JPH10301935A - データ処理方法 - Google Patents

データ処理方法

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JPH10301935A
JPH10301935A JP9104830A JP10483097A JPH10301935A JP H10301935 A JPH10301935 A JP H10301935A JP 9104830 A JP9104830 A JP 9104830A JP 10483097 A JP10483097 A JP 10483097A JP H10301935 A JPH10301935 A JP H10301935A
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JP
Japan
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total
item data
total item
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Application number
JP9104830A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Iwasaki
浩文 岩▲崎▼
Takaaki Andou
隆朗 安藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 明細レベルのデータに対し多次元操作を行う
場合にも、索引を生成する等の前処理を不要とし、容易
に多次元操作を行うデータ処理方法を提供する。 【解決手段】 階層情報22のカテゴリ4に基づき、実表
3に存在するデータに含まれる「支店」「製品」に関連
するデータを得て仮想的な列23として実表3に追加す
る。次に、実表3の各集計項目についてそれぞれソート
キーとしてソート後集計することにより、実表3の全て
の集計項目について集計した多次元集計結果24を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ処理方法
に関し、特に多次元データベース管理システムの問合せ
処理ならびに集計処理に適するデータ処理方法の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多次元データベースと呼ばれる
ものは、多次元データを高速に引き出すために、索引を
用いてデータ処理を行っている。索引を用いる方法にも
以下の2通りがある。明細書レベルのデータを保持する
リレーショナルデータベースとは異なり、多次元操作で
必要な最低限の集計レベルのデータを予めリレーショナ
ルデータベース等からロードし、これらのデータを元に
多次元操作で使用するデータを内部的に生成する多次元
データベース。このような多次元データベースが保持す
るデータには、データのロード時または内部的な生成時
に索引を同時に生成し、多次元操作の問合せを高速に行
う。
【0003】また、通常のリレーショナルデータベース
と同様に明細レベルのデータを保持しており、リレーシ
ョナルデータベース操作を拡張して多次元操作を行う多
次元データベース。このような多次元データベースで
は、多次元操作で使用されるジョインで必要とする索引
を予め生成しておき、多次元操作の問合せを高速に行
う。以上述べた2通りの方法がある。
【0004】以上述べた様な従来の多次元データを高速
に引き出すために、索引を用いてデータ処理を行ってい
る一例として、特開平4−229371号公報に開示さ
れた方法がある。この例では、分類項目の階層レベルを
変えて検索することが開示されているが、検索手段とし
て索引に相当する分類項目一覧が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ処理方法
は以上の様に構成されているので、明細レベルのデータ
から多次元操作を行う場合には、前処理として索引を生
成する必要がある。さらに多次元操作で必要な最低限の
集計レベルのデータを予めリレーショナルデータベース
等からロードする前者の場合は、明細レベルのデータか
ら集計レベルのデータをロードする必要もある。これら
の前処理は、日々新しい明細データが大量に追加される
場合には、その都度前処理を実施せねばならず、大容量
の多次元データベースでは非常に重たい処理となり、実
際には週次、月次処理となるなどして即時性が失われて
いるといった問題がある。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、明細レベルのデータに対し多
次元操作を行う場合にも、索引を生成する等の前処理を
