JPH10310999A - 塩化ビニル系樹脂製壁紙及び塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打紙 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂製壁紙及び塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打紙

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JPH10310999A
JPH10310999A JP13602697A JP13602697A JPH10310999A JP H10310999 A JPH10310999 A JP H10310999A JP 13602697 A JP13602697 A JP 13602697A JP 13602697 A JP13602697 A JP 13602697A JP H10310999 A JPH10310999 A JP H10310999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル系樹脂からなる装飾層と裏打紙と
を容易に剥離することができ、これらの再利用を極めて
容易とすることができる塩化ビニル系樹脂製壁紙及び裏
打紙を提供する。 【解決手段】 原紙20の装飾層3形成面に、スチレン
−アクリル系共重合物、アクリル系重合物、及びエチレ
ン−酢酸ビニル共重合物から選ばれる少なくとも一種以
上の重合物を含有する塗工液を、該重合物の付着量が
0.14〜3.5g/mとなるように塗工した裏打紙
2の該塗膜21上に、塩化ビニル系樹脂からなる装飾層
3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂
からなる装飾層を形成した塩化ビニル系樹脂製壁紙と、
これに使用する裏打紙に関し、特に、裏打紙と装飾層と
を容易に分離することができ、壁面より剥離した後の再
利用が極めて容易な上記壁紙及び裏打紙に関する。
【0002】
【技術背景】従来より、壁紙としては、裏打紙の表面に
塩化ビニル系樹脂製の装飾層を形成した塩化ビニル系樹
脂製壁紙が広く使用されている。また、この塩化ビニル
系樹脂製壁紙等の壁紙の施工は、石膏ボード等からなる
壁面に、適宜の接着剤を用いて貼着するのが一般的であ
る。
【0003】ところで、上記の壁紙を貼り替える場合に
は、まず、既に貼着してある壁紙を剥離し、その後に新
たな壁紙を貼着するが、このときの剥離作業を容易にす
るために、裏打紙として、所定位置にて比較的容易に紙
層間剥離させることができ、かつ剥離後の壁面には、表
面が略平坦な薄層のみが残るようにした(いわゆる、ピ
ールアップ性を付与した)裏打紙を使用するのが一般的
である。
【0004】また、特開昭52−37814号公報、特
開昭52−37935号公報、特開昭55−98999
号公報、特開平6−73700号公報、特開平6−33
0533号公報、特開平7−300800号公報等に
は、壁面への貼着面に剥離性の層を形成した裏打紙を用
いることにより、壁面からの剥離を容易にした壁紙につ
いて提案されている。
【0005】一方、近年、環境保護や省資源の見地か
ら、紙や合成樹脂等の再利用が求められている。しか
し、塩化ビニル系樹脂製壁紙は、紙と塩化ビニル系樹脂
との複合体であり、かつ紙と塩化ビニル系樹脂製装飾層
とを分離するのが困難であるため、上記のようにして壁
面から剥離した塩化ビニル系樹脂製壁紙や何らかの要因
によって製品とし得なかった塩化ビニル系樹脂製壁紙
(不良品)などの再利用は現実的には難しく、その殆ど
が焼却されているのが実態である。
【0006】こうした観点から、特開平7−33159
9号には、裏打紙と塩化ビニル系樹脂材料との間に特殊
なコーティング材を介在させ、アルカリ性水溶液に浸漬
することにより、この双方を分離し得る壁紙について提
案されている。この技術によれば、裏打紙と塩化ビニル
