JPH10288047A - 液化天然ガス気化発電装置 - Google Patents

液化天然ガス気化発電装置

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JPH10288047A
JPH10288047A JP9917597A JP9917597A JPH10288047A JP H10288047 A JPH10288047 A JP H10288047A JP 9917597 A JP9917597 A JP 9917597A JP 9917597 A JP9917597 A JP 9917597A JP H10288047 A JPH10288047 A JP H10288047A
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JP
Japan
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natural gas
refrigerant
water
gas
liquefied natural
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Pending
Application number
JP9917597A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hisakado
喜徳 久角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10288047A publication Critical patent/JPH10288047A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空転用のガスタービンを用い、海水を用い
ることなく、LNG気化発電システムの効率を向上す
る。 【解決手段】 ガス発生機13の圧縮機吐出空気中へ、
水蒸気を噴射し、ボイラ5からの排ガスを、排ガス冷却
器8で水と直接接触させて排熱回収と水の回収を行い、
この水を循環してHFC系混合フロンの冷媒ランキンサ
イクル装置6におけるフロン蒸発器である第1熱交換器
9でフロンを蒸発させるとともに、第2熱交換器10で
LNG気化の熱源として用いる。特に本発明では、冷媒
は、圧縮機16,17に吸気される空気を冷却する吸気
冷却器11に導かれ、これによってガスタービンへの吸
気空気の温度をほぼ一定にするとともに、熱効率の向上
を図ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガス(略
称LNG)の冷熱が有する寒冷エネルギを利用して発電
を行う液化天然ガス気化発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、LNGの冷熱を有効に利用す
る技術として、冷熱発電が提案されている。冷媒を用い
る或る先行技術では、LNGは、冷媒凝縮器に導かれ、
ここで凝縮する冷媒と熱交換して気化され、加温器で海
水と熱交換して加温され、気化した液化天然ガスとして
取出すことができる。冷媒凝縮器で凝縮した冷媒は、冷
媒ポンプで加圧され、海水と熱交換する冷媒蒸発器で蒸
発し、冷媒タービンに導かれ、これによって発電機が駆
動されて発電を行う。
【0003】このような先行技術では、LNGの冷熱の
有効エネルギのほとんどが海水に捨てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液化
天然ガスの寒冷エネルギを有効に利用して発電を行うこ
とができるようにした液化天然ガス気化発電装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)ガスタ
ービン装置であって、空気の圧縮機と、圧縮機からの空
気によって燃料を燃焼する燃焼器と、燃焼器からのガス
が供給され、圧縮機を駆動するタービンと、タービンか
らのガスが供給され、発電機を駆動する出力タービンと
を有し、燃焼器入口から出力タービン入口までの間に水
蒸気が供給されるガスタービン装置と、(b)出力ター
ビンからの排ガスの排熱回収をして水蒸気を発生し、ガ
スタービン装置に供給するボイラと、(c)冷媒ランキ
ンサイクル装置であって、圧縮機に吸気される空気を冷
却する吸気冷却器11と、液化天然ガスによって冷媒を
凝縮して吸気冷却器に導く冷媒凝縮器58とを有し、吸
気冷却器と冷媒凝縮器とに冷媒を循環する冷媒ランキン
サイクル装置6とを含むことを特徴とする液化天然ガス
気化発電装置である。本発明に従えば、ガスタービン装
置における圧縮機と、燃焼器と、圧縮機を駆動するター
ビンとによってガス発生機13が構成され、このガス発
生機からのガスが出力タービン14に導かれて発電機が
駆動され、発電が行われる。このガスタービン装置にお
いて燃焼器入口から出力タービン入口までの間、たとえ
ば燃焼器の入口または前記タービンの入口に、水蒸気が
噴射されて供給され、これによって熱効率が向上し、発
電出力が増加する。噴射される蒸気の温度は、ガス発生
機であるガスタービン本来の燃焼ガス温度よりも低いの
で、水蒸気を噴射しない構成に比べて、多量の燃料を焚
くことができる。したがってタービンでは、水蒸気の流
量の分だけ多く出力が発生し、これに対して圧縮機の負
荷は増えない。これによって出力が増大し、熱効率が向
上される。水蒸気は、燃焼器内に噴射されてもよく、あ
るいはまた出力タービンの入口に供給されてもよい。出
力タービンの排ガスの有している排熱を回収するために
ボイラが設けられ、このボイラによって水蒸気が発生さ
れて、上述のように燃焼器入口から出力タービン入口ま
での間に供給される。さらに冷媒ランキンサイクル装置
が設けられる。冷媒凝縮器では、液化天然ガスによって
冷媒が凝縮されて気化されるとともに、冷媒が凝縮さ
れ、こうして凝縮された冷媒は、吸気冷却器に導かれて
循環され、吸気冷却器によって、空気を圧縮する圧縮機
に吸気される空気が冷却される。これによって空気圧縮
