JPH10285511A - 映像送信方法 - Google Patents

映像送信方法

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JPH10285511A
JPH10285511A JP9087077A JP8707797A JPH10285511A JP H10285511 A JPH10285511 A JP H10285511A JP 9087077 A JP9087077 A JP 9087077A JP 8707797 A JP8707797 A JP 8707797A JP H10285511 A JPH10285511 A JP H10285511A
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Japan
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video program
copy
file
video
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JP9087077A
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Masami Noritomi
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御システムを複雑にすることなく、複数の
チャンネルを有するサーバに効率よく映像番組をコピー
することのできる映像送信方法を提供する。 【解決手段】 制御部16は、仮登録の映像番組をコピ
ーの対象から除外する(ステップS116)。すなわ
ち、仮登録の映像番組はスルーされるように設定され
る。制御部16は、コピーファイルCopy−1の通常
の優先順位に従って他の映像番組のコピーを実行する
(ステップS117)。制御部16は、データベースD
Bを参照して、映像番組の仮登録から一定期間が経過し
たかを判断し、経過していないときはステップS116
に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインサーバに蓄
積されている複数の映像番組をキャッシュサーバにコピ
ーし、コピーされた映像番組をキャッシュサーバから送
信する映像送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メインサーバが全ての映像番
組を蓄積して必要に応じてこの映像番組をキャッシュサ
ーバに送信し、上記キャッシュサーバがメインサーバか
らの映像番組を蓄積(コピー)する自動コピーシステム
が知られている。
【0003】このような自動コピーシステムでは、キャ
ッシュサーバは、各一般家庭に映像番組を送信するため
の映像番組を蓄積していない場合に、メインサーバから
上記映像番組をコピーした後、この映像番組を各家庭に
送信している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数のチャ
ンネルを有するキャッシュサーバでは、各チャンネルは
それぞれ独立に制御され、例えばチャンネル毎に、送出
予定のある映像番組のコピーを行うか否かが判断され
る。従って、各チャンネルで重複して映像番組をコピー
することもあり、処理の効率が非常に悪かった。
【0005】また、かかる重複コピーを防止しすべく、
各チャンネルのコピーを管理しながら各チャンネルの送
信計画も管理すると、制御システムが複雑になり、シス
テムコストが増大してしまう。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、制御システムを複雑にすることなく、複
数のチャンネルを有するサーバに効率よく映像番組をコ
ピーすることのできる映像送信方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る映像送信方法は、メインサーバに蓄
積されている複数の映像番組をキャッシュサーバにコピ
ーし、コピーされた映像番組をキャッシュサーバから送
信する映像送信方法において、上記キャッシュサーバに
蓄積されている映像番組を登録しているデータベースフ
ァイルと、上記キャッシュサーバのチャンネル毎にその
映像番組の送信計画の情報で構成される各プレイバック
ファイルと、上記各プレイバックファイルに示されてい
る映像番組で構成され上記データベースファイルに登録
されていない映像番組を明示する各コピーファイルとを
記憶し、上記いずれか1つのコピーファイルで明示され
た映像番組のコピー要求をメインサーバに行うととも
に、この映像番組の仮登録を上記データベースファイル
に行い、上記コピー要求に基づいて、メインサーバに蓄
積されている映像番組をキャッシュサーバにコピーし、
上記コピーが終了すると、上記データベースファイルに
上記映像番組の仮登録を本登録に変更し、上記各プレイ
バックファイルに示されている映像番組で構成され上記
データベースファイルに登録されていない映像番組を明
示するように各コピーファイルを更新することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、図1に示
す自動コピーシステムに適用することができる。自動コ
ピーシステムは、主としてテレビジョンの放送局で用い
られる。ここにいう自動コピーシステムでは、メインサ
ーバが全ての映像番組(番組コンテンツ)を蓄積してお
り、メインサーバは必要に応じて複数のデータキャッシ
ュサーバにそれぞれ個別に映像番組を送信し、キャッシ
ュサーバはこの映像番組を蓄積(コピー)してユーザに
送信している。
【0009】本発明を適用した自動コピーシステムは、
図1に示すように、後述のキャッシュサーバの制御用の
パーソナルコンピュータ(以下、制御PCという。)1
と、コピーマネージャー2と、ライブラリー3と、メイ
ンサーバ4と、キャッシュサーバ5とを備える。
【0010】制御PC1は、キャッシュサーバ5に蓄積
されているデータを管理するものである。従って、制御
PC1とキャッシュサーバ5で一対をなしている。図示
しないが、例えばキャッシュサーバ5が複数あるとき
は、それぞれのキャッシュサーバ5に対して制御PC1
が設けられている。制御PC1は、キャッシュサーバ5
