JPH1028912A - 液付与装置、液付与装置を用いた像保持体の前処理装置、及び、像保持体の再生装置 - Google Patents

液付与装置、液付与装置を用いた像保持体の前処理装置、及び、像保持体の再生装置

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JPH1028912A
JPH1028912A JP20931396A JP20931396A JPH1028912A JP H1028912 A JPH1028912 A JP H1028912A JP 20931396 A JP20931396 A JP 20931396A JP 20931396 A JP20931396 A JP 20931396A JP H1028912 A JPH1028912 A JP H1028912A
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sheet material
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JP20931396A
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English (en)
Inventor
Hidenori Tomono
英紀 友野
Masatoshi Saito
正敏 斉藤
Toru Maruyama
徹 丸山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート材の両面に同時に液体を付与する液付与
装置において、シート材に均一に液を付与できる液付与
装置、又は、液体が付与されたシート材を液搬送部材か
ら良好に分離してジャムの発生を防止できる液付与装置
を提供する。 【解決手段】液付与部近傍のシート材1の有無を検知す
るセンサ20と、ローラの接離移動のタイミングを制御
するコントローラ21と、ローラを移動させる駆動部と
してのソレノイド22とを設け、シート材をセンサで検
知して、シート材が液付与部に供給されていないとき
は、液搬送ローラ11a,11b対を離間させる。そし
て、液付与部にシート材先端が到達する直前に、液搬送
ローラ対を接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材への液付
与装置、液付与装置を用いた像保持体の前処理装置、及
び、像保持体の再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート材に液体を付与する液付与
装置としては種々の方式を採用したものが知られてい
る。例えば、特開平7−84396号公報には、像保持
体の再生方法及びその装置において、像保持体としての
シート材に液体を付与する方法として、少なくとも表面
が吸液性材料で形成された一対の塗布ローラにそれぞれ
液体を供給し、この塗布ローラ対にシート材を挟持搬送
させることによってシート材に液を付与する方式(以
下、塗布ローラ対挟持方式という)が開示されている。
【0003】また、先に本出願人は、枚葉状のシート材
に均一に安定して液体を付与するために、表面に液保持
構造を有する液搬送部材と液量制限部材とを設けた液体
付与装置を提案している(特願平8ー58530号参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
7ー84396号公報における液付与装置のうち、上記
塗布ローラ対挟持方式においては、塗布ローラ間近傍に
液溜りが生じ、塗布ローラ対に挟持搬送されるシート材
の搬送方向上流側の部分に下流側の部分に比して多くの
液体が供給されて、液体がシート材に均一に塗布されな
くなるという不具合が生じやすかった。
【0005】また、上記特願平8−58530号に提案
されている液付与装置は、シート材の片面に液体を付与
するものであり、シート材の両面に液体を付与できるも
のではなかった。このため、シート材の両面に液体を付
与しようとした場合、シート材の片面ずつ液付与を行わ
なければならず、片面のみへの液体付与に比して処理速
度が約2倍かかるという問題があった。
【0006】また、塗布ローラのような液搬送部材によ
って液体が塗布された後のシート材が、液の粘土によっ
ては液搬送部材から分離せずジャムの原因となることも
考えられる。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、シート材の両面に同時に液
体を付与する液付与装置において、シート材に均一に液
を付与できる液付与装置を提供することである。
【0008】また、その第2の目的は、液搬送部材を用
いてシート材に液を付与する液付与装置において、液体
が付与されたシート材を液搬送部材から良好に分離して
ジャムの発生を防止できる液付与装置を提供することで
ある。
【0009】また、その第3の目的は、シート材に均一
に画像除去促進液を付与できたり、ジャムの発生を防止
できたり、簡単な構成で画像除去促進液をシート材両面
に付与することができたりする液付与装置を備えた像保
持体の前処理装置を提供することである。
【0010】また、その第4の目的は、像保持体に均一
に液体を付与できるたり、ジャムの発生を防止できた