系樹脂材料とを分離し、各々を再利用することは可能と
なるが、壁面から剥離した壁紙をアルカリ性溶液へ浸漬
する工程が必要であり、再利用のためのコストが高くな
る。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、塩化ビニル系樹脂製装飾層と裏打
紙との分離を極めて容易にし、従って、壁面から剥離し
た壁紙や製品とし得なかった不良品などの再利用を低コ
ストで実現することができる塩化ビニル系樹脂製壁紙を
提供すると共に、この塩化ビニル系樹脂製壁紙に使用す
る裏打紙をも提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】上記目的を達成するため、本発明は、
(1)裏打紙に塩化ビニル系樹脂からなる装飾層を形成
してなる壁紙に関し、この裏打紙として、原紙の少なく
とも該装飾層形成面に、特定の重合物を含む塗工液を、
該重合物が特定量付着するように塗工して塗膜を形成し
たものを用いることにより、裏打紙と装飾層との界面に
て剥離可能としたことを特徴とする。また、本発明は、
(2)原紙の少なくとも一表面に、特定の重合物を含む
塗工液を、該重合物が特定量付着するように塗工して得
た塗膜を形成してなることを特徴とする裏打紙にも関す
る。さらに、本発明の壁紙においては、(3)裏打紙の
紙層間剥離強度fと、装飾層と裏打紙の界面剥離強度
との関係が、f>fを満足すること、(4)装
飾層と裏打紙の界面剥離強度fを特定すること、をも
特徴とする。
【0009】本発明の裏打紙の原紙に用いる材料として
は、従来より塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打紙として使
用されているものと同様に、針葉樹晒クラフトパルプ
(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、
砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TM
P)等の製紙用パルプ、及び古紙パルプ等から選ばれる
少なくとも一種以上を適宜混合したものを使用する。勿
論、寸法安定性を向上させるために、上記のパルプに、
アクリル繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維やガラス
繊維等の無機繊維を混合することもできる。
【0010】上記のパルプ材料(繊維成分を混合したも
のも含む)には、従来より塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏
打紙として使用されているものと同様に、不透明性、表
面平滑性、隠蔽性、柔軟性、難燃性等を向上させるため
の填料を添加することもできる。この填料としては、例
えば、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸
カルシウム、酸化チタン等の一般的に使用されている填
料や、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の自
己消火性を有する填料などが使用できる。これら填料の
添加量は、隠蔽性、難燃性、紙の強度等を考慮すると、
上記のパルプ材料(繊維成分を混合したものの場合に
は、パルプと繊維成分との合計量)100重量部に対
し、10〜30重量部である。
【0011】さらに、上記の填料と共に、通常使用され
ている各種の添加剤を加えることもできる。具体的に
は、滲み防止性、耐水性等の付与のために添加される内
添サイズ剤としてのデンプン、ロジン系サイズ剤、ワッ
クス系サイズ剤、アルキルケテンダイマー等;紙力増強
剤としての変性デンプン、α−デンプン、カチオンデン
プン等のデンプン、カルボキシメチルセルロース(CM
C)、ポリビニルアルコール、変性尿素樹脂、ポリアク
リルアミド樹脂、ゴムラテックス等;湿潤紙力増強剤と
してのメラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒドデンプ
ン、ポリエチレンイミン、エポキシ化ポリアミド樹脂、
ポリアミドポリアミン樹脂、ポリアミドポリアミン・エ
ピクロヒドリン樹脂等;凝集・定着剤としての硫酸バン
ド、アルミン酸ソーダ、ポリアクリルアミド樹脂、ポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸塩等;歩留向上剤としての
ポリアクリルアミド樹脂、ポリエチレンイミン、ポリア
ミド樹脂等;消泡剤としてのシリコーン系消泡剤、高級
アルコール系消泡剤、トリブチルホスフェートやソディ
ウムオクチルホスフェート等の有機リン酸、ポリグリコ
ール系消泡剤等;染料などが挙げられる。
【0012】上記の組成からなる原紙は、長網抄紙機な
どを用い、従来の塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打紙と同
様の製紙法により得られる。また、従来より一般に使用
されている塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打紙等と同様
に、壁面からの剥離作業が容易に行えるように、ピール
アップ性を付与しておくのが望ましい。
【0013】上記の組成からなり、通常採用される製紙
法にて得られる原紙は、その少なくとも一表面に、スチ
レン−アクリル系共重合物、アクリル系重合物、及びエ
チレン−酢酸ビニル共重合物から選ばれる少なくとも一
種以上の重合物を含有する塗工液が塗工され、塗膜が形
成される。上記のスチレン−アクリル系共重合物として
は、例えば、スチレンと、アクリル酸ブチルエステル、
アクリル酸エチルエステル、アクリル酸メチルエステ
ル、メタクリル酸エチルエステル等との共重合物が挙げ
られ、アクリル系重合物としては、アクリル酸ブチルエ
ステル、アクリル酸エチルエステル、アクリル酸メチル
エステル、メタクリル酸エチルエステル等の単独もしく
は共重合物が挙げられる。
【0014】上記の塗工液には、必要に応じて、デンプ
ン、変性デンプン、カゼイン、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)、ヒドロキシセルロース、大豆タンパ
ク、ポリビニルアルコール、ゴムラテックス等の水溶性
接着剤(バインダー);カオリン、サチンホワイト、酸
化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チ
タン等の顔料;染料;デンプン、ポリビニルアルコー
ル、ワックス系サイズ剤、ロジン系サイズ剤、アルキル
ケテンダイマー等の表面サイズ剤;シリコーン系消泡
剤、高級アルコール系消泡剤、トリブチルホスフェート
やソディウムオクチルホスフェート等の有機リン酸、ポ
リグリコール系消泡剤等の消泡剤;アミノアルデヒド系
樹脂、エポキシ系ポリアミド樹脂、炭酸ジルコニルアン
モニウム等の重金属錯塩、グリオキザール、アミノリン
酸化デンプン等の耐水化剤;ワックスエマルジョン等の
滑剤;ステアリン酸カルシウム、ポリエチレングリコー
ル等の潤滑剤、などを添加することもできる。
【0015】上記の組成からなる塗工液の塗工方法とし
ては、抄紙装置に組み込まれているオンマシーンコーテ
ィングや、抄紙工程後の各種コーターによるオフマシン
コーティングのいずれであってもよい。また、塗工液の
塗工は、一方の面のみに行ってもよいし、両面に行って
もよい。
【0016】また、上記の塗工液は、該塗工液中の上記
重合物付着量が0.14〜3.5g/mの範囲となる
ように塗工する。上記重合物の付着量がこれより少ない
と、後述する塩化ビニル系樹脂からなる装飾層と裏打紙
との界面(裏打紙表面の塗膜と塩化ビニル系樹脂からな
る装飾層との界面、以下同じ)での剥離強度が弱くなり
すぎ、壁紙の貼着作業中又は貼着後に、塗膜と装飾層と
の界面にて剥離してしまう虞れがある。一方、重合物の
付着量がこれより多いと、塩化ビニル系樹脂からなる装
