JPH10304293A - 画像収集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ側のかさばる画像記憶装置を無くすこ
とができ、高解像度のためのカメラ内記憶及び電力の必
要量を最小限に抑え、かつ電子カメラ写真を軽量の小型
手持ち式装置で撮ることができる画像収集システムを提
供する。 【解決手段】 一体型手持ち式装置１０（無線電話付き
電子カメラ）は、無線電話ネットワークを通じて画像デ
ータをカメラ外記憶装置２８へ伝送することによって、
カメラ側のかさばる画像記憶装置をなくすことができる
ため、電子カメラ写真を軽量の小型手持ち式装置で撮る
ことができる。１つの実施の形態では、無線ユーザに提
供される通常のメッセージ用であると共に、カメラで捕
らえられる画像のビューファインダとなるＬＣＤ画面が
電話に設けられている。さらに、電話のキーパッドを使
用して記憶画像にアクセスしそれらを電話付きカメラへ
無線通信してＬＣＤ画面に表示することができ完全な双
方向システムが実施される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラの分
野、特にカメラ外記憶装置に画像を伝送するための無線
電話と電子カメラを結合するための画像収集システムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】ＣＣＤ結像装置をカメラの記憶装置に接
続することによって、スナップ写真を撮った時にスナッ
プ写真をカメラの何らかの記録媒体上に局部記憶するデ
ジタルまたは電子カメラが現在使用されている。リコー
のＲＤＣ−２、ソニーのＤＫ−１、フジのＤＳ−７、コ
ダックのＤＣ２０及びサンヨーのイメージＰＣ等のカメ
ラは、画像を記憶して後で読み出すことができるように
するために、電子メモリ、磁気記憶装置、または異形デ
ィスク記憶装置を備えている。

【０００３】いくつかの差し迫った問題は、スナップ写
真の解像度の写真が要求される場合に必要な記憶装置の
大きさのためにそのようなカメラが大きくかさばること
である。かさばる記憶装置がなければ、大量のＲＡＭま
たはディスクスペースを取るために高解像度写真品質の
画像を記憶することができない。このため、これらのカ
メラは、旅行中に小さい１巻のフィルムだけを備えて従
来のカメラを持ち歩くのと同じものである。記憶装置が
かさばるだけでなく、そのような記憶装置用のドライブ
ユニットに必要な電流の量が過大であり、かさばること
と、カメラに装備した電池の電力消費のため、高解像度
のデジタルカメラの使用が困難である。

【０００４】そのようなカメラの画像を永久ベースで見
るため、画像を従来のコンピュータに従って図形レンダ
リングシステムにダウンロードするが、画像データのダ
ウンロードを行うためにカメラを物理的にコンピュータ
の位置へ運ぶことは理解されるであろう。

【０００５】以前では、データの変復調またはファック
ス電送による画像の伝送にセルラ電話が使用されてきた
が、カメラ画像の伝送にセルラシステムが使用されるよ
うになったのはごく最近である。例えば、スエーデンの
大学が考案した「Ｉｓａａｃ」と呼ばれるシステムは、
個別のＣＣＤカメラと、ＣＣＤ画像を捕らえて記憶する
ためにショルダーバッグに入れて搬送されるポータブル
コンピュータを提供している。画像をコンピュータのメ
モリに記憶した後、セル電話を使用して、コンピュータ
のメモリから読み出された画像を無線ネットワークで伝
送する。

【０００６】カメラとコンピュータの間の直列リンクは
１１５．２ｋビット／秒で作動すると言われ、カメラは
バッグ入りコンピュータにハード配線されていることに
注意されたい。このポータブルシステムによって、ユー
ザは、例えばＣＣＤカメラで撮った写真を受け取って、
それらにユーザの名前を付けてデータベースに記憶する
中央支援システムとの通信状態を保つことができる。ポ
ータブルユニット内の全地球測位システムが、ユーザの
位置を決定することができる。