り、簡単な構成で液体をを像保持体両面に付与すること
ができたりする液付与装置を備えた像保持体の再生装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1乃至3の液付与装置は、一対の液搬
送部材を有し、該一対の液搬送部材間にシート材を挟持
して該液搬送部材により搬送される液体を該シート材の
両面に同時に付与する液付与装置において、上記液付与
装置の少なくとも上記シート材への液体の付与部に、液
溜りが生じないようにする液溜り防止手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0012】請求項1乃至3の液付与装置においては、
シート材を挟持することによりシート材の両面に同時に
液体を付与する一対の液搬送部材のシート材への液体の
付与部(以下、液付与部という)に、液溜り防止手段で
液溜りを生じないようにして、シート材への液付与時
に、液体の付与部に先に到達したシート材の部分に後に
到達するシート材部分に比して過剰な液体が供給されな
いようにする。
【0013】また、請求項2の液付与装置は、請求項1
の液付与装置において、上記液溜り防止手段を、上記付
与部に該シート材がないときに上記一対の液搬送部材を
互いに離間させる離間手段で構成したことを特徴とする
ものである。
【0014】請求項2の液付与装置においては、液搬送
部材の液付与部にシート材がないときに、一対の液搬送
部材を互いに離間させて隙間を形成し、この隙間から液
付与部に溜まったり更に液搬送部材により搬送されてく
る液体を自重で排出させる。
【0015】また、請求項3の液付与装置は、請求項1
の液付与装置において、上記一対の液搬送部材が接触或
いは所定の間隔をもって対向し、該液搬送部材による液
体の所定方向への搬送によって上記付与部に液体を供給
するように該液付与装置を構成し、上記液溜り防止手段
を、上記付与部にシート材がないときに少なくとも一つ
の液搬送部材による液搬送方向を上記所定方向と反対方
向にする逆搬送手段で構成したことを特徴とするもので
ある。
【0016】請求項3の液付与装置においては、液搬送
部材の液付与部に該シート材がないときに、少なくとも
一つの液搬送部材で液付与部に液体を供給する方向と反
対方向に液体を搬送し、逆方向から液付与部に搬送され
てくる液体の液量を液付与部に供給される前に一対の液
搬送部材の対向部で規制し、この反対方向に液体を搬送
する液搬送部材では液付与部に過剰な液体を供給しない
ようにする。
【0017】上記第2の目的を達成するために、請求項
4乃至8の液付与装置は、一対の液搬送部材を有し、該
一対の液搬送部材間にシート材を挟持して該液搬送部材
により搬送される液体を該シート材の両面に同時に付与
する液付与装置において、上記シート材を液搬送部材か
ら分離する分離手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項4乃至8の液付与装置においては、
シート材を挟持することによりシート材の両面に同時に
液体を付与する一対の液搬送部材からシート材を分離す
る分離手段で、液体が付与されたシート材を液搬送部材
から分離する。
【0019】また、請求項5の液付与装置は、請求項4
の液付与装置において、上記分離手段を、上記液搬送部
材の上記シート材への液体の付与部の液搬送方向下流側
に当接する分離爪により構成したことを特徴とするもの
である。
【0020】請求項5の液付与装置においては、液が付
与され液搬送部材で下流側に搬送されるシート材を、液
搬送部材に当接する分離爪で液搬送部材から分離する。
【0021】また、特に、請求項6の液付与装置は、請
求項5の液付与装置において、上記分離爪を上記液搬送
部材に対して接離可能に構成したことを特徴とするもの
である。
【0022】請求項6の液付与装置においては、分離爪
を液搬送部材に対して接離可能に構成し、液搬送部材と
シート材とを分離するときに分離爪を液搬送部材に接触
させ、分離しないときに離間させて、分離爪が液搬送部
材に常時接触している場合に比して、液搬送部材と分離
爪とが接触した状態で相対移動する時間を少なくする。
【0023】また、特に、請求項7の液付与装置は、請
求項4の液付与装置において、上記分離手段を、上記液
搬送部材と上記シート材との間に気体を吹き付ける吹き
付け機構により構成したことを特徴とするものである。
【0024】請求項7の液付与装置においては、吹き付
け機構によって液搬送部材とシート材との間に気体を吹
き付け、液搬送部材にシート材の分離のための部材を接
触させることなく、液体が付与され液搬送部材で下流側
に搬送されるシート材を液搬送部材から分離する。
【0025】特に、請求項8の液付与装置は、請求項1
乃至7の液付与装置において、上記液搬送部材としてロ
ーラ部材を用いたことを特徴とするものである。
【0026】請求項8の液付与装置においては液搬送部
材をローラ部材という構成が容易な部材で構成する。
【0027】上記第3の目的を達成するために、請求項
9の像保持体の前処理装置は、シート状の像保持体への
画像形成に先だって、該像保持体に画像除去促進液を付
与する前処理装置において、上記像保持体への画像除去
促進液付与手段として、請求項1、2、3、4、5、
6、7又は8の液付与装置を用いることを特徴とするも
