JPH103008A - 液晶表示パネルの導光板とその製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルの導光板とその製造方法

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JPH103008A
JPH103008A JP8156860A JP15686096A JPH103008A JP H103008 A JPH103008 A JP H103008A JP 8156860 A JP8156860 A JP 8156860A JP 15686096 A JP15686096 A JP 15686096A JP H103008 A JPH103008 A JP H103008A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display panel
light guide
guide plate
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Pending
Application number
JP8156860A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kimuro
清一 木室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIICHI JUSHI KOGYO
DAIICHI JUSHI KOGYO KK
Original Assignee
DAIICHI JUSHI KOGYO
DAIICHI JUSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズシートを不要にし、液晶表示パネルの
製造コストを安くすることができ、しかも、液晶表示パ
ネルの画面が明るく、見やすくなる導光板とその製造方
法を提供すること。 【構成】 この発明の液晶表示パネルの導光板は、表面
に、断面形状を微細な角ばった山が多数連設された形状
にしたレンズ面を、導光板本体と一体に形成したもので
ある。そして、この発明の液晶表示パネルの導光板の製
造方法は、液晶表示パネルの導光板を形成するための射
出成形用の金型7に、微細なV字状の溝を多数連設して
なるレンズ面成形型8を設け、このレンズ面成形型8を
加熱して原料樹脂のガラス転移点以上の温度にし、溶融
した原料樹脂をキャビティ9に射出することにより、表
面にレンズ面を導光板本体と一体に形成するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯用のパーソ
ナルコンピューターやテレビ等に内蔵される液晶表示パ
ネルを構成する導光板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示パネルを構成する導光板
15は、図5に示したように、その上にレンズシート16、
拡散板17を積層し、その下にシルク印刷シート18、反射
板19を順に積層していた。しかし、レンズシート16は高
価であり、しかも、導光板15の上にレンズシート16を積
層する工程が必要であった。
【0003】また、レンズシート16のレンズ面20は、山
21の高さが高く、角ばっているほど液晶表示パネルの画
面が明るくなり、見やすくなることが知られているが、
従来の成形方法によって形成されたものでは、金型の転
写性が悪いため、図6に示したように、レンズ面20の山
21の高さは23μ(ミクロン)程度が限界で、しかも丸
みのあるものしか製造することができなかった。そのた
め、レンズシート16を2枚重ねて使用する場合が多く、
コストが高くついていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
レンズシートを不要にし、液晶表示パネルの製造コスト
を安くすることができ、しかも、液晶表示パネルの画面
が明るく、見やすくなる導光板とその製造方法を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0006】この発明の液晶表示パネルの導光板は、表
面に、断面形状を微細な角ばった山が多数連設された形
状にしたレンズ面を、導光板本体と一体に形成したもの
である。
【0007】そして、この発明の液晶表示パネルの導光
板の製造方法は、液晶表示パネルの導光板を形成するた
めの射出成形用の金型に、微細なV字状の溝を多数連設
してなるレンズ面成形型を設け、このレンズ面成形型を
加熱して原料樹脂のガラス転移点以上の温度にし、溶融
した原料樹脂をキャビティに射出することにより、表面
にレンズ面を導光板本体と一体に形成するようにしたも
のである。
【0008】また、レンズ面成形型を高周波で加熱する
ようにしてもよい。上述の手段を採用した結果、この発
明は次のような作用を有する。
【0009】この発明の液晶表示パネルの導光板は、表
面に導光板本体と一体にレンズ面が形成されているた
め、レンズシートを積層する必要がなく、コストが安く
つく。しかも、レンズ面の微細な山は角ばっているの
で、液晶表示パネルの画面が明るくなる。
【0010】そして、この発明の液晶表示パネルの導光
板の製造方法によれば、レンズ面成形型が原料樹脂のガ
ラス転移点以上の温度になるため、原料樹脂の流動性が
高くなり、転写性が優れているので、従来のレンズシー
トのレンズ面の山よりも高く、角ばった山を有するレン
ズ面を形成することができる。
【0011】さらに、高周波によりレンズ面成形型を加
熱すれば、レンズ面成形型の表面付近を短時間で前記ガ
ラス転移点以上の温度にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0013】この発明の液晶表示パネルの導光板1は、
表面に、断面形状を微細な角ばった山2が多数連設され
た形状にしたレンズ面3を、導光板本体4と一体に形成
したものである。
【0014】図1は、この発明の液晶表示パネルの導光
板1の実施例を示す斜視図である。この導光板1は、ア
クリル樹脂からなり、図中二点鎖線の外周のゲート面5
の内側に、画像を構成する光が透過する使用領域6が形
成されており、図2に示すように、表面には高さ25μ
程度の山2が、約50μごとに各頂点が並ぶように形成
されている。
【0015】このように、レンズ面3の山2は、従来の
ものより高く、しかも、ほぼ直角に角ばっているので、
この導光板1を使用した液晶表示パネルは、画面が明る
くなり、非常に見やすくなる。
【0016】次に、この導光板1の製造方法について説
明する。この液晶表示パネルの導光板1は、液晶表示パ
ネルの導光板1を形成するための射出成形用の金型7
に、微細なV字状の溝を多数連設してなるレンズ面成形