に必要な映像番組がないときには、コピーマネージャー
2,ライブラリー3を介してメインサーバ4にかかる映
像番組のコピー要求信号を送信する。
【0011】なお、キャッシュサーバ5は、メインサー
バ4から送信される映像番組を蓄積(コピー)するハー
ドディスク51と、このハードディスク51を制御する
制御部52とを備える。
【0012】コピーマネージャー2は、いわゆるパーソ
ナルコンピュータであって、通常、複数の制御PC1か
ら各コピー要求を受け付けて、所定の優先順位に従って
上記コピー要求信号をライブラリー3に送信する。な
お、図1では、コピーマネージャー2には1つの制御P
C1が接続されている場合である。コピーマネージャー
2には、複数の制御PC1が接続することができるよう
になっている。
【0013】コピーマネージャー2は、例えば制御PC
1からコピー要求信号を受信すると、ライブラリー3を
介してメインサーバ4に映像番組を送出させ、これに同
期して上記映像番組を蓄積するようにキャッシュサーバ
5を制御する。また、コピーマネージャー2は、制御P
C1からコピー中断ためのコピー中断信号を受信する
と、メインサーバ4からキャッシュサーバ5へのコピー
を中断するように、メインサーバ4,キャッシュサーバ
5を制御する。
【0014】ライブラリー3は、いわゆるパーソナルコ
ンピュータであって、コピーマネージャー2からのコピ
ー要求信号に従って、メインサーバ4に蓄積されている
映像番組をキャッシュサーバ5に送信するように、メイ
ンサーバ4を制御する。なお、メインサーバ4には、通
常全ての映像番組が蓄積されている。
【0015】メインサーバ4は、全ての映像番組が蓄積
されているハードディスク41と、ライブラリー3から
の制御に従ってハードディスク41を制御する制御部4
2とを備える。なお、ここでは全ての映像番組を蓄積し
ているものとしてハードディスク41を例に挙げている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばた
くさんのビデオカセットの中から所望のビデオカセット
を選び出して映像番組を送信することのできるライブラ
リ・マネージメント・システム(LMS)を用いてもよ
い。
【0016】ここで、制御PC1は、図1に示すよう
に、プレイバックファイルの情報等が入力されるインタ
ーフェース11と、プレイバックファイル等が記憶され
るメモリ12と、キーボード13b,マウス13a等か
らなる操作部13と、モニタ14と、コピー要求信号等
を送信するインターフェース15と、メモリ12に記憶
されているファイルの書き換え等を行う制御部16とを
備える。
【0017】メモリ12には、詳しくは後述するプレイ
バックファイル121と、データベースファイル122
と、コピーファイル123とが記憶される。プレイバッ
クファイル121は、インターフェース11を介して外
部から送信されたり、また、操作部13の操作設定によ
って変更されたりする。
【0018】モニタ14には、プレイバックファイル1
21や、プレイバックファイル121等が表示された
り、また、コピーしたものの開始位置(SOM)や終了
位置(EOM)をトリミング(trimming:調
整)する場合にトリミングウインドウや静止画等が表示
される。
【0019】インターフェース15は、制御部16の制
御に基づいてコピーマネージャー2にコピー要求信号を
送信したり、コピーマネージャー2からのコピーが完了
したことを示すコピー完了信号を受信したりする。
【0020】上述のように構成された自動コピーシステ
ムにおいて、制御PC1では、インターフェース11を
介してプレイバックファイル121の情報が供給される
と、図2のステップS1以下の処理が行われる。
【0021】制御PC1内の制御部16は、インターフ
ェース11を介してプレイバックファイルの情報を受信
してプレイバックファイル121を作成し、これをメモ
リ12に記憶させる(ステップS1)。
【0022】ここで、プレイバックファイル121は、
図3に示すように、キャッシュサーバ5からユーザに送
信される映像番組が送信順に記述されている。プレイバ
ックファイル121は、キャッシュサーバ5が出力する
映像番組の内容を示すものである。プレイバックファイ
ル121には、図3に示すように、キャッシュサーバ5
からユーザに送信される映像番組の順番を示す「N
o.」と、送信開始時間(絶対時間)を示す「Star
t Time」と、送信される映像番組のIDを示す
「ID」と、そのタイトルを示す「Title」と、ハ
ードディスク51に記録されている記録開始位置を示す
「S.O.M.」と、各映像番組の再生時間である「D
uration」とが記述されている。図3に示すプレ
イバックファイル121によると、各映像番組は、ID
が0201〜0209,0201,0210の順に、キ
ャッシュサーバ5からユーザに送信される。
【0023】制御部16は、上記プレイバックファイル
121を作成すると、データベースファイル122の内
容を検索して、キャッシュサーバ5からユーザに送信さ
れる予定のある映像番組がハードディスク51にコピー
されているかを調べる(ステップS2)。なお、制御部
16は、定期的にデータベースファイル122の内容を
参照して、常に最新のプレイバックファイル121を作
成している。
【0024】ここで、データベースファイル122は、
ハードディスク51に記録されている映像番組の項目や
内容等の全ての情報を示すものである。制御部16は、
プレイバックファイル121に記述されている映像番組
Mat−0201,Mat−0202,・・・の全てに
ついて、図4に示すように、ハードディスク51にコピ
ーされている「COPIED」か、またコピーされてい
ない「NOT COPIED」かを調べる。
【0025】制御部16は、各映像番組についてコピー
されたか否かの判断を行った後、プレイバックファイル
121に重複していない映像番組のみから構成するコピ
ーファイル123を作成する(ステップS3)。
【0026】コピーファイル123は、キャッシュサー
バ5から送信すべき映像番組がコピー済みか否かを記述
したものである。このコピーファイル123には、図4
に示すように、キャッシュサーバ5からユーザに送信さ
れる映像番組の順番を示す「No.」と、送信開始時間
