JPH10295833A - 生体刺激装置 - Google Patents

生体刺激装置

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Publication number
JPH10295833A
JPH10295833A JP10500397A JP10500397A JPH10295833A JP H10295833 A JPH10295833 A JP H10295833A JP 10500397 A JP10500397 A JP 10500397A JP 10500397 A JP10500397 A JP 10500397A JP H10295833 A JPH10295833 A JP H10295833A
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JP
Japan
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stimulus
stimulation
probe
point
stimulating
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Pending
Application number
JP10500397A
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English (en)
Inventor
Toyokatsu Okamoto
豊勝 岡本
Koji Asakawa
広次 浅川
Tetsuro Hashiguchi
哲朗 橋口
Yuko Matsumura
祐子 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH10295833A publication Critical patent/JPH10295833A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性および収納性が良好でガイド表示と実
際の刺激位置の的確な確認をする。 【解決手段】 ケース本体62から上蓋63を開くと、
手前側に刺激プローブ9の4芯ケーブル11がケース本
体62に取り付けられて収納され、その奥側に操作部6
6および表示部67が配設されており、その開いて若干
上方を向いた上蓋63の内側には、ケース本体62の手
前側から見ることができるように、刺激ポイントのガイ
ド絵(顔の目元)のガイド部材69と鏡部材68とが位
置している。また、刺激プローブ9の4芯ケーブル11
が操作部66および表示部67を横切るようなことはな
い。さらに、上蓋63の内側にはガイド絵などのガイド
部材69と鏡部材68とが互いに近傍位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば美容機器、
特に美顔機器などに用いられ、人間の顔などの生体に電
気的低周波刺激を与えて筋肉を強制運動させる生体刺激
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生体刺激装置は、種々の
美容処理に用いられ、特に、人間の顔などの生体に所定
電圧の刺激パルスによって電気的低周波刺激を与えるこ
とで皮下の筋肉を強制的に運動させ、これによって、皮
下の筋肉を強化させてその健全さを保つと共に、皮下組
織および皮下の筋肉の保水能力を維持して張りのある弾
力性に富んだ皮膚となるようにするために用いられてい
た。また、この電気的低周波刺激と共に、皮膚を叩いた
り振動させたりする機械的刺激を皮下組織や筋肉に与え
ることで皮下組織や筋肉をほぐして血行をよくし、電気
的低周波刺激による筋肉運動の疲労を柔らげていた。
【0003】例えば特開平4−312472号公報や特
開昭62−32973号公報には、肩こりの治療や美容
を目的として、生体に低周波の刺激パルスによる電気的
刺激を与えるパルス伝達導子を備えた生体刺激装置が提
案されている。
【0004】これらの生体刺激装置は、電気的低周波刺
激による強制的な筋肉運動によって筋肉を強化すること
と、皮下組織や筋肉への血行をよくし表皮活性化のため
の新陳代謝を盛んにすることで、皮下組織および皮下の
筋肉の健全さを向上させると共に、皮下組織および皮下
の筋肉の保水能力を向上させて弾力性を増進させる電気
的刺激効果を実現していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構成
において、刺激プローブ自体に操作部を有する場合に
は、刺激プローブ自体が大きくなって扱いにくく、使用
中に操作しにくく操作性が悪いという問題を有してい
た。また、本体ケース側に操作部を有し、本体ケースの
操作部を操作しつつ刺激プローブによる刺激処理を行う
ことができる装置の場合には、本体ケースから刺激プロ
ーブを外してそれぞれ別々に収納しなければならず、収
納性が悪い。また、この場合にすぐに使えるようにする
ために、本体ケースと刺激プローブを接続したままにし
ておくことが多くなるが、刺激プローブや、本体ケース
側の操作部などが埃などで汚れがちになるという問題を
有していた。
【0006】また、刺激ポイントのガイド表示がない場
合には、筋肉を効率的に動かすことができるモータポイ
ントに対して刺激処理をしないことから、より効率的な
低周波刺激処理を行うことができず、また、刺激ポイン
トのガイド表示がある場合、例えば本体ケースに描かれ
た顔絵における複数の刺激ポイントの位置にLED(発
光ダイオード)が埋め込まれて配設されており、刺激ポ
イント位置のLEDを発光させることにより、その刺激
ポイントのガイド表示としている場合においても、その
刺激ポイントに刺激プローブの生体への当接位置が合致
しているかどうかを的確に確認することができないとい
う問題を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、操作性および収納性が良好でガイド表示と実際の刺
激位置の的確な確認をすることができる生体刺激装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の生体刺激装置
は、刺激プローブの刺激体を介して生体の刺激ポイント
に低周波刺激を供給する生体刺激装置において、ケース
本体上面を覆う蓋が前記ケース本体に対して開閉自在に
設けられ、ケース本体上面の手前側には、刺激プローブ
およびその配線が収納可能な収納部が配設され、ケース
本体上面の奥側には、操作部および表示部が配設され、
蓋の内側には、鏡部材と、複数の刺激ポイントを示して
ガイドするためのガイド部材が配設されていることを特
徴とするものである。
【0009】上記構成により、ケース本体上面を覆う蓋
をケース本体に対して前開きに開くと、手前側に刺激プ
ローブの配線がケース本体に取り付けられて収納され、
その奥側に操作部および表示部が配設されており、その
開いて若干上方を向いた蓋の内側には、ケース本体手前
側から見ることができるように、刺激ポイントのガイド
絵などのガイド部材と鏡部材とが位置しているので、蓋
を開ければ、埃などで汚れていないきれいな状態の刺激
プローブや、ケース本体側の操作部などが即使用可能な
状態にあり、その収納性が良好である。また、刺激プロ
ーブの収納部が手前側で、操作部および表示部が奥側な
ので、刺激プローブの配線が操作部および表示部を横切
るようなことはなく、その操作部を操作しつつ刺激プロ
ーブを使用することも可能で、その操作性は良好であ
る。さらに、蓋の内側にはガイド絵などのガイド部材と
鏡部材とが互いに近傍位置にあるので、刺激ポイントの
ガイド表示を見ながら、その刺激ポイントに刺激プロー
ブの生体への実際の刺激位置が合致しているかどうかを
的確に容易に確認することが可能となる。
【0010】また、本発明の生体刺激装置は、刺激プロ
