JPH10304133A - 相関二重サンプリング回路 - Google Patents

相関二重サンプリング回路

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JPH10304133A
JPH10304133A JP9111395A JP11139597A JPH10304133A JP H10304133 A JPH10304133 A JP H10304133A JP 9111395 A JP9111395 A JP 9111395A JP 11139597 A JP11139597 A JP 11139597A JP H10304133 A JPH10304133 A JP H10304133A
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JP9111395A
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Hideaki Kuranishi
英明 倉西
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相関二重サンプリング回路の出力の平衡信号送
出部を簡易に構成する。 【解決手段】CCDリニアイメージセンサの画素出力部
36pを構成する出力コンデンサ57をリセットパルス
Prによりリセットした後、第1のサンプルホールド回
路81により出力コンデンサ57に残存する電荷による
雑音電圧V1をサンプルホールドする。転送クロックC
Ktに応じて画素転送部から出力コンデンサ57に転送
されてきた電荷による信号電圧と雑音電圧を含む雑音・
信号合成電圧V2を第2のサンプルホールド回路82に
よりサンプルホールドする。第1および第2の差動増幅
器111、112により、各々S1=V1−V2=V
s、S2=V2−V1=−Vsの演算をして平衡信号S
1、S2を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、画像読
取装置に搭載されるCCDリニアイメージセンサに係
る、いわゆるリセット雑音を除去するための相関二重サ
ンプリング(CDS)回路に関し、一層詳細には、差動
出力を有する相関二重サンプリング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置は、例えば、原稿台上に載
せられた原稿に照明光を照射することにより、前記原稿
に担持された画像情報を含む光を、反射光または透過光
として集光光学系に導いた後、CCDリニアイメージセ
ンサにより光電的に読み取るように構成されている。
【0003】この場合、CCDリニアイメージセンサに
より原稿を主走査方向に読み取るとともに、前記原稿を
前記主走査方向と略直交する副走査方向に相対的に搬送
することで2次元的な画像情報を得ることができる。こ
の画像情報は、アナログ信号であり、前記CCDリニア
イメージセンサから出力される。
【0004】CCDリニアイメージセンサから出力され
るアナログ信号には、いわゆるリセット雑音が存在し、
このリセット雑音を除去するために、前記アナログ信号
は、周知の相関二重サンプリング回路に供給される。
【0005】相関二重サンプリング回路によりリセット
雑音の除去されたアナログ信号は、輪郭強調処理、階調
変換処理等の画像信号処理の容易化のために、A/D変
換器に供給され、そのA/D変換器により、一旦、デジ
タル信号に変換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像読取装
置等のCCDリニアイメージセンサが搭載される装置の
実装配置上の要請から、通常、前記相関二重サンプリン
グ回路と前記A/D変換器とは、離れた位置に配置され
る。
【0007】従来、相関二重サンプリング回路からA/
D変換器までの画像信号の供給(伝送)は、不平衡信号
で行われていた。
【0008】相関二重サンプリング回路とA/D変換器
との間の距離が長い場合であっても、伝送される画像信
号の分解能が低い場合には、その伝送中に外部雑音がの
っても、その外部雑音のレベルが問題となることが少な
い。
【0009】しかしながら、高品質の画像を得る目的
で、画像信号の分解能が高く設計されている場合には、
外部雑音のレベルが問題となる。
【0010】一般に、離れた位置にアナログ信号を伝送
する場合には、同相信号と逆相信号からなる平衡信号で
伝送する、いわゆる差動伝送とすることが外部からの同
相雑音等に対する影響を軽減できる点で好ましいとされ
ている。
【0011】差動伝送とするために、本願発明者等は、
図4に示すように、相関二重サンプリング回路の第1お
よび第2のサンプルホールド回路の出力V1と出力V2