(絶対時間)を示す「Start Time」と、送信
される映像番組のIDを示す「ID」と、そのタイトル
を示す「Title」と、ハードディスク51に記録さ
れている記録開始位置を示す「S.O.M.」と、各映
像番組の記録時間である「Duration」とが記述
されている。また、コピーファイル123には、各映像
番組がハードディスク51にコピーされているか否か
(「COPIED」,「NOT COPIED」)、ま
た、図4には図示しないが現在コピー実行中であるか
(「COPYING」)、エラーが生じたか(「COP
Y ERROR−1,2」)を示す「STATUS」が
記述されている。コピーファイル123は、プレイバッ
クファイル121が常に変更可能であることに対応し
て、プレイバックファイル121に基づいて、所定時間
毎に更新されるようになっている。また、コピーファイ
ル123の上位に記述されている映像番組ほど優先順位
の高いものである。従って、通常、優先順位の高い映像
番組からコピーが実行され、例えば図4では、映像番組
Mat−0205,Mat−0209,・・・の順にコ
ピーが実行される。
【0027】制御部16は、ハードディスク51にコピ
ーされていない「NOT COPIED」の映像番組を
コピーさせるべく、上記優先順位に従ってコピー要求信
号を、インターフェース15を介してコピーマネージャ
ー2に送信する(ステップS4)。
【0028】コピーマネージャー2は、かかるコピー要
求信号をライブラリー3に送信し、コピーの対象となっ
ている映像番組及びその記録時間(Duration)
等の詳細情報を送信する。コピーマネージャー2は、上
記映像番組を送出するようにライブラリー3,制御部4
2を介してハードディスク41を制御するとともに、こ
れに同期して、上記映像番組を記録するように制御PC
1,制御部52を介してハードディスク51を制御す
る。これにより、メインサーバ4からキャッシュサーバ
5に映像番組がコピーされる。なお、ハードディスク4
1による再生及びハードディスク51による記録の同期
をとることができればこれに限定されるものではない。
例えば、ハードディスク41が所定のパルスを発生して
から所定の映像番組をハードディスク41に送信し、ハ
ードディスク41は上記パルスをパルス検出回路で検出
してから上記映像番組を記録するようにしてもよい。
【0029】コピーマネージャー2は、ハードディスク
41が所定の映像番組を送信してハードディスク51が
これを記録したことを確認すると、コピー完了信号を制
御PC1に送信する。制御PC1の制御部16は、この
コピー完了信号を受信する(ステップS5)と、コピー
ファイル123の「NOT COPIED」を「COP
IED」に更新して上記映像番組のコピーが完了したと
いう本登録を行い、さらにデータベースファイル122
にも上記映像番組の登録を行って、コピーを終了する。
但し、他にコピーファイル123に「NOT COPI
ED」の映像番組があるときは、所定の優先順位に従っ
て当該映像番組のコピーが行われる。
【0030】また、例えばキャッシュサーバ5からの送
信予定の映像番組の変更をおこなうべく、操作部13に
所定の操作設定が行われると、制御部16は、図5に示
すステップS11以下の処理を行う。
【0031】制御部16は、操作部13の操作設定に基
づいて、プレイバックファイル121を変更する(ステ
ップS11)。制御部16は、データベースファイル1
22の内容を検索して、キャッシュサーバ5からユーザ
に送信される予定のある映像番組がハードディスク51
にコピーされているかを調べる(ステップS12)。な
お、制御部16は、プレイバックファイル121の全て
の映像番組についてコピーされているかを検索してもよ
いし、追加・変更された映像番組のみコピーされている
かを検索してもよい。
【0032】制御部16は、コピーファイル123に上
記映像番組を追加・変更するとともに、この映像番組が
ハードディスク51にコピーされているか否か(「CO
PIED」,「NOT COPIED」)等を「STA
TUS」に記述する(ステップS13)。制御部16
は、ハードディスク51にコピーされていない「NOT
COPIED」の映像番組をコピーさせるべく、上記優
先順位に従ってコピー要求信号を、インターフェース1
5を介してコピーマネージャー2に送信する(ステップ
S14)。こうして、上述した処理に従って、メインサ
ーバ4からキャッシュサーバ5に映像番組がコピーされ
る。
【0033】制御部16は、コピーマネージャー2から
コピー完了信号を受信する(ステップS15)と、コピ
ーファイル123の「NOT COPIED」を「CO
PIED」に更新して上記映像番組のコピーが完了した
という本登録を行い、さらにデータベースファイル12
2にも上記映像番組の登録を行って、コピーを終了す
る。
【0034】以上のように、本発明は、メモリ12内
に、キャッシュサーバ5からユーザに送信すべき映像番
組が記述されているプレイバックファイル121と、ハ
ードディスク51に記録されている映像番組の全ての情
報が記述されているデータベースファイル122と、キ
ャッシュサーバ5から送信すべき映像番組がコピー済み
か否かが記述されたコピーファイル123を設け、一の
ファイルを他のファイルに基づいて一定期間毎に更新す
ることによって、キャッシュサーバ5からユーザに送信
する内容が変更した場合であっても、容易に対応するこ
とができる。
【0035】すなわち、本発明は、キャッシュサーバ5
がユーザに送信すべきもの,キャッシュサーバ5に既に
コピーされているもの,さらにキャッシュサーバ5にコ
ピーすべきものとをまとめて管理して演算処理する必要
をなくし、さらに、ハードディスク41,51の制御に
変更を加えることもなく、簡略なシステム構成で容易に
送信内容の変更を実現することができる。なお、全ての
映像番組を蓄積する手段としてハードディスク41に限
らずLMSであってもよい。
【0036】つぎに、コピーマネージャー2に複数の制
御PC1a,1b,1cが接続され、各制御PCが3つ
のチャンネルを有している場合について、図6を用いて
説明する。なお、ここでは図6には図示していないが、
ライブラリー3,メインサーバ4,キャッシュサーバ5
については、図1と同様の構成となっている。また、以