ーブの刺激体を介して生体の刺激ポイントに低周波刺激
を供給する生体刺激装置において、略円形のケース本体
上面を覆う略円形の蓋が前記ケース本体に対して開閉自
在に設けられ、ケース本体上面の手前側には、刺激プロ
ーブおよびその配線が収納可能な収納部が配設され、ケ
ース本体上面の奥側には、操作部および表示部が配設さ
れ、蓋の内側には、略半円形の鏡部材と、複数の刺激ポ
イントを示してガイドするための略半円形のガイド部材
が配設されていることを特徴とするものである。
【0011】この構成により、ケース本体が略円形で、
そのケース本体上面を覆う蓋も略円形であり、その開い
た蓋の内側の鏡部材とガイド部材は例えば上下に各略半
円形づつに構成されているので、目元のエステの場合、
鏡部材には少なくとも目元が映されればよく、そのすぐ
下に目元における刺激ポイントのガイド絵を鏡部材に最
大限接近させて配置させることが可能となって、より見
やすく的確で容易にガイド可能となる。
【0012】さらに、好ましくは、本発明の生体刺激装
置におけるガイド部材と鏡部材とが一体に構成されてい
る。
【0013】この構成により、鏡部材表面に透明シール
などの、目元における刺激ポイントのガイド絵を貼付け
るなどしてガイド部材と鏡部材とを一体化させているの
で、ガイド絵の刺激ポイントと刺激ポイント確認用の鏡
部材に映る使用者の顔における実際の刺激位置とを一致
させるようにすればよく、その刺激ポイントのガイド絵
と実際の刺激位置との確認とがより的確で容易なものと
なる。使用者の顔の大きさとそのガイド絵の顔の大きさ
は鏡部材と使用者の顔との距離で調整することが可能で
ある。
【0014】さらに、好ましくは、本発明の生体刺激装
置における刺激プローブに刺激体が着脱自在に構成さ
れ、ケース本体上面手前の刺激プローブの収納部は、こ
の刺激体を外した刺激プローブの形状に合わせた収納凹
部を有している。
【0015】この構成により、刺激体を外した刺激プロ
ーブの形状に合わせた収納凹部であるから、刺激プロー
ブに刺激体が取り付けられている状態では収納凹部に収
納しきれずに刺激体が浮くことになるので、この刺激体
が例えば水を含んだ綿棒先端部であるような場合に、処
理終了後の収納時に刺激プローブから刺激体を取り外す
ことが意識付けされて、水を含んだ使い古しの刺激体で
ある綿棒先端部が外された衛生的な状態で収納されるこ
とになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る生体刺激装置
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0017】図1は、本発明の一実施形態の生体刺激装
置の蓋を開いた状態を示す斜視図であり、また、図2
は、図1の生体刺激装置における収納部、操作部および
表示部の配置を示す平面図であり、図3は、図1の生体
刺激装置における蓋内側の鏡部材およびガイド部材を示
す正面拡大図であり、図4は、図2の開蓋状態の生体刺
激装置から刺激プルーブ9を取り出した状態を示す平面
図である。
【0018】図1〜図4において、刺激プローブ9の刺
激体10を介して生体の刺激ポイントに低周波刺激を供
給する生体刺激装置61は、奥側に幅が若干大きくなっ
た略円形状に構成されており、その略円形状で樹脂製の
ケース本体62の上面を覆う前記略円形状の上蓋63が
ケース本体62に対して開閉自在に構成されている。こ
の上蓋63は前開きであり、ケース本体62の奥側側壁
部の軸支部を回動中心として手前側から奥側に上蓋63
の内面が若干上を向く程度に傾斜して開くことができる
ようになっている。また、上蓋63は、ケース本体62
の奥側側壁部の軸支部を回動中心として奥側から手前側
に閉じることができるようになっている。本実施形態で
は、上蓋63は開いた後に取外しができないようになっ
ているが、上蓋63を開いた後にケース本体62から取
外して、所定角度でテーブル上などに立てられるように
なっていてもよい。また、この上蓋63の開く角度は、
特に顔の目元位置がよく見えるような角度がよいが、使
用者やテーブルの高さなどによっても異なるので、上蓋
63の内面が若干上を向く程度に傾斜する角度を複数段
階に設定可能なように構成することもできる。
【0019】このケース本体62上面の手前側には、刺
激プローブ9およびその4芯ケーブル11が収納可能
で、4芯ケーブル11とケース本体62との取付部64
を手前側に有する凹状の収納部65が配設され、また、
ケース本体62上面の奥側には、操作部66および表示
部67が配設されている。また、この上蓋63の内面側
には、鏡部材68と、複数の刺激ポイントを示してガイ
ドするための図3に示すガイド部材69が配設されてい
る。
【0020】また、ケース本体62の手前側には開閉ボ
タン70が配設されており、この開閉ボタン70を押下
することによって、上方に開く方向に付勢されている上
蓋63と開閉ボタン70の係合部が外れるように構成さ
れている。また、上蓋63を手前側に前記付勢力に抗し
て、ケース本体62上面を覆うように閉じると、その上
蓋63の手前側壁部と開閉ボタン70の係合部とが係合
して止まるようになっている。この上蓋63の開く方向
の付勢力は、上下に開閉するための回動中心である軸支
部に設けられたばね(図示せず)によって得ている。
【0021】さらに、このケース本体62の内部に設け
られる駆動制御回路に接続される、後述する操作手段5
が配設された操作部66と、この操作部66の右側に液
晶表示画面41が配設された表示部67とが配設されて
いる。この操作部66は、左側にコース選択部が配設さ
れ、右側に刺激強度設定部が配設されている。この後述
する操作手段5としては、電源のオン/オフキー71、
スタートキー72、電気的低周波刺激の強度設定用の強
弱キー49、機械的刺激の強度設定用の強弱キー48、
および各種制御プログラム(トリートメントモードおよ
びエクササイズモード)によるモード選択キー42,4
3などが配設されており、また、この各種制御プログラ
ムおよびその制御データは後述する制御手段2内の図示
しない記憶部に記憶されており、使用者のキー操作によ
るモード選択に応じた各種制御プログラムおよびその制
御データを選択し、この制御プログラムおよびその制御
データに基づいて後述する制御手段2が制御されて各部
を制御するようになっている。
【0022】これらのモード選択キー42,43の近傍
位置には、どのモードが選択されているのかを示す表示
ランプ44,45が配設されており、選択されているモ
ードのモード選択キー近くの表示ランプが点灯するよう
になっている。また、機械的刺激(タッピング)の強度
設定用の強弱キー48の弱キーと強キーの間の位置に
は、複数段階(本実施形態では3段階)の機械的刺激強
度を示す機械的強度表示ランプ46a〜46cが左右方
向に一列に並んで配設されており、棒グラフのようにそ
の強度段階に応じて強いほど強キー側に順次点灯するよ
うになっている。さらに、電気的刺激の強度設定用の強
弱キー49の弱キーと強キーの間の位置にも、複数段階
(本実施形態では5段階)の電気的刺激強度を示す電気
的強度表示ランプ47a〜47eが左右方向に一列に並
んで配設されており、棒グラフのようにその強度段階に
応じて強いほど強キー側に順次点灯するようになってい
る。つまり、これらの強弱キー49の強キー側を押下す
る毎にその強度が段階的に上がってランプの上記棒グラ
フは右側に伸び、弱キー側を押下する毎にその強度が段
階的に下がってランプの上記棒グラフは左側に短くなっ
ていくようになっている。
【0023】さらに、この刺激プローブ9に刺激体10
が着脱自在に構成され、ケース本体62上面手前側の刺
激プローブ9の収納部65には、この刺激体10を外し
た刺激プローブ9の形状に合わせた収納凹部となってお
り、刺激プローブ9に刺激体10が取り付けられている