のである。
【0028】請求項9の像保持体の前処理装置において
は、シート状の像保持体への画像形成に先だって像保持
体に画像液除去促進液を付与する画像除去促進液付与手
段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8
の液付与装置を用い、シート材への液付与時に、画像除
去促進液の付与部に先に到達したシート材の部分に後に
到達する部分に比して過剰な液体が供給されないように
したり、画像除去促進液が付与されたシート材を液搬送
部材から良好に分離したり、シート材に均一に画像除去
促進液を付与できるようにしたりする。
【0029】上記第4の目的を達成するために、請求項
10の像保持体の再生装置は、シート状の像保持体の両
面に液体を付与し、該像保持体から像形成物質を除去す
る像保持体の再生装置において、上記像保持体両面への
液付与手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7
又は8の液付与装置を用いることを特徴とするものであ
る。
【0030】請求項10の像保持体の再生装置において
は、該像保持体から像形成物質を除去する像保持体の再
生装置の像保持体両面への液付与手段として、請求項
1、2、3、4、5、6、7又は8の液付与装置を用
い、像保持体への液付与時に、液体の付与部に先に到達
した像保持体の部分に後に到達する部分に比して過剰な
液体が供給されないようにしたり、液体が付与された像
保持体を液搬送部材から良好に分離したり、像保持体に
均一に液を付与できるようにしたりする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。先ず、本実施形態に共通して用いることができる
液付与装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係
る液付与装置の平面図である。この液付与装置は、周面
に液保持構造を有する液搬送部材としての液搬送ローラ
11a,11bと、液搬送ローラ11a,11bの一部
が浸かる位置まで内部に塗布液2を収容した液容器12
a,12bと、液搬送ローラ11a,11bによる塗布
液2の汲み上げを行った後の液搬送ローラ11a,11
b周面に当接し液搬送ローラ11a,11b上の塗布液
2の液量を規制する液量規制ローラ13a,13bとを
有している。上記液搬送ローラ11a,11bは、長手
方向にシート材1の液体塗布領域幅以上の長さを有し、
互いに接触している。この接触部nで液搬送ローラ11
a,11b周面がそれぞれ下方に移動するように液搬送
ローラ11a,11bが駆動されており、接触部上方か
ら接触部にシート材1が送り込まれたとき、シート材1
1を下方に挟持搬送することによって、シート材1両面
に塗布液2が付与されるようになっている。ここで、本
実施形態においては、液搬送ローラ11a,11b対を
互いに接触させているが、この液搬送ローラ11a,1
1b対が最も近接している部分にシート材1が搬送され
てきたとき、液搬送ローラ11a,11b対で挟持搬送
できる程度に離間させておいても良い。以下、本実施形
態の液付与装置においては、液搬送ローラ11a,11
bの接触部近傍を液付与部という。
【0032】上記構成の液付与装置でシート材1に液塗
布を行った場合、シート材1の両面に均一に塗布液2が
付与されない場合がある。ここで、シート材1の両面に
塗布液2が均一に塗布されない現象を説明する。図2
(a)は、液搬送ローラ11a,11bの接触部上方に
液溜りlができた状態の説明図、図2(b)は、シート
材1上への塗布液2の付着状態を示した図である。図2
(a)において、液搬送ローラ11a,11bの回転に
より、液容器12a,12bから汲み上げられた塗布液
2は、液搬送ローラ11a,11b対の接触部にくる
と、この接触部から液搬送方向下流側に搬送される液量
が規制されて、接触部上部のローラ間に滞留し液溜りl
が形成される。液溜りlがある状態で、接触部にシート
材1が送り込まれると、液溜りlにシート材1の先端が
浸かり、この先端部pに過剰の塗布液2が付与される。
このため、図2(b)に示すように、シート材1の搬送
方向先端部p近傍には他の部分に比して塗布液2が多く
付与されてしまい、液付与量の安定性が悪くなったり、
シート材1への液付与量が部分的に不均一になってしま
ったりする。上記不具合を防止するため、本実施形態の
液付与装置においては、シート材1への液付与時に液付
与部に液溜りlが発生しないようにする液溜り防止機構
を設けている。
【0033】(実施形態1)図3(a)は、液溜り防止
機構としての液搬送ローラ11a,11bの接離機構の
説明図、図3(b)、(c)は、液搬送ローラ11a,
11bが接触及び離間した状態の説明図である。図3
(a)において、この液付与装置は、液付与部近傍のシ
ート材1の有無を検知する例えば光センサからなるセン
サ20と、ローラの接離移動のタイミングを制御するコ
ントローラ21と、ローラを移動させる駆動部としての
ソレノイド22とが設けられている。上記ソレノイドに
はレバー23一端が接続されており、このレバーの他端
にはの一方の液搬送ローラ11bの回転軸端部が接続さ
れている。上記構成により、シート材1をセンサ20で