下、制御PC1a及びキャッシュサーバ5aについて説
明するが、制御PC1b及びキャッシュサーバ5b、制
御PC1c及びキャッシュサーバ5cについても同様で
ある。
【0037】制御PC1aは、メモリ12aに、3つの
プレイバックファイルPB−1,2,3と、1つのデー
タベースファイルDBと、3つのコピーファイルCop
y−1,2,3を備え、キャッシュサーバ5aのコピー
制御を行う。
【0038】プレイバックファイルPB及びコピーファ
イルCopyがそれぞれ3つあるのは、キャッシュサー
バ5aのハードディスク51aが3チャンネルあるのに
対応したものである。すなわち、プレイバックファイル
PB−1はハードディスク51aの第1のチャンネルの
内容を示すものであり、プレイバックファイルPB−2
は第2のチャンネル、プレイバックファイルPB−3は
第3のチャンネルから送信すべき映像番組の内容をそれ
ぞれ示すものである。従って、コピーファイルCopy
−1は、プレイバックファイルPB−1に示された映像
番組のうちキャッシュサーバ5にコピーされているか否
か示すものである。同様に、コピーファイルCopy−
2はプレイバックファイルPB−2、コピーファイルC
opy−3はプレイバックファイルPB−3に対応する
ものである。なお、データベースファイルDBは、ハー
ドディスク51aに既にコピーされている情報を示した
ものであるため、1つしか設けていない。
【0039】また、プレイバックファイルPB,データ
ベースファイルDB,コピーファイルCopyは、チャ
ンネル毎に、それぞれ独立に構成されている。つまり、
チャンネル毎に、上述のステップS1〜ステップS5及
びステップS11〜ステップS15までの処理が行われ
る。このとき、制御部16は、定期的にデータベースフ
ァイルDBの内容を参照して、常に最新のプレイバック
ファイルPB−1を作成し、さらに、プレイバックファ
イルPB−1に基づいて、プレイバックファイルPB−
1を所定時間毎に更新する。他のプレイバックファイル
PB−2,3、コピーファイルCopy−2,3につい
ても同様である。
【0040】以上のような構成により、本発明は、キャ
ッシュサーバ5aのチャンネル数が複数になっても、各
チャンネルに対応するプレイバックファイルPB及びコ
ピーファイルCopyを設けることによって、各チャン
ネルから送信すべき映像番組がコピーされているか否か
を容易に検索することができ、さらにコピー制御も容易
に行うことができる。すなわち、各チャンネルを一括し
て必要な映像番組がコピーされているか否かを検索した
りコピーする制御を行う必要をなくすることによって、
システム構造の簡略化を図り、キャッシュサーバ5aの
多チャンネル化にも容易に対処することができる。
【0041】つぎに、制御PC1,コピーマネージャー
2,ライブラリー3等の何れかにエラーが生じてもシス
テム全体が停止することなく再始動することができるこ
とについて、図1、図7及び図8を用いて説明する。
【0042】制御PC1がコピーマネージャー2に所定
の要求信号を送信するときは、コピーマネージャー2が
サーバ、制御PC1がクライアントとなる。このとき、
コピーマネージャー2が故障すると、制御PC1は図7
に示すステップS21以下の処理を行う。
【0043】制御PC1は、例えばコピーマネージャー
2にコピー要求信号を送信しても、コピーマネージャー
2から所定期間なんら応答がなかったときは(ステップ
S21)、コピーマネージャー2との接続を中止して、
上記コピー要求をクリアする(ステップS22)。な
お、応答があったときは、そのまま通信が継続される。
また、キャッシュサーバ5が複数のチャンネルを持って
いるときは、制御PC1も複数のコピーファイルCop
yを持っているので、他のコピーファイルCopyに基
づくコピー要求と区別するために、コピー要求信号に所
定の識別子を付加しておく。
【0044】そして、制御PC1は、コピーマネージャ
ー2と通信接続するための接続信号を繰り返しコピーマ
ネージャー2に送信する(ステップS23)。このと
き、コピーマネージャー2は、故障が解消して復旧する
と、制御PC1からの接続信号待ちの状態となる。従っ
て、制御PC1は、コピーマネージャー2が上記接続信
号を受信すると、コピーマネージャー2と通信接続し
(ステップS24)、コピーマネージャー2に再度、コ
ピー要求信号を送信する(ステップS25)。
【0045】一方、クライアントである制御PC1が故
障した場合、コピーマネージャー2は、図8に示すステ
ップS31以下の処理を行う。
【0046】コピーマネージャー2は、制御PC1が故
障する前に送出した所定の信号を受信した場合には、そ
の信号による処理を実行する(ステップS31)。例え
ば、コピーマネージャー2は、制御PC1からのある映
像番組のコピー要求信号を受信すると、ライブラリー3
を介して所定の映像番組をキャッシュサーバ5に送信す
るように制御する。
【0047】同時に、コピーマネージャー2は、コピー
を実行すべく、キャッシュサーバ5に上記映像番組を記
録するように、制御PC1に制御信号を送信する。しか
し、制御PC1は故障しているので、制御PC1は上記
制御信号に対して何等応答しない。コピーマネージャー
2は、所定期間制御PC1から何等信号が送信されず、
制御PC1が無応答であることを検出すると、制御PC
1にエラーが発生していると認識する(ステップS3
2)。
【0048】コピーマネージャー2は、制御PC1のエ
ラーを認識すると、コピーマネージャー2自体を初期化
して、制御PC1からの接続信号の受信待ちの状態にな
る(ステップS33)。制御PC1は、エラーが解消さ
れて復旧すると、接続信号をコピーマネージャー2に送
信する。コピーマネージャー2は、接続待ちの状態にな
っているので、制御PC1からの接続信号を受信する
と、制御PC1と通信接続する(ステップS34)。制
御PC1は、通信接続が完了したことを確認すると、コ
ピーマネージャー2に送信する予定のあった所定の信号
を再びコピーマネージャー2に送信して、コピーマネー
ジャー2は、この要求信号を受信する(ステップS3
5)。
【0049】以上のように、クライアントは、サーバが
故障したときは、通信接続を一旦断ってからサーバに絶
えず接続信号を送信する。一方、サーバは、クライアン
