JPH10303952A - 車載用走行データ収録システム - Google Patents

車載用走行データ収録システム

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JPH10303952A
JPH10303952A JP11882297A JP11882297A JPH10303952A JP H10303952 A JPH10303952 A JP H10303952A JP 11882297 A JP11882297 A JP 11882297A JP 11882297 A JP11882297 A JP 11882297A JP H10303952 A JPH10303952 A JP H10303952A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体に巡る配線を削減すると同時に、それら
配線の脱着も容易にしたこと。 【解決手段】 複数のノードA,B,Cにそれぞれ2つ
のコネクタを装備し、これらコネクタを介して、電源5
3と第1のノードAとを接続する電源ケーブル1と、第
nのノードBと第n+1のノードCを接続するネットワ
ークケーブル2とを着脱自在に備え、電源ケーブル1に
は、電源線54の一部と信号線51の終端抵抗52を備
え、ネットワークケーブル2には、電源線54の一部と
信号線51の一部を備え、電源ケーブル1及びネットワ
ークケーブル2が接続されたときに、信号線51が全体
としてバス型ネットワークを構成すると共に、電源線5
4が複数のノードに電力を供給するように、各ノードに
装備された2つのコネクタが信号線51の一部及び電源
線54の一部をもって結線されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用走行データ
収録システムに係り、特に、走行データの計測装置や記
録装置を車載し、これらをネットワークを介して接続す
ることで構成され、車両走行中の走行データ(エンジン
回転数等)をリアルタイムに計測し記録する車載用走行
データ収録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図8に示す。この図8におい
て、走行データの計測装置や記録装置等に相当するネッ
トワーク上のノードA,ノードB,ノードCは、10B
ase−2の規格による信号線51を介し相互に接続さ
れ、バス型のネットワークが構成されている。ここで、
符号52は、ネットワークの終端抵抗を示す。実際の製
品において終端抵抗52は、図のようにネットワークの
両端に接続されたノードA,ノードBの筐体内部に着脱
自在に装備されている。
【0003】また、各ノードA,B,Cには、単一の電
源53から動作用電力が供給されている。各ノードA,
B,Cの電源端子は、専用の電源線54によって電源5
3と並列に接続されている。これらの各ノードA,B,
C及び電源53は、例えば自動二輪車に搭載され機能す
る。車に搭載され機能する。
【0004】図9は、上記ノードの1つである走行デー
タの計測装置55を自動二輪車に搭載した状態を示す。
計測装置55は、フロント・ホイール回転数、リア・ホ
イール回転数、フロント・サスペンション変位、リア・
サスペンション変位、エンジン回転数、スロットル開
度、エンジン冷却水の温度等の走行データを車両の走行
中においてリアルタイムに検出するもので、これらの検
出に必要な種々のセンサがそれぞれ独立したセンサハー
ネス56を介して複雑に接続されている。
【0005】図10は、計測装置55とセンサハーネス
56との接続部を示す。計測装置55の側面には、セン
サ数に応じた複数の信号入力端子57が予め設けられて
いる。信号入力端子57には、センサハーネス56のワ
イヤをネジ止めして固定するようになっている。
【0006】そして、車両の走行中は、各種センサにて
検出された走行データが計測装置55において取得さ
れ、この走行データが、上述したネットワークを介して
他のノードである記録装置に受信される。記録装置に
は、ハードディスク等が搭載されており、これに走行デ
ータが順次蓄積されてゆく。走行終了後は、ネットワー
クに、新たに他のノードとしてデータ回収装置が接続さ
れ、記録装置に蓄積された走行データがダウンロードさ
れる。こうして、車載用走行データ収録装置は、自動二
輪車等の走行性能を評価する等の目的で利用されるもの
である。各ノードはネットワークを介して接続されてい
るため、新たな機能を提供するノードの拡張性に優れて
いる。本従来例については、更に特開平8−33115
7号公報等に詳しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、以下の不都合をも内在するものであった。
【0008】第1に、図8及び図12のように3つのノ
ードが接続された状態から、図11(1)及び図13に
