JPH10305875A - 段ボール製緩衝体 - Google Patents
段ボール製緩衝体Info
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- JPH10305875A JPH10305875A JP9132852A JP13285297A JPH10305875A JP H10305875 A JPH10305875 A JP H10305875A JP 9132852 A JP9132852 A JP 9132852A JP 13285297 A JP13285297 A JP 13285297A JP H10305875 A JPH10305875 A JP H10305875A
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Abstract
プラスチックは、使用後の処理の問題で多くの問題点を
有していた。また、発泡プラスチックの成型品は極めて
嵩高く、輸送コストや保管コストが高くなる問題をも有
していた。 【解決手段】 底面板の両側から筒体形成片を延設して
形成した高さの異なる2つの筒体を連設した支持体の再
側部に、コの字状の枠体を係合させ、該支持体の低い方
の筒体の上面板と、該上面板より突出する高い方の筒体
の内接板及び該枠体の内側板を収納体の支持面とする。
或いは、該枠体に代えてトレーで2つの支持体を連結固
定する。
Description
器などを梱包するときに用いられる緩衝体の改良に関す
るものである。
する場合においては、機器が段ボール箱の内部で動かな
いように、且つ落下や振動による衝撃、外部からの衝撃
などから保護することを目的として緩衝材と共に段ボー
ル箱に収納して、輸送時や保管時等における機器の保護
が図られてる。
どの発泡プラスチックを成型したものが広く利用されて
いる。発泡プラスチックは、機器を保護するための緩衝
機能に優れた材料であり、しかも容易に各種機器の形状
にあわせて成型することができ、梱包材への収納効率を
高くできる利点がある。
ラスチック製の緩衝材は、その材質自体極めて優れた特
性を有するものの、緩衝材として使用した後の処理の点
で種々の問題点を含んでいる。例えば、回収ルートが未
整備のため、家庭ゴミとして廃棄され大きな社会問題と
なっている。これに伴い回収時に取り扱いに手間がかか
り、回収費が高くなる。また、焼却廃棄する場合には高
エネルギーであることから、焼却炉の整備が必要となる
点である。この他、発泡プラスチック製の緩衝材自体、
極めて嵩高いものであることから輸送効率が低く、輸送
費が高くなると共に保管スペースに広い場所を必要とす
る欠点があった。
題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであっ
て、その特徴とするところは、底面板の一方の両側から
側面板、上面板及び内接板より成る筒体形成片を夫々延
設して高さの異なる2つの筒体を連設し、一方の該筒体
の上面板と該上面板より突出する他方の該筒体の内接板
を収納体の支持面とした支持体に、各筒体の両端の開口
部の少なくとも一部と各筒体の上面板の両端側の一部を
覆うと共に各筒体の上面板の両端側に夫々設けた差込溝
に挿通させる差込片を備えた外側板、幅板、内側板より
成るコの字状の枠体を係合させることにより、各筒体を
連結固定させると共に、一方の該筒体の上面板より突出
する内側板を該収納体の支持面としたこと。
上面板及び内接板より成る筒体形成片を夫々延設して高
さの異なる2つの筒体を連設し、一方の該筒体の上面板
と該上面板より突出する他方の該筒体の内接板を収納体
の支持面とした構造の2つの支持体と、該2つの支持体
を一方の該筒体を対向させた状態に連結固定するもの
で、各支持体を載置させる載置板の両側から各筒体の両
端の開口部と各筒体の上面板の両端側の一部を覆うと共
に各筒体の上面板の両端側に夫々設けた差込溝に挿通さ
せる差込片を備えた外側板、幅板、内側板を順次延出し
たトレーとによって構成したものであって、該トレーの
一方の該筒体の上面板より突出する内側板を該収納体の
支持面としたことにある。
は、底面板の一方の両側から側面板、上面板及び内接板
より成る筒体形成片を夫々延設して高さの異なる2つの
筒体を連設した構造のもので、各筒体の高さを異ならせ
ることにより、低い方の筒体の上面板と、該上面板より
突出する高い方の筒体の内接板を収納体の支持面とした
ものをいう。また、各筒体の上面板の両端側には、後述
する枠体やトレーの差込片を挿通させて連結固定するた
