JPH10298019A - 衣料用防虫剤 - Google Patents

衣料用防虫剤

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Publication number
JPH10298019A
JPH10298019A JP9111095A JP11109597A JPH10298019A JP H10298019 A JPH10298019 A JP H10298019A JP 9111095 A JP9111095 A JP 9111095A JP 11109597 A JP11109597 A JP 11109597A JP H10298019 A JPH10298019 A JP H10298019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
camphor
insect repellent
amount
repellent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9111095A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hashimoto
宏治 橋本
Shigemasa Kaneko
茂方 金子
Mitsuaki Tanaka
光昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Fine Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Fine Chemical Co Ltd
Priority to JP9111095A priority Critical patent/JPH10298019A/ja
Publication of JPH10298019A publication Critical patent/JPH10298019A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】樟脳にレモングラスオイル、ヒバ油、ヒノキオ
イル、サンダルウッドオイルから選ばれた少なくとも一
種を必須成分として配合すること特徴とする衣料用防虫
剤である。 【効果】樟脳を主成分とする衣料用防虫剤の防虫効果を
高めることから、防虫剤の減量化を図ることにより安価
な防虫剤を提供出来る。付随的に、樟脳独特の匂いを緩
和して心地よい匂いに変えることが出来る。更に、防虫
剤の量目を変えないで、持続期間を延長することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樟脳を主成分とする衣
料用防虫剤の改良構成に関する。
【0002】
【従来の技術】樟脳は古くから人体に対して安全な衣類
等の防虫剤として使われてきた。その製品の形態は、錠
剤の形状に打錠したり、板状に圧縮成型したりもしく
は、粉末の形状のままのものもある。
【0003】樟脳の防虫効果は、パラジクロルベンゼン
やピレスロイドなどの防虫剤と異なり、衣料用害虫に対
して殺虫効果は少なく、衣服に害虫を寄せ付けない、い
わゆる、忌避効果といわれている。
【0004】その使用方法としては、樟脳を通気性のあ
る包装材料に入れて衣類等の収納容器に入れて樟脳ガス
を揮散させることが一般的である。
【0005】一方、植物から得られる精油には衣類害虫
に対して防虫効果のあるものが知られており、それらを
用いた衣料用防虫剤が提案されている(特開平5−97
618,特開平7−41403)。前者は精油を固体構
成体に含浸して使用するため高価な精油の使用量が多量
になること、精油の効果がなくなっても形状がそのまま
残るため使用を続けてしまう不都合がある。後者は、パ
ラジクロルベンゼンに精油を添加してパラジクロルベン
ゼンの使用量を減らすことを目的としているが、そもそ
もパラジクロルベンゼンの使用量が多いため精油と併用
しても臭いを減らすには限度があり、また、精油を多く
使ったり、揮散の終期には液状化現象が起きて、衣類を
損なうという不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】樟脳の標準使用量とし
ては50Lの容器に30gでおおよそ6ヶ月間の効力の
持続が認められるが、安価なパラジクロロベンゼン等に
比べると価格が高く高級品として、和服等の防虫用とし
て限定した用途に使われてきた。また、衣類に付着する
樟脳の匂いの低減も求められてきた。
【0007】更に、最近の家庭用品に対する人体に対す
る安全性要求の高まりから、より安全で、安価な防虫剤
が求められてきた。
【0008】ただし、単に樟脳の使用量を減らしたり、
揮散を抑制して揮散ガス量を低濃度にすることは防虫効
果を損なうため、好ましい手段ではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題の解決のため、本発
明では主成分の樟脳に衣料用害虫に対し防虫効果を持つ
レモングラスオイル、ヒバ油、ヒノキオイル、サンダル
ウッドオイルから選ばれた少なくとも一種を必須成分と
して配合することを特徴とする衣料用防虫剤である。
【0010】その防虫剤は錠剤の形状に打錠したり、板
状に圧縮成型したり、あるいは、粉体のままの形状で、
通気性のある容器に収納して使用できる。
【0011】樟脳に配合するレモングラスオイル、ヒバ
油、ヒノキオイル、サンダルウッドオイルは1種類でも
