JPH10307448A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10307448A
JPH10307448A JP9119207A JP11920797A JPH10307448A JP H10307448 A JPH10307448 A JP H10307448A JP 9119207 A JP9119207 A JP 9119207A JP 11920797 A JP11920797 A JP 11920797A JP H10307448 A JPH10307448 A JP H10307448A
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Takahito Isobe
卓人 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、実際の使用条件により各色のトナ
ー像の位置ずれを補正しきれない場合があったという課
題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、複数色の画像の位置ずれを
検知して該位置ずれが補正されるような制御を行うカラ
ー画像形成装置において、ユーザが前記補正を行いたい
時に前記補正を行うことを自由に指示するための指示手
段36と、この指示手段36からの指示により前記制御
を行う補正制御手段35とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカラー複写
機、デジタルカラープリンタなどのカラー画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の感光体を有するデジタルカラー画
像形成装置においては、複数の感光体を回転させて各感
光体に独立して画像を書き込んで静電潜像を形成し、つ
まり、各感光体をそれぞれ帯電器で一様に帯電させた後
に書き込み装置にて各感光体を光ビームにより書き込み
レンズを介して走査して画像露光を行うことにより各感
光体に画像を書き込んで静電潜像を形成し、この各感光
体上の静電潜像を複数の現像装置で各色の現像剤により
それぞれ現像して各色のトナー像とし、この各色のトナ
ー像を転写装置により普通紙やOHPシートなどの転写
紙上に重ねて転写することでカラー画像を形成してい
る。
【0003】このようなデジタルカラー画像形成装置で
は、各感光体の機械的な位置精度、書き込み装置の感光
体に対する位置精度、書き込みレンズのばらつきに起因
する走査線(光ビーム)の曲がり,傾き,倍率誤差、各
感光体の速度誤差、機械全体の温度上昇による書き込み
位置,倍率等の変動等により、各色のトナー像の位置ず
れが発生しやすく、これが最終的なカラー画像に色む
ら、色ずれになって現われ、画像品質を劣化させる要因
となっている。
【0004】そこで、従来のカラー画像形成装置は、各
色のトナー像の位置ずれを補正して色むら、色ずれの無
い良好なカラー画像を得るための制御を自動的に行って
いる。また、各色のトナー像の位置ずれを補正するため
に、例えば、特開昭63ー278074号公報や特開昭
63ー279270号公報に記載されているカラー画像
形成装置においては、各色の測定用パターン画像を検知
する複数個の反射型センサを設け、これらの反射型セン
サの出力信号の時間差により各色のトナー像の位置ずれ
を検出している。
【0005】また、特開昭63ー286864号公報記
載の画像形成装置においては、転写ベルト上に横線と斜
め線の測定パターンを作成してこれらが反射型センサま
で到達する時間の差を測定することにより、主走査方向
の倍率を測定し、その測定結果によりクロックと書き出
し位置を補正している。特開昭63ー286866号公
報や特開昭63ー279273号公報に記載されている
画像形成装置においては、反射型センサの出力を2値化
した後、その中央値を演算によって求めることでライン
の太りに対する影響を少なくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー画像形成
装置では、各色のトナー像の位置ずれを補正するための
制御を自動的に行っているので、各色のトナー像の位置
ずれを補正するための制御の時間的な間隔が予め決めら
れている。このため、実際の使用条件、例えば温湿度条
件により各色のトナー像の位置ずれを補正しきれない場
合があった。
【0007】本発明は、ユーザが各色のトナー像の位置
ずれの補正を行いたいと感じたときに自由に行うことが
できて常にユーザが希望する画像品質で画像形成を行う
ことができ、無駄な補正を省くことができてユーザの利
便性を向上させることができ、ユーザの業務効率を向上
させることができ、画像品質を向上させることができる
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数色の画像を形成して該
複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成し、前記
複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれが補正さ
れるような制御を行うカラー画像形成装置において、ユ
ーザが前記補正を行いたい時に前記補正を行うことを自
由に指示するための指示手段と、この指示手段からの指
示により前記制御を行う補正制御手段とを備えたもので
あり、ユーザが各色のトナー像の位置ずれの補正を行い
たいと感じたときに自由に行うことができて常にユーザ
が希望する画像品質で画像形成を行うことができる。
【0009】請求項2に係る発明は、複数色の画像を形
成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成
し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれ
が補正されるような制御を行うカラー画像形成装置にお
いて、ユーザが自由に前記補正を行うことを指示するた
めの指示手段からの指示により前記制御を行う手動補正
制御モードと、自動的に補正タイミングを作って該補正
タイミングで前記制御を行う自動補正制御モードとを持
ち、ユーザが前記手動補正制御モードと前記自動補正制
御モードとのいずれかを選択するための選択手段と、こ
の選択手段により前記手動補正制御モードが選択された
場合に前記手動補正制御モードの実行後より前記自動補
正制御モードを次回に実行する前記補正タイミングまで
を通常より長くする手段とを備えたものであり、無駄な
補正を省くことができてユーザの利便性を向上させるこ
とができる。
【0010】請求項3に係る発明は、複数色の画像を形
成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成
し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれ
が補正されるような制御を行うカラー画像形成装置にお
いて、前記制御の最中にその旨を表示する表示手段を備
え、この表示手段の表示により、前記制御が終了するま
でカラー画像形成が行えないという注意をユーザに促す
ものであり、ユーザの利便性を向上させることができ
る。
【0011】請求項4に係る発明は、複数色の画像を形
成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成
し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれ
が補正されるような制御を行うカラー画像形成装置にお
いて、前記制御の最中に該制御をユーザの指示で前記制
御を中断させる補正制御中断手段を備えたものであり、
ユーザのダウンタイムを低減させることができてユーザ
の業務の効率を向上させることができる。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項4記載のカ
ラー画像形成装置において、前記中断の直前までの前記
位置ずれの補正量を記憶する手段を備えたものであり、
次回の補正時間を短縮することができてユーザの業務効
率を向上させることができる。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項4記載のカ
ラー画像形成装置において、前記中断の直前までの前記
位置ずれの補正量を破棄するものであり、より正確な補
正を行うことができて画像品質を向上させることができ
る。
【0014】請求項7に係る発明は、請求項4記載のカ
ラー画像形成装置において、前記中断の後にユーザが行
うジョブが終了した後に自動的に前記制御を行うもので
あり、画像品質及びユーザの利便性を向上させることが
できる。
【0015】請求項8に係る発明は、請求項4記載のカ
ラー画像形成装置において、前記中断の後にユーザが行
うジョブが終了した後にユーザが再度前記位置ずれの補
正を行うかどうかを選択する選択手段を備えたものであ
り、機械のダウンタイムを低減させることができ、ユー
ザの業務効率を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1実施形態を示
す。この第1実施形態は、請求項1に係る発明の一実施
形態であり、デジタルカラー複写機からなるデジタルカ
ラー画像形成装置の一実施形態である。このデジタルカ
ラー画像形成装置は、原稿画像を複数色、例えば赤色、
緑色、青色に色分解して読み取る画像読み取り部1と、
画像信号に対して所定の処理を行う画像処理部を含む回
路2と、カラー画像を形成する画像形成部(作像部)3
とを有する。
【0017】画像読み取り部1は、原稿台4上に載置さ
れた原稿5を光源6により照明してその反射光をミラー
7〜9及びレンズ10を介してカラーセンサ11に結像
するとともに、光源6及びミラー7〜9の移動により原
稿を走査し、カラーセンサ11にて結像光を赤色、緑
色、青色に色分解して画像信号に変換することで、原稿
画像を読み取る。
【0018】画像処理部は、画像読み取り部1のカラー
センサ11からの各色の画像信号に対して所定の処理を
行って複数の記録色、例えば黒色(以下Kという)、マ
ゼンタ(以下Mという)、イエロー(以下Yという)、
シアン(以下Cという)の各色の画像信号に変換する。
【0019】作像部3はK、M、Y、C各色の画像を形
成する複数の作像(画像形成)プロセスユニット12〜
15を有する。各作像プロセスユニット12〜15は、
それぞれ電子写真プロセスにてK、M、Y、C各色のト
ナー像を感光体からなる像担持体16〜19上にそれぞ
れ形成する。すなわち、感光体16〜19は、例えば感
光体ドラムが用いられ、それぞれ、回転駆動部により回
転駆動されて図示しない帯電器により一様に帯電された
後に光書き込みユニット20〜23により露光されて静
電潜像が形成される。
【0020】光書き込みユニット20〜23は、それぞ
れ画像処理部からK、M、Y、C各色の画像信号が入力
され、このK、M、Y、C各色の画像信号を光信号に変
換して該光信号により感光体16〜19を露光すること
で、感光体16〜19にK、M、Y、C各色の画像の書
き込みを行って静電潜像を形成する。この感光体16〜
19上の静電潜像は、それぞれ現像装置24〜27によ
りK、M、Y、C各色の現像剤で現像されてK、M、
Y、C各色のトナー像となる。
【0021】また、給紙装置28は画像形成用の用紙を
レジストローラ29へ給紙し、レジストローラ29は感
光体16〜19上のトナー像に合わせて用紙を転写ベル
ト30へ送出する。転写ベルト30は、複数のローラ3
1、32に掛け渡されて回転駆動され、レジストローラ
29から送られてきた用紙を搬送する。転写ベルト30