図2の状態では、収納部65の収納凹部に収納しきれず
に刺激体10が浮くように構成されて、衛生的な観点か
ら刺激体10を外すことの意識付けとしている。また、
刺激プローブ9を取り出しやすくするべく、刺激プロー
ブ9の収納部65には、刺激プローブ9の中央部を指で
つまむことが可能なように指が入る程度の凹部が設けら
れている。
【0024】この刺激プローブ9の4芯ケーブル11
は、伸び縮み自在なカールしたスパイラル状に構成され
ており、その4芯ケーブル11の外形に合わせた収納凹
部内に収納されるようになっている。ケース本体62を
机上などに置いて刺激プローブ9の後述するグリップ部
22を手で握って一組のパルス伝達導子7を、目的とす
る例えば目元などの皮膚上に押し当てて、一組のパルス
伝達導子7の間に刺激パルスaを与えて電流を流すこと
で皮膚組織および筋肉に電気的低周波刺激を与えて筋肉
運動と新陳代謝を行わせるようになっている。なお、後
述する装置本体8は装置側の制御系の本体であって、ケ
ース本体62内に装置本体8が内蔵されており、この装
置本体8がここでいう駆動制御回路である。
【0025】この4芯ケーブル11の一端は刺激プロー
ブ9に接続され、その他端は、その収納凹部内に配設さ
れた取付部64を介してケース本体62内部の駆動制御
回路に接続されている。この駆動制御回路について図5
〜図7を参照して詳しく説明する。
【0026】図5は、本発明の一実施形態の生体刺激装
置の制御構成を示すブロック図であり、また、図6は、
図5の生体刺激装置における電気的刺激の刺激パルスa
の出力タイミングの一例を示すタイムチャートである。
【0027】図5において、電池などの電源手段1は、
各部を制御する中央演算処理装置(CPU)よりなるマ
イクロコンピュータおよびその周辺回路(図示せず)
や、制御プログラムおよびその制御データなどを記憶す
る記憶部(図示せず)などで構成された制御手段2、モ
ータなどの回転駆動手段3および、図6に示すような刺
激パルスa(図6では例えば周波数10Hzの刺激パル
スを示している)を発生する信号発生手段4に接続され
ており、これらに対して直流電力を供給している。ま
た、操作手段5が接続される制御手段2は、たたき機構
部6を駆動する回転駆動手段3と、陽極と陰極の一組の
パルス伝達導子7にそれぞれ接続された信号発生手段4
とに接続されており、操作手段5で設定された駆動条件
に基づいて、信号発生手段4から所定電圧で所定パルス
幅の刺激パルスaを低周波で発生させて一組のパルス伝
達導子7に出力して生体の筋肉に強制運動をさせる電気
的低周波刺激処理と、回転駆動手段3の回転駆動力でた
たき機構部6を駆動させて生体に機械的なたたき刺激を
与えて皮下の筋肉をほぐす機械的刺激処理とを行うこと
ができるようになっている。
【0028】陰極と陽極の一組のパルス伝達導子7に綿
棒先端部32が着脱自在に構成されているのは、金属で
ある両パルス伝達導子7を直接的に皮膚表面に当接する
と、刺激パルスによる電流が皮膚表面に急激に流れ込も
うとして電気的刺激が大きく痛いという不快感を使用者
に与えることになるが、水を含ませた綿棒先端部32を
介して電気的刺激を生体に与えると、水を含ませた綿棒
先端部32が抵抗体となって刺激パルスによる電流が皮
膚表面に急激に流れ込むことがないためである。金属で
ある両パルス伝達導子7を直接的に皮膚表面に当接する
場合には刺激がきつく怖いイメージを使用者に与える
が、皮膚表面に当接するのが綿棒先端部32であれば肌
にやさしいイメージを使用者に与えることになる。ま
た、金属である両パルス伝達導子7を樹脂などの絶縁部
材でそれぞれ覆い、各綿棒先端部32だけをこの絶縁部
材からそれぞれ突出させるように構成すれば、上記綿棒
先端部32によるソフト効果をいっそう発揮させること
ができる。
【0029】また、この各種制御プログラムによるモー
ド選択キーとしては、低周波領域でも比較的周波数が高
い100Hzの周波数で刺激パルスaを出力させて、皮
膚組織と皮下の筋肉の浅い部位に電気的低周波刺激を与
えるトリートメントモードのモード選択キーと、比較的
周波数が低い10Hzの周波数で刺激パルスaを出力さ
せて、皮下の筋肉の深い部位にまで電気的低周波刺激を
与えるエクササイズモードのモード選択キーとがある。
【0030】このトリートメントモードでは、制御手段
2は、上記した刺激信号による電気的低周波刺激処理と
機械的刺激処理とを行うべく各部を制御するようになっ
ており、また、エクササイズモードでは、制御手段2
は、電気的低周波刺激処理だけを行うべく各部を制御す
るようになっている。また、このトリートメントモード
においては、電気的低周波刺激による筋肉運動の収縮期
間中に機械的刺激によるほぐし効果で筋肉弛緩作用を筋
肉に与えると、筋肉の収縮運動が阻害されて筋肉の強化
効果が抑制されるため、制御手段2は、たたき機構部6
を駆動させる回転駆動手段3への電力供給タイミング
を、信号発生手段4から出力される刺激パルスaによる
筋肉収縮が終わって筋肉が弛緩を始めるタイミング以降
とするべく各部を制御するようになっている。周波数が
高い100Hzの刺激パルスaの場合には、例えばパル
ス出力期間を約2secとし、パルス休止期間を約1s
ecとしてこれを繰り返すように設定しており、このパ
ルス休止期間中の筋肉弛緩期間中にたたき機構部6によ
る機械的刺激を与えるようにしている。
【0031】このとき、例えば電気的低周波刺激の強度
制御は、制御手段2が信号発生手段4からの刺激パルス
aのパルス幅または刺激パルスaの電圧値、電流値を可
変することで制御している。要は、その電気的刺激が痛
いなどの不快感がないように最大電流1mAに制限して
制御している。この1mAの制限は、定電流ダイオード
(図示せず)と、1mAを越えた場合にパルス出力を停
止する出力停止回路(図示せず)との両方で行ってい
る。刺激パルスaの電圧値や電流値を可変することで、
電気的低周波刺激の強度を制御する場合には、低周波の
刺激パルスaのパルス幅は0.4msecとしている
が、0.1msec〜0.4msecであればよい。こ
の刺激パルスaの電圧値や電流値の可変は、オペアンプ
(図示せず)のゲインを変えることによって基準パルス
を増幅して変化させている。また、刺激パルスaのパル
ス幅はマイクロコンピュータにて可変させることができ
る。この刺激パルスaのパルス幅が0.1msec以上
としているのは、そのパルス幅が0.1msecよりも
小さければ、皮下の筋肉の強制運動のために充分な刺激
を与えることができない。つまり、筋肉が収縮反応する
のに0.1msec程度の時間が必要なためである。ま
た、刺激パルスaのパルス幅が0.4msec以下とし
ているのは、そのパルス幅が0.4msecを越える
と、筋肉の強制運動に対する電気的刺激効果として同じ
効果しかなく、使用者やその使用状態にもよるが、皮下
の筋肉への刺激が強くなって痛く感じたり不快感を感じ
る場合があるためである。このように、最大パルス電流
1mAでパルス幅が0.1msec〜0.4msecの
範囲内の電気量(パルス電流×パルス幅)となるよう
に、制御手段2は、信号発生手段4に対して低周波の刺
激パルスaを発生させるように制御しており、その刺激
パルスaの周波数については、操作手段5からのモード
選択操作によって選択制御するかまたは可変可能に制御
するようになっている。本実施形態では、操作手段5か
らのモード選択操作によって、トリートメントモードで
は周波数100Hz、エクササイズモードでは周波数1
0Hzの刺激パルスaが出力されるようになっている。
【0032】このように、電気的低周波刺激の刺激パル
スを、最大パルス電流1mAでパルス幅が0.1mse
c〜0.4msecの範囲内の電気量とするので、筋肉
運動に最適な刺激効果を奏すると共に、筋肉への刺激が
強くなって痛く感じたり不快感を感じるようなことはな
く、充分な安全性を考慮したものとなる。また、電気的