飾層と裏打紙との界面での剥離強度が強くなりすぎ、装
飾層と裏打紙とを分離するのが極めて困難となると共
に、重合物の付着量がこれより著しく多い場合には、塗
工液が原紙に浸透し難くなるため、塗膜と原紙との接着
強度が著しく低下し(塗膜と原紙との界面剥離強度が低
下し)、壁紙の貼着作業中又は貼着後に、原紙と塗膜と
の界面にて剥離してしまう虞れがある。
【0017】上記の塗工液は、原紙の一表面に塗工すれ
ばよいが、両面に塗工してもよい。壁面への貼着面にも
塗膜を形成することで、壁面からの剥離性をも向上させ
ることができる。また、壁面への貼着面には、上記塗膜
に代えて、特開昭52−37814号公報、特開昭52
−37935号公報、特開昭55−98999号公報、
特開平6−73700号公報、特開平6−330533
号公報、特開平7−300800号公報等に提案されて
いるような剥離性の層を形成することで、上記と同様に
壁面からの剥離性向上を図ることもできる。
【0018】上記のようにして得られる裏打紙の塗膜が
形成されている面(塗膜が両面に形成されている場合に
は、いずれか一方の面)には、塩化ビニル系樹脂からな
る装飾層が形成される。この装飾層は、通常の塩化ビニ
ル系樹脂製壁紙における装飾層と同様のものであり、例
えば、ポリ塩化ビニルや塩化ビニルを主体とする他のモ
ノマーとの共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂に、可塑
剤、安定剤、着色剤、充填剤、難燃剤、防カビ剤、発泡
剤、熱膨張性マイクロカプセル等を必要に応じて添加し
た塩化ビニル系樹脂ペーストを、ドクターナイフコータ
ー、コンマドクターコーター、ロールコーター、リバー
スロールコーター、スクリーンコーター、ロータリース
クリーンプリンター等の手段にて裏打紙の表面に塗工し
た後、加熱してゲル化させ、必要に応じて発泡させて得
られるもの等である。この装飾層は、単層であってもよ
いし、複数層であってもよい。
【0019】また、通常の塩化ビニル系樹脂製壁紙のよ
うに、表面にメカニカルエンボス、印刷インキでの印刷
模様、表面処理等を施してもよいし、あるいは発泡抑制
剤及び/又は発泡促進剤を含むインキを使用してのケミ
カルエンボスを施すこともできる。
【0020】本発明の壁紙は、貼着作業時及び貼着作業
後には、装飾層が裏打紙から剥離することがなく、壁面
から剥離させた後には、裏打紙表面に形成してある塗膜
の作用により装飾層と裏打紙とを容易に分離できるとい
う特性を有する。
【0021】このとき、裏打紙の紙層間剥離強度f
が、装飾層と裏打紙との界面剥離強度(装飾層と裏打
紙表面の塗膜との界面剥離強度、以下同じ)fよりも
著しく小さいと、装飾層と裏打紙との界面にて剥離する
ときに、裏打紙の塗膜と装飾層との界面剥離の外に、裏
打紙の原紙の紙層間剥離も生じてしまい、装飾層に裏打
紙の残渣が付着して、裏打紙と装飾層とを完全に分離す
るのが困難となる。この装飾層と裏打紙との界面にて剥
離する際の、裏打紙の原紙の紙層間剥離を抑制するため
には、裏打紙の紙層間剥離強度fと、装飾層と裏打紙
の界面剥離強度fとの関係が、f>fを満足する
ようにしておくことが好ましい。
【0022】なお、裏打紙にピールアップ性を付与した
場合では、所定位置にて比較的容易に紙層間剥離させる
ことができ、かつ剥離後の壁面には、表面が略平坦な薄
層のみが残るようにしてあるので、その箇所(紙層間剥
離する箇所)における紙層間剥離強度は、それ以外の箇
所の紙層間剥離強度よりも意図的に弱めてあることにな
るが、このように壁紙を壁面から剥離するために意図的
に紙層間剥離強度を弱めた部分における紙層間剥離強度
については、装飾層と裏打紙との界面剥離強度fより
著しく小さくなっていても差し支えないことは言うまで
もない。すなわち、ピールアップ性を付与した場合にお
ける上記の紙層間剥離強度fとは、上記のような壁紙
を壁面から剥離するために意図的に紙層間剥離強度を弱
めた部分以外の紙層間剥離強度を意味しているのであ
る。