上の用紙は、感光体16〜19上のK、M、Y、C各色
のトナー像が図示しない転写装置により重ねて転写され
ることにより、フルカラー画像が形成され、定着装置3
3によりフルカラー画像が定着されて排紙トレイ34へ
排出される。
【0022】図1は第1実施形態の回路構成を示す。制
御手段としてのメイン制御部35はCPUなどにより構
成され、操作部36は表示部としてのLCD表示部37
とキー操作部38とを有する。温湿度センサ39は第1
実施形態の環境条件としての温度及び湿度を測定し、ま
た、記憶部40やタイマー部41、色ずれ(ズレ)検出
部42が設けられている。
【0023】この第1実施形態のデジタルカラー画像形
成装置は、転写ベルト30上の用紙に対して感光体16
〜19上の各色トナー像を転写する転写位置がずれる
と、所望の色のカラー画像が表現できなくなってしま
う。転写ベルト30上の用紙に対して感光体16〜19
上の各色トナー像を転写する転写位置がずれる原因とし
ては、部品公差のばらつき、製造行程による組み付け時
のばらつき、機械の振動、温度上昇等の環境変化などが
考えられる。
【0024】そこで、メイン制御部35は作像部3に所
定の間隔時間で色ずれ検出用パターンを作成させ、作像
部3は各作像プロセスユニット12〜15によりそれぞ
れ電子写真プロセスにてK、M、Y、C各色の色ずれ
(位置ずれ)検出用パターンを感光体16〜19上にそ
れぞれ形成する。この場合、各作像プロセスユニット1
2〜15は、感光体16〜19が帯電器により一様に帯
電され、光書き込みユニット20〜23が色ずれ検出用
パターン発生部から入力されるK、M、Y、C各色の色
ずれ検出用パターン信号を光信号に変換して該光信号に
より感光体16〜19を露光することで、感光体16〜
19上にK、M、Y、C各色の色ずれ検出用パターンを
書き込んでK、M、Y、C各色の色ずれ検出用パターン
の静電潜像を形成する。
【0025】この感光体16〜19上の静電潜像はそれ
ぞれ現像装置24〜27によりK、M、Y、C各色の現
像剤で現像されてK、M、Y、C各色の色ずれ検出用パ
ターン(トナー像)となり、転写装置により転写ベルト
30上の端部(用紙を搬送しない領域)に重ならないよ
うに転写される。図3に示すように転写ベルト30上の
K、M、Y、C各色の色ずれ検出用パターン43K、4
3M、43Y、43Cは色ずれ検出部42としての光源
42aとフォトダイオード42bからなる透過型センサ
ーを通過する際にその位置が読み取られる。
【0026】この透過型センサー42は、CCDを使用
したものや反射型センサなどを用いてもよく、色ずれ検
出用パターン43K、43M、43Y、43Cを読み取
れるものであれば何でもよい。メイン制御部35は、
K、M、Y、C各色の色ずれ検出用パターンの作像タイ
ミング及び作像位置とが予め分かっているので、透過型
センサー42の出力信号からK、M、Y、C各色毎に実
際の色ずれ検出用パターン43K、43M、43Y、4
3Cの位置と予め分かっている色ずれ検出用パターンの
位置とを比較して色ずれ検出用パターン43K、43
M、43Y、43Cの主走査方向及び副走査方向の位置
ずれ量を判別し、この位置ずれ量が無くなるような制御
を行って位置ずれ量を補正する。
【0027】例えばメイン制御部35は、各色毎に色ず
れ検出用パターン43K、43M、43Y、43Cの主
走査方向の位置ずれ量により光書き込みユニット20〜
23の書き出しタイミング(感光体16〜19の主走査
方向の書き込み開始タイミング)を制御することにより
色ずれ検出用パターン43K、43M、43Y、43C
の主走査方向の位置ずれを補正し、各色毎に色ずれ検出
用パターン43K、43M、43Y、43Cの副走査方
向の位置ずれ量により光書き込みユニット20〜23の
書き込みタイミング(感光体16〜19の副走査方向の
書き込み開始タイミング)を制御することにより色ずれ
検出用パターン43K、43M、43Y、43Cの副走
査方向の位置ずれを補正する。
【0028】メイン制御部35は、このような位置ずれ
を補正するための制御(位置ずれ補正制御)を行う場
合、タイマー部41にてその位置ずれ補正制御を行う間
隔時間(補正間隔時間)を管理して決め、その決めた補
正間隔時間毎に位置ずれ補正制御を行う。この場合、メ
イン制御部35は、温湿度センサ39からの温湿度検出
信号により第1実施形態の使用環境を予想して位置ずれ
補正制御が必要であろうと思われる補正間隔時間を予測
し、これに基づいて補正間隔時間を補正する。タイマー
部41は、メイン制御部35により制御され、補正間隔
時間を計時する。
【0029】図4は操作部36を示し、図5はLCD表
示部37を示す。操作部36には画像形成動作を開始さ
せるためのスタートキー44と、ユーザが位置ずれ補正
制御の開始を指示する指示手段としての位置ずれ補正ス
タートキー45とが設けられる。
【0030】図6は第1実施形態におけるメイン制御部
35の制御フローを示す。通常、メイン制御部35は、
メインルーチンにおいて、操作部36からの入力信号に
より操作部36のキーを監視し、上述のように予め設定
した補正間隔時間をタイマー部41に設定してスタート
させ、位置ずれ補正スタートキー45からの入力信号に
より割込みがかけられたか否かを判断する。メイン制御
部35は、位置ずれ補正スタートキー45からの入力信
号による割込みがかけられなければ、タイマー部41が
補正間隔時間(規定値)を計時してカウントアップすれ
ば上述のように位置ずれ補正制御を行う。
【0031】メイン制御部35は、位置ずれ補正スター
トキー45からの入力信号による割込みがかけられなけ
れば、上述のような動作を繰り返して補正間隔時間毎に
位置ずれ補正制御を行う。メイン制御部35は、位置ず
れ補正スタートキー45からの入力信号により割込みが
かけられると、直ちに位置ずれ補正制御を行うためのル
ーチンへ無条件に移行して位置ずれ補正制御を行うと共