【０００７】残念ながら、「Ｉｓａａｃ」のポータブル
装置は、ショルダーバッグと手持ち式カメラの両方を含
む比較的扱いにくい装置であることは理解されるであろ
う。さらに、カメラの制御と、他の通信機構、例えばセ
ルラ電話通信回路の制御の両方に制御回路が必要であ
る。さらに、２つのユニット、すなわちセルラ電話とコ
ンピュータ記憶装置の間で通信できるように、通信プロ
トコルを定めて調整しなければならない。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
データを記憶するポータブルラップトップをカメラにハ
ード配線すると、全体の重量が４〜５ポンドになると思
われ、少なくともスナップ写真のフレームを決めるため
に顔の位置に保持できる手持ち式装置の点から見ると、
システムの可般性及び有用性が厳しく制限される。特に
重量及び大きさの要件が重要視される休暇において、８
０〜１００枚のスナップ写真を記憶できるようにするた
めにそのようなユニットを苦労して持ち運ぶことは想像
しがたい。

【０００９】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、カメラ側のかさばる画
像記憶装置を無くすことができ、高解像度のためのカメ
ラ内記憶及び電力の必要量を最小限に抑え、かつ電子カ
メラ写真を軽量の小型手持ち式装置で撮ることができる
画像収集システムを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に係る画像収集
システムは、高解像度の写真をオンサイト記録するため
の電池式ポータブルシステムであって、電子カメラと無
線電話を含む一体型手持ち式装置と、無線ネットワーク
及びそれに接続されたカメラ外記憶装置と、上記一体型
手持ち式装置に内蔵されていて、上記無線電話を含み、
上記電子カメラの出力を上記無線ネットワークで上記カ
メラ外記憶装置へ伝送するための手段とを備えて、上記
電子カメラによってある位置で撮った高解像度写真をカ
メラ外に記憶できるようにすることによって、高解像度
のためのカメラ内記憶及び電力の必要量を最小限に抑え
るものである。

【００１１】また、上記一体型手持ち式装置は、ディス
プレイを有し、さらに、該ディスプレイを上記カメラと
上記無線電話の両方に接続する手段を備えていることに
よって、上記ディスプレイは、カメラのビューファイン
ダ及び無線電話ディスプレイとして機能できるものであ
る。

【００１２】また、上記カメラ外記憶装置側で上記無線
ネットワークを使用して上記カメラ外記憶装置に記憶さ
れている画像を上記一体型手持ち式装置へ伝送するため
の手段と、上記無線電話を含む上記一体型装置側で上記
伝送された画像を上記ディスプレイ上に表すための手段
とをさらに備えたものである。

【００１３】また、上記無線電話は、キーパッドを備
え、さらに、該キーパッドと上記無線電話とを接続し
て、上記一体型手持ち式装置へ伝送して表示すべく上記
カメラ外記憶装置内の画像を選択するようにする手段を
備えたものである。

【００１４】また、上記一体型手持ち式装置は、ＣＰＵ
を有し、さらに、該ＣＰＵを上記カメラ及び上記無線電
話に接続する手段を備えて、１つのＣＰＵで両機能を供
給するものである。

【００１５】また、上記一体型装置側に設けられてそれ
の位置を感知するＧＰＳ受信機と、その位置を上記ＧＰ
Ｓ受信機から上記カメラ外記憶装置へ伝送してそれに記
憶できるようにする手段とをさらに備えたものである。

【００１６】また、上記位置は、上記電子カメラの出力
の伝送と共に伝送されるものである。

【００１７】また、上記カメラ外記憶装置に接続され
て、上記電子カメラの記憶出力及び上記位置の表示の両
方を表示する手段をさらに備えたものである。

【００１８】また、上記位置の上記表示は、位置記号を
付けたマップを含むものである。

【００１９】また、上記一体型手持ち式装置側の姿勢セ
ンサと、該姿勢センサの出力を上記カメラ外記憶装置へ
伝送してそれに記憶できるようにする手段とをさらに備
えたものである。

【００２０】さらに、上記カメラ外記憶装置に記憶され
ている画像を表示する手段と、この画像を上記記憶姿勢
に従ってフォーマットする手段とをさらに備えたもので
ある。