不要とし、容易に多次元操作機能を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ処
理方法は集計する一単位となる複数の集計項目データか
ら構成される明細データの順編成によるデータファイル
と上記集計項目データ間の階層構造を予め設定した階層
構造情報テーブルとを備え、上記集計項目データに基づ
き上記階層構造情報テーブルを参照してその集計項目デ
ータより上位層又は下位層の集計項目データを検索する
ステップ、得られた集計項目データをキーとして上記明
細データをソートし上記集計項目データ単位に集計処理
するものである。
【0008】また、集計する一単位となる複数の集計項
目データから構成される明細データの順編成によるデー
タファイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設
定した階層構造情報テーブルとを備え、上記明細データ
を全ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み合
わせごとに集計し集計データを作成するステップ、上記
集計項目データに基づき上記階層構造情報テーブルを参
照してその集計項目データより上位層の集計項目データ
を検索するステップ、得られた集計項目データをキーと
して上記集計データをソートし上記集計項目データ単位
に集計処理するものである。
【0009】さらに、集計する一単位となる複数の集計
項目データから構成される明細データの順編成によるデ
ータファイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め
設定した階層構造情報テーブルとを備え、上記明細デー
タを全ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み
合わせごとに集計し集計データを作成するステップ、上
記集計項目データに基づき上記階層構造情報テーブルを
参照してその集計項目データより上位層の集計項目デー
タを検索するステップ、得られた集計項目データとその
識別記号を上記明細データに挿入するステップ、上記識
別記号をキーとして上記集計データをソートし上記集計
項目データ単位に集計処理するものである。
【0010】また、集計する一単位となる複数の集計項
目データから構成される明細データの順編成によるデー
タファイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設
定した階層構造情報テーブルとを備え、上記明細データ
を全ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み合
わせごとに集計し集計データを作成するステップ、上記
集計項目データから集計対象とする集計項目データを選
択するステップ、上記集計項目データに基づき上記階層
構造情報テーブルを参照してその集計項目データより上
位層又は下位層の集計項目データを検索するステップ、
得られた集計項目データとその識別記号を上記明細デー
タに挿入するステップ、上記識別記号をキーとして上記
集計データをソートし上記集計項目データ単位に集計処
理するものである。
【0011】さらにまた、上記階層構造情報テーブルに
は、階層ごとのレベル名、そのレベルに属する要素名、
それらの要素間の順序関係を含むものである。
【0012】また、予め設定された順序により配設され
た要素に含まれる上記明細データを任意の選択による上
記集計項目データを含む全ての組み合わせごとに集計す
るものである。
【0013】さらに、上記集計処理による集計値がゼロ
のときはゼロデータを集計値として保持するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1を図面に基
づいて詳細に説明する。本実施の形態1における明細デ
ータベース(以下明細DBと称する)システムは、イン
ストール及びセットアップを完了すると、図1に示す一
つの環境が生成される。図1において、1はカタログで
あり、1台のPC Serverには、一つの環境だけが生成可
能であり、その環境にはカタログ1が唯一つ存在する。
カタログ1下には、複数のスキーマ2を生成、削除する
ことが可能である。カタログ1下に生成されるスキーマ
2等に関する全ての情報は、カタログ1情報として上記
明細DBシステムにより管理される。
【0015】スキーマ2には、複数の実表3を生成、削
除することが可能である。スキーマ2には、SET SCHEM
Aによりデフォルトスキーマを設定できる。明示的デフ
ォルトスキーマを設定しない場合は、システムで決めら
れたスキーマがデフォルトスキーマになる。
【0016】各スキーマ2には、階層構造情報テーブル
としてのカテゴリ4を生成、削除することが可能であ