【0023】装飾層と裏打紙との界面剥離強度fは、
裏打紙の原紙表面に塗工する塗工液の組成や塗工量、装
飾層の組成や装飾層を形成する際の加工条件等によって
調整することができるが、fが小さすぎると、壁紙の
貼着作業時や貼着作業後に、装飾層と裏打紙との界面に
て剥離してしまう虞れがあり、fが大きすぎると、壁
面から剥離した後に、装飾層と裏打紙との界面で剥離す
るのが困難となるため、JIS K 6854に規定さ
れるT型剥離試験によるT型剥離力で100g/25m
m以上、400g/25mm未満とするのが好ましい。
【0024】また、上記の裏打紙の紙層間剥離強度f
は、上記の紙力増強剤の添加量を調整することによって
ある程度調整することができるが、過度の増強には、原
料の処理が必要になったり、紙力増強剤の増加につなが
り、壁紙用裏打紙としての適性、経済性の両面で不利と
なる。従って、fは、上記のT型剥離力で400g/
25mm以下とするのが妥当である。
【0025】以下、図面に基づいて本発明の壁紙の具体
例について説明する。図1は、本発明の壁紙の一例を、
壁面に貼着した状態(A)及び壁面より剥離する状態
(B)を示す部分断面図であり、図2は、壁面から剥離
した本発明の壁紙の一例(A)を、装飾層と裏打紙の界
面にて剥離する状態(B)を示す部分断面図である。図
1,2中、1は本発明の壁紙の一例、2は本発明の裏打
紙の一例、3は装飾層、4は壁紙を壁面に貼着するため
の接着剤をそれぞれ示している。
【0026】図1,2に示す壁紙1は、裏打紙2の表面
に単層の装飾層3を形成したものであり、裏打紙2は、
原紙20の片面に、上記の重合物を含有する塗工液を該
重合物の付着量が特定範囲となるように塗工して形成し
た塗膜21を有している。また、この裏打紙2は、従来
の壁紙用裏打紙と同様に、壁面から剥離する際に、2A
部分から紙層間剥離するように構成されているものであ
る。
【0027】図1に示す本発明の壁紙1は、従来の壁紙
と同様、図1(A)に示すように、壁面Wに接着剤4を
用いて貼着されている。また、この壁紙1を壁面Wより
剥離する場合には、図1(B)に示すように裏打紙2の
2A部分より紙層間剥離させ、壁面Wには、表面が略平
坦な薄層2Bのみが残るようにする。
【0028】また、壁面Wより剥離した本発明の壁紙
1′は、裏打紙2として、原紙20の装飾層3が形成さ
れる側の面に、上記の塗膜21を形成したものを用いて
いるため、図2(B)に示すように、アルカリ性溶液に
浸漬するような工程を経ずとも塗膜21と装飾層3とを
分離することができる。
【0029】一方、図3に示す従来の壁紙11も、本発
明の壁紙1と同様に、接着剤14により壁面Wに貼着さ
れ(A)、壁面Wより剥離する場合には、裏打紙12の
12A部分より紙層間剥離させ、壁面Wには、表面が略
平坦な薄層12Bのみが残るようにする(B)が、壁面
Wより剥離した従来の壁紙11′(図4(A))は、裏
打紙12と装飾層13との界面にて剥離することができ
ず、図4(B)に示すように装飾層13の裏面に裏打紙
12の残渣12Cが付着した状態(13′)となるか、
或いは図示はしないが、装飾層13の残渣が裏打紙12
の表面に付着した状態となってしまい、本発明の壁紙1
のように装飾層3と裏打紙2とをきれいに分離すること
ができない。
【0030】なお、本発明の壁紙1においても、裏打紙
2の紙層間剥離強度fが、塗膜21(裏打紙2)と装
飾層3との界面剥離強度fよりも著しく小さい場合で
あれば、図4(B)に示すように、装飾層3を裏打紙2
から剥離したときに、その裏面に裏打紙2の残渣が付着
する虞れがある。しかし、裏打紙2の紙層間剥離強度f
を、塗膜21と装飾層3との界面剥離強度fよりも
大きくしておけば、このような現象は殆ど発生しない。
【0031】また、図1及び図2では、本発明の壁紙1
を先に壁面Wより剥離し、その後、装飾層3と裏打紙2
とを分離しているが、裏打紙2の2A部分における紙層
間剥離強度(意図的にfより弱めた部分の紙層間剥離
強度)が、塗膜21と装飾層3との界面剥離強度f