トが故障したときは、一旦初期化してから、クライアン
トからの接続信号待ちの状態になる。これにより、例え
ば制御PC1,コピーマネージャー2,ライブラリー3
の何れかに故障が生じても、故障の生じた部分のみを復
旧させるだけで、他の部分は何も調整することなく、シ
ステム全体が稼働する。例えば、コピーマネージャー2
やライブラリー3に故障が生じていても、他のシステム
は稼働するようになっているので、例えばキャッシュサ
ーバ5は、なんら妨げられることなくユーザに所定の映
像番組を送信することができる。また、キャッシュサー
バ5が複数のチャンネルを持っている場合であっても、
制御PC1内の各プレイバックファイルPBになんら影
響が生じず、キャッシュサーバ5の送出計画が妨げられ
ることもない。
【0050】なお、クライアントとサーバの関係は、各
部分の接続関係によって決定される。例えば、コピーマ
ネージャー2は、制御PC1との接続関係においてはサ
ーバとなり、ライブラリー3との接続関係においてはク
ライアントとなる。
【0051】つぎに、キャッシュサーバ5からユーザに
送信する映像番組が追加変更されたときに、上記映像番
組等を「緊急」/「通常」に判別して効率的にコピーを
行うことについて、図1、図9乃至図11を用いて説明
する。
【0052】ここで、上述の送出計画が変更されたとき
に、コピーが必要な映像番組を、キャッシュサーバ5か
ら送出予定の近いもの(緊急)と送出予定の近くないも
の(通常)とに判別することについて述べる。
【0053】図1に示すコピーファイル123には、上
述のように、キャッシュサーバ5から送出予定のある順
番(優先順)に映像番組が示されている。
【0054】制御部16は、図9に示すように、コピー
ファイル123にある映像番組のうち優先順位の1番
(n=1)のものの記録期間(Duration)を演
算する(ステップS41,ステップS42)。
【0055】制御部16は、この値が一定値より大きい
かを判断し(ステップS43)、大きくないときは、コ
ピーファイル123の優先順位の1番目と2番目の映像
番組の記録期間の合計値Sを演算する(ステップS4
4,ステップS42)。ここにいう一定期間とは、キャ
ッシュサーバ5から送出予定の映像番組がすぐに送出さ
れるか否かの判断の基準となるものであって、例えば操
作部13の操作設定に応じて任意の期間にすることがで
きる。
【0056】このように、制御部16は、コピーファイ
ル123の優先順位の1番目のものからn番目のものま
での映像番組の記録期間の合計値Sを演算し(ステップ
S41,ステップS42)、合計値Sが一定値より大き
くなるまでnを1つずつ増やしてゆき(ステップS4
3,ステップS44)、合計値Sが上記一定値より大き
くなるnの値を求める。
【0057】制御部16は、上記nの値を求めると、1
番目から(n−1)番目の映像番組を「緊急」とし、n
番目以降の映像番組を「通常」と判別する(ステップS
45)。
【0058】上記ステップS41〜ステップS45の処
理により、緊急/通常に判別された映像番組のコピーフ
ァイル123を図10に示す。このコピーファイル12
3は、図4に示す「No.」と「ID」と「STATU
S」を抜き出して示したものである。例えば、映像番組
Mat−01〜Mat−07は「緊急」に該当し、映像
番組Mat−08以降は「通常」に該当する。なお、図
10では、映像番組Mat−A,Mat−Bを割り込ま
せて送出計画をしたものとする。
【0059】制御部16は、図11に示すように、上述
のように「緊急」/「通常」に判別したコピーファイル
123を作成すると(ステップS46)、ステップS4
7以下の処理を行う。
【0060】ステップS47において、制御部16は、
割り込みした映像番組が「緊急」であるかを判断し、
「緊急」であるときはステップS48に進み、「緊急」
でないときはステップS51に進む。
【0061】ステップS48において、制御部16は、
現在、メインサーバ4からキャッシュサーバ5にコピー
されている映像番組が「緊急」であるかを判断し、「緊
急」であるときはステップS49に進み、「緊急」でな
いときはステップS50に進む。
【0062】ステップS49において、制御部16は、
割り込みした映像番組が現在コピー中の映像番組よりも
優先順位が高いかを判断し、割り込みした映像番組の方
が優先順位が高いときはステップS50に進み、高くな
いときはステップS51に進む。
【0063】ステップS50において、制御部16は、
現在実行中のコピーを中断するコピー中断信号をコピー
マネージャー2に送信し、メインサーバ4からキャッシ
ュサーバ5へのコピーを中断させる。そして、制御部1
6は、コピー要求信号をコピーマネージャー2に送信し
て、割り込みした映像番組のコピーを実行するようにメ
インサーバ4及びキャッシュサーバ5を制御する。
【0064】一方、ステップS47で割り込みした映像
番組が「緊急」でないと判断したとき、又はステップS
49で割り込みした映像番組がコピー中のものよりも優
先順位が高くないと判断したときのステップS51にお
いて、制御部16は、現在実行中のコピーをそのままに
継続して、このコピー終了後に割り込んできた映像番組
のコピーを行うように、メインサーバ4,キャッシュサ
ーバ5を制御する。割り込んできた映像番組のコピー終
了後は、通常の優先順位に従って映像番組のコピーが実
行される。
【0065】例えば図10に示すように、映像番組Ma
t−06のコピーの実行中に映像番組Mat−Aが割り
込んできた場合は、映像番組Mat−06のコピーは中
断され、映像番組Mat−Aから順にコピーが実行され
る。
【0066】また、映像番組Mat−14のコピーの実
行中に映像番組Mat−Bが割り込んできた場合は、映
像番組Mat−14のコピーはそのまま継続され、映像
番組Mat−Bは上記コピー終了後にコピーされる。
【0067】以上のように、本発明は、キャッシュサー
バ5から送出予定の映像番組が追加変更された場合に、
かかる映像番組がすぐに送出されるかの「緊急」/「通
常」を判断し、「緊急」であるときには実行中のコピー
を中断して上記映像番組のコピーを行う。
【0068】上記追加変更された映像番組が「通常」で
あるときには、この追加変更された映像番組よりも現在
コピー実行中のものの方が優先順位が低い場合であって