る。カテゴリ4とは、データの階層構造と各階層での要
素(実表3に含まれる実キー値)間の順序を表現したも
のであり、名前の付いたN個のレベルから構成される。
各レベルには、そのレベルに属する要素の一覧と要素間
の順序関係を持つ。また、レベル間では、要素毎の関係
を持ち、それにより階層関係を表現する。どのカテゴリ
4のどのレベルで列を見るかは、明細DBシステムにお
ける独自のデータベース言語上のカテゴリ関数において
設定する。図2はカテゴリ4の構造を示す一例で、11は
課、名等の「レベル」、12は総務部、人事課等の「要
素」、13は各要素間の「関係」、14は同一レベルにおけ
る各要素の「順序」を示している。
【0017】実表3は、複数の列5(フィールド)から
構成される、固定長で順次ファイルである。明細DBシ
ステムに定義できる表は実表3のみである。但し、各列
のプログラムからの見方を自在に変更することができる
ような仮想的な列5を実現する「カテゴリ関数」を設定
する。
【0018】列5に対して「カテゴリ関数」を適用する
ことにより、実表を仮想的な列5でアクセスすることが
可能となる。列5の見方(ビュー)をカテゴリ4を通し
て定義するだけで、各列5の扱いを応用プログラム毎に
変更することができる。具体的には、上記カテゴリ4を
カテゴリ関数を用いて実表3を構成する列5に適用する
ことにより、実表3上に直接保持しない列5が、あたか
も存在するかのように見せかけるものである。これによ
り、キーの並びの変更や集計レベルの選択等が可能とな
る。
【0019】次に、多次元処理全体の処理の流れについ
て説明する。多次元データベースの世界で次元と呼ばれ
るものは、多くの場合階層的な構造を保持し、種々の階
層レベルでの検索や集計が可能である。例えば、個人名
を例にすると、その個人が会社に属している場合は、名
前が決まるとその人の属する課や部が一意に決まる。つ
まり、もし実表3の列5に個人名しか保持していない場
合でも、この個人名の階層構造が別に定義されていれ
ば、階層の上位レベルである部や課をキーとした検索や
集計処理が可能となる。本実施の形態1における明細D
Bシステムでは、これらの操作を明細ベースの実表3に
対して実行することができる。特に、このような多次元
データベースにおける次元と同様の機能を実現するため
に仮想的な列の階層構造であるカテゴリ4を導入するこ
とにより、生データである実表3の見方を自在に変える
ことができる。
【0020】図3は多次元処理の概要を示すもので、3
は実表であり、当初は「メーカ」「日付」「売上」の集
計項目しか存在しなかったものとする。次に、「支店」
「製品」についても集計対象とする要求が発生し、階層
情報22のカテゴリ4に基づき、仮想的な列23が、あたか
も実表3に存在するかのように処理される。次に、実表
3の各集計項目についてそれぞれソートキーとしてソー
ト後集計することにより、実表3の全ての集計項目につ
いて集計した多次元集計結果24を得る。以上の動作は、
すべて応用プログラム25により制御される。
【0021】実表3を構成する列5は、大きく分けて二
つに分類される。一つは、マスタコードで表されるよう
な物の名前を識別するための情報を保持する列である。
例としては、社員コードや名前等が挙げられるが、これ
らは両方とも個人名を識別するために用いられる。二つ
めは、数値で表されるような物の状態を識別するための
情報を保持する列である。この例としては、売り値や販
売個数等が挙げられる。一般的な多次元データベースで
は、これらの前者を「次元」、後者を「変数」と呼び、
明確に扱いを分けているが、一般的なSQLの世界及び
明細DBシステムでは、これら両方が一つの行に混在す
る。なお、明細DBシステムにおいてGROUPBYで集計処
理を行う場合、GROUP BYのキーに指定する列が次元、
集合関数に指定する列が変数に該当する。
【0022】次に、カテゴリ4について詳細説明する。
実表3のある列5にカテゴリ4を適用することで、多次
元DBにおける「次元」と同様の効果を得ることが可能
となる。カテゴリには、以下の情報が含まれている。 (1)カテゴリ名 (2)階層毎のレベル名、及びそのレベルに属する要素
一覧、及び要素間の順序関係 (3)レベル間の要素の関係一覧 (4)各レベルの特殊値(「ALL」等)の具体値 カテゴリ名及びレベル名は、カテゴリ関数を適用する際
に用い、カテゴリ名はスキーマ内でユニークであり、レ
ベル名はカテゴリ内でユニークであれば良い。各レベル
の要素12は、検索や集計におけるキーとなる項目であ
り、同一レベルの要素間では順序を定義できる。但し、
この順序はROLLUP及びCUBE集計を行った場合のみ意味を
持ち、集計を行わない場合や単純なGROUP BYの場合に
は、通常のデータ型毎の順序が適用される。これによ
り、後述のロールアップ集計の結果出力順を利用者毎に
