JPH10309242A - シャワー浴装置 - Google Patents

シャワー浴装置

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Publication number
JPH10309242A
JPH10309242A JP9120636A JP12063697A JPH10309242A JP H10309242 A JPH10309242 A JP H10309242A JP 9120636 A JP9120636 A JP 9120636A JP 12063697 A JP12063697 A JP 12063697A JP H10309242 A JPH10309242 A JP H10309242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
shower bath
bath apparatus
spray nozzle
seating
Prior art date
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Pending
Application number
JP9120636A
Other languages
English (en)
Inventor
博明 ▲よし▼田
Hiroaki Yoshida
Shigeru Shirai
白井  滋
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Tomeo Higuchi
留夫 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9120636A priority Critical patent/JPH10309242A/ja
Publication of JPH10309242A publication Critical patent/JPH10309242A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャワー浴装置において少ない使用流量で柔
らかく局部を洗浄または温めることができるようにす
る。 【解決手段】 湯水を旋回チップにより内部で旋回し粒
径を50〜800μmとして噴霧する噴霧ノズル36、
37により、椅子34に座った入浴者の局部を少なくと
も前後から囲むように洗浄及び温めるので、柔らかい洗
浄感が得られるとともに、細部まで確実な洗浄を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、人体の局部を洗浄する
シャワー浴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシャワー浴装置(たとえ
ば特公平6−87881号公報)を図14に示す。図1
4において、浴室11は円筒状の形状を有し、内部には
入浴者が座る座席部12が設けられている。座席部12
の中央部には座席孔13が形成されている。この座席孔
13は、入浴者が着座部12に座ったとき、臀部が入る
位置に形成されている。座席部12の前方側左右にはサ
イドポール14がそれぞれ座席部12を中心として12
0度の角度に配置され、座席部12の後方には天井まで
延びるメインポール15が設置されている。サイドポー
ル14とメインポール15の内部にはサウナノズル1
6、ジェットシャワーノズル17、石鹸泡噴射ノズル1
8などの配管や駆動機構などがコンパクトに内装されて
いる。サウナノズル16はサイドポール14、座席部1
2の下部両面に複数配置され、各サウナノズル16の噴
射孔は、浴室11の円周方向つまり内側壁に沿う方向に
指向して設けられている。また、ジェットシャワーノズ
ル17と石鹸泡噴射ノズル18は、サイドポール14に
高さ方向にそれぞれ3個、メインポール15には上下
に、さらに座席部12の下方にも複数個設けられてい
る。ジェットシャワーノズル17は水または湯を座席部
12に座った入浴者に向け噴射するものであり、その噴
射口は座席部12に向けられている。同様に石鹸泡噴射
ノズル18は噴射される石鹸泡がムース状の石鹸泡の塊
の状態で噴射され、かつ途中で飛散することなく入浴者
の体表面にムース状の石鹸泡を付着させるものである。
座席部12の下方に設けられた複数のジェットシャワー
ノズル17および石鹸泡噴射ノズル18の1つは、座席
孔13の真下に上向きに噴射口が設けられ、肛門周辺に
向けて噴射するようになっている。もう1つは座席部1
2の下方前面側のふくらはぎに向けて噴射するようにな
っている。
【0003】図15は、身体洗浄用石鹸泡発生装置20
の斜視図であり、石鹸泡噴霧ノズル18からムース状の
石鹸泡を噴射するようになっている。この身体洗浄用石
鹸泡発生装置20は、石鹸泡噴射ノズル18のほかに、
石鹸液供給タンク21、石鹸泡発生タンク22、コンプ
レッサー23、およびこれらを接続する石鹸液供給通路
24、石鹸泡供給通路25、エアー供給通路26、水供
給通路27、ならびに開閉バルブ28a、28b、28
c、28dなどから構成されている
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシャワー浴装置では、人体を洗浄する際にジェット
シャワーノズル17を用いていたので、使用湯量が多量
に必要であり一般の家庭で使用することは難しかった。
また、ジェットシャワーノズル17と局部との間に距離
があるため、使用圧力も高圧が要求され、一般の家庭で
使用するには加圧ポンプなどが必要であった。
【0005】また、ジェットシャワーノズル17を使用
しているため、局部に痔などの疾患を持つ入浴者や女性
にとっては、水圧により痛みを感じる可能性があった。
加えて、ジェットシャワーノズル17や石鹸泡噴射ノズ
ル18は洗浄した後の湯水がかかる位置にあり、洗剤、
汚れ、スケールが付着しやすく、見栄えが悪いととも
に、ノズルが目詰まりする可能性があった。
【0006】さらに、ジェットシャワーノズル17に加
えて、石鹸泡噴射ノズル18を設けているためノズル個
数が多くなり複雑な構成となっていた。また、ムース状
の泡とするため、コンプレッサ23が必要となり、装置
の複雑化かつ高コスト化につながるとともに、騒音等の
問題が生じる可能性があった。そして浴室装置では入浴
方法が多数必要であるため、装置が複雑かつ大型化し、
必要以上の機能が装備される可能性があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシャワー浴装置
は、局部に向けて湯水を噴霧する噴霧ノズルを有するも