検知して、この検知結果に基づいてコントローラでタイ
ミングを取って液搬送ローラ11bを液搬送ローラ11
aに対して接触又は離間する位置に移動させる。この液
搬送ローラ11a,11bの駆動機構としては、上記ソ
レノイドを用いるのに代えて、モータを用いる方法や空
気圧を利用する方法など、一般的な駆動機構を用いても
良い。上記接離機構によって、図3(b)に示すよう
に、シート材1が液付与部に供給されていないときは、
液搬送ローラ11a,11b対を離間させる。そして、
図3(c)に示すように、液付与部にシート材1先端が
到達する直前に、液搬送ローラ11a,11b対を接触
させ、シート材1の両面に液搬送ローラ11a,11b
周面の液が付与されるようにする。これにより、シート
材1に液付与を行わない間にも液付与部に搬送されてく
る塗布液2を、液搬送ローラ11a,11b間の隙間か
ら自重で逃がし液溜りlができないようにすることがで
きる。上記液搬送ローラ11a,11bを離間させてい
る時間は、液溜りlが除去できる程度の短時間でよい。
このため、液搬送ローラ11a,11bを互いに離間さ
せるタイミングは、シート材1への液付与が終了した直
後でも良いし、液付与を行う少し前でもよい。液付与を
行う少し前に離間させた場合はすぐに液付与を行う状態
に戻す。また、上記液搬送ローラ11a,11b対を接
触させるタイミングは、液付与を行う時に液溜りlが除
去されている状態をより確実に得るためにシート材1先
端が液付与部に到達する直前が好ましいが、液搬送ロー
ラ11a,11bを接触させたときの振動で液付与状態
が安定しない等の不具合が生じる場合は、液搬送ローラ
11a,11bを接触させるタイミングを上記不具合が
解消できる程度に早めても良い。ここで、上記実施形態
においては、上記接離機構を設けていなければ液搬送ロ
ーラ11a,11b対が常時接触するように配置されて
いる場合を取り上げて説明したが、液搬送ローラ11
a,11b対がシート材1の厚さ分だけ離間している場
合でも、シート材1に付与する液量と液搬送ローラ11
a,11bにより液付与部に供給される液量とのバラン
スによっては液溜りlが生じてしまうことがある。従っ
て、液付与を行うときに液搬送ローラ11a,11b対
が離間している塗布装置においても、シート材1への液
付与を行っていない時に液搬送ローラ11a,11bを
更に離間させるように構成することにより、上記同様の
効果を得ることができる。
【0034】(実施形態2)図4(a)は、液溜り防止
機構としての液搬送ローラ11a,11bの逆回転機構
の説明図、図4(b)、(c)は、液搬送ローラ11
a,11bが液付与を行う場合と逆方向に回転(以下、
逆回転という)、及び、液付与を行う場合の方向に回転
(以下、正回転という)した状態の説明図である。図4
(a)において、この液付与装置は、液付与部近傍のシ
ート材1の有無を検知する例えば光センサからなるセン
サ20と、ローラの回転方向を変えるタイミングを制御
するコントローラ21と、ローラの回転を制御する駆動
部としてのモータ24とが設けられている。上記構成に
より、シート材1をセンサ20で検知して、この検知結
果に基づいてコントローラでタイミングを取って液搬送
ローラ11aの回転方向を正回転又は逆回転に制御す
る。上記構成によって、図4(b)に示すように、シー
ト材1が液付与部に供給されていないときは、液搬送ロ
ーラ11aを逆回転(図中反時計回り)させる。そし
て、図4(c)に示すように、液付与部にシート材1先
端が到達したときには、液搬送ローラ11aを正回転
(図中時計回り)させる。これにより、液付与部に溜ま
った塗布液2を、液搬送ローラ11aで逆方向に搬送し
液溜りlを除去することができる。上記液搬送ローラ1
1aを逆回転させている時間は、液溜りlが除去できる
程度の短時間でよい。このため、液搬送ローラ11a
は、シート材1への液付与が終了した直後に逆回転にし
て液付与を行うまでに正回転に戻しても良いし、液付与
を行う少し前に逆回転させてすぐに正回転に戻しても良
い。ここで、本実施形態においては、2つの液搬送ロー
ラ11a,11bのうち液搬送ローラ11aのみが逆回
転するよう構成しているが、両方の液搬送ローラ11
a,11bが逆回転するように構成してもよい。
【0035】(実施形態3)また、シート材1に液を付
与する際、塗布液2の粘土等によってはシート材1が液
搬送ローラ11a,11bから分離しない場合があり、
ジャムの原因となるおそれがある。次に、液付与された
シート材1を、液搬送ローラ11a,11bから良好に
分離する構成について説明する。図5は、液付与装置に
分離手段としての分離爪14a,14bを設けた説明図
である。この図において、分離爪14a、14bはそれ
ぞれ液搬送ローラ11a,11b周面の液付与を行うと
きの液搬送方向下流側に、先端部pがカウンター方向か
ら接触するように設けられている。これによって、液付
与され、液搬送ローラ11a,11bから分離できずに
液搬送ローラ11a,11b上に付着し液搬送ローラ1
1a,11b上に担持されてきたシート材1を、分離爪
14a,14bで分離することができ、ジャムの発生を
未然に防ぐことができる。
【0036】(実施形態4)また、上記分離爪14a,
14bが液搬送ローラ11a,11bに常時接触してい
