JPH10296992A - インク収容袋及びプリンタ装置 - Google Patents

インク収容袋及びプリンタ装置

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JPH10296992A
JPH10296992A JP11148197A JP11148197A JPH10296992A JP H10296992 A JPH10296992 A JP H10296992A JP 11148197 A JP11148197 A JP 11148197A JP 11148197 A JP11148197 A JP 11148197A JP H10296992 A JPH10296992 A JP H10296992A
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JP
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ink
print head
flow path
filling
external pressure
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JP11148197A
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Takumi Namekawa
巧 滑川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共
に、プリントヘツドに対するインク供給の信頼性を向上
し得るインク収容袋及びプリンタ装置を実現しようとす
るものである。 【課題】 【解決手段】インクが充填された充填部と、当該充填部
と連通するインクの流路でなり、充填部に外圧が加えら
れたときのみ充填部内のインクを流出する弁機能をもつ
流路部と、当該流路部及び外部間を連通する外部接続用
の継手部とを有するインク収容袋を設けたことにより、
簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共にプリント
ヘツドに対するインク供給の信頼性を向上し得るインク
収容袋及びプリンタ装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図18〜図23) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1の実施の形態 (1−1)キヤリツジ搭載方式によるインクジエツトプ
リンタ装置の構成(図1及び図2) (1−2)弁付インク収容袋の構成(図3(A)〜図5
(B)) (1−3)インクタンクの構成(図6(A)及び
(B)) (1−4)制御部の構成(図7) (1−5)第1の実施の形態の動作及び効果 (2)第2の実施の形態 (2−1)チユーブ方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成(図8及び図9) (2−2)制御部の構成(図10) (2−3)第2の実施の形態の動作及び効果 (3)第3の実施の形態 (3−1)適宜合体方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成(図11及び図12) (3−2)第3の実施の形態の動作及び効果(図13) (4)第4の実施の形態 (4−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成(図14〜図16) (4−2)第4の実施の形態の動作及び効果 (5)他の実施の形態(図17) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はインク収容袋及びプ
リンタ装置に関し、例えば、オンデマンド型インクジエ
ツトプリンタ装置(以下、これを単にインクジエツトプ
リンタ装置と呼ぶ)に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、いわゆるオンデマンド型インクジ
エツトプリンタにおいては、記録信号に応じてインク液
滴をノズルより吐出することにより、記録信号に基づく
文字及び図形等を紙やフイルム等の記録媒体に記録し得
るようになされており、近年では小型化、低コスト化が
可能なため近年急速に普及しつつある。
【0005】近年、特にオフイスにおいて、デスクトツ
プパブリツシングと呼ばれるコンピユータを用いた文書
作成が盛んに行われるようになり、最近では文字や図形
だけではなく写真等のカラーの自然画像を文字や図形と
ともに出力するという要求が増加してきている。このよ
うに文字や図形のみならず自然画像をプリントするため
には大量のインクが必要とされる。
【0006】この種のオンデマンド型インクジエツトプ
リンタにおいては、プリントヘツドを固定保持するキヤ
リツジにインクタンクが搭載され、プリントヘツドの印
画動作と一体となつて当該プリントヘツドにインクを供
給する方式(以下、これをキヤリツジ搭載方式と呼ぶ)
と、プリントヘツドと別体にインクタンクが設けられ、
チユーブを介してプリントヘツドにインクを供給する方
式(以下、これをチユーブ方式と呼ぶ)とがある。
【0007】キヤリツジ搭載方式のシリアル型インクジ
エツトプリンタ装置1は、図18に示すように、モータ
2によつてプーリ3、ベルト4及び回転軸5を順次介し
てプラテン6を回転駆動し得るようになされている。プ
ラテン6の軸方向と平行に送りねじ7が配置されると共
に、送りねじ7にカートリツジ式のインクタンク8及び
プリントヘツド9を一体に搭載したキヤリツジ10が螺
合され、これにより送りねじ7が回転駆動されるときキ
ヤリツジ10がプラテン6の軸方向に移動される。この
ようにしてプリントヘツド9は、キヤリツジ10に搭載
されたインクタンク8から常にインクが供給された状態
で、プラテン6に巻回された被印刷物としてのプリント
紙11に対して順次1行ずつ印画し得るようになされて
いる。
【0008】ここで、プリントヘツド9は一般的に、ピ
エゾ素子の変形によりインクに圧力を与えることにより
インク液滴をノズルから吐出させる方法や、発熱素子に
よりインクを加熱沸騰させて発生する泡の圧力でインク
を吐出させる方法が用いられており、そのうちピエゾ素
子の変形によりインクに圧力を与えノズルより吐出させ
る方法には、何層にも積層された圧電素子を直線的に変
位させ振動板を押す方法と、振動板に貼り合わされた単
板あるいは2層に積層されたピエゾ素子に電圧を与える
ことにより振動板を湾曲させる方法とが用いられてい
る。
【0009】単板型のピエゾ素子を用いたプリントヘツ
ド9は、図19及び図20(A)に示すように、例えば
感光性ガラス等からなる基台12の一面に、複数の吐出
ノズル13Aが形成されたオリフイスプレート13が接
着されると共に、基台12の他面に振動板14の一面が
接着されている。さらにこの振動板14の他面における
基台12の圧力室12Aと対応する位置には、厚み方向
の両面側からそれぞれ電極15及び16が接着されたピ
エゾ素子17が接着剤(図示せず)等によつて強固に接
合されている。
【0010】ここで図20(B)に示すように、基台1
2にはインクを収容する圧力室12Aと、当該圧力室1
2Aに連通形成されたインク導入孔12Bとが形成され
ている。また基台12の圧力室12Aは、対応するオリ
フイスプレート13の吐出ノズル13Aと連通されてい
る。かくして外部のインクタンク(図示せず)から供給
されたインクは、インク導入孔12Bを介して圧力室1
2A内に収容される。
【0011】このプリントヘツド9においては、初期状
態にあるピエゾ素子17に電圧を印加すると、当該ピエ
ゾ素子17及び振動板14のバイモルフ効果により、当
該ピエゾ素子17が面内方向に縮んで矢印aで示す方向
に湾曲すると共に振動板14も矢印aで示す方向に湾曲
する。その結果、ピエゾ素子17の湾曲に対応した圧力
が圧力室12Aに加わり、当該圧力室12Aの体積が減
少して圧力室12A内の圧力が上昇することにより、当
該圧力室12A内に満たされていたインクが吐出ノズル
13Aより吐出される。
【0012】これに対して、カートリツジ式のインクジ
エツトプリンタにおいては、図21(A)及び(B)に
示すように、マゼンタ、シアン及びイエローの3色のイ
ンクに対応する同一構造のカートリツジ本体20A〜2
0Cを一体成形してなるインクタンク8を有する。
【0013】このカートリツジ本体20A、20B及び
20Cは、それぞれ、図21(B)に示すように、イン
ク吸収体21が圧縮して装填されたインク吸収体収容室
22Xと、インクが貯蔵された密閉型のインク収容室2
2Yとを下端側に形成された連通孔22Zを介して連通
接続すると共に、このインク吸収体収容室22Xの上端
に、大気を内部に連通するための複数の大気連通孔22
Hを形成し、かつ下端にプリントヘツド9にインクを供
給するためのインク供給口22Sを形成した構成を有す
る。
【0014】このインク吸収体21としては、例えば発
泡材でなるポリウレタンフオームのような多孔質体が用
いられ、インクを含浸して保持することによりインク供
給口22S及び大気連通孔22Hからインクが漏れるの
を防止し得るようになされている。
【0015】またこのインクタンク8をプリントヘツド
9に装着したとき、当該プリントヘツド9から引き出さ
れた注射針(図示せず)が供給口22Sを介してインク
吸収体21内に差し込まれるようになされている。
【0016】このインクタンク8を用いてプリントヘツ