【００２１】

【発明の実施の形態】この発明では、ＣＣＤデジタルカ
メラに非常に限られた記憶容量を与えるというよりはむ
しろ、無限の画像記憶をカメラ外で行い、画像をリアル
タイムで無線ネットワークによって通常はサーバまたは
同様な機構の記憶装置へ伝送する。カメラ側に必要なも
のは、画像を提供するＣＣＤ形装置と、アナログ／デジ
タル変換器と、カメラ内限定記憶用のフレームバッファ
だけである。カメラ外記憶装置へ画像を無線伝送する方
法を用いることによって、カメラとそれの付随回路を非
常に軽量化することができる。セルラーネットワーク等
の無線ネットワークを利用することによって、現在では
重量が７オンス以下の軽いセル電話機を使用することも
できる。

【００２２】この発明は、セルラ電話内のＣＰＵに２つ
の機能を持たせることができる。すなわち無線電話機能
を制御するだけでなく、撮像機能も制御できることが理
解されるであろう。これは、スナップ写真を撮るための
ＣＣＤカメラの活動と、フレームバッファでの画像の記
憶と、セルラーネットワークを通じたカメラ外記憶装置
へのフレームバッファの出力の伝送を最小限に含む。

【００２３】ほとんどのセルラ電話では理解されるよう
に、信号の強さ、セル電話番号及びユーザに有益な他の
無線データを表示するためにＬＣＤ形ディスプレイが用
いられている。ＬＣＤディスプレイは、ユーザに呼び出
している人の電話番号表示を行うためのページングにも
使用される。現在のＬＣＤディスプレイを拡張すること
によって、ディスプレイをＣＣＤカメラ用のビューファ
インダとしても利用し、これによって二重機能を行うこ
とができる。

【００２４】電話のキーパッドを使用して、カメラ外記
憶装置にアクセスして、画像をカメラ外記憶装置から無
線ネットワークを通じて無線電話機へ送り戻し、そこで
記憶画像を上記ＬＣＤディスプレイ装置に表示すること
ができる。この場合、システムが双方向性であることに
よって、カメラ外に記憶されている画像をカメラへ転送
してユーザが見ることができる。

【００２５】別の実施の形態は、電話／カメラに、フレ
ームバッファ信号と共に緯度及び経度によるカメラの位
置を伝送する搭載ＧＰＳ受信機を設けることができる。
これによって、画像だけでなく、画像の位置のカメラ外
記憶が可能になる。カメラ外の場所で、その位置をエリ
アのマップと相関させて、その写真を撮ったマップ上の
インジケータに近接して写真画像を表示することができ
る。

【００２６】また、写真を撮った時のカメラの姿勢によ
ってカメラ角度または方位を捕らえることもできる。こ
れは、記憶画像の表示に対してフォーマット命令を与え
て、画像を写真表示に変換して印刷する時、スナップ写
真を撮った時のカメラの姿勢が分かっていることによっ
て一定の事前編集を行うことができる。

【００２７】ニューヨーク州、ニューヨークのＡＣＭ発
行の１９９６年８月４〜９日のＳＩＧＧＲＡＰＨ９６の
会報の第１１〜第２０頁に記載されているように、一連
の二次元画像を既知の位置及び方位で撮って、写真構成
の仮想現実環境を構成するプログラムがあることに注意
されたい。これらのプログラムは、ＧＰＳ付きのこの発
明の電話／カメラから得られた記憶データと、カメラ内
センサから得られた姿勢／方位から直接的に入力を受け
取ることができる。

【００２８】要約すると、無線電話付き電子カメラは、
無線電話ネットワークを通じて画像データをカメラ外記
憶装置へ伝送することによって、カメラ側のかさばる画
像記憶装置をなくすことができるため、電子カメラ写真
を軽量の小型手持ち式装置で撮ることができる。１つの
実施の形態では、無線ユーザに提供される通常のメッセ
ージ用であると共に、カメラで捕えられる画像のビュー
ファインダとなるＬＣＤ画面が電話に設けられている。
さらに、電話のキーパッドを使用して記憶画像にアクセ
スし、それらを電話付きカメラへ無線通信してＬＣＤ画
面に表示することができ、完全な双方向システムが実施
される。

【００２９】この発明の上記及び他の特徴は、図面を参
照した詳細な説明からさらに理解されるであろう。次
に、図１を参照すると、一体型手持ち式装置１０は、景
色１６に焦点を合わせた視野１４を有するＣＣＤ装置の
形の電子カメラ１２を備えている。カメラは、カメラが
見ているものを表示する大型ディスプレイ２０を有する
セルラ電話機１８に組み込まれている。従って、ディス
プレイ２０はカメラのビューファインダとして機能す
る。

