JPH10302040A - 薄型電子機器の製法および薄型電子機器 - Google Patents

薄型電子機器の製法および薄型電子機器

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JPH10302040A
JPH10302040A JP11283197A JP11283197A JPH10302040A JP H10302040 A JPH10302040 A JP H10302040A JP 11283197 A JP11283197 A JP 11283197A JP 11283197 A JP11283197 A JP 11283197A JP H10302040 A JPH10302040 A JP H10302040A
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sheet
resin
mounting
adhesive
electronic device
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JP11283197A
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Shigeru Yamaguchi
滋 山口
Tadao Hirakawa
忠夫 平川
Shinpei Yoshioka
心平 吉岡
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Toshiba Corp
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    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は表面に傷が付く不良品の発生を招
くことなくICカ−ドを製造するための薄型電子機器の
製法を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数のシ−トを貼り合わせて形成される
ICカ−ドの製法において、実装シ−ト11に穿設され
たデバイス孔13にICチップ12を実装しそのICチ
ップを熱硬化性の樹脂26で封止する実装工程と、上記
実装シ−トの一方の面と他方の面とにそれぞれ外装シ−
ト32、33を接着剤43によって貼り合わせる貼り合
わせ工程と、上記接着剤を硬化させて上記実装シ−トと
上記外装シ−トとを接着固定する固着工程と、接着固定
された上記実装シ−トと外装シ−トから所定形状の上記
ICカ−ドを打ち抜く打ち抜き工程とを具備したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は貼り合わされた複
数のシ−トから打ち抜かれて形成される薄型電子機器の
製造方法および薄型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、薄型電子機器として電子部品であ
るICチップが内蔵されたICカ−ドが種々の分野で使
用されている。このようなICカ−ドは、樹脂製の実装
シ−トにICチップを実装してからそのICチップを樹
脂封止し、その実装テ−プに外装シ−トを接合固定した
のち、これらシ−トから所定形状の上記ICカ−ドが打
ち抜き形成される。
【0003】上記構成のICカ−ドを製造する場合、実
装シ−トと外装シ−トとが高強度で接合固定されている
ことが要求される。従来、上記実装シ−トと外装シ−ト
とを接合固定するには、どちらか一方のシ−トに接着剤
を塗布しておき、2枚のシ−トを貼り合わせたのち、こ
れらシ−トを加圧することで、所定の接合強度を得るよ
うにしていた。
【0004】接合された2枚のシ−トを加圧するには、
通常、加圧ロ−ラが用いられる。その場合、上記シ−ト
の外面や加圧ロ−ラの外周面にゴミが付着していると、
そのゴミが上記加圧ロ−ラによって上記シ−トの外面に
強く押し付けられることになるから、そのシ−トの外面
に傷が付くということがあった。上記シ−トの外面には
予め種々の文字や絵柄などが印刷されている場合があ
り、そのような場合には印刷状態が損なわれることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の薄
型電子機器としてのICカ−ドは、実装シ−トと外装シ
−トとを接合固定する際、どちらか一方の面に接着剤を
塗布しておき、これらシ−トを貼り合わせてから加圧す
ることで所定の接合強度を得るようにしていたので、加
圧時に加圧ロ−ラと上記シ−トの外面との間にゴミが介
在していると、そのゴミによってシ−トの外面を傷付け
るということがあった。この発明は、接合された複数の
シ−トに強い加圧力を加えずにすむようにした薄型電子
機器の製法および薄型電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のシ−トを貼り合わせて形成される薄型電子機器の製法
において、実装シ−トに穿設されたデバイス孔に電子部
品を実装しその電子部品を樹脂封止する実装工程と、上
記実装シ−トの一方の面と他方の面とにそれぞれ外装シ
