JPH10295981A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH10295981A
JPH10295981A JP9105599A JP10559997A JPH10295981A JP H10295981 A JPH10295981 A JP H10295981A JP 9105599 A JP9105599 A JP 9105599A JP 10559997 A JP10559997 A JP 10559997A JP H10295981 A JPH10295981 A JP H10295981A
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JP
Japan
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washing
power supply
washing tub
water level
water
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JP9105599A
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English (en)
Inventor
Kenji Terai
謙治 寺井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯槽の水位を検知する水位検知手段を備え
た洗濯機において、機体の電源が切られた状態でも水位
変動を検知し、漏水や溢水を防止する。 【解決手段】 交流電源21を直流に変換する直流電源
22より制御手段18に電力を供給して動作させ、制御
手段18に水位検知手段23を接続し洗濯物を洗濯する
洗濯槽の水位を検知し、交流電源21により駆動する負
荷16に負荷用電源開閉手段20を接続し交流電源21
を開閉する。水位検知手段23は、負荷用電源開閉手段
20が開状態でも、洗濯槽の水位を検知するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯槽の水位を検
知する水位検知手段を備えた洗濯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図5に示すよう
に構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、水受け槽1は、内側に洗
濯兼脱水槽(洗濯槽)2を回転自在に配設し、洗濯兼脱
水槽2の底部にパルセーター3を回転自在に配設してい
る。モータ4は、クラッチ兼減速機構5を介して洗濯兼
脱水槽2またはパルセーター3を駆動する。給水弁6
は、水道水を給水口7から洗濯兼脱水槽2内に給水す
る。排水弁8は、排水ホース9を介して水受け槽1内の
洗濯液を機外へ排水する。
【0004】注水すすぎを行うときは、洗濯液を溢水口
10から溢れさせながら、排水ホース9を介して排水す
るようにしている。また、溢水口10は何らかの異常に
より水位が上昇しているときに、水受け槽1から洗濯液
が溢れるのを防ぐのにも使われる。水位検知手段11
は、水受け槽1の内方下部に設けたエアートラップ12
の空気圧を検知することで、洗濯兼脱水槽2の水位を検
知している。制御装置13は水位検知手段11から出力
された信号により水位を判定する。
【0005】水位検知手段11は、電源スイッチ(図示
せず)をオンすることで、電源が入り、水位検知手段1
1に通電されるようにしてある。
【0006】また、排水ポンプ付き洗濯機の構成につい
て図6を参照しながら説明する。排水ポンプ14は排水
ホース15を介して、洗濯兼脱水槽2内の洗濯液を洗濯
兼脱水槽2内の水面よりも高いところまで揚水して排水
する。そのため、溢水口10を設けられない。その他の
構成は排水ポンプを具備していない洗濯機と同じであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、機体の電源が切られた状態で、かつ洗濯兼脱水槽
2に洗濯液が溜まっているときに、部品の接着不良等に
より洗濯液が漏れだしても、水位検知手段11は通電さ
れておらず、使用者が漏水に気付かなければ、漏水によ
る被害が拡大するという問題があった。
【0008】また、排水ポンプを具備していない洗濯機
は、機体の電源が切りの状態で、給水弁6が故障して給
水が止まらなくなったときは、水位検知手段11は通電
されておらず、使用者が異常に気付かなければ、溢水口
10から水が流れ続け、貴重な水資源を無駄にしてしま
うという問題があった。しかも、排水ホース9を立てか