【００３０】装置１０にスナップ写真ボタン２２が設け
られており、これを押すと、２４で示されているように
ＣＣＤカメラで形成された画像が、この場合はセルサイ
ト２６へ伝送され、これは無線ネットワークの双方向通
信機能を実施する。受信信号はカメラ外記憶装置２８へ
ダウンロードされ、それから画像をディスプレイ３０に
表示するか、３２で示したように写真を作製することが
できる。電話１８にキーパッド３４が設けられており、
これの有用性は以下の説明からわかるであろう。

【００３１】点線の外郭４０で示されているように、装
置１０のセルラ電話部分は、ＣＰＵ４２と、受信機４４
と、送信機４６を備えており、受信機と送信機は、セル
電話アンテナ５０に接続された送受切換器４８に接続さ
れている。ＣＰＵ４２は、ＬＣＤディスプレイ２０にも
接続されており、キーパッド３４を用いてＣＰＵ４２に
アクセスできる。

【００３２】この発明のカメラ部分は、点線の外郭５４
で示されており、ＣＣＤカメラ１２と、アナログ／デジ
タル変換器５６と、フレームバッファ５８を備えて、フ
レームバッファはＣＰＵ４２で制御されている。図示の
ように、セル電話のＣＰＵは、セル電話機能を制御する
だけでなく、フレームバッファ５８からＣＰＵ４２へ
の、さらにそこから画像をセルサイト２６へ伝送するた
めの送信機４６へのダウンロードも制御する。ＣＰＵ４
２はまた、フレームバッファ５８を制御して画像をＬＣ
Ｄ２０へダウンロードできるようにし、これによって上
記のビューファインダ機能を与えることに注意された
い。

【００３３】作用を説明すると、装置１０を所望対象に
向けて、ボタン２２を押して画像のスナップ写真を撮
る。ＣＣＤカメラ１２の出力をアナログ／デジタル変換
器５６でデジタル方式に変換し、それをフレームバッフ
ァ５８で編成する。次に、フレームバッファ５８からＣ
ＰＵ４２を介して、さらに送信機４６及び送受切換器４
８を介して、セル電話または他の無線ネットワークでカ
メラ外記憶装置２８へダウンロードする。

【００３４】このように、カメラ機能に必要な記憶は、
リアルタイムで読み出されるフレームバッファ５８と関
連した最小限の記憶だけである。また、手持ち式装置１
０内のすべての回路に給電するために電池６０が使用さ
れており、この電池はセル電話の利用と、装置のカメラ
部分用の限られた電力量だけのための容量を備えている
ことに注意されたい。このように、軽量の手持ち式装置
の電池消費を低くすることができ、ＣＰＵはカメラとセ
ル電話の二重機能を持ち、記憶装置は完全にオフサイト
である。

【００３５】以上は、ディスプレイがカメラ外記憶を表
示するか、写真作製によって写真６２を作製する一方向
システムを記載しているが、双方向モードでは、キーパ
ッド３４を用いてカメラ外記憶装置２８にアクセスし
て、画像をセルサイト２６から装置１０へ送り戻し、そ
れを受信機４４でデコードして、ＣＰＵ４２を介してフ
レームバッファ５８へ送り、そこから局部ディスプレイ
に、この場合はＬＣＤディスプレイ２０に表示すること
ができる。

【００３６】フレームバッファ５８を双方向モードで使
用するか否かに関係なく、非常に軽量であると共に電池
電圧を節約することによって、装置自体を１０オンス以
下のパッケージで提供できる簡単な手持ち式カメラ／無
線電話が提供されることが理解されるであろう。そのよ
うな軽量で低電力消費の手持ち式装置を提供できること
は、無制限のカメラ外記憶装置と無線ネットワークの利
用によって手持ち式装置に記憶装置を設ける必要がない
ことによるものである。