ド9にインクを供給するには、まずインク吸収体21に
最大保持可能なインク量よりも若干少ない量のインクを
保持させておく。続いて、プリントヘツド9内のピエゾ
素子17(図20(A))の変位に応じてプリントヘツ
ド9内部に負圧が生じ、これによりインク吸収体21に
保持されたインクが注射針を介してプリントヘツド9側
に吸い取られる。
【0017】この場合、大気連通孔22H側のインク吸
収体21内部に発生するメニスカスによつて当該インク
吸収体21に毛細管力(すなわちインク吸上げ力)が生
じるため、インク吸収体収室22X内部には所定の負圧
が発生する。これによりインク吸収体21から過量のイ
ンクがプリントヘツド9に流出することを防止すること
ができ、かくしてプリントヘツド9は安定してインク液
滴を吐出することができる。
【0018】一方、チユーブ方式のシリアル型インクジ
エツトプリンタ装置30は、図18との対応部分に同一
符号を付した図22に示すように、キヤリツジ32と別
体にインクタンク31が設けられ、当該インクタンク3
1から引き出されたインクチユーブ33がチユーブポン
プ35を介してキヤリツジ32に固定保持されたプリン
トヘツド34と連通接続されている。
【0019】ここで、図23にインクタンク31及びチ
ユーブポンプ35の内部構成を示す。インクタンク31
は、ケース本体31A内に先端がゴムキヤツプ36で密
封されたインク収容袋37が装填され、当該ゴムキヤツ
プ36を貫通するように中継インク針38が取り付けら
れた構成を有する。この中継インク針38はインク収容
袋37及びチユーブ33間を中継する役割を果たしてお
り、インク収容袋37内のインクが中継チユーブ針38
を通過してチユーブ33内に流入し得るようになされて
いる。
【0020】またチユーブポンプ35は、筐体35A内
部に形成された円柱状の空間部35AXに、円柱状の回
転部材40がモータ(図示せず)の出力軸41を回転中
心として矢印aで示す方向に回転し得るように軸支され
ると共に、当該回転部材40の周側面に複数のローラ4
2A〜42Cが出力軸41と平行な軸を回転中心として
それぞれ回転自在に取り付けられた構成を有し、空間部
35AXと連通する連通孔35AYを介してチユーブ3
3が貫入されている。
【0021】かくしてモータの駆動に応じて回転部材4
0が矢印aで示す方向に回転すると、空間部35AX内
のチユーブ33が順次ローラ42A〜42Cによつて当
接押圧され、当該チユーブ33内のインクがプリントヘ
ツド34側に押し出される。これによりチユーブポンプ
35からプリントヘツド34に供給量が調整されたイン
クが供給され、この結果当該プリントヘツド34は安定
してインク液滴を吐出することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キヤリツジ
搭載方式のインクジエツトプリンタ装置1においては、
インクタンク8(図21(A)及び(B))がインク吸
収体21を内蔵するカートリツジ式で構成されており、
装置全体としての構成を簡易かつ小型化し得るという利
点がある。
【0023】ところが、インクタンク8全体の容積に対
してインクを貯蔵できる量が比較的少なく、かつインク
吸収体21が含浸し得るインク量は当該インク吸収体2
1の材質及び大きさ等によつて制限されることから、当
該インクタンク8内に大量のインクを充填することが非
常に困難となる問題があつた。さらにインクタンク内部
の負圧をインク吸収体によつて調整するため、プリント
ヘツド9に対するインク漏れやインク供給不足等を完全
に防止し得ないという問題もあつた。
【0024】一方、チユーブ方式のインクジエツトプリ
ンタ装置30においては、インクタンク31(図23)
がプリントヘツド34と別体に設けられていることか
ら、インクタンクを大容量化して大量のインクを貯蔵し
得るという利点がある。
【0025】ところが、インクタンク31に貯蔵された
インクをプリントヘツド34に供給するためには、チユ
ーブポンプ35や弁機構(図示せず)等のインク供給源
が必要となり、装置全体として小型化かつ構成の簡易化
を図ることが困難となる問題があつた。さらにチユーブ
33はプリントヘツド34及びインクタンク31間の長
い距離に亘つて接続されていることから、インクの供給
が途切れ易く、またチユーブ33が物理的に振れたとき
に当該チユーブ33内部におけるインク中に溶け込んで
いる空気が泡となつて発生するおそれがあつた。この場
合、チユーブ33を介してインクのみならず空気の泡が
プリントヘツド34内に流出して、当該プリントヘツド
内部でインクの供給が停止するという問題があつた。
【0026】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共に、プ
リントヘツドに対するインク供給の信頼性を向上し得る
インク収容袋及びプリンタ装置を提案しようとするもの
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、インクが充填された充填部と、当
該充填部と連通するインクの流路でなり、充填部に外圧
が加えられたときのみ充填部内のインクを流出する弁機
能をもつ流路部と、当該流路部及び外部間を連通する外
部接続用の継手部とを備えるようにする。かくして簡易
な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共に外部に対して
常に安定した量のインクを供給することができる。
【0028】さらに本発明においては、プリントヘツド
からインクを記録媒体に向けて吐出することによりイン
クを記録媒体に印刷するプリンタ装置において、プリン
トヘツドに対して着脱自在に接続され、インクが充填さ
れた充填部と、当該充填部と連通するインクの流路でな
り、充填部に外圧が加えられたときのみ充填部内のイン
クを流出する弁機能をもつ流路部と、当該流路部及びプ
リントヘツド間を連通する継手部とを有するインク収容
袋と、インク収容袋の充填部に外圧を与える外圧付加手
段とを備え、外圧付加手段によつてインク収容袋の充填
部に外圧を与えることにより、充填部内のインクを流路
部及び継手部を介してプリントヘツドに供給するように
する。これによりプリントヘツドに対してインク漏れが
生じることなく常に安定した量のインクを供給すること
ができる。
【0029】さらに本発明においては、プリントヘツド
からインクを記録媒体に向けて吐出することによりイン
クを記録媒体に印刷するプリンタ装置において、一端が
プリントヘツドと連通するチユーブと、チユーブの他端
に対して着脱自在に接続され、インクが充填された充填
部と、当該充填部と連通するインクの流路でなる流路部
と、当該流路部及びチユーブの他端間を連通する継手部
とを有するインク収容袋と、インク収容袋の充填部に外
圧を与える外圧付加手段とを備え、外圧付加手段によつ
てインク収容袋の充填部に外圧を与えることにより、充
填部内のインクを流路部、継手部及びチユーブを介して
プリントヘツドに供給するようにする。これによりプリ
ントヘツドに対してインク漏れが生じることなく常に安
定した量のインクを供給することができる。
【0030】さらに本発明においては、プリントヘツド
からインクを記録媒体に向けて吐出することによりイン
クを記録媒体に印刷するプリンタ装置において、プリン
トヘツドと一体に設けられ、プリントヘツドから吐出す
るインクを所定量蓄えるキヤリツジと、プリントヘツド
の移動範囲内に予め設定された所定のインク供給位置に
対応して配置され、インクが充填された充填部と、当該
充填部と連通するインクの流路でなり、充填部に外圧が
加えられたときのみ充填部内のインクを流出する弁機能
をもつ流路部と、当該流路部及びプリントヘツドを連通
する継手部とを有し、当該継手部がキヤリツジに対して
着脱自在に連結されるインク収容袋と、インク収容袋の
充填部に外圧を与える外圧付加手段とを備え、プリント
ヘツドがインク供給位置に位置した状態において、イン
ク収容袋の継手部をキヤリツジに連結すると共に、外圧
付加手段によつてインク収容袋の充填部に外圧を与える
ことにより、充填部内のインクを流路部及び継手部を介
してキヤリツジに供給するようにする。これによりプリ
ントヘツドに対してインク漏れが生じることなく常に安
定した量のインクを供給し得ると共に、プリント動作を
より高速化させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0032】(1)第1の実施の形態 (1−1)キヤリツジ搭載方式によるインクジエツトプ
リンタ装置の構成図18との対応部分に同一符号を付し
て示す図1において、50は全体として本発明を適用し
たキヤリツジ搭載方式によるシリアル型インクジエツト
プリンタ装置を示し、従来のインクジエツトプリンタ装
置1(図18)とはインクタンク51及びプリントヘツ
ド52の構成が異なると共に、回転軸5及び送りねじ7
の各一端を支持する側板53の内側面53Aに同一形状
でなる突条部54A〜54Cが形成されている。
【0033】このインクタンク51は、図2に示すよう
に、ケース本体55にはマゼンタ、シアン及びイエロー
の3色のインクに対応してそれぞれ同一形状のインク袋
収納室55A〜55Cが形成されると共に、当該各イン
ク袋収納室55A〜55Cには弁付インク収容袋(図示
せず)が1つずつ収納されている。またケース本体55
の上面55Yは開閉自在の蓋でなり、これにより当該上
面55Yを開状態すなわち各インク袋収納室55A〜5