けているときは、洗濯兼脱水槽2から水が溢れ出し、機
体および家屋等を水びたしにしてしまうという問題があ
った。
【0009】また、排水ポンプ付き洗濯機は、溢水口1
0を設けられず、給水弁6が故障して給水が止まらなく
なった場合は、洗濯液が洗濯兼脱水槽2から溢れ出てし
まうという問題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、機体の電源が切られた状態で、部品の接着不良等に
より洗濯液が漏れだしたり、給水弁が故障して給水が止
まらなくなった場合に水が溢れ出し、水による被害を防
ぐとともに、貴重な水資源を無駄にしないようにするこ
とを目的にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、交流電源を直流に変換する直流電源より制
御手段に電力を供給して動作させ、制御手段に水位検知
手段を接続し洗濯物を洗濯する洗濯槽の水位を検知し、
交流電源により駆動する負荷に負荷用電源開閉手段を接
続し交流電源を開閉する。水位検知手段は、負荷用電源
開閉手段が開状態でも、洗濯槽の水位を検知するように
したものである。
【0012】これにより、機体の電源が切られた状態
で、部品の接着不良等により洗濯液が漏れだしたり、給
水弁が故障して給水が止まらなくなった場合に、水位検
知手段により検知して制御することで、水が溢れ出し、
水による被害を防ぐとともに、貴重な水資源を無駄にし
ないようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交流電源を直流に変換する直流電源と、前記直流電
源より電力が供給されて動作する制御手段と、洗濯物を
洗濯する洗濯槽と、前記制御手段に接続されて前記洗濯
槽の水位を検知する水位検知手段と、前記交流電源によ
り駆動する負荷と、前記負荷に接続し前記交流電源を開
閉する負荷用電源開閉手段とを備え、前記水位検知手段
は、前記負荷用電源開閉手段が開状態でも、前記洗濯槽
の水位を検知するようにしたものであり、負荷の電源が
切られているとき、すなわち機体の電源が切りの状態で
も、水位検知手段により検知して制御することで、水が
溢れ出し、水による被害を防ぐとともに、貴重な水資源
を無駄にしないようにすることができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、負荷用電源開閉手段が開状態で、
かつ洗濯槽内に洗濯液が溜まっている状態で、前記洗濯
槽の水位が低下したときに、制御手段は、前記洗濯槽の
漏水異常と判定するようにしたものであり、機体の電源
が切りの状態でも、部品の接着不良等により洗濯液が漏
れ出したとき、制御手段が漏水異常と判断して制御する
ことで、漏れだした水による被害の拡大を防ぐことがで
きる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、負荷用電源開閉手段が開状態で、
かつ洗濯槽内に洗濯液が溜まっている状態で、前記洗濯
槽の水位が一定速度で低下しているときに、制御手段
は、前記洗濯槽の漏水異常と判定するようにしたもので
あり、使用者が洗濯槽内の洗濯物を取り出すときなどは
水位は低下するが、そのときの水位の低下する速度は一
定にはならないため、実際に漏水が起こったときのみに
漏水異常と判定することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯槽に給水する給水手段を備
え、負荷用電源開閉手段が開状態で、前記洗濯槽の水位
が上昇したときに、制御手段は、前記洗濯槽の溢水異常
と判定するようにしたものであり、機体の電源が切りの
状態で、給水弁が故障して給水が止まらなくなった場合
は、制御手段が溢水異常と判断して制御することで、貴
重な水資源を無駄にするのを防げるとともに、排水ホー
スを立てかけているときでも、洗濯槽から水が溢れだす
のを防ぐことができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、負荷用電源開閉手段が開状態で、
洗濯槽の水位が所定水位より上昇したときに、制御手段
は、前記洗濯槽の溢水異常と判定するようにしたもので
あり、使用者がバケツなどで給水した場合には溢水異常
と判定せず、実際に溢水するときのみに溢水異常と判定
することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、上記請求項2〜
5に記載の発明において、制御手段に接続されて異常を
報知する異常報知手段を備え、負荷用電源開閉手段が開
状態で、前記制御手段が洗濯槽の漏水異常または溢水異
常を判定したときに、前記異常報知手段により異常を報