機の処理量が増え、燃焼器への燃焼用空気の流量が増
え、出力が増大することになる。特に圧縮機における空
気の圧縮比は、たとえば約30以上であり、したがって
吸入される空気の温度を下げることによって、熱効率の
向上が大きい。さらにこの空気の顕熱を熱源として利用
することによって、冷媒ランキンサイクル装置の効率を
向上することができる。
【0006】また本発明は、液化天然ガスが貯留される
タンクからの液化天然ガスが、液化天然ガス凝縮器から
前記冷媒凝縮器を経て気化されて天然ガスタービンに導
かれ、天然ガスタービンからの天然ガスを、前記液化天
然ガス凝縮器を経てその液化天然ガス凝縮器の上流側に
戻して循環する天然ガスランキンサイクル装置7を構成
したことを特徴とする。冷媒ランキンサイクル装置の冷
媒凝縮器には、天然ガス循環のランキンサイクル装置に
おけるLNGを導き、これによってLNGの有効な冷熱
の利用がさらに達成される。
【0007】また本発明は、前記ボイラからの排ガス
を、水と直接接触する排ガス冷却器8と、排ガス冷却器
からの水によって前記冷媒凝縮器からの液化天然ガスを
昇温する第1熱交換器9と、第1熱交換器からの水によ
って吸気冷却器からの冷媒を蒸発させ、この水を前記排
ガス冷却器に循環して導く第2熱交換器10とを含むこ
とを特徴とする。本発明に従えば、ガスタービン装置の
排熱回収を行うボイラからの排ガスを、排ガス冷却器に
おいて、水と直接接触させて熱回収し、この排ガス冷却
器からの水を第1熱交換器に導いてLNGを昇温し、過
熱することができ、さらに第1熱交換器からの水は、第
2熱交換器において、吸気冷却器からの冷媒を蒸発する
ために導かれて、水が循環される。こうして冷媒ランキ
ンサイクル装置と、天然ガスランキンサイクル装置と、
排ガスに直接接触した水を循環する構成とを組合せるこ
とによって、ボイラを出た排ガスの顕熱を利用すること
ができるとともに、排ガス中に含まれている水蒸気の凝
縮潜熱を利用して、LNG気化のための熱源とすること
ができる。こうして海水を利用することなく、高効率
で、LNGの有する冷熱の寒冷エネルギを回収すること
が高効率で可能になる。排ガス冷却器では、上述のよう
に排ガスの顕熱を回収することができるだけでなく、ボ
イラからガスタービン装置に供給された水蒸気および燃
焼器において燃料が燃焼することによって発生した水蒸
気が凝縮することによる潜熱が回収されることになる。
第1熱交換器からの気化されさらに過熱された天然ガス
は、天然ガスタービン65,69に導かれて駆動するよ
うにしてもよく、都市ガスとして供給され、また燃焼器
19の燃料として用いられるようにしてもよい。第2熱
交換器で蒸発されて過熱された冷媒は、冷媒タービン7
9に導かれて発電のために利用することができ、その
後、冷媒凝縮器58に戻されて循環される。本発明の冷
熱発電システムの気化熱源に、排ガスと直接接触で加温
されたたとえば約55℃前後の循環水を用いる。この水
によって加温された高圧力の天然ガスを、天然ガスター
ビンで膨張させ、この排熱を活用する。さらにたとえば
約40℃前後に下がった循環水を用いて、冷媒の蒸発に
利用し、循環水の温度を下げる。冷媒を気化して温度が
低下した水によって、その排ガス冷却器から排出される
排ガスの温度を、たとえば約25〜50℃、たとえば約
35℃前後まで下げて、ガスタービン装置に噴射した水
蒸気の量以上の量を、復水として回収して、循環する。
【0008】また本発明は、排ガス冷却器8は、ケーシ
ング内の上部に、第2熱交換器からの水を噴射するノズ
ルが設けられ、そのノズルよりも下方でケーシング内に
排ガスが導入され、ケーシング内の下部に水が貯留され
る貯留部46が形成される構成を有し、第1熱交換器9
は、液化天然ガスが通過する通路を有する第1伝熱パネ
ルの外周面に、排ガス冷却器からの水が流下する構成を
有し、第2熱交換器10は、冷媒が通過する通路を有す
る第2伝熱パネルの外周面に第1熱交換器からの水が流
下する構成を有することを特徴とする。本発明に従え
ば、排ガス冷却器のケーシング内で、ノズルから噴射さ
れる水に、ボイラからの排ガスが直接接触し、ケーシン
グ内の下部に形成された貯留部に、水が貯留される。こ
の水は、第1熱交換器における第1伝熱パネルの外周面
に接触して流下され、その第1伝熱パネルの下部から、
水は、第2熱交換器の第2伝熱パネルに流下され、こう
して第2伝熱パネルを流過した水は排ガス冷却器のノズ
ルに導かれて循環される。この排ガス冷却器の貯留部に
水が貯留され、また第1および第2熱交換器からの水を
貯留することによって、天然ガスの需要の変動に応じて
タンクからのLNGの流量が変動したとき、およびガス
タービン装置がトリップして停止したときなどにおいて
も、貯留された水を第1および第2熱交換器に導き、第
2熱交換器から得られる冷媒を過熱し、たとえば冷媒タ
ービンに供給して循環することが可能であり、さらに第
1熱交換器におけるLNGの蒸発、過熱を続行すること
ができる。
【0009】また本発明は、(a)ガスタービン装置で
あって、空気の圧縮機と、圧縮機からの空気によって燃
料を燃焼する燃焼器と、燃焼器からのガスが供給され、
圧縮機を駆動するタービンと、タービンからのガスが供
給され、発電機を駆動する出力タービンとを有し、燃焼
器入口から出力タービン入口までの間に水蒸気が供給さ
れるガスタービン装置と、(b)出力タービンからの排
ガスの排熱回収をして水蒸気を発生し、ガスタービン装
置に供給するボイラと、(c)冷媒ランキンサイクル装
置であって、液化天然ガスによって冷媒を凝縮する冷媒
凝縮器58を有し、冷媒を循環する冷媒ランキンサイク
ル装置と、(d)前記ボイラからの排ガスを、水と直接
接触する排ガス冷却器8と、(e)排ガス冷却器からの
水によって前記冷媒凝縮器からの液化天然ガスを昇温す
る第1熱交換器109と、(f)第1熱交換器からの水
によって冷媒凝縮器からの冷媒を蒸発させ、この水を前
記排ガス冷却器に循環して導く第2熱交換器110とを
含むことを特徴とする液化天然ガス気化発電装置であ