りも大きい場合などでは、先に装飾層3のみを剥離した
後に、裏打紙2を2A部分で剥離するようにすることも
可能である。さらに、裏打紙2の両面に塗膜21を形成
した場合や壁面Wに貼着する側の面に剥離性の層を形成
して、壁紙1全体を壁面Wより剥離することが可能であ
る場合には、図1や図3に示すように、意図的に紙層間
剥離強度を弱めた部分を設けておく(すなわち、ピール
アップ性を付与しておく)必要はない。
【0032】
【実施例】
実施例1 (1)裏打紙原紙の作製 表1に示す組成にてパルプスラリーを調製し、このスラ
リーのpHを硫酸バンドで約5に調整した後、長網抄紙
機にて抄紙して、70g/mの裏打紙原紙を得た。
【0033】
【表1】
【0034】(2)塗工液の作製及び塗工 表2に示す組成にて調製した塗工液原液に、スチレン−
アクリル系共重合物(コロパールSK−33《商品名;
星光化学工業製》)を、共重合物固形分が4重量%とな
るように分散させて塗工液(全固形分55重量%)を作
製した。得られた塗工液を、オンマシンのゲートロール
により、裏打紙原紙の両面に、固形分で、片面当たり6
g/m(スチレン−アクリル系共重合物が0.24g
/m)となるように塗工して、82g/mの裏打紙
を得た。得られた裏打紙の紙層間剥離強度fを測定し
たところ、T型剥離力で150g/25mmであった。
【0035】
【表2】
【0036】(3)装飾層の形成 上記により得られた裏打紙上に、表3に示す塩化ビニル
系樹脂ペーストを、スクリーンコーターにて200g/
となるように塗工し、160℃で1分間加熱、ゲル
化してベース層を形成した。この後、上記のベース層上
に、表4に示す塩化ビニル系樹脂ペーストをロータリー
スクリーンプリンターにて50g/mとなるように塗
工し、160℃で1分間加熱、ゲル化して装飾層を形成
した。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】上記のようにして得られた本発明の塩化ビ
ニル系樹脂製壁紙の装飾層と裏打紙の界面剥離強度f
を測定したところ、T型剥離力で123g/25mmで
あった。また、上記の壁紙を室内の壁面へ貼着したとこ
ろ、貼着作業時及び貼着後3ヶ月経過後とも、裏打紙と
装飾層との界面にて剥離することはなかった。さらに、
上記の壁紙を壁面から剥離した後、裏打紙と装飾層との
界面にて剥離したところ、装飾層の裏面に紙の残渣が付
着することなく、きれいに剥離することができた。
【0040】実施例2 塗工液中の重合物を、アクリル系重合物(コロパールS
K−15−2《商品名;星光化学工業社製》と、コロパ
ールSK−14《商品名;星光化学工業製》との混合
物;混合比率50/50)に代える以外は、実施例1と
同様にして塩化ビニル系樹脂製壁紙を得た。得られた壁
紙の装飾層と裏打紙との界面剥離強度fを測定したと
ころ、T型剥離力で130g/25mmであった。
【0041】この壁紙を室内の壁面へ貼着したところ、
貼着作業時及び貼着後3ヶ月経過後とも、裏打紙と装飾
層との界面にて剥離することはなかった。また、この壁
紙を壁面から剥離した後、裏打紙と装飾層との界面にて
剥離したところ、装飾層の裏面に紙の残渣が付着するこ
となく、きれいに剥離することができた。
【0042】実施例3 塗工液中の重合物を、エチレン−酢酸ビニル系共重合物
(ポリゾールL−520《商品名;昭和高分子製》)に
代える以外は、実施例1と同様にして塩化ビニル系樹脂
製壁紙を得た。得られた壁紙の装飾層と裏打紙との界面
剥離強度fを測定したところ、T型剥離力で142g
/25mmであった。
【0043】この壁紙を室内の壁面へ貼着したところ、
貼着作業時及び貼着後3ヶ月経過後とも、裏打紙と装飾
層との界面にて剥離することはなかった。また、この壁
紙を壁面から剥離した後、裏打紙と装飾層との界面にて
剥離したところ、装飾層の裏面に紙の残渣が付着するこ
となく、きれいに剥離することができた。
【0044】実施例4 (1)裏打紙原紙の作製 表1中の紙力増強剤を0.8重量部とすることにより、