【００３７】次に図２を参照すると、ＣＣＤカメラ１２
及びセル電話４０は、一体型装置１０の一部にすること
ができるＧＰＳ受信機７０、コンパス７２またはカメラ
姿勢センサ７４から送られたセル電話の位置等の様々な
入力を受け取ることができる。ＧＰＳ装置は、２．０バ
ーションでは緯度及び経度だけでなく、コンパスすなわ
ち進路方向を与えるＮＥＭＡ０１８３出力を生じること
は理解されるであろう。

【００３８】カメラ姿勢センサとして簡単な加速度計を
使用することによって、画像データだけでなく、手持ち
式装置の位置と共にそれの方位及びコンパス方向に関連
したデータがリンク２４でセルサイト受信機７６へ送り
戻される。記憶装置２８から読み出した時、この情報を
ディスプレイ３０及び写真作製装置へ送ることによっ
て、カメラ姿勢に関して、右側を上にして、または少な
くとも元のカメラと同じフレーミングで写真６２を作製
することができる。さらに、マップ作製装置８０に緯度
及び経度情報を与えると、ディスプレイはカメラ画像だ
けでなく、写真を撮った地点に照準を付けたマップも表
示することができる。

【００３９】図３を参照すると、ＣＰＵ４２を使用し
て、ＧＰＳ７０、コンパス７２及び姿勢センサ７４を制
御すると共に、ここでは４０でまとめた無線電話構成部
材に適当なコマンド及び制御信号を与えることができる
ことがわかる。ディスプレイ３０または写真作製装置３
２の出力を、方向、日付及び時間と共に緯度及び経度に
よる位置を直接印刷して表示した写真８２にすることが
できることがわかるであろう。同様に、８４で示されて
いるように、８６で示された写真画像をマップ８８と共
に示し、画像の位置を直接的にマップ８８上に照準９０
で表すことによって、写真を撮った時のカメラの位置を
表示することもできる。

【００４０】以上にこの発明の２、３の実施の形態と幾
つかの変更例を記載したが、上記説明は単に説明のため
のものであって制限的ではなく、例として挙げられてい
るだけであることは、当該技術の専門家には明らかであ
ろう。多くの変更及び他の実施の形態が、当該技術分野
において通常の技量を有する者の範囲内にあって、添付
の請求項またはそれの同等物だけによって制限される発
明の範囲内に入るものと見なされる。

【００４１】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高解
像度の写真をオンサイト記録するための電池式ポータブ
ルシステムであって、電子カメラと無線電話を含む一体
型手持ち式装置と、無線ネットワーク及びそれに接続さ
れたカメラ外記憶装置と、上記一体型手持ち式装置に内
蔵されていて、上記無線電話を含み、上記電子カメラの
出力を上記無線ネットワークで上記カメラ外記憶装置へ
伝送するための手段とを備えて、上記電子カメラによっ
てある位置で撮った高解像度写真をカメラ外に記憶でき
るようにすることによって、高解像度のためのカメラ内
記憶及び電力の必要量を最小限に抑えることができる。

【００４２】また、上記一体型手持ち式装置は、ＣＰＵ
を有し、さらに、該ＣＰＵを上記カメラ及び上記無線電
話に接続する手段を備えて、１つのＣＰＵで両機能を供
給するようにすることで、無線電話機能と撮像機能の両
者を制御できる。

【００４３】また、上記一体型装置側に設けられてそれ
の位置を感知するＧＰＳ受信機と、その位置を上記ＧＰ
Ｓ受信機から上記カメラ外記憶装置へ伝送してそれに記
憶できるようにする手段とをさらに備えることで、画像
だけでなく、画像の位置の記憶もできる。

【００４４】さらに、上記一体型手持ち式装置側の姿勢
センサと、該姿勢センサの出力を上記カメラ外記憶装置
へ伝送してそれに記憶できるようにする手段とをさらに
備えることで、カメラの姿勢によってカメラ角度又は方
位を捕らえることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 手持ち式無線電話／電子カメラを使用して、
局部発生画像を無線ネットワークでカメラ外記憶装置へ
伝送して表示及び写真作製を行うようにしたこの発明の
システムの概略的ブロック図である。

【図２】 オプションでＧＰＳ、コンパス及びカメラ姿
勢センサを用いて、その情報をカメラ外記憶装置へ無線
伝送し、カメラの姿勢及びカメラの視点に適したフォー
マットでの写真の作製と共にカメラ位置を表すマップの
作製に利用するようにした、図１のシステムのブロック
図である。