る。本発明に従えば、図10のように、ガスタービン装
置における圧縮機の入口側には、前述の吸気冷却器が設
けられていなくてもよく、ボイラからの排ガスは、排ガ
ス冷却器内で水と直接接触して熱回収され、第1熱交換
器109でLNGの蒸発、過熱のために用いられ、さら
に第2熱交換器110でその水は冷媒凝縮器58からの
冷媒を蒸発、過熱して循環される。
【0010】また本発明は、液化天然ガスが貯留される
タンクからの液化天然ガスが、液化天然ガス凝縮器56
から前記冷媒凝縮器58および第1熱交換器109を経
て天然ガスタービン69に導かれ、天然ガスタービンか
らの天然ガスを、前記液化天然ガス凝縮器56を経てそ
の液化天然ガス凝縮器56の上流側に戻して循環する天
然ガスランキンサイクル装置7を構成したことを特徴と
する。本発明に従えば、天然ガスが循環するランキンサ
イクル装置が構成され、排ガスから水に回収された熱
を、冷媒ランキンサイクル装置および天然ガスランキン
サイクル装置において利用することができる。
【0011】また本発明は、排ガス冷却器は、ケーシン
グ内の上部に、第2熱交換器からの水を噴射するノズル
が設けられ、そのノズルよりも下方でケーシング内に排
ガスが導入され、ケーシング内の下部に水が貯留される
貯留部が形成される構成を有し、第1熱交換器109
は、液化天然ガスが通過する通路を有する第1伝熱パネ
ルの外周面に排ガス冷却器からの水が流下する構成を有
し、第2熱交換器110は、冷媒が通過する通路を有す
る第2伝熱パネルの外周面に第1熱交換器からの水が流
下する構成を有することを特徴とする。本発明に従え
ば、前述の請求項4に関連して述べたのと同様に、LN
Gの需要に応じた流量の変動があっても、またガスター
ビン装置がトリップなどしても、排ガスから熱回収して
昇温された水の顕熱を安定して利用することができる。
【0012】また本発明は、循環される前記水の流量を
制御して、冷媒ランキンサイクル装置に含まれる冷媒タ
ービン79に導かれる冷媒を、その冷媒にミストが含ま
れない温度以上に保つことを特徴とする。本発明に従え
ば、冷媒ランキンサイクル装置において備えられる冷媒
タービンには、循環される前記水の流量を制御して、そ
の冷媒にミストが含まれない温度以上に保ち、すなわち
冷媒タービンに導かれる冷媒を過熱することができる。
たとえばLNGの流量が減少したときには、水の循環流
量を減少し、これによって排ガス冷却器の貯留部に貯留
される水の温度を上昇し、請求項3,4の第2熱交換器
10および請求項5の第2熱交換器110から、冷媒ラ
ンキンサイクル装置に含まれる冷媒タービン79への冷
媒を、常に過熱することができる。このために、冷媒タ
ービンの入口の冷媒の温度を検出する温度検出手段と、
排ガス冷却器に供給される水の流量を制御する流量制御
弁またはポンプなどの流量制御手段と、前記温度検出手
段の出力に応答して流量制御手段を制御する制御手段と
によって、冷媒タービンに導かれる冷媒を、その冷媒に
ミストが含まれない温度以上に保つことができる。
【0013】また本発明は、タンクからの液化天然ガス
の流量に応じて前記水の循環流量を変化する手段が、さ
らに設けられることを特徴とする。本発明に従えば、天
然ガスの需要の変動に応じてタンクからのLNGの流量
が変動したとき、前記水の循環流量を変化し、これによ
って冷媒タービンに導かれる冷媒を、その冷媒にミスト
が含まれない温度以上に保つことができる。たとえば天
然ガスの使用量が減少し、タンクからのLNGの流量が
減少したとき、前記水の循環流量を減少し、これによっ
て排ガス冷却器からの前記水の温度が上昇し、冷媒の蒸
発のための熱源を確保する。このために、タンクからの
LNGの流量を検出する流量検出手段と、冷媒タービン
の入口の冷媒温度を検出する温度検出手段と、LNG流
量検出手段と温度検出手段との出力に応答して排ガス冷
却器のノズルに供給する水の流量を制御する流量制御手
段による流量を制御する。
【0014】また本発明は、排ガス冷却器の前記貯留部
に、前記水を加熱する熱源を設けることを特徴とする。
本発明に従えば、熱源として、たとえば水中燃焼バーナ
などを用いて、前記水の温度を上昇する。したがってガ
スタービン装置の排ガスの流量が減少し、あるいはまた
ガスタービン装置がトリップなどによって停止したとき
などにおいても、排ガス冷却器からの水の温度を昇温
し、したがってLNGの気化を行い、また冷媒タービン
に導かれる冷媒を過熱することが可能となる。こうして
LNG気化量と発電出力とのバランスを、吸気冷却と排
ガス冷却の程度に応じて、行う。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示すブロック図である。タンク1に貯留さ
れる液化天然ガスは、気化されて管路2に供給され、そ
の天然ガスの一部は、管路3からガスタービン装置4に
供給されて燃料として用いられる。ガスタービン装置4
の排ガスは、排熱回収ボイラ5に導かれ、水蒸気が発生
され、この得られた水蒸気は、ガスタービン装置4で用
いられ、発電出力を増加し、熱効率を向上する。
【0016】さらに冷媒としてフロンを用いる冷媒ラン
キンサイクル装置6が設けられるとともに、気化した液
化天然ガスの一部を循環する天然ガスランキンサイクル
装置7が設けられる。さらにボイラ5からの排ガスを、
水と直接接触する排ガス冷却器8が設けられる。水は、
第1熱交換器9および第2熱交換器10に導かれて循環
される。
【0017】本発明では特に、LNG冷熱でガスタービ
ン装置4の吸気冷却のための吸気冷却器11が設けられ
る。管路2からの天然ガスは、管路12から都市ガスと
して供給され、その一部は上述のように管路3に分岐さ
れてガスタービン装置4の燃料として用いられる。
【0018】図2は、ガスタービン装置4の全体の構成
を示すブロック図である。このガスタービン装置4は、
ガス発生機13と、そのガス発生機13からの排ガスが
供給されて駆動される出力タービン14とを有し、この
出力タービン14によって発電機15が駆動される。ガ