に、ユーザからの指示で位置ずれ補正制御を行っている
旨をLCD表示部37に表示させる。
【0032】メイン制御部35は温湿度センサ39から
の温湿度検出信号により第1実施形態の使用環境を予想
して位置ずれ補正制御が必要であろうと思われる補正間
隔時間を設定しているが、もし、予想される環境よりも
温度が高い環境で第1実施形態が使用されているなら
ば、かなり各色トナー像の位置ずれが生じてしまうこと
になる。
【0033】また、第1実施形態の内部の温度をモニタ
ーしながらそれが所定の温度になった時に位置ずれ補正
制御を行うことも可能であるが、その場合でも、それほ
ど位置ずれ補正制御を頻繁に行うわけではないので、ど
うしても各色トナー像の位置ずれが生じてユーザはそれ
が気になってしまう場合がある。そこで、この第1実施
形態では、もしユーザが転写紙上に形成されたカラー画
像を見て各色トナー像の位置ずれを補正したいと思った
ら、位置ずれ補正スタートキー45を押すことにより、
位置ずれ補正制御を開始させることができる。
【0034】このようにすることにより、ユーザが各色
トナー像の位置ずれを補正したいと思った時に自由に位
置ずれ補正制御を開始させることができ、ユーザが所望
する画像品質で常にカラー画像の形成が可能となる。な
お、位置ずれ補正スタートキー45は、LCD表示部3
7上に表示したキーであるが、専用ハードキーを用意し
てもよい。
【0035】このように、第1実施形態は、請求項1に
係る発明の一実施形態であって、複数色の画像を形成し
て該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成し、
前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれが補
正されるような制御を行うカラー画像形成装置におい
て、ユーザが前記補正を行いたい時に前記補正を行うこ
とを自由に指示するための指示手段としての位置ずれ補
正スタートキー45と、この指示手段45からの指示に
より前記制御を行う補正制御手段としてのメイン制御部
35とを備えたので、ユーザが各色のトナー像の位置ず
れの補正を行いたいと感じたときに自由に行うことがで
きて常にユーザが希望する画像品質で画像形成を行うこ
とができる。
【0036】図7は本発明の第2実施形態におけるメイ
ン制御部35の制御フローを示す。この第2実施形態
は、請求項2に係る発明の一実施形態である。この第2
実施形態では、上記第1実施形態において、メイン制御
部35は図6に示す制御フローの代りに図7に示す制御
フローを実行する。ユーザは、機械が自動的に位置ずれ
補正制御を行うタイミングを作り出してそのタイミング
で自動的に位置ずれ補正制御を行う自動補正制御モード
(自動モード)と、ユーザ自身が位置ずれ補正制御を行
いたいタイミングで位置ずれ補正制御を開始させる手動
補正制御モード(ユーザモード)とを操作部35により
予め選択する。
【0037】メイン制御部35は、ユーザモードにおい
ても、位置ずれ補正スタートキー45の押下により位置
ずれ補正制御を行うだけでなく、自動的に位置ずれ補正
制御を行うタイミングを作り出してそのタイミングで自
動的に位置ずれ補正制御を行う。これは、ユーザがもし
位置ずれ補正スタートキー45の押下を忘れていると、
いつまでも位置ずれ補正制御が行われずにいるため、い
ざカラー画像の形成を行うと、その色ずれが激しくなっ
てしまうということを防ぐためである。
【0038】しかしながら、位置ずれ補正スタートキー
45の押下による位置ずれ補正制御と自動的な位置ずれ
補正制御とを合わせて行うと、機械が自動的に作り出し
た、位置ずれ補正制御を行うタイミングのほんの少し前
に、ユーザが位置ずれ補正スタートキー45の押下によ
り位置ずれ補正制御の開始を指示する場合が考えられ
る。この場合には、ユーザが位置ずれ補正スタートキー
45を押下して位置ずれ補正制御を行った後に、まだ位
置ずれ補正制御を行うほど各色のトナー像の位置ずれが
生じていないのに、機械が勝手に位置ずれ補正制御を行
ってしまうことになる。
【0039】そこで、第2実施形態では、ユーザモード
の場合は機械が自動的に位置ずれ補正制御を行う補正間
隔時間を自動モードにおける補正間隔時間より長い補正
間隔時間とする。このようにすることにより、無駄な位
置ずれ補正制御動作を省略することができ、機械のダウ
ンタイムを減らしてユーザの業務の効率を向上させるこ
とができる。
【0040】メイン制御部35は、メインルーチンにお
いて、図7に示すように、操作部36からの入力信号に
よりユーザモードであるか自動モードであるかをチェッ
クし、自動モードであれば上述のように予め設定した補
正間隔時間をタイマー部41に設定してスタートさせ
る。メイン制御部35は、タイマー部41が補正間隔時
間(規定値)を計時してカウントアップすれば上述のよ
うに位置ずれ補正制御を行う。メイン制御部35は、上
述のような動作を繰り返して補正間隔時間毎に位置ずれ
補正制御を行う。
【0041】メイン制御部35は、ユーザモードであれ
ば、操作部36からの入力信号により操作部36のキー
を監視し、上述のように予め設定した補正間隔時間より
長い補正間隔時間をタイマー部41に設定してスタート
させ、位置ずれ補正スタートキー45からの入力信号に
より割込みがかけられたか否かを判断する。メイン制御
部35は、位置ずれ補正スタートキー45からの入力信
号による割込みがかけられなければ、タイマー部41が
補正間隔時間(規定値)を計時してカウントアップすれ
ば上述のように位置ずれ補正制御を行う。
【0042】メイン制御部35は、位置ずれ補正スター
トキー45からの入力信号による割込みがかけられなけ
れば、上述のような動作を繰り返して補正間隔時間毎に
位置ずれ補正制御を行う。メイン制御部35は、位置ず
れ補正スタートキー45からの入力信号により割込みが
