JPH10304332A - ディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送受信機

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JPH10304332A
JPH10304332A JP9120142A JP12014297A JPH10304332A JP H10304332 A JPH10304332 A JP H10304332A JP 9120142 A JP9120142 A JP 9120142A JP 12014297 A JP12014297 A JP 12014297A JP H10304332 A JPH10304332 A JP H10304332A
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JP9120142A
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Inventor
Yuichi Okubo
雄一 大久保
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PPV番組を含むディジタル放送を受信するデ
ィジタル放送受信機20において、ユーザが無計画にPPV
番組を購入してしまうのを防止する。 【解決手段】 ユーザは、放送事業者へPPV番組の購入
金額合計を支払うサイクル期間(例えば1ヶ月)の購入
金額合計の上限を予め指定しておく。ユーザがPPV番組
を購入する際、そのPPV番組の購入が上限を超えてしま
うような場合には、ユーザに警告が発せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星やケーブル
等を介して伝送されるディジタル放送の受信機に係り、
詳しくはディジタル放送におけるペイ・パー・ビュー番
組の購入時の処理を改善したディジタル放送受信機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送は基本的に有料放送なの
で、ディジタル放送事業者と視聴者との間の受信契約内
容による限定受信が可能である。画像、音声のトランス
ポートストリームにスクランブルがかかっていて、これ
を解く鍵もトランスポートストリームの一つとして伝送
される。さらにこの鍵の情報もスクランブルがかかって
いて、これを解くための各個人の鍵は、受信機に挿入さ
れているICカードの中に格納されている。
【0003】事業者と視聴者との間の契約は、PPV(ペ
イ・パー・ビュー)などを除いて、通常、チャンネルご
とに契約する。これ対して、PPV番組では試聴するたび
に番組ごとに設定された料金が課金される。その課金情
報は受信機本体にセットされているICカードに記憶さ
れ、一定の期間おき(現在のPerfecTV!の場合は1ヶ月お
き)に放送事業者のほうへ電話回線などを通じて転送さ
れる。
【0004】公知のディジタル放送受信機では、ユーザ
は、なんら制限を受けることなく、PPV番組を購入して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ユーザ
は、購入の際には、購入済みのペイ・パー・ビュー番組
の購入金額合計がすでに多額になっているにもかかわら
ず、次々にさらなるペイ・パー・ビュー番組を購入して
しまい、後日、放送事業者から支払いの請求を受けたと
きに、あまりの高額の請求に動転することがある。
【0006】この発明の目的は、上述の問題点を克服す
るディジタル放送受信機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のディジタル放
送受信機(10)は次の(a)〜(c)を有している。 (a)ユーザが所定対象のペイ・パー・ビュー番組の購
入金額合計を予め指定しておく購入金額合計指定手段 (b)購入済みの所定対象のペイ・パー・ビュー番組の
購入金額合計を計算する購入金額合計計算手段 (c)ユーザがペイ・パー・ビュー番組を購入しようと
する際、その購入額が購入金額合計計算手段の購入金額
合計に加わると、購入金額合計指定手段における指定購
入金額合計を超えるものとなる場合には、警告を発生す
る警告手段