からリセット雑音を除去するための減算増幅器2の出力
側に、差動ドライバ4を配置する構成としていた。差動
ドライバ4は、各々増幅度が値1の非反転増幅器6と反
転増幅器8とから構成されている。これにより、減算増
幅器2の出力側に現れるリセット雑音の除去された出力
(信号)Vs(Vs=V1−V2)に対応する非反転出
力(非反転増幅器6の出力:たとえば、同相信号)Vs
と、反転出力(反転増幅器8の出力:したがって、逆相
信号)−Vsとが発生され、平衡信号Vs、−Vsとし
て図示しない伝送線路を通じてA/D変換器に供給され
る。
【0012】この発明は、このような技術に関連してな
されたものであって、回路構成の簡素化された平衡信号
出力回路を有する相関二重サンプリング回路を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、CCDリニ
アイメージセンサを構成する出力電荷蓄積手段をリセッ
トした後に前記出力電荷蓄積手段に残存する電荷による
雑音電圧をサンプルホールドする第1のサンプルホール
ド回路と、転送クロックにより前記出力電荷蓄積手段に
転送されてきた電荷による信号電圧と前記雑音電圧を含
む雑音・信号合成電圧をサンプルホールドする第2のサ
ンプルホールド回路と、前記第1のサンプルホールド回
路の出力電圧が非反転入力端子に供給され、前記第2の
サンプルホールド回路の出力電圧が反転入力端子に供給
される第1の差動増幅器と、前記第1のサンプルホール
ド回路の出力電圧が反転入力端子に供給され、前記第2
のサンプルホールド回路の出力電圧が非反転入力端子に
供給される第2の差動増幅器とを備え、前記第1および
第2の差動増幅器の各々の出力信号を平衡伝送するよう
にしたことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、相関二重サンプリング
回路を構成する第1および第2のサンプルホールド回路
の出力側に接続した2つの差動増幅器により同相信号と
逆相信号からなる2つの出力信号、すなわち平衡信号を
得ることができる。
【0015】この場合、2つの差動増幅器の各々の非反
転入力端子と反転入力端子に供給される第1および第2
のサンプルホールド回路の出力電圧を入れ替えても同様
の作用が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れたカラー画像読取装置10の概略的構成を示してい
る。
【0018】カラー画像読取装置10は、基本的には、
画像読取部12と、平衡信号送出部14と、平衡信号伝
送線路部16と、平衡信号受入部18と、A/D変換部
20と、画像処理部22とから構成される。
【0019】画像読取部12には、画像情報が担持され
た原稿(透過原稿または反射原稿)Fが配置されてい
る。原稿Fは、副走査方向Yとこれに直交する主走査方
向(紙面と直交する方向)Xに広がりを有しており、2
次元的なカラー画像情報が担持されている。原稿Fが透
過原稿である場合には、主走査方向Xに延びる光源30
が点灯され、画像情報を有する透過光Lが得られる。一
方、原稿Fが反射原稿である場合には、主走査方向Xに
延びる光源31、32が点灯され、画像情報を有する反
射光Lが得られる。
【0020】画像情報を有する光Lは、ズームレンズを
含む結像光学系15を介し、3色分解プリズム34r
(rは赤色の意味)、34g(gは緑色の意味)、34
b(bは青色の意味)を通じて、CCDリニアイメージ
センサ(単に、イメージセンサともいう。)36r、3
6g、36b(代表して示すときには、符号を36とす
る。)に入射する。
【0021】イメージセンサ36は、周知のように、基
本的には、主走査方向Xに多数の光電変換画素(単に、
画素ともいう。)が直線状に連結された受光部と、この
受光部に沿って両側に形成された奇数画素転送部と偶数
画素転送部と、出力電荷蓄積手段としても機能するFD
A(フローティング ディフュージョン アンプ)等の
奇数画素出力部と偶数画素出力部とから構成されてい
る。
【0022】したがって、図示しない搬送機構により副
走査方向Yに搬送される原稿Fに対してイメージセンサ
36r、36g、36bにより主走査方向Xに画素が電
気的に主走査されることで、原稿Fに担持されたカラー
画像を色分解して、2次元的に読み取ることができる。
【0023】イメージセンサ36r、36g、36bか
ら各色毎に対応して出力される光電変換出力信号である
奇数画素信号(画素信号、奇数画像信号または画像信号
ともいう。)Soと偶数画素信号(画素信号、偶数画像
信号または画像信号ともいう。)Seとが、バッファ増
幅器41〜46を介して、平衡信号送出部14を構成す
る相関二重サンプリング回路51〜56に供給される。