かけられると、直ちに位置ずれ補正制御を行うためのル
ーチンへ無条件に移行して位置ずれ補正制御を行うと共
に、オペレータからの指示で位置ずれ補正制御を行って
いる旨をLCD表示部37に表示させる。
【0043】このように、この第2実施形態は、請求項
2に係る発明の一実施形態であって、複数色の画像を形
成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成
し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位置ずれ
が補正されるような制御を行うカラー画像形成装置にお
いて、ユーザが自由に前記補正を行うことを指示するた
めの指示手段としての位置ずれ補正スタートキー45か
らの指示により前記制御を行う手動補正制御モードと、
自動的に補正タイミングを作って該補正タイミングで前
記制御を行う自動補正制御モードとを持ち、ユーザが前
記手動補正制御モードと前記自動補正制御モードとのい
ずれかを選択するための選択手段としての操作部36
と、この選択手段36により前記手動補正制御モードが
選択された場合に前記手動補正制御モードの実行後より
前記自動補正制御モードを次回に実行する前記補正タイ
ミングまでを通常より長くする手段としてのメイン制御
部35とを備えたので、無駄な補正を省くことができて
ユーザの利便性を向上させることができる。
【0044】図8は本発明の第3実施形態におけるLC
D表示部を示す。この第3実施形態は請求項3に係る発
明の一実施形態である。位置ずれ補正制御を行っている
最中にはその機能上機械全体が動作しているので、カラ
ー画像の形成を行うことができない。このとき、ユーザ
は何故カラー画像の形成ができないのか知ることができ
なければ、どのように対応してよいのか分からず、どの
程度待てばカラー画像の形成が行われるのか分からな
い。その結果、ユーザの使い勝手が低下してしまう。
【0045】そこで、この第3実施形態では、上記第1
実施形態において、メイン制御部35は、位置ずれ補正
制御を行っている最中には、位置ずれ補正制御を行って
いる最中である旨をLCD表示部37の所定表示部分4
6に表示させる。これにより、ユーザは、第3実施形態
が今何をやっているのかを直ぐに判断することができ、
これにどのように対応すればよいかも直ぐに分かり、結
果的にユーザの利便性を向上させることができる。
【0046】本発明の第4実施形態は、上記第2実施形
態において、第3実施形態と同様にメイン制御部35
は、位置ずれ補正制御を行っている最中には位置ずれ補
正制御を行っている最中である旨をLCD表示部37の
所定表示部分46に表示させる。
【0047】このように、第3実施形態及び第4実施形
態は、請求項3に係る発明の実施形態であって、複数色
の画像を形成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー
画像を形成し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して
該位置ずれが補正されるような制御を行うカラー画像形
成装置において、前記制御の最中にその旨を表示する表
示手段46を備え、この表示手段46の表示により、前
記制御が終了するまでカラー画像形成が行えないという
注意をユーザに促すので、ユーザの利便性を向上させる
ことができる。
【0048】図9は本発明の第5実施形態におけるLC
D表示部を示す。この第5実施形態は請求項4に係る発
明の一実施形態である。上記実施形態においては、基本
的に位置ずれ補正制御の最中には位置ずれ補正制御がカ
ラー画像の形成に優先して行われる。これは、そのよう
にしなければ、実際にカラー画像の形成を行うと、各色
トナー像の位置ずれがある状態でカラー画像の形成を行
うことになってしまう可能性があるからである。しかし
ながら、位置ずれ補正制御は比較的時間が取られるの
で、直ぐにコピーが欲しい場合でも位置ずれ補正制御中
であればしばらく待たなければならない。
【0049】そこで、第5実施形態では、上記第3実施
形態において、操作部36に補正中断キー47が設けら
れ、メイン制御部35は、補正中断キー47からの入力
信号をチェックして補正中断キー47が押下された場合
には位置ずれ補正制御を中断し、直ぐに複写可能状態と
する。このようにすることにより、若干画像品質は落ち
るが、時間優先で複写を行うことができ、ユーザのダウ
ンタイムを減らしてユーザの業務の効率を向上させるこ
とができる。
【0050】本発明の第6実施形態は、上記第4実施形
態において、第5実施形態と同様に操作部36に補正中
断キー47が設けられ、メイン制御部35は、補正中断
キー47からの入力信号をチェックして補正中断キー4
7が押下された場合には位置ずれ補正制御を中断し、直
ぐに複写可能状態とする。
【0051】このように、第5実施形態及び第6実施形
態は、請求項4に係る発明の実施形態であって、複数色
の画像を形成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー
画像を形成し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して
該位置ずれが補正されるような制御を行うカラー画像形
成装置において、前記制御の最中に該制御をユーザの指
示で前記制御を中断させる補正中断キー47及びメイン
制御部35からなる補正制御中断手段を備えたので、ユ
ーザのダウンタイムを低減させることができてユーザの
業務の効率を向上させることができる。
【0052】図10は本発明の第7実施形態におけるメ
イン制御部の位置ずれ補正制御ルーチンを示す。この第
7実施形態では、上記第5実施形態において、メイン制
御部35は、操作部36からの入力信号により操作部3
6のキーを監視し、補正中断キー47の押下で補正中断