【0008】ディジタル放送受信機(20)は、衛星放送用
に限定されず、ケーブル放送用のものも包含する。
【0009】警告には、ブザー等による聴覚的な警告
や、テレビモニター(22)の画面への文字表示等による視
覚的な警告を包含する。
【0010】ユーザは、ペイ・パー・ビュー番組を購入
する際、その購入が、予め指定しておいたペイ・パー・
ビュー番組の購入金額合計を超える場合は、警告手段よ
り警告を受けるので、後で、放送事業者等から購入のPP
V番組の支払い請求を受けたときに、慌てたり、驚いた
りすることを解消できる。
【0011】この発明のディジタル放送受信機(10)は次
の(a)〜(c)を有している。 (a)ユーザが所定対象のペイ・パー・ビュー番組の購
入金額合計を予め指定しておく購入金額合計指定手段 (b)購入済みの所定対象のペイ・パー・ビュー番組の
購入金額合計を計算する購入金額合計計算手段 (c)ユーザがペイ・パー・ビュー番組を購入しようと
する際、その購入額が購入金額合計計算手段の購入金額
合計に加わると、購入金額合計指定手段における指定購
入金額合計を超えるものとなる場合には、その購入を禁
止する禁止手段
【0012】ユーザは、ペイ・パー・ビュー番組を購入
する際、その購入が、予め指定しておいたペイ・パー・
ビュー番組の購入金額合計を超える場合は、禁止手段に
より購入を禁止されることになるので、後で、放送事業
者等から購入のPPV番組の支払い請求を受けたときに、
慌てたり、驚いたりすることを解消できる。
【0013】この発明の他のディジタル放送受信機(10)
によれば、所定対象のペイ・パー・ビュー番組とは、
(a)ユーザが購入金額合計を支払う1サイクル期間、
(b)所定期間、(c)休日、(d)平日、及び/又は
(e)所定ジャンルのペイ・パー・ビュー番組である。
【0014】放送事業者等は、ペイ・パー・ビュー番組
の支払いについて例えば1ヶ月ごとに、ユーザに請求し
て来るので、所定対象のペイ・パー・ビュー番組を、
(a)ユーザが購入金額合計を支払う1サイクル期間の
ペイ・パー・ビュー番組とすることができる。また、金
額の管理と共に、子供等の家族の視聴時間の管理にも利
用して、所定対象のペイ・パー・ビュー番組を、(a)
ユーザが購入金額合計を支払う1サイクル期間とは別の
(b)所定期間、例えば、1週間とか、1日とかのペイ
・パー・ビュー番組とすることができる。所定対象のペ
イ・パー・ビュー番組を(c)休日や(d)平日のペイ
・パー・ビュー番組にして、平日と休日とを区別し、時
間的余裕の少ない平日では、ペイ・パー・ビュー番組の
視聴時間が少なくなるように、することができる。さら
に、所定対象のペイ・パー・ビュー番組を(e)所定ジ
ャンルのペイ・パー・ビュー番組として、例えば、ニュ
ースや教育番組等、教養的ジャンルの購入金額合計を娯
楽的ジャンル(例:アニメ)の購入金額合計より高くす
ることができる。
【0015】この発明の他のディジタル放送受信機(10)
は、さらに、次の(d)を有している。 (d)ペイ・パー・ビュー番組の購入額の明細及び/又
は購入金額合計計算手段の計算した購入金額合計をテレ
ビモニター(22)に表示する表示手段
【0016】表示手段によるテレビモニター(22)へのペ
イ・パー・ビュー番組の購入額の明細及び/又は前記購
入金額合計計算手段の計算した購入金額合計の表示は、
ユーザへの情報として役立つ。なお、ペイ・パー・ビュ
ー番組の購入額の明細及び/又は前記購入金額合計計算
手段の計算した購入金額合計は、テレビモニター(22)以
外に、プリンタ等への出力を通じて、ユーザに通知する
こともできる。
【0017】この発明の他のディジタル放送受信機(10)
によれば、さらに、表示手段は、(a)ユーザがペイ・
パー・ビュー番組を購入しようとする際、(b)警告手
段が警告を発生した時、(c)禁止手段がペイ・パー・
ビュー番組の購入を禁止した時、(d)ユーザが表示を
請求したとき、及び/又は(e)テレビモニター(22)が
オンになった時に、表示を実行する。
【0018】表示手段によるテレビモニター(22)へのペ
イ・パー・ビュー番組の購入額の明細及び/又は前記購
入金額合計計算手段の計算した購入金額合計の表示が、
(a)〜(d)の場合は、購入時、警告時、及び禁止時