5Cの上端を開状態にして、それぞれ弁付インク収容袋
を着脱し得るようになされている。
【0034】さらにケース本体55における側板53と
の対向面55Xには、それぞれインク袋収納室55A〜
55Cに対応して貫通穴55XA〜55XCが形成さ
れ、各インク袋収納室55A〜55C内に収納されてい
る弁付インク収容袋が露出するようになされており、こ
れによりキヤリツジ10が送りねじ7によつてプラテン
6の軸方向(矢印x方向)に移動されて側板53の内側
面53Aまで到達したとき、当該内側面53Aに形成さ
れた突条部54A〜54Cがそれぞれ対応する貫通穴5
5XA〜55XCに嵌まり込んで各弁付インク収容袋を
押圧し得るようになされている。
【0035】(1−2)弁付インク収容袋の構成 ここで図3(A)及び(B)に示すように、弁付インク
収容袋60は、2枚のビニル樹脂等でなるフイルム60
A及び60Bの周縁部を溶着によつて張り合わせた構成
でなり、当該周縁部の内部にはインクが充填されている
インク充填部60Pと、当該インク充填部60Pの下端
と連通する略S字状のインク流路部60Qとが密閉され
ている。またインク流路部60Qの先端部60QXにお
けるフイルム60A及び60Bの張り合わせ部分には、
例えばプラスチツク等でなる継手部材61が挟着されて
いる。
【0036】この継手部材61は、図4及び図5(A)
に示すように、菱形柱状の継手本体部61Aと当該継手
本体部61Aの下面に突出形成された結合部61Bとか
ら構成され、継手本体部60Aの菱形柱状の全側面にフ
イルム60A及び60Bの張り合わせ部分が隙間なく接
着されている。
【0037】図5(A)のA−A′線を断面にとつて示
す図5(B)に示すように、この継手本体部61Aの上
面中央には凹部空間をもつ吸収体装填室61Fが形成さ
れ、当該吸収体装填室61Fはインク流路部60Qの先
端部60QXと連通されている。
【0038】また結合部61B内には、吸収体装填室6
1Fと連通する連通孔61Hが貫通形成され、当該連通
孔61Hの先端のインク供給口61Sからインクを供給
し得るようになされており、かくしてインク充填部60
Pからインク流路部60Qを介して供給されるインク
が、継手部材61のインク供給口61S以外にフイルム
60A及び60B間から漏れるのを防止することができ
る。
【0039】さらに吸収体装填室61F内には例えば発
泡材でなるポリウレタンフオームのような多孔質体から
なるインク吸収体62が装填されており、これによりイ
ンク流路部60Qの先端60QXから流出されたインク
をインク吸収体62の毛細管力によつて含浸されたまま
保持し得るようになされている。
【0040】さらに結合部61Bの外周には、先端に向
かつて次第に細くなるようにテーパ状に張り出したテー
パ部61BTが形成され、当該テーパ部61BTに対し
て嵌合自在にキヤツプ63(図3)を取り付け得るよう
になされている。これにより未使用時にはキヤツプ63
を取り付けてインク供給口61Sを閉塞しておき、一
方、使用時にはキヤツプ63を取り外して結合部61B
を露出すると共にインク供給口61Sを開放し得るよう
になされている。
【0041】ここで継手部材61のインク供給口61S
が開放された状態で、使用者がインク収容袋60のイン
ク充填部60Pに外部から押圧力を加えると、当該押圧
力に応じた量だけインク充填部60P内に充填されてい
るインクがインク流路部60Qに押し出され、当該イン
ク流路部60Q、インク吸収体62及び連通孔61Hを
介してインク供給口61Sから流出される(以下、この
特性を自己密封性と呼ぶ)。
【0042】これにより継手部材61のインク供給口6
1Sがキヤツプ63を取り外された状態で下向き(重力
方向)に向いていても、インク充填部60Pに外部から
押圧力が加えられなければ、当該インク充填部60P内
に充填されているインクは、インク充填部60P及びイ
ンク流路部60Qの内壁による抵抗によつてインク流路
部60Q内で留まつた状態に保たれる。
【0043】なお、弁付インク収容袋60の自己密封性
を維持するためには、インクの粘性等に応じてインク流
路部60Qの流路径及び略S字状の曲がり具合を設定す
る必要がある。すなわちインクの粘性が高いときには流
路径を太くし、及び又は略S字状の曲がり具合を緩やか
にすれば良い。これに対してインクの粘性が低いときに
は流路径を細くし、及び又は略S字状の曲がり具合を急
激にすれば良い。
【0044】(1−3)インクタンクの構成 次に図6(A)及び(B)において、図2に示すインク
タンク51を送りねじ7の軸方向に対して平行方向及び
垂直方向な線を断面にとつて示し、ケース本体55内の
各インク袋収納室55A〜55Cの下端にはプリントヘ
ツド52と連通するインク流路口55YA〜55YCが
形成されると共に、当該各インク流路口55YA〜55
YCには例えばゴムでなる環状部材65A〜65Cが装
填されている。
【0045】各インク袋収納室55A〜55Cに弁付イ
ンク収容袋60を収納する際、継手部材61の結合部6
1Bをそれぞれ対応する環状部材65A〜65C内に差
し込んで各結合部61B先端のテーパ部61BT(図
4)を対応する環状部材65A〜65C内に圧入させる
ことにより、各継手部材61のインク供給口61Sから
環状部材65A〜65Cの外にインクが漏洩するのを防
止し得るようになされている。
【0046】またプリントヘツド52の下端部にはイン
ク残量センサ66A〜66Cがそれぞれインク流路口5
5YA〜55YCに対応して取り付けられ、インクタン
ク51からプリントヘツド52に供給される3種類のイ
ンク量をそれぞれ計量し得るようになされている。
【0047】(1−4)制御部の構成 実際上、このシリアル型インクジエツトプリンタ装置5
0の制御部70は、図7に示すように、CPU又はDS
P(Digital Signal Proccessor )を含むマイクロコン
ピユータで構成された信号処理制御回路71を有し、供
給される入力信号S1に基づいて信号処理制御回路71
がプリントヘツド52に与えるべき駆動信号S2を生成
し、これをドライバ72を介してプリントヘツド52に
送出することにより当該プリントヘツド52を駆動制御
し得るようになされている。
【0048】この際信号処理制御回路71は、入力信号
S1に基づいて得られる印画データを必要に応じてライ
ンバツフアメモリ又は1画面メモリで構成されたメモリ
73に記録し、この後これを適宜読み出すことにより印
画データを印画順番に並べ替える一方、必要に応じて補
正回路74にROM(read only memory)マツプ型式で
格納された補正データを読み出し、当該補正データに基
づいて印画データのγ補正値やカラーの場合の色補正等
を行うようになされている。
【0049】信号処理制御回路71は、インク残量セン
サ66A〜66Cによる各弁付インク収容袋60から供
給されたインク量の計量結果に基づいて、当該インクタ
ンク51内に装着された各弁付インク収容袋60内のイ
ンク残量をそれぞれ算出した後、当該各弁付インク収容
袋60のうち最もインク残量の少ないものの算出結果を
制御信号S3として駆動制御部75に送出する。駆動制
御部75は制御信号S3に基づいて、各弁付インク収容
袋60内のインク残量に対応して、送りねじ7の回転量
すなわちキヤリツジ10の矢印x方向への移動量を算出
した後、これを駆動制御信号S4として送りねじ7の駆
動モータ(図示せず)に送出する。
【0050】この送りねじ7の駆動モータは、駆動制御
信号S4に基づいて送りねじ7を矢印xで示す方向に所
定距離だけ移動させることにより、各貫通穴55XA〜
55XCに対する突条部54A〜54Cの嵌まり込みの
度合いを調整し得るようになされている。
【0051】また信号処理制御回路71は、入力信号S
1に基づいて制御信号S5及びS6を生成し、これらを
それぞれ駆動制御部75を介して駆動制御信号S7及び
S8として対応するモータ2又は送りねじ7の駆動モー
タに送出することにより、これらモータ2又は送りねじ
7の駆動モータを駆動制御し、かくしてプラテン6及び
送りねじ7の動作を制御し得るようになされている。
【0052】かくしてこのシリアル型インクジエツトプ
リンタ装置50においては、動作時、制御部70から供
給される駆動制御信号S4及びS8に基づいて送りねじ
7の駆動モータが駆動して送りねじ7を所定の角速度で
回転させることによりプリントヘツド52を一定速度で
プラテン6の軸方向に移動させると共に、このときプリ
ントヘツド52が制御部70から供給される駆動信号S
2に基づいて駆動することによりプリント紙11に対し
て1行分の印字を行う。
【0053】さらにこの1行分の印字が終了すると、モ
ータ2が制御部70から供給される駆動制御信号S7に
基づいて駆動してプラテン6を所定角度だけ回転させる
ことによりプリント紙11を1行分だけ送らせると共
に、その際送りねじ7の駆動モータが制御部70から供
給される駆動制御信号S8に基づいて駆動して送りねじ
7を回転させることによりプリントヘツド52を移動方
向の原点位置に戻し、この後同様の動作を繰り返す。
【0054】なお動作時において、インク残量センサ6
6A〜66Cによる各弁付インク収容袋60内のインク
残量が少なくなつた場合には、送りねじ7の駆動モータ
は駆動制御信号S4に基づいて送りねじ7を所定距離だ
け移動させることにより、インクタンク51内における
最もインク残量の少ない弁付インク収容袋60に対して
最適な押圧力を加えることができ、かくしてプリントヘ
ツド52に安定した量のインクを供給することができ