低周波刺激処理において、刺激開始当初の刺激パルスa
の電圧値を所定電圧値になるまで徐々に上げてソフトス
タートとし、また、刺激終了時の刺激パルスaの電圧値
を所定電圧値から徐々に下げてソフトエンドとすれば、
電気的低周波刺激処理の開始当初と終了時の刺激がソフ
トなものとなる。
【0033】また、機械的刺激は、回転駆動手段3への
電力供給を駆動パルスによって行っているが、モータな
どの回転駆動手段3の回転駆動による、後述するが偏心
カムなどのたたき機構部6によって、刺激プローブ9の
先端部が揺動して皮膚に押し当てている刺激体10を介
して叩かれることで皮下組織および筋肉がほぐされて血
行および筋肉の弛緩が促進されるようになっている。こ
の場合、回転駆動手段3への電力供給用の駆動パルスの
パルス幅は回転駆動手段3のモータ回転軸などを介し
て、後述する偏心カムが少なくとも略1回転する程度の
パルス幅に設定されており、刺激体10で少なくとも1
回だけ皮膚を叩いて皮下の筋肉をほぐすように構成され
ている。この叩き動作は、本実施形態では筋肉弛緩後に
1回としているが、信号発生手段4から次の低周波の刺
激パルスaを出力させるまで連続的に複数回行っても良
い。また、この叩き動作は、これよりも振幅が小さくて
周波数が高い、筋肉をほぐす効果のある振動動作であっ
てもよい。さらに、機械的刺激の強度制御は、後述する
偏心カムの場合には、回転駆動手段3の回転速度を可変
することで制御可能である。
【0034】これらの電源手段1、制御手段2、信号発
生手段4および操作手段5は装置本体8に配設され、ま
た、回転駆動手段3、たたき機構部6および陽極と陰極
の一組のパルス伝達導子7は刺激プローブ9に配設され
ており、これらの装置本体8と刺激プローブ9は4芯ケ
ーブル11で接続されている。また、この制御手段2に
は出力手段12が接続されており、以下の図7で説明す
るように制御プログラムによる各モードにおいて表示出
力したり音声出力したりするようになっている。
【0035】図7は、図5の制御手段2および出力手段
12の構成を示すブロック図である。
【0036】図7において、制御手段2は、上記したマ
イクロコンピュータなどの他に、カウンタなどの時間カ
ウント手段13と、この時間カウント手段13でカウン
トされたカウント時間に基づいてブザー音などの音声出
力を制御する音声制御手段14と、この時間カウント手
段13でカウントされたカウント時間に基づいて文字
(数字を含む)出力や点滅出力などの各種表示を制御す
る表示制御手段15とを有している。また、出力手段1
2は、音声制御手段14に接続され、ブザーなどの音声
出力を行う音声出力手段16と、表示制御手段15に接
続され、文字や数字の表示、それらの点滅表示などの各
種表示を行う表示手段17とを有している。
【0037】また、制御手段2は、この各種制御プログ
ラムによるトリートメントモードやエクササイズモード
において、それぞれの制御プログラムに基づいて、低周
波の刺激パルスaを所定期間毎に出力するべく各部を制
御するようになっている。また、制御手段2は、それぞ
れの制御プログラムに基づいて、使用感を向上させるた
めに、その音声制御手段14を制御して刺激パルスaの
出力期間に音声出力手段16を介してパルス出力時の音
声出力としてのブザー音出力を行うように制御すると共
に、表示制御手段15を制御して刺激処理内容を表示手
段17に表示するべく制御するようになっている。
【0038】この刺激ポイント変更時に、制御手段2
は、音声制御手段14を制御して、その刺激ポイントに
おける電気的低周波刺激処理の終了を表す特殊なブザー
音を音声出力手段16を介して出力するように制御する
と共に、表示制御手段15を制御して、刺激ポイント変
更を表示手段17に表示するべく制御するようになって
いる。また、制御手段2は、刺激ポイント変更後、操作
手段5のスタートキー72を押下することによって次の
刺激ポイントにおける各モードの刺激処理を行うべく制
御するようになっている。
【0039】また、全刺激ポイントの終了時に、制御手
段2は、音声制御手段14を制御して、全刺激ポイント
における電気的低周波刺激処理の終了を表す特殊なブザ
ー音を音声出力手段16を介して出力するように制御す
ると共に、表示制御手段15を制御して、全刺激ポイン
トの終了を表示手段17に表示するべく制御するように
なっている。また、制御手段2は、全刺激ポイントの終
了後、操作手段5のスタートキー72を押下することに
よって次の全刺激ポイントの刺激処理やモードを行うべ
く制御するようになっている。
【0040】図8(a)は図5の生体刺激装置における
刺激プローブ9の構成を示す縦断面図であり、図8
(b)は図8(a)のAA線の断面図である。
【0041】図8(a)において、この生体刺激装置の
刺激プローブ9は、上側のプラスチック製カバー部材で
ある外壁部材21と、下側のプラスチック製カバー部材
である断面略楕円形状でグリップ部22を兼ねた外壁部
材23とが、ゴムなどの弾性体によりなる連結部材24
で互いに揺動可能なように連結されている。これらの外
壁部材21,23はそれぞれ縦方向に開くように分割さ
れた筐体状に構成されており、これらの分割された筐体
状の外壁部材21は貫通孔21aを通して、図示しない
ねじとナットで両側から固定可能に構成されている。ま
た同様に、これらの分割された筐体状の外壁部材23は
貫通孔23aを通して、図示しないねじとナットで両側
から固定可能に構成されている。もちろん、これらの図
示しないねじとナットは外壁部材21,23の凹部内に
入って外壁部材21,23の外壁表面からは出ないよう
になっている。また、連結部材24は、中央部に上下に
貫通孔を有する筒状に構成されており、その外形は、外
壁部材21,23と同様の断面略楕円形状である。ま
た、この連結部材24の外周部には上下位置にそれぞ
れ、外壁部材21,23のつば部21b,23bをそれ
ぞれ外周に亘って嵌合可能な各溝部24a,24bがそ
れぞれ形成されている。
【0042】この下側の外壁部材23内には、その下方
端部から内部に引き込まれ、機械的刺激用の駆動パルス
および電気的刺激用の刺激パルス用の4芯ケーブル11
と、この4芯ケーブル11の駆動パルス用の2本のリー
ド線に接続されており、上方に伸びたモータ回転軸25
を回転駆動させる回転駆動手段3としてのモータ26と
が配設されている。また、上側の外壁部材21内には、
モータ26の回転軸25の回転力を伝達する弾性体で構
成された連結部材27を介して連結された回転軸28
と、この回転軸28を回転自在に2個所で軸支している
各軸受部材29と、これらの各軸受部材29の間の回転
軸28に図8(b)に示すように偏心した状態で貫通し
て取り付けられ、回転軸28の回転による遠心力で外壁
部材21と共にパルス伝達導子7を揺動させる偏心分銅
である偏心カム30と、4芯ケーブル11の刺激パルス
用の残る2本のリード線に接続されており、刺激プロー
ブ9の長手方向に所定間隔を空けて2個所外部に突出す
るように配設されると共に、その突出先端部が開放され
た刺激子用の取付穴31が形成された陽極と陰極の一組
のパルス伝達導子7とが配設されている。このパルス伝
達導子7の取付穴31には、本実施形態では、刺激子1
0として綿棒先端部32が水分を含ませた状態で挿入さ
れて取り付け可能な構成となっている。これらの回転軸
28、各軸受部材29および偏心カム30でたたき機構
部6が構成されており、偏心した状態で回転軸28に取
り付けられた偏心カム30の回転によって、その遠心力
で偏心カム30と共に外壁部材21およびパルス伝達導
子7を連結部材24を境として刺激プローブ9の先端部
を振り回して、パルス伝達導子7に取り付けられた綿棒
先端部32で皮下の筋肉などに対してたたき刺激を与え
るように構成されている。
【0043】ここで、40才台の人で歳を感じる体の部