示すように、ネットワークの一端にノードDを増設する
場合、電源53からの電源線を延長してノードDに接続
し、ネットワークの信号線51を延長してノードDに接
続し、更に、それまでノードCの筐体に装着されていた
ネットワークの終端抵抗52をはずしたうえ新たにノー
ドDに装着し直さなければならなかった。実際には、各
ノードが車両上の重量バランスを考慮した最適位置に分
散配置されているので、各ノード間を結ぶ配線も複雑な
ルートで配設されており、これらの脱着作業は容易では
なく、また、信号線の長さについても他のノードの配設
位置との関連で十分に考慮する必要があった。
【0009】また、図11(2)のように、新たなノー
ドDを既存のノードB,Cの間に接続する場合、ノード
Cの電源線と信号線とをはずし、そこにノードDを接続
し、更に、電源線54と信号線51とを延長して、その
先にノードCを接続し直さなければならなかった。かか
る作業も上述と同様に多大な労力を要するものであっ
た。
【0010】第2に、車体に巡らされたセンサハーネス
も含め、複数の配線が車体の動作に多少なりとも制限を
加えるため、車両の走行性能を適切に評価するために
は、配線数が少ない方が望ましかった。また、センサハ
ーネスは、車体と擦れて銅線が露出する不都合もあっ
た。更に、計測装置を車体から取り外す場合は、全ての
センサハーネスを1本1本取り去らなければならず、煩
雑であった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、車体に巡る配線を削減すると同時に、
それら配線の脱着も容易にした車載用走行データ収録シ
ステムを提供することを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電源と、走行データを計測
する計測装置としてのノードを含み電源から電力を供給
して動作する複数のノードと、これら複数のノードをバ
ス型ネットワークに接続する信号線と、複数のノードを
電源に接続する電源線と、バス型ネットワークの終端抵
抗とを、車両上に搭載して成る。このうち、複数のノー
ドには、それぞれ2つのコネクタが装備されている。ま
た、これらのコネクタを介して、電源と第1のノードと
を接続する電源ケーブルと、第nのノードと第n+1の
ノードを接続するネットワークケーブルとを着脱自在に
備えている(nは自然数、以下同じ)。また、電源ケー
ブルには、電源線の一部と信号線の終端抵抗を備え、ネ
ットワークケーブルには、電源線の一部と信号線の一部
を備えている。そして、電源ケーブル及びネットワーク
ケーブルが接続されたときに、信号線が全体としてバス
型ネットワークを構成すると共に、電源線が複数のノー
ドに電力を供給するように、各ノードに装備された2つ
のコネクタが信号線の一部及び電源線の一部をもって結
線されている、という構成を採っている。
【0013】本発明では、例えば、第3のノードを、第
2のノードと第4のノードの間に増設したい場合には、
これらを接続しているネットワークケーブルの一端を外
して第3のノードに接続し、この第3のノードの他方の
コネクタから新たに用意したネットワークケーブルを先
ほど外したコネクタに接続する。
【0014】請求項2記載の発明では、第n+1のノー
ドに接続するデータ回収用ケーブルと、このデータ回収
用ケーブルの第n+1のノードに接続されない側のコネ
クタを覆うと共に当該コネクタと電気的に接続されるコ
ネクタキャップとを着脱自在に設けている。また、デー
タ回収用ケーブルには、信号線の一部を備えると共に、
コネクタキャップに、信号線の終端抵抗を備えた、とい
う構成を採っている。
【0015】本発明では、データ回収装置を接続する場
合、コネクタキャップを外して、そこに、ネットワーク
ケーブルを介し、終端抵抗が内蔵されたデータ回収装置
を接続する。
【0016】請求項3記載の発明では、車両の前部から
後部にわたる所定位置に配設され当該車両の各種の走行
データを検出する複数のセンサと、これら複数のセンサ
による検出信号を受信するノードと、このノードと複数
のセンサとを個別に接続する複数のセンサハーネスとを
含む。このうち、センサハーネスを、車両の前部に導か
れるものと車両の後部に導かれるものとに分け、それぞ
れを車両前部に導かれる前部用ケーブルと車両後部に導
かれる後部用ケーブルとに挿通し2本に束ねると共に、
当該センサハーネスのセンサに接続されない側を、各ケ
ーブルのコネクタピンに接続した。また、ノードには、
前部用ケーブルと後部用ケーブルとを個別に接続する2
つのコネクタを設けた、という構成を採っている。
【0017】本発明では、ノードのコネクタに、前部用
ケーブルのコネクタと、後部用ケーブルのコネクタを接
続すると、センサの接続が完了する。一方、ノードから
前部用ケーブルと後部用ケーブルを外せば、ノードはセ
ンサから切り放される。
【0018】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7に基づいて説明する。