キー47からの入力信号による割込みがかけられて位置
ずれ補正制御を中断した時にはその中断の直前までの各
色トナー像の位置ずれ補正量のデータを記憶部40に記
憶して保存する。
【0053】また、メイン制御部35は、補正中断キー
47からの入力信号による割込みがかけられない時には
記憶部40に保存した各色トナー像の位置ずれ補正量の
データがなければ通常の位置ずれ補正制御を行い、記憶
部40に保存した各色トナー像の位置ずれ補正量のデー
タがあればこのデータにより位置ずれ補正制御を中断し
たところから再開する。従って、位置ずれ補正制御は前
回行った分(中断したところまでの分)を行わなくすむ
ことになり、その分だけ位置ずれ補正制御動作に要する
時間を短縮することができ、機械のダウンタイムを低減
することができてユーザの業務の効率を向上させること
ができる。
【0054】本発明の第8実施形態では、上記第6実施
形態において、上記第7実施形態と同様にメイン制御部
35が図10に示す位置ずれ補正制御ルーチンを実行す
る。このように、この第7実施形態及び第8実施形態
は、請求項5に係る発明の実施形態であって、請求項4
記載のカラー画像形成装置において、前記中断の直前ま
での前記位置ずれの補正量を記憶する手段としてのメイ
ン制御部35及び記憶部40を備えたので、次回の補正
時間を短縮することができ、機械のダウンタイムを低減
することができてユーザの業務効率を向上させることが
できる。
【0055】図11は本発明の第9実施形態におけるメ
イン制御部の位置ずれ補正制御ルーチンを示す。上記第
5実施形態及び上記第6実施形態においては、位置ずれ
補正制御を中断した後に、直ぐに位置ずれ補正制御を行
う場合には非常に有効であるが、もし位置ずれ補正制御
を中断してからしばらく時間が経過した後に位置ずれ補
正制御を行う場合には各色トナー像の位置ずれ補正量は
中断の前後で誤差が生じてしまう。これは、各色トナー
像の位置ずれ量と経過時間(装置内の温度上昇時間)と
が比例関係にあり、時間の経過と共に各色トナー像の位
置ずれ量が増えていく傾向があるためである。
【0056】そこで、第9実施形態では、積極的に位置
ずれ補正制御の中断時に位置ずれ補正制御の中断以前に
おける各色トナー像の位置ずれ補正量のデータを破棄
し、次回の位置ずれ補正制御時にあらためて最初から位
置ずれ補正制御を行う。これにより、より画像品質を向
上させることができる。すなわち、第9実施形態では、
上記第5実施形態において、メイン制御部35は、図1
1に示すように操作部36からの入力信号により操作部
36のキーを監視し、補正中断キー47の押下で補正中
断キー47からの入力信号による割込みがかけられて位
置ずれ補正制御を中断した時にはその中断の直前までの
各色トナー像の位置ずれ補正量のデータを破棄する。ま
た、メイン制御部35は、補正中断キー47からの入力
信号による割込みがかけられていない時には上述のよう
な通常の位置ずれ補正制御を行う。
【0057】本発明の第10実施形態では、上記第6実
施形態において、上記第9実施形態と同様にメイン制御
部35が図11に示す位置ずれ補正制御ルーチンを実行
する。このように、この第9実施形態及び第10実施形
態は、請求項6に係る発明の実施形態であって、請求項
4記載のカラー画像形成装置において、前記中断の直前
までの前記位置ずれの補正量を破棄するので、より正確
な補正を行うことができて画像品質を向上させることが
できる。
【0058】図12は本発明の第11実施形態における
メイン制御部の位置ずれ補正制御ルーチンを示す。第5
実施形態及び第6実施形態においては、位置ずれ補正制
御を中断しユーザがジョブを行った場合には、そもそも
位置ずれ補正制御が必要であると判断される状態になっ
ているはずである。そこで、第11実施形態では、ユー
ザがジョブを行った後に自動的に位置ずれ補正制御を行
うこととすることにより、わざわざユーザが位置ずれ補
正スタートキー45を押す煩わしさを無くし、ユーザの
利便性を向上させることが可能となる。
【0059】すなわち、第11実施形態では、上記第5
実施形態において、メイン制御部35は、図12に示す
ように操作部36からの入力信号により操作部36のキ
ーを監視し、補正中断キー47の押下で補正中断キー4
7からの入力信号による割込みがかけられて位置ずれ補
正制御を中断(停止)した時にはユーザがジョブを行っ
た後に自動的に上述のような位置ずれ補正制御を行う。
また、メイン制御部35は、補正中断キー47からの入
力信号による割込みがかけられていない時には上述のよ
うな通常の位置ずれ補正制御を行う。
【0060】本発明の第12実施形態では、上記第6実
施形態において、上記第11実施形態と同様にメイン制
御部35が図12に示す位置ずれ補正制御ルーチンを実
行する。このように、この第11実施形態及び第12実
施形態は、請求項7に係る発明の実施形態であって、請
求項4記載のカラー画像形成装置において、前記中断の
後にユーザが行うジョブが終了した後に自動的に前記制
御を行うので、画像品質及びユーザの利便性を向上させ
ることができる。
【0061】図13は本発明の第13実施形態における
メイン制御部の位置ずれ補正制御ルーチンを示す。上記
第11実施形態及び第12実施形態においては、位置ず
れ補正制御が中断してからユーザが行うジョブが終了し
た後に自動的に位置ずれ補正制御を行うので、もしユー
ザがさらにジョブを行う場合にはかえって不便になるこ
とが考えられる。
【0062】そこで、第13実施形態では、上記第11
実施形態において、位置ずれ補正制御が中断してからユ
ーザが行うジョブが終了した後にユーザが再度、位置ず
れ補正制御を行うかどうかを選択する選択手段を操作部
36に設け、その選択の判断をユーザにゆだねる。この
ようにすることにより、もし、ユーザがジョブを終了し
たならば、その場で位置ずれ補正スタートキー45を押