ス発生機13において、前述の吸気冷却器11で冷却さ
れた空気は、管路87から低圧圧縮機16に吸気され、
さらに高圧圧縮機17によって圧縮される。こうして吸
気される空気は、圧縮比がたとえば約30程度で圧縮さ
れ、管路18から燃焼器19に供給される。燃焼器19
には、管路3から天然ガスが燃料として供給される。燃
焼器19からの排ガスは、高圧タービン20に与えら
れ、さらに低圧タービン21に与えられる。高圧タービ
ン20は高圧圧縮機17を駆動し、また低圧タービン2
1は低圧圧縮機16を駆動する。低圧タービン21から
の排ガスは、出力タービン14に供給される。
【0019】ガス発生機13における熱効率の向上を図
るために、管路22からの高圧水蒸気は、燃焼器19の
近辺または中間段落に噴射され、たとえば管路22から
の高圧水蒸気は、高圧圧縮機17からの管路18におけ
る吐出空気中に噴射され、または管路23から、燃焼器
19からの排ガスの管路24に噴射される。高圧水蒸気
は、低圧タービン21の入口に噴射されてもよい。出力
タービン14の入口には、管路24から、低圧水蒸気が
供給される。こうして水蒸気は、燃焼器19の入口から
出力タービン14の入口までの間で供給される。
【0020】噴射される水蒸気の温度は、ガスタービン
本来の燃焼ガス温度よりも低いので、水蒸気を噴射しな
い構成に比べて、多量の燃料を焚くことができる。ガス
タービン装置4の各段落では、水蒸気の流量の分だけ多
く出力が発生し、これに対して圧縮機16,17の負荷
は増えないので、結局、出力が増大し、熱効率が向上す
る。高圧水蒸気はまた、燃焼器19内に、管路3からの
燃料ノズルから噴射されるように構成されてもよい。
【0021】出力タービン14からの排ガスは、管路2
5から、図1の排熱回収ボイラ5の高圧蒸発器26、低
圧蒸発器27、節炭器28および給水予熱器29,30
に、この順序で導かれ、管路31から、排ガス冷却器8
に導かれる。
【0022】排ガス冷却器8からの水は、管路32から
管路33を経て水ポンプ34で圧送され、管路35aか
ら給水予熱器30を経て脱気器35に導かれる。脱気器
35で脱気された水は、水ポンプ36から管路37を経
て給水予熱器29に導かれ、管路38から、ポンプ39
によって分岐され、節炭器28を経て管路40から高圧
蒸発器26に導かれて蒸発され、かつ過熱され、管路4
1から管路22もしくは23または両者に供給されてガ
ス発生機13に導かれる。
【0023】排ガス冷却器8は、ケーシング43内の上
部にノズル44が設けられ、管路45からの水が噴射さ
れる。ノズル44よりも下方でケーシング43内には、
管路31が接続されて、排熱回収ボイラ5からの排ガス
が導入される。ケーシング43の下部には貯留部46が
形成され、水が貯留される。ケーシング43の最上部に
は、管路47が接続され、排ガスが排出される。
【0024】排ガス冷却器8から管路32を介する水の
一部は、管路48から水ポンプ49を経て、管路50か
ら第1熱交換器9に導かれる。第1熱交換器9からの水
は、ポンプ51から管路52を経て第2熱交換器10に
導かれる。第2熱交換器10からの水は、ポンプ53を
経て管路45から排ガス冷却器8のノズル44に供給さ
れ、こうして水が循環される。
【0025】LNGタンク1からのLNGは、管路54
aからLNGポンプ54を経て管路55からLNG凝縮
器56に導かれる。LNG凝縮器56からのLNGは、
管路57から冷媒凝縮器であるフロン凝縮器58を経
て、さらに管路59から予冷器60に導かれ、さらに管
路61を経て第1熱交換器9の第1伝熱パネル62内に
形成された通路105(後述の図12参照)に導かれ
る。この第1伝熱パネル62の外周面には、前述の管路
50からの水が接触して流下される。第1伝熱パネル6
2の下方には、流下した水を貯留する貯留部63が形成
される。貯留部63の水は、前述のポンプ51によって
管路52を経て第2熱交換器10に導かれる。
【0026】LNG凝縮器56およびフロン凝縮器58
は、いわゆるプレートフィン式熱交換器を用いることが
できる。
【0027】排熱回収ボイラ5から管路31に導かれる
排ガスは、たとえば約88℃であり、排ガス冷却器8で
熱が回収されて管路47から排出される排ガスは、たと
えば25〜50℃である。排ガス冷却器8の貯留部46
の水は、たとえば55℃に昇温され、第1熱交換器9の
貯留部63の水の温度は約40℃である。第2熱交換器
10では水がさらに冷却され、その貯留部77から管路
45を経て排ガス冷却器8に導かれる水の温度は、たと
えば約25〜50℃である。
【0028】第1熱交換器9からの気化して過熱された
液化天然ガスは、管路64から天然ガスタービン65に
供給され、発電機66が駆動される。天然ガスタービン
65からの天然ガスは管路67から管路2に導かれると
ともに、その一部は管路68からもう1つの天然ガスタ
ービン69に導かれる。天然ガスタービン69によって
発電機82が駆動される。天然ガスタービン69からの
天然ガスは、管路70から予冷器60に導かれ、さらに
管路71からLNG凝縮器56に導かれる。LNG凝縮
器56で凝縮された約−110℃のLNGは、管路72
からLNG循環ポンプ73を経て、管路74から、ポン
プ54とLNG凝縮器56との間の管路55に混入され
て循環される。タンク1から管路54aを介するLNG
は、LNGポンプ54によってたとえば約70kg/c
2Gに昇圧され、管路74からの凝縮されたLNGが
混入されて、約−130℃でLNG凝縮器56に導かれ
る。冷熱回収のためのLNG凝縮器56、フロン凝縮器
58および予冷器60を経たLNGは、管路61で約−
40℃まで昇温され、第1熱交換器9から管路64に
は、約53℃に昇温される。LNG凝縮器56から管路
72に導かれる凝縮されたLNGは、たとえば−110
℃である。こうして天然ガスランキンサイクル装置は、
LNG凝縮器56、フロン凝縮器58、予冷器60、第
1熱交換器9、天然ガスタービン65,69、およびL
NG循環ポンプ73によって構成される。
【0029】冷媒ランキンサイクル装置6において、第