−トを接着剤によって貼り合わせて所定厚さのラミネ−
ト体を形成する貼り合わせ工程と、上記接着剤を硬化さ
せて上記実装シ−トと上記外装シ−トとを接着固定する
固着工程と、接着固定された上記実装シ−トと外装シ−
トから所定形状の上記薄型電子機器を打ち抜く打ち抜き
工程とを具備したことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、複数のシ−トを貼り合
わせて形成される薄型電子機器の製法において、実装シ
−トに電子部品を実装しその電子部品を樹脂封止する実
装工程と、上記実装シ−トの搬送に同期して上記実装シ
−トに外装シ−トを接着剤によって貼り合わせて所定厚
さのラミネ−ト体を形成する貼り合わせ工程と、上記接
着剤を硬化させて上記実装シ−トと上記外装シ−トとを
接着固定する固着工程と、接着固定された上記実装シ−
トと外装シ−トから所定形状の上記薄型電子機器を打ち
抜く打ち抜き工程とを具備したことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、複数のシ−トを貼り合
わせて形成される薄型電子機器の製法において、実装シ
−トに穿設されたデバイス孔に電子部品を実装しその電
子部品を接着性を有する樹脂で樹脂封止する実装工程
と、上記実装シ−トの搬送に同期して上記実装シ−トの
接着性を有する樹脂で封止された面に外装シ−トを貼り
合わせて所定厚さのラミネ−ト体を形成する貼り合わせ
工程と、このラミネ−ト体を所定寸法に打ち抜く打ち抜
き工程とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の発明において、上記実装工程におい
て、樹脂には流動性を制限する材料が添加されているこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記実装工程において用いられる樹脂は、熱あるい
は紫外線によって硬化する樹脂であることを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項1または請求項2の発明
において、上記貼り合わせ工程で用いられる接着剤は、
熱あるいは紫外線によって硬化する樹脂であることを特
徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項2の発明におい
て、上記実装工程は、あらかじめ所定の大きさの保持シ
−ト片に取付けられた電子部品を、この保持シ−ト片と
ともに上記実装シ−トに実装することを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、デバイス孔に電子部品
が係止され所定方向へ搬送されている実装シ−トの両面
に対し、所定位置で上記実装シ−トの搬送に同期して外
装シ−トを貼り合わせて所定厚さのラミネ−ト体を形成
する貼り合わせ工程と、この貼り合わせ工程で形成され
たラミネ−ト体を所定寸法に打ち抜く打ち抜き工程とを
有することを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、複数のシ−ト片を貼り
合わせて形成される薄型電子機器において、デバイス孔
を有し、そのデバイス孔に電子部品が装着されていると
ともにその電子部品が樹脂封止された実装シ−ト片と、
この実装シ−ト片の一方の面と他方の面とにそれぞれ接
着剤で貼り合わされてラミネ−ト体を形成する外装シ−
ト片とを有することを特徴とする。
【0014】請求項10の発明は、複数のシ−ト片を貼
り合わせて形成される薄型電子機器において、電子部品
が実装されるととともにその電子部品が樹脂封止された
実装シ−ト片と、この実装シ−ト片の樹脂封止された面
に接着剤によって貼り合わされてラミネ−ト体を形成す
る外装シ−ト片とを有することを特徴とする。
【0015】請求項11の発明は、複数のシ−ト片を貼
り合わせて形成される薄型電子機器において、デバイス
孔を有し、そのデバイス孔に電子部品が装着されている
とともにその電子部品が接着性を有する樹脂で樹脂封止
された実装シ−ト片と、この実装シ−ト片の一方の面と
他方の面とにそれぞれ上記接着性を有する樹脂によって
貼り合わされてラミネ−ト体を形成する外装シ−ト片と
を有することを特徴とする。
【0016】請求項12の発明は、複数のシ−ト片を貼
り合わせて形成される薄型電子機器において、電子部品
が装着されているとともにその電子部品が接着性を有す
る樹脂で樹脂封止された実装シ−ト片と、この実装シ−
ト片の接着性を有する樹脂で樹脂封止された面に上記接
着性を有する樹脂によって貼り合わされてラミネ−ト体
を形成する外装シ−ト片とを有することを特徴とする。
【0017】請求項1の発明によれば、三層シ−ト構造
の薄型電子機器を製造する場合に、実装シ−トに対して
外装シ−トを接着剤で貼り合わせ所定の厚さのラミネ−
ト体を形成し、ついでその接着剤を硬化させることで各
シ−トを接合固定するため、貼り合わされたシ−トに大
きな加圧力を加えずに、これらシ−トを強固に接合固定
でき、しかも電子部品がデバイス孔に設けられるため、
全体を薄型化することができる。