【図３】 図２のシステムのさらに詳細なブロック図で
あって、ＣＣＤカメラ、アナログ／デジタル変換器、フ
レームバッファ及びＣＰＵの使い方と、カメラ外記憶装
置から生成された合成出力を示している。

【符号の説明】

１０ 一体型手持ち式装置、１２ 電子カメラ、１８
無線電話、２４ 無線ネットワーク、２８ カメラ外記
憶装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597067574 201 ＢＲＯＡＤＷＡＹ， ＣＡＭＢＲＩ ＤＧＥ， ＭＡＳＳＡＣＨＵＳＥＴＴＳ 02139， Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 ジョン バラス アメリカ合衆国、カリフォルニア州、メン ロ・パーク、レキシントン・ドライブ 328

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 高解像度の写真をオンサイト記録するた
   めの電池式ポータブルシステムであって、 電子カメラと無線電話を含む一体型手持ち式装置と、 無線ネットワーク及びそれに接続されたカメラ外記憶装
   置と、 上記一体型手持ち式装置に内蔵されていて、上記無線電
   話を含み、上記電子カメラの出力を上記無線ネットワー
   クで上記カメラ外記憶装置へ伝送するための手段とを備
   えて、上記電子カメラによってある位置で撮った高解像
   度写真をカメラ外に記憶できるようにすることによっ
   て、高解像度のためのカメラ内記憶及び電力の必要量を
   最小限に抑える画像収集システム。
2. 【請求項２】 上記一体型手持ち式装置は、ディスプレ
   イを有し、さらに、該ディスプレイを上記カメラと上記
   無線電話の両方に接続する手段を備えていることによっ
   て、上記ディスプレイは、カメラのビューファインダ及
   び無線電話ディスプレイとして機能できる請求項１記載
   の画像収集システム。
3. 【請求項３】 上記カメラ外記憶装置側で上記無線ネッ
   トワークを使用して上記カメラ外記憶装置に記憶されて
   いる画像を上記一体型手持ち式装置へ伝送するための手
   段と、上記無線電話を含む上記一体型装置側で上記伝送
   された画像を上記ディスプレイ上に表すための手段とを
   さらに備えた請求項２記載の画像収集システム。
4. 【請求項４】 上記無線電話は、キーパッドを備え、さ
   らに、該キーパッドと上記無線電話とを接続して、上記
   一体型手持ち式装置へ伝送して表示すべく上記カメラ外
   記憶装置内の画像を選択するようにする手段を備えてい
   る請求項３記載の画像収集システム。
5. 【請求項５】 上記一体型手持ち式装置は、ＣＰＵを有
   し、さらに、該ＣＰＵを上記カメラ及び上記無線電話に
   接続する手段を備えて、１つのＣＰＵで両機能を供給す
   る請求項１記載の画像収集システム。
6. 【請求項６】 上記一体型装置側に設けられてそれの位
   置を感知するＧＰＳ受信機と、その位置を上記ＧＰＳ受
   信機から上記カメラ外記憶装置へ伝送してそれに記憶で
   きるようにする手段とをさらに備えた請求項１記載の画
   像収集システム。
7. 【請求項７】 上記位置は、上記電子カメラの出力の伝
   送と共に伝送される請求項６記載の画像収集システム。
8. 【請求項８】 上記カメラ外記憶装置に接続されて、上
   記電子カメラの記憶出力及び上記位置の表示の両方を表
   示する手段をさらに備えた請求項７記載の画像収集シス
   テム。
9. 【請求項９】 上記位置の上記表示は、位置記号を付け
   たマップを含む請求項８記載の画像収集システム。
10. 【請求項１０】 上記一体型手持ち式装置側の姿勢セン
    サと、該姿勢センサの出力を上記カメラ外記憶装置へ伝
    送してそれに記憶できるようにする手段とをさらに備え
    た請求項１記載の画像収集システム。
11. 【請求項１１】 上記カメラ外記憶装置に記憶されてい
    る画像を表示する手段と、この画像を上記記憶姿勢に従
    ってフォーマットする手段とをさらに備えた請求項１０
    記載の画像収集システム。