る。
【0055】このようにしてこのシリアル型インクジエ
ツトプリンタ装置50は、制御部70に供給される入力
信号S1に基づいて1行ずつの印画を行い得るようにな
され、かくして入力信号S1から得られる印画データに
基づく文字、図形及び画像等をプリント紙11の全面に
亘つて印画し得るようになされている。
【0056】(1−5)第1の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、まずインクの色が相異なる3種類
の弁付インク収容袋60を、それぞれインク供給口61
Sが開放された状態で、当該各弁付インク収容袋60の
インク充填部60Pに外部から押圧力を加えることな
く、かつインク流路部60Qの先端60QXを下向き
(重力方向)にしながら、それぞれインクタンク51の
各インク袋収納室55A〜55C内に収納する。その
際、各弁付インク収容袋60に設けられた継手部材61
をそれぞれ対応するインク袋収納室55A〜55Cの環
状部材65A〜65C内に圧入させる。
【0057】これにより、各弁付インク収容袋60のイ
ンク充填部60Pに外部から所定の押圧力を加えた場合
でも、当該押圧力に応じた量のインクを、各継手部材6
1のインク供給口61Sから環状部材65A〜65Cの
外に漏洩することなくプリントヘツド52に供給するこ
とができる。この結果、漏洩したインクが外気と接触し
たまま長時間経過することによつてインク濃度を上昇さ
せたり、インクに混入した不純物がプリントヘツド52
に送出されて吐出ノズル(図示せず)内に目詰まりを生
じさせるのを回避することができる。
【0058】因みにインクジエツトプリンタ装置50の
動作時において、各弁付インク収容袋60内のインク残
量が少なくなつた場合、インクタンク51を搭載するキ
ヤリツジ10を所定距離だけ側板53側に移動して当該
側板53に形成された突条部54A〜54Cに各弁付イ
ンク収容袋60をそれぞれ当接押圧させることにより、
最もインク残量の少ない弁付インク収容袋60に対して
最適な押圧力を加えることができ、この結果プリントヘ
ツド52に対して安定した量のインクを供給することが
できる。
【0059】以上の構成によれば、プリントヘツド52
を固定保持するキヤリツジ10にインクタンク51が搭
載されたインクジエツトプリンタ装置50において、弁
付インク収容袋60のインク供給側にプリントヘツド5
2に対して着脱自在に連結し得る継手部材61を形成し
たことにより、プリントヘツド52に対してインク漏れ
を生じることなく常に安定した量のインクを供給するこ
とできる。さらにインク交換時に各弁付インク収容袋6
0をインク袋収容室55A〜55Cから取り外したと
き、インク流路内のインクが外に漏れるのを防止するこ
とができる。
【0060】(2)第2の実施の形態 (2−1)チユーブ方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成 図2及び図22との対応部分に同一符号を付して示す図
8において、80は全体として本発明を適用したチユー
ブ方式によるシリアル型インクジエツトプリンタ装置を
示す。このインクタンク81は図2に示すインクタンク
51と同一のケース本体55を有し、当該ケース本体5
5内の各インク袋収納室55A〜55Cに対応するイン
ク供給口55YA〜55YCにそれぞれインクチユーブ
33A〜33Cが連通接続されている。
【0061】またインクタンク81の近傍位置に設けら
れたインク袋押圧部82において、駆動部83の一側面
側には外方に突出した固定軸84が固定保持されると共
に、当該固定軸84をカム軸として3個の円盤カム88
A〜88Cがそれぞれケース本体55の貫通穴55XA
〜55XCと位置対応し得るように所定間隔で回転自在
に支持されている。またこれら各円盤カム88A〜88
Cにはそれぞれ固定軸84を回転中心としたプーリ89
が固着され、それぞれベルト90の一端側が巻回されて
いる。
【0062】さらに駆動部83内部に設けられた3個の
モータ(図示せず)の出力軸85〜87が互いに所定間
隔で固定軸84の軸方向に沿つて一側面側から突出さ
れ、それぞれ対応するベルト90の他端側が巻回されて
いる。かくして駆動部83内の各モータが互いに独立し
て駆動制御されると、当該各モータの回転出力が、各出
力軸85〜87、ベルト90及びプーリ89を順次介し
てそれぞれ円盤カム88A〜88Cに与えられる。
【0063】この結果、円盤カム88A〜88Cは、図
9に示すように固定軸84をカム軸としてそれぞれ独立
的に矢印aで示す方向に回転移動して対応する貫通穴5
5XA〜55XCに嵌まり込む。このようにしてインク
袋押圧部82は、ケース本体55の各インク袋収納室5
5A〜55Cに収納されている弁付インク収容袋60を
それぞれ別個に押圧することができる。
【0064】またケース本体55の下端のインク流路口
55YA〜55YCには、それぞれ例えばゴムでなる環
状部材92A〜92Cが装填され、当該各環状部材92
A〜92Cを介して継手部材61の結合部61B(図
4)及びインクチユーブ33A〜33Cが嵌め込まれ気
密性を保つた状態で連通接続されている。
【0065】なおプリントヘツド34におけるインクチ
ユーブ33A〜33Cとの接続部分には、インク残量セ
ンサ95A〜95C(図10に示す)がそれぞれ対応し
て取り付けられている。各インク残量センサ95A〜9
5Cは、インクタンク81からプリントヘツド34に供
給される3種類のインク量をそれぞれ計量することによ
つて、当該インクタンク81内に装着された各弁付イン
ク収容袋60内のインク残量をそれぞれ算出し得るよう
になされている。
【0066】(2−2)制御部の構成 図7との対応部分に同一符号を付して示す図10におい
て、シリアル型インクジエツトプリンタ装置80の制御
部100の構成を示し、図7に示す第1の実施の形態に
よるシリアル型インクジエツトプリンタ装置50の制御
部70とほぼ同一構成からなる。
【0067】制御部100内の信号処理制御回路101
は、インク残量センサ95A〜95C(図8では図示せ
ず)による各弁付インク収容袋60から供給されたイン
ク量の計量結果に基づいて、当該インクタンク81内に
装着された各弁付インク収容袋60内のインク残量をそ
れぞれ算出した後、当該算出結果を制御信号S10A〜
S10Cとして駆動制御部102に送出する。駆動制御
部102は制御信号S10A〜S10Cに基づいて、そ
れぞれ弁付インク収容袋60内のインク残量に対応し
て、円盤カム88A〜88Cの回転量を算出した後、こ
れを駆動制御信号S11A〜S11Cとして駆動部83
内の各モータ(図示せず)に送出する。
【0068】この駆動部83内の各モータは、駆動制御
信号S11A〜S11Cに基づいて円盤カム88A〜8
8Cを矢印aで示す方向に所定角度だけ回転移動させる
ことにより、各貫通穴55XA〜55XCに対する円盤
カム88A〜88Cの嵌まり込みの度合いをそれぞれ別
個に調整し得るようになされている。
【0069】かくして動作時において、インク残量セン
サ95A〜95Cによる各弁付インク収容袋60内のイ
ンク残量が少なくなつた場合には、駆動部83内の各モ
ータは駆動制御信号S11A〜S11Cに基づいて円盤
カム88A〜88Cを所定角度だけ回転移動させること
により、インクタンク81内における各弁付インク収容
袋60に対してそれぞれ最適な押圧力を加えることがで
き、この結果プリントヘツド34に安定した量のインク
を供給することができる。
【0070】(2−3)第2の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、上述した第1の実施の形態の場合
と同様に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞ
れ自己密封性が機能するようにインクタンク81の各イ
ンク袋収納室55A〜55C内に装着しておく。このと
き各弁付インク収容袋60に設けられた継手部材61
を、対応するインク袋収納室55A〜55Cの環状部材
92A〜92C内にそれぞれ圧入してインクチユーブ3
3A〜33Cと導通させることにより、環状部材92A
〜92Cの外にインク漏れが生じるのを防止することが
できる。
【0071】このインクジエツトプリンタ装置80の動
作時において、各弁付インク収容袋60内のインク残量
が少なくなつた場合には、各円盤カム88A〜88Cを
それぞれ所定角度だけ独立的に回転移動させることによ
り、当該各円盤カム88A〜88Cがインクタンク81
の各貫通穴55A〜55Cを通過して各インク袋収納室
55A〜55C内に充填された弁付インク収容袋60を
それぞれ当接押圧する。
【0072】このようにして各弁付インク収容袋60に
対してそれぞれ別個に最適な押圧力を加えることがで
き、かくして第1の実施の形態の場合よりも格段とプリ
ントヘツド52に対して安定した量のインクを供給する
ことができる。
【0073】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク81が設けられ、チユーブ33A
〜33Cを介してプリントヘツド34にインクを供給す
るインクジエツトプリンタ装置80において、弁付イン
ク収容袋60のインク供給側にチユーブ33A〜33C
に対して着脱自在に連結し得る継手部材61を形成した
ことにより、プリントヘツド34に対してインク漏れを
生じることなく、さらにはチユーブポンプ35(図2
2)等のインク送り機構を必要とすることなく、常に安