のである。そして、人体の局部を細かい湯水の粒子で洗
浄するので、柔らかい洗浄感が得られ、痔など局部に疾
患を持つ入浴者や女性が安心して洗浄を行うことができ
る。また、少ない流量で洗浄が行えるとともに、湯水を
霧状としているため噴霧ノズルから噴出した後、湯の温
度が低下するのでより安全に入浴できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のシャワー浴装置は、局部
に向けて湯水を噴霧する噴霧ノズルを有するものであ
る。そして、人体の局部を細かい湯水の粒子で洗浄する
ので、柔らかい洗浄感が得られ、痔など局部に疾患を持
つ入浴者や女性が安心して洗浄を行うことができる。ま
た、少ない流量で洗浄が行えるとともに、湯水を霧状と
しているため噴霧ノズルから噴出した後、湯の温度が低
下するのでより安全に入浴できる。
【0009】また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた着座手段を有す
るものである。そして、局部を洗浄した湯水が着座手段
に滞留せず速やかに排水されるので、清潔感を向上でき
るとともに、洗浄した湯水が着座面に残ることを防止で
きる。また、本発明のシャワー浴装置は、着座面の少な
くとも局部近傍に湯水噴出部を設けた着座手段を有する
ものである。
【0010】そして、人体の局部に近い着座面から湯水
を噴出し、局部を洗浄するので、少ない流量で洗浄感を
得られ、湯水噴出部を設けても着座手段がすっきりした
外観となる。また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた着座手段と、開
口部または凹部に少なくとも前後から局部に向けて湯水
を噴出する湯水噴出部を設けたものである。
【0011】そして、局部周囲から洗浄するので、洗い
残しがなく確実に洗浄できるとともに、それぞれの湯水
噴出部から噴出した湯水により洗浄後の湯水は人体を伝
わって広がることを抑制し、速やかに排水されるので、
さっぱりとした洗浄感を得ることができる。また、本発
明のシャワー浴装置は、湯水噴出部を湯水を噴霧する噴
霧ノズルで構成したものである。
【0012】そして、近くから霧状の湯水で局部を洗浄
し、かつ、局部を包み込むのでさらに少ない流量で優し
い局部洗浄を実現できるとともに、局部に刺激を与える
ことなく暖めることができる。また、本発明のシャワー
浴装置は、噴霧ノズルまたは湯水噴出部をシャワー浴装
置本体または着座手段に収納可能な構成としたものであ
る。
【0013】そして、噴霧ノズルまたは湯水噴出部から
湯水を出さないときには、噴霧ノズルまたは湯水噴出部
をシャワー浴装置本体または着座手段に収納するので、
噴霧ノズルまたは湯水噴出部に洗浄した湯水がかかるこ
とがなく、スケールや汚れが付着しにくくなるので、正
確に湯水を局部に当てることができる。特に、噴霧ノズ
ルにおいては、スケールや汚れの付着による噴霧に乱れ
がなくなり、柔らかい湯水の噴霧を安定して行うことが
できる。
【0014】また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた収納可能である
着座手段と、シャワー浴装置本体または着座手段に収納
可能な温水噴出部または噴霧ノズルを有し、着座手段の
収納および使用状態に連動して、温水噴出部または噴霧
ノズルが収納および使用状態となる構成としたものであ
る。
【0015】そして、着座手段を動かす度に温水噴出部
または噴霧ノズルを出し入れすることなく利用できるの
で、入浴者の利便性が向上し、また、噴霧ノズルまたは
温水噴出部が着座手段の収納時に連動して収納されるの
で、着座手段の収納に噴霧ノズルまたは温水噴出部が邪
魔にならず、着座手段の収納性が向上する。また、本発
明のシャワー浴装置は、着座手段に温水噴出部または噴
霧ノズルへの湯水の供給路を設けたものである。
【0016】そして、湯水の供給路が入浴者の目に触れ
ることがなく、着座手段の収納が容易となるので、すっ
きりとした外観を実現できるとともに、着座手段が使用
状態にあっても供給路に入浴者にとって邪魔になること
がない。また、本発明のシャワー浴装置は、温水噴出部
または噴霧ノズルへの湯水の供給路に開閉弁を設けたも
のである。
【0017】そして、入浴者が必要に応じて局部洗浄を
選択できるので、必要以上の長時間の局部洗浄を行うこ
とが予防でき、痔などの疾患を持つ入浴者の患部を保護
することができる。また、本発明のシャワー浴装置は、
使用者の着座を検知する着座検知手段と、温水噴出部ま
たは噴霧ノズルへの湯水の供給路に設けた開閉弁と、着
座検知手段が使用者の着座を検知すると開閉弁を開成す
る制御部を設けたものである。
【0018】そして、使用者が着座手段に座っていない
場合に、温水噴出部または噴霧ノズルへの湯水の供給が
行われても、温水噴出部または噴霧ノズルから湯水が出
ないので、入浴者が着座前にいきなり湯水を浴びること
を防止できる。特に死水が上方に向けて噴霧され、裸で
ある入浴者の胸部、腹部に身体にかかることを抑制でき
るので、安全に入浴できる。
【0019】また、本発明のシャワー浴装置は、噴霧ノ
ズルは、ノズル内部で湯水に旋回する構成としたもので
ある。そして、湯水が噴霧される前に旋回され、旋回力
を持って噴霧されるので、一般の家庭で起こりうる少な
い流量かつ低い圧力でも、細かい粒子の湯水が広い角度
に噴霧できる。
【0020】また、本発明のシャワー浴装置は、噴霧ノ
ズルから噴出する湯水の粒径を50〜800μmとした
ものである。そして、スチームなどとは異なり、洗浄に
必要である量感を得ることができるとともに、かつ、質
量が少ないため優しい洗浄感をも実行できる。また、本
発明のシャワー浴装置は、局部を洗浄する噴霧ノズルの
みに湯水を供給可能とする流路構成としたものである。
【0021】そして、通常洗浄する際には少ない流量で
優しい洗浄感を得ることができる噴霧ノズルからの湯水
で洗浄を行い、必要に応じて強力に洗浄したい場合には
多量の湯水でより確実に洗浄することができる。また、
本発明のシャワー浴装置は、湯水噴出部または噴霧ノズ
ル上流側で湯水に空気を混入する空気混入手段を設けた
ものである。
【0022】そして、混入された空気が噴出された湯水
内に気泡として入るので、人体局部に湯水の当たる動圧
を和らげ、より優しい洗浄感を得ることができる。ま
た、空気を混入することで、より少ない流量で量感を得
ることができる。また、本発明のシャワー浴装置は、湯
水噴出部または噴霧ノズル上流側で湯水に洗剤を混入す
る洗剤混入手段を設けたものである。
【0023】そして、洗浄用と洗剤用のノズルを設ける