のユーザへの情報として有意義である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図2はディジタル放送受信方
式を示している。ディジタル放送の伝送信号は、人工衛
星(図示せず)及びケーブル放送局からのからの電波又
は電気信号等を、パラボラアンテナ10及びケーブル12を
介して各家庭14等のディジタル放送受信機20へ入力さ
れ、ディジタル放送受信機20において受信信号を信号処
理し、テレビモニター22に供給される。
【0020】図3及び図4はディジタル放送受信機20の
ブロック図をバスを境に上下に分けて示す上側部分図及
び下側部分図である。チューナーモジュール26は、受信
したディジタル放送の伝送信号の周波数を選択し、チャ
ンネルレシーバ28へ出力する。チャンネルレシーバ28
は、QPSK(QAM)復調、アナログ/ディジタル変
換(ADC)及びFEC(Forward Error Correctio
n)エラー訂正等を行うディジタルデータ復調回路であ
り、トランスポートストリーム(図5)と呼ばれる形式
のデータ列を生成する。MPEG2トランスポートデマ
ルチプレクサ32は入力されたトランスポートストリーム
をMPEG2のVideoトランスポートパケット、A
udioトランスポートパケット、及びPSI(Progra
m SpecificInformation)と呼ばれるシステムトランス
ポートパケットに分割し、再構成する。一つのトランス
ポートストリームには4〜8チャンネルの番組が多重化
されており、放送事業者からはそのトランスポートスト
リームが複数送信されている。チャンネルを選択するに
は、PSIから任意のチャンネルが、どのトランスポー
トストリームで送信されているか、トランスポートスト
リーム中のどのパケットIDで多重化されているかとい
ったデータを取り出して選択する。MPEG2デコーダ
&OSD(OnScreenDisplay)34はMPEG2ビデオストリ
ーム、MPEG2オーディオストリームをそれぞれデコ
ードし、映像信号及び音声信号をそれぞれビデオエンコ
ーダ36及びDAC38に出力する。OSD34は、EPGの文字デ
ータ等を映像信号に変換し、ビデオエンコーダ36に出力
する。ビデオエンコーダ36よりNTSC信号等の映像信
号が出力され、テレビモニター22で映像が再生(出力)
される。
【0021】各チャンネルや番組はそれぞれ契約するこ
とにより再生(出力)が可能となっており、それらの情
報はトランスポートストリームにあるデータ(EMMや
ECM)をICカードインターフェース44に送り、IC
カードインターフェース44は、ICカードから読み込ん
だデータに照らして所定データをトランスポートデスク
ランブラ30へ送り、条件が合えばトランスポートデスク
ランブラ30により映像と音声がデコードできるようにな
る。CPU40は、ディジタル放送受信機20の各構成装置
を制御するためのものである。ユーザインターフェース
42は、EPG画面よりチャンネルを選択、操作するための
ものであり、リモコンやキーボードが接続される。モデ
ム46は有料番組の利用の履歴データを放送事業者へ転送
する。
【0022】ディジタル放送では、MPEG2の画像圧
縮技術の利用により、100チャンネル以上の番組を、
広範囲にわたって放送できるメリットがある。この場
合、多チャンネル化によって、新聞や雑誌のような印刷
媒体による番組表から当日、翌日、1週間後などの番組
を探し出してチャンネル選択や録画予約をすることは、
多くの視聴者にとって非常に繁雑なものとなる。そこ
で、その対策として視聴者がTV画面上で番組検索や選
択をできるように、番組情報などの、番組表を作るため
に必要なデータもMPEG2のトランスポートストリー
ム(MPEG2のトランスポートストリームについては
後の図4で説明する。)に多重されて放送される。この
番組表のことをEPG(Electronic Program Guide)とい
う。
【0023】EPGを構成するのに必要なデータは、MPEG2
Systemで規定されるデータ構造で伝送され、テーブルと
記述子によって構成される。そのデータ構造のSDT(Ser
viceDescription Table)、EIT(Event Information Ta
ble)と呼ばれる(なお、SDT及びEITは、ディジタル放
送で汎用的に使用されている用語ではなく、PerfecTV!