【0018】請求項2の発明は、複数層シ−ト構造の薄
型電子機器を製造する場合に、実装シ−トに対して外装
シ−トを接着剤で貼り合わせて所定厚さのラミネ−ト体
を形成し、ついでその接着剤を硬化させることで各シ−
トを接合固定するため、貼り合わされたシ−トに大きな
加圧力を加えずに、これらシ−トを強固に接合固定でき
る。
【0019】請求項3の発明によれば、実装シ−トのデ
バイス孔に実装された電子部品を接着性を有する樹脂で
樹脂で樹脂封止し、その樹脂を利用して外装シ−トを貼
り合わせるため、電子部品の樹脂封止と外装シ−トの貼
り合わせとを行うのに、樹脂の塗布を一回行うだけです
む。
【0020】請求項4の発明によれば、実装工程におい
て、電子部品を樹脂で封止する場合、その樹脂に流動性
を制限する材料を添加したことで、封止時に塗布された
樹脂が所定の部位以外の箇所に流動するのを防止でき
る。
【0021】請求項5と請求項6の発明によれば、実装
工程において、熱あるいは紫外線によって硬化する接着
剤を用いるようにしたことで大きな、圧力を加えずにラ
ミネ−ト体を形成することができる。
【0022】請求項7の発明によれば、電子部品を所定
の大きさの保持シ−ト片に取付けておいてから実装シ−
トに実装するため、実装作業を能率よく行うことが可能
となる。
【0023】請求項8の発明によれば、ラミネ−ト体を
形成する工程と電子部品を打ち抜く工程とを連続して行
えるため、薄型電子機器の生産性を高めることができ
る。請求項9の発明によれば、三層シ−ト構造の薄型電
子機器において、実装シ−ト片と外装シ−ト片とを接着
剤で貼り合わせて薄型電子機器を構成するため、実装シ
−ト片や外装シ−ト片に傷が付きにくい構成とすること
ができ、しかも実装シ−ト片には電子部品を装着するデ
バイス孔が形成されているから、全体を薄型化すること
が可能となる。
【0024】請求項10の発明によれば、複数層シ−ト
構造の電子機器において、実装シ−ト片と外装シ−ト片
とを接着剤で貼り合わせて薄型電子機器を構成するた
め、実装シ−ト片や外装シ−ト片に傷が付きにくい構成
とすることができる。
【0025】請求項11と請求項12の発明によれば、
実装シ−ト片に実装される電子部品を接着性を有する樹
脂で封止するようにしたから、その実装シ−ト片に外装
シ−ト片をラミネ−トする際、接着剤を塗布せずにラミ
ネ−トすることができるから、製造工程を簡略化するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図6はこの発明の第1
の実施の形態を示す。図5は三層シ−ト構造の薄型電子
機器としてのICカ−ドC1 (図6に示す)を製造する
フロ−チャ−トを示し、このICカ−ドC1 の製造工程
は実装工程、貼り合わせ工程および打ち抜き工程に大別
することができる。
【0027】実装工程は、まず、S1 で示すシ−ト穿孔
工程が行われる。このシ−ト穿孔工程S1 では図1
(a)に示すように塩化ビニ−ルなどの合成樹脂製の実
装シ−ト11に電子部品としてのICチップ12を埋め
込むためのデバイス孔13が所定間隔で行列状に穿孔さ
れる。この実施の形態では、1枚の実装シ−ト11の大
きさを長さ寸法1m、幅寸法350mmとすることで、85
mm×54mmの標準的な大きさのICカ−ドC1 を6列10
行で作ることができるようにする。
【0028】実装シ−ト11にデバイス孔13を形成し
たならば、図1(b)に示すように上記実装シ−ト11
の下面に粘着シ−ト14を貼り合わせる。それによっ
て、上記デバイス孔13の内底面に上記粘着シ−ト14
の粘着面が露出する。この工程を図5にS2 で示す。な
お、デバイス孔13に挿入されたICチップ12が実装
シ−ト11から外れないようにデバイス孔13に嵌合さ
れれば、粘着シ−ト14は不要である。
【0029】つぎに、図5のS3 および図1(c)に示
すように上記実装シ−ト11のデバイス孔13にICチ
ップ12を位置合わせし、ついでS4 および図1(d)
で示すように上記ICチップ12をデバイス孔13に埋
め込み、粘着シ−ト14の粘着面で保持する。埋め込み
方法は、ICチップ12を1つずつデバイス孔13に入
れたり、複数個同時に入れる方法などがある。
【0030】実装シ−ト11のデバイス孔13にICチ
ップ12を埋め込んだならば、S5および図1(d)に
示すように上記実装シ−ト11の上面にアンテナコイル
15を接着し、このアンテナコイル15の両端を上記I
Cチップ12に接続する。図2はアンテナコイル15が
取付けられた実装シ−ト11の平面図を示す。
【0031】なお、ICカ−ドC1 が使用する周波数帯
域によっては、上記アンテナコイル14を実装シ−ト1
1の上面に印刷形成することも可能であり、この場合に
はアンテナコイル15を実装シ−ト11に接着剤によっ
て取付ける工程が不要となるから、生産性を向上させる
ことができる。
【0032】アンテナコイル15の取付けが終了したな
らば、S6 で示す樹脂封止を行う。この樹脂封止は図3
に示す樹脂封止装置21によって行われる。この樹脂封
止装置21は、上記実装シ−ト11を搬送する搬送ロ−
ル22を有し、この搬送ロ−ル22の搬送方向下流側に