【0024】図2は、平衡信号送出部14を構成する相
関二重サンプリング回路51の詳細な回路構成とその周
辺の回路構成を示している。
【0025】図2において、符号36pは、イメージセ
ンサ36rを構成し、模式的に描いた奇数画素出力部
(単に、画素出力部ともいう。)を示している。もちろ
ん、イメージセンサ36を構成する全ての奇数画素出力
部と偶数画素出力部は同一の構成である。
【0026】画素出力部36pは、FDAを模式的に表
す電荷蓄積手段としての出力コンデンサ57を有してい
る。図示していない奇数画素転送部から転送されてくる
画素信号(実際上は、画像情報を有する光Lに応じた電
荷)Soは、転送クロックCKtによりオンオフされる
ゲートスイッチ58を介して出力コンデンサ57に電荷
として蓄積され、かつバッファ増幅器60を介して出力
される。出力コンデンサ57には、その出力コンデンサ
57に蓄積された画素電荷を捨て去るための(放電する
ための)リセットパルスPrによりオンオフされるリセ
ットゲートスイッチ59が並列に接続されている。出力
コンデンサ57とリセットゲートスイッチ59の一端部
は基準電位に接続されている。
【0027】バッファ増幅器60の出力信号、換言すれ
ば、イメージセンサ36pの出力信号は、バッファ増幅
器41を介し出力信号(出力電圧または電圧ともい
う。)Vとして、マルチプレクサであるスイッチ61、
62の共通端子側に供給される。なお、この実施の形態
においては簡単のために、バッファ増幅器60の出力信
号の符号もVとする。
【0028】スイッチ61、62の固定端子側は、それ
ぞれ、相関二重サンプリング回路51を構成する第1の
サンプルホールド回路81と第2のサンプルホールド回
路82に接続されている。スイッチ61、62は、タイ
ミング発生器50から制御端子に供給されるサンプルホ
ールドパルスSp1、Sp2によりオンオフされる。
【0029】第1のサンプルホールド回路81は、ホー
ルドコンデンサ91とバッファ増幅器101と第1の差
動増幅器111とから構成され、第2のサンプルホール
ド回路82は、ホールドコンデンサ92とバッファ増幅
器102と第2の差動増幅器112とから構成されてい
る。ホールドコンデンサ91、92の一端部は基準電位
に接続されている。
【0030】バッファ増幅器101の出力(出力信号、
出力電圧または単に電圧ともいう。)V1、すなわち、
第1のサンプルホールド回路81の出力V1は、第1の
差動増幅器111の非反転入力端子に接続されるととも
に、第2の差動増幅器112の反転入力端子に接続され
る。一方、バッファ増幅器102の出力(出力信号、出
力電圧または単に電圧ともいう。)V2、すなわち、第
2のサンプルホールド回路82の出力V2は、第1の差
動増幅器111の反転入力端子に接続されるとともに、
第2の差動増幅器112の非反転入力端子に接続され
る。
【0031】第1および第2の差動増幅器111、11
2の出力信号S1、S2は、平衡信号伝送線路部16を
介してA/D変換器131〜136のある側のうち、平
衡信号受入部18(図1参照)を構成する差動増幅器1
21に伝送される。
【0032】実際上、図1から明らかなように、平衡信
号送出部14を構成する相関二重サンプリング回路51
〜56のそれぞれの出力平衡信号が、平衡信号伝送線路
部16を構成する個々の平衡信号伝送線路を介して、平
衡信号受入部18を構成する差動増幅器121〜126
のそれぞれに供給される。差動増幅器121〜126の
それぞれの出力信号が各A/D変換器131〜136に
供給され、A/D変換器131〜136によりデジタル
信号とされる。
【0033】デジタル信号とされた画像信号は、画像処
理部22に供給される。画像処理部22では、イメージ
センサ36を構成する画素の感度ばらつき補正処理、欠
陥画素補正処理、主走査収差倍率補正処理、階調変換処
理、その他、輪郭強調処理等の各種画像処理が行われ
る。
【0034】画像処理部22による画像処理後の画像信
号は、例えば、アナログ信号に変換され、映像信号とし
て図示しないCRTディスプレイに供給され、そのディ
スプレイ上に原稿Fに係る画像が再生される。また、前
記アナログ信号は、フイルム走査出力部に供給され、フ
イルム上に前記原稿Fに係る画像が形成されて、例え
ば、印刷製版の利用に供される。
【0035】次に、上記実施の形態の要部の動作につい
て、図3のタイミングチャートをも参照して説明する。
【0036】まず、図3Aに示す転送クロックCKtの
立ち下がり時点t1でゲートスイッチ58が閉状態から
開状態にされた後、その時点t1から時点t2までの間
でハイレベルとなるリセットパルスPr(図3B参照)
が発生し、このリセットパルスPrによりリセットゲー
トスイッチ59が閉じられることで、出力コンデンサ5