必要がなく、簡単な構成で手の届きにくい局部を確実に
洗浄できる。また、湯水に混ぜることによって洗剤の使
用量も低減でき、さらに、噴霧ノズルとすれば洗剤を混
入した湯水が細かい粒子で噴霧されるので、少ない洗剤
量で、より洗剤をまんべんなく均一に局部に噴出するこ
とができる。
【0024】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側に炭酸混入手段を設けたも
のである。そして、炭酸濃度が高い湯水で局部周辺を包
み込むので、不要な部分の血流を促進せず、局部及び胸
部周辺の血行が促進され、痔や血行の不良による疾患を
抑制することができる。
【0025】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側に湯水たとえば消臭剤また
は芳香剤などの薬剤を混入する薬剤混入手段を設けたも
のである。そして、局部のみに消臭または芳香剤などが
噴出されるので、局部のみの臭いなどを解消でき、かつ
入浴者に必要以上の臭いなどによる不快感を与えること
を抑制できる。
【0026】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側で殺菌作用を持つ湯水に改
質する改質手段を設けたものである。そして、特に汚れ
やすく、雑菌の繁殖しやすい局部周辺のみを殺菌するこ
とで、殺菌水の必要量を抑制することができる。特に、
噴霧ノズルを用いれば、さらに、殺菌水がまんべんなく
局部に均一に噴霧されるので、少ない流量で殺菌効果を
向上できる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1を図1〜図6を参
照しながら説明する。図1は本発明の実施例1のシャワ
ー浴装置の斜視図、図2はシャワー浴装置の側面図、図
3(a),(b)は着座手段である椅子および噴霧ノズ
ルの使用あるいは収納の説明図、図4は噴霧ノズルから
の湯水の噴霧状態を示す図、図5(a)、(b)は噴霧
ノズルの断面図及び正面図、図6はシャワー浴装置の流
路を示すブロック図である。
【0028】図1において、シャワー浴装置30は、浴
室31の洗い場32に面した壁面33に取り付けられて
いる。シャワー浴装置30において、34はシャワー浴
装置本体30aに回転自在に設けられた着座手段である
椅子であり、使用者が座って湯水を浴びれるようになっ
ており、また、未使用時には壁33側を中心に本体側に
回転し収納可能となっている。椅子34には、人体の体
重を支える支持板35が回転可能に取り付けられてお
り、椅子34の動作に連動して回転されるようになって
いる。
【0029】椅子34には、図2に示すように噴霧ノズ
ル36、37から噴霧される湯水によって、局部が洗浄
できるように開口部38が設けられている。噴霧ノズル
37は、局部を前方向から洗浄するように支持板35に
設けられおり、収納時には開口部38に入り込むように
なっている。噴霧ノズル36は局部を後方から洗浄する
ように、椅子の回転に連動して回転するノズル支持部3
9の先端に設けられ、収納時には噴霧ノズル37と同様
に開口部38に入り込むようになっている(図3)。ま
た、図4に示すように噴霧ノズル36、37は局部位置
の個人差に対応するように、噴霧位置を変更できるよう
可動する構成となっている。
【0030】また、40はシャワー浴装置本体30aに
回転自在に設けられたアームであり、使用者が座って湯
水を浴びる場合には、図1、図2に示すようにセットさ
れ、未使用時には壁面33の方向に回転して収納可能で
あり、シャワー浴装置30を使用しない場合には、浴室
31の洗い場を広く使えるとともに、視覚的な圧迫感を
防止している。
【0031】アーム40には、左右対称に噴霧ノズル4
1が設けられており、それぞれ先端から脚部、腹部、胸
部周辺に湯水を噴出できるように配置されている。ま
た、シャワー浴装置本体30aのカバー42にも左右対
称に噴霧ノズル43が設けられており、それぞれ背部、
腰部周辺に湯水を噴出できるように配置されている。こ
こで、カバー42は、使用者の着座時の背もたれとして
も利用されるので、腰部のノズルは身体と所定以上の距
離を設けるため凹状の収納部44に設けられている。
【0032】噴霧ノズル36、37、41、43は、全
身を包み込むために湯水を霧状に噴霧するように構成さ
れており、その断面図を図5(a)に示す。噴霧ノズル
36、37、41、43には、湯水が流入する流入口4
5と旋回チップ46と噴出口47が設けられている。旋
回チップ46には、図5(b)に示すように同一円周上
に3カ所の流体に旋回力を与える旋回孔48と、旋回孔
48の略中心に旋回流の中心軸流れを形成する中心孔4
9が設けられている。50は、旋回チップ46下流側に
設けられ、旋回孔48で旋回されたそれぞれの旋回流が
混同する旋回室であり、旋回流を安定させている。そし
て、湯水は旋回流と中心軸流れをもって噴出口47から
噴出されるため、霧状となって広範囲に渡って人体を包
み込む。ここで、旋回チップ46、噴出口47、旋回室
50は、柔らかい洗浄感を出すため湯水の粒子径が50
μm〜800μmの範囲内に50%以上(好ましくは7
0%以上)存在するように設定されている。なお、本実
施例では、旋回孔48の数を3カ所としているととも
に、中心軸流れを形成する構成としているが、湯水を霧
状にかつ広範囲に噴霧できる構成であればこれに限らな
い。
【0033】シャワー浴装置30の湯水流路は、図6に
示すようになっている。湯水の供給路である給湯管51
と給水管52は湯水の混合比を調節し湯温を調節する混
合弁53に連通している。混合弁53は、図1に示す湯
温調節つまみ54を回転することにより、湯水の弁開度
が調節され湯温が調節されるようになっている。混合弁
53の下流には切替弁55が設けられ、ハンドシャワー
56と、ノズル36、37、41、43からなる全身シ
ャワー57の切り替えが行える。また、切替弁55を操
作する切替つまみ58(図1参照)により止水、流量調
節が行えるようになっている。
【0034】切替弁55と噴霧ノズル36、37の間に
は、空気、洗剤、消臭剤を湯水に混入する混入部59が
設けられ、混入部59はそれぞれ開閉弁60を介して空
気混入手段であるエアポンプ61および洗剤混入手段6
2および薬剤混入手段の一例である消臭剤混入手段63
に連通している。洗剤混入手段62は洗剤タンク62a
とポンプ65から構成され、消臭剤供給手段63は消臭
剤タンク66とポンプ65から構成され、ポンプ65を
共用している。洗剤および消臭剤の供給は、混入剤切替