2熱交換器10の第2伝熱パネル76に形成された通路
には、吸気冷却器11からの管路77aを介する冷媒で
あるフロンが導かれて蒸発され、さらに過熱される。こ
の第2伝熱パネル76の外表面には、前述の管路52か
らの水が接触して流下される。水は、第2伝熱パネル7
6の下方に形成された貯留部77に貯留される。貯留部
77の水は、水ポンプ53によって管路45から排ガス
冷却器8に導かれる。
【0030】第2熱交換器10における第2伝熱パネル
76からの過熱されたフロンは、たとえば30℃であっ
て、管路78から、フロンタービン79に供給され、こ
れによって発電機81が駆動される。
【0031】フロンタービン79からのたとえば−30
℃のフロンは、管路83からフロン凝縮器58に導か
れ、フロン循環ポンプ84を経て再びフロン凝縮器58
に導かれ、昇温され、たとえば−40℃のフロンは管路
85から、吸気冷却器11に導かれる。これによって吸
気冷却器11は、管路86から吸気されるたとえば30
℃の空気を、たとえば約10℃に冷却し、管路87から
ガス発生機13の低圧圧縮機16に吸気される。フロン
凝縮器58から管路85は、吸気冷却器11に導かれる
代りに、ガスタービン装置4のトリップ時などに、側路
88から第2熱交換器10の第2伝熱パネル76に切換
えて導かれることもできる。
【0032】図3は、図1に示される本発明の実施の形
態の温度・熱量特性を示す図である。この図3における
参照符は、図1の各構成要素の位置またはエンタルピに
対応する。図3のライン91は、LNGの管路55から
LNG凝縮器56を経て気化される状態を示し、ライン
92は循環天然ガスの凝縮する状態を示す。またライン
93は、冷媒ランキンサイクル装置6のフロンの状態を
示す。本発明に従う吸気冷却器11は、エンタルピであ
る熱量i11で吸入空気を冷却し、これによってフロン
循環ポンプ84からのフロンは、フロン凝縮器58で過
冷却され、管路85から吸気冷却器11を経て管路77
から第2熱交換器10に戻り、この熱交換器10で気化
され、さらに過熱される。このフロン液の蒸発熱は、参
照符i94で示されている。フロン凝縮器58では、L
NGの冷熱i58が、フロン凝縮のために利用される。
天然ガスタービン65,69の出力に相当する熱量は、
参照符i65,i69でそれぞれ示されている。天然ガ
スタービン69からの天然ガスは、管路70から予冷器
60、管路71およびLNG凝縮器56を経て管路72
において約−110℃の液となり、前述のように再液化
される。
【0033】冷媒ランキンサイクル装置6において用い
られるフロンは、オゾン破壊係数が零であって、市場性
と蒸気圧および凝固温度との関係から、HFC−23と
HFC−134aとの組合わせが好ましい。HFC−2
3は、凝固温度が低く、LNGとの熱交換でも凍結する
おそれはないけれども、単一媒体とした場合は、昇温時
の圧力が高く、フロン冷媒系の設計圧力を高くしなけれ
ばならなくなってしまう。そこで、HFC−23と沸点
の高いHFC−134aとから成る混合フロンを用い
る。フロンタービン79の出口圧力は、大気圧以上が必
要であり、また機器の設計温度は40℃前後である。従
来から冷熱発電で用いられているフロン冷媒のR22と
同じ設計圧とするには、HFC−23のMOL比は40
〜45%が適当である。またこの混合フロンを用いるこ
とによって、沸点と露点とが異なるので、凝縮フロン液
でタービン出口ガスの液化に使うことができ、循環量
が、単一媒体よりも増加し、出力を増やすことができ
る。
【0034】図4は、ガスタービン装置4の燃焼排ガス
と給水・蒸気の熱交換特性を示す図である。参照符95
のラインは、燃焼排ガスを示す。参照符は、図1におけ
る構成要素の位置を示す。ライン96は、給水・水蒸気
の熱交換特性を示す。ライン96における点97は、水
の沸騰が終って過熱され始める点である。高圧蒸発器2
6では、管路40からの水が蒸発されて過熱される。
【0035】図5は、ガスタービン装置4における低圧
圧縮機16への管路87から吸気される空気の吸気温度
に対する燃料トン当りの出力タービン14の軸端出力の
関係を示す図である。圧縮機16,17による空気の圧
縮比は、前述のようにたとえば約30であって高く、し
たがって吸気温度が10℃下がると、燃料トン当りの軸
端出力は、約87kWH増加し、吸気冷却の効果が大き
い。
【0036】図6は、管路87の空気の吸気冷却温度に
対する最大LNG気化流量の関係を示す図である。横軸
はLNG冷熱発電で冷却された−40℃前後の循環冷媒
で冷却した吸気温度であり、縦軸は約70MWのガスタ
ービン装置4からの排ガスを排ガス冷却器8から管路4
7に25℃まで冷却して得られるときの熱と外気20℃
の空気を吸気温度まで冷却して得られる熱の合計によっ
て気化することができる最大LNG流量を表す。20℃
の外気を、低圧圧縮機16に0℃で吸気させるとき、図
6の参照符ΔQ11だけ、LNGの気化熱として利用さ
れたことになる。こうして空気の顕熱をも、フロンおよ
びLNGのための熱源として用いることによって、空気
温度を10℃冷却するのに必要なLNG流量は、約13
ton/Hとなる。吸気温度を30℃冷却すれば、出力
が約2.6(=87×3×70000/6900)MW
増加するので、図6から、このときのLNG気化流量を
約215ton/Hから、LNGトン当り出力向上寄与
は、約12kWHとなる。すなわち本発明では、従来か
ら冷熱発電で有効に活用されていなかった冷熱エクセル
ギの一部を、上述のように吸気冷却に用いることによっ
て、回収可能となることが判る。
【0037】図7は、排ガス冷却温度に対する造水流量
の関係を示す図である。本件発明者のシミュレーション
によれば、排ガス冷却器8から管路47を経て排出され
る排ガスの冷却温度が約35℃以下で、造水システムと
して機能させることができることが判る。
【0038】図8は、排ガス冷却温度に対するタンク1
からのLNGの気化流量の関係を示す図である。管路4
7から排出される排ガスをたとえば約25℃まで冷却す