分は目元のシワやたるみというのが多く、そのシワやた
るみの原因は皮下の筋肉が衰えることである。ここで
は、目を開閉する目元周りの筋肉である眼輪筋やこの眼
輪筋を引き上げる額の前頭筋に対して、電気的低周波刺
激処理と機械的刺激処理とを行って筋肉の強化とその新
陳代謝の向上を図ることで目元のシワやたるみを予防す
る場合について説明する。
【0044】図9は、図8(a)の刺激プローブ9で目
元の筋肉に電気的刺激および機械的刺激を与える刺激ポ
イントの一例を示す図である。
【0045】図9に示す刺激ポイント(○が陰極位置で
●が陽極位置)の図は、図3のガイド部材69を拡大し
たものであり、生体刺激装置としての美容器の上蓋63
の開いた内側に、目元を映す鏡部材68と共に設けられ
ており、(1)〜(6)がモータポイントである第1〜
第6の刺激ポイントに対応している。この刺激ポイント
の陰極位置○に対応する皮膚位置に、図8(a)の刺激
プローブ9の中央(グリップ部22)側のパルス伝達導
子7に取り付けられた綿棒先端部32が来るように、ま
た、刺激ポイントの陽極位置●に対応する皮膚位置に、
刺激プローブ9の外(先端)側のパルス伝達導子7に取
り付けられた綿棒先端部32が来るように、陰極と陽極
の綿棒先端部32を目元の所定の刺激ポイントの皮膚位
置に押し当てて刺激処理を行うようになっている。第1
の刺激ポイントに刺激プローブ9の両綿棒先端部32を
押し当てた場合を、図10に示している。このようにし
て、使用者は、陽極と陰極の綿棒先端部32を目元のモ
ータポイントである第1の刺激ポイントの皮膚位置に押
し当てて、両綿棒先端部32を介して電気的低周波刺激
処理や機械的刺激処理とを開始し、最終(本実施形態で
は第6)の刺激ポイントまで順次位置を変更して刺激処
理を行うようになっている。
【0046】つまり、陰極と陽極の一組のパルス伝達導
子7は、刺激プローブ9のグリップ部22側が陰極で、
刺激プローブ9の先端側が陽極となるように構成されて
いるのは、図9に示す目の下の鼻に近い側の第1の刺激
ポイントにおける○印位置(陰極側)が、最も刺激を感
じやすいモータポイントと呼ばれる特に重要なポイント
であり、この刺激ポイントを第1の刺激ポイントとし、
この第1の刺激ポイントに刺激プローブ9の両綿棒先端
部32を図10に示すように押し当て、グリップ部22
を鼻側に向けた状態から第6の刺激ポイントまで皮膚表
面から両綿棒先端部32を浮かすことなくスライドさせ
て刺激ポイントを順次変更する一連の動作で、第1〜第
6の刺激ポイントにおける刺激処理を終えることができ
るためである。電気的刺激を与える眼輪筋が鼻側の目元
で繋がっているので、目元の鼻に近い側の第1の刺激ポ
イントにおける○印位置が、最も大きく刺激を感じる位
置となり、しかも、○印位置を刺激感度の大きい陰極と
して刺激パルスを与えるように構成している。陰極側
(○印)の刺激ポイントの方が刺激が大きいのは、陰極
側(○印)に陽イオンの電子が集まる関係で刺激が陽極
側(●印)の刺激ポイントよりも大となりやすいからで
ある。したがって、刺激ポイント変更時にも、グリップ
部の握りを変える必要がなく握りが一定で操作性がよ
く、また、皮膚表面から両綿棒先端部32を浮かさない
ことから、刺激パルスによる痛みなどの不快感をも防止
することができる。
【0047】また、目元の下の第1の刺激ポイントにて
刺激強度調整処理を行えば、第1の刺激ポイントが最も
刺激を感じやすく使用者にとっても最も判り易いためで
ある。したがって、第1の刺激ポイント〜第6の刺激ポ
イントで刺激ポイント毎に刺激強度が調整可能なように
してもよいし、また、第1の刺激ポイント〜第6の刺激
ポイントのうち第1の刺激ポイントで刺激強度調整処理
を行った後に刺激ポイント毎に実験データから換算した
係数をかけて刺激強度を自動的に調整するようにしても
よい。
【0048】さらに、図10に示すように、刺激プロー
ブ9の長手方向Xと、陰極と陽極の一組のパルス伝達導
子7に取り付けられた刺激子10を結ぶ直線方向Yと
が、使用時にグリップ部22が少なくとも鼻に接触しな
い程度の角度θを有している。これは、第1の刺激ポイ
ントに刺激子10としての綿棒先端部32を押し当てた
場合に、手を握るグリップ部22が鼻の凸部51を避け
る程度に傾いている必要があるためである。
【0049】さらに、陰極と陽極の一組のパルス伝達導
子7のピッチ間隔は3cm〜4cm前後に設定すればよ
いが、より好ましくは、このピッチ間隔は3cmであ
る。これは、電気的刺激を与える目元の眼輪筋が鼻側の
目元で繋がって目の周りを略楕円形状に一周している
が、電気的刺激は筋肉の筋目の方向に平行に与えるのが
最も効率がよく、この場合に、上記第1の刺激ポイント
〜第6の刺激ポイントまでの全ての刺激ポイントで電気
的刺激としての刺激パルスを筋肉の筋目方向に平行に与
えようとすれば、パルス伝達導子7のピッチ間隔が3c
m程度が好ましいことになる。パルス伝達導子7のピッ
チ間隔が3cm程度であれば、電気的刺激は筋肉の筋目
の方向に平行に与えることができて、ちょっとした電気
的刺激にも筋肉の深い部分に刺激が届いて筋肉は大きく
反応することになる。このとき、上記第1の刺激ポイン
ト〜第4の刺激ポイントが目元の眼輪筋に対する刺激ポ
イントであり、上記第5の刺激ポイントおよび第6の刺
激ポイントが前頭筋に対する刺激ポイントである。ま
た、パルス伝達導子7のピッチ間隔の3cm〜4cm
は、全刺激ポイントで筋肉の筋目に平行に電気的刺激が
与えることができて、かつ眼球内に入りにくい寸法とな
っている。
【0050】このとき、目元の上部分の眼輪筋に対する
刺激ポイントを設けていないのは、目元の上部分の眼輪
筋の幅が狭くその下部には眼球があり安全性を充分に確
保する観点から、また、眼球上方は眉毛になっているた
めに刺激パルスを与えても電流が流れにくいからであ
る。
【0051】上記構成により、以下、その作用を説明す
る。
【0052】図11は、図5の生体刺激装置の動作を示
すフローチャートである。
【0053】図11に示すように、まず、開閉ボタン7
0を押下することで、ケース本体62の上面を覆う上蓋
63をばねの付勢力によって手前から上方に開くと、手
前側に刺激プローブ9が収納され、その奥側には操作部
66および表示部67が配設されており、その開いた上
蓋63の内側には、鏡部材68と、複数の刺激ポイント
のガイド絵(目元)のガイド部材69とが上下に位置し
ており、即使用可能な状態となる。
【0054】次に、刺激プローブ9をケース本体62か
ら取り出して、刺激プローブ9の両パルス伝達導子7に
おける取付穴31内にそれぞれ、水分を含ませた綿棒先
端部32をそれぞれ挿入してセットし、ステップS1で
装置本体8の操作手段5における電源のオン/オフキー
71を押下することで電源オンとする。このとき、図1
2(a)に示すように、表示手段17の液晶表示画面4
1には「コース選択」が表示され、操作手段5のトリー
トメントモードおよびエクササイズモードの各モード選
択キー42,43の近傍の表示ランプ44,45が共に
点滅する。また、刺激子10としての綿棒先端部32に
水分を含ませるのは、両パルス伝達導子7に出力される
刺激パルスaを綿棒先端部32を介して生体に伝えるた
めである。
【0055】さらに、トリートメントモードのモード選
択キー42またはエクササイズモードのモード選択キー
43を押下することによってステップS2のコース選択
処理を行う。このトリートメントモードは皮膚組織と皮
下の筋肉の浅い部位に与える電気的低周波刺激と、機械
的たたき刺激を行うものであり、また、エクササイズモ
ードは皮下の筋肉の深い部位まで電気的低周波刺激を与
えるものである。本実施形態の作用では、トリートメン
トモードのモード選択キー42を押下した場合について
説明を行うことにする。
【0056】このトリートメントモードのモード選択キ
ー42を押下した場合、図12(b)に示すように、液