弁67で選択されるようになっている。切替弁55と混
入部59の間には入浴者が局部の噴霧ノズル36、37
からの湯水の噴霧を選択できるように開閉弁68が設け
られている。
【0035】エアポンプ65、洗剤混入手段62、消臭
剤混入手段63による各物質の混入および開閉弁68に
よる噴霧ノズル36、37からの湯水の噴霧は、操作部
69により入浴者が選択することによって、制御部70
がそれぞれを制御するようになっている。以上の構成に
おいて本実施例の作用、動作について説明する。
【0036】使用前収納状態では図2の破線で示してい
るようにアーム40は、壁面33側に回転され、椅子3
4は凹状の収納部44に収納されるようになっている。
この時、椅子34に回転可能に設けられた支持板35は
自重により回転するため、図3(b)に示すように椅子
34の入浴者が着座しない面に沿って収納される。噴霧
ノズル36は支持板35が収納された際に、椅子34と
挟まれる様になるが、開口部38に入り込むようになっ
ており、椅子の収納の妨げにならないように収納され
る。同様に、噴霧ノズル37も椅子34の収納に伴い、
入浴者が着座しない面に沿って収納されるノズル支持部
39の先端に設けられ、収納時にはちょうど開口部38
にノズル37が入り込むようになっている。したがっ
て、噴霧ノズル36、37が椅子34に設けてあって
も、すっきりと収納でき、かつ見栄えがよく圧迫感を抑
制できる。また、噴霧ノズル36、37が上向きに設置
されたまま、放置されることがなく、収納状態において
も洗い場で使用された洗剤や汚れ、スケールなどが噴出
孔47に付着しにくく、噴霧ノズル36、37をきれい
な状態で維持でき、特にノズルの目詰まりや汚れ等の付
着による噴霧の乱れを抑制できる。また、椅子34を収
納状態から使用状態にするだけで、噴霧ノズル36、3
7が支持板35とともに連動してセットされるので簡単
に局部を洗浄または暖めることができる状態になる。
【0037】切替つまみ58を操作してハンドシャワー
56または全身シャワー57を開成すると湯水がそれぞ
れ混合弁53に供給され、混合弁53では図1に示す湯
温調節つまみ54で設定された湯温に湯水が混合され
る。切替つまみ58が開成されると同時に湯水は、切替
つまみ58により選択された側に切替弁55を介して供
給され、選択されたハンドシャワー56または全身シャ
ワー57から噴出される。全身シャワー57を使用する
場合、湯水は噴霧ノズル36、37、41、43におい
て旋回孔48により旋回力を持つとともに、中心孔49
により中心の軸流れが形成されるので、ノズルごとの流
量が少なくても、霧状で噴出される。また、旋回力を有
しており、噴霧角度が大きく、かつ、広範囲の噴霧の流
量分布が均一となり、少ない流量でも身体全体を霧状の
湯水で包み込めるようになっている。特に、50〜80
0μmの粒子径が中心である湯水で洗浄するので、柔ら
かい洗浄感を得ることができ、女性や痔などの疾患を持
つ入浴者も安心して局部洗浄を行うことができ、また、
スチームのように粒子径が小さくないので、程よい洗浄
感を得ることができる。
【0038】なお、柔らかい洗浄感であるため、トイレ
等で用いられる衛生洗浄便座のような便意促進は行なわ
れず快適に湯水を洗うことができる。局部を洗浄する噴
霧ノズル36、37により、局部洗浄は前方および後方
から霧状の湯水で包み込まれるので、きめ細かい洗浄が
行え、より確実に汚れを落とすことができる。そして、
前方および後方からの噴霧により洗浄するので、洗浄後
の汚れた湯水が人体や椅子34を伝わって広がることを
前後の噴霧で抑制し、真下に落とすことができるので、
衛生的な局部洗浄を実現できる。
【0039】入浴者が図6に示す操作部69で空気混入
した湯水で局部洗浄を行うように選択すると、制御手段
70によりエアポンプ61が駆動され、空気が混入部5
9から微細な気泡として湯水に混入される。空気の混入
部59はエジェクタや微細な多数の孔を有するフィルタ
ーなど微細な気泡が湯水に混入できる手段であればこれ
に限らない。そして、微細な気泡を混入することで、湯
水の粒径はそのままでも、質量が減少するので、より柔
らかい洗浄感が得られるとともに、使用流量も低減する
ことができる。
【0040】入浴者が操作部69により湯水への洗剤の
混入を選択すると、制御手段70は混入剤切替弁67を
ポンプ65と洗剤タンク64とが連通するように開成し
た後、ポンプ65を駆動する。したがって、混入部59
からは洗剤のみが湯水に供給される。洗剤が混入された
湯水は、噴霧ノズル36、37から局部に向けて霧状に
噴霧され、局部を包み込むので、洗剤をまんべんなく、
かつ、均一に局部およびその周辺に噴霧することがで
き、汚れを確実に分解できる。所定時間洗剤が噴霧され
ると、ポンプ65が停止し、洗剤の供給がなくなり、再
び湯水のみで洗剤を洗い流す。したがって、使用後に湯
水の供給路に洗剤が残ることがなく、供給路が詰まった
り再度使用する際に洗剤が噴霧されることを防止してい
る。また、この洗剤を湯水に混入することにより、たと
えば局部が洗浄できない入浴者であっても自ら簡単に局
部洗浄を行えるし、介護を必要とする入浴者であって
も、介護者が洗浄しにく局部を介護者の手を煩わすこと
なく洗浄できる。なお、本実施例では皮膚に刺激のない
ように洗剤を希釈して使用しているが、汚れを確実に落
としたい場合などは、開閉弁68を閉止しポンプ65を
作動することで、洗剤原液を局部にまんべんなく噴霧す
ることも可能である。
【0041】入浴者が局部を洗浄後、局部の臭いを抑え
たい場合、操作部69により湯水への消臭剤の混入を選
択すると、制御手段70は混入剤切替弁67をポンプ6
5と消臭剤タンク66とが連通するように開成した後、
ポンプ65を駆動する。したがって、混入部59からは
消臭剤のみが湯水に供給される。消臭剤が混入された湯
水は、噴霧ノズル36、37から局部に向けて霧状に噴
霧され、局部を包み込むので、消臭剤をまんべんなく、
かつ、均一に局部およびその周辺に噴霧することがで
き、臭いを確実に除去できる。所定時間消臭剤が噴霧さ
れると、ポンプ65が停止し、消臭剤の供給がなくな
り、再び湯水のみで消臭剤を洗い流す。したがって、使
用後に湯水の供給路に消臭剤が残ることがなく、供給路
が詰まったり再度使用する際に消臭剤が噴霧されること
を防止できる。また、噴霧ノズル36、37への供給路
に混入部59を設けており、全身シャワー57の他の噴
霧ノズル41、43からは、消臭剤が噴霧されることは
ない。なお、本実施例では皮膚に刺激のないように消臭
剤を希釈して使用しているが、臭いを確実に落としたい
場合などは、開閉弁68を閉止しポンプ65を作動する