裏打紙の紙層間剥離強度fをT型剥離力で380g/
25mmとする以外は、実施例1と同様に裏打紙原紙を
作製した。
【0045】(2)塗工液の作製及び塗工 上記のようにして得た裏打紙原紙に、塗工液中のスチレ
ン−アクリル系共重合物固形分を20重量%とし(全固
形分71重量%)、裏打紙原紙表面に付着する固形分を
片面当たり15g/m(スチレン−アクリル系共重合
物が3.0g/m)となるように塗工する以外は、実
施例1と同様にして、100g/mの裏打紙を作製し
た。
【0046】(3)装飾層の形成 上記のようにして得た裏打紙に、実施例1と同様にして
装飾層を形成し、塩化ビニル系樹脂製壁紙を得た。
【0047】上記のようにして得られた壁紙の、装飾層
と裏打紙との界面剥離強度fを測定したところ、T型
剥離力で350g/25mmであった。また、上記の壁
紙を室内の壁面へ貼着したところ、貼着作業時及び貼着
後3ヶ月経過後とも、裏打紙と装飾層との界面にて剥離
することはなかった。さらに、上記の壁紙を壁面から剥
離した後、裏打紙と装飾層との界面にて剥離したとこ
ろ、装飾層の裏面に紙の残渣が付着することなく、きれ
いに剥離することができた。
【0048】比較例1 裏打紙原紙に塗工液を塗工しない以外は、実施例1と同
様にして塩化ビニル系樹脂製壁紙を得た。この壁紙を室
内の壁面に貼着したところ、貼着作業時及び貼着後3ヶ
月経過後とも、裏打紙と装飾層との界面にて剥離するこ
とはなかったが、壁面から剥離した後も、両者の界面に
て剥離することができなかった。
【0049】比較例2 裏打紙原紙表面に付着する固形分を片面当たり20g/
(スチレン−アクリル系共重合物が4.0g/
)とする以外は、実施例4と同様にして、110g
/mの裏打紙を作製し、この表面に実施例1と同様に
して装飾層を形成し、塩化ビニル系樹脂製壁紙を得た。
得られた壁紙の装飾層と裏打紙との界面剥離強度f
測定したところ、T型剥離力で440g/25mmであ
った。
【0050】この壁紙を室内の壁面に貼着したところ、
貼着作業時及び貼着後3ヶ月とも、裏打紙と装飾層との
界面にて剥離することはなかったが、壁面から剥離した
後も、両者の界面にて剥離することは極めて困難であ
り、かつ剥離した装飾層の裏面に紙の残渣が付着してい
る箇所があった。
【0051】比較例3 塗工液中のスチレン−アクリル系共重合物固形分を2重
量%とする以外は、実施例1と同様にして、塩化ビニル
系樹脂製壁紙を得た。得られた壁紙の装飾層と裏打紙と
の界面剥離強度fを測定したところ、T型剥離力で9
6g/25mmであった。
【0052】この壁紙を室内の壁面に貼着しようとした
ところ、貼着作業時に裏打紙と装飾層との界面にて剥離
した部分が生じ、壁紙としては実用性のないものであっ
た。
【0053】以上の実施例1〜4及び比較例1〜3の結
果を、表5に纏めて示す。
【0054】
【表5】
【0055】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打
紙を使用した塩化ビニル系樹脂製壁紙は、裏打紙と塩化
ビニル系樹脂からなる装飾層とが適度な界面剥離強度を
有しており、貼着作業時及び貼着後の壁紙としての使用
時は通常の塩化ビニル系樹脂製壁紙と同様であるが、壁
面から剥離した後などには、裏打紙と装飾層とを容易に
分離することが可能であり、紙及び塩化ビニル系樹脂の
再利用を容易に行うことができる。従って、本発明は、
環境保護、省資源の見地から、極めて有用性の高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塩化ビニル系樹脂製壁紙の一例を、壁
面に貼着した状態(A)及び壁面より剥離する状態
(B)を示す部分断面図である。
【図2】壁面より剥離した図1に示す本発明の塩化ビニ
ル系樹脂製壁紙(A)を、装飾層と裏打紙の界面にて剥
離する状態(B)で示す断面図である。
【図3】従来の塩化ビニル系樹脂製壁紙の一例を、壁面