設定可能となる。
【0023】各レベルの要素定義時に一つ上位のレベル
の要素12との関係を定義することにより、カテゴリ4と
しての階層構造を定義する。この関係を定義することに
より、上位レベルでの検索や集計が可能となる。この機
能を積極的に使う方法として、列5の要素12の中で自分
が処理すべきものが限定される場合には、自分用のカテ
ゴリを用意し、必要な要素12のみをレベルの要素12とし
て定義することも可能である。
【0024】カテゴリ4内には、「ALL」という特殊
値が論理的に存在するが、これはロールアップやキュー
ブ集計を実行した場合の「中計」や「大計」を表す値と
して用いられる。図4は、実表3とカテゴリ4との対応
付けを示したもので、実表3中の山田太郎はカテゴリ4
中に存在するので、そのまま対応付け可能である。
【0025】本実施の形態1における明細DBシステム
では、実表3を構成する通常の列に対し、実際には存在
しない仮想的な列を実現するカテゴリ関数を提供する。
カテゴリ関数を利用するためには、前述のカテゴリ4を
定義した後に、それを適用する実表3に対して、列5と
カテゴリ4内のいずれかのレベルをマッピングさせるこ
とが必要である。一つの列5に対して見方を変えること
により、階層構造を複数定義することが可能であるた
め、カテゴリ4と列5の関係はN対1になる。これは、
名前という列に対して、「組織」と「役職」というよう
に全く異なる複数のカテゴリを適用できることを示す。
また一つのカテゴリ4内には複数のレベルを定義するこ
とが可能であり、その各レベルに対してカテゴリ関数を
適用できる。これは、組織というカテゴリの中には、
「部」と「課」と「名」という複数のレベルを定義で
き、その中のどのレベルでもカテゴリ関数を適用できる
ことを示す。
【0026】カテゴリ4内で定義した要素12間の順序14
は、カテゴリ関数を適用して得られた列に対してROLLUP
やCUBE集計を行った場合のみ有効である。また、カテゴ
リ関数はカテゴリ4内の各レベルの要素12に値をマッピ
ングするだけでなく、各レベルの副要素にもマッピング
することが可能である。
【0027】図5は列とカテゴリを適用することにより
得られる仮想的な列との関係を示したもので、名前から
組織(課)へのカテゴリ関数を適用することにより課名
の仮想的な列が生成され、名前から組織(部)へのカテ
ゴリ関数を適用することにより部名の仮想的な列が生成
されることを概念的に示したものである。
【0028】図6は列と仮想的な列との関係を具体的に
示したもので、列上の名前が、名前から組織(課)への
カテゴリ関数を適用することにより仮想的な列上に課名
として生成される様子を示している。
【0029】本実施の形態1における明細DBシステム
で提供するデータ型は、カテゴリの考え方に似た機能を
持つ「DATE型」も提供する。このDATE型は、日付を表す
データ型である。図7はDATE型の階層構造を示すもの
で、従来からの慣習による暗黙の関係による階層構造を
示している。
【0030】実施の形態2.多次元的な集計処理の方法
として、ROLLUPとCUBE が挙げられるが、これらに本発
明を適用した実施の形態2について図に基づいて説明す
る。明細DBシステムのデータベース言語の中のGROUP
BYにおいて、複数のキーを指定してグループ化を行っ
た場合、指定した複数のキーを一固まりとした集計処理
を行う(小計)だけである。それに対してROLLUPやCUBE
の集計では、指定した複数のキーのいずれかが一周り
(キーブレーク)すると、そこまでの集計処理をさらに
集計(中計や大計)し、結果として返すものである。RO
LLUPとCUBEの出力結果の違いを図8に示す。図中の
「*」は、列に含まれる全ての要素を意味し、「AL
L」は、その列の要素全ての合計を意味する。図8の表
現例は、3次元(GROUP BY句のキーが3個)で階層関
係がないものを示す。
【0031】ROLLUPとCUBEの具体的な例を考えるため、
図9に示すカテゴリ4を持つ実表3を考える。また、実
表3の構造は図10に示す様になっており、集計する一
単位となる複数の集計項目データから構成される明細デ
ータの順編成によるデータファイルとして構成されてい
る。また、データベース言語としてはSQLを使用してい
る。
【0032】図10に示す実表3に対して、「片瀬支店
の1月から3月までの月別分野別売り上げ表」を得るた
めに、図11に示すGROUP BY、ROLLUP、CUBEの3通り
の明細データベースの検索を指定する文を発行した場合
に得られる結果が図12に示す一覧表である。図12に
おいて、(a)が GROUP BYによる集計、(b)がROL
LUPによる集計、(c)がCUBEによる集計結果を示して
おり、(c)においては、1Q欄において、テレビ、ビ