るとすれば、管路55のLNGを、約177ton/H
気化することができる。排ガス冷却温度を35℃から1
5℃に変えることによって、LNG気化流量を約156
ton/Hから約192ton/Hに、約36ton/
H増やすことができることが判る。
【0039】図9は、本発明の吸気冷却器11を備える
上述の装置におけるサンキダイアグラムである。燃料の
化学エクセルギと圧力エクセルギとに、高温高圧の空気
のエクセルギが加わり、燃焼器19で反応し、高圧ター
ビン20の入口で、高温高圧の燃焼ガスのエクセルギを
持つ。このとき燃焼に伴うエクセルギ損失と常温の燃料
ガスと高温の空気の混合による温度低下による損失が生
じる。この損失に、排ガスと水蒸気の噴射による混合損
失を加えたエクセルギ損失は、約33%前後になる。
【0040】ガス発生機13のタービン20,21によ
って、約2%前後の損失で高温・高圧の物理エクセルギ
を動力として回収し、空気圧縮機16,17を駆動す
る。空気冷却を行うと、圧縮のための動力が低減される
ので、その分、出力タービン14の回収エネルギが増加
する。
【0041】出力タービン14を出た燃焼排ガスは、排
熱回収ボイラ5で水蒸気を発生する際に、伝熱に伴う約
3%前後のエクセルギ損失を生じる。発生した約9%の
高圧水蒸気は、ガス発生機13の燃焼器19またはター
ビン20,21に導入される。また約5〜6%の低圧水
蒸気は、出力タービン14に導入される。したがって排
ガスに水蒸気噴射による過剰の水蒸気が含まれる分、排
ガスのエクセルギが大きくなり、これを排ガス冷却器8
において前述のように水と直接接触して排ガスの熱と排
ガスに含まれる水蒸気との回収をする。
【0042】本件発明者のシミュレーションによれば、
30℃外気の吸気冷却の程度を高めると、高温高圧空気
の循環エクセルギが大幅に減少するので、ガス発生機4
の空気圧縮機16,17とタービン20,21との損失
が減り、出力タービン14の回収割合が増加する。また
蒸気発生割合は、吸気の冷却に伴い、燃焼前の空気温度
が下がり、燃焼に伴うエクセルギ損失がわずかに増加す
るので、蒸気発生割合は減少する。したがって外気を1
0℃吸気冷却したときの燃料回収効率は、約0.6%向
上する。吸気温度30℃を吸気冷却器11によって10
℃に冷却したとき、高位発熱量基準熱効率は、44.3
%から45.5%に、約1.2%向上することになる。
【0043】図10は、本発明の実施の他の形態の簡略
化した系統図である。この実施の形態は、前述の図1〜
図9に示される実施の形態に類似し、対応する部分には
同一の参照符を付す。特にこの実施の形態では、図1に
おける吸気冷却器11は省略されており、ガスタービン
装置4、排熱回収ボイラ5およびそれに関連する構成
は、同一である。排ガス冷却器8からの水は、ポンプ4
9によって管路50から、約40℃で、第1熱交換器1
09の第1伝熱パネル162の外周面に接触して流下
し、貯留部163に貯留される。この貯留部163に貯
留された水は、水循環ポンプ51によって管路52から
第2熱交換器110の第2伝熱パネル176に接触して
流下される。第2伝熱パネル176の下方で貯留部17
7に貯留される水の温度は、たとえば約10℃であり、
ポンプ53によって管路45を介して、排ガス冷却器8
のノズル44に導かれて噴射され、排ガスとの熱交換が
行われる。
【0044】タンク1からのLNGは、LNGポンプ5
4からLNG凝縮器56を経て、さらにフロン凝縮器5
8を経て予冷器60に導かれ、管路61から第1熱交換
器109の第1伝熱パネル162に形成されている通路
を流れて管路64から、約40〜65kg/cm2Gで
管路2,68に供給される。管路61のLNGは、15
kg/cm2Gである。循環天然ガスは、天然ガスター
ビン69を駆動し、管路70で約15kg/cm2Gと
なり、予冷器60から管路71を経てLNG凝縮器56
に導かれ、ポンプ73によって管路74から管路55に
混入されて循環される。こうして天然ガスランキンサイ
クル装置7が構成される。
【0045】冷媒ランキンサイクル6において第2熱交
換器110の第1伝熱パネル176から管路78には、
たとえば約30℃のフロンが導かれ、フロンタービン7
9が駆動され、その後、管路83からフロン凝縮器58
に導かれ、ポンプ84を経て再びフロン凝縮器58か
ら、約−40℃で管路85を経て蒸発器101に導か
れ、ここで常温空気によって約0℃に気化され、冷熱を
有効に回収した後に、第2熱交換器110に導かれる。
このフロンは、第2熱交換器110の第2伝熱パネル1
76に形成された通路を通って昇温され、約30℃で管
路78からフロンタービン79に導かれる。そのほかの
構成は、前述の実施の形態と同様である。
【0046】図11は、図1に示される第1熱交換器9
の簡略化した一部の斜視図である。管路61からのLN
Gは、下部ヘッダ102から複数の上下に並設された各
第1伝熱パネル62に導かれ、この伝熱パネル62内の
通路105(次の図12参照)を上昇し、各第1伝熱パ
ネルからのLNGは、上部ヘッダ103から管路64に
導かれる。各伝熱パネル62毎に、その上部にはトラフ
104が設けられる。トラフ104には、管路50から
の水が供給される。トラフ104からの水は、第1伝熱
パネル62の外周面に濡れ壁を形成して接触し、熱交換
が行われる。
【0047】図12は、図11の切断面線XII−XI
Iから見た第1伝熱パネル62の一部の断面図である。
この伝熱パネル62には、LNGが通過する通路105
が形成され、フィン106が形成される。フィン106
は、参照符107で示すようにスポット溶接される。複
数の伝熱パネル62に共通に、貯留部63が設けられ
る。
【0048】このような第1熱交換器9の構成は、第2
熱交換器10ならびに図10に示される第1および第2
熱交換器109,110に関しても同様である。
【0049】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、たとえば航
空転用のガスタービンをガス発生機として用い、水蒸気