特有の用語である。)、チャンネルに関する付加情報や
番組に関する付加情報のデータをMPEG2トランスポ
ートデマルチプレクサ32により抽出して、マイコンなど
で処理し、EPGを構成する(SDTとEITのデータ構造は後
述)。EPGはTV画面上や受信機本体の表示器、あるい
はリモコンの表示器などによって表示される。TV画面
上に表示する場合は、OSD(On Screen Display)の機能
を持ったICが必要になるが、ほとんどの場合図3のM
PEG2デコーダ34のオーディオ・ビデオデコーダに内
蔵されている。ここでデコードしたMPEG2映像とオ
ーバーレイされて出力する。
【0024】ディジタル衛星放送の一例としての Perfe
cTV! は、伝送信号をMPEG2-TSによって、伝送する。図
5は PerfecTV! に採用されているMPEG2のトラン
スポートストリームの構造図である。図5において、
(1)〜(5)及びPIDの定義は次のとおりである。 (1) ユニット開始表示 新たなパケットがこのトランスポートストリームのペイ
ロードから始まることを意味する。 (2) トランスポートパケットプライオリティ このパケットの重要度を示す。 (3) スクランブル制御 このパケットのスクランブルの有無と種別を示す。 (4) アダプテーションフィールド制御 このパケットでのアダプテーションフィールドの有無及
びペイロードの有無を示す。上記の(1)〜(4)は、アダプ
テーションフィールド無し、ペイロード有りで示してい
る。 (5) 巡回カウンター 同じPIDを持つパケットが途中で一部棄却されたかど
うかの検出をするための情報。カウントの連続性から検
出する。 PID プログラムID 図4のトランスポートパケットのペイロード(PID=プ
ログラムID)に、前記したEIT等が184バイトを越え
る場合は、2つ以上のトランスポートパケットに分割さ
れて送信される。目的のPIDを持つトランスポートパケ
ットのペイロードを複数の場合はつなぎ合わせることに
より、目的のEIT等のビットストリームを得ることがで
きる。
【0025】PerfecTV! に採用されているSDT(Service
Description Table)の構造は下記のとおりである。衛星
から送信されるトランスポートストリームからPIDが、0
x0011のトランスポートパケットを拾い集めてくると以
下のフォーマットに沿ったビットストリームをできあが
る。SDTには各Serviceつまり各チャンネルについての情
報が含まれている。このテーブル(セクション)はトラ
ンスポートストリームごとに構成される。
【0026】SDTはtable_id によって以下のような意味
を持つ。 table_id =0x42 (SDT_a) 現在受信しているトランスポートストリーム内のチャ ンネルに関する情報 =0x46 (SDT_o) 他のトランスポートストリーム内のチャンネルに関す る情報
【0027】上記データ構造のdescriptor() に含まれ
る情報には次に示すものがある。 DM_name_descriptor() サービス名
(チャンネル名)が記述されている。 DM_content_descriptor() サービス内
容 DM_logo_descriptor() そのチャン
ネルのロゴがビットマップの画像 NVOD_reference_descriptor() nearビデオ
・オン・デマンドのサービスに関する情報 time_shifted_service_descriptor() NVODの元に
なっているチャンネルのservice_id mosaic_descriptor() 分割画面表
示に関する情報 DM_service_type_descriptor() 映像、音
声、データなどサービスのタイプ DM_event_range_descriptor() 同じTS内に
存在するschedule_EITに関する情報
【0028】一例としてのPerfecTV!におけるEIT(Event
Information Table)のデータ構造は下記の通りであ
る。PIDが0x0012 のトランスポートパケットを拾い集め
てくると以下のフォーマットに沿ったビットストリーム
ができあがる。EITには各Eventつまり各番組についての
情報が含まれている。このテーブル(セクション)はサ
ービス(チャンネル)ごとに構成される。
【0029】EITはtable_idによって以下のような意味
をもつ。 table_id= 0x4E (EIT_p/a) a
ctive_transport_stream、present_following_EIT 現在受信しているTSの現在又は次に実行される番組の情
報 0x4F (EIT_p/o) other_transport_
stream、present_following_EIT 他のTSの現在又は次に実行される番組の情報 0x50〜57(EIT_g/a) active_transport_stream、g
eneral_EIT 現在受信しているTSの全ての番組予定情報(番組内容以
外) 0x60〜67(EIT_g/o) other_transport_stream、ge
neral_EIT 他のTSの全ての番組予定情報(番組内容以外) 0x58〜5F(EIT_d/a) active_transport_stream、d
etail_EIT 現在受信しているTSの全ての番組予定情報(番組内容の
み) 0x68〜6F(EIT_d/o) other_transport_stream、de
tail_EIT 他のTSの全ての番組予定情報(番組内容のみ)