は実装シ−ト11を搬送しながら加熱する上下一対で対
をなす複数対の加熱ロ−ル23が上下方向におよび搬送
方向に所定間隔で配置されている。
【0033】搬送ロ−ル22の下流側には離型シ−トロ
−ル24が配置され、この離型シ−トロ−ル24の上流
側には実装シ−ト11の上面に対向してダイコ−タ25
が配置されている。
【0034】上記ダイコ−タ25からは上記実装シ−ト
11の上面に熱硬化性樹脂26をカ−テン状に垂らして
供給し、上記離型シ−トロ−ル24は実装シ−ト11の
熱硬化性樹脂26が供給された上面に離型シ−ト27を
供給する。
【0035】上記熱硬化性樹脂26は、たとえばビスフ
ェノ−ルA型エポキシ樹脂、ザイロック型フェノ−ル樹
脂、潜在触媒およびフィラ−を混合してなり、膜厚30〜
100μm、粘度10〜30Pa、塗布温度≦100 ℃となって
いる。
【0036】上記潜在触媒は熱硬化性樹脂26が所定温
度以上、たとえば120℃以上に加熱されたときに熱硬
化性樹脂を活性化させ熱硬化反応を開始させ、上記フイ
ラ−はシリカなどで構成されてなり、加熱硬化する前の
熱硬化性樹脂25の粘度を設定するもので、実装シ−ト
11の上面に塗布された状態で所定の膜厚形状を維持で
きる粘度に設定されており、熱硬化性樹脂の防収縮、平
坦性確保に硬化を有する。
【0037】図3に示すように搬送ロ−ル22によって
実装シ−ト11が搬送されてくると、その上面にはダイ
コ−タ25から熱硬化性樹脂26が所定の膜厚で供給さ
れる。ついで、実装シ−ト11の上面には離型シ−トロ
−ル24によって離型シ−ト27が供給され、実装シ−
ト11の上面の熱硬化性樹脂26にラミネ−トされる。
この工程は図5にS7 d示す。この離型シ−ト27は後
で述べる樹脂26の平滑性を出すために加熱ロ−ル23
に樹脂が付着するのを防止するためである。
【0038】離型シ−ト27がラミネ−トされた実装シ
−ト11は加熱ロ−ル23へ搬送される。この加熱ロ−
ル23では離型シ−ト27がラミネ−トされた実装シ−
ト11を挟み込み、熱硬化性樹脂26の厚さと平滑性を
維持しつつ、この熱硬化性樹脂26を120℃以上に加
熱して硬化させる。この工程は図5にS8 で示す。
【0039】実装シ−ト11に塗布された熱硬化性樹脂
26を加熱硬化させることで、実装工程が終了する。I
Cチップ12の実装が終了した実装シ−ト11の上面と
下面とには、図4に示す貼り合わせ装置31によって表
外装シ−ト32と裏外装シ−ト33とが貼り合わされ
る。なお、貼り合わせが行われる前に離型シ−ト27は
剥離されている。
【0040】貼り合わせ装置31に供給される前に、上
記表外装シ−ト32にはS9 で示すように画像形成層が
印刷形成され、裏外装シ−ト33にはS10で示すように
文字記録層が印刷形成される。
【0041】上記貼り合わせ装置31は、一対の貼り合
わせロ−ル34aからなる貼り合わせ部と、2つで対を
なす複数対の加熱ロ−ル34からなる加熱部35を有
し、貼り合わせ部には、第1の搬送ロ−ル36によって
表外装シ−ト32が供給され、第2の搬送ロ−ル37に
よって裏外装シ−ト33が供給される。さらに第3の搬
送ロ−ル38によって上記実装シ−ト11が供されるよ
うになっている。なお、実装シ−ト11は離型シ−ト2
7が剥離されて供給される。
【0042】上記貼り合わせ部に供給される表外装シ−
ト32と裏外装シ−ト33との内面にはそれぞれS11、
S12で示すように第1の接着剤コ−タ40Aと第2の接
着剤コ−タ40Bとから熱硬化性の接着剤43が供給塗
布される。
【0043】上記表外装シ−ト32と裏外装シ−ト33
とはS13で示すように上記実装シ−ト11に対して位置
合わせされる。なお、位置合わせは、表外装シ−ト32
や裏外装シ−ト33に既に印刷などの加工が施されてい
る場合、とくに必要となるが、表外装シ−ト32と裏外
装シ−ト33なんの加工もされていない場合にはとくに
必要でなく、各シ−トの幅方向の位置がずれないように
しておけばよい。
【0044】ついで、表外装シ−ト32と裏外装シ−ト
33は、S14で示すように上記実装シ−ト11の上面と
下面(一側面と他側面)に貼り合わせリ−ル34aによ
りラミネ−トされて所定厚さのラミネ−ト体を形成し、
その後、加熱部35へ供給され、この加熱部35の複数
対の加熱ロ−ル34間に通されて搬送されることで、S
15で示すように接着剤43が加熱される。それによっ
て、接着剤43は硬化するから、上記実装シ−ト11の
上面と下面とに上記表外装シ−ト32と裏外装シ−ト3
3とが接合固定されることになる。
【0045】上記実装シ−ト11に対して表外装シ−ト
32と裏外装シ−ト33とを熱硬化性の接着剤43で接
合固定するようにしたことで、これらシ−ト11、3
2、33に大きな圧力を加えることなく、接合固定する
ことができる。つまり、一対の貼り合わせロ−ル34a
は、表外装シ−ト32と裏外装シ−ト33を貼り合わせ
てラミネ−ト体が所定厚となるようにロ−ル間のギャッ
プが調整されている。
【0046】したがって、表外装シ−ト32や裏外装シ
−ト33の外面あるいは加熱ロ−ル34の外周面にゴミ
などが付着していても、そのゴミが表外装シ−ト32や
裏外装シ−ト33の外面に強く押し付けられることがな