ると、液搬送ローラ11a,11b、又は分離爪14
a,14b磨耗しやすくなるので、分離爪14a,14
bを液搬送ローラ11a,11bに対して接離可能に構
成しても良い。以下に、分離爪14a,14bに液搬送
ローラ11a,11bに対する接離機構を設けた実施形
態を説明する。図6(a)は、分離爪14a,14bの
液搬送ローラ11a,11bに対する接離機構の説明
図、図6(b)、(c)は、分離爪14a,14bが液
搬送ローラ11a,11bから離間及び接触した状態の
説明図である。図6(a)において、この液付与装置
は、液付与部近傍のシート材1の有無を検知する例えば
光センサからなるセンサ20と、分離爪14a,14b
を移動させるタイミングを制御するコントローラ21
と、分離爪14a,14bを移動させる駆動部としての
ソレノイド22a、22bとが設けられている。上記ソ
レノイド22a、22bにはそれぞれ分離爪14a,1
4bの液搬送ローラ11a,11bに接触していない方
の端部が接続されている。この構成により、シート材1
をセンサ20で検知して、この検知結果に基づいてコン
トローラでタイミングを取って分離爪14a,14bを
液搬送ローラ11a,11bに対して接触又は離間させ
る。この分離爪14a,14bの駆動機構としては、上
記ソレノイド22a、22bを用いるのに代えて、モー
タを用いる方法や空気圧を利用する方法など、一般的な
駆動機構を用いても良い。上記構成によって、図6
(b)に示すように、シート材1が液付与部に供給され
ていないときは、分離爪14a,14bを液搬送ローラ
11a,11bから離間させておく。そして、図6
(c)に示すように、液付与部にシート材1先端が到達
したときには、分離爪14a,14bを液搬送ローラ1
1a,11bに接触させる。これにより、液搬送ローラ
11a,11bに分離爪14a,14bが常時接触して
いる場合に比して液搬送ローラ11a,11b及び分離
爪14a,14bの磨耗を低減することができる。
【0037】(実施形態5)図7は、分離手段の他の実
施形態の説明図である。この図に示す液付与装置におい
ては、液搬送ローラ11a,11bによる液付与を行う
ときの液搬送方向下流側で液搬送ローラ11a,11b
周面とシート材1との間に気体を吹き付けるためのガス
噴出ノズル15a、15bを設けている。ガス噴出ノズ
ルで吹き付ける気体としては、窒素ガスや空気などがあ
る。上記構成により、液付与され、液搬送ローラ11
a,11bから分離できずに液搬送ローラ11a,11
b上に付着したシート材1と液搬送ローラ11a,11
bとの間に気体を吹き付けてシート材1を液搬送ローラ
11a,11bから分離することができ、ジャムの発生
を未然に防ぐことができる。また、この方法によれば、
液搬送ローラ11a,11bに部材を接触させることが
ないので、液搬送ローラ11a,11bの磨耗を生じさ
せることがない。
【0038】(実施形態6)電子写真の複写機やファク
シミリ、あるいは熱転写、ホットメルトインクジェット
など加熱により軟化溶融する像形成物質によって形成さ
れた画像を消去して像保持体を再利用する技術としてリ
サイクルコピー技術がある。これは、あらかじめ画像除
去促進液を付与した像保持体に画像を形成し、その画像
を消去する場合には、剥離部材を像保持体の像保持面に
接触させ、加熱加圧することによって像保持体表面から
像形成物質を除去する技術である。この技術において、
像保持体の両面に画像除去促進液を付与する像保持体の
前処理装置に、上記、実施形態1、2、3、4又は5に
示したような液付与装置を適用することにより、上記同
様の効果を得ることができる。
【0039】(実施形態7)更に、画像除去促進液を像
保持体に予め付与するのでなく、電子写真の複写機やフ
ァクシミリ、あるいは熱転写、ホットメルトインクジェ
ットなど、加熱により軟化溶融する像形成物質によって
画像を形成し、不要になった時点で画像を消去して像保
持体を再利用できるようにする技術もある。この場合
は、画像が形成された像保持体に画像液除去促進液を付
与した後、画像面に剥離部材を加熱加圧することによっ
て像保持体表面から像形成物質を除去するものである。
この技術において、画像除去促進液を像保持体の両面に
付与する液付与装置として、上記実施形態1、2、3、
4又は5に示したような液付与装置を適用することがで
きる。図8は、上記液付与装置を適用できる再生装置の
一例を示す正面図である。本再生装置は、像保持体の表
面及び裏面の両面からトナーからなる疎水性画像を剥離
除去できるように構成されている。図8において、トナ
ーからなる疎水性画像が形成されている像保持体を給紙
トレイ401から給紙ローラ402により給送し、ガイ
ド板403を通して搬送の向きを水平方向から鉛直方向
(上方)に変えながら搬送ローラ対404で液付与部に
搬送する。液付与部では、まず低濃度液用の液付与ユニ
ット405で像保持体の左右両面から画像除去促進液と
しての低濃度液を付与する。この液付与ユニット405
では、液容器406a,b内の低濃度液407をそれぞ
れ汲み上げローラ408a,bで塗布ローラ409a,
b表面に汲み上げ、この1組の塗布ローラ409a,b
により像保持体の両面に同時に付与する。次いで高濃度
液用の液付与ユニット410で像保持体の左右両面から
もう1つの画像除去促進液としての高濃度液を付与す