知するようにしたものであり、機体の電源が切りの状態
でも、漏水異常または溢水異常のときに使用者に異常を
知らせることができ、水による被害の拡大を防ぐことが
できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、上記請求項2〜
5に記載の発明において、表示動作をする表示手段を備
え、前記表示手段が消灯し、かつ負荷用電源開閉手段が
開状態で、制御手段が洗濯槽の漏水異常または溢水異常
を判定したときに、前記表示手段を点灯させるととも
に、負荷用電源開閉手段を開状態のまま保持するように
したものであり、異常時には負荷の電源を切ったまま、
使用者に異常を知らせることができるため、部品不良な
どによる暴走や感電が起こりにくくでき、安全性を高め
ることができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、上記請求項1、
4、5に記載の発明において、負荷用電源開閉手段に接
続され洗濯槽内の洗濯液を強制的に排水する排水ポンプ
を備え、前記負荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段
が洗濯槽の溢水異常と判定したときに、前記負荷用電源
開閉手段を閉状態にし、前記排水ポンプを駆動して前記
洗濯槽内の洗濯液を強制的に排水するようにしたもので
あり、排水ポンプ付き洗濯機は洗濯液を洗濯槽の水面よ
りも高いところまで揚水して排水するため、溢水口を設
けられないが、機体の電源が切りの状態で、給水弁が故
障して給水が止まらなくなった場合でも、洗濯槽から水
が溢れだし、水による被害の拡大を防ぐことができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、上記請求項8に
記載の発明において、制御手段に接続されて異常を報知
する異常報知手段を備え、負荷用電源開閉手段が開状態
で、制御手段が洗濯槽の溢水異常と判定したときに、異
常報知手段により異常を報知するとともに、負荷用電源
開閉手段を閉状態にし、排水ポンプを駆動して洗濯槽内
の洗濯液を強制的に排水するようにしたものであり、異
常を使用者に知らせるとともに、排水ポンプで強制的に
排水することで、洗濯槽から溢水するのを防ぎながら使
用者に異常を知らせることができる。
【0022】請求項10に記載の発明は、上記請求項8
に記載の発明において、負荷用電源開閉手段が開状態
で、制御手段が洗濯槽の溢水異常と判定し、排水ポンプ
が洗濯槽内の洗濯液を強制的に排水しているときに、水
位が所定水位より低くなったときは、排水ポンプの駆動
を停止するようにしたものであり、給水弁が故障して水
が止まらなくなった場合で給水量が少量の場合は、給水
量よりも排水量の方が多くなるが、洗濯槽に水がなくな
ってからも排水ポンプが駆動し続けるのを防ぐことがで
きる。
【0023】請求項11に記載の発明は、上記請求項8
に記載の発明において、負荷用電源開閉手段が開状態
で、制御手段が洗濯槽の溢水異常と判定し、排水ポンプ
が前記洗濯槽内の洗濯液を強制的に排水しているとき
に、水位が所定水位より低くなるまで、排水ポンプの駆
動を停止できないようにしたものであり、給水弁が故障
して水が止まらなくなっているときに、水道の蛇口を閉
じる前に使用者が排水ポンプの駆動を停止してしまうこ
とを防ぎ、洗濯槽から水が溢れだすのを防ぐことができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0025】(実施例1)図1に示すように、負荷16
はモータ4、給水弁6、排水弁8を動作する排水弁駆動
モータ17などで構成し、制御手段18により双方向性
サイリスタなどで構成したパワースイッチング手段19
を介して制御され、洗い、すすぎ、脱水の各行程に応じ
て逐次動作する。負荷用電源開閉手段20は、負荷16
に接続する交流電源21を開閉する。
【0026】直流電源22は交流電源21に接続され、
制御手段18に電源を供給している。水位検知手段23
は、洗濯兼脱水槽(洗濯槽)2内の水位を検知し、その
出力を制御手段18に入力し、所定水位まで給水できる
ようにしている。また、水位検知手段23は、負荷用電
源開閉手段20が開状態でも、洗濯兼脱水槽2内の水位
を検知するようにしている。
【0027】操作表示手段24は、洗い、すすぎ、脱水
等の運転設定、運転の開始、一時停止などを入力し、運
転状態や異常時にはその内容等を表示するもので、スイ
ッチ25、異常報知手段26を有し、このスイッチ25
は電源の入り切りを入力するノーマリーオープン型で、
押している間のみオンとなり、スイッチ25のオンによ
り負荷用電源開閉手段20を閉じるように構成してい