デオ、洗濯機、冷蔵庫、AV、家電、1月〜3月の売上
のそれぞれの総合計が集計されている点が特徴である。
なお、図11の各SQL文に示されている「CATEGO
RY〜」がカテゴリ関数を示し、カテゴリ4による上位
層への関係付けが行われる。
【0033】ここで、多次元的な操作であるロールアッ
プやキューブを求めるための処理方法について説明す
る。ソート処理を中心にロールアップを求める方法は、
基本的にはソート処理を中心にSQLのGROUP BYを行
う処理に似ており、入力データをソートした後キーブレ
ーク毎に集計処理を行うことでロールアップ集計を得ら
れる。ソート処理を中心にN次元のキューブを求めるた
めには、ロールアップ的な集計処理をN回繰り返すこと
で得ることができる。
【0034】まず、明細データに対して直接ロールアッ
プ的な集計処理を実行すると、集計オーバヘッドが大き
くなる可能性があるため、明細データの件数によって
は、第一段階として通常のGROUP BY集計を求めること
になる。図12において、(a)では、テレビ、ビデ
オ、洗濯機、冷蔵庫、AV、家電、月の全ての集計項目
データを含む可能な全ての組み合わせごとに集計してあ
る。このGROUP BYしたデータ(または、明細データ)
に対して、第二段階として分野、月に対するロールアッ
プ集計を行うと、(b)に示す通り、分野、月ごとに集
計される。このようなロールアップ操作を各次元毎に同
様の操作を行うと、最終段階では、全てのキューブ集計
結果が得られることになる。
【0035】ここで、集計値がゼロの場合は集計値をゼ
ロとしてゼロデータを集計値として保持する。図13に
おいて、辻堂支所と今泉支所が売上高ゼロの場合、売上
高ゼロのデータを追加して集計するゼロ集計をすること
ができる。このゼロ集計機能は、指定により実施するし
ないを選択することができる。
【0036】実施の形態3.本発明をパイプライン・マ
ージソーターに適用した場合について実施の形態3とし
て説明する。図14はパイプライン・マージソーターに
おいて、CUBEによる集計を行うときのデータフローの主
要部分を示したものである。図において、31はGROUP B
Yによる集計を行った後のデータから集計対象とする要
素を選択しそれらの集計項目データをディスクバッファ
(図示せず)に格納したもので、このデータはDMA転
送によりパイプライン・マージソーター(図示せず)内
バッファに複数件のデータを一度に読み込む。パイプラ
イン・マージソーター内において射影処理を実行し、ソ
ートキーデータ(バッファ内左側)とユーザに返すデー
タ(バッファ内右側)にレコードの内容を拡張し32に示
す状態となる。次に、パイプライン・マージソーター内
のファームウェア(F/W)により、DMA転送時の射影
で空けられた隙間に、カテゴリ4を参照にしながら識別
記号としてのソート用順序キーや上位階層データがバッ
ファ内に書き込まれ33に示すバッファの状態になる。バ
ッファが全て埋まると、データはソート部34へ送られ、
バッファ左側のソートキー順にソートされる。カテゴリ
4から下位層データがバッファ内に書き込まれる場合に
は、書き込まれる位置が33に示す状態とは異なる位置に
なるだけで処理内容は同一である。
【0037】バッファ左側のソートキー順にソートされ
た結果は35に示すバッファの状態になる。ここでまたF
/Wにより、集計処理が行われるが、ここではキーブレ
ークでの集計(ロールアップ集計)が行われる。最後に
バッファ内右側のレコードの内容をユーザに返すことに
より、製品、分野での集計が完了する。以上の処理を日
付、支店、メーカの集計対象として選択した全ての要素
について実行することによりキューブ処理が完了する。
【0038】次に、実施の形態3の動作について説明す
る。図15は、動作を説明する処理フローであり、先
ず、実表3の明細データから全ての集計項目データを含
む可能な全ての組み合わせごとに集計し集計データを作
成するGROUP BYを実行する(ステップS1)。次に、
集計項目データから集計対象とする集計項目データを選
択し、ディスクバッファに格納する(ステップS2)。
選択されなかった集計項目データは削除されるので、レ
コード長は縮小された状態となる。ここで、要素数が少
なく、選択せずに全ての集計項目データをディスクバッ
ファに格納することも可能であり、この場合にはカテゴ
リ4から下位層データを検索する必要はなく、上位層デ
ータのみの検索となる。
【0039】次に、射影処理によりソートキーデータと
ユーザに返すデータにレコードの内容を拡張しカテゴリ
の上位層又は下位層の集計項目データ及び順序キーを挿
入するスペースを設定する(ステップS3)。カテゴリ
を検索して上位層又は下位層の集計項目データとその順
序キーを上記スペースに挿入する(ステップS4)。順