いから、上記各シ−ト32、33の外面がゴミなどによ
って傷付けられるということがほとんどない。しかも、
上記各シ−ト32、33の外面に形成された印刷が損傷
するということもない。
【0047】このようにして接合固定された三層シ−ト
11、32、33は、S16で示す打ち抜き工程で所定形
状のICカ−ドC1 に打ち抜かれ、ついでS17に示すよ
うに外観検査が行われれることで、製造工程が終了し、
その後、ICカ−ドC1 の初期化が行われ、製品とな
る。
【0048】上記ICカ−ドC1 は、図6に示すように
実装シ−ト11から打ち抜かれた実装シ−ト片11A
と、表外装シ−ト32から打ち抜かれた表外装シ−ト片
32Aと、裏外装シ−ト33から打ち抜かれた裏外装シ
−ト片33Aとからなる。なお、実装シ−ト片11Aに
は粘着テ−プ片11Aが貼着されている。
【0049】ICチップ12は上記実装シ−ト片11A
のデバイス孔13に埋め込まれている。そのため、IC
カ−ドC1 はICチップ12を実装シ−ト片11Aに埋
め込んだ分だけ薄型化を図ることができる。
【0050】しかも、実装シ−ト11に対して表外装シ
−ト32と裏外装シ−ト33とを熱硬化性の接着剤43
で接着固定してICカ−ドC1 を形成しているから、そ
の接着固定時に各外装シ−ト32、33に傷が付くのが
防止される。そのため、積層された三層シ−トから打ち
抜き形成されたICカ−ドC1 の表面に傷が付いている
ということがほとんどなくなる。
【0051】上記第1の実施の形態において、貼り合わ
せ装置31で実装シ−ト11に表外装シ−ト32と裏外
装シ−ト33とを貼り合わせる場合、上記実装シ−ト1
1の上下両面(両側面)に接着剤43を供給塗布するよ
うにしてもよい。
【0052】この場合、実装シ−ト11の第3の搬送ロ
−ル38と接する面への接着剤43の塗布は第3の搬送
ロ−ル38の下流側で行うようにする。さらに、このと
き、接着剤43の代わりに接着性を有する樹脂を用いれ
ば、図3に示す樹脂26の封止工程を別工程にする必要
がなくなる。すなわち、実装シ−ト11にICチップ1
2を粘着シ−ト14を用いずに保持しておき、この状態
で実装シ−ト11の両面に粘着性を有する封止樹脂を塗
布して表外装シ−ト32と裏外装シ−ト33をラミネ−
トするようにしてもよい。
【0053】図7乃至図9はこの発明の第2の実施の形
態を示す。この第2の実施の形態は図9に示すICカ−
ドC2 を表外装シ−ト片41Aと裏外装シ−ト片42A
との二層シ−ト構造とした。つまり、図7に示すように
ICチップ12およびアンテナコイル15を表外装シ−
ト41の内面に実装し、ついで、この表外装シ−ト41
の内面を上記第1の実施の形態と同様の樹脂封止装置2
1を用い、熱硬化性樹脂26によって封止する。なお、
図7において、図3に示す第1の実施の形態と同一部分
には同一記号を付して説明を省略する。
【0054】ICチップ12を実装し、そのICチップ
12が熱硬化性樹脂26で封止された上記表外装シ−ト
41は、図8に示す貼り合わせ装置31Aによってその
内面に裏外装シ−ト42が接合固定される。この貼り合
わせ装置31Aは、上記第1の実施の形態の貼り合わせ
装置31と同様、一対の貼り合わせロ−ル34aを有す
る貼り合わせ部と、2つで対をなす複数対の加熱ロ−ル
34からなる加熱部35を有し、この貼り合わせ部に
は、表外装シ−ト41が第1の搬送ロ−ル36によって
供給され、裏外装シ−ト42が第2の搬送ロ−ル37に
よって供給されるようになっている。
【0055】上記貼り合わせ部ロ−ル34aに供給され
る裏外装シ−ト42の内面には接着剤コ−タ45によっ
て熱硬化性の接着剤43が供給塗布される。上記表外装
シ−ト41と裏外装シ−ト42とは互いに位置合わせ
(位置修正)されてから、貼り合わせロ−ル34aによ
り、接着剤43を介して互いの内面を接合させて所定の
厚さに貼り合わされ、そして加熱部35へ供給され、こ
の加熱部35の対をなす加熱ロ−ル34間に通されて搬
送されることで、接着剤43が加熱される。
【0056】なお、位置合わせは、表外装シ−ト41と
裏外装シ−ト42に既に印刷などの加工が施されている
場合にはとくに必要となるが、各シ−トに印刷などが施
されていない場合には位置合わせはとくに必要はなく、
互いの幅方向のずれがないようにするだけでよい。
【0057】それによって、接着剤43は硬化するか
ら、上記表外装シ−ト41の内面と裏外装シ−ト42の
内面とが接合固定され、最終的には所定圧のシ−ト状I
Cカ−ドC2 が形成される。
【0058】熱硬化性の接着剤43を用いて上記表外装
シ−ト41と裏外装シ−ト42とを貼り合わせること
で、接合された二層のシ−ト41、42を強く加圧する
ことなく接合固定することができる。なお、接着剤43
は裏外装シ−ト42でなく、表外装シ−ト41の内面に
供給塗布してもよい。
【0059】したがって、これらシ−ト41、42の外
面や加熱ロ−ル34の外周面にゴミなどが付着していて
も、そのゴミなどによって上記各シ−ト41、42の表
面を傷付けることがなく、これらシ−ト41、42を接
合固定することができる。
【0060】接合固定された表外装シ−ト41と裏外装