7に蓄えられていた前の画素に係る電荷がリセットゲー
トスイッチ59を通じて基準電位に放電される。
【0037】次いで、リセットパルスPrがハイレベル
からローレベルに遷移する時点t2において、リセット
ゲートスイッチ59が開状態とされる。この時点t2で
は、転送クロックCKtはローレベルになっており、転
送ゲートスイッチ58も開状態とされている。
【0038】時点t2〜時点t3の間で第1のサンプル
ホールドパルスSp1(図3C参照)がハイレベルとさ
れ、この期間t2〜t3において、スイッチ61が閉じ
られる。この期間t2〜t3において、他の全てのスイ
ッチ58、59、62は開かれている。したがって、こ
の期間t2〜t3において、出力コンデンサ57に蓄え
られている電荷、いわゆるリセット雑音に基づく電荷に
よる電圧が電圧V1(図3E、図3F参照)として、ホ
ールドコンデンサ91に蓄えられる。
【0039】次いで、時点t3でスイッチ61が開かれ
た後、時点t4において、転送クロックCKtがローレ
ベルからハイレベルに遷移して、転送ゲートスイッチ5
8が閉じられる。これにより、CCDリニアイメージセ
ンサ36rの受光部、電荷転送部から送出されてきた画
素信号Soが転送ゲートスイッチ58を介して転送され
電荷として、出力コンデンサ57に蓄えられる。
【0040】同時に、その時点t4〜時点t5の間で第
2のサンプルホールドパルスSp2(図3D参照)がハ
イレベルとされ、この期間t4〜t5において、スイッ
チ62が閉じられる。これにより、期間t4〜t5にお
いて、出力コンデンサ57に蓄えられているリセット雑
音に基づく電荷と信号電荷の合成電荷による電圧が電圧
(雑音・信号合成電圧)V2(図3E、図3F参照)と
して、ホールドコンデンサ92に蓄えられる。
【0041】そして、第2のサンプルホールドパルスS
p2がハイレベルからローレベルに遷移してから転送ク
ロックCKtがハイレベルからローレベルに遷移するま
での時点t5〜時点t6の間では、第1および第2の差
動増幅器111、112において、それぞれ、次の
(1)式および(2)式に基づく差演算が行われ、第1
および第2の差動増幅器111、112の出力にリセッ
ト雑音にもとづく電圧V1が取り除かれた信号分のみの
差信号S1、S2(図3G参照)が得られる。
【0042】 S1=V1−V2=Vs …(1) S2=V2−V1=−Vs …(2) この場合、差信号S1は、出力コンデンサ57に蓄えら
れる電圧V2の位相に対して逆相信号であり、差信号S
2は、同相信号である。
【0043】この同相信号S2と逆相信号S1とは、平
衡信号S1、S2として平衡信号伝送線路部16を通じ
て平衡信号受入部18を構成する差動増幅器121に伝
送される。平衡信号S1、S2として伝送しているの
で、たとえ、平衡信号伝送線路部16において同相で雑
音信号がのった場合においても、差動増幅器121によ
る同相信号除去作用によりその同相雑音信号は除去され
る。
【0044】このように上述した実施の形態によれば、
CCDリニアイメージセンサ36r、36g、36bの
各画素出力部36pを構成する出力コンデンサ57をリ
セットパルスPrによりリセットした後、出力コンデン
サ57に残存する電荷による雑音電圧V1を第1のサン
プルホールド回路81によりサンプルホールドする。ま
た、転送クロックCKtに応じて画素転送部から出力コ
ンデンサ57に転送されてきた電荷による信号電圧と雑
音電圧を含む雑音・信号合成電圧V2を第2のサンプル
ホールド回路82によりサンプルホールドする。そし
て、第1および第2の差動増幅器111、112によ
り、各々S1=V1−V2=Vs、S2=V2−V1=
−Vsを演算することで、平衡信号S1=Vs、S2=
−Vsを得る。
【0045】このように、この実施の形態によれば、図
4に示す、減算増幅器2と非反転増幅器6と反転増幅器
8の3つの集積回路(IC)により構成される平衡信号
発生器を2つのICで代替することができる。この場
合、図1に示すように、カラー画像読取装置10では、
通常、6チャンネル分の相関二重サンプリング回路51
〜56が必要となるので、6つのICを削除することが
できるという顕著な効果を達成する。
【0046】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、相関二重サンプリング回路を構成する第1および第
2のサンプルホールド回路の出力側に2つの差動増幅器
を接続することにより、その2つの差動増幅器から、リ
セット雑音等の除去されたCCDリニアイメージセンサ
を構成する各画素の信号成分のみからなる同相信号と逆
相信号、すなわち平衡信号を得ることができる。
【0048】そして、平衡信号を伝送することで、外部