も、当該コピーを中断せずにそのコピーが終了してから
上記追加変更された映像番組のコピーを行う。これは、
かかるコピーを中断すれば、せっかくメインサーバ4で
所定の映像番組のキューアップ(Cue up:位置合
わせ)が完了していても、再度他の映像番組のキューア
ップを行わなければならないという無駄が生じ、「通
常」であるときはコピーの順番が所定の優先順位に沿っ
ていなくても不都合が生じないからである。とりわけ、
LMSの場合では、テープカセットのスレッド(Thr
ead:挿入)/イジェクト(Eject:排出)のや
り直しの無駄が大きいからである。
【0069】つぎに、キャッシュサーバ5のハードディ
スク51にコピーエリアがなくなった場合に、すぐには
送出する予定のないものから順に映像番組を削除するこ
とについて、図1、図12乃至図16を用いて説明す
る。
【0070】ここで、キャッシュサーバ5のハードディ
スク51には、例えば図12に示すように、映像番組M
at−301,302,303が連続して記録され、空
きスペースを挟んで映像番組Mat−304が記録され
ている。ハードディスク51には、さらに、空きスペー
スを挟んで映像番組Mat−305,306,307,
308が記録されている。
【0071】制御PC1において、制御部16は、ハー
ドディスク51に記録されている映像番組のうち削除す
るのに最適なものを選択するために、図13に示すよう
に、メモリ12にスペース・アロケーション・ファイル
(以下、スペースファイル124と略す。)を作成す
る。具体的には、制御部16は、コピーファイル123
の優先順位の最も低いものから順に、所定数の映像番組
をハードディスク51から削除する「削除候補」として
選択し、これらの削除候補を図14及び図16に示すス
テップS61以下の処理に従ってチェックして、スペー
スファイル124を作成する。
【0072】ステップS61において、制御部16は、
コピーファイル123の1つの削除候補(例えば最も優
先順位の低いもの)をチェックの対象として、ステップ
S62に進む。
【0073】ステップS62において、制御部16は、
上記削除候補の前後、すなわち少なくとも隣接するいず
れか一方に空きスペースがあるかを判断し、空きスペー
スがあるときはステップS63に進み、ないときはステ
ップS65に進む。ここで、上記削除候補に隣接して空
きスペースがあるかはデータベースファイル122を参
照することによって判断される。例えば映像番組Mat
−303,Mat−304がチェック対象となっている
ときはステップS63に進み、映像番組Mat−302
がチェック対象となっているときはステップS65に進
む。
【0074】ステップS63において、制御部16は、
空きスペースの反対側に削除候補があるかを判断し、削
除候補があるときはステップS64に進み、ないときは
ステップS65に進む。
【0075】ステップS64において、制御部16は、
上記空きスペースの反対側にある削除候補もチェックの
対象として、ステップS65に進む。
【0076】ステップS65において、制御部16は、
チェック対象となっている削除候補に連続して削除候補
になっているものがあるかを判断し、あるときはステッ
プS66に進み、ないときはステップS67に進む。
【0077】ステップS66において、制御部16は、
上記連続して削除候補になっているものもチェックの対
象にして、ステップS67に進む。例えば映像番組Ma
t−302のみがチェック対象となっているときは、映
像番組Mat−303もチェック対象となる。
【0078】ステップS67において、制御部16は、
全ての削除候補をチェックしたかを判断し、全てをチェ
ックしたときは図15に示すステップS69に進み、全
てをチェックしていないときはステップS68に進む。
【0079】ステップS68において、制御部16は、
まだチェックされていない削除候補をチェックの対象に
して、ステップS62に戻る。
【0080】制御部16は、上述のステップS61〜ス
テップS68の処理を行うことによって、削除候補全部
を削除したときにできる複数の削除エリア毎の削除ID
及び削除数を認識し、図16に示すスペースファイル1
24に「削除エリア」,「削除ID」,「削除数」を記
述する。
【0081】ステップS67で全ての削除候補をチェッ
クしたと判断したときのステップS69において、制御
部16は、全ての削除候補を削除したときに得られる削
除エリアをチェックして、得られる削除エリアの広さを
それぞれ演算し、その演算結果を上記スペースファイル
124に記述して、ステップS70に進む。このように
して完成されたスペースファイル124によると、図1
6に示すように、削除エリアAは、3つの映像番組Ma
t−302,303,304を削除して、広さ「24」
を得る。この広さには、図12に示すように、上記3つ
の映像番組の他に2つの空きスペースによる広さも含ま
れている。
【0082】ステップS70において、制御部16は、
ハードディスク51の映像番組をコピーするために要求
された広さより大きい削除エリアがあるかを判断し、あ
るときはステップS72に進み、ないときはステップS
71に進む。
【0083】ステップS71において、制御部16は、
削除エリアではハードディスク51に映像番組をコピー
するのに不足するため、削除要求をコピーファイル12
3に返す。これにより、コピーファイル123には、コ
ピーしようとしていた映像番組にエラーが表示される。
このとき、ユーザが操作部13の操作により優先順位の
低いものからさらに削除候補を追加する設定を行うと、
制御部16は、上述のステップS61に戻って、それ以
下の処理を行う。なお、削除候補の追加は、制御部16
により自動的に行ってもよい。
【0084】一方、ステップS70で要求された広さよ
りも大きい削除エリアがあると判断したときのステップ
S72において、制御部16は、上記スペースファイル
124を参照して、選択された削除エリアの中から削除
する数が最も小さいものを選択し、ステップS73に進
む。
【0085】ステップS73において、制御部16は、
選択された削除スペースの中で広さの値が最も小さいも
のを選択して、ステップS74に進む。
【0086】ステップS74において、制御部16は、
選択された削除スペース内の削除候補を削除するよう