る。この液付与ユニット410では、液容器411a,
b内の高濃度液412をそれぞれ汲み上げローラ413
a,bで塗布ローラ414a,b表面に汲み上げ、この
1組の塗布ローラ414a,bにより像保持体の両面に
同時に付与する。なお、本図では、低濃度液407用の
液容器406a,b及び高濃度液412用の液容器41
1a,bはそれぞれ独立しているように図示してある
が、実際は液容器406a,b同士、及び液容器411
a,b同士はそれぞれ図示しない連通管で繋がってお
り、液容器406a,b内の低濃度液407同士、及び
液容器411a,b内の高濃度液412同士は、それぞ
れ常に同一濃度になるようにしてある。そして、液付与
ユニット410で高濃度液が付与された像保持体は、再
び搬送の向きを水平方向に変えながら搬送ローラ対41
5によって剥離部に導かれる。剥離部では、高濃度液4
12を両面に付与した像保持体を、一体化ローラ41
6,417によって2つの剥離ベルト418,419で
密着挟持して一体化した後、連続接触状態で千鳥状に配
設した複数個のローラ420と複数個の回転体421と
により加熱加圧して、像保持体から表裏両面の疎水性画
像を剥離ベルト418,419に転写して除去する。上
記一体化物は剥離ベルト418,419が巻き付けられ
た分離ローラ424,425及び分離爪426,427
によって、像保持体と各剥離ベルト418,419とに
分離される。像保持体から分離した剥離ベルト418,
419は、表面に転写されているトナーがクリーニング
部材428,429でクリーニングされ、再び疎水性画
像の剥離除去処理に使用される。上記クリーニング部材
で剥離ベルト418,419表面から除去されたトナー
はそれぞれトナー容器430,431内に収容される。
一方、剥離ベルト418,419から分離された像保持
体はもはや表面に疎水性画像はなく、再複写及び再記録
が可能な状態になっている。この再複写・再記録が可能
な像保持体は、搬送ローラ対432によって乾燥ベルト
433上に導かれて乾燥される。乾燥された像保持体は
搬送ローラ434によって排紙トレイ435上に排紙さ
れて再複写・再記録可能な像保持体が得られる。上記再
生装置において、上記液付与ユニット405、410
に、上記実施形態1、2、3、4又は5に示したような
液付与装置を適用することにより、上記液付与ユニット
405、410において、上記実施形態1、2、3、4
又は5と同様の効果を得ることができる。
【0040】
【実施例】
(実施例1)(請求項1、2、8、10の発明の実施
例) 複写機FT6500(リコー製、商品名)でPPC用紙
Type6200(リコー製、商品名)に画像を形成し
た後、図3の装置構成で画像除去促進液を付与した。画
像除去促進液は、MA(三井サイアナミド製、商品名)
を水で1wt%に希釈したものを用いた。その結果、一
定量の画像除去促進液を紙の両面に均一に付与すること
ができ、図示していない剥離装置を使って画像を剥離し
たところ、良好な剥離を行うことができた。
【0041】(実施例2)(請求項1、2、8、9の発
明の実施例) PPC用紙紙源(リコー製、商品名)に図3の装置構成
で画像除去促進液を両面に付与、乾燥した後、複写機F
T7000(リコー製、商品名)で画像を形成した。画
像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その後図
示していない剥離装置を使って画像を剥離したところ良
好な剥離を行うことができた。
【0042】(実施例3)(請求項1、3、8、10の
発明の実施例) 複写機FT7000(リコー製、商品名)でPPC用紙
Type6200(リコー製、商品名)に画像を形成し
た後、図4の装置構成で画像除去促進液を付与した。画
像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その結
果、一定量の画像除去促進液を紙の両面に均一に付与す
ることができ、図示していない剥離装置を使って画像を
剥離したところ、良好な剥離を行うことができた。
【0043】(実施例4)(請求項1、3、8、9の発
明の実施例) PPC用紙紙源(リコー製、商品名)に図4の装置構成
で、画像除去促進液を両面に付与、乾燥した後、複写機
FT6500(リコー製、商品名)で画像を形成した。
画像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その後図
示していない剥離装置を使って画像を剥離したところ良
好な剥離を行うことができた。
【0044】(実施例5)(請求項1、4、5、8、1
0の発明の実施例) 複写機FT7000(リコー製、商品名)でPPC用紙
Type6200(リコー製、商品名)に画像を形成し
た後、図5の装置構成で画像除去促進液を付与した。画
像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その結
果、一定量の画像除去促進液を紙の両面に均一に付与す
ることができ、図示していない剥離装置を使って画像を
剥離したところ、良好な剥離を行うことができた。
【0045】(実施例6)(請求項1、4、5、8、9
の発明の実施例) PPC用紙紙源(リコー製、商品名)に図5の装置構成
で、画像除去促進液を両面に付与、乾燥した後、複写機