る。異常報知手段26は異常時に警報音により異常を知
らせるものである。
【0028】制御手段18は、負荷用電源開閉手段20
が開状態で、洗濯兼脱水槽2内に洗濯液が溜まっている
状態で、洗濯兼脱水槽2の水位が一定速度で低下したと
きに、洗濯兼脱水槽2の漏水異常と判定し、異常報知手
段26により異常を報知し、負荷用電源開閉手段20を
開状態のまま保持するようにしている。
【0029】また、制御手段18は、負荷用電源開閉手
段20が開状態で、洗濯兼脱水槽2内に洗濯液が溜まっ
ている状態で、洗濯兼脱水槽2の水位が上昇したとき
に、溢水異常と判定し、異常報知手段26により異常を
報知し、負荷用電源開閉手段20を開状態のまま保持す
るようにしている。
【0030】上記構成において図2を参照しながら動作
を説明すると、ステップ31で交流電源21を接続する
と、ステップ32で直流電源22には常時通電され、ス
テップ33で制御手段18に通電される。ステップ34
で水位検知手段23に通電され、ステップ35で洗濯兼
脱水槽2の水位変動があるか監視する。
【0031】ステップ35で洗濯兼脱水槽2の水位変動
がなければ、ステップ36で操作表示手段24に設けた
スイッチ25が押されたかを常時監視しており、ステッ
プ36でスイッチ25が押されると、ステップ37で操
作表示手段24を点灯し、運転の設定等を受け付ける初
期待機状態の表示を行い、ステップ38で負荷用電源開
閉手段20を閉とし、次行程に移る。ステップ36でス
イッチ25が押されなければ、ステップ35に戻る。
【0032】ステップ35で洗濯兼脱水槽2の水位変動
があれば、ステップ39で水位が上昇しているかを判定
し、上昇していないとき、すなわち、洗濯兼脱水槽2の
水位が低下しているときは、通常は部品の接着不良等に
より水が漏れ出ている場合であり、ステップ40で洗濯
兼脱水槽2の漏水異常と判定し、ステップ41で異常報
知手段26により漏水異常を報知する。このとき、負荷
用電源開閉手段20を開状態のまま保持する。このた
め、万一、パワースイッチング手段19が故障したとし
ても負荷16には通電されず、負荷16の暴走や感電を
防止することができ、安全性を高めることができる。
【0033】ステップ39で水位が上昇しているとき
は、ステップ42で溢水異常と判定し、ステップ43で
異常報知手段26により溢水異常を報知する。このと
き、負荷用電源開閉手段20を開状態のまま保持する。
【0034】このように本実施例によれば、交流電源2
1が接続され、負荷用電源開閉手段20が開状態、すな
わち機体の電源が切りの状態でも、洗濯兼脱水槽2の水
位を検知することができる。
【0035】また、洗濯兼脱水槽2の水位が低下する場
合は、通常は部品の接着不良等により、水が漏れ出てい
る場合であり、水位検知手段23が水位の低下を検知し
た場合、漏水と判断して異常報知することで水による被
害の拡大を防ぐことができる。なお、使用者が排水前の
洗濯兼脱水槽4に入っている洗濯物を取り出したときも
水位が下がるが、このときの水位の低下する速度は一定
にはならないため、水位が一定速度で低下しているとき
のみに漏水異常と判定することで、誤判定を防ぐことが
できる。
【0036】また、洗濯兼脱水槽2の水位が上昇する場
合は、通常は給水弁6が故障して水が漏れている場合で
あり、水位検知手段23が水位の上昇を検知した場合、
給水弁6の故障と判断して異常報知することで水による
被害の拡大を防ぐことができる。なお、使用者がバケツ
等で給水しても水位が上昇するため、水位が洗濯兼脱水
槽2の上方に設定した所定水位より上昇したときのみ
に、溢水異常と判定するようにしてもよい。これによ
り、誤判定を防ぐことができる。
【0037】(実施例2)図3に示すように、負荷27
はモータ4、給水弁6、排水ポンプ14などで構成し、
制御手段28により双方向性サイリスタなどで構成した
パワースイッチング手段19を介して制御され、洗い、
すすぎ、脱水の各行程に応じて逐次動作する。
【0038】制御手段28は、負荷用電源開閉手段20
が開状態で、洗濯兼脱水槽2の溢水異常と判定したと
き、異常報知手段26により異常を報知するとともに、
負荷用電源開閉手段20を閉状態にし、排水ポンプ14
を駆動して洗濯兼脱水槽2内の洗濯液を強制的に排水す
るようにしている。
【0039】また、排水ポンプ14が洗濯兼脱水槽2内
の洗濯液を強制的に排水しているときに、水位が所定水
位より低くなったときは、排水ポンプ14の駆動を停止
するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じで
ある。
【0040】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。なお、ステップ31からステップ43まで