ことで、消臭剤原液を局部にまんべんなく噴霧すること
も可能である。
【0042】なお、本実施例では、混入部59を局部洗
浄を行う噴霧ノズル36、37への湯水供給路に設けて
いるが、すべての噴霧ノズル36、37、41、43の
上流となる切替弁55下流側や、ハンドシャワー56に
も物質混入が可能である切替弁55上流側としても、全
身に対して同様の効果を得られる。さらに、消臭剤や洗
剤は局部同様に汚れたり臭いの付きやすい脇や脚などに
対応する噴霧ノズルを設けて、混入することで同様の効
果を得ることができる。また、洗剤混入手段62、消臭
剤混入手段63の代わりに、殺菌剤を混入する殺菌剤混
入手段を設けて湯水に殺菌剤を混入するようにすれば、
特に雑菌の繁殖しやすい局部を清潔に保つことができ、
また介護者が必要な入浴者の場合、介護者も楽に入浴を
させることができる。
【0043】また、全身シャワー57を使用する場合に
は、椅子34とアーム40を図1に示すようにセット
し、着座した楽な状態で身体全体を霧状の湯水で包み込
め、浴槽内に入る際のまたぎこみ動作や水の静圧を受け
ることがなく、身体への負担を軽減できる。また、ゆっ
たりと浴槽に入りたい入浴者も事前に全身シャワー浴を
行えば、簡単に局部を洗浄できるので、大腸菌や緑膿
菌、レジオネラ菌などの雑菌が洗い流され浴槽内を清潔
に保つことができる。
【0044】入浴者が好みにより局部洗浄を行わないと
き(たとえば消臭後、治療であるなど)には、操作部6
9により選択して制御手段70により開閉弁68が閉止
し、局部の洗浄を行わないことも可能となっている。 (実施例2)次に、本発明の実施例2を図7〜図9を参
照しながら説明する。
【0045】図7は実施例2のシャワー浴装置の部分拡
大斜視図であり、図8はシャワー浴装置の部分断面図、
図9はシャワー浴装置の流路経路を示すブロック図であ
る。この実施例2において、実施例1と異なるの点のみ
説明し、他は同一番号を付して省略する。図7において
着座手段である椅子71の使用者が座った際に局部およ
び局部周辺の空間ができるように凹部72が設けられて
いる。凹部72の底面73には、局部を洗浄あるいは全
身に浴びた湯水が凹部72に溜まらないように開口部7
4が設けてある。凹部72の底面73から所定の高さに
局部に向け湯水を噴出する湯水噴出部75があり、図8
に示すように局部を囲むように周辺から洗浄するように
なっている。湯水噴出部75は洗浄した湯水に塞がれな
い、または、汚れやスケールが付着しにくいように底面
73から所定の高さの斜面に設けられている。
【0046】図8に示すように、湯水噴出部75への湯
水の供給路76は、椅子71の着座面裏側を利用して形
成されており、供給路76はそれぞれの湯水噴出口75
に湯水を供給できるように連通している。シャワー浴装
置の流路経路を図9に示す。開閉弁68の下流には殺菌
を主の目的とした殺菌水製造手段である改質手段77が
設けられ、湯水を殺菌可能な酸性水にできるようになっ
ている。改質手段77は電解によるpH調節器であり、
湯水を任意のpHに変更できる。この改質手段77は、
操作部78により殺菌モードが選択されると、制御部7
9により作動され、pH4以下(好ましくは2以下)に
湯水を調節する。電解により酸性水とともに生成された
アルカリ性水は、排水路80より排水される。
【0047】椅子71の回転軸81の軸受けには、垂直
方向へ所定以上の荷重がかかると、制御部79により着
座が確認できる着座検知手段である着座センサ82が設
けられている。制御部79は、着座センサ82により着
座が確認された場合にのみ、開閉弁68を開成するよう
になっている。また、入浴前の殺菌を行うプレ殺菌が操
作部78により選択された場合にのみ、着座センサ82
からの着座信号がなくても、プレ殺菌の間は開閉弁68
を開成するようになっている。
【0048】以上構成において作用、動作を説明する。
入浴者が、シャワー浴の前に着座面やカバー42を暖め
る、また、室内を暖める際には、切替つまみ58により
切替弁55を全身シャワー57に開成する。この時、着
座センサ82は入浴者が着座していないので、開閉弁6
8は開成されず、湯水の噴霧は噴霧ノズル41、43か
ら行われる。従って、着座面や浴室内を暖めるプレ暖房
の際の使用湯量を低減できる。また、湯水噴出部75は
上向きに湯水を噴出しており、使用者が着座しない状態
で湯水が噴出されると浴室内の周辺に噴出し必要ない部
分に飛散してしまうが、着座センサ82により人体検知
を行うことでこれを防止できる。
【0049】なお、本実施例では着座センサ82が椅子
71にかかる荷重により動作するものとしているが、着
座が検知できる構成であればこれに限らない。また、即
湯ブースターを有するシャワー浴装置であれば、湯水噴
出部75だけでなく噴霧ノズル41、43と切替弁58
の間に開閉弁68を設けたり、着座しないと切替弁55
の全身シャワー側を開成できないなどの構成としてもよ
い。
【0050】使用者が着座すると制御部79が着座セン
サ82からの信号を確認し、開閉弁68を開成する。切
替つまみ58により全身シャワー57側を開成される
と、湯水は噴霧ノズル41、43および創水手段77を
介して湯水噴出部75に供給される。この時、改質手段
77は使用者により局部の殺菌モードが選択されていれ
ば、湯水を電解しpH4以下の酸性水を湯水噴出部75
に供給する。従って、局部から出る湯水のみ酸性水とす
るので、電解流量が少なく創水手段77のコンパクト化
および構成の簡素化が図れる。また、局部洗浄を局部を
囲むように設け、殺菌水を死角なく細部にまで当てるこ
とができるので、確実に雑菌を殺菌または静菌すること
ができる。また、入浴前の殺菌を行うプレ殺菌が操作部
78により選択された場合にのみ、着座センサ82から
の着座信号がなくても、プレ殺菌の間は開閉弁68を開
成し、改質手段77により電解が行われ、着座面を殺菌
または静菌するようになっている。
【0051】なお、本実施例では殺菌または静菌を行う
ために電解酸性水を用いたが、改質手段77を次亜塩素
酸のような殺菌成分を混入する殺菌剤混入手段として
も、殺菌成分の使用量の使用量低減が図れ、同様の効果
が得られる。また、局部のみを殺菌の対象としている
が、雑菌の繁殖しやすい脇の下などに対応する湯水噴出
や噴霧ノズルの上流側に殺菌水製造手段を設けても同様
の効果が得られる。さらに、入浴前の殺菌を行うプレ殺
菌が操作部78により選択された場合にのみ、着座セン
サ82からの着座信号がなくても、プレ殺菌の間は開閉
弁68を開成するようになっている。
【0052】湯水噴出部75は凹部72の底面73から