【0020】図1において、車載用走行データ収録シス
テムは、3つのノードA,B,Cと、電源53を含んで
構成される。各ノードA,B,Cは、電源ケーブル1,
ネットワークケーブル2,又はデータ回収用ケーブル3
を接続可能な同一構造のコネクタをそれぞれ2つずつ備
えている。
【0021】本実施形態において、電源53とノードA
は、電源ケーブル1により接続されている。また、ノー
ドAとノードB、及びノードBとノードCは、ネットワ
ークケーブル2で接続されている。更に、ノードCのも
う1つのコネクタには、データ回収用ケーブル3が接続
され、このデータ回収用ケーブル3の他端に、コネクタ
キャップ4が取り付けられている。
【0022】電源ケーブル1の内部には、正負の2本の
電源線54が挿通されている。図2(a)は、電源ケー
ブル1のコネクタ11を示す。コネクタ11の内部に
は、正負の電源線54が個別に接続された2つの電源線
端子11aと、2つの信号線端子11bとが設けられて
いる。このうち、2つの信号線端子11bの間には終端
抵抗52が接続されている。
【0023】一方、ネットワークケーブル2の内部に
は、2本の電源線54と、2本の信号線51が挿通され
ている。図2(b)は、ネットワークケーブル2のコネ
クタ21を示す。コネクタ21の内部には、電源線54
が接続された2つの電源線端子21aと、信号線51が
接続された2つの信号線端子21bとが設けられてい
る。このコネクタ21は、ネットワークケーブル2の一
端と他端にそれぞれ設けられている。
【0024】図2(c)は、コネクタキャップ4の構成
を示す。コネクタキャップ4の内部には、開放された2
つの電源線端子4aと、終端抵抗52で短絡された2つ
の信号線端子4bとが設けられている。また、コネクタ
キャップ4の外装には、防塵及び防水性の材料が採用さ
れ、データ回収用ケーブルのコネクタを錆や酸化から防
護するようになっている。
【0025】また、データ回収用ケーブル3は、内部に
2本の電源線54と、2本の信号線51が挿通され、一
端にネットワークケーブル2と同一のコネクタ21が設
けられ、他端には、コネクタキャップ4と結合可能な雌
コネクタ31が取り付けられている(図示略)。
【0026】各ノードA,B,Cのコネクタもデータ回
収用ケーブルの雌コネクタ31と同一に構成されてい
る。この各ノードA,B,Cに2つずつ装備された雌コ
ネクタは、当該ノードの筐体内部で結線されている。具
体的には、極性を同じくする信号線端子受け同士と、極
性を同じくする電源線端子受け同士が、それぞれ接続さ
れている。各ノードA,B,Cは、この筐体内部の結線
部分から、ネットワーク上の信号の送受と、電源電圧の
取得を行うことができるようになっている。即ち、図1
のように、各ノードA,B,Cがデイジーチェイン接続
された状態では、信号線51全体としてバス型のネット
ワークが構成されるようになっている。また、図1の接
続状態において、電源線54は、各ノードを電源53に
対し並列に接続した状態になっている。このため、各ノ
ードA,B,Cは、機能的には従来例と同一の車載用走
行データ収録システムとして動作する。
【0027】次に、上記構成に対しノードDを増設する
場合の手順について説明する。ここでは、ノードDが、
データ回収装置であるとする。データ回収装置は、ネッ
トワーク上の記録装置(例えばノードA)から走行デー
タを受信し、走行性能の解析に供する端末装置であっ
て、筐体内には動作用電源を持たず、外部から電力を供
給して動作するようになっている。ノードDは、他のノ
ードA,B,Cと同一の雌コネクタを1つ備えており、
そのうちの2つの信号線端子受けを短絡する終端抵抗5
2を有する。ネットワーク上の信号は、この終端抵抗5
2の手前から分岐して取り出すことができるように構成
されている。このノードDの雌コネクタには、予めネッ
トワークケーブル2の一端が接続されている。上述した
ようにネットワークケーブル2の両端を成すコネクタ
は、雄コネクタである。そこで、ノードDをネットワー
クに接続する場合には、まずコネクタキャップ4を外
し、これにより露出したシステム側の雌コネクタにノー
ドDと予め接続されているネットワークケーブル2の雄
コネクタを接続すれば良い。
【0028】これにより、ノードDは、電源53から動
作用電力の供給を受けることができる状態になると共
に、ノードA,B,Cと同様にバス型ネットワーク上の
1つのノードとして信号の送受を行うことができる。こ
のとき、ノードD内部の終端抵抗は、ネットワーク線路
の終端抵抗として機能する。従って、コネクタキャップ
4を外してデータ回収装置を接続するだけで走行データ
のダウンロードを行うことができるので、作業を容易か
つ迅速、確実に行うことができる。また、データ回収装
置を取り外した後は、コネクタキャップ4を忘れずに取
り付ければ、正しい位置に終端抵抗を取り付けたことに