【0030】上記のデータ構造のdescriptor() に含ま
れる情報には次に示すものがある。 DM_name_descriptor 番組名が記述されて
いる。 DM_ts_event_descriptor time_shifted_event
の場合に、その親eventのservice_idとevent_idが記述
されている。 DM_component_descriptor PMTのstream_identif
ier_descriptorのcomponent_tagと一致するストリーム
について記述されている。 content_descriptor 番組ジャンルについ
て記述されている。 parental_rating_descriptor ペアレンタルレベル
について記述されている 。DM_fee_descriptor PPVの料金が記述さ
れている。 DM_content_descriptor 番組内容が記述され
ている。 DM_copy_control_descriptor MACROVISIONに関する
情報が記述されている。 DM_function_descriptor 受信機が実現すべき
機能が記述されている。 DM_voting_descriptor votingに関する情報
が記述されている。 DM_series_descriptor その番組が属するシ
リーズ番号を記述されている。
【0031】現在放送中のディジタル衛星放送PerfecTV
!におけるNIT(Network InformationTable)のデータ構造
について説明する。衛星から送信されるトランスポート
ストリームからPIDが0010hのトランスポートパケットを
拾い集めてくると以下のフォーマットに沿ったビットス
トリームができあがる。NITには変調周波数などの伝送
路の物理情報や編成チャンネル情報が含まれている。こ
のテーブルはネットワークごと(現在はネットワークが
一つしかない。つまりPerfecTV!のみ。)に構成され
る。
【0032】
【0033】NITはtable_idによって以下のような意味
を持つ。 table_id = 40h (NIT_a) 現在受信しているネ
ットワークの伝送路の物理情報や編成、チャンネルに関
する情報。 41h (NIT_o) 他のネットワークの伝送
路の物理情報や編成チャンネルに関する情報。
【0034】上記のデータ構造のdescriptor()には、ne
twork_descriptorsとtransport_descriptorsがあり、含
まれる情報には次に示すものがある。 network_descriptors DM_name_descriptor() ネッ
トワーク名が記述されている。 DM_offset_time_descriptor() 夏時
間制度が実施された場合のオフセット DM_message_descriptor() その
ネットワーク受信者全員に対するメッセージ DM_copy_management_descriptor() MACR
OVISIONのprocess_configuration_data transport_descriptors service_list_descriptor() 存在
するservice_idとそのタイプが列記されている。 satellite_delivery_system_descriptor() 伝送
諸元
【0035】図6はディジタル放送用EPGを表示する処
理のフローチャートである。S50において、ディジタ
ル放送受信機20のユーザインターフェース42、例えばリ
モコンなどによりEPGを表示させるための指示が入力さ
れる。S52において、SDTデータを受信して、番組表
の有無の確認、自他ストリームのサービス名等を取得す
る。次に、S54では、EITデータを受信して、自他ス
トリームの各サービスの中の番組名、その開始時刻、カ
テゴリ等の情報を取得する。S56では、これらの取得
したデータよりEPGを構成する。EPGはそのマイコンのプ
ログラムの組み方しだいで、様々な形式で構成可能であ
る。例えばチャンネル別や番組ジャンル別に表示するこ
とが可能である。
【0036】希望のチャンネルを受信するには、MPEG2S
ystemで規定される、PAT(Program Association Tabl
e)、PMT(Program Map Table)、CAT(Conditional Access
Table)、NIT(Network Information Table)と呼ばれる
データをを必要とする。これらのデータはすべてIDがふ
られている。ある番組で必要になる映像や音声のストリ
ームのID(PID:Packet ID)はPMTに記述されていて、
その番組用のPMTのPIDがPATに記述されている。CATは限
定受信のための鍵である。NITは放送の伝送路に関する
物理的な情報や1本のトランスポートストリームの中に
含まれているチャンネルなどが記述されている。これら
のデータから選択されたチャンネルの映像や音声などの
ストリームの番号を割り出し、そのPIDのストリームを
受信することによって、映像や音声を受信する。
【0037】図7は希望のチャンネルを受信する処理の
フローチャートである。S60でチャンネル番号が選択
されると、S62でPATを受信し、S64で選択された
チャンネル番号が存在するか否か判断する。存在した場
合、PATの中で記述されていたPIDのPMTを受信する(S
66)。PMTにはその番組で必要になる映像や音声など
のPIDが記述されているので、このPIDを受信しデコード