定した量のインクを供給することできる。
【0074】(3)第3の実施の形態 (3−1)適宜合体方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成 図8との対応部分に同一符号を付して示す図11におい
て、110は全体として本発明を適用した適宜合体方式
によるシリアル型インクジエツトプリンタ装置を示す。
ここで適宜合体方式とは、プリントヘツドと別体にイン
クタンクが設けられ、所定の時期にプリントヘツドとイ
ンクタンクとのインク流路を連通接続させることによ
り、プリントヘツドにインクを補給する方式をいう。
【0075】このシリアル型インクジエツトプリンタ装
置110においては、送りねじ7の近傍位置にインク補
給部111が設けられ、当該送りねじ7の回転駆動に応
じて矢印xで示す方向に移動するキヤリツジ112が所
定位置に位置決めされたとき、インク補給部111と連
通接続し得るようになされている。
【0076】このインク補給部111は、図8に示すイ
ンク袋押圧部82の構成に加えて、駆動部113内部に
設けられたモータ(図示せず)の出力軸114が固定軸
84の軸方向に沿つて突出され、当該出力軸114に対
してインクタンク115の下端部が固着されている。こ
れによりインクタンク115は、モータの駆動に応じて
出力軸114を回転中心として矢印bで示す方向又はこ
れとは逆方向に回転移動される。
【0077】このインクタンク115において、ケース
本体116の各インク袋収納室116A〜116Cの一
側壁には貫通穴116XA〜116XCが形成され、第
2の実施の形態の場合と同様にそれぞれ円盤カム88A
〜88Cが嵌まり込むようになされている。
【0078】ここで図12にインク補給部111のイン
クタンク115がキヤリツジ112と合体したときの断
面図を示し、ケース本体116の各インク袋収納室11
6A〜116Cの下端にインク流路口116YA〜11
6YCが突出形成されると共に、上端に弁付インク収容
袋60を着脱するための開口部116ZA〜116ZC
が形成されている。このインク流路口116YA〜11
6YCには、それぞれ例えばゴムでなる環状部材118
A〜118Cが装填され、当該各環状部材118A〜1
18Cを介して継手部材61の結合部61B(図4)が
嵌め込まれ気密性を保つて状態で連通接続されている。
【0079】またキヤリツジ112内にはそれぞれ中空
部112A〜112Cが形成され、当該中空部112A
〜112C内にはインク吸収体117が1つずつ充填さ
れている。また当該中空部112A〜112Cの上端に
それぞれインク流路口116YA〜116YCと嵌合す
る嵌合穴112XA〜112XCが形成されると共に、
下端にプリントヘツド34にインクを供給するための連
通穴112YA〜112YCが形成されている。
【0080】なおプリントヘツド34におけるキヤリツ
ジ112の連通穴112YA〜112YCとの接続部分
には、インク残量センサ(図示せず)がそれぞれ対応し
て取り付けられている。各インク残量センサは、インク
タンク115からプリントヘツド34に供給される3種
類のインク量をそれぞれ計量することによつて、当該イ
ンクタンク115内に装着された各弁付インク収容袋6
0内のインク残量をそれぞれ算出し得るようになされて
いる。
【0081】また第3の実施の形態のシリアル型インク
ジエツトプリンタ装置110の制御部(図示せず)は、
第2の実施の形態のシリアル型インクジエツトプリンタ
装置80の制御部100とほぼ同一の構成からなる。
【0082】(3−2)第3の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、上述した第1の実施の形態の場合
と同様に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞ
れ自己密封性が機能するようにインクタンク115の各
インク袋収納室116A〜116C内に装着しておく。
このとき各弁付インク収容袋60に設けられた継手部材
61を、対応するインク袋収納室116A〜116Cの
環状部材118A〜118C内にそれぞれ圧入させるこ
とにより、環状部材118A〜118Cの外にインク漏
れが生じるのを防止することができる。
【0083】このインクジエツトプリンタ装置110の
動作時において、まずキヤリツジ112の各中空部11
2A〜112C内に充填されたインク吸収体117には
それぞれインクが含浸されているが、当該インクは各イ
ンク吸収体117の毛細管力によつてプリントヘツド3
4に漏れることなく保持される。
【0084】続いてキヤリツジ112内の各インク吸収
体117に含浸されたインクが少なくなつたと判断され
る所定の時期に、駆動部113は送りねじ7を回転駆動
させて、キヤリツジ112をインクタンク115近傍の
所定位置に位置決めする(図11)。このときインクタ
ンク115は、図13に示すように出力軸114を回転
中心として所定角度の傾斜状態で保持されている。
【0085】この状態において、駆動部113はモータ
を駆動させて出力軸114を矢印bで示す方向に所定角
度だけ回転させることにより、インクタンク115の各
インク袋収納室116A〜116Cの下端に突出形成さ
れたインク流路口116YA〜116YCをキヤリツジ
112の嵌合穴112XA〜112XCに嵌合させる
(図12)。
【0086】続いて、駆動部113は各円盤カム88A
〜88Cをそれぞれ所定角度だけ独立的に矢印aで示す
方向に回転移動して当該各円盤カム88A〜88Cを各
弁付インク収容袋60にそれぞれ当接押圧させることに
より、各弁付インク収容袋60に対してそれぞれ別個に
最適な押圧力を加えることができ、かくして第2の実施
の形態の場合と同様にプリントヘツド34に対して安定
した量のインクを供給することができる。さらに第2の
実施の形態(図8)のようにインクタンク81及びプリ
ントヘツド34間にインクチユーブ33A〜33Cを引
き出されておらず、このため装置全体として構成を簡易
にし得ると共に、インクチユーブ33A〜33C内で発
生した空気の泡によつてプリントヘツド34内部でイン
クの供給が停止するなどのトラブルを未然に防ぐことが
できる。
【0087】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク115が設けられ、所定の時期に
プリントヘツド34とインクタンク115とのインク流
路を連通接続させることによつてプリントヘツド34に
インクを補給するインクジエツトプリンタ装置110に
おいて、自己密封性をもつ弁付インク収容袋60のイン
ク供給側にインクタンク115の各インク収納室116
A〜116Cに対して着脱自在に連結し得る継手部材6
1を形成したことより、プリントヘツド34に対してイ
ンク漏れを生じることなく常に安定した量のインクを供
給することできる。さらにキヤリツジ112を小型化す
ることができ、この結果プリントヘツド34におけるプ
リント動作の高速化を実現することができる。
【0088】(4)第4の実施の形態 (4−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成 図11との対応部分に同一符号を付して示す図14にお
いて、120は全体として本発明を適用したメンテステ
ーシヨン供給方式によるシリアル型インクジエツトプリ
ンタ装置を示す。ここで、メンテステーシヨン供給方式
とは、適宜合体方式におけるプリントヘツドへのインク
の補給に加えて、当該プリントヘツドのメンテナンスを
行う方式をいう。
【0089】実用上、このようなシリアル型インクジエ
ツトプリンタ120の動作時においては、プリントヘツ
ド34のヘツドノズル部(図示せず)に目詰まりが生じ
たり、又は塵や埃等が付着するおそれがあり、さらには
ヘツドノズル部を空吐出させたりする場合があるため、
プリントヘツド34のメンテナンスを定期的に行う必要
がある。
【0090】このため通常は、送りねじ7の回転駆動に
よつて、キヤリツジ112をプリントヘツド34のプリ
ント動作の移動範囲外(すなわちプラテン6の端部より
も外側)の所定位置(以下、この位置をメンテナンス位
置と呼ぶ)に移動させて、当該メンテナンス位置におい
てプリントヘツド34のメンテナンスを行つた後、再度
キヤリツジ112をプリント動作の移動範囲内に戻す動
作を定期的に行うようになされている。
【0091】従つて、このメンテステーシヨン供給方式
によるインクジエツトプリンタ装置120においては、
装置内の所定位置にメンテナンス部(性能維持手段)1
21が設けられ、当該メンテナンス部121における吸
引ポンプ122からチユーブ123を介して引き出され
たヘツドキヤツプ部124が、所定の昇降手段(図示せ
ず)によつて矢印zで示す方向又はこれとは逆方向に昇
降移動され、メンテナンス位置に位置決めされる。
【0092】このヘツドキヤツプ部124は、プリント
ヘツド34の外形形状に対応する凹形状でなる嵌合部1
24Aを有し、メンテナンス位置に位置決めされたプリ
ントヘツド34を当該嵌合部124Aで包み込むことに
より、プリントヘツド34のメンテナンスを行い得るよ
うになされている。
【0093】さらにこのメンテステーシヨン供給方式に
よるインクジエツトプリンタ装置120では、メンテナ
ンス位置に位置決めされたキヤリツジ112に対して、
ヘツドキヤツプ部124の反対側から第3の実施の形態
によるインク補給部111のインクタンク115を連通
接続し得るようになされている。