シ−ト42とからは、打ち抜き工程で所定形状の上記I
Cカ−ドC2 が打ち抜き形成され、外観検査や初期化工
程を経て製品となる。また、印刷などが施されていない
表外装シ−ト41と裏外装シ−ト42を用いた場合、カ
−ド形態に打ち抜いてからその表面に印刷することもで
きる。表外装シ−ト41と裏外装シ−ト42を貼り合わ
せた後、打ち抜く目に印刷などの加工を施すようにして
もよい。
【0061】上記ICカ−ドC2 は表外装シ−ト片41
Aの内面にICチップ12を実装したことで、表外装シ
−ト片41Aと裏外装シ−ト片42Aとの二層シ−ト構
造とすることができる。つまり、表外装シ−ト片41A
を第1の実施の形態の示された実装シ−ト片11Aに兼
用することができる。そのため、第1の実施の形態に示
された三層シ−ト構造のICカ−ドC1 に比べてシ−ト
を1枚少なくできるから、その分、使用材料が少なくな
り、コストの低減が図れるばかりか、実装シ−ト11を
製作する手間が省けるから、それによってもコストの低
減を図ることができる。
【0062】この第2の実施の形態においては、ICチ
ップ12やアンテナコイル15を表外装シ−ト41の内
面に実装したが、裏外装シ−ト42の内面に実装しても
よく、要は二枚のシ−トのいずれか一方のシ−トの内面
に電子部品を実装し、実装されていないシ−トの内面に
接着剤43を塗布すればよい。つまり、電子部品が実装
された一方の外装シ−トが実装シ−トに兼用される。
【0063】また、この第2の実施の形態において、電
子部品の実装は表外装シ−ト41あるいは裏外装シ−ト
42の内面に直接行わず、図10に示すように所定の大
きさの保持シ−ト片45にICチップ12とアンテナコ
イル14とを予め取付けておき、この保持シ−ト片45
を上記表外装シ−ト41あるいは裏外装シ−ト42の内
面に実装するようにしてもよい。
【0064】このような保持シ−ト片45を用いるよう
にすれば、表外装シ−ト41あるいは裏外装シ−ト42
に対して電子部品の実装を保持シ−ト45を介して容易
かつ確実に行うことが可能となるから、生産性を向上さ
せることができる。
【0065】この発明は上記第1の実施の形態と第2の
実施の形態とに限定されず、種々変形可能である。たと
えば、上記各実施の形態では、実装シ−トに実装された
電子部品を封止する樹脂に熱硬化性樹脂を用い、その樹
脂を加熱ロ−ルで硬化させたが、熱硬化性樹脂に代わ
り、所定の温度以下で硬化するホットメルト樹脂を用い
たり、紫外線を照射することで硬化する紫外線硬化性樹
脂を用いるようにしてもよい。
【0066】なお、熱硬化性樹脂を加熱硬化させる手段
は、加熱ロ−ルに代わり、加熱炉を用いるようにしても
よい。さらに、第1の実施の形態において、実装シ−ト
に表外装シ−トと裏外装シ−トとを接着する接着剤ある
いは第2の実施の形態において表外装シ−トと裏外装シ
−トとを接着する接着剤に、ホットメルト樹脂や紫外線
硬化性樹脂を用いるようにしてもよい。
【0067】紫外線硬化性の封止用樹脂や接着剤を用い
れば、樹脂や接着剤を硬化させる時に、各シ−トに熱を
加えずにすむから、各シ−トに熱歪みが発生するのを防
止することができる。
【0068】また、第1、第2の実施の形態において、
実装シ−ト11を樹脂26で封止した後、さらに接着剤
43を塗布して表外装シ−トや裏外装シ−トを張合わせ
たが、樹脂26が接着作用を有していれば、接着剤43
を改めて塗布する必要はなく、第1の実施の形態では接
着剤コ−タ40A、40Bの一方が不要となり、第2の
実施の形態では接着剤コ−タ45が不要となる。また、
この接着性を有する樹脂は、熱または紫外線で硬化する
樹脂を用いる。
【0069】また、上記各実施の形態ではICチップが
ICカ−ドの内部に埋め込まれたタイプについて説明し
たが、ICチップの一部が表面に露出した接点付きIC
カ−ドにもこの発明を適用することができる。その場
合、表外装シ−トと裏外装シ−トとを貼り合わせる貼り
合わせ工程を行ってから、表外装シ−トに座ぐられたデ
バイス孔にICチップを実装する実装工程が行われるこ
とになる。または予め表外装シ−トに孔をあけておき、
この孔とデバイス孔とを位置合わせして貼り合わせた
後、ICチップを実装するようにしてもよい。
【0070】図11はこの発明の第3の実施の形態であ
る。この実施の形態においては、第2の実施の形態の図
7において、表外装シ−ト41の内面にICチップ12
とアンテナコイル15を実装したのち、これら電子部品
を接着作用を有する熱硬化性樹脂26で封止する際、そ
の封止面に離型シ−ト27に代わり裏外装シ−ト42を
供給し、表外装シ−ト41と裏外装シ−ト42とを所定
のギャップに調整したロ−ラ24とロ−ラ22の間をと
雄ことにより貼り合わせ、裏外装シ−ト42を接合する
接着作用を有する上記熱硬化性樹脂26を加熱ロ−ラ2
3で加熱硬化させることで接着固定され、所定厚のシ−
トが形成される。このとき、樹脂26は表外装シ−ト4
1と裏外装シ−ト42とを接着させる効力を持つものを
使用する。このような製造方法によれば、樹脂封止工程
と貼り合わせ工程とを同じ工程で行うことができるか