序キーをソートキーとしてソートする(ステップS
5)。
【0040】次に、集合演算によりソートキーの対象と
した集計項目データについて集計し集計用の行を追加す
る(ステップS6)。ここで、選択した要素の集計項目
データの全てについて集計処理を終了したかを判定し
(ステップS7)、終了していない場合はステップS3
に戻り、次に集計処理する集計項目データの順序キーを
ディスクバッファに格納する。終了した場合はステップ
S8に移り、選択した集計項目データについてのCUBEが
完成する。
【0041】上記の通り、データ長の比較的長い文字デ
ータをソートキーとせず、数字によるコードである順序
キーをソートキーとしてソートすることにより、より高
速にソート処理が可能である。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0043】集計項目データ間の階層構造を予め設定し
た階層構造情報テーブルを備えているので、集計項目デ
ータより上位層又は下位層の集計項目データについての
集計値を得ることができる。
【0044】また、明細データを全ての上記集計項目デ
ータを含む可能な全ての組み合わせごとに集計し集計デ
ータを作成するステップを設けたので、より高速に上位
層の集計項目データについての集計値を得ることができ
る。
【0045】さらに、集計項目データに基づき上記階層
構造情報テーブルを参照して得られた集計項目データと
その識別記号を上記明細データに挿入するステップを設
けたので、上記識別記号をソートキーとしてソートする
ことができるので、より高速に上位層の集計項目データ
についての集計値を得ることができる。
【0046】また、集計項目データから集計対象とする
集計項目データを選択するステップを設けたので、集計
項目データより上位層又は下位層の集計項目データにつ
いての集計値をより高速に得ることができる。
【0047】さらにまた、階層構造情報テーブルには、
階層ごとのレベル名、そのレベルに属する要素名、それ
らの要素間の順序関係を含むように構成したので、集計
項目データより上位層又は下位層の集計項目データにつ
いての集計値を得ることができるとともに、要素間の順
序関係により集計のレベルを設定することができる。
【0048】また、明細データを任意の選択による上記
集計項目データを含む全ての組み合わせごとに集計する
ように構成したので、すべての検索条件に対応すること
ができる。
【0049】さらに、集計値がゼロのときはゼロデータ
を集計値として保持するように構成したので、集計値が
ゼロであることを容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す明細DBシス
テムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すカテゴリの構
造図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す多次元処理の
概要説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示すカテゴリと実
表との関連を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す列と仮想的な
列の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態1を示す列と仮想的な
列との関係を説明する説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態1を示すDATE型の
階層構造を表す構造図である。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す集計方法の相
違を示す比較図である。
【図9】 この発明の実施の形態2を示すカテゴリの内
容を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態2を示す明細データ
ファイルの構造図である。
【図11】 この発明の実施の形態2を示すSQL文の
リストである。
【図12】 この発明の実施の形態2を示す3種類の集
計結果を示す出力リストである。
【図13】 この発明の実施の形態2を示すゼロ集計の
説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態3を示すデータフロ
ー図である。
【図15】 この発明の実施の形態3を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 実表(明細データ)、4 カテゴリ(階層構造情報
テーブル)、12 要素。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集計する一単位となる複数の集計項目デ