【0094】なおプリントヘツド34におけるキヤリツ
ジ112の連通穴112YA〜112YCとの接続部分
には、第3の実施の形態と同様にインク残量センサ(図
示せず)がそれぞれ対応して取り付けられている。
【0095】(4−2)第4の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、上述した第3の実施の形態の場合
と同様に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞ
れ自己密封性が機能するようにインクタンク115の各
インク袋収納室116A〜116C内に装着しておく。
このとき各弁付インク収容袋60に設けられた継手部材
61を、対応するインク袋収納室116A〜116Cの
環状部材118A〜118C内にそれぞれ圧入させるこ
とにより、環状部材118A〜118Cの外にインク漏
れが生じるのを防止することができる。
【0096】このインクジエツトプリンタ装置120の
動作時において、まずキヤリツジ112の各中空部11
2A〜112C内に充填されたインク吸収体117には
それぞれインクが含浸されているが、当該インクは各イ
ンク吸収体117の毛細管力によつてプリントヘツド3
4に漏れることなく保持される。
【0097】続いてキヤリツジ112内の各インク吸収
体117に含浸されたインクが少なくなつたと判断され
る所定の時期に、駆動部113は送りねじ7を回転駆動
させることにより、図15に示すようにキヤリツジ11
2をメンテナンス位置に位置決めする。このとき、イン
クタンク115は出力軸114を回転中心として所定角
度の傾斜状態で保持されていると共に、ヘツドキヤツプ
部124はプリントヘツド34の対向位置に所定距離を
保つて位置合わせされている。
【0098】この状態において、駆動部113はモータ
を駆動させて出力軸114を矢印bで示す方向に所定角
度だけ回転させることにより、図16に示すようにイン
クタンク115の各インク袋収納室116A〜116C
の下端に突出形成されたインク流路口116YA〜11
6YCをキヤリツジ112の嵌合穴112XA〜112
XCに嵌合させる。これと共に、昇降手段はヘツドキヤ
ツプ部124を矢印zで示す方向に上昇移動させること
により、当該ヘツドキヤツプ部124の嵌合部124A
をプリントヘツド34に嵌合させて当該プリントヘツド
34を包み込むようにする(図16)。
【0099】続いて、駆動部113は各円盤カム88A
〜88Cをそれぞれ所定角度だけ独立的に矢印aで示す
方向に回転移動させて当該各円盤カム88A〜88Cを
各弁付インク収容袋60にそれぞれ当接押圧させると共
に、吸引ポンプ122(図14)がチユーブ123を介
してヘツドキヤツプ部124の嵌合部124Aに所定の
負圧を与えるようにする。
【0100】このようにして各弁付インク収容袋60に
対してそれぞれ別個に最適な押圧力を加えることによつ
てプリントヘツド34に対して安定した量のインクを供
給し得ると共に、プリントヘツド34のメンテナンスを
吸引によつて行うことにより、当該プリントヘツド34
のヘツドノズル部に生じた目詰まりや、付着した塵や埃
等をチユーブ123を介して取り除くことができる。
【0101】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク115が設けられ、所定の時期に
プリントヘツド34とインクタンク115とのインク流
路を連通接続させることによつてプリントヘツド34に
インクを補給するインクジエツトプリンタ装置120に
おいて、自己密封性をもつ弁付インク収容袋60のイン
ク供給側にインクタンク115の各インク収納室116
A〜116Cに対して着脱自在に連結し得る継手部材6
1を形成したことより、プリントヘツド34に対してイ
ンク漏れを生じることなく常に安定した量の供給するこ
とができると共に、当該プリントヘツド34のメンテナ
ンスを行うことができる。
【0102】またキヤリツジ112を小型化することが
でき、この結果プリントヘツド34におけるプリント動
作の高速化を実現することができる。さらにプリントヘ
ツド34のメンテナンスと同時に当該プリントヘツド3
4にインクを供給することによつてプリント動作をより
高速化させることができる。
【0103】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、シリアル型インクジ
エツトプリンタ装置50、80、110、120に本発
明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、ライン型インクジエツトプリンタ装置及びドラム
型インクジエツトプリンタ装置に本発明を適用すること
ができる。
【0104】また第2、第3及び第4の実施の形態にお
いては、図9、図12及び図16に示すようにインクタ
ンク51、81、115のケース本体55、116の一
側面にのみ各貫通穴55XA〜55XC、116XA〜
116XCを形成し、当該各貫通穴55XA〜55X
C、116XA〜116XCに対応して、外圧付加手段
としての円盤カム88A〜88Cを嵌め込みながら押圧
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、外圧付加手段としては円盤カム88A〜88C
以外にも三角カムや揺動カム等のカム機構を用いても良
く、さらにはクランク機構等を用いるようにしても良
い。要は、各貫通穴55XA〜55XC、116XA〜
116XCに対応して嵌め込んで押圧し得る機構であれ
ば外圧付加手段として種々のものを広く適用して良い。
【0105】また第2、第3及び第4の実施の形態にお
いては、図9、図12及び図16に示すようにインクタ
ンク51、81、115のケース本体55、116の一
側面にのみ各貫通穴55XA〜55XC、116XA〜
116XCを形成した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、図9との対応部分に同一符号を付した図
17に示すように、インクタンク150のケース本体1
51の両側面及び上面に沿つて所定幅の切欠き溝151
XA〜151XCを形成するようにしても良い。
【0106】この場合、外圧付加手段としては、各イン
ク袋収納室151A〜151Cに対応して、一対のロー
ラ152A〜152C及び153A〜153Cが、それ
ぞれ回転軸154A〜154C及び155A〜155C
を回転中心として支持されており、当該一対のローラ1
52A〜152C及び153A〜153Cは、対応する
各切欠き溝151XA〜151XCに沿つてケース本体
151の両側面及び上面を2次元的に移動し得るように
なされている。
【0107】かくして一対のローラ152A〜152C
及び153A〜153Cは、それぞれ対応する各インク
袋収納室151A〜151Cに収納されている弁付イン
ク収容袋60を挟み込むように転がりながら押圧するこ
とにより、弁付インク収容袋60内のインクを空になる
まで外部に流出させることができ、この結果、当該弁付
インク収容袋60内のインク残量にかかわらず常に一定
量のインクをプリントヘツドに供給することができる。
【0108】さらに上述の実施の形態においては、図3
(A)及び(B)に示す弁付インク収容袋60のインク
充填部60Pに外圧を与える場合、当該弁付インク収容
袋60の張り合わせ部分の側端部を片側から押さえる又
は両側から挟み込むようにして外圧を与えるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、弁付イ
ンク収容袋60のインク充填部60Pの各フイルム面を
片側から押さえる又は両側から挟み込むようにしても良
い。要は、弁付インク収容袋60のインク充填部60P
に外力を与える方向はどの方向であつても良い。
【0109】さらに第1の実施の形態においては、ケー
ス本体55及びキヤリツジ10を別体として設けた場合
(図2)について述べたが、本発明はこれに限らず、ケ
ース本体55をキヤリツジ10と一体成形するようにし
ても良い。
【0110】さらに上述の実施の形態においては、各イ
ンク残量センサ66A〜66C、95A〜95Cは、そ
れぞれ弁付インク収容袋60内のインク残量を検出する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、インク残量以外にも各弁付インク収容袋60内にイ
ンクが満杯であるか否かを検出するようにしても良い。
この場合、各弁付インク収容袋60内には定期的に所定
量のインクを供給すれば良い。なお、これらインク残量
センサ66A〜66C、95A〜95Cを、ホームポジ
シヨンやメンテステーシヨン用のセンサと兼用するよう
にしても良い。
【0111】さらに上述の実施の形態においては、弁付
インク収容袋60を2枚のビニル樹脂等でなるフイルム
60A及び60Bの周縁部を溶着によつて張り合わせた
構成でなるようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、弁付インク収容袋60の材料としては、
ビニル樹脂以外にも、例えばポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリウレタン及びポ
リスチレン等でも良く、さらにはこれらのうち少なくと
も1種類を含むブロツク共重合体を用いるようにしても
良い。これにより弁付インク収容袋60を使用後に廃棄
する際、油に変換することによつて他の材料に再利用す