ら、生産性の向上を図ることができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、三層シ−ト構
造の薄型電子機器を製造する場合に、実装シ−トに対し
て外装シ−トを接着剤で貼り合わせ、ついでその接着剤
を硬化させることで各シ−トを接合固定するようにし
た。
【0072】そのため、貼り合わされたシ−トに大きな
加圧力を加えずに、これらシ−トを強固に接合固定でき
るから、シ−トの外面に傷を付けて不良品の発生を招く
ことがなく、しかも電子部品がデバイス孔に設けられる
ため、全体を薄型化することができる。
【0073】請求項2の発明は、複数層シ−ト構造の薄
型電子機器を製造する場合に、実装シ−トに対して外装
シ−トを接着剤で貼り合わせ、ついでその接着剤を硬化
させることで各シ−トを接合固定するため、貼り合わさ
れたシ−トに大きな加圧力を加えずに、これらシ−トを
強固に接合固定できる。
【0074】そのため、上記実装シ−トや外装シ−トの
外面に傷を付け、不良品の発生を招くのを防止できるば
かりか、実装シ−トと外装シ−トとの二層シ−ト構造に
できるから、三層構造に比べて構成の簡略化やコストの
低減を図ることができる。
【0075】請求項3の発明によれば、実装シ−トのデ
バイス孔に実装された電子部品を接着性を有する樹脂で
樹脂で樹脂封止し、その樹脂を利用して外装シ−トを貼
り合わせるようにした。
【0076】そのため、電子部品の樹脂封止と外装シ−
トの貼り合わせとを行うのに、樹脂の塗布を一回行うだ
けですむから、生産性の向上やコストの低減を図ること
ができる。
【0077】請求項4の発明によれば、電子部品を樹脂
で封止する場合、その樹脂に流動性を制限する材料を添
加した。そのため、封止時に塗布された樹脂が所定の部
位以外の箇所に流動するのを防止できるから、シ−ト上
に設けられた電子部品の樹脂封止を確実に行うことがで
きる。
【0078】請求項5と請求項6の発明によれば、実装
工程において、熱あるいは紫外線によって硬化する接着
剤を用いるようにしたことで、大きな圧力を加えずにラ
ミネ−ト体を形成することができるから、上記ラミネ−
ト体の外面に傷が付くのを防止できる。
【0079】請求項7の発明によれば、電子部品を所定
の大きさの保持シ−ト片に取付け、この保持シ−ト片を
実装シ−トに実装するようにした。そのため、電子部品
を単体で取り扱って実装する場合に比べて実装作業を能
率よく行うことが可能となるから、生産性の向上を図る
ことができる。
【0080】請求項8の発明によれば、ラミネ−ト体を
形成する工程と電子部品を打ち抜く工程とを連続して行
えるため、薄型電子機器の生産性を高めることができ
る。請求項9の発明によれば、三層シ−ト構造の薄型電
子機器において、実装シ−ト片と外装シ−ト片とを接着
剤で貼り合わせて薄型電子機器を構成するため、実装シ
−ト片や外装シ−ト片に傷が付きにくい構成とすること
ができ、しかも実装シ−ト片には電子部品を装着するデ
バイス孔が形成されているから、全体を薄型化すること
が可能となる。
【0081】請求項10の発明によれば、複数層シ−ト
構造の電子機器において、実装シ−ト片と外装シ−ト片
とを接着剤で貼り合わせて薄型電子機器を構成するた
め、実装シ−ト片や外装シ−ト片に傷が付きにくい構成
とすることができる。
【0082】請求項11と請求項12の発明によれば、
実装シ−ト片に実装される電子部品を接着性を有する樹
脂で封止するようにしたから、その実装シ−ト片に外装
シ−ト片をラミネ−トする際、接着剤を塗布せずにラミ
ネ−トすることができる。そのため、製造工程が簡単な
薄型電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す実装シ−ト
に電子部品を実装する説明図。
【図2】同じく電子部品が実装された実装シ−トの平面
図。
【図3】同じく実装シ−トに実装された電子部品を樹脂
で封止する説明図。
【図4】同じく実装シ−トの上面と下面とにそれぞれ外
装シ−トを接合固定する貼り合わせ工程の説明図。
【図5】同じくICカ−ドの製造工程全体を説明するた
めのフロ−チャ−ト。
【図6】同じく製造されたICカ−ドの一部を拡大した
断面図。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示す表外装シ−
トの内面に実装された電子部品を樹脂で封止する説明
図。
【図8】同じく表外装シ−トに裏外装シ−トを貼り合わ
せる工程の説明図。
【図9】同じく打ち抜き形成されたICカ−ドの一部分
の拡大断面図。
【図10】外装シ−トの内面に保持シ−ト片を用いて電
子部品を実装する場合の説明図。
【図11】この発明の第3の実施の形態を示す説明図。
【符号の説明】
11…実装シ−ト 12…ICチップ(電子部品) 13…デバイス孔 26…熱硬化性樹脂 32…表外装シ−ト 33…裏外装シ−ト 43…熱硬化性接着剤

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシ−トを貼り合わせて形成される
    薄型電子機器の製法において、 実装シ−トに穿設されたデバイス孔に電子部品を実装し