型8を設け、このレンズ面成形型8を高周波で加熱して
原料樹脂のガラス転移点以上の温度にした状態で、溶融
したアクリル樹脂をキャビティ9内に射出することによ
り形成する。
【0017】図3は、アクリル樹脂を射出する前の、前
記金型7が開いた状態を示す図である。金型7は、導光
板本体4を形成する図中左側の型7aと、導光板1の表面
にレンズ面3を形成する右側の型7bからなり、そのキャ
ビティ9に高周波発振器10を出入自在にしている。
【0018】右側の型7bには、前記レンズ面成形型8が
設けられている。このレンズ面成形型8は、ニッケル電
鋳により作製された厚さ0.3mmの長方形の板状のもの
で、右側の型7bに形成された深さ0.33mmの窪み11に
嵌合させて取り付けている。
【0019】レンズ面成形型8は、この窪み11の底部分
を装着面12として取り付けられ、その表面は、型7bの表
面より0.03mm下になっている。レンズ面成形型8の
大きさは、形成する導光板1より大きく、例えば、27
5mm×216mmの導光板1を形成する場合は、320mm
×280mm程度とすればよい。
【0020】高周波発振器10は、インダクタンスコイル
で構成され、図3に示したように、電源13に接続されて
おり、出力30kWで35〜50kHzの高周波を発振す
る。高周波発振器10により発生された高周波は、型7a、
7b内に渦電流を生じさせ、この渦電流により型7a、7b表
面が発熱する。
【0021】この金型7を用いて導光板1の製造を行う
には、まず、高周波発振器10により金型7を加熱する。
金型7の加熱は、レンズ面成形型8の表面がアクリル樹
脂のガラス転移点以上の温度、例えば180℃以上にな
るまで行う。この高周波による加熱によれば、電熱ヒー
タで加熱する場合よりも大きな発熱量が得られ、前記ガ
ラス転移点以上の温度になるまでには、数秒程度しか要
しない。
【0022】次に、高周波発振器10を外に出し、図4に
示したように両型7a、7bを閉じ、レンズ面成形型8の表
面が前記ガラス転移点以上の温度を保っている間に、ノ
ズル14から溶融したアクリル樹脂をキャビティ9内に射
出し、充填する。充填されたアクリル樹脂は、しばらく
の間、ガラス転移点を越えているため、極めて流動性が
高く、レンズ面成形型8の溝の隅まで達することができ
る。従って、極めて転写性が優れており、ほぼレンズ面
成形型8通りの、従来のレンズ面20の山21より角ばった
山2と、溝を形成することができる。
【0023】そして、金型7を冷却する。金型7は、前
記ガラス転移点以上の高温で加熱されていたが、金型7
全体ではなく表面付近しか加熱されていないので、比較
的短時間で冷却することができる。その後、金型7を開
いて形成された導光板1を取り出す。
【0024】この金型7は、前記右側の型7bに設けられ
たレンズ面成形型8が型7bと一体ではないので、レンズ
面成形型8を取り外すことができる。従って、レンズ面
成形型8が摩耗したり変形した場合でも、新たに金型7
を製作する必要がなく、レンズ面成形型8を取り外し、
新しいレンズ面成形型8に取り替えるだけでよい。
【0025】なお、レンズ面成形型8を型7bと一体に設
けてもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明の液晶表示パネルの導光板は、
上述のような構成を有しており、表面にレンズ面が導光
板本体と一体に形成されており、レンズシートを積層す
る必要がないため、液晶表示パネルの製造コストを安く
することができ、しかも、レンズ面の山は高く、角ばっ
ているので、液晶表示パネルの画面が明るくなり、見や
すくすることができる。
【0027】また、この発明の液晶表示パネルの導光板
の製造方法によれば、レンズ面成形型を原料樹脂のガラ
ス転移点以上の温度にして原料樹脂の流動性を高めてい
るので、金型の転写性が極めて優れており、従来にはな
かった前記導光板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液晶表示パネルの導光板の斜視
図。
【図2】この発明に係る液晶表示パネルの導光板の一部
省略断面図。
【図3】この発明に係る液晶表示パネルの導光板形成用
の金型の開いた状態を示す断面図。
【図4】この発明に係る液晶表示パネルの導光板形成用
の金型の閉じた状態を示す断面図。
【図5】従来の液晶表示パネルの導光板の分解状態を示
す斜視図。
【図6】従来の液晶表示パネルの導光板の一部省略断面
図。
【符号の説明】
1 導光板 2 山 3 レンズ面 4 導光板本体 7 金型 8 レンズ面成形型 9 キャビティ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に、断面形状を微細な角ばった山が
    多数連設された形状にしたレンズ面を、導光板本体と一
    体に形成したことを特徴とする液晶表示パネルの導光
    板。
  2. 【請求項2】 液晶表示パネルの導光板を形成するため
    の射出成形用の金型に、微細なV字状の溝を多数連設し
    てなるレンズ面成形型を設け、このレンズ面成形型を加
    熱して原料樹脂のガラス転移点以上の温度にし、溶融し
    た原料樹脂をキャビティに射出することにより、表面に
    レンズ面を導光板本体と一体に形成するようにしたこと
    を特徴とする液晶表示パネルの導光板の製造方法。
  3. 【請求項3】 レンズ面成形型を高周波で加熱するよう
    にした請求項2記載の液晶表示パネルの導光板の製造方
    法。
JP8156860A 1996-06-18 1996-06-18 液晶表示パネルの導光板とその製造方法 Pending JPH103008A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100313246B1 (ko) * 1999-11-26 2001-11-07 구본준, 론 위라하디락사 도광판 제조장치 및 그 제조방법
KR20030061207A (ko) * 2002-01-11 2003-07-18 정한수 엘시디 백라이트 도광판 제작을 위한 패턴시트 및 그제조방법
WO2005090855A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 System-Lab For K.G. 導光板体
KR100581996B1 (ko) 2004-06-24 2006-05-22 제이엠아이 주식회사 도광판 제조용 금형 및 그로부터 사출 성형된 도광판
JP2012094540A (ja) * 1999-02-23 2012-05-17 Rambus Internatl Ltd 発光パネルアセンブリ

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