ることができ、環境汚染を未然に防止することができ
る。さらに生分解性ポリマーを用いれば、使用後の弁付
インク収容袋60が土で分解され易いことから、より一
層環境対策として非常に有効である。
【0112】さらに上述の実施の形態においては、イン
ク吸収体として、例えば発泡材でなるポリウレタンフオ
ームのような多孔質体からなるインク吸収体62、11
7を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、多孔質体以外にも例えばフエルト等の繊維質が固
まつたものを用いるようにしても良い。この場合、各イ
ンク吸収体として発泡材を用いた場合には、毛細管力の
大きさは発泡率によつて調整され、また各インク吸収体
として繊維質が固まつたものを用いた場合には、毛細管
力の大きさは繊維質の密度によつて調整される。
【0113】さらに上述の実施の形態においては、フイ
ルタとして、弁付インク収容袋60における継手部材6
1の吸収体装填室61Fに発泡材等からなるインク吸収
体62を装填した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば金属メツシユ(網幅30〔μm〕程度)
等からなるフイルタ(図示せず)を装填するようにして
も良い。この場合、インク流路部60Qの先端60QX
から流出したインクは、フイルタを通過することにより
内部に混入する不純物が除去され得る。
【0114】さらに第4の実施の形態においては、メン
テナンス部121に吸引ポンプ122を設け、当該吸引
ポンプ122からチユーブ123を介して引き出したヘ
ツドキヤツプ部124にプリントヘツド34を嵌め込ん
で吸引によつて当該プリントヘツド34のメンテナンス
を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、メンテナンス部としては、吸引ポンプやチユ
ーブを必要とすることなく、ヘツドキヤツプ部124の
嵌合部124A内に例えばスポンジ等からなる種々のイ
ンクを吸収し得る材質のものを装填したものを用いて、
プリントヘツド34を拭き取ることによつてメンテナン
スを行うようにしても良い。
【0115】さらに第4の実施の形態においては、プリ
ントヘツド34のメンテナンスを、プリントヘツド34
へのインク供給と同時に行うようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、プリントヘツド34の
メンテナンスと当該プリントヘツド34へのインク供給
とのタイミングは、所定時間ずれるように設定しても良
く、さらにはいずれか一方の動作のみ行うようにしても
良い。
【0116】さらに第3及び4の実施の形態において
は、キヤリツジ112の嵌合穴112XA〜112XC
を常に開口させた状態にした場合について述べたが(図
13及び図15)、本発明はこれに限らず、当該嵌合穴
112XA〜112XCにそれぞれシヤツタ(図示せ
ず)を設け、キヤリツジ112がインク供給位置(又は
メンテナンス位置)に位置決めされているときには開状
態となり、キヤリツジ112がプリント動作の移動範囲
内にあるときには閉状態となるように各シヤツタを所定
のタンミングで駆動制御するようにしても良い。
【0117】これにより各シヤツタが開状態のときに
は、キヤリツジ112の嵌合穴112XA〜112XC
にインクタンク115のインク流路口116YA〜11
6YCをそれぞれ嵌合させることができ、一方、キヤリ
ツジ112がプリント動作の移動範囲内にあるときには
キヤリツジ112内のインク吸収体117が外気と接触
するのを回避することができ、当該インク吸収体117
が乾燥するのを防止することができる。
【0118】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、インク収
容袋において、インクが充填された充填部と、当該充填
部と連通するインクの流路でなり、充填部に外圧が加え
られたときのみ充填部内のインクを流出する弁機能をも
つ流路部と、当該流路部及び外部間を連通する外部接続
用の継手部とを設けたことにより、簡易な構成で大量の
インクを貯蔵し得ると共に外部に対するインク供給の信
頼性を向上し得るインク収容袋を実現することができ
る。
【0119】また本発明によれば、プリントヘツドから
インクを記録媒体に向けて吐出することによりインクを
記録媒体に印刷するプリンタ装置において、プリントヘ
ツドに対して着脱自在に接続され、インクが充填された
充填部と、当該充填部と連通するインクの流路でなり、
充填部に外圧が加えられたときのみ充填部内のインクを
流出する弁機能をもつ流路部と、当該流路部及びプリン
トヘツド間を連通する継手部とを有するインク収容袋
と、インク収容袋の充填部に外圧を与える外圧付加手段
とを設け、外圧付加手段によつてインク収容袋の充填部
に外圧を与えて充填部内のインクを流路部及び継手部を
介してプリントヘツドに供給するようにしたことによ
り、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共に、プ
リントヘツドに対してインク漏れが生じることなくプリ
ントヘツドに対するインク供給の信頼性を向上し得るプ
リンタ装置を実現することができる。
【0120】さらに本発明によれば、プリントヘツドか
らインクを記録媒体に向けて吐出することによりインク
を記録媒体に印刷するプリンタ装置において、一端がプ
リントヘツドと連通するチユーブと、チユーブの他端に
対して着脱自在に接続され、インクが充填された充填部
と、当該充填部と連通するインクの流路でなり、充填部
に外圧が加えられたときのみ充填部内のインクを流出す
る弁機能をもつ流路部と、当該流路部及びチユーブの他
端間を連通する継手部とを有するインク収容袋と、イン
ク収容袋の充填部に外圧を与える外圧付加手段とを設
け、外圧付加手段によつてインク収容袋の充填部に外圧
を与えて充填部内のインクを流路部、継手部及びチユー
ブを介してプリントヘツドに供給するようにしたことに
より、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共に、
プリントヘツドに対してインク漏れが生じることなくプ
リントヘツドに対するインク供給の信頼性を向上し得る
プリンタ装置を実現することができる。
【0121】さらに本発明によれば、プリントヘツドか
らインクを記録媒体に向けて吐出することによりインク
を記録媒体に印刷するプリンタ装置において、プリント
ヘツドと一体に設けられ、プリントヘツドから吐出する
インクを所定量蓄えるキヤリツジと、プリントヘツドの
移動範囲内に予め設定された所定のインク供給位置に対
応して配置され、インクが充填された充填部と、当該充
填部と連通するインクの流路でなり、充填部に外圧が加
えられたときのみ充填部内のインクを流出する弁機能を
もつ流路部と、当該流路部及びプリントヘツドを連通す
る継手部とを有し、当該継手部がキヤリツジに対して着
脱自在に連結されるインク収容袋と、インク収容袋の充
填部に外圧を与える外圧付加手段とを設け、プリントヘ
ツドがインク供給位置に位置した状態において、インク
収容袋の継手部をキヤリツジに連結すると共に、外圧付
加手段によつてインク収容袋の充填部に外圧を与えて充
填部内のインクを流路部及び継手部を介してキヤリツジ
に供給することにより、簡易な構成で大量のインクを貯
蔵し得ると共に、プリントヘツドに対してインク漏れが
生じることなくプリントヘツドに対するインク供給の信
頼性を向上し得るプリンタ装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるインクジエツトプリン
タ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図2】第1の実施の形態によるインクタンクの外観構
成を示す略線的斜視図である。
【図3】本発明による弁付インク収納袋の構成を示す平
面図である。
【図4】本発明による継手部材の構成を示す略線的斜視
図である。
【図5】図4に示す継手部材の接着状態を表す斜視図及
び部分的断面図である。
【図6】第1の実施の形態によるインクタンクの構成を
示す部分的断面図である。
【図7】第1の実施の形態によるインクジエツトプリン
タ装置の制御部の構成の説明に供するブロツク図であ
る。
【図8】第2の実施の形態によるインクジエツトプリン
タ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図9】第2の実施の形態によるインクタンクの構成を
示す部分的断面図である。
【図10】第2の実施の形態によるインクジエツトプリ
ンタ装置の制御部の構成の説明に供するブロツク図であ
る。
【図11】第3の実施の形態によるインクジエツトプリ
ンタ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図12】第3の実施の形態によるインクタンク及びキ
ヤリツジの構成を示す部分的断面図である。
【図13】第3の実施の形態によるインクタンク及びキ
ヤリツジの構成を示す部分的断面図である。
【図14】第4の実施の形態によるインクジエツトプリ
ンタ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図15】第4の実施の形態におけるメンテナンス位置
での動作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図16】第4の実施の形態におけるメンテナンス位置