を燃焼器入口から出力タービン入口までの間に供給して
出力を増大し、こうして燃料の単位流量の投入あたりの
全体の熱効率を、たとえば約57%に上昇し、在来のL
NG冷熱発電で未回収のたとえば約−40℃の冷媒を用
いて、ガスタービン装置の圧縮機の吸気冷却を行い、こ
うして天然ガスの需要の変動にかかわらず、年間を通じ
て安定した出力を得るシステムが実現される。したがっ
て従来からのガスタービンにおいて、外気の空気温度が
上昇すると、圧縮機の処理量が減り、ガスタービンへの
燃焼用空気の流量が減るので、出力が低下するという問
題を、本発明によって解決し、従来のLNG冷熱発電シ
ステムにおいて捨てられている冷熱エクセルギを利用
し、吸気冷却を行う。
【0050】また請求項1の本発明によれば、吸気冷却
の程度を高めると、高温高圧空気の循環エクセルギが減
少するので、ガスタービンと空気圧縮機の損失が減り、
正味回収割合が増加し、こうしてシステム全体の熱効率
を向上することができる。さらに圧縮機の圧縮比を、た
とえば約30程度に高くし、かつ吸気冷却の程度を高め
ると、高温高圧空気の循環エクセルギが大幅に減少し、
ガス発生機のガスタービンと空気圧縮機の損失が減り、
出力タービンの回収割合が増加し、こうしてシステム全
体の熱効率を向上することが可能となる。
【0051】請求項2の本発明によれば、さらに天然ガ
スランキンサイクル装置を構成してLNGの冷熱のさら
に有効な利用を図ることができる。
【0052】請求項3の本発明によれば、排ガスの顕熱
と排ガス中に含まれる水蒸気の凝縮潜熱とを、冷熱発電
の気化熱源に利用し、また凝縮した水蒸気を脱ガスする
ことによって、ボイラ給水などとして再利用することが
できる。
【0053】請求項3の本発明によれば、冷熱発電で発
生した冷水で、排ガス中の水蒸気を回収することができ
るので、排ガスの冷却によって、比較的多量の造水が可
能になる。
【0054】さらに高効率のLNG冷熱発電を組合せる
ことによって、上述のようにシステム全体の熱効率を大
幅に向上することができるだけでなく、LNGの気化の
面でみると、安定した質の高い熱源が得られるので、従
来から必要とされていた海水ポンプの動力を減らすこと
ができる。
【0055】請求項4の本発明によれば、循環水を貯留
することを可能にして、天然ガスの需要の変動が生じて
も、またガスタービン装置がトリップして停止しても、
この貯留された昇温された水を利用して、冷媒の気化熱
源として用い、さらにLNGの気化のために用いて、L
NG気化運転を続行することができる。
【0056】請求項5の本発明によれば、吸気冷却器が
ガスタービン装置に関連して用いられない構成において
も、冷媒ランキンサイクル装置によって冷媒タービンを
駆動して発電を行うとともに、排ガスを水と直接接触し
て排熱と水蒸気との回収を行い、効率の向上を図ること
ができる。
【0057】請求項6の本発明によれば、天然ガス循環
によるランキンサイクル装置を構成して効率の向上を図
り、排ガスから水に回収された熱を、冷媒ランキンサイ
クル装置および天然ガスランキンサイクル装置において
利用することができる。
【0058】請求項7の本発明によれば、前述の請求項
4に関連して述べたのと同様に、循環する水の貯留によ
って、排ガスから熱回収して昇温された水の顕熱を、安
定して利用することができる。
【0059】請求項8の本発明によれば、冷媒ランキン
サイクル装置に含まれる冷媒タービンには、過熱冷媒
を、前述の循環される水の流量の制御によって、安定し
て行うことができる。
【0060】請求項9の本発明によれば、水の循環流量
を、タンクからの液化天然ガスの流量に応じて、したが
って使用される気化した液化天然ガスの流量に応じて、
変化し、冷媒ランキンサイクル装置を安定して運転する
ことができる。
【0061】請求項10の本発明によれば、排ガス冷却
器に熱源を設けて水を加熱して、ガスタービン装置の停
止時などにおいて、冷媒およびLNGの気化熱源を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】ガスタービン装置4の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1に示される本発明の実施の形態の温度・熱
量特性を示す図である。
【図4】ガスタービン装置4の燃焼排ガスと給水・蒸気
の熱交換特性を示す図である。
【図5】ガスタービン装置4における低圧圧縮機16へ
の管路87から吸気される空気の吸気温度に対する燃料
トン当りの出力タービン14の軸端出力の関係を示す図
である。
【図6】管路87の空気の吸気冷却温度に対する最大L
NG気化流量の関係を示す図である。
【図7】排ガス冷却温度に対する造水量の関係を示す図
である。
【図8】排ガス冷却温度に対するタンク1からのLNG
の気化流量の関係を示す図である。
【図9】本発明の吸気冷却器11を備える装置における
サンキダイアグラムである。
【図10】本発明の実施の他の形態の簡略化した系統図
である。
【図11】図1に示される第1熱交換器9の簡略化した
一部の斜視図である。
【図12】図11の切断面線XII−XIIから見た伝
熱パネル62の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 4 ガスタービン装置 5 排熱回収ボイラ 6 冷媒ランキンサイクル装置 7 天然ガスランキンサイクル装置 8 排ガス冷却器 9,109 第1熱交換器 10,110 第2熱交換器 11 吸気冷却器 13 ガス発生機 14 出力タービン 15 発電機 16 低圧圧縮機 17 高圧圧縮機 19 燃焼器 20 高圧タービン 21 低圧タービン 26 高圧蒸発器 27 低圧蒸発器 28 節炭器 29,30 給水予熱器 34,36,49 水ポンプ 35 脱気器 43 ケーシング 44 ノズル 46,63,77,163,177 貯留部 56 LNG凝縮器 58 フロン凝縮器 60 予冷器 62 伝熱パネル 65,69 天然ガスタービン 66,81,82 発電機 73 LNG循環ポンプ 76,162 第2伝熱パネル 79 フロンタービン 84 フロン循環ポンプ 88 側路 101 蒸発器 102 下部ヘッダ 103 上部ヘッダ 104 トラフ 105 通路 106 フィン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ガスタービン装置であって、 空気の圧縮機と、 圧縮機からの空気によって燃料を燃焼する燃焼器と、 燃焼器からのガスが供給され、圧縮機を駆動するタービ