なるので、作業者は、終端抵抗の存在を全く意識する必
要がない。
【0029】この他、ノードA,B,Cと同様に雌コネ
クタを2つ有するノードEを、例えばノードAとノード
Bの間に増設したい場合には、これらを接続しているネ
ットワークケーブル2の一端を外してノードEに接続
し、ノードEの他方のコネクタから新たに用意したネッ
トワークケーブル2を先ほど外したコネクタに接続する
だけで良い。これにより、ノードEは、電源の供給と、
信号の送受が可能となる。
【0030】これを視覚的に示せば、図4から図5への
変化となる。先にも述べたように、各ノードは、車両上
において重量バランスに応じて分散配置されているの
で、複雑に配線されたケーブルの数が削減されると、ケ
ーブルの接続変更を伴う作業は容易となる。
【0031】次に、ノードの1つである計測装置と、こ
の計測装置に接続され各種の走行データを検出する複数
のセンサとの接続形態を図6及び図7を参照して説明す
る。本実施形態では、車両の前部から後部にわたり多数
配設されたセンサを、車両の略中央より前部に配設され
たセンサ群と、後部に配設されたセンサ群とに分けて考
え、各センサ群毎に、センサハーネスを束ねた接続ケー
ブルを用意した。
【0032】図6において、計測装置5の筐体側面に
は、前部用センサコネクタ6と、後部用センサコネクタ
7が一つずつ設けられている。これらのコネクタ6,7
は、複数のピンを有し、各ピンが図10に示した従来例
の信号入力端子57に相当する構成となっている。従っ
て、前部用センサコネクタ6に接続された前部用ケーブ
ル8と、後部用センサコネクタ7に接続された後部用ケ
ーブル9の内部には、各センサと接続される複数のセン
サハーネスが挿通されている。そして、各ケーブル8,
9は、図7に示すように、接続されるべきセンサの近傍
において、対応するセンサハーネスが順々に分岐され、
各センサまでの配線が成されている。
【0033】このようにすると、計測装置5から各セン
サまでの接続を整然と行うことができ、ケーブルの配設
作業や除去作業を容易に行うことができる。特に、計測
装置5を車両から取り外す場合には、前部用センサコネ
クタ6と、後部用センサコネクタ7との2つを外せば済
むので、従来例のように、センサ1つ1つのハーネスを
取り外す作業に比べ格段に作業効率が向上する。また、
計測装置を取り付ける場合にも、コネクタを正しく接続
することで、各センサが所定のピンに接続されるので、
ハーネスを1本1本接続する場合に生じ易い接続ミスも
防止することができる。更に、各センサまでの1本1本
の細いハーネスも、ケーブルの被覆によって保護されて
いるので、車体と擦れてハーネスの銅線がむき出しにな
る等の不都合を有効に防止することができる。
【0034】ここで、本発明は、あらゆるバス型の車載
用ネットワークシステムに適用することが可能なもので
ある。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、各ノードに接続される電源線と
信号線を単一のケーブル内にまとめたので、配線数を削
減することができ、ノードの増設作業や分離作業を容易
に行うことができる。この際、ケーブルの接続は、ノー
ドに設けられたコネクタに対し、デイジーチェイン接続
となるように行えば良いので、既存のノード間に新たな
ノードを増設する場合でも、接続を容易かつ迅速、確実
に行うことができる。また、電源ケーブルに終端抵抗を
内蔵したので、電源ケーブルを接続すべきノードを意識
せずに電源ケーブルを接続することができる。
【0036】請求項2記載の発明では、コネクタキャッ
プに終端抵抗を内蔵したので、電源ケーブルに終端抵抗
を内蔵したことと相俟って、ノードの接続順を全く意識
せずにデイジーチェイン接続を行っても、正常なバス型
ネットワークが確実に構築される。また、コネクタキャ
ップを外し、予め終端抵抗が内蔵されたデータ回収装置
を接続するという一連の作業の中で、終端抵抗の存在を
意識することなく、データ回収装置による走行データの
ダウンロードを容易、迅速、確実に行うことができる。
また、データ回収装置を取り外した後も、コネクタキャ
ップを元の位置に取り付ければ、終端抵抗を意識せず
に、元の通常のネットワーク形態に戻すことができる。
【0037】請求項3記載の発明では、ノードに2本の
ケーブルを接続すれば全てのセンサとの接続が完了し、
また、2本のケーブルを抜けば全てのセンサとの接続状
態が解除されるので、当該ノードの取り付けや取り外し
を容易、迅速、確実に行うことができ、整備性の向上を
図ることができる。また、ケーブルは、車両の前部用と
後部用に分けたので、センサまでの配線を無理なく行う
ことができる。更に、センサハーネスがケーブルの被覆
によって保護されるので、車体との擦れによって銅線が
むき出しになる等の不都合を防止することができる。ま
た、ノードのセンサ接続部を2つのコネクタに集約する