めの差込溝を夫々設けている。筒体形成片には、内接板
からさらに底面板に重ね合わせる重合片を延設させても
よい。重合片を設けた場合には、その一部をほぼ直角に
折曲させることにより、側面板、上面板及び内接板に端
面が接当する補強板としてもよい。
させるもので、各筒体の上面板の両端側に夫々設けた差
込溝に挿通させる差込片を備えた外側板、幅板、内側板
より構成したものである。該内側板はその先端部に該差
込片が設けられると共に、支持体の低い方の筒体の上面
板より突出する部分が収納体の支持面となる。枠体は支
持体と別体でもよく、或いは一体的に形成してもよい。
から差込片を延設し、これを支持体の各筒体の両端の開
口部に夫々挿通して係合させるようにする。また、支持
体と一体的に形成する場合は、支持体の底面板の他方の
両側から夫々外側板、幅板及び内側板を順次延設させれ
ばよい。差込片としては、筒体の差込溝から抜けにくく
するために、例えば、差込片の基部に切込を入れたり、
挿通した部分で折曲させるようにする。折曲させる場合
には、差込片の基部に折罫を設けて折曲しやすくした
り、先端を底面板や重合板に接当させて傾斜した状態を
保持させるようにするのが好ましい。
ように2つの支持体を連結固定すると共に、低い方の該
筒体の上面板より突出する内側板を収納体の支持面とし
たものをいう。このトレーは、2つの支持体を載置させ
る載置板の両側から外側板、幅板、内側板を順次延出し
た構造のもので、各筒体の両端の開口部と各筒体の上面
板の両端側の一部を覆うと共に、各筒体に設けられた差
込溝に挿通させる差込片を備えたものである。このトレ
ーにおいては、各支持体の間に位置する内側板に低い方
の筒体の上面板とほぼ同じ高さに折罫を設け、先端が載
置板に接当する状態で傾斜させることにより、低い方の
筒体の側面板との接当長さを長くさせるようにしてもよ
い。
形態に基づいて詳細に説明する。
の実施の形態の一例を示し、電気機器やガス機器などを
梱包するときの緩衝材として用いるもので、高さの異な
る2つの筒体2を連設した構造の支持体3の両側に、コ
の字状の枠体4を係合させたものである。この緩衝体1
は、支持体3の低い方の筒体2の上面板7と、この上面
板7より突出する高い方の筒体2の内接板8及び枠体4
の内側板12を収納体の支持面としたものである。
の両側に係合させる枠体4のブランクシートを図2に示
す。支持体3は、底面板5の一方の両側から延設した側
面板6、上面板7及び内接板8より成る筒体形成片9に
よって2つの筒体2を連設させる。また、枠体4は外側
板10、幅板11及び内側板12より構成してコの字状
に折曲させるもので、各筒体2の上面板7の両端側に設
けた差込溝13に挿通させる差込片14を内側板12に
設けている。そして、各筒体2の両端の開口部に挿通さ
せる差込片14を外側板10から延設している。本例に
示した緩衝体1は、支持体3と枠体4を別体にしたもの
であるが、支持体3を形成する底面板5の他方の両側か
ら外側板10、幅板11及び内側板12を順次延設し
て、枠体4を一体的に形成させてもよい。
衝体1の実施の形態の他の例を示すもので、支持体3の
各内接板8から底面板5に重ね合わせる重合片15を延
設したものである。本例では高い方の筒体2の重合片1
5を、図のようにその一部をほぼ直角に折曲させること
によって、側面板6、上面板7及び内接板8の各内面に
接当させる補強板16としている。また、低い方の筒体
2の上面板7に設けた差込溝13に挿通させる枠体4の
差込片14を、図のように基部に設けた折罫17で折曲
させて、該差込溝13から抜けにくくなるようにしてい
る。本例では、この差込片14を折罫17で折曲した状
態で先端が重合片15に接当する長さに形成し、傾斜し
た状態を保持させるようにしている。
同図(b)に示す。尚、これらのブランクシートには、
段ボール材の幅方向(段ボールの段と平行な方向)の強
度が特に高く収納体に対する緩衝効果が低下するという
段ボール材の性質を軽減するため、支持面と直交する面
に開口部や折罫を設けた状態を示している。また、収納
体若しくはその付属機器等が支持面やこれに隣接する面
と干渉しないようにするための開口部も設けている。
れはガス給湯器Gを梱包する場合において、該ガス給湯
器Gの4つのコーナー部に夫々緩衝体1を装着させた状
態を示すものである。これらの緩衝体1における各筒体
2及び枠体4によって、ガス給湯器Gの全面が保護され
ることになり、この状態でA形やC形等の段ボール箱に
収納して梱包される。本発明に係る緩衝体1は、このよ
うに収納体の上下に装着して使用する形態に限定するも