所定の高さに局部に向け湯水を噴出するように設けら
れ、局部を囲むように周辺から局部側に向けて洗浄する
ようになっている。従って、局部を洗浄する際に死角が
なくなるとともに、洗浄後の湯水が局部付近で互いに干
渉し皮膚を伝わって流れることがなく、よりきれいに洗
浄することができる。また、底面73から所定の高さの
斜面に設けられているので、使用後も湯水噴出部75の
近傍に洗浄水が溜まらないので、汚れやスケールが付着
しにくい。特に、前後方向の湯水噴出部75を設けてお
り、伝わって広がりやすい前後方向への湯水が確実に抑
制でき、女性も安心して使用できる。
【0053】凹部72の底面73には、局部を洗浄ある
いは全身に浴びた湯水が凹部72に溜まらないように開
口部74が設けてあので、凹部72の湯水噴出部75は
洗浄した湯水に塞がれることはない。また、供給路76
は椅子71の着座面裏側に設けられており、使用者の目
に触れず、すっきりとした外観を保つことができるとと
もに、着座面を湯により暖めることができ、快適な入浴
を行える。
【0054】(実施例3)次に、本発明の実施例3を図
10〜12を参照しながら説明する。図10は実施例3
のシャワー浴装置の部分拡大斜視図であり、図11はシ
ャワー浴装置の部分断面図、図12はシャワー浴装置の
流路経路を示すブロック図である。この実施例3におい
て、実施例1と異なるの点のみ説明し、他は同一番号を
付して省略する。
【0055】図10において着座手段である椅子83の
使用者が座った際に局部および局部周辺の空間ができる
ように凹部84が設けられている。凹部84から椅子8
3の側面に向けて、局部を洗浄あるいは全身に浴びた湯
水が凹部84に溜まらないように排水溝85が設けてあ
る。椅子83の凹部84には、図11に示すように少な
くとも前後方向から局部を囲むように洗浄する噴出孔8
6が設けられている。噴出孔86の上流側には旋回室8
6aを形成するように旋回チップ46が一体成形されて
いる。すなわち、噴出孔86、旋回チップ46、旋回室
86aからなる湯水噴出部87は噴霧ノズルを椅子83
内部に埋め込んだように構成されている。湯水噴出部8
7への供給路88は椅子83の着座面裏側を利用して行
われている。
【0056】シャワー浴装置の配管経路を図12に示
す。開閉弁68の下流には湯水の炭酸ガスを微細な気泡
として混入する、または遊離炭酸として溶解する炭酸混
入手段89が設けてある。そして、湯水噴出部87から
噴出する湯水に炭酸ガスを混入または溶解し、局部およ
び局部周辺の血行を促進できるようになっている。炭酸
混入手段89には炭酸ガスが圧縮された小型のボンベ9
0から供給される。炭酸ガスの供給は、開閉および流量
調節が可能な炭酸ガス調節弁91により調節され、炭酸
混入量を制御している。制御部92は操作部93からの
入力に応じて炭酸ガス調節弁91の調節を行っている。
炭酸ガス調節弁91は切替弁55がシャワー側に開成さ
れ、開閉弁68が開成されないと供給されないように制
御され、浴室内への炭酸ガス供給が防止されている。9
4は炭酸ガスのボンベ90の圧力低下により湯水が炭酸
混入手段89からボンベ90側に逆流しないように設け
た逆止弁である。
【0057】以上構成において作用、動作を説明する。
使用者が全身シャワー57を選択すると、開閉弁68を
介して炭酸混入手段89に湯水が供給される。このと
き、操作部93により炭酸選択が行われていなければ、
炭酸ガス調節弁91は開成されず、供給路88を介して
湯水が温水噴出部87に供給される。供給された湯水は
旋回チップ46により旋回され、旋回力を持って噴出孔
86から局部に向け噴霧される。湯水噴出部87は、局
部の前後および下側から広角の噴霧を行い、局部および
局部周辺を広範囲に柔らかい噴流で包み込む。従って、
着座面凹部84の湯水噴出部87と局部(洗浄部)が短
い距離であっても、噴流による痛みや刺激を感じること
がなく、快適に局部を洗浄できる。また、湯水は旋回チ
ップ46により旋回され、旋回力を持って噴出孔86か
ら局部に向け噴霧されるので、短い距離にも関わらず広
範囲の洗浄が可能となり、十分な洗浄感を得るのに必要
な湯水噴出部87の個数を低減できる。
【0058】湯水噴出部87および噴霧ノズル41、4
3から出た湯水の一部は、凹部84に落ちるが、排水溝
85が凹部84の最低位置から椅子71側面に向かって
傾斜しているので、直ちに排水される。従って、使用者
が排水を見ることなく、スムーズに排水を行うことがで
き、また、着座面に開口部がないので安心して着座する
ことができる。
【0059】噴出孔86は凹部84の面から一段高く設
けてあるので、洗浄後の湯水が排水される際に噴出孔8
6を塞ぐことがなく、湯水の噴霧を阻害しない。操作部
93により炭酸選択が行われると、切替弁55が全身シ
ャワー57側に開成されていることを制御部92が確認
し、開閉弁68を開成した後、炭酸ガス調節弁91を開
成する。炭酸ガスのボンベ90から供給される炭酸ガス
量は炭酸ガス調節弁91により調節される。逆止弁94
を介して炭酸混入手段89に供給された炭酸ガスは湯水
に溶解または混入され、一部が遊離炭酸として存在す
る。炭酸混入手段89は、炭酸ガスの溶解という点から
は、湯水透過せずガスのみを透過する中空糸膜の内部に
湯水を通過させ、中空糸膜外側から所定以上の圧力で炭
酸ガスを供給することで行う構成が望ましいが、溶解、
混入ができる構成であればこれに限らない。炭酸ガスが
溶解された湯水が湯水噴出部87により柔らかい噴流
で、広範囲にわたって局部及び局部周辺に噴霧される
と、炭酸ガスが皮膚より吸収され、局部および局部周辺
の血流が促進される。血流が促進されることにより、痔
などの疾患の治癒効果を向上することができる。痔疾患
の使用者にとって局部に湯水の噴流を受けることは、刺
激され痛みを伴うが、湯水噴出部87により湯水が噴霧
されているので、刺激がなく長時間でも浴びることがで
き、さらに治癒効果を高めることができる。また、炭酸
を溶解することで一部の菌に関しての静菌作用が得られ
る。
【0060】なお、本実施例では炭酸ガスの供給をボン
ベ90により行っているが、空気中の炭酸ガスを利用し
たり、固形成分を用いても、効果に何ら影響はない。ま
た、本実施例では局部洗浄を全身シャワー57の一流路
として行っているが、図13に示すように噴霧ノズル4
1、43にのみ連通する流路に開閉弁95を設け、全流
量で局部洗浄を行える流路構成とすれば、大流量かつ強
力な噴流で洗浄ができるので、より強い洗浄感がほしい
などの入浴者の好みに対応することができる。
【0061】さらに本実施例では、シャワー浴装置につ
いて述べたが、局部洗浄をシャワーチェアなどで行う構