ことで、当該ノードの筐体自体の小型化を図ることが可
能となり、小型車両(二輪車)への積載が更に好適とな
る、という従来にない優れた車載用走行データ収録シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】コネクタの構成を示す概略断面図であり、図2
(a)は電源ケーブルのコネクタ、図2(b)はネット
ワークケーブルのコネクタ、図2(c)はコネクタキャ
ップのコネクタを示す。
【図3】ノードの増設手順を説明する図である。
【図4】ノードの増設前の状態を示す状態図である。
【図5】ノードの増設後の状態を示す状態図である。
【図6】センサコネクタの接続状態を示す斜視図であ
る。
【図7】前部用ケーブルと後部用ケーブルの配線状態を
示す状態図である。
【図8】従来例を示す構成図である。
【図9】従来のセンサハーネスの接続状態を示す状態図
である。
【図10】従来のセンサハーネスの接続部を示す斜視図
である。
【図11】従来のノードの増設手順を説明する図であっ
て、図11(a)はネットワーク端に増設した場合、図
11(b)はノード間に増設した場合をそれぞれ示す。
【図12】従来のノード増設前の状態図である。
【図13】従来のノード増設後の状態図である。
【符号の説明】
1 電源ケーブル 2 ネットワークケーブル 3 データ回収用ケーブル 4 コネクタキャップ 4a,11a,21a 電源線端子 4b,11b,21b 信号線端子 5 計測装置(受信装置) 6 前部用センサコネクタ 7 後部用センサコネクタ 8 前部用ケーブル 9 後部用ケーブル 11 電源ケーブルのコネクタ 21 ネットワークケーブルのコネクタ 31 データ回収用ケーブルのコネクタ A,B,C ノード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、 走行データを計測する計測装置としてのノードを含み前
    記電源から電力を供給して動作する複数のノードと、 これら複数のノードをバス型ネットワークに接続する信
    号線と、 前記複数のノードを前記電源に接続する電源線と、 前記バス型ネットワークの終端抵抗と、 を車両上に搭載して成る車載用走行データ収録システム
    において、 前記複数のノードにそれぞれ2つのコネクタを装備し、 これらコネクタを介して、 前記電源と第1のノードとを接続する電源ケーブルと、
    第nのノードと第n+1のノードを接続するネットワー
    クケーブルとを着脱自在に備え(nは自然数、以下同
    じ)、 前記電源ケーブルには、前記電源線の一部と前記信号線
    の終端抵抗を備え、 前記ネットワークケーブルには、前記電源線の一部と前
    記信号線の一部を備え、 前記電源ケーブル及びネットワークケーブルが接続され
    たときに、前記信号線が全体としてバス型ネットワーク
    を構成すると共に、前記電源線が前記複数のノードに電
    力を供給するように、前記各ノードに装備された2つの
    コネクタが前記信号線の一部及び前記電源線の一部をも
    って結線されていることを特徴とした車載用走行データ
    収録システム。
  2. 【請求項2】 前記第n+1のノードに接続するデータ
    回収用ケーブルと、このデータ回収用ケーブルの前記第
    n+1のノードに接続されない側のコネクタを覆うと共
    に当該コネクタと電気的に接続されるコネクタキャップ
    とを着脱自在に設け、 前記データ回収用ケーブルには、前記信号線の一部を備
    えると共に、 前記コネクタキャップに、前記信号線の終端抵抗を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の車載用走行データ収
    録システム。
  3. 【請求項3】 車両の前部から後部にわたる所定位置に
    配設され当該車両の各種の走行データを検出する複数の
    センサと、これら複数のセンサによる検出信号を受信す
    るノードと、このノードと前記複数のセンサとを個別に
    接続する複数のセンサハーネスとを含む車載用走行デー
    タ収録システムにおいて、 前記センサハーネスを、車両の前部に導かれるものと車
    両の後部に導かれるものとに分け、それぞれを車両前部
    に導かれる前部用ケーブルと車両後部に導かれる後部用
    ケーブルとに挿通し2本に束ねると共に、当該センサハ
    ーネスの前記センサに接続されない側を、各ケーブルの
    コネクタピンに接続し、 前記ノードには、前記前部用ケーブルと後部用ケーブル
    とを個別に接続する2つのコネクタを設けたことを特徴
    とする車載用走行データ収録システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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