    ータから構成される明細データの順編成によるデータフ
    ァイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設定し
    た階層構造情報テーブルとを備え、上記集計項目データ
    に基づき上記階層構造情報テーブルを参照してその集計
    項目データより上位層又は下位層の集計項目データを検
    索するステップ、得られた集計項目データをキーとして
    上記明細データをソートし上記集計項目データ単位に集
    計処理することを特徴とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 集計する一単位となる複数の集計項目デ
    ータから構成される明細データの順編成によるデータフ
    ァイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設定し
    た階層構造情報テーブルとを備え、上記明細データを全
    ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み合わせ
    ごとに集計し集計データを作成するステップ、上記集計
    項目データに基づき上記階層構造情報テーブルを参照し
    てその集計項目データより上位層の集計項目データを検
    索するステップ、得られた集計項目データをキーとして
    上記集計データをソートし上記集計項目データ単位に集
    計処理することを特徴とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 集計する一単位となる複数の集計項目デ
    ータから構成される明細データの順編成によるデータフ
    ァイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設定し
    た階層構造情報テーブルとを備え、上記明細データを全
    ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み合わせ
    ごとに集計し集計データを作成するステップ、上記集計
    項目データに基づき上記階層構造情報テーブルを参照し
    てその集計項目データより上位層の集計項目データを検
    索するステップ、得られた集計項目データとその識別記
    号を上記明細データに挿入するステップ、上記識別記号
    をキーとして上記集計データをソートし上記集計項目デ
    ータ単位に集計処理することを特徴とするデータ処理方
    法。
  4. 【請求項4】 集計する一単位となる複数の集計項目デ
    ータから構成される明細データの順編成によるデータフ
    ァイルと上記集計項目データ間の階層構造を予め設定し
    た階層構造情報テーブルとを備え、上記明細データを全
    ての上記集計項目データを含む可能な全ての組み合わせ
    ごとに集計し集計データを作成するステップ、上記集計
    項目データから集計対象とする集計項目データを選択す
    るステップ、上記集計項目データに基づき上記階層構造
    情報テーブルを参照してその集計項目データより上位層
    又は下位層の集計項目データを検索するステップ、得ら
    れた集計項目データとその識別記号を上記明細データに
    挿入するステップ、上記識別記号をキーとして上記集計
    データをソートし上記集計項目データ単位に集計処理す
    ることを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 上記階層構造情報テーブルには、階層ご
    とのレベル名、そのレベルに属する要素名、それらの要
    素間の順序関係を含むことを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載のデータ処理方法。
  6. 【請求項6】 予め設定された順序により配設された要
    素に含まれる上記明細データを任意の選択による上記集
    計項目データを含む全ての組み合わせごとに集計するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    データ処理方法。
  7. 【請求項7】 上記集計処理による集計値がゼロのとき
    はゼロデータを集計値として保持することを特徴とする
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載のデータ処理方
    法。
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