での動作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図17】他の実施の形態によるインクタンクの構成を
示す部分的断面図である。
【図18】従来のキヤリツジ搭載方式のインクジエツト
プリンタ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図19】従来のプリントヘツドの一構成例を示す断面
図である。
【図20】従来のプリントヘツドの一構成例を示す断面
図及び透視図である。
【図21】従来のインクタンクの構成を示す斜視図及び
断面図である。
【図22】従来のチユーブ方式のインクジエツトプリン
タ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図23】従来のインクタンク及びチユーブポンプの構
成を示す部分的断面図である。
【符号の説明】
1、30、50、80、110、120……インクジエ
ツトプリンタ装置、6……プラテン、7……送りねじ、
8、31、51、81、115、150……インクタン
ク、9、34、52……プリントヘツド、10、32、
112……キヤリツジ、11……プリント紙、21、6
2、117……インク吸収体、33(33A〜33C)
……インクチユーブ、54A〜54C……突条部、5
5、116、151……ケース本体、55A〜55C…
…インク袋収納室、55XA〜55XC……貫通穴、5
5YA〜55YC、116YA〜116YC……インク
流路口、60……弁付インク収容袋、60A、60B…
…フイルム、60P……インク充填部、60Q……イン
ク流路部、61……継手部材、61A……継手本体部、
61B……結合部、61S……インク供給口、65A〜
65C、92A〜92C、118A〜118C……環状
部材、66A〜66C、95A〜95C……インク残量
センサ、70、100……制御部、82……インク袋押
圧部、83、113……駆動部、84……固定軸、88
A〜88C……円盤カム、111……インク補給部、1
12XA〜112XC……嵌合穴、120……メンテナ
ンス部、121……メンテンス部、122……吸引ポン
プ、124……ヘツドキヤツプ部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクが充填された充填部と、 上記充填部と連通する上記インクの流路でなり、上記充
    填部に外圧が加えられたときのみ上記充填部内の上記イ
    ンクを流出する弁機能をもつ流路部と、 上記流路部及び外部間を連通する外部接続用の継手部と を具えることを特徴とするインク収容袋。
  2. 【請求項2】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記インクから不純物を取り除くフイルタを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載のインク収容袋。
  3. 【請求項3】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記プリントヘツドへの上記インクの供給量を調整
    するインク吸収体を具えることを特徴とする請求項1に
    記載のインク収容袋。
  4. 【請求項4】プリントヘツドからインクを記録媒体に向
    けて吐出することにより上記インクを上記記録媒体に印
    刷するプリンタ装置において、 上記プリントヘツドに対して着脱自在に接続され、上記
    インクが充填された充填部と、当該充填部と連通する上
    記インクの流路でなり、上記充填部に外圧が加えられた
    ときのみ上記充填部内の上記インクを流出する弁機能を
    もつ流路部と、当該流路部及び上記プリントヘツド間を
    連通する継手部とを有するインク収容袋と、 上記インク収容袋の上記充填部に上記外圧を与える外圧
    付加手段とを具え、上記外圧付加手段によつて上記イン
    ク収容袋の上記充填部に上記外圧を与えることにより、
    上記充填部内の上記インクを上記流路部及び上記継手部
    を介して上記プリントヘツドに供給することを特徴とす
    るプリンタ装置。
  5. 【請求項5】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記インクから不純物を取り除くフイルタを具える
    ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記プリントヘツドへの上記インクの供給量を調整
    するインク吸収体を具えることを特徴とする請求項4に
    記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】プリントヘツドからインクを記録媒体に向
    けて吐出することにより上記インクを上記記録媒体に印
    刷するプリンタ装置において、 一端が上記プリントヘツドと連通するチユーブと、 上記チユーブの他端に対して着脱自在に接続され、上記
    インクが充填された充填部と、当該充填部と連通する上
    記インクの流路でなり、上記充填部に外圧が加えられた
    ときのみ上記充填部内の上記インクを流出する弁機能を
    もつ流路部と、当該流路部及び上記チユーブの他端間を
    連通する継手部とを有するインク収容袋と、 上記インク収容袋の上記充填部に上記外圧を与える外圧
    付加手段とを具え、上記外圧付加手段によつて上記イン
    ク収容袋の上記充填部に上記外圧を与えることにより、
    上記充填部内の上記インクを上記流路部、上記継手部及
    び上記チユーブを介して上記プリントヘツドに供給する
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  8. 【請求項8】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記インクから不純物を取り除くフイルタを具える
    ことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記プリントヘツドへの上記インクの供給量を調整
    するインク吸収体を具えることを特徴とする請求項7に
    記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】プリントヘツドからインクを記録媒体に
    向けて吐出することにより上記インクを上記記録媒体に
    印刷するプリンタ装置において、 上記プリントヘツドと一体に設けられ、上記プリントヘ
    ツドから吐出する上記インクを所定量蓄えるキヤリツジ
    と、 上記プリントヘツドの移動範囲内に予め設定された所定
    のインク供給位置に対応して配置され、上記インクが充
    填された充填部と、当該充填部と連通する上記インクの
    流路でなり、上記充填部に外圧が加えられたときのみ上
    記充填部内の上記インクを流出する弁機能をもつ流路部
    と、当該流路部及び上記プリントヘツド間を連通する継
    手部とを有し、当該継手部が上記キヤリツジに対して着
    脱自在に連結されるインク収容袋と、 上記インク供給位置に対応して配置され、上記インク収
    容袋の上記充填部に上記外圧を与える外圧付加手段とを
    具え、上記プリントヘツドが上記インク供給位置に位置
    した状態において、上記インク収容袋の上記継手部を上
    記キヤリツジに連結すると共に、上記外圧付加手段によ
    つて上記インク収容袋の上記充填部に上記外圧を与える
    ことにより、上記充填部内の上記インクを上記流路部及
    び上記継手部を介して上記キヤリツジに供給することを
    特徴とするプリンタ装置。
  11. 【請求項11】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記インクから不純物を取り除くフイルタを具える
    ことを特徴とする請求項10に記載のプリンタ装置。
  12. 【請求項12】上記継手部の上記インクの流路に配設さ
    れ、上記プリントヘツドへの上記インクの供給量を調整
    するインク吸収体を具えることを特徴とする請求項10
    に記載のプリンタ装置。
  13. 【請求項13】上記キヤリツジ内部には、上記プリント
    ヘツドにおける上記インクの供給量を調整するインク吸
    収体が充填されていることを特徴とする請求項10に記
    載のプリンタ装置。
  14. 【請求項14】上記インク供給位置は、上記プリントヘ
    ツドのメンテナンスを行うメンテナンス位置でなること
    を特徴とする請求項10に記載のプリンタ装置。
  15. 【請求項15】上記キヤリツジにおける上記継手部との
    接続部分に開閉自在のシヤツタを具え、上記キヤリツジ
    が上記インク供給位置に位置するときのみ上記シヤツタ
    を開状態にすることを特徴とする請求項10に記載のプ
    リンタ装置。
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JP2007105935A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 液体供給装置及び画像形成装置
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