に、制御部52を介してハードディスク51を制御す
る。例えば削除エリアAが選択されたときは、映像番組
Mat−302,303,304が削除される。
【0087】以上のように、本発明は、ハードディスク
51に必要な映像番組をコピーすることができない場合
に、送出予定の遅い映像番組から順に削除することによ
って、すぐに送出する予定のある映像番組を削除して再
びこの映像番組をコピーするという無駄な処理を防止し
て、演算処理の円滑化を図ることができる。
【0088】また、本発明は、メモリ12に、プレイバ
ックファイル121,コピーファイル123等と独立し
たスペースファイル124を設けることによって、ハー
ドディスク51にコピーされている映像番組の送出情報
等とこの映像番組の削除情報とをまとめて処理する必要
がなくなり、システム構成の簡略化を図ることができ
る。
【0089】つぎに、メインサーバ4の映像番組をキャ
ッシュサーバ5にコピーする際にエラーが発生した場合
であっても滞りなく他の映像番組をコピーすることがで
きることについて、図17乃至図19を用いて説明す
る。
【0090】本発明では、通常、上述のように、メイン
サーバ4からキャッシュサーバ5への映像番組のコピー
は、図17に示すコピーファイル123の所定の優先順
位に沿って自動的に行われる。すなわち、コピーファイ
ル123の優先順位の高い(キャッシュサーバ5から送
出予定の早い)映像番組から順にメインサーバ4からキ
ャッシュサーバ5にコピーされ、送出予定の変更やハー
ドウェアエラー等でコピーする必要が生じた場合であっ
ても再度優先順位の高いものから順に映像番組のコピー
が行われる。
【0091】しかし、ライブラリー3やメインサーバ4
等のハードウェアにトラブルが生じた場合やメインサー
バ4に必要な映像番組が蓄積されていなかった場合に
は、映像番組のコピーのトライを何度も行う(リトライ
する)ことにより、他の映像番組のコピー作業に滞りが
生じてしまうことがある。そこで、本発明は、図18に
示すステップS81以下の処理に従って映像番組のコピ
ーを行い、コピーエラーに対処している。
【0092】ステップS81において、制御PC1の制
御部16は、図17に示すコピーファイル123に「N
OT COPIED」があるか、すなわちコピーの対象
になる映像番組があるかを判断し、あるときはステップ
S82に進み、ないときはステップS81に待機する。
なお、図17は、図3のコピーファイル123を概略し
て図示したものである。
【0093】ステップS82において、制御部16は、
コピーの対象になっている映像番組のうち、最初の(優
先順位が高い)映像番組がメインサーバ4のハードディ
スク41に蓄積されているかを判断し、ないときはステ
ップS83に進み、あるときはステップS87に進む。
なお、ライブラリー3にはハードディスク41に蓄積さ
れている映像番組の情報が格納されていて、上記最初の
映像番組がハードディスク41に蓄積されているかは、
制御部16がコピーマネージャー2を介してライブラリ
ー3に問い合わせることによって行っている。
【0094】ステップS83において、制御部16は、
図17に示す映像番組Mat−Cの「STATUS」の
欄に「COPY ERROR−1」を記述する。ここ
で、「COPY ERROR−1」は、メインサーバ4
のハードディスク41に映像番組が蓄積されていないこ
とによって発生したコピーエラーを意味するものであ
る。制御部16は、「COPY ERROR−1」の記
述されたコピーファイル123をモニタ14に表示さ
せ、ステップS84に進む。これにより、ユーザは、ハ
ードディスク41に必要な映像番組が蓄積されていない
ことを認識することができる。
【0095】ステップS84において、制御部16は、
インターフェース15,コピーマネージャー2を介して
ライブラリー3にコピー要求信号を送信し、映像番組M
at−C以降の映像番組について優先度の高いものから
順にメインサーバ4からキャッシュサーバ5にコピーす
るように制御して、ステップS85に進む。すなわち、
映像番組Mat−Cはスルーされるように設定され、コ
ピーファイル123の通常の優先順位に従って他の映像
番組のコピーが実行される。これにより、映像番組Ma
t−Cのコピーのリトライを何度も行うことによって他
の映像番組のコピー作業が滞るのを回避することができ
る。
【0096】ステップS85において、制御部16は、
操作部13の操作設定によって手動キャンセルされたか
を判断し、手動キャンセルされたときはステップS82
に戻り、手動キャンセルされなかったときはステップS
86に進む。ここで、手動キャンセルとは、エラーの表
示状態を手動により強制的に解除することである。
【0097】ステップS86において、制御部16は、
所定のエラー期間が経過したかを判断する。ここでは、
エラー期間は、ステップS82で映像番組がメインサー
バ4のハードディスク41に蓄積されていないと判断し
たときから1時間に設定されている。このエラー期間を
1時間としたのは、短時間経過後にコピーのリトライを
行っても、メインサーバ4に必要な映像番組が蓄積され
ていないためコピーエラーが生じるのは明白だからであ
る。すなわち、1時間という比較的長いエラー期間内
で、ユーザがメインサーバ4にない映像番組を改めてフ
ァイリング(登録)する時間を確保して、コピーエラー
の解消を行うためである。制御部16は、エラー期間が
経過したと判断したときは上記映像番組のスルーの設定
を解除してステップS82に戻り、経過してないときは
ステップS83に戻る。
【0098】このように、メインサーバ4に必要な映像
番組がないときは、エラー期間が経過するまでステップ
S83からステップS86の処理ルーチンを回り、ユー
ザの修理等によりエラーが解消したときには、ステップ
S85における手動キャンセルによってかかる処理ルー
チンから抜けることができる。
【0099】一方、ステップS82で最初の映像番組が
メインサーバ4のハードディスク41に蓄積されている
と判断したときのステップS87において、制御部16
は、インターフェース15,コピーマネージャー2を介
してライブラリー3にコピー要求信号を送信する。ライ
ブラリー3は、優先度の高い映像番組から順にキャッシ
ュサーバ5にコピーするようにメインサーバ4を制御し
て、ステップS88に進む。