成としても同様の効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明のシャワー浴装置
は、局部に向けて湯水を噴霧する噴霧ノズルを有するも
のであり、人体の局部を細かい湯水の粒子で洗浄するの
で、柔らかい洗浄感が得られ、痔など局部に疾患を持つ
入浴者や女性が安心して洗浄を行うことができる。ま
た、少ない流量で洗浄が行えるとともに、湯水を霧状と
しているため噴霧ノズルから噴出した後、湯の温度が低
下するのでより安全に入浴できる。
【0063】また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた着座手段を有す
るものであり、局部を洗浄した湯水が着座手段に滞留せ
ず速やかに排水されるので、清潔感を向上できるととも
に、洗浄した湯水が着座面に残ることを防止できる。ま
た、本発明のシャワー浴装置は、着座面の少なくとも局
部近傍に湯水噴出部を設けた着座手段を有するものであ
り、人体の局部に近い着座面から湯水を噴出し、局部を
洗浄するので、少ない流量で洗浄感を得られ、湯水噴出
部を設けても着座手段がすっきりした外観となる。
【0064】また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた着座手段と、開
口部または凹部に少なくとも前後から局部に向けて湯水
を噴出する湯水噴出部を設けたものであり、局部周囲か
ら洗浄するので、洗い残しがなく確実に洗浄できるとと
もに、それぞれの湯水噴出部から噴出した湯水により洗
浄後の湯水は人体を伝わって広がることを抑制し、速や
かに排水されるので、さっぱりとした洗浄感を得ること
ができる。
【0065】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部を湯水を噴霧する噴霧ノズルで構成したものであ
り、近くから霧状の湯水で局部を洗浄し、かつ、局部を
包み込むのでさらに少ない流量で優しい局部洗浄を実現
できるとともに、局部に刺激を与えることなく暖めるこ
とができる。また、本発明のシャワー浴装置は、噴霧ノ
ズルまたは湯水噴出部をシャワー浴装置本体または着座
手段に収納可能な構成としたものであり、噴霧ノズルま
たは湯水噴出部から湯水を出さないときには、噴霧ノズ
ルまたは湯水噴出部をシャワー浴装置本体または着座手
段に収納するので、噴霧ノズルまたは湯水噴出部に洗浄
した湯水がかかることがなく、スケールや汚れが付着し
にくくなるので、正確に湯水を局部に当てることができ
る。特に、噴霧ノズルにおいては、スケールや汚れの付
着による噴霧に乱れがなくなり、柔らかい湯水の噴霧を
安定して行うことができる。
【0066】また、本発明のシャワー浴装置は、着座面
の局部近傍に開口部または凹部を設けた収納可能である
着座手段と、シャワー浴装置本体または着座手段に収納
可能な温水噴出部または噴霧ノズルを有し、着座手段の
収納および使用状態に連動して、温水噴出部または噴霧
ノズルが収納および使用状態となる構成としたものであ
り、着座手段を動かす度に温水噴出部または噴霧ノズル
を出し入れすることなく利用できるので、入浴者の利便
性が向上し、また、噴霧ノズルまたは温水噴出部が着座
手段の収納時に連動して収納されるので、着座手段の収
納に噴霧ノズルまたは温水噴出部が邪魔にならず、着座
手段の収納性が向上する。
【0067】また、本発明のシャワー浴装置は、着座手
段に温水噴出部または噴霧ノズルへの湯水の供給路を設
けたものであり、湯水の供給路が入浴者の目に触れるこ
とがなく、着座手段の収納が容易となるので、すっきり
とした外観を実現できるとともに、着座手段が使用状態
にあっても供給路に入浴者にとって邪魔になることがな
い。
【0068】また、本発明のシャワー浴装置は、温水噴
出部または噴霧ノズルへの湯水の供給路に開閉弁を設け
たものであり、入浴者が必要に応じて局部洗浄を選択で
きるので、必要以上の長時間の局部洗浄を行うことが予
防でき、痔などの疾患を持つ入浴者の患部を保護するこ
とができる。また、本発明のシャワー浴装置は、使用者
の着座を検知する着座検知手段と、温水噴出部または噴
霧ノズルへの湯水の供給路に設けた開閉弁と、着座検知
手段が使用者の着座を検知すると開閉弁を開成する制御
部を設けたものであり、使用者が着座手段に座っていな
い場合に、温水噴出部または噴霧ノズルへの湯水の供給
が行われても、温水噴出部または噴霧ノズルから湯水が
出ないので、入浴者が着座前にいきなり湯水を浴びるこ
とを防止できる。特に死水が上方に向けて噴霧され、裸
である入浴者の胸部、腹部に身体にかかることを抑制で
きるので、安全に入浴できる。
【0069】また、本発明のシャワー浴装置は、噴霧ノ
ズルは、ノズル内部で湯水に旋回する構成としたもので
あり、湯水が噴霧される前に旋回され、旋回力を持って
噴霧されるので、一般の家庭で起こりうる少ない流量か
つ低い圧力でも、細かい粒子の湯水が広い角度に噴霧で
きる。また、本発明のシャワー浴装置は、噴霧ノズルか
ら噴出する湯水粒径を50〜800μmの霧状としたも
のであり、スチームなどとは異なり、洗浄に必要である
量感を得ることができるとともに、かつ、質量が少ない
ため優しい洗浄感をも実行できる。
【0070】また、本発明のシャワー浴装置は、局部を
洗浄する噴霧ノズルのみに湯水を供給可能とする流路構
成としたものであり、通常洗浄する際には少ない流量で
優しい洗浄感を得ることができる噴霧ノズルからの湯水
で洗浄を行い、必要に応じて強力に洗浄したい場合には
多量の湯水でより確実に洗浄することができる。また、
本発明のシャワー浴装置は、湯水噴出部または噴霧ノズ
ル上流側で湯水に空気を混入する空気混入手段を設けた
ものであり、混入された空気が噴出された湯水内に気泡
として入るので、人体局部に湯水の当たる動圧を和ら
げ、より優しい洗浄感を得ることができる。また、空気
を混入することで、より少ない流量で量感を得ることが
できる。
【0071】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側で湯水に洗剤を混入する洗
剤混入手段を設けたものであり、洗浄用と洗剤用のノズ
ルを設ける必要がなく、簡単な構成で手の届きにくい局
部を確実に洗浄できる。また、湯水に混ぜることによっ
て洗剤の使用量も低減でき、さらに、噴霧ノズルとすれ
ば洗剤を混入した湯水が細かい粒子で噴霧されるので、
少ない洗剤量で、より洗剤をまんべんなく均一に局部に
噴出することができる。
【0072】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側に炭酸混入手段を設けたも