することで番組を視聴できる(S68)。S60におい
て選択されたチャンネル番号が存在しなかった場合は、
S70でNITを受信し、S72で他のRFに目的のチャン
ネルが存在するか否か判断する。存在した場合はS74
で受信しているRF(Radio Frequency)を変更して再びPAT
を受信する。存在しなかった場合は、通常、デフォルト
のRF、デフォルトのチャンネルを受信する(S76)。
【0038】ディジタル放送は基本的に有料放送なの
で、ディジタル放送事業者と視聴者との間の受信契約内
容による限定受信が可能である。映像、音声のトランス
ポートストリームにスクランブルがかかっていて、これ
を解く鍵もトランスポートストリームの一つとして伝送
される。さらにこの鍵の情報もスクランブルがかかって
いて、これを解くための各個人の鍵は、ディジタル放送
受信機20に挿入されているICカードの中に格納されてい
る。
【0039】事業者と視聴者との間の契約は、通常、チ
ャンネルごとに契約するので、契約したチャンネルは常
に視聴できる。しかし、このディジタル放送の大きな特
徴として”ペイ・パー・ビュー(PPV)”という契約形態
がある。このPPVというのは、例えば、ある2時間の映画
番組だけを有料で見られるようにする契約方法である。
つまり、番組ごとに契約するのである。
【0040】PPV番組では試聴するたびに番組ごとに設
定された料金が課金される。その課金情報は受信機本体
にセットされているICカードに記憶され、一定の期間お
き(現在のPerfecTV!の場合は1ヶ月おき)に放送事業者
のほうへ電話回線などを通じて転送される。
【0041】図1はユーザがPPV番組を購入する際の警
告ルーチンのフローチャートである。図1のフローチャ
ートは現在放送中のPerfecTV!にこの警告ルーチンを適
用した例である。この警告ルーチンでは、PPVなどの番
組ごとに料金が設定されている番組を購入する際、ユー
ザーが予めディジタル放送受信機20に対して設定した上
限の金額をオーバーするようならば、ユーザーに対して
その旨を通知(警告)する。ユーザは、試聴したPPV番
組の課金合計を放送事業者等へ通知するサイクル(現在
のPerfecTV!の場合は1ヶ月)当たりの購入金額合計の上
限を、図示していないPPV番組の購入金額合計指定ルー
チンで予め指定してある。
【0042】ユーザはPPVを視聴する際、そのPPVを購入
するか否かを選択する。ユーザがPPVの購入を選択する
と、すなわち、PPV購入意思が入力されると(S8
0)、今回購入しようとするPPV番組の金額をEITの中の
DM_fee_descriptorを参照して取得する(S82)。ま
た、これまでに購入したPPVの合計金額はディジタル放
送受信機20に装着されているICカードへ番組購入合計金
額を取得するコマンドを発行して、番組購入合計金額も
取得する(S84)。DM_fee_descriptorとカードから
返ってきた番組購入合計金額の合計が、予め受信機に対
して設定している上限金額をオーバーしているか否かを
判定し(S86)、Yesであれぱ、ディジタル放送受
信機20のスピーカからの警告音及び/又はTVモニター
22の画面における文字等の視覚表示により、上限金額オ
ーバーの旨の警告をブザー等のユーザに対して行う(S
88)。Noであれば、S88をスキップして、通常の
購入動作に戻る。放送事業者にPPV番組の課金合計金額
を転送したら、ICカード内の番組購入合計金額はクリア
されるものとする。こうして、受信機ユーザはPPVを必
要以上に視聴してしまうことがなくなり、PPVを視聴し
過ぎた後で、放送事業者から高額な金額を請求されなく
て済む。
【0043】S88では、警告を行うようにしている
が、警告と一緒に、又は警告に代えて、該PPV番組の購
入を禁止するようにしてもよい。
【0044】S88では、警告のみを行うようになって
いるが、警告と一緒に、PPV番組のその時までの購入金
額合計及び/又は明細をTVモニター22の画面に表示し
てもよい。あるいは、PPV番組のその時までの購入金額
合計及び/又は明細は、S84とS86との間で、TV
モニター22の画面に表示するようにしてもよい。さら
に、S86の判定がNo出会ったとき、直ちにこの警告
ルーチンを終了せずに、今回のPPV番組の購入金額を加
えた購入金額合計を、TVモニター22の画面に所定時間
又はユーザが了解の操作を行うまで、表示することもで
きる。
【0045】TVモニター22の画面への現時点までのPP
V番組の購入金額合計及び/又は明細の表示は、この警
告ルーチンとは関係なく、例えば、(a)ユーザがこの
警告ルーチンとは別途、表示を請求した時、(b)TV
モニター22をオンにした時の最初の画面として所定時間
又はユーザが了解の操作を行うまで、表示するようにし
てもよい。
【0046】この警告ルーチンでは、ユーザが放送事業
者に番組購入合計金額を支払うサイクル内のPPV番組に
ついて、処理の対象にしているが、購入対象のPPV番組
を下記のようにしてもよい。なお、下記の場合、対象期
間又は対象期日を過ぎるごとに、PPV番組の購入金額合
計の合計をストアしたメモリはリセットされる。 (a)1日、1週間、10日等の所定期間のPPV番組 (b)休日、平日のPPV番組:例えば、時間的余裕の少
ない平日では、家族のPPV番組の視聴時間を休日より少
なくする。 (c)特定ジャンルのPPV番組:例えば、子供の教育に
関して、教育又は教養のジャンルのPPV番組の購入金額
合計は上限を高くし、アニメ等の娯楽のジャンルのPPV
