのワイヤが円形の断面を有するように示され
ている。異なる断面を有するワイヤやワイヤ状物体も本
発明の装置を用いて固定することができる。この場合、
クランプジョーの形状が特定の断面に適合したものでな
ければならない可能性もある。
すべき全てのワイヤが円形の断面を有するように示され
ている。異なる断面を有するワイヤやワイヤ状物体も本
発明の装置を用いて固定することができる。この場合、
クランプジョーの形状が特定の断面に適合したものでな
ければならない可能性もある。
【図１】ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する本発明の
装置の第１実施形態の２個のジョー要素を示す図であ
る。
装置の第１実施形態の２個のジョー要素を示す図であ
る。
【図２】ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する本発明の
装置の第１実施形態の２個のジョー要素を示す図であ
る。
装置の第１実施形態の２個のジョー要素を示す図であ
る。
【図３】互いに対向するように配置された図１および図
２のジョー要素を示す図である。
２のジョー要素を示す図である。
【図４】本発明の装置の別の実施形態のためのジョー要
素を示す図である。
素を示す図である。
【図５】互いに対向し相互に接続された図４に係るジョ
ー要素を示す図であり、ここで、これらのジョー要素
は、クランプジョーペアが閉じる位置に保持手段によっ
て保持されている。
ー要素を示す図であり、ここで、これらのジョー要素
は、クランプジョーペアが閉じる位置に保持手段によっ
て保持されている。
【図６】図４および図５に示される本発明の装置の実施
形態の使用例を示す図である。
形態の使用例を示す図である。
１…ジョー要素、１．１〜１．３…クランプジョー、２
…ジョー要素、２．１〜２．３〜クランプジョー、Ｆ．
１〜Ｆ．３…固定箇所、Ｄ．１〜Ｄ．３…ワイヤ。
…ジョー要素、２．１〜２．３〜クランプジョー、Ｆ．
１〜Ｆ．３…固定箇所、Ｄ．１〜Ｄ．３…ワイヤ。
Claims (9)
- 【請求項１】 複数のクランプジョーのペア（３．４／
４．４〜３．９／４．９）を用いてワイヤ（Ｄ４〜
Ｄ．）またはワイヤ状物体を固定する装置であって、 シート材料からなり、実質的に互いに対向し、中心
（Ｍ）のまわりを相互に対して少なくとも制限的に旋回
することができる２個のジョー要素（３、４）と、保持
手段（２０）と、を備え、 各前記ジョー要素（３，４）は、前記中心（Ｍ）のまわ
りの１個の円（Ｋ．３）上または複数の同心円上に配置
された複数の固定箇所（Ｆ．４〜Ｆ．９）の各々に対し
て１個のクランプジョー（３．４、３．５…、４．４、
４．５…）を備えており、これらのクランプジョーは、
前記１個の円（Ｋ．３）または複数の円の接線方向を向
いたクランプ力を作用させるように設計されており、 これにより、前記固定箇所（Ｆ．４〜Ｆ．９）の各々に
おいて、一方の前記ジョー要素（３）の１個のクランプ
ジョー（３．４…３．９）および他方の前記ジョー要素
（４）の１個のクランプジョー（４．４…４．９）が一
つのクランプジョーペアを形成しており、 これにより、前記一方のジョー要素（３）の全クランプ
ジョーによって前記中心（Ｍ）のまわりの時計回り方向
のクランプ力が作用することができ、前記他方のジョー
要素（４）のクランプジョーによって前記中心（Ｍ）の
まわりの反時計回り方向のクランプ力が作用することが
でき、前記複数のジョーペアは、それぞれ前記ジョー要
素を互いに対して旋回させることにより開閉し、 前記保持手段（２０）を用いることにより、前記ジョー
要素（３、４）を、前記クランプジョーペア（３．４／
４．４…３．９／４．９）が閉じる相対的回転位置に押
し込むことができるようになっていることを特徴とする
装置。 - 【請求項２】 ２個以上のジョー要素（３／４／３）を
備え、前記ジョー要素は互いに対向して交互に配置され
ており、前記一方のジョー要素のクランプジョーにより
２個の近接するジョー要素を用いて時計回りのクランプ
力が作用することができ、前記他方のジョー要素のクラ
ンプジョーによって反時計回りのクランプ力が作用する
ことができるようになっている、ことを特徴とする請求
項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記固定箇所は、前記ジョー要素の拡大
平面に垂直で前記中心（Ｍ）を通る対称面（Ｓ）を基準
とする対称な配置を形成しており、前記ジョー要素
（３、４）は、１８０°の回転によって自身の鏡像に変
換されうるように設計されている、ことを特徴とする請
求項１または２記載の装置。 - 【請求項４】 前記ジョー要素は、前記ジョー要素
（３、４）の互いに対向する開口（１０、１１）内に配
置されたボルト（１２．１、１２．２）を用いて相互に
接続されている、ことを特徴とする請求項１〜３のいず
れか記載の装置。 - 【請求項５】 前記開口（１０、１１）は、円形の開口
と、スロット形状を有する開口と、であり、これらは所
定の中心（Ｍ）のまわりの円（Ｋ．４）上に配置されて
いる、ことを特徴とする請求項４記載の装置。 - 【請求項６】 前記保持要素（２０）は、当該装置を支
持体に固定するように設計されている、ことを特徴とす
る請求項１〜５のいずれか記載の装置。 - 【請求項７】 前記保持要素（２０）は、開口（２１、
２２）を有するばねクリップとして設計されており、前
記ジョー要素（３、４）は、前記ばねクリップの開口内
に配置された保持用耳部（２３、２４）を備えている、
ことを特徴とする請求項６記載の装置。 - 【請求項８】 輸送システム用のワイヤ状レールを固定
するための、請求項１〜７のいずれか記載の装置の使
用。 - 【請求項９】 前記輸送システムは、３個のボールから
なるボール群の上を走行する輸送手段を備え、一つの前
記ボール群の各ボールに対して２本のレールが設けられ
ている、ことを特徴とする請求項８記載の使用。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| CH0801/97 | 1997-04-07 | ||
| CH80197 | 1997-04-07 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311307A true JPH10311307A (ja) | 1998-11-24 |
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ID=4195510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10084222A Pending JPH10311307A (ja) | 1997-04-07 | 1998-03-30 | ワイヤまたはワイヤ状物体を固定する装置 |
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| EP (1) | EP0870934B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10311307A (ja) |
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1998
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