晶表示画面41には「強弱調整OK?→スタート」が表
示されると共に、手入れポイントエリアに全刺激ポイン
ト1〜6の数字が表示され、かつ、モード選択キー42
の近傍の表示ランプ44が点灯すると共に、液晶表示画
面41における第1の刺激ポイントを示す数字「1」が
点滅することによって、その第1回目の刺激ポイントの
刺激処理における、機械的刺激(タッピング)と電気的
低周波刺激との強弱調整をするように指示が為されてい
ると共に、最初に両パルス伝達導子7を当ててほしい第
1の刺激ポイントをスタート前に指示しておく。また、
図12(b)に示すように、機械的刺激(タッピング)
と電気的低周波刺激の強度を段階的に示す最も左側の第
1段階目の機械的強度表示ランプ46aと電気的強度表
示ランプ47aが点灯して、各強弱レベルは共に第1段
階目の最も小さい刺激レベルで出力され始めている。
【0057】さらに、使用者は、陽極と陰極の綿棒先端
部32を、図10に示すように、目元のモータポイント
である第1の刺激ポイントの皮膚位置に押し当てて、両
綿棒先端部32を介して電気的低周波刺激処理と機械的
刺激処理とをそれぞれ、第1段階目の最も小さい刺激レ
ベルからスタートしてステップS3の各刺激強度調整処
理を開始することになる。この第1段階目の最も小さい
刺激レベルで刺激が小さいと判断した場合には、機械的
刺激(タッピング)と電気的低周波刺激の強度を段階的
に上下可能な強弱キー48,49を押下することによっ
て、機械的刺激(タッピング)と電気的低周波刺激の強
度をそれぞれ適宜調整することができる。本実施形態で
は、図13(a)に示すように、機械的刺激(タッピン
グ)が第2段階目の刺激レベルで、かつ電気的低周波刺
激が第3段階目の刺激レベルで、使用者が適正であると
判断とした場合について説明を行うことにする。このと
き、強弱キー48,49による機械的刺激(タッピン
グ)と電気的低周波刺激の強度調整レベルに応じたLE
Dなどの機械的強度表示ランプ46a〜46bと電気的
強度表示ランプ47a〜47cが点灯することになる。
また、図13(a)の場合においても、液晶表示画面4
1には、図12(b)の場合と同様に、「強弱調整OK
?→スタート」が表示されると共に、全刺激ポイント1
〜6の数字が表示され、かつ、モード選択キー42の近
傍の表示ランプ44が点灯すると共に、液晶表示画面4
1における第1の刺激ポイントを示す数字「1」が点滅
している。
【0058】さらに、ステップS4で刺激処理を開始す
る。つまり、操作手段5のスタートキー72を押下する
ことで、制御手段2は、その設定した各刺激強度に基づ
いて、第1回目の刺激ポイントの皮膚位置において、信
号発生手段4に対して約2秒間のパルス出力期間(周波
数100Hzの刺激パルスaを出力する期間)と約1秒
間のパルス休止期間とを繰り返えすように刺激パルスa
を発生させ、水分を含んだ各綿棒先端部32を介して所
定位置の目元部の皮下の筋肉に収縮運動を強制的に起こ
させる。この筋肉収縮運動の後の筋肉弛緩運動が始まる
時点に、制御手段2はモータ26への駆動パルスを出力
する。この駆動パルスによってモータ26の回転軸25
が回転して偏心分銅である偏心カム30が回転すること
になる。このたたき機構部6を構成する偏心カム30の
重心の偏った回転による遠心力で刺激プローブ9の弾性
体よりなる連結部材24を境にして、それよりも刺激プ
ローブ9の先端部が振り回されて揺動する。この揺動
で、各綿棒先端部32を介して所定皮膚位置の目元部位
に叩き動作が為されて皮下組織および筋肉がほぐされて
血行などがよくなる。このようにして、次のステップS
5で第1回目の刺激ポイントにおける皮膚位置への刺激
処理が所定時間(本実施形態では5分間)経過したかど
うかを判定し、その刺激処理が所定時間(本実施形態で
は5分間)経過するまで行われることになる。
【0059】このとき、スタートキー72の押下に連動
して時間カウント手段13で例えば5分間の時間をカウ
ントを開始すると共に、使用感を向上させるべく2秒間
のパルス供給に同期して音声制御手段14を介して音声
出力手段16からビービービービーというブザー音を出
力させる。また、このとき、図13(b)に示すよう
に、液晶表示部41における刺激ポイント「1」の番号
を点滅させて第1回目の刺激ポイントにおける皮膚位置
への刺激処理であることを表示とすると共に、液晶表示
部41における時間エリアのドット50を点滅させて時
間のカウント表現としている。図13(b)に示す時間
エリアの「5分」の表示は時間経過に従って「1分」ま
では刺激処理の時間経過と共に分毎に数字が減って行
き、「1分」未満は秒表示(このときドット50の表示
はなくなる)となるように制御される。
【0060】その後、ステップS5で、第1回目の刺激
ポイントにおける皮膚位置への刺激処理が所定時間(本
実施形態では5分間)経過したと判断した場合には、ス
テップS6で最後(本実施形態では第6回目)の刺激処
理が終了したかどうかを判断する。ステップS6で最後
(本実施形態では第6回目)の刺激処理が終了していな
ければ、次の刺激ポイントにおける皮膚位置への刺激処
理に変更することになる。
【0061】このとき、ステップS7で、図14(a)
に示すように、液晶表示部41における手入れポイント
の表示エリア内の「1」の番号を消灯させると共に、
「2」の番号を点滅させて次の刺激ポイントが第2回目
の刺激ポイントであることを表示して知らせると共に、
音声制御手段14を介して音声出力手段16から刺激ポ
イント変更を示すビッ、ビッ、ビッ、ビッ、ビッという
ブザー音を出力させて、刺激ポイントの切り替えの案内
とする刺激ポイント変更指示を行う。このとき、刺激パ
ルス出力は停止してもよいし、停止しなくてもよい。
【0062】このステップS7の刺激ポイント変更指示
の後にステップS3の刺激強度調整処理に移行して、機
械的刺激(タッピング)と電気的低周波刺激の強弱変更
を行うことができる。この刺激強度調整処理を必要とし
ないときにはスタートキー72によって次のステップS
4の刺激処理に移行することもできる。例えば本実施形
態では、図14(a)に示すように、強弱キー48,4
9をそれぞれ操作することによって機械的刺激(タッピ
ング)の強度を1段階下げて最も小さい第1段階目のレ
ベルとし、また、電気的低周波刺激の強度を1段階上げ
て第4段階目のレベルとする。このとき、LEDなどの
機械的強度表示ランプ46aと電気的強度表示ランプ4
7a〜47dが点灯することになる。
【0063】さらに、ステップS4で第2回目の刺激ポ
イントにおける刺激処理をスタートキー72を押下する
ことによって開始し、以上のようにして、最後(本実施
形態では第6回目)の刺激ポイントにおける刺激処理終
了までステップS3〜ステップS7の各処理を繰り返す
ことになる。図14(b)には、ステップS5で最後
(本実施形態では第6回目)の刺激ポイントにおいて、
電気的低周波刺激処理の時間カウントがあと13秒残っ
ている状態を示している。このとき、液晶表示部41に
おける手入れポイントの表示エリア内には「6」の番号
しか残っておらず、時間表示エリアには残時間として
「13秒」が表示されている。
【0064】次に、ステップS6で最後(本実施形態で
は第6回目)の刺激ポイントであると判断した場合には
ステップS8の一連の刺激ポイントにおける刺激処理終
了の報知処理に移行する。このとき、図15(a)に示
すように、液晶表示部41の時間エリアの残り時間は
「0」と表示されると共に、手入れポイントの表示エリ
ア内の全数字が消えている。また、このとき、音声制御
手段14を介して音声出力手段16からピ、ピ、ピ、
ピ、ピッというブザー音を出力させて、最終の刺激ポイ
ントにおける刺激処理の終了のお知らせとし、機械的刺
激(タッピング)と電気的低周波刺激の刺激パルスaの
出力は停止する。これで片側の目元におけるトリートメ
ントモードが終了したことになる。
【0065】さらに、ステップS9で両側の目元に対し
て、コース選択したトリートメントモードが終了したか
どうかを判定することになる。この判定は、2サイクル
行ったかどうかで判定することができる。
【0066】さらに、ステップS9で両方の目元におけ
るトリートメントモードが終了していないと判断した場
合には、残る反対側の目元におけるトリートメントモー
ドにおけるステップS10の反対側の目元の手入れ指示
に移行する。このとき、図15(b)に示すように、液
晶表示画面41には「反対側の手入れ→スタート」が表
示されると共に、手入れポイントの表示エリア内に全刺
激ポイント「1」〜「6」の数字が再び表示され、か
つ、トリートメントモードのモード選択キー42の近傍
の表示ランプ44が点灯すると共に、液晶表示画面41
における第1の刺激ポイントを示す数字「1」が点滅す
ることで反対側手入指示を行うことになる。さらに、ス
テップS3の刺激強度調整処理に移行して、また初めか
ら、その第1回目の刺激ポイントにおける機械的刺激
(タッピング)と電気的低周波刺激との強弱調整をする
ことができるが、前回の強弱レベルのままでよいのであ
れば、スタートキー72を押下することによって、次の
ステップS4の刺激処理を開始することができる。
【0067】このようにして、ステップS3〜ステップ
S7の処理を繰り返して、ステップS8の残る反対側の
目元におけるトリートメントモードにおいても刺激処理
終了の報知が為されることになる。さらに、ステップS
9で両方の目元におけるトリートメントモードが終了し
たかどうかを判断(2サイクル目が終了したかどうかを
判断)し、終了していれば、ステップS11で、スター
トー72が押下されたかどうかでコース選択をするかど
うかを判断する。ステップS11でコース選択をしない
のであれば、ステップS12で電源のオン/オフキー7
1を押下して電源を切って全刺激処理を終了することに
なる。
【0068】以上のように、複数の刺激ポイントの刺激
処理を左右の目元に対して手入するに際して、複数の刺
激モードから目的とする刺激モードを選択可能で、その
選択した刺激モードにおいて、刺激強度調整および所定
時間の刺激処理のうち少なくとも所定時間の刺激処理
を、最後の刺激ポイントまでその都度刺激ポイント変更
指示を行いつつ実施することを、両方の目元の全ての刺
激ポイントについて自動的に行うため、両方の目元の手
入れが適切なる指示でよりスムーズに容易に行うことが
できる。
【0069】このとき、ケース本体62の上面を覆う上
蓋63をケース本体62に対して前開きに開くと、手前
側に刺激プローブ9の4芯ケーブル11がケース本体6
2に取り付けられて収納され、その奥側に操作部66お
よび表示部67が配設されており、その開いて若干上方
を向いた上蓋63の内側には、ケース本体62手前側か
ら見ることができるように、刺激ポイントのガイド絵
(顔の目元に対応させた刺激ポイント)などのガイド部
材69と鏡部材68とが位置しているので、上蓋63を
開ければ、埃などで汚れていないきれいな状態の刺激プ
ローブ9や、ケース本体62側の操作部66などが即使
用可能な状態にあり、その収納性が良好である。また、
刺激プローブ9の収納部65が手前側で、操作部66お
よび表示部67が奥側なので、刺激プローブ9の4芯ケ
ーブル11が操作部66および表示部67を横切るよう
なことはなく、その操作部66を操作しつつ刺激プロー
ブ9を使用することも可能で、その操作性は良好であ
る。さらに、上蓋63の内側にはガイド絵などのガイド
部材69と鏡部材68とが互いに近傍位置にあるので、
刺激ポイントのガイド表示を見ながら、その刺激ポイン
トに刺激プローブ9の生体への実際の刺激位置が合致し
ているかどうかを的確に容易に確認することができる。
【0070】なお、本実施形態では、ガイド部材69と
鏡部材68とを別々に構成したが、ガイド部材69と鏡
部材68とが一体に構成されていてもよい。この場合、
鏡部材69の表面に透明シールなどの、顔の目元などに
おける刺激ポイントのガイド絵を貼付けるなどしてガイ
ド部材69と鏡部材68とを一体化させて、刺激ポイン
トのガイド絵と刺激ポイント確認用の鏡部材68に映る
使用者の顔とを一致させるようにすれば、刺激ポイント
のガイド絵とその実際の刺激位置の確認とがより的確で
容易なものとなる。使用者の顔の大きさとそのガイド絵
の顔の大きさは鏡部材68と使用者の顔との距離で調整
することが可能である。
【0071】また、本実施形態では、略半円形のガイド
部材69の弦側の上位置に、ガイド部材69の半円形よ
りも若干大きい鏡部材68を設けて、ガイド部材69と
鏡部材68を互いに接近させるように構成したが、これ
に限らず、ガイド部材69が上で鏡部材68が下の位置
でもよく、ガイド部材69と鏡部材68が左右の位置で
もよく、ガイド部材69と鏡部材68が外形が矩形であ
ってもよい。要は、ガイド部材69と鏡部材68間の目
先の移動距離を最小限度とする必要がある。また、略半
円形のガイド部材69と鏡部材68で略円形にしたの
は、上蓋63の外形が略円形上であるためである。
【0072】さらに、本実施形態では、鏡部材68を平
面鏡で構成したが、凸面鏡や凹面鏡であってもよい。凸
面鏡であれば小さくても広い範囲の画像を映すことがで
き、凹面鏡であれば拡大して画像を映すことができて、
例えば目元が拡大されて刺激ポイントがより的確に確認
できるようになる。
【0073】さらに、本実施形態では、第1の刺激ポイ
ント〜第6の刺激ポイントまで順次刺激ポイントを変更
して操作するように構成したが、これに限らず、例えば
眼輪筋の第1の刺激ポイント〜第4の刺激ポイントだけ
の刺激処理を行ってもよいし、また、第6の刺激ポイン
ト〜第1の刺激ポイントまで逆方向に順次刺激ポイント
を変更して操作するように刺激処理を行ってもよい。要
は、皮膚表面から刺激信号伝達部の綿棒先端部32を浮
かすことなくスライドさせて位置変更すれば、刺激パル
スによる痛さがなく、かつグリップ部22を持ち変える
ことなく良好な操作性となる。
【0074】さらに、本実施形態では、陰極用のパルス
伝達導子7と陽極用のパルス伝達導子7との間隔を固定
としたが、この間隔を2種類以上持たせることもでき
る。例えばその間隔が3cmまたは4cmというよう
に、綿棒先端部32の取付穴31が2個所設けられた陰
極用のパルス伝達導子7aの例を図16に示している。
また、図17には、陰極用と陽極用の両パルス伝達導子
7bが根本部7cで軸支されて両パルス伝達導子7bの
先端部を接近または離間させるように回動可能に構成さ
れており、両パルス伝達導子7bの各刺激子10bの間
隔を可変可能に構成している。両パルス伝達導子7bを
所望の間隔に回動させれば、その回動位置で動かない程
度の摩擦力がその根本部7cに作用している。
【0075】さらに、本実施形態では、パルス伝達導子
7と刺激体10とを一体的に構成し、この刺激体10を
介して電気的低周波刺激と機械的刺激を生体に付与可能
に構成したが、パルス伝達導子7と刺激体10とが別々
に独立して構成されていてもよい。
【0076】さらに、本実施形態では、陰極用のパルス
伝達導子7と陽極用のパルス伝達導子7の1組だけ設け
たが、陽極と陰極の各パルス伝達導子7を2組以上設け
てもよく、陰極用のパルス伝達導子7、陽極用のパルス
伝達導子7さらに陰極用のパルス伝達導子7を並べたパ
ルス伝達導子群を1組または2組以上設けてもよい。こ
の場合に、刺激ポイントの変更を省くことができると共
に、省時間とすることもできる。
【0077】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、蓋を開
くと、手前側に刺激プローブが収納され、その奥側には
操作部および表示部が配設されており、その開いた蓋の
内側には、刺激ポイントのガイド絵などのガイド部材と