番組の購入金額合計は上限を低くする。 (d)上記(a)〜(c)の掛け合わせ(AND):例
えば、休日のジャンルが娯楽のPPV番組の購入について
のみ、購入金額合計を制限する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザがPPV番組を購入する際の警告ルーチン
のフローチャートである。
【図2】ディジタル放送受信方式を示す図である。
【図3】ディジタル放送受信機のブロック図をバスを境
に上下に分けて示す上側部分図である。
【図4】ディジタル放送受信機のブロック図をバスを境
に上下に分けて示す下側部分図である。
【図5】PerfeTV! に採用されているMPEG2のトラ
ンスポートストリームの構造図である。
【図6】ディジタル放送用EPGを表示する処理のフロー
チャートである。
【図7】希望のチャンネルを受信する処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】 20 ディジタル放送受信機 22 TVモニター(テレビモニター)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ユーザが所定対象のペイ・パー・
    ビュー番組の購入金額合計を予め指定しておく購入金額
    合計指定手段、(b)購入済みの前記所定対象のペイ・
    パー・ビュー番組の購入金額合計を計算する購入金額合
    計計算手段、及び(c)ユーザがペイ・パー・ビュー番
    組を購入しようとする際、その購入額が購入金額合計計
    算手段の購入金額合計に加わると、前記購入金額合計指
    定手段における指定購入金額合計を超えるものとなる場
    合には、警告を発生する警告手段、を有していることを
    特徴とするディジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 (a)ユーザが所定対象のペイ・パー・
    ビュー番組の購入金額合計を予め指定しておく購入金額
    合計指定手段、(b)購入済みの前記所定対象のペイ・
    パー・ビュー番組の購入金額合計を計算する購入金額合
    計計算手段、及び(c)ユーザがペイ・パー・ビュー番
    組を購入しようとする際、その購入額が購入金額合計計
    算手段の購入金額合計に加わると、前記購入金額合計指
    定手段における指定購入金額合計を超えるものとなる場
    合には、その購入を禁止する禁止手段、を有しているこ
    とを特徴とする請求項記載のディジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記所定対象のペイ・パー・ビュー番組
    とは、(a)ユーザが購入金額合計を支払う1サイクル
    期間、(b)所定期間、(c)休日、(d)平日、及び
    /又は(e)所定ジャンルのペイ・パー・ビュー番組で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のディジタル
    放送受信機。
  4. 【請求項4】 (d)ペイ・パー・ビュー番組の購入額
    の明細及び/又は前記購入金額合計計算手段の計算した
    購入金額合計を前記テレビモニター(22)に表示する表示
    手段を有していることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のディジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、(a)ユーザがペイ・
    パー・ビュー番組を購入しようとする際、(b)前記警
    告手段が警告を発生した時、(c)前記禁止手段がペイ
    ・パー・ビュー番組の購入を禁止した時、(d)ユーザ
    が表示を請求したとき、及び/又は(e)前記テレビモ
    ニター(22)がオンになった時に、表示を実行することを
    特徴とする請求項4記載のディジタル放送受信機。
JP9120142A 1997-04-24 1997-04-24 ディジタル放送受信機 Pending JPH10304332A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297163A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Sony Corp 情報貸出管理システム、情報貸出管理装置、情報処理装置、情報貸出管理方法及び記録媒体
JP2001297205A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Sony Corp デジタルビデオ配信管理システム、ビデオ配信管理装置、情報処理装置及びデジタルビデオ配信管理方法
JP2003032566A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Canon Inc 映像処理装置、番組選出方法、記録媒体及びプログラム
EP1622373A1 (en) * 2004-07-01 2006-02-01 Samsung Electronics Co, Ltd Method of notifying a user of payment information for a pay program and a broadcast receiver for performing the same

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