いくつかの種類を混合しても良い。これら精油の配合量
は防虫効果の有効性から、樟脳に対して0.1重量%〜
15重量%の範囲で選択できる。0.1重量%以下の場
合はこれら精油の添加による効果は少なく、15重量%
以上加えても防虫効果は向上せず、高価な精油を使うこ
とは不経済である。
【0012】また、精油の配合量が多かったり、揮散が
進むと、防虫剤が液状化することがある。液状化する
と、防虫剤が容器からしみ出して衣類に付着して衣類を
汚してしまう恐れがあるため、吸油性の成分を配合する
ことにより液状化を防止できる。これらの吸油性成分
は、シリカ、ゼオライト、セルロースパウダー、吸油性
ポリマーなど市販されている吸油剤であればよい。その
配合量は使用する吸油剤により異なるが、配合する精油
に対して5重量%ないし300重量%の範囲で使用でき
る。これらの吸油剤は、予め精油を吸収させてから樟脳
に配合するか、あるいは樟脳と精油の配合時に加えても
良い。
【0013】本発明の防虫剤は樟脳と同等の忌避性を得
るためには、前記した樟脳の標準使用量の3分の1以下
であっても有効に利用することが出来る。樟脳を標準使
用量にして、包材の通気性を少なくすることにより使用
期間を従来よりも延長することも出来る。
【0014】
【作用】本発明においては、次のような作用が生じる。
まず、この防虫剤における主成分の樟脳の使用量を前記
した標準量に対し減量する場合にも、有効な防虫効力を
維持向上させる作用が生じる。またこの作用は経時的に
も保持される。この作用は選択された精油又はそれらの
混合物が樟脳の揮散と共に揮散するためと考えられる。
また、このように樟脳の揮散と共に選択された精油の揮
散が生じることから、揮散ガス中には樟脳の揮散ガスと
精油の揮散ガスとが混在する状態になり、結果として樟
脳の強い匂いが減衰されることになる。
【0015】
【実施例1】本発明の実施例を説明する。樟脳の結晶粉
末に、精油に対して60重量%のシリカ(トクヤマ製商
品名トクシールPR)と、1重量%の精油を加えて均一
に混合した各種精油添加樟脳試料をつくる。また、別
途、樟脳のみを対照試料とした。
【0016】忌避テストはアーノルド法(J.W.ARNOLD,
J.Econ.Entomol.,Vol50,469〜71(1957))に準拠して行
い、忌避率75%における樟脳ガスの濃度を求めた。供
試虫はヒメカツオブシ虫(1検体10頭)を用いた。 試料樟脳 試料レモングラスオイル1重量%添加樟脳 試料ヒバ油1重量%添加樟脳 試料ヒノキオイル1重量%添加樟脳 試料サンダルウッドオイル1重量%添加樟脳
【0017】
【実施例2】実施例1で用いた試料を揮散させて、重量
が50%になったものを試料として、実施例1と同じく
忌避テストを行った。
【0018】実施例1及び、2の結果を(表1)に示
す。いづれも無添加の試料に比べ、同じ忌避率の効果
を発揮するガス濃度はきわめて低い。また揮散が進んだ
試料でも効果の低下もない。
【0019】
【表1】
【0020】
【実施例3】予め精油に対して230重量%のセルロー
ス粉末(旭化成製 商品名アビセルTG−101)に含
浸させたヒノキオイルを樟脳に対してヒノキオイルとし
て0から10重量%に変化させた試料を作成し、実施例
1と同様に忌避テストを行った。
【0021】その結果を(表2)に示す。ヒノキ油を少
量添加したことにより、低濃度でも同じ忌避効果が得ら
れるのがわかる。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されること
から、次のような効果を発揮する。まず、樟脳を主成分
とする防虫剤に対して防虫効果を高めることから、防虫
剤自体の減量を計ることができる。従って、安価で安全
性に優れ、香気の改善された防虫剤を提供できる。
【0024】また、量目が標準使用量と同等な場合は包
材による揮散抑制により、使用期間を延長することがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樟脳に植物から得られる精油の内レモング
    ラスオイル、ヒバ油、ヒノキオイル、サンダルウッドオ
    イルから選ばれた少なくとも一種を必須成分として配合
    することによってなることを特徴とする衣料用防虫剤。
  2. 【請求項2】精油の配合量が0.1%から15%である
    ことを特徴とする請求項1の衣料用防虫剤。
  3. 【請求項3】吸油成分を配合することを特徴とする請求
    項2の衣料用防虫剤。
JP9111095A 1997-04-28 1997-04-28 衣料用防虫剤 Pending JPH10298019A (ja)

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JP9111095A JPH10298019A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 衣料用防虫剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110810444A (zh) * 2019-11-21 2020-02-21 信阳农林学院 一种香樟精油和联苯菊酯的杀虫增效组合物
CN114794100A (zh) * 2022-04-25 2022-07-29 佛山市南海添惠日化有限公司 一种具有防霉功能的高效樟脑防蛀片剂

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