して位置ずれ補正制御を開始させることができる。ま
た、もしユーザがジョブを終了しないならば、ユーザは
位置ずれ補正スタートキー45を押下しないで位置ずれ
補正制御を開始させず、新たなジョブを優先して処理す
ることができる。
【0063】ユーザは、新たなジョブが終了した後にあ
らためて上記選択を行い、ジョブが無くなるまで上記の
ような処理を繰り返して行う。上記選択手段はLCD表
示部37上に表示した選択用キーでもよいし、専用キー
等のハード的な選択用キーを設けてもよい。
【0064】メイン制御部35は、図13に示すように
操作部36からの入力信号により操作部36のキーを監
視し、補正中断キー47の押下で補正中断キー47から
の入力信号による割込みがかけられて位置ずれ補正制御
を中断(停止)した時には上記選択用キーからの入力信
号をチェックし、ユーザがジョブを行った後に上記選択
用キーを押した時には上述のような位置ずれ補正制御を
行う。また、メイン制御部35は、ユーザが上記選択用
キーを押さなければ位置ずれ補正制御を行わない。メイ
ン制御部35は、補正中断キー47からの入力信号によ
る割込みがかけられていない時には上述のような通常の
位置ずれ補正制御を行う。
【0065】本発明の第14実施形態では、上記第12
実施形態において、上記第13実施形態と同様にメイン
制御部35が図13に示す位置ずれ補正制御ルーチンを
実行する。このように、この第13実施形態及び第14
実施形態は、請求項8に係る発明の実施形態であって、
請求項4記載のカラー画像形成装置において、前記中断
の後にユーザが行うジョブが終了した後にユーザが再度
前記位置ずれの補正を行うかどうかを選択する選択手段
としての操作部36を備えたので、機械のダウンタイム
を低減させることができ、ユーザの業務効率を向上させ
ることができる。
【0066】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば上記デジタルカラー画像形成装
置以外のデジタルカラープリンタなどのカラー画像形成
装置に適用することができ、フルカラー画像だけでなく
2色画像などのカラー画像を形成するカラー画像形成装
置にも適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、複数色の画像を形成して該複数色の画像を重ね合わ
せてカラー画像を形成し、前記複数色の画像の位置ずれ
を検知して該位置ずれが補正されるような制御を行うカ
ラー画像形成装置において、ユーザが前記補正を行いた
い時に前記補正を行うことを自由に指示するための指示
手段と、この指示手段からの指示により前記制御を行う
補正制御手段とを備えたので、ユーザが各色のトナー像
の位置ずれの補正を行いたいと感じたときに自由に行う
ことができて常にユーザが希望する画像品質で画像形成
を行うことができる。
【0068】請求項2に係る発明によれば、複数色の画
像を形成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像
を形成し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位
置ずれが補正されるような制御を行うカラー画像形成装
置において、ユーザが自由に前記補正を行うことを指示
するための指示手段からの指示により前記制御を行う手
動補正制御モードと、自動的に補正タイミングを作って
該補正タイミングで前記制御を行う自動補正制御モード
とを持ち、ユーザが前記手動補正制御モードと前記自動
補正制御モードとのいずれかを選択するための選択手段
と、この選択手段により前記手動補正制御モードが選択
された場合に前記手動補正制御モードの実行後より前記
自動補正制御モードを次回に実行する前記補正タイミン
グまでを通常より長くする手段とを備えたので、無駄な
補正を省くことができてユーザの利便性を向上させるこ
とができる。
【0069】請求項3に係る発明によれば、複数色の画
像を形成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像
を形成し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位
置ずれが補正されるような制御を行うカラー画像形成装
置において、前記制御の最中にその旨を表示する表示手
段を備え、この表示手段の表示により、前記制御が終了
するまでカラー画像形成が行えないという注意をユーザ
に促すので、ユーザの利便性を向上させることができ
る。
【0070】請求項4に係る発明によれば、複数色の画
像を形成して該複数色の画像を重ね合わせてカラー画像
を形成し、前記複数色の画像の位置ずれを検知して該位
置ずれが補正されるような制御を行うカラー画像形成装
置において、前記制御の最中に該制御をユーザの指示で
前記制御を中断させる補正制御中断手段を備えたので、
ユーザのダウンタイムを低減させることができてユーザ
の業務の効率を向上させることができる。
【0071】請求項5に係る発明によれば、請求項4記
載のカラー画像形成装置において、前記中断の直前まで
の前記位置ずれの補正量を記憶する手段を備えたので、
次回の補正時間を短縮することができてユーザの業務効
率を向上させることができる。
【0072】請求項6に係る発明によれば、請求項4記
載のカラー画像形成装置において、前記中断の直前まで
の前記位置ずれの補正量を破棄するので、より正確な補
正を行うことができて画像品質を向上させることができ
る。
【0073】請求項7に係る発明によれば、請求項4記
載のカラー画像形成装置において、前記中断の後にユー
ザが行うジョブが終了した後に自動的に前記制御を行う
ので、画像品質及びユーザの利便性を向上させることが
できる。
【0074】請求項8に係る発明によれば、請求項4記
載のカラー画像形成装置において、前記中断の後にユー