のではなく、例えば収納体の両サイドに装着させたり、
或いは2つの緩衝体1を底台座としてのみ利用し、別構
造の緩衝部材と組み合わせてもよい。
の実施の形態のさらに他の例を示すもので、2つの支持
体3の低い方の筒体2を対向させた状態にトレー18で
連結固定したものである。トレー18は、前述した枠体
4に代えるもので、2つの支持体3を載置させる載置板
19の両側から外側板10、幅板11、内側板12を順
次延設し、該内側板12に各支持体3の各筒体2に設け
られた差込溝13に挿通させる差込片14を設けたもの
である。
い方の筒体2の差込溝13に挿通させる差込片14を、
その基部に折罫17を設けて折曲させるようにしてい
る。また、各支持体3の間の内側板12は、低い方の筒
体2の上面板7位置に折罫17を設けて折曲させると共
に、先端を載置板19に接当させて傾斜した状態に保持
させるようにしている。これは、筒体2の側面板6に接
当する内側板12を傾斜させて接当長さを長くすること
により、筒体2の側面板6側への倒れ込み防止をより確
実にするためである。
を一体化させることにより、緩衝体としての強度をより
高くすることができる。また、トレー18で連結した構
造であるため、該トレー18を梱包材としてそのまま使
用することが可能となる。つまり、この緩衝体1を収納
体に装着したり、収納体を載置して単にカバー部材を被
せてテープ掛けするだけで梱包することが可能となる。
衝体は、底面板の一方の両側から側面板、上面板及び内
接板より成る筒体形成片を夫々延設して高さの異なる2
つの筒体を連設し、一方の該筒体の上面板と該上面板よ
り突出する他方の該筒体の内接板を収納体の支持面とし
た支持体に、各筒体の両端の開口部の少なくとも一部と
各筒体の上面板の両端側の一部を覆うと共に各筒体の上
面板の両端側に夫々設けた差込溝に挿通させる差込片を
備えた外側板、幅板、内側板より成るコの字状の枠体を
係合させることにより、各筒体を連結固定させると共
に、一方の該筒体の上面板より突出する内側板を該収納
体の支持面としたこと。
上面板及び内接板より成る筒体形成片を夫々延設して高
さの異なる2つの筒体を連設し、一方の該筒体の上面板
と該上面板より突出する他方の該筒体の内接板を収納体
の支持面とした構造の2つの支持体と、該2つの支持体
を一方の該筒体を対向させた状態に連結固定するもの
で、各支持体を載置させる載置板の両側から各筒体の両
端の開口部と各筒体の上面板の両端側の一部を覆うと共
に各筒体の上面板の両端側に夫々設けた差込溝に挿通さ
せる差込片を備えた外側板、幅板、内側板を順次延出し
たトレーとによって構成したものであって、該トレーの
一方の該筒体の上面板より突出する内側板を該収納体の
支持面としたことにより、収納体に接当する4つの支持
面を、筒体や枠体による内部に空間を有する部材で形成
しているため、収納体を保護するための緩衝効果が極め
て高くなり、重量のある収納体にも充分対応することが
可能となる。また、本発明に係る緩衝体はその全てを段
ボールで構成していることから、ブランクシートの状態
で輸送や保管することができ、これらに伴うコストを大
幅に低減させることができる。さらに、使用後の処理に
おいても何等問題が生じるものではなく、環境面でも極
めて優れた効果を有するものである。
斜視図である。
の平面図である。
の例を示す斜視図、(b)は(a)の各部材のブランク
シートの平面図である。
視図である。
例を示す斜視図である。
れはガス給湯器Gを梱包する場合において、該ガス給湯
器Gの4つのコーナー部に夫々緩衝体1を装着させた状
態を示すものである。これらの緩衝体1における各筒体
2及び枠体4によって、ガス給湯器Gの6面が保護され
ることになり、この状態でA形やC形等の段ボール箱に
収納して梱包される。本発明に係る緩衝体1は、このよ
うに収納体の上下に装着して使用する形態に限定するも
のではなく、例えば収納体の両サイドに装着させたり、
或いは2つの緩衝体1を底台座としてのみ利用し、別構
造の緩衝部材と組み合わせてもよい。
Claims (7)
- 【請求項1】 底面板の一方の両側から側面板、上面板
及び内接板より成る筒体形成片を夫々延設して高さの異
なる2つの筒体を連設し、一方の該筒体の上面板と該上
面板より突出する他方の該筒体の内接板を収納体の支持
面とした支持体に、各筒体の両端の開口部の少なくとも
一部と各筒体の上面板の両端側の一部を覆うと共に各筒
体の上面板の両端側に夫々設けた差込溝に挿通させる差
込片を備えた外側板、幅板、内側板より成るコの字状の