のであり、炭酸濃度が高い湯水で局部周辺を包み込むの
で、不要な部分の血流を促進せず、局部及び胸部周辺の
血行が促進され、痔や血行の不良による疾患を抑制する
ことができる。また、本発明のシャワー浴装置は、湯水
噴出部または噴霧ノズル上流側で湯水にたとえば消臭剤
または芳香剤などの薬剤を混入する薬剤混入手段を設け
たものであり、局部のみに消臭または芳香剤などの薬剤
が噴出されるので、局部のみの臭いなどを解消でき、か
つ入浴者に必要以上の臭いなどによる不快感を与えるこ
とを抑制できる。
【0073】また、本発明のシャワー浴装置は、湯水噴
出部または噴霧ノズル上流側で殺菌作用を持つ湯水に改
質する改質手段を設けたものであり、特に汚れやすく、
雑菌の繁殖しやすい局部周辺のみを殺菌することで、殺
菌水の必要量を抑制することができる。特に、噴霧ノズ
ルを用いれば、さらに、殺菌水がまんべんなく局部に均
一に噴霧されるので、少ない流量で殺菌効果を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシャワー浴装置の斜
視図
【図2】同シャワー浴装置の側面図
【図3】(a)同シャワー浴装置の椅子および噴霧ノズ
ルの使用状態を示す説明図 (b)同収納状態を示す説明図
【図4】同シャワー浴装置の噴霧ノズルからの湯水の噴
霧状態を示す図
【図5】(a)同シャワー浴装置の噴霧ノズル断面図 (b)同正面図
【図6】同シャワー浴装置の流路経路を示すブロック図
【図7】本発明の実施例2におけるシャワー浴装置の部
分拡大斜視図
【図8】同シャワー浴装置の部分断面図
【図9】同シャワー浴装置の流路経路を示すブロック図
【図10】本発明の実施例3におけるシャワー浴装置の
部分拡大斜視図
【図11】同シャワー浴装置の部分断面図
【図12】同シャワー浴装置の流路経路を示すブロック
【図13】本発明の他の実施例におけるシャワー浴装置
の流路経路を示すブロック図
【図14】従来のシャワー浴装置の側面図
【図15】従来のシャワー浴装置の身体洗浄用石鹸泡発
生装置の斜視図
【符号の説明】
30 シャワー浴装置 34 椅子(着座手段) 36、37 噴霧ノズル 38 開口部 46 旋回チップ 47 噴出孔 48 旋回孔 50 旋回室 61 エアポンプ(空気混入手段) 62 洗剤混入手段 63 消臭剤混入手段(薬剤混入手段) 68 開閉弁 70 制御部 71 椅子(着座手段) 72 凹部 74 開口部 75 湯水噴出部 76 供給路 77 改質手段 79 制御部 82 着座センサ(着座検知手段) 83 椅子(着座手段) 84 凹部 87 湯水噴出部 88 供給路 89 炭酸混入手段 92 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 留夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】局部に向けて湯水を噴霧する噴霧ノズルを
    有するシャワー浴装置。
  2. 【請求項2】着座面の局部近傍に開口部または凹部を設
    けた着座手段を有する請求項1記載のシャワー浴装置。
  3. 【請求項3】着座面の少なくとも局部近傍に湯水噴出部
    を設けた着座手段を有するシャワー浴装置。
  4. 【請求項4】着座面の局部近傍に開口部または凹部を設
    けた着座手段と、開口部または凹部に少なくとも前後か
    ら局部に向けて湯水を噴出する湯水噴出部を設けたシャ
    ワー浴装置。
  5. 【請求項5】湯水噴出部は湯水を噴霧する噴霧ノズルで
    ある請求項3、4記載のシャワー浴装置。
  6. 【請求項6】噴霧ノズルまたは湯水噴出部は、シャワー
    浴装置本体または着座手段に収納可能な構成とした請求
    項1ないし5のいずれか1項記載のシャワー浴装置。
  7. 【請求項7】着座面の局部近傍に開口部または凹部を設
    けた収納可能である着座手段と、シャワー浴装置本体ま
    たは着座手段に収納可能な温水噴出部または噴霧ノズル
    を有し、着座手段の収納および使用状態に連動して、温
    水噴出部または噴霧ノズルが収納および使用状態となる
    シャワー浴装置。
  8. 【請求項8】着座手段に温水噴出部または噴霧ノズルへ
    の湯水の供給路を設けた請求項2ないし7のいずれか1
    項記載のシャワー浴装置。
  9. 【請求項9】温水噴出部または噴霧ノズルへの湯水の供
    給路に開閉弁を設けた請求項2ないし8のいずれか1項
    記載のシャワー浴装置。
  10. 【請求項10】使用者の着座を検知する着座検知手段
    と、温水噴出部または噴霧ノズルへの湯水の供給路に設
    けた開閉弁と、着座検知手段が使用者の着座を検知する
    と開閉弁を開成する制御部を設けた請求項2ないし8の
    いずれか1項記載のシャワー浴装置。
  11. 【請求項11】噴霧ノズルは、ノズル内部で湯水を旋回
    する構成とした請求項1、2、5ないし10のいずれか
    1項記載のシャワー浴装置。
  12. 【請求項12】噴霧ノズルから噴出する湯水の粒径は5
    0〜800μmである請求項1、2、5ないし11のい
    ずれか1項記載のシャワー浴装置。
  13. 【請求項13】局部を洗浄する噴霧ノズルのみに湯水を
    供給可能とする流路構成とした請求項1、2、5ないし
    12のいずれか1項記載のシャワー浴装置。
  14. 【請求項14】湯水噴出部または噴霧ノズル上流側で湯
    水に空気を混入する空気混入手段を設けた請求項1ない
    し13のいずれか1項記載のシャワー浴装置。
  15. 【請求項15】湯水噴出部または噴霧ノズル上流側で湯
    水に洗剤を混入する洗剤混入手段を設けた請求項1ない
    し14のいずれか1項記載のシャワー浴装置。
  16. 【請求項16】湯水噴出部または噴霧ノズル上流側に炭
    酸混入手段を設けた請求項1ないし15のいずれか1項
    記載のシャワー浴装置。
  17. 【請求項17】湯水噴出部または噴霧ノズル上流側で湯
    水に消臭剤または芳香剤等の薬剤を混入する薬剤混入手
    段を設けた請求項1ないし16のいずれか1項記載のシ
    ャワー浴装置。
  18. 【請求項18】湯水噴出部または噴霧ノズル上流側で殺
    菌作用を持つ湯水に改質する改質手段を設けた請求項1
    ないし17のいずれか1項記載のシャワー浴装置。
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