鏡部材とがあるため、蓋を開ければ、きれいな状態の刺
激プローブや操作部などを即使用することができて良好
な収納性とすることができる。また、刺激プローブが手
前側で、操作部および表示部が奥側であるため、刺激プ
ローブの配線で操作部および表示部が使いにくいという
ようなことはなく、その操作部を操作しつつ刺激プロー
ブを使用することができて良好な操作性とすることがで
きる。さらに、蓋の内側にはガイド絵などのガイド部材
と鏡部材とが近傍位置にあるため、刺激ポイントのガイ
ド表示を見ながら、その刺激ポイントに刺激プローブの
生体への刺激位置が合致しているかどうかを的確に容易
に確認することができる。
【0078】また、請求項2によれば、略円形の蓋の内
側の鏡部材とガイド部材は例えば上下に各略半円形に構
成されていれば、例えば目元のエステの場合、鏡部材に
は少なくとも目元が映されればよく、そのすぐ下に目元
における刺激ポイントのガイド絵を最大限に接近させて
配置させることができて、より容易で的確なるガイドと
することができる。
【0079】さらに、請求項3によれば、例えば刺激ポ
イントのガイド絵と刺激ポイント確認用の鏡部材に映る
使用者の顔とを一致させるようにすれば、刺激ポイント
のガイド絵とその刺激ポイントの確認とがより的確で容
易に行うことができる。
【0080】さらに、請求項4によれば、刺激プローブ
に刺激体が取り付けられている状態では収納凹部に収納
しきれずに刺激体が浮くようにしたため、この刺激体が
例えば水を含んだ綿棒先端部であるような場合に、刺激
処理終了後の収納時に刺激プローブから刺激体を取り外
すことが意識付けされて、常に衛生的な状態で刺激プロ
ーブを収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の生体刺激装置の蓋を開い
た状態を示す斜視図である。
【図2】図1の生体刺激装置における収納部、操作部お
よび表示部の配置を示す平面図である。
【図3】図1の生体刺激装置における蓋内側の鏡部材お
よびガイド部材を示す正面拡大図である。
【図4】図2の開蓋状態の生体刺激装置から刺激プルー
ブを取り出した状態を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態の生体刺激装置の制御構成
を示すブロック図である。
【図6】図5の生体刺激装置における電気的刺激の刺激
パルスの出力タイミングの一例を示すタイムチャートで
ある。
【図7】図5の制御手段および出力手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図1および図5の刺激プローブの構成を示す縦
断面図である。
【図9】図8の刺激プローブで目元の筋肉に刺激を与え
る刺激ポイントの一表示例を示すガイド図である。
【図10】図9の第1の刺激ポイントに綿棒先端部を押
し当てた場合にグリップ部が鼻の凸部を避けている状態
を示す図である。
【図11】図1および図5の生体刺激装置の動作を示す
フローチャートである。
【図12】図5の生体刺激装置における液晶表示部およ
びコース選択、刺激強度設定部の状態を示す図であっ
て、(a)は電源オン時の状態を示す図、(b)は刺激
コース選択時の状態を示す図である。
【図13】図1および図5の生体刺激装置における液晶
表示部およびコース選択、刺激強度設定部の状態を示す
図であって、(a)は刺激強度調整時の状態を示す図、
(b)は刺激処理開始時の状態を示す図である。
【図14】図1および図5の生体刺激装置における液晶
表示部およびコース選択、刺激強度設定部の状態を示す
図であって、(a)は第1の刺激ポイントの刺激処理終
了の報知状態を示す図、(b)は最後の刺激ポイントの
刺激処理の残時間が13秒の状態を示す図である。
【図15】図1および図5の生体刺激装置における液晶
表示部およびコース選択、刺激強度設定部の状態を示す
図であって、(a)は一方の目元の手入終了状態を示す
図、(b)は他方の目元の手入開始状態を示す図であ
る。
【図16】図5の刺激プローブの先端部構造の他の例を
示す縦断面図である。
【図17】図5の刺激プローブの先端部構造のさらに他
の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 電源手段 2 制御手段 4 信号発生手段 5 操作手段 7,7a,7b パルス伝達導子 8 装置本体 9 刺激プローブ 10,10b 刺激体 11 4芯ケーブル 12 出力手段 17 表示手段 31 取付穴 32 綿棒先端部 41 液晶表示画面 42,43 モード選択キー 44,45 表示ランプ 46a〜46b 機械的強度表示ランプ 47a〜47d 電気的強度表示ランプ 48,49 強弱キー 61 生体刺激装置 62 ケース本体 63 上蓋 65 収納部 66 操作部 67 表示部 68 鏡部材 69 ガイド部材
フロントページの続き (72)発明者 松村 祐子 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺激プローブの刺激体を介して生体の刺
    激ポイントに低周波刺激を供給する生体刺激装置におい
    て、 ケース本体上面を覆う蓋が前記ケース本体に対して開閉
    自在に設けられ、 前記ケース本体上面の手前側には、前記刺激プローブお
    よびその配線が収納可能な収納部が配設され、 前記ケース本体上面の奥側には、操作部および表示部が
    配設され、 前記蓋の内側には、鏡部材と、複数の刺激ポイントを示
    してガイドするためのガイド部材が配設されていること
    を特徴とする生体刺激装置。
  2. 【請求項2】 刺激プローブの刺激体を介して生体の刺
    激ポイントに低周波刺激を供給する生体刺激装置におい
    て、 略円形のケース本体上面を覆う略円形の蓋が前記ケース
    本体に対して開閉自在に設けられ、 前記ケース本体上面の手前側には、前記刺激プローブお
    よびその配線が収納可能な収納部が配設され、 前記ケース本体上面の奥側には、操作部および表示部が
    配設され、 前記蓋の内側には、略半円形の鏡部材と、複数の刺激ポ
    イントを示してガイドするための略半円形のガイド部材
    が配設されていることを特徴とする生体刺激装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材と鏡部材とが一体に構成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    生体刺激装置。
  4. 【請求項4】 前記刺激プローブに刺激体が着脱自在に
    構成され、前記ケース本体上面手前の前記刺激プローブ
    の収納部は、この刺激体を外した刺激プローブの形状に
    合わせた収納凹部を有していることを特徴とする請求項
    1〜3に記載の生体刺激装置。
JP10500397A 1997-04-22 1997-04-22 生体刺激装置 Pending JPH10295833A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004267370A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Sanritsu Denki Kk 美顔器
CN103895963A (zh) * 2012-12-24 2014-07-02 喜来健株式会社 美容工具收纳盒
JP2015013213A (ja) * 2014-10-10 2015-01-22 日立マクセル株式会社 美容器具
CN106579721A (zh) * 2017-01-18 2017-04-26 奉化市必达机械制造有限公司 一种带气泵的喷绘工具收纳盒

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