ザが行うジョブが終了した後にユーザが再度前記位置ず
れの補正を行うかどうかを選択する選択手段を備えたの
で、機械のダウンタイムを低減させることができ、ユー
ザの業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同第1実施形態を示す断面図である。
【図3】同第1実施形態の一部を示す側面図である。
【図4】同第1実施形態の操作部を示す平面図である。
【図5】同第1実施形態のLCD表示部を示す平面図で
ある。
【図6】同第1実施形態におけるメイン制御部の制御フ
ローを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態におけるメイン制御部の
制御フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態におけるLCD表示部を
示す平面図である。
【図9】本発明の第5実施形態におけるLCD表示部を
示す平面図である。
【図10】本発明の第7実施形態におけるメイン制御部
の位置ずれ補正制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第9実施形態におけるメイン制御部
の位置ずれ補正制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第11実施形態におけるメイン制御
部の位置ずれ補正制御ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の第13実施形態におけるメイン制御
部の位置ずれ補正制御ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
35 メイン制御部 36 操作部 45 位置ずれ補正スタートキー 46 表示手段 47 補正中断キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/29 G03G 21/00 372

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数色の画像を形成して該複数色の画像を
    重ね合わせてカラー画像を形成し、前記複数色の画像の
    位置ずれを検知して該位置ずれが補正されるような制御
    を行うカラー画像形成装置において、ユーザが前記補正
    を行いたい時に前記補正を行うことを自由に指示するた
    めの指示手段と、この指示手段からの指示により前記制
    御を行う補正制御手段とを備えたことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  2. 【請求項2】複数色の画像を形成して該複数色の画像を
    重ね合わせてカラー画像を形成し、前記複数色の画像の
    位置ずれを検知して該位置ずれが補正されるような制御
    を行うカラー画像形成装置において、ユーザが自由に前
    記補正を行うことを指示するための指示手段からの指示
    により前記制御を行う手動補正制御モードと、自動的に
    補正タイミングを作って該補正タイミングで前記制御を
    行う自動補正制御モードとを持ち、ユーザが前記手動補
    正制御モードと前記自動補正制御モードとのいずれかを
    選択するための選択手段と、この選択手段により前記手
    動補正制御モードが選択された場合に前記手動補正制御
    モードの実行後より前記自動補正制御モードを次回に実
    行する前記補正タイミングまでを通常より長くする手段
    とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】複数色の画像を形成して該複数色の画像を
    重ね合わせてカラー画像を形成し、前記複数色の画像の
    位置ずれを検知して該位置ずれが補正されるような制御
    を行うカラー画像形成装置において、前記制御の最中に
    その旨を表示する表示手段を備え、この表示手段の表示
    により、前記制御が終了するまでカラー画像形成が行え
    ないという注意をユーザに促すことを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】複数色の画像を形成して該複数色の画像を
    重ね合わせてカラー画像を形成し、前記複数色の画像の
    位置ずれを検知して該位置ずれが補正されるような制御
    を行うカラー画像形成装置において、前記制御の最中に
    該制御をユーザの指示で前記制御を中断させる補正制御
    中断手段を備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のカラー画像形成装置におい
    て、前記中断の直前までの前記位置ずれの補正量を記憶
    する手段を備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載のカラー画像形成装置におい
    て、前記中断の直前までの前記位置ずれの補正量を破棄
    することを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載のカラー画像形成装置におい
    て、前記中断の後にユーザが行うジョブが終了した後に
    自動的に前記制御を行うことを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】請求項4記載のカラー画像形成装置におい
    て、前記中断の後にユーザが行うジョブが終了した後に
    ユーザが再度前記位置ずれの補正を行うかどうかを選択
    する選択手段を備えたことを特徴とするカラー画像形成
    装置。
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