【0100】これにより、キャッシュサーバ5に、必要
な映像番組のコピーが実行される。なお、コピーマネー
ジャー2は、コピーが完了した場合には制御PC1に対
してコピー完了信号を送信する。
【0101】ステップS88において、制御部16は、
ステップS87でのコピーにエラーが生じたと判断した
とき、すなわち所定期間経過してもコピーマネージャー
2からコピー完了信号が送信されなかったときはステッ
プS89に進み、コピーマネージャー2からコピー完了
信号が送信されたときはステップS92に進む。
【0102】ステップS89において、制御部16は、
図17に示す映像番組Mat−Eの「STATUS」の
欄に「COPY ERROR−2」を記述する。ここ
で、「COPY ERROR−2」は、ハードディスク
41等のハードウェアのエラーを示すことを意味する。
制御部16は、「COPY ERROR−2」の記述さ
れたコピーファイル123をモニタ14に表示させ、ス
テップS90に進む。これにより、ユーザは、ハードデ
ィスク41のハードウェア等にトラブルが生じているこ
とを認識することができる。
【0103】ステップS90において、制御部16は、
インターフェース15,コピーマネージャー2を介して
ライブラリー3にコピー要求信号を送信し、映像番組M
at−E以降の映像番組について優先度の高いものから
順にメインサーバ4からキャッシュサーバ5にコピーす
るように制御して、ステップS91に進む。すなわち、
映像番組Mat−Eはスルーされるように設定され、コ
ピーファイル123の通常の優先順位に従って他の映像
番組のコピーが実行される。これにより、映像番組Ma
t−Eのコピーのリトライを行うことによって他の映像
番組のコピー作業が滞るのを回避することができる。
【0104】ステップS91において、制御部16は、
所定のエラー期間が経過したかを判断する。ここでは、
エラー期間は、ステップS88で所定期間経過してもコ
ピーマネージャー2からコピー完了信号が送信されなか
ったとき上記所定期間経過直後から10分に設定されて
いる。ここで、エラー期間を10分としたのは、この場
合のコピーエラーでは、再びコピーをリトライすればコ
ピーができる場合もあるし、また、ハードウェアの簡単
な点検等でコピーエラーを解消することができるからで
ある。制御部16は、エラー期間が終了したと判断した
ときはステップS82に戻り、終了してないときはステ
ップS89に戻る。
【0105】このように、ステップS87のコピーにお
いて生じるエラーは、ライブラリー3或いはハードディ
スク41のハードウェアのトラブル等によって生じるも
のである。このエラーは、他の映像番組をコピーする場
合であってもエラーの発生する可能性の高いものである
が、上記ハードウェアの点検等により簡単に解消するこ
とのできるものである。そこで、図19に示すように、
上記エラーを「COPY ERROR−1」として短時
間のエラー期間を設けている。
【0106】一方、ステップS88でコピーマネージャ
ー2からコピー完了信号が送信されたときのステップS
92において、制御部16は、コピーファイル123に
「NOT COPIED」の映像番組があるかを判断
し、あるときはステップS82に戻り、ないときはコピ
ー処理を終了する。
【0107】以上のように、本発明は、メインサーバ4
からキャッシュサーバ5への映像番組のコピーの際にエ
ラーが生じた場合、その映像番組のコピーをリトライす
ることなく、当該映像番組のコピーのエラー期間を設け
て他の映像番組のコピーを実行する。このとき、エラー
の内容に応じて上記エラー期間を設定することによっ
て、滞りなく他の映像番組をコピーすることができる。
【0108】つぎに、キャッシュサーバ5に記録された
映像番組の先頭位置や終了位置を広範囲で調整すること
について、図1、図20乃至図23を用いて説明する。
【0109】キャッシュサーバ5のハードディスク51
には、メインサーバ4から送信された映像番組が記録さ
れている。一方、制御PC1のデータベースファイル1
22には、映像番組毎にその先頭位置及び終了位置が登
録されている。本発明は、この先頭位置及び終了位置を
容易に調整(トリミング)することができるものであ
る。
【0110】トリミングは、モニタ14に表示されるト
リミングウィンドウの所定の位置をマウス13aでクリ
ックしたり、キーボード13bで数値入力することによ
って行うことができる。
【0111】トリミングウィンドウは、例えば図20に
示すように、映像番組の開始位置を示すSOMウィンド
ウ61と、上記映像番組の再生時間を示すデュレーショ
ン(Duration)ウィンドウ62と、映像番組の
終了位置を示すEOMウィンドウ63と、トリミングさ
れたSOM及びEOMの位置を示すトリミングバー64
とを備える。
【0112】また、上記トリミングウィンドウは、SO
M用の左スクロールボタン65a,66aと、SOM用
の右スクロールボタン65b,66bと、OKボタン6
7と、EOM用の左スクロールボタン68a,69a
と、EOM用の右スクロールボタン68b,69bとを
備える。
【0113】トリミングは、具体的には図21に示すス
テップS101以下の処理に従って行われる。
【0114】ステップS101において、ファイリング
を実行して、ステップS102に進む。ファイリングと
は、例えばビデオテープレコーダに映像信号を再生させ
るとともに、それに同期してハードディスクに上記映像
信号を記録させることをいう。ここでは、メインサーバ
4からキャッシュサーバ5に映像番組をコピーすること
がファイリングに該当する。
【0115】ステップS102において、制御PC1の
制御部16は、データベースファイル122に基づい
て、映像番組のSOM(又はEOM)にキューアップ
(CueUp:位置合わせ)して、ステップS103に
進む。
【0116】ステップS103において、制御部16
は、上記映像番組のSOMにおける映像を表示するよう
に、制御部42を介してハードディスク41を制御し
て、ステップS104に進む。従って、モニタ53に
は、上記SOMにおける静止画が表示される。
【0117】ステップS104において、制御部16
は、マウス13aによってOKボタン67がクリックさ
れたかを判断し、クリックされたときはトリミングを終
了し、クリックされないