JPH10290534A - バッテリ充電装置 - Google Patents

バッテリ充電装置

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JPH10290534A
JPH10290534A JP9096141A JP9614197A JPH10290534A JP H10290534 A JPH10290534 A JP H10290534A JP 9096141 A JP9096141 A JP 9096141A JP 9614197 A JP9614197 A JP 9614197A JP H10290534 A JPH10290534 A JP H10290534A
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岩夫 嶋根
Yukinobu Ochiai
志信 落合
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和典 渡▲辺▼
Takuro Uchimura
卓郎 内村
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気自動車に搭載される動力源としてのバッテ
リの残容量が満充電状態でこれ以上の充電が必要ないと
きに、充電されることを直ちに防止する。 【解決手段】管理用ECU32によりバッテリ12の残
容量を計算し、残容量が100%であった場合には、充
電指示スイッチ38が操作されても、充電不要報知器4
4によりバッテリ12が満充電状態になっている旨を報
知して、自動的に充電を停止するように制御する。この
制御により、バッテリ12の過充電を原因とする劣化の
防止、および電気のむだ使いを未然に回避することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリの充電
制御に関し、たとえば、バッテリを動力源とする電気自
動車等に適用して好適なバッテリ充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バッテリの充電時において、い
わゆる満充電以上に充電することは、バッテリが劣化す
る原因となったり、充電用の電気がむだになる原因とな
ることが知られている。
【0003】これを回避するために、従来は、充電タイ
マーを使用して充電開始から一定時間が経過した後に充
電動作を停止する処理を行っていたが、単に、充電タイ
マーを使用して充電動作を停止する方法では、バッテリ
を満充電状態にすることが困難であった。
【0004】そこで、コンピュータを利用した充電制御
手段により、満充電判断処理を行って充電動作を自動停
止する手法が採用されている。充電制御手段による満充
電判断手法としては、例えば、バッテリ温度上昇に基づ
く手法とバッテリ電圧上昇に基づく手法があり、いずれ
の手法を用いても満充電状態を高精度で判定することが
できる。
【0005】バッテリ温度上昇に基づく満充電判断手法
は、バッテリが満充電近くまで充電されるとバッテリ温
度が上昇する現象に着目して、一定時間のバッテリ温度
上昇(ΔTb/Δt:Tbはバッテリ温度、tは時間)
を監視し、満充電時期を判断する手法である。
【0006】一方、バッテリ電圧上昇に基づく満充電判
断手法は、バッテリが満充電近くまで充電されるとバッ
テリ電圧が上昇する現象に着目して、一定時間のバッテ
リ電圧上昇(ΔVb/Δt:Vbはバッテリ電圧、tは
時間)を監視し、満充電時期を判断する手法である。
【0007】これらの満充電判断手法により、満充電時
点を適切に判断することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータにより充電開始指示器が操作されて、バッテリの充
電動作が開始された場合に、たとえ、バッテリが実際に
は満充電状態、あるいは満充電状態に近い状態にあると
しても、上述した満充電判断手法による処理が開始さ
れ、満充電と判断するまでは充電を継続してしまう。
【0009】このため、結局、バッテリが必要以上に充
電されて、劣化するおそれがあり、また、充電用電気も
むだになるという問題がある。さらに上述の満充電判断
手法は、バッテリ温度やバッテリ電圧の時間変化を監視
する処理であるため、判断するまでに、例えば、30分
程度の時間がかかり、バッテリが実際には満充電状態あ
るいはそれに近い状態にあるのにもかかわらず、そのバ
ッテリを使用に供することができないという問題があ
る。例えば、バッテリが、電気自動車に搭載され動力源
として利用に供されるものである場合には、直ちに、走
行を開始することができないという問題も発生する。
【0010】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、バッテリが満充電状態、あるいは満充
電状態に近い状態にある場合に充電指示がなされたと
き、直ちに充電を禁止することを可能とし、バッテリを
すぐに目的の使用に供し得るようにすることを可能とす
るバッテリ充電装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、バッテリの
充電開始を指示する充電開始指示器と、前記バッテリの
充電完了を検出する充電完了検出手段と、前記充電開始
指示器による指示に応じて充電動作を開始させ、前記充
電完了検出手段により充電完了を検出したときに充電動
作を停止させる充電制御手段と、前記バッテリの残容量
を検出する残容量検出手段と、前記残容量検出手段によ
り検出された残容量が所定値以上のとき、前記充電制御
手段による充電動作を禁止する充電禁止手段とを備える
ことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、充電開始指示器による
バッテリの充電開始指示があった後に、残容量検出手段
により検出されたバッテリの残容量が所定値以上であっ
たとき、充電禁止手段により充電制御手段の作動を禁止
するようにしている。
【0013】この場合、バッテリの残容量は、残容量検
出手段により検出されているので、残容量が所定値以上
であるかどうかの判断は直ちに行うことができる。ここ
で、所定値の物理的意味(技術的意味)は、充電が不要
であるかどうかを判定する値であることを意味し、たと
えば満充電容量の95%に対応する値に設定することが
できる。この所定値は、充電を行おうとする人により可
変可能としてもよい。
【0014】また、充電禁止手段が、充電制御手段の作
動を禁止したときに、充電が不要であることを知らせる
信号を出力するようにして、充電開始指示器を操作した
ものに対して、充電が不要であるということを確実に知
らせることができるという可能性が得られる。
【0015】充電が不要であることを知らせる信号によ
り、例えば、残容量が95%程度以上であることや、充
電が完了するまでの予想時間を0分等と表示することに
より、充電開始指示器の操作者に対し、充電が不要であ
ることを一層確実に知らせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた電気自動車10の構成を示している。
【0018】図1例の電気自動車10には、例えば、公
称端子間電圧が+12Vのニッケル水素二次電池セルを
24個直列に接続し、公称端子間電圧を288Vにした
高電圧のバッテリ12が搭載されている。
【0019】バッテリ12には、バッテリ電圧Vbを検
出する電圧センサ(電圧検出手段)14が接続されると
ともに、バッテリ12の温度Tbを測定する温度センサ
(温度検出手段)16が取り付けられている。なお、以
下の説明において、バッテリ12を構成するニッケル水
素二次電池セル1個の端子間電圧を、必要に応じてバッ
テリセル電圧ともいう。バッテリセル電圧に値24を乗
じた値が、バッテリ電圧Vbに等しい値になる。
【0020】バッテリ12の正負端子は、コンタクタ
(リレー、スイッチ)18の一方側の端子に接続されて
いる。バッテリ12とコンタクタ18との間の接続線に
は、バッテリ12に対するバッテリ電流(充電電流と放
電電流)Ibを検出する電流センサ(電流検出手段)2
0が挿入されている。
【0021】コンタクタ18の他方側の端子には、負荷
である3相モータ22をPWM(パルス幅変調)制御に
より駆動するモータ駆動ユニット(Power Drive Unit、
以下PDUともいう。)24と、エアコンディショナー
等の補機26と、バッテリ12を充電等するために車載
された充電器28が接続されている。充電器28には、
充電用コネクタ29を介して外部のAC200V等の電
源に接続するためのプラグ30が接続されている。な
お、充電用コネクタ29は、当該電気自動車10の後輪
の近くの車体の側壁部に図示しないリッド(蓋)を介し
て設けられている。
【0022】また、図1例の電気自動車10には、各
々、制御、判断、処理、計算、計時等の各手段として動
作し、かつ必要に応じて相互にデータのやり取りをする
管理用ECU(Electric Control Unit )32とモータ
用ECU34が搭載されている。この場合、管理用EC
U32とモータ用ECU34は、各々、中央処理装置と
してのCPUと、システムプログラムや残容量検出のた
めのアプリケーションプログラム等が記憶される記憶手
段(メモリ)であるROMと、ワーク用等として使用さ
れる記憶手段(メモリ)であるRAMと、計時用のタイ
マ(計時手段)、A/D変換器、D/A変換器等の入出
力インタフェース等が含まれるマイクロコンピュータに
より構成されている。なお、管理用ECU32とモータ
用ECU34とをまとめて1つのECUとして構成する
こともできる。
【0023】管理用ECU32には、電圧センサ14か
らのバッテリ電圧Vb、温度センサ16からのバッテリ
温度Tb、電流センサ20からのバッテリ電流Ibが供
給され、さらに、イグニッションスイッチ36からのオ
ンオフ信号であるイグニッション信号Ig、および充電
指示スイッチ38からのオンオフ信号である充電指示信
号Chgが供給される。管理用ECU32は、これらの
信号に基づいて充電器28を制御するとともに、インス
トルメンタルパネル中の残容量表示器40上に表示され
るバッテリの残容量表示を制御し、かつ充電用コネクタ
29と一体的に配置された詳細を後述する充電不要報知
器44上の報知内容を制御する。
【0024】モータ用ECU34には、イグニッション
信号Ig、アクセルペダル42からのアクセル開度信号
(単に、アクセル開度ともいう。)θap、およびモー
タ22に取り付けられたエンコーダからの回転数信号
(単に、回転数ともいう。)Nmが供給される。モータ
用ECU34は、これらの信号に基づいてモータ駆動ユ
ニット24を制御する。具体的に説明すると、モータ駆
動ユニット24は、回転数Nmとアクセル開度θapと
から、どの程度の出力トルク(要求トルクともいい、モ
ータ要求電力に対応する。)をモータ22から出力すれ
ばよいかということを予め格納してあるルックアップテ
ーブルあるいは関数式等に基づき、モータ駆動ユニット
24を構成するインバータのデューティ比を決める通電
信号を、そのモータ駆動ユニット24に供給する。
【0025】次に、図1例の電気自動車10において、
管理用ECU32による、主に、残容量表示に係わる制
御処理につき、図2に示すフローチャートおよび図3に
示すタイミングチャートをも参照して説明する。なお、
残容量の単位は「Ah」である。
【0026】まず、電気自動車10のバッテリ12に係
わる現在のモード(状態)が、充電モード、放置モード
あるいは放電モード(通常、走行モードともいう。)の
うちのいずれのモードになっているかを判断するために
イグニッション信号Igと充電指示信号Chgを取り込
み、これらのレベルの組み合わせにより判断する(ステ
ップS1)。
【0027】なお、充電器28によるバッテリ12に対
する充電中{充電指示スイッチ38がオン状態(閉状
態)であって、充電指示信号ChgがChg=1の場
合}に、モータ22が走行中{イグニッションスイッチ
36がオン状態(閉状態)であって、イグニッション信
号IgがIg=1の場合}になる状態は禁止されてい
る。
【0028】そこで、ステップS1におけるモードの判
定は、イグニッション信号IgがIg=0で、充電指示
信号ChgがChg=1の場合には、充電器28による
バッテリ12の充電モードと判定される。この充電モー
ドでは、予め外部のAC電源にプラグ30が接続され、
外部のAC電源に実際に接続されているかどうかを、充
電器28を通じて管理用ECU32により確認すること
ができる。
【0029】充電モードとは反対に、イグニッション信
号IgがIg=1で、充電指示信号ChgがChg=0
の場合には、バッテリ12の放電モード(走行可能モー
ド)と判定される。
【0030】さらに、イグニッション信号Igと充電指
示信号Chgがともにオフ状態で、Ig=Chg=0の
場合には、バッテリ12の放置モードと判定される。
【0031】そこでまず、ステップS1の判断処理にお
いて、放電モードであることが確認されたときには、コ
ンタクタ18を閉じ(ステップS11)、バッテリ12
からPDU24を通じてモータ22に電源を供給する。
【0032】次に、所定放電時間ΔTdischg(例
えば、ΔTdischg=1秒)毎に、バッテリ電流
(充電電流)Ibを検出する(ステップS12)。
【0033】次いで、残容量を次の(1)式に基づいて
計算する(ステップS13)。
【0034】 残容量←残容量−放電容量 …(1) この(1)式は、「←」の左辺の残容量が、バックアッ
プされているメモリに記憶されている「←」の右辺の前
回の残容量から、放電容量(バッテリ電流Ib×所定放
電時間ΔTdischg)を差し引いたものとして計算
され、メモリの記憶内容が更新されることを示してい
る。なお、以下の説明において、「←」を使用した式
は、全て同様の意味を有するものとする。
【0035】そして、計算された残容量に基づいて残容
量表示器40上の残容量の表示が更新される(ステップ
S14)。このステップS14の残容量表示ルーチンに
より、図4に示すように、例えば、発光ダイオードアレ
イあるいはLCD(液晶表示ディスプレイ)等により形
成される残容量表示器40上の棒グラフ的残容量表示
を、記号E(充電量が空で、いわゆる「Empty 」状態)
の位置から記号F(充電量が満量で、いわゆる「Full」
状態)の位置までの各10%の充電量を表す全部で10
個の発光部位(充電単位)41を、計算した残容量に対
応する位置まで発光させる。図4は、ハッチングにより
E側から3個の充電単位41が発光した状態を示してお
り、現時点における残容量が30%であることを意味し
ている。なお、残容量表示は、数字0、1、2、…、9
9、100(%)等によるデジタル表示としてもよいこ
とはもちろんである。
【0036】図3において、バッテリ電圧Vbが不連続
的に変化している時点t0〜t1および時点t6〜t7
は上述したステップS11〜S14に係る放電モード処
理期間(モータ22による走行期間)を示しており、ス
テップS13に基づく残容量(図3中、符号をCcとし
ている。)の計算により残容量が減少する状態を示して
いる。
【0037】次に、ステップS1の判断処理において、
放置モードであることが確認されたときには、その放置
時間の計時をタイマ(計時手段)により行うとともに
(ステップS21)、放置時におけるバッテリ温度Tb
を検出する(ステップS22)。そして、計時した放置
時間に基づき、バッテリ温度Tbをパラメータとする自
己放電量を算出し、現在の残容量から自己放電量に基づ
く残容量を減算した残容量を求める(ステップS23:
自己放電補正ルーチン)。
【0038】この場合、放置モードにおける残容量は、
次の(2)式により算出することができる。詳しく説明
すると、この実施の形態において、自己放電量は、予
め、バッテリ温度Tbをパラメータとして単位時間当た
りの自己放電量(単位は放電量/時間であるので自己放
電速度という。)を測定した表を作成してメモリに記憶
しておき、バッテリ温度Tbに基づいてこの表を参照
し、当該バッテリ温度Tbにおける自己放電速度を求
め、求めた自己放電速度に、測定した上記放置時間を乗
じることで(2)式中の放置時間に依存した自己放電量
を計算することができる。
【0039】 残容量←残容量−自己放電量 …(2) 図3中、時点t4〜t5の放置期間において、自己放電
量がCdとして計算され、残容量が100%の満充電容
量から差し引かれていることが分かる。もちろん、この
計算結果の残容量により、残容量表示器40上の表示が
更新(修正)される。
【0040】次に、ステップS1のモード判断処理にお
いて、充電モードであると判定された場合の動作につい
て説明する。
【0041】この充電モードにおいては、実際に充電電
流を流すステップS32以降の充電処理を実施する前
に、メモリに記憶されている現在の残容量が所定残容量
値(所定値)以上であるかどうかが判定される(ステッ
プS31)。所定残容量値は、運転者等のユーザが、例
えば、60%〜100%の間の値に選択することが可能
になっているが、予め定められるデフォルト値として、
例えば、満充電容量の95%に選択しておくものとす
る。この実施の形態では、このデフォルト値としての9
5%を所定残容量値とする。
【0042】ステップS31の判断処理において、残容
量が所定残容量値である95%未満の値と判断された場
合に(ステップS31:NO)、実際に充電電流を流す
充電処理が開始される。
【0043】すなわち、コンタクタ18を閉状態にし
て、充電器28とバッテリ12の正負端子を接続させ
(ステップS32)、充電器28をオン状態にする(ス
テップS33)。そして、この実施の形態においては、
例えば、定電力充電が、図3中、時点t2または時点t
8から開始されたものとする。
【0044】充電期間中は、所定充電時間ΔTchg毎
に、バッテリ電圧Vb、バッテリ電流(充電電流)I
b、およびバッテリ温度Tbを検出する(ステップS3
4)。所定充電時間ΔTchgは、例えば、ΔTchg
=1分に設定される。
【0045】次いで、残容量を次の(3)式に基づいて
計算する(ステップS35)。
【0046】 残容量←残容量+充電容量×充電効率 …(3) この(3)式は、今回計算された左辺の残容量が、メモ
リに記憶されている右辺の前回の残容量に対して、充電
容量(バッテリ電流Ib×所定充電時間ΔTchg)に
充電効率(バッテリ温度Tbに依存する定数値で、例え
ば、0.9〜0.95)を乗じた値を加えたものとして
計算され、メモリの記憶内容が更新されることを示して
いる。
【0047】次に、充電完了判断がなされる(ステップ
S36)。この充電完了判断は、いわゆる満充電検出処
理であり、満充電の判断は、バッテリの温度上昇の割合
(いわゆる一次微分値dTb/dtや2次微分値d2
b/dt2 )の検出、あるいは、バッテリ電圧上昇の割
合(いわゆる一次微分値dTb/dtや二次微分値d 2
Tb/dt2 )を検出することにより判断することがで
きる(例えば、特開平8−331769号公報参照)。
【0048】図3を参照して、満充電判断の一例につい
て簡単に説明すると、満充電と判断した時点t4におい
ては、その30分〜1時間前程度からバッテリ電圧Vb
の電圧上昇の割合が、それ以前の充電期間に比較して大
きくなってきているので、その割合が所定値になった前
記時点t4で満充電(充電完了)と判断する(ステップ
S36:YES)。
【0049】もし、充電完了と判断した場合には(ステ
ップS36:YES)、残容量値を記憶するメモリをリ
セットして、満充電容量値を記憶させるとともに(ステ
ップS37)、充電器28をオフ状態にし(ステップS
38)、コンタクタ18をオフ状態にして充電動作を完
了する(ステップS39)。
【0050】このとき(図3中、時点t4)、図5に示
すように、残容量表示器40上の棒グラフ的残容量表示
を、記号E(Empty )の位置から記号F(Full)までの
全ての発光部位(充電単位)41が発光状態(充電状
態)になる満充電表示状態とする(ステップS14)。
【0051】一方、ステップS31の残容量判断処理に
おいて、残容量が所定残容量(95%)以上であると判
断した場合には、充電不要報知器44を作動させる(ス
テップS40)。充電不要報知器44は、充電器28と
プラグ30との間の充電用コネクタ29が配設されてい
る位置に配置されている。すなわち、後輪の近くの車体
の側壁に配置されている。なお、充電用コネクタ29上
には、塵埃等を避けるためのリッドが設けられており、
充電不要報知器44は、このリッドの内側、あるいはリ
ッドを開けた場合の充電用コネクタ29の隣側に配設さ
れている。
【0052】図6に示す充電不要報知器44は、充電イ
ンジケータ48と一体的に構成されている。この充電イ
ンジケータ48は、プッシュスイッチである上述した充
電指示スイッチ38のオン動作により点灯して表示状態
とされる。なお、充電指示スイッチ38は、一回の押動
作毎にオンオフが切り換えられるようになっている。
【0053】充電指示スイッチ38がオン状態とされた
とき、すなわち充電指示信号Chgがオン状態となって
いるときに、プッシュスイッチであるモード選択スイッ
チ52の動作が有効とされる。そして、モード選択スイ
ッチ52の一回の押動作毎に充電インジケータ48の表
示内容が切り換えられる。すなわち、充電インジケータ
48は、モード選択がバッテリ12の残容量表示の場合
には、デジタル表示部55にバッテリ12の残容量を百
分率(%)でデジタル表示するとともに、残容量表示部
53を点灯させる。また、モード選択が充電残時間表示
の場合には、デジタル表示部55に満充電までの残充電
時間を時間単位あるいは分単位で表示するとともに、充
電時間表示部54を点灯する。符号59はスピーカを示
している。
【0054】再び、図2において、ステップS31の判
断処理が成立した場合には(残容量>所定残容量)、以
下のように制御される。すなわち、所定残容量値を95
%に設定しているとき、計算残容量値が95%〜100
%の間において残容量表示部53を点灯させる場合には
満充電状態を表す数値100(%)での点滅表示とし、
充電時間表示部54を点灯させる場合には、数値0
(分)での点滅表示として、充電しようとする操作者に
充電が不要である旨を報知する。そして、この報知を行
った後、実際の充電を行わないで、充電不要報知器44
上の全ての表示状態を解除し、実際の充電は行わずに、
ステップS14の残容量表示処理を経て充電モードを自
動終了する。
【0055】デジタル表示部55上で、数値100
(%)(残容量表示部53が点灯のとき)あるいは数値
0(分)(充電時間表示部54が点灯のとき)の状態で
所定時間点滅させるとき、同時にスピーカ59により、
「現在の残容量は95%です。充電を自動停止しま
す。」と充電が不要である旨を所定回数アナウンスした
後、実際の充電は行わずに、ステップS14の処理を経
て充電状態を停止するようにしてもよい。
【0056】このように上述の実施の形態によれば、ユ
ーザによる充電指示スイッチ38の操作によるバッテリ
12の充電開始指示を表すオン状態の充電指示信号Ch
g(Chg=1)が管理用ECU32により検出された
場合において、残容量検出手段として機能する管理用E
CU32のメモリに記憶されている現在の残容量が、バ
ッテリ12の満充電容量あるいはそれに近い所定残容量
であった場合には、充電禁止手段としても機能する管理
用ECU32により充電制御手段として機能する充電器
28の作動を自動的に禁止するようにしている。
【0057】この場合、バッテリ12の残容量は、残容
量検出手段として機能する管理用ECU32により検出
されメモリに格納されているので、残容量が所定値以上
であるかどうかのステップS31の判断を直ちに(1秒
以内で)行うことができる。
【0058】そして、充電禁止手段として機能する管理
用ECU32が、充電制御手段として機能する充電器2
8の作動を自動的に禁止したとき、充電が不要であるこ
とを知らせる信号を充電不要報知器44に出力する。こ
れにより、デジタル表示部55上での所定の点滅表示あ
るいはスピーカ59を通じてのアナウンスを行うように
して、充電開始指示器として機能する充電指示スイッチ
38を操作したユーザ等に対して、充電が不要であるこ
とを確実に知らせることができるという効果が達成され
る。
【0059】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、バッテリの残容量が所定値以上の場合に充電指示が
なされたとき、時間のかかる満充電判断処理を行うこと
なく、不要と判断される再充電を直ちに禁止することが
できるという効果が達成される。
【0061】これにより、バッテリに対する過充電を原
因とする劣化や電気のむだな使用を未然に防止すること
ができるという派生的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された電気自動
車の構成を示すブロック図である。
【図2】図1例の動作説明に供されるフローチャートで
ある。
【図3】図1例の動作説明に供されるタイミングチャー
トである。
【図4】残容量表示器の構成例を示す線図である。
【図5】残容量表示器が満充電状態である場合の表示説
明に供される線図である。
【図6】充電不要報知器の構成例を示す線図である。
【符号の説明】
10…電気自動車 12…バッテ
リ 14…電圧センサ 16…温度セ
ンサ 18…コンタクタ 20…電流セ
ンサ 22…モータ 24…PDU 28…充電器 32…管理用
ECU 34…モータ用ECU 36…イグニ
ッションスイッチ 38…充電指示スイッチ 40…残容量
表示器 42…アクセルペダル 44…充電不
要報知器 48…充電インジケータ 52…モード
選択スイッチ 53…残容量表示部 54…充電時
間表示部 55…デジタル表示部 59…スピー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内村 卓郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリの充電開始を指示する充電開始指
    示器と、 前記バッテリの充電完了を検出する充電完了検出手段
    と、 前記充電開始指示器による指示に応じて充電動作を開始
    させ、前記充電完了検出手段により充電完了を検出した
    ときに充電動作を停止させる充電制御手段と、 前記バッテリの残容量を検出する残容量検出手段と、 前記残容量検出手段により検出された残容量が所定値以
    上のとき、前記充電制御手段による充電動作を禁止する
    充電禁止手段とを備えることを特徴とするバッテリ充電
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記充電禁止手段は、前記充電制御手段による充電動作
    を禁止したときに、充電が不要であることを知らせる信
    号を出力することを特徴とするバッテリ充電装置。
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