枠体を係合させることにより、各筒体を連結固定させる
と共に、一方の該筒体の上面板より突出する内側板を該
収納体の支持面としたことを特徴とする段ボール製緩衝
体。 - 【請求項2】 支持体は、内接板からさらに底面板に重
ね合わせる重合片を延設したもので、該重合片の一部を
ほぼ直角に折曲させることにより、側面板、上面板及び
内接板に端面が接当する補強板としたものである請求項
1記載の段ボール製緩衝体。 - 【請求項3】 枠体は、支持体と別体のものであって、
各筒体の両端の開口部に夫々挿通させる差込片を外側板
から延設させたものである請求項1記載の段ボール製緩
衝体。 - 【請求項4】 枠体は、支持体の底面板の他方の両側か
ら外側板、幅板、内側板を順次延設させて形成するもの
である請求項1記載の段ボール製緩衝体。 - 【請求項5】 差込片は、基部に設けられた折罫で折曲
して傾斜した状態に差込溝に挿通されたものである請求
項1記載の段ボール製緩衝体。 - 【請求項6】 底面板の一方の両側から側面板、上面板
及び内接板より成る筒体形成片を夫々延設して高さの異
なる2つの筒体を連設し、一方の該筒体の上面板と該上
面板より突出する他方の該筒体の内接板を収納体の支持
面とした構造の2つの支持体と、該2つの支持体を一方
の該筒体を対向させた状態に連結固定するもので、各支
持体を載置させる載置板の両側から各筒体の両端の開口
部と各筒体の上面板の両端側の一部を覆うと共に各筒体
の上面板の両端側に夫々設けた差込溝に挿通させる差込
片を備えた外側板、幅板、内側板を順次延出したトレー
とによって構成したものであって、該トレーの一方の該
筒体の上面板より突出する内側板を該収納体の支持面と
したことを特徴とする段ボール製緩衝体。 - 【請求項7】 各支持体の間の内側板は、各支持体の一
方の筒体のほぼ上面板の位置に設けられた折罫で折曲さ
れ、且つ先端を載置板に接当させて傾斜させたものであ
る請求項6記載の段ボール製緩衝体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13285297A JP3855113B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 段ボール製緩衝体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13285297A JP3855113B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 段ボール製緩衝体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10305875A true JPH10305875A (ja) | 1998-11-17 |
JP3855113B2 JP3855113B2 (ja) | 2006-12-06 |
Family
ID=15091036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13285297A Expired - Fee Related JP3855113B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 段ボール製緩衝体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3855113B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235947A (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-24 | Chuoh Pack Industry Co Ltd | 連結組立式緩衝体 |
-
1997
- 1997-05-06 JP JP13285297A patent/JP3855113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235947A (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-24 | Chuoh Pack Industry Co Ltd | 連結組立式緩衝体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3855113B2 (ja) | 2006-12-06 |
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