    ンと、 タービンからのガスが供給され、発電機を駆動する出力
    タービンとを有し、 燃焼器入口から出力タービン入口までの間に水蒸気が供
    給されるガスタービン装置と、 (b)出力タービンからの排ガスの排熱回収をして水蒸
    気を発生し、ガスタービン装置に供給するボイラと、 (c)冷媒ランキンサイクル装置であって、 圧縮機に吸気される空気を冷却する吸気冷却器と、 液化天然ガスによって冷媒を凝縮して吸気冷却器に導く
    冷媒凝縮器とを有し、吸気冷却器と冷媒凝縮器とに冷媒
    を循環する冷媒ランキンサイクル装置とを含むことを特
    徴とする液化天然ガス気化発電装置。
  2. 【請求項2】 液化天然ガスが貯留されるタンクからの
    液化天然ガスが、液化天然ガス凝縮器から前記冷媒凝縮
    器を経て気化されて天然ガスタービンに導かれ、天然ガ
    スタービンからの天然ガスを、前記液化天然ガス凝縮器
    を経てその液化天然ガス凝縮器の上流側に戻して循環す
    る天然ガスランキンサイクル装置を構成したことを特徴
    とする請求項1記載の液化天然ガス気化発電装置。
  3. 【請求項3】 前記ボイラからの排ガスを、水と直接接
    触する排ガス冷却器と、 排ガス冷却器からの水によって前記冷媒凝縮器からの液
    化天然ガスを昇温する第1熱交換器と、 第1熱交換器からの水によって吸気冷却器からの冷媒を
    蒸発させ、この水を前記排ガス冷却器に循環して導く第
    2熱交換器とを含むことを特徴とする請求項2記載の液
    化天然ガス気化発電装置。
  4. 【請求項4】 排ガス冷却器は、ケーシング内の上部
    に、第2熱交換器からの水を噴射するノズルが設けら
    れ、そのノズルよりも下方でケーシング内に排ガスが導
    入され、ケーシング内の下部に水が貯留される貯留部が
    形成される構成を有し、 第1熱交換器は、液化天然ガスが通過する通路を有する
    第1伝熱パネルの外周面に、排ガス冷却器からの水が流
    下する構成を有し、 第2熱交換器は、冷媒が通過する通路を有する第2伝熱
    パネルの外周面に第1熱交換器からの水が流下する構成
    を有することを特徴とする請求項3記載の液化天然ガス
    気化発電装置。
  5. 【請求項5】 (a)ガスタービン装置であって、 空気の圧縮機と、 圧縮機からの空気によって燃料を燃焼する燃焼器と、 燃焼器からのガスが供給され、圧縮機を駆動するタービ
    ンと、 タービンからのガスが供給され、発電機を駆動する出力
    タービンとを有し、 燃焼器入口から出力タービン入口までの間に水蒸気が供
    給されるガスタービン装置と、 (b)出力タービンからの排ガスの排熱回収をして水蒸
    気を発生し、ガスタービン装置に供給するボイラと、 (c)冷媒ランキンサイクル装置であって、 液化天然ガスによって冷媒を凝縮する冷媒凝縮器を有
    し、冷媒を循環する冷媒ランキンサイクル装置と、 (d)前記ボイラからの排ガスを、水と直接接触する排
    ガス冷却器と、 (e)排ガス冷却器からの水によって前記冷媒凝縮器か
    らの液化天然ガスを昇温する第1熱交換器と、 (f)第1熱交換器からの水によって冷媒凝縮器からの
    冷媒を蒸発させ、この水を前記排ガス冷却器に循環して
    導く第2熱交換器とを含むことを特徴とする液化天然ガ
    ス気化発電装置。
  6. 【請求項6】 液化天然ガスが貯留されるタンクからの
    液化天然ガスが、液化天然ガス凝縮器から前記冷媒凝縮
    器および第1熱交換器を経て天然ガスタービンに導か
    れ、天然ガスタービンからの天然ガスを、前記液化天然
    ガス凝縮器を経てその液化天然ガス凝縮器の上流側に戻
    して循環する天然ガスランキンサイクル装置を構成した
    ことを特徴とする請求項5記載の液化天然ガス気化発電
    装置。
  7. 【請求項7】 排ガス冷却器は、ケーシング内の上部
    に、第2熱交換器からの水を噴射するノズルが設けら
    れ、そのノズルよりも下方でケーシング内に排ガスが導
    入され、ケーシング内の下部に水が貯留される貯留部が
    形成される構成を有し、 第1熱交換器は、液化天然ガスが通過する通路を有する
    第1伝熱パネルの外周面に排ガス冷却器からの水が流下
    する構成を有し、 第2熱交換器は、冷媒が通過する通路を有する第2伝熱
    パネルの外周面に第1熱交換器からの水が流下する構成
    を有することを特徴とする請求項5または6記載の液化
    天然ガス気化発電装置。
  8. 【請求項8】 循環される前記水の流量を制御して、冷
    媒ランキンサイクル装置に含まれる冷媒タービンに導か
    れる冷媒を、その冷媒にミストが含まれない温度以上に
    保つことを特徴とする請求項4〜7のうちの1つに記載
    の液化天然ガス気化発電装置。
  9. 【請求項9】 タンクからの液化天然ガスの流量に応じ
    て前記水の循環流量を変化する手段が、さらに設けられ
    ることを特徴とする請求項3〜8のうちの1つに記載の
    液化天然ガス気化発電装置。
  10. 【請求項10】 排ガス冷却器の前記貯留部に、前記水
    を加熱する熱源を設けることを特徴とする請求項3〜9
    のうちの1つに記載の液化天然ガス気化発電装置。
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