の動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0041】ステップ42で溢水異常と判定したとき
は、給水弁6の故障により水が漏れ、水位が上昇してい
る場合である。このとき、ステップ43で異常報知手段
26により異常報知し、ステップ44で負荷用電源開閉
手段20を閉とし、ステップ45で排水ポンプ14を駆
動する。したがって、機体の電源が切りの状態で給水弁
6が故障しても、洗濯兼脱水槽2から洗濯液が溢水する
のを防ぐことができる。
【0042】また、給水弁6から漏れる水の量が、排水
ポンプ14が排水する量より少なく、水位が所定水位よ
り低くなった場合は、ステップ46で排水ポンプ14を
停止する。これにより、給水弁6が故障して水が漏れて
も、常に排水ポンプ14を駆動させなくてもよく、電力
の節約をできるとともに、排水ポンプ14の耐久性を高
めることができる。
【0043】また、給水弁6から漏れる水の量が、排水
ポンプ14が排水する量と同等で、水位が所定水位より
低くならない場合は、操作表示手段24の操作入力の受
付けを禁止し、排水ポンプ14の駆動を停止できなくし
てもよい。これにより、使用者が異常に気づき、水道の
蛇口を閉じる前に排水ポンプ14の駆動を停止してしま
うのを防ぐことができ、洗濯兼脱水槽2から洗濯液が溢
水するのを防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、交流電源を直流に変換する直流電源と、
前記直流電源より電力が供給されて動作する制御手段
と、洗濯物を洗濯する洗濯槽と、前記制御手段に接続さ
れて前記洗濯槽の水位を検知する水位検知手段と、前記
交流電源により駆動する負荷と、前記負荷に接続し前記
交流電源を開閉する負荷用電源開閉手段とを備え、前記
水位検知手段は、前記負荷用電源開閉手段が開状態で
も、前記洗濯槽の水位を検知するようにしたから、負荷
の電源が切られているとき、すなわち機体の電源が切り
の状態でも、水位検知手段により検知して制御すること
で、水が溢れ出し、水による被害を防ぐとともに、貴重
な水資源を無駄にしないようにすることができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、負
荷用電源開閉手段が開状態で、かつ洗濯槽内に洗濯液が
溜まっている状態で、前記洗濯槽の水位が低下したとき
に、制御手段は、前記洗濯槽の漏水異常と判定するよう
にしたから、機体の電源が切りの状態でも、部品の接着
不良等により洗濯液が漏れ出したとき、制御手段が漏水
異常と判断して制御することで、漏れだした水による被
害の拡大を防ぐことができる。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、負
荷用電源開閉手段が開状態で、かつ洗濯槽内に洗濯液が
溜まっている状態で、前記洗濯槽の水位が一定速度で低
下しているときに、制御手段は、前記洗濯槽の漏水異常
と判定するようにしたから、使用者が洗濯槽内の洗濯物
を取り出すときなどは水位は低下するが、そのときの水
位の低下する速度は一定にはならないため、実際に漏水
が起こったときのみに漏水異常と判定することができ
る。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
濯槽に給水する給水手段を備え、負荷用電源開閉手段が
開状態で、前記洗濯槽の水位が上昇したときに、制御手
段は、前記洗濯槽の溢水異常と判定するようにしたか
ら、機体の電源が切りの状態で、給水弁が故障して給水
が止まらなくなった場合は、制御手段が溢水異常と判断
して制御することで、貴重な水資源を無駄にするのを防
げるとともに、排水ホースを立てかけているときでも、
洗濯槽から水が溢れだすのを防ぐことができる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、負
荷用電源開閉手段が開状態で、洗濯槽の水位が所定水位
より上昇したときに、制御手段は、前記洗濯槽の溢水異
常と判定するようにしたから、使用者がバケツなどで給
水した場合には溢水異常と判定せず、実際に溢水すると
きのみに溢水異常と判定することができる。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御手段に接続されて異常を報知する異常報知手段を備
え、負荷用電源開閉手段が開状態で、前記制御手段が洗
濯槽の漏水異常または溢水異常を判定したときに、前記
異常報知手段により異常を報知するようにしたから、機
体の電源が切りの状態でも、漏水異常または溢水異常の
ときに使用者に異常を知らせることができ、水による被
害の拡大を防ぐことができる。
【0050】また、請求項7に記載の発明によれば、表
示動作をする表示手段を備え、前記表示手段が消灯し、
かつ負荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段が洗濯槽
の漏水異常または溢水異常を判定したときに、前記表示
手段を点灯させるとともに、負荷用電源開閉手段を開状
態のまま保持するようにしたから、異常時には負荷の電
源を切ったまま、使用者に異常を知らせることができる
ため、部品不良などによる暴走や感電が起こりにくくで
き、安全性を高めることができる。
【0051】また、請求項8に記載の発明によれば、負
荷用電源開閉手段に接続され洗濯槽内の洗濯液を強制的
に排水する排水ポンプを備え、前記負荷用電源開閉手段
が開状態で、制御手段が洗濯槽の溢水異常と判定したと
きに、前記負荷用電源開閉手段を閉状態にし、前記排水
ポンプを駆動して前記洗濯槽内の洗濯液を強制的に排水
するようにしたから、排水ポンプ付き洗濯機は洗濯液を
洗濯槽の水面よりも高いところまで揚水して排水するた
め、溢水口を設けられないが、機体の電源が切りの状態
で、給水弁が故障して給水が止まらなくなった場合で
も、洗濯槽から水が溢れだし、水による被害の拡大を防
ぐことができる。
【0052】また、請求項9に記載の発明によれば、制
御手段に接続されて異常を報知する異常報知手段を備
え、負荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段が洗濯槽
の溢水異常と判定したときに、異常報知手段により異常
を報知するとともに、負荷用電源開閉手段を閉状態に
し、排水ポンプを駆動して洗濯槽内の洗濯液を強制的に
排水するようにしたから、異常を使用者に知らせるとと
もに、排水ポンプで強制的に排水することで、洗濯槽か
ら溢水するのを防ぎながら使用者に異常を知らせること
ができる。
【0053】また、請求項10に記載の発明によれば、
負荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段が洗濯槽の溢
水異常と判定し、排水ポンプが洗濯槽内の洗濯液を強制
的に排水しているときに、水位が所定水位より低くなっ
たときは、排水ポンプの駆動を停止するようにしたか
ら、給水弁が故障して水が止まらなくなった場合で給水
量が少量の場合は、給水量よりも排水量の方が多くなる
が、洗濯槽に水がなくなってからも排水ポンプが駆動し
続けるのを防ぐことができる。
【0054】また、請求項11に記載の発明によれば、
負荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段が洗濯槽の溢
水異常と判定し、排水ポンプが前記洗濯槽内の洗濯液を
強制的に排水しているときに、水位が所定水位より低く
なるまで、排水ポンプの駆動を停止できないようにした
から、給水弁が故障して水が止まらなくなっているとき
に、水道の蛇口を閉じる前に使用者が排水ポンプの駆動
を停止してしまうことを防ぎ、洗濯槽から水が溢れだす
のを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機のブロック回路
【図2】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機のブロック回路
【図4】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図5】従来の洗濯機の一例の縦断面図
【図6】同洗濯機の他の例の縦断面図
【符号の説明】
16 負荷 18 制御手段 20 負荷用電源開閉手段 21 交流電源 22 直流電源 23 水位検知手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流に変換する直流電源と、
    前記直流電源より電力が供給されて動作する制御手段
    と、洗濯物を洗濯する洗濯槽と、前記制御手段に接続さ
    れて前記洗濯槽の水位を検知する水位検知手段と、前記
    交流電源により駆動する負荷と、前記負荷に接続し前記
    交流電源を開閉する負荷用電源開閉手段とを備え、前記
    水位検知手段は、前記負荷用電源開閉手段が開状態で
    も、前記洗濯槽の水位を検知するようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 負荷用電源開閉手段が開状態で、かつ洗
    濯槽内に洗濯液が溜まっている状態で、前記洗濯槽の水
    位が低下したときに、制御手段は、前記洗濯槽の漏水異
    常と判定するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 負荷用電源開閉手段が開状態で、かつ洗
    濯槽内に洗濯液が溜まっている状態で、前記洗濯槽の水
    位が一定速度で低下しているときに、制御手段は、前記
    洗濯槽の漏水異常と判定するようにした請求項2記載の
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯槽に給水する給水手段を備え、負荷
    用電源開閉手段が開状態で、前記洗濯槽の水位が上昇し
    たときに、制御手段は、前記洗濯槽の溢水異常と判定す
    るようにした請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 負荷用電源開閉手段が開状態で、洗濯槽
    の水位が所定水位より上昇したときに、制御手段は、前
    記洗濯槽の溢水異常と判定するようにした請求項1記載
    の洗濯機。
  6. 【請求項6】 制御手段に接続されて異常を報知する異
    常報知手段を備え、負荷用電源開閉手段が開状態で、前
    記制御手段が洗濯槽の漏水異常または溢水異常を判定し
    たときに、前記異常報知手段により異常を報知するよう
    にした請求項2〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 表示動作をする表示手段を備え、前記表
    示手段が消灯し、かつ負荷用電源開閉手段が開状態で、
    制御手段が洗濯槽の漏水異常または溢水異常を判定した
    ときに、前記表示手段を点灯させるとともに、負荷用電
    源開閉手段を開状態のまま保持するようにした請求項2
    〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 負荷用電源開閉手段に接続され洗濯槽内
    の洗濯液を強制的に排水する排水ポンプを備え、前記負
    荷用電源開閉手段が開状態で、制御手段が洗濯槽の溢水
    異常と判定したときに、前記負荷用電源開閉手段を閉状
    態にし、前記排水ポンプを駆動して前記洗濯槽内の洗濯
    液を強制的に排水するようにした請求項1、4、5のい
    ずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 制御手段に接続されて異常を報知する異
    常報知手段を備え、負荷用電源開閉手段が開状態で、制
    御手段が洗濯槽の溢水異常と判定したときに、異常報知
    手段により異常を報知するとともに、負荷用電源開閉手
    段を閉状態にし、排水ポンプを駆動して洗濯槽内の洗濯
    液を強制的に排水するようにした請求項8記載の洗濯
    機。
  10. 【請求項10】 負荷用電源開閉手段が開状態で、制御
    手段が洗濯槽の溢水異常と判定し、排水ポンプが洗濯槽
    内の洗濯液を強制的に排水しているときに、水位が所定
    水位より低くなったときは、排水ポンプの駆動を停止す
    るようにした請求項8記載の洗濯機。
  11. 【請求項11】 負荷用電源開閉手段が開状態で、制御
    手段が洗濯槽の溢水異常と判定し、排水ポンプが前記洗
    濯槽内の洗濯液を強制的に排水しているときに、水位が
    所定水位より低くなるまで、排水ポンプの駆動を停止で
    きないようにした請求項8記載の洗濯機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521498A (ja) * 2002-04-02 2005-07-21 ワールプール コーポレイション 洗濯機プログラム制御方法及びこの方法を用いる洗濯機
CN1316103C (zh) * 2003-04-22 2007-05-16 夏普株式会社 可检测供水部漏水的洗衣机
JP2012170688A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Panasonic Corp ドラム式洗濯機
JP2015083247A (ja) * 2015-02-03 2015-04-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
WO2021143606A1 (zh) * 2020-01-13 2021-07-22 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机及其控制方法

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