雑音の影響の少ない伝送系を構成することができる。
【0049】さらにこの発明の効果を具体的に説明する
と、相関二重サンプリング回路から画素信号成分につい
て、同相信号成分と逆相信号成分とからなる平衡信号で
送出しようとする場合、減算増幅器に接続される非反転
増幅器と反転増幅器との3つの増幅器で構成しなければ
ならなかったのに対して、2つの差動増幅器で同相信号
成分と逆相信号成分とからなる平衡信号を送出すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用されたカラー画
像読取装置の概略的構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1例中、相関二重サンプリング回路の詳細な
構成を含む回路図である。
【図3】図2例の動作説明に供されるタイミングチャー
トであり、図3Aは、転送クロックの波形、図3Bは、
リセットパルスの波形、図3Cは、第1のサンプルホー
ルドパルスの波形、図3Dは、第2のサンプルホールド
パルスの波形、図3Eは、イメージセンサの出力電圧の
波形、図3Fは、リセット雑音電圧と雑音の信号合成電
圧の波形、図3Gは、差信号の波形を示している。
【図4】相関二重サンプリング回路の出力回路例を示す
回路図である。
【符号の説明】
10…カラー画像読取装置 12…画像読取部 14…平衡信号送出部 15…結像光学系 16…平衡信号伝送線路部 18…平衡信号受
入部 20…A/D変換部 22…画像処理部 30〜32…光源 36、36r、36g、36b…CCDリニアイメージ
センサ 36p…画素出力部 41〜46、60、101、102…バッファ増幅器 50…タイミング発生器 51〜56…相関
二重サンプリング回路 57…出力コンデンサ 58、59、6
1、62…スイッチ 81…第1のサンプルホールド回路 82…第2のサン
プルホールド回路 91、92…ホールドコンデンサ 121〜126…
差動増幅器 131〜136…A/D変換器 CKt…転送クロック Pr…リセットパ
ルス Sp1、Sp2…サンプルホールドパルス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCDリニアイメージセンサを構成する出
    力電荷蓄積手段をリセットした後に前記出力電荷蓄積手
    段に残存する電荷による雑音電圧をサンプルホールドす
    る第1のサンプルホールド回路と、 転送クロックにより前記出力電荷蓄積手段に転送されて
    きた電荷による信号電圧と前記雑音電圧を含む雑音・信
    号合成電圧をサンプルホールドする第2のサンプルホー
    ルド回路と、 前記第1のサンプルホールド回路の出力電圧が非反転入
    力端子に供給され、前記第2のサンプルホールド回路の
    出力電圧が反転入力端子に供給される第1の差動増幅器
    と、 前記第1のサンプルホールド回路の出力電圧が反転入力
    端子に供給され、前記第2のサンプルホールド回路の出
    力電圧が非反転入力端子に供給される第2の差動増幅器
    とを備え、 前記第1および第2の差動増幅器の各々の出力信号を平
    衡伝送するようにしたことを特徴とする相関二重サンプ
    リング回路。
  2. 【請求項2】CCDリニアイメージセンサを構成する出
    力電荷蓄積手段をリセットした後に前記出力電荷蓄積手
    段に残存する電荷による雑音電圧をサンプルホールドす
    る第1のサンプルホールド回路と、 転送クロックにより前記出力電荷蓄積手段に転送されて
    きた電荷による信号電圧と前記雑音電圧を含む雑音・信
    号合成電圧をサンプルホールドする第2のサンプルホー
    ルド回路と、 前記第1のサンプルホールド回路の出力電圧が反転入力
    端子に供給され、前記第2のサンプルホールド回路の出
    力電圧が非反転入力端子に供給される第1の差動増幅器
    と、 前記第1のサンプルホールド回路の出力電圧が非反転入
    力端子に供給され、前記第2のサンプルホールド回路の
    出力電圧が反転入力端子に供給される第2の差動増幅器
    とを備え、 前記第1および第2の差動増幅器の各々の出力信号を平
    衡伝送するようにしたことを特徴とする相関二重サンプ
    リング回路。
JP9111395A 1997-04-28 1997-04-28 相関二重サンプリング回路 Pending JPH10304133A (ja)

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JP (1) JPH10304133A (ja)

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