    その電子部品を樹脂封止する実装工程と、 上記実装シ−トの一方の面と他方の面とにそれぞれ外装
    シ−トを接着剤によって貼り合わせて所定厚さのラミネ
    −ト体を形成する貼り合わせ工程と、 上記接着剤を硬化させて上記実装シ−トと上記外装シ−
    トとを接着固定する固着工程と、 接着固定された上記実装シ−トと外装シ−トから所定形
    状の上記薄型電子機器を打ち抜く打ち抜き工程とを具備
    したことを特徴とする薄型電子機器の製法。
  2. 【請求項2】 複数のシ−トを貼り合わせて形成される
    薄型電子機器の製法において、 実装シ−トに電子部品を実装しその電子部品を樹脂封止
    する実装工程と、 上記実装シ−トの搬送に同期して上記実装シ−トに外装
    シ−トを接着剤によって貼り合わせて所定厚さのラミネ
    −ト体を形成する貼り合わせ工程と、 上記接着剤を硬化させて上記実装シ−トと上記外装シ−
    トとを接着固定する固着工程と、 接着固定された上記実装シ−トと外装シ−トから所定形
    状の上記薄型電子機器を打ち抜く打ち抜き工程とを具備
    したことを特徴とする薄型電子機器の製法。
  3. 【請求項3】 複数のシ−トを貼り合わせて形成される
    薄型電子機器の製法において、 実装シ−トに穿設されたデバイス孔に電子部品を実装し
    その電子部品を接着性を有する樹脂で樹脂封止する実装
    工程と、 上記実装シ−トの搬送に同期して上記実装シ−トの接着
    性を有する樹脂で封止された面に外装シ−トを貼り合わ
    せて所定厚さのラミネ−ト体を形成する貼り合わせ工程
    と、 このラミネ−ト体を所定寸法に打ち抜く打ち抜き工程と
    を具備したことを特徴とする薄型電子部品の製法。
  4. 【請求項4】 上記実装工程において、樹脂には流動性
    を制限する材料が添加されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の薄型電子部品の製
    法。
  5. 【請求項5】 上記実装工程において用いられる樹脂
    は、熱あるいは紫外線によって硬化する樹脂であること
    を特徴とする請求項4記載の薄型電子部品の製法。
  6. 【請求項6】 上記貼り合わせ工程で用いられる接着剤
    は、熱あるいは紫外線によって硬化する樹脂であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の薄型電子部
    品の製法。
  7. 【請求項7】 上記実装工程は、あらかじめ所定の大き
    さの保持シ−ト片に取付けられた電子部品を、この保持
    シ−ト片とともに上記実装シ−トに実装することを特徴
    とする請求項2記載の薄型電子機器の製法。
  8. 【請求項8】 デバイス孔に電子部品が係止され所定方
    向へ搬送されている実装シ−トの両面に対し、所定位置
    で上記実装シ−トの搬送に同期して外装シ−トを貼り合
    わせて所定厚さのラミネ−ト体を形成する貼り合わせ工
    程と、 この貼り合わせ工程で形成されたラミネ−ト体を所定寸
    法に打ち抜く打ち抜き工程とを有することを特徴とする
    電子機器の製法。
  9. 【請求項9】 複数のシ−ト片を貼り合わせて形成され
    る薄型電子機器において、 デバイス孔を有し、そのデバイス孔に電子部品が装着さ
    れているとともにその電子部品が樹脂封止された実装シ
    −ト片と、 この実装シ−ト片の一方の面と他方の面とにそれぞれ接
    着剤で貼り合わされてラミネ−ト体を形成する外装シ−
    ト片とを有することを特徴とする薄型電子機器。
  10. 【請求項10】 複数のシ−ト片を貼り合わせて形成さ
    れる薄型電子機器において、 電子部品が実装されるととともにその電子部品が樹脂封
    止された実装シ−ト片と、 この実装シ−ト片の樹脂封止された面に接着剤によって
    貼り合わされてラミネ−ト体を形成する外装シ−ト片と
    を有することを特徴とする薄型電子機器。
  11. 【請求項11】 複数のシ−ト片を貼り合わせて形成さ
    れる薄型電子機器において、 デバイス孔を有し、そのデバイス孔に電子部品が装着さ
    れているとともにその電子部品が接着性を有する樹脂で
    樹脂封止された実装シ−ト片と、 この実装シ−ト片の一方の面と他方の面とにそれぞれ上
    記接着性を有する樹脂によって貼り合わされてラミネ−
    ト体を形成する外装シ−ト片とを有することを特徴とす
    る薄型電子機器。
  12. 【請求項12】 複数のシ−ト片を貼り合わせて形成さ
    れる薄型電子機器において、 電子部品が装着されているとともにその電子部品が接着
    性を有する樹脂で樹脂封止された実装シ−ト片と、 この実装シ−ト片の接着性を有する樹脂で樹脂封止され
    た面に上記接着性を有する樹脂によって貼り合わされて
    ラミネ−ト体を形成する外装シ−ト片とを有することを
    特徴とする薄型電子機器。
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