FT6500(リコー製、商品名)で画像を形成した。
画像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その後図
示していない剥離装置を使って画像を剥離したところ良
好な剥離を行うことができた。
【0046】(実施例7)(請求項1、4、6、8、1
0の発明の実施例) 複写機FT7000(リコー製、商品名)でPPC用紙
Type6200(リコー製、商品名)に画像を形成し
た後、図6の装置構成で画像除去促進液を付与した。画
像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その結
果、一定量の画像除去促進液を紙の両面に均一に付与す
ることができ、図示していない剥離装置を使って画像を
剥離したところ、良好な剥離を行うことができた。
【0047】(実施例8)(請求項1、4、6、8、9
の発明の実施例) PPC用紙紙源(リコー製、商品名)に図6の装置構成
で、画像除去促進液を両面に付与、乾燥した後、複写機
FT6500(リコー製、商品名)で画像を形成した。
画像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その後図
示していない剥離装置を使って画像を剥離したところ良
好な剥離を行うことができた。
【0048】(実施例9)(請求項1、4、7、8、1
0の発明の実施例) 複写機FT7000(リコー製、商品名)でPPC用紙
Type6200(リコー製、商品名)に画像を形成し
た後、図7の装置構成で画像除去促進液を付与した。画
像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その結
果、一定量の画像除去促進液を紙の両面に均一に付与す
ることができ、図示していない剥離装置を使って画像を
剥離したところ、良好な剥離を行うことができた。
【0049】(実施例10)(請求項1、4、7、8、
9の発明の実施例) PPC用紙紙源(リコー製、商品名)に図7の装置構成
で、画像除去促進液を両面に付与、乾燥した後、複写機
FT6500(リコー製、商品名)で画像を形成した。
画像除去促進液はMA80(三井サイアナミド製、商品
名)を水で1wt%に希釈したものを用いた。その後図
示していない剥離装置を使って画像を剥離したところ良
好な剥離を行うことができた。
【0050】
【発明の効果】請求項1乃至3の液付与装置によれば、
液体の付与部に先に到達したシート材の部分に後に到達
するシート材部分に比して過剰な液体が供給されないよ
うにするので、シート材の両面に同時に液体を付与する
液付与装置において、シート材に均一に液を付与できる
という効果がある。
【0051】また、請求項2の液付与装置によれば、一
対の液搬送部材を互いに離間させて、液溜りを液搬送部
材の少なくとも液付与部に生じないようにするので、液
付与部近傍に液溜り除去のための部材を設ける必要がな
いという効果がある。
【0052】また、請求項3の液付与装置によれば、反
対方向に液体を搬送する液搬送部材では液付与部に過剰
な液体を供給しないようにして、シート材への液体の過
剰供給を引き起こす液溜りを液搬送部材の少なくとも液
付与部に生じないようにするので、液付与部近傍に液溜
り除去のための部材を設ける必要がないという効果があ
る。
【0053】請求項4乃至8の液付与装置によれば、分
離手段で液体が付与されたシート材を液搬送部材から分
離するので、液搬送部材を用いてシート材に液体を付与
する液付与装置において、液体が付与されたシート材を
液搬送部材から良好に分離でき、ジャムの発生を防止で
きるという効果がある。
【0054】また、請求項5の液付与装置によれば、液
体が付与されたシート材を分離爪で液搬送部材から分離
するので、容易な構成でジャムの発生を防止できるとい
う効果がある。
【0055】また、特に、請求項6の液付与装置によれ
ば、液搬送部材とシート材とを分離しないときに分離爪
を液搬送部材から離間させるので、分離爪が液搬送部材
に常時接触している場合に比して液搬送部材と分離爪と
を磨耗しにくくでき、液搬送部材及び分離爪の寿命を延
ばすことができるという効果がある。
【0056】また、特に、請求項7の液付与装置によれ
ば、液搬送部材にシート材の分離のための部材を接触さ
せることなくシート材を液搬送部材から分離するので、
液搬送部材を用いてシート材に液体を付与する液付与装
置において、液体が付与されたシート材を液搬送部材か
ら良好に分離でき、ジャムの発生を防止できるという効
果がある。また、シート材の分離のための部材を液搬送
部材に接触させることなく液搬送部材からシート材を分
離できるので、液搬送部材の磨耗をしにくくできるとい
う効果もある。
【0057】特に、請求項8の液付与装置によれば、液
搬送部材としてローラ部材を用いるので、簡単な構成で
液体をシート材両面に付与することができるという効果
がある。
【0058】請求項9の像保持体の前処理装置によれ
ば、シート材に均一に画像除去促進液を付与できるた
り、ジャムの発生を防止できたり、簡単な構成で画像除
去促進液をシート材両面に付与することができたりする
という効果がある。
【0059】請求項10の像保持体の再生装置によれ
ば、像保持体に均一に液体を付与できたり、ジャムの発