に貼着した状態(A)及び壁面より剥離する状態(B)
を示す部分断面図である。
【図4】壁面より剥離した図3に示す従来の塩化ビニル
系樹脂製壁紙(A)を、装飾層と裏打紙の界面にて剥離
する状態(B)で示す断面図である。
【符号の説明】
1,1′ 本発明の塩化ビニル系樹脂製壁紙 2,12 裏打紙 20 原紙 21 塗膜 2A,12A 紙層間剥離部 2B,12B 壁面に残存する裏打紙の薄層 12C 装飾層の裏面に残存する裏打紙の残渣 3,13 装飾層 4,14 接着剤 W 壁面 11,11′ 従来の塩化ビニル系樹脂製壁紙 13′ 裏面に裏打紙の残渣が付着した状態の従来の装
飾層
フロントページの続き (72)発明者 寺谷 弘 大阪府吹田市南吹田4丁目20番1号 紀州 製紙株式会社大阪工場内 (72)発明者 橋口 浜治 大阪府吹田市南吹田4丁目20番1号 紀州 製紙株式会社大阪工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏打紙の表面に塩化ビニル系樹脂からな
    る装飾層を形成してなる塩化ビニル系樹脂製壁紙におい
    て、 裏打紙が、原紙の少なくとも装飾層形成面に、スチレン
    −アクリル系共重合物、アクリル系重合物、及びエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合物から選ばれる少なくとも一種以
    上の重合物を含有する塗工液を、該重合物の付着量が
    0.14〜3.5g/mとなるように塗工して得た塗
    膜を有し、裏打紙と装飾層との界面にて剥離可能とした
    ことを特徴とする塩化ビニル系樹脂製壁紙。
  2. 【請求項2】 裏打紙の紙層間剥離強度fと、装飾層
    と裏打紙の界面剥離強度fの関係が、f>fを満
    足することを特徴とする請求項1記載の塩化ビニル系樹
    脂製壁紙。
  3. 【請求項3】 装飾層と裏打紙の界面剥離強度fが、
    T型剥離力で100g/25mm以上、400g/25
    mm未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    塩化ビニル系樹脂製壁紙。
  4. 【請求項4】 原紙の少なくとも一表面に、スチレン−
    アクリル系共重合物、アクリル系重合物、及びエチレン
    −酢酸ビニル共重合物から選ばれる少なくとも一種以上
    の重合物を含有する塗工液を、該重合物の付着量が0.
    14〜3.5g/mとなるように塗工して得た塗膜を
    有することを特徴とする塩化ビニル系樹脂製壁紙用裏打
    紙。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003073998A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Nakamura Seishishiyo:Kk 剥離可能な裏打紙
JP2005120484A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toppan Printing Co Ltd 易施工化粧シート
JP2006097208A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nippon Paper Industries Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
KR101211858B1 (ko) 2006-12-04 2012-12-12 (주)엘지하우시스 인쇄층 교체형 디아이와이 타입 인테리어 벽지 및 그시공방법
JP2019077957A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 日本製紙株式会社 壁紙用裏打ち紙

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