生を防止できたり、簡単な構成で液体を像保持体両面に
付与することができたりするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る液付与装置の平面図。
【図2】(a)は、液搬送ローラの接触部上方に液溜り
ができた状態の説明図。(b)は、シート材上への塗布
液の付着状態を示した図。
【図3】(a)は、液溜り防止機構としての液搬送ロー
ラの接離機構の説明図。(b)、(c)は、液搬送ロー
ラが接触及び離間した状態の説明図。
【図4】(a)は、液溜り防止機構としての液搬送ロー
ラの逆回転機構の説明図。(b)、(c)は、液搬送ロ
ーラが逆回転及び正回転した状態の説明図。
【図5】液付与装置に分離手段としての分離爪を設けた
説明図。
【図6】(a)は、分離爪の液搬送ローラに対する接離
機構の説明図。(b)、(c)は、分離爪が液搬送ロー
ラから離間又は接触した状態の説明図。
【図7】分離手段の他の実施形態の説明図。
【図8】上記液付与装置を適用できる再生装置の一例を
示す正面図。
【符号の説明】
1 シート材 2 塗布液 11a,11b 液搬送ローラ 12a,12b 液容器 13a,13b 液量規制ローラ 14a,14b 分離爪 20 センサ 21 コントローラ 22、22a、22b ソレノイド n 接触部 l 液溜り p 先端部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の液搬送部材を有し、該一対の液搬送
    部材間にシート材を挟持して該液搬送部材により搬送さ
    れる液体を該シート材の両面に同時に付与する液付与装
    置において、 上記液付与装置の少なくとも上記シート材への液体の付
    与部に、液溜りが生じないようにする液溜り防止手段を
    設けたことを特徴とする液付与装置。
  2. 【請求項2】請求項1の液付与装置において、上記液溜
    り防止手段を、上記付与部に該シート材がないときに上
    記一対の液搬送部材を互いに離間させる離間手段で構成
    したことを特徴とする液付与装置。
  3. 【請求項3】請求項1の液付与装置において、上記一対
    の液搬送部材が接触或いは所定の間隔をもって対向し、
    該液搬送部材による液体の所定方向への搬送によって上
    記付与部に液体を供給するように該液付与装置を構成
    し、上記液溜り防止手段を、上記付与部にシート材がな
    いときに少なくとも一つの液搬送部材による液搬送方向
    を上記所定方向と反対方向にする逆搬送手段で構成した
    ことを特徴とする液付与装置。
  4. 【請求項4】一対の液搬送部材を有し、該一対の液搬送
    部材間にシート材を挟持して該液搬送部材により搬送さ
    れる液体を該シート材の両面に同時に付与する液付与装
    置において、 上記シート材を液搬送部材から分離する分離手段を設け
    たことを特徴とする液付与装置。
  5. 【請求項5】請求項4の液付与装置において、上記分離
    手段を、上記液搬送部材の上記シート材への液体の付与
    部の液搬送方向下流側に当接する分離爪により構成した
    ことを特徴とする液付与装置。
  6. 【請求項6】請求項5の液付与装置において、上記分離
    爪を上記液搬送部材に対して接離可能に構成したことを
    特徴とする液付与装置。
  7. 【請求項7】請求項4の液付与装置において、上記分離
    手段を、上記液搬送部材と上記シート材との間に気体を
    吹き付ける吹き付け機構により構成したことを特徴とす
    る液付与装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の液付与装置において、上
    記液搬送部材としてローラ部材を用いたことを特徴とす
    る液付与装置。
  9. 【請求項9】シート状の像保持体への画像形成に先だっ
    て、該像保持体に画像除去促進液を付与する前処理装置
    において、 上記像保持体への画像除去促進液付与手段として、請求
    項1、2、3、4、5、6、7又は8の液付与装置を用
    いることを特徴とする前処理装置。
  10. 【請求項10】シート状の像保持体の両面に液体を付与
    し、該像保持体から像形成物質を除去する像保持体の再
    生装置において、 上記像保持体両面への液付与手段として、請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8の液付与装置を用いるこ
    とを特徴とする像保持体の再生装置。
JP20931396A 1996-07-18 1996-07-18 液付与装置、液付与装置を用いた像保持体の前処理装置、及び、像保持体の再生装置 Withdrawn JPH1028912A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010227091A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 G D Spa 糊付け装置および包装材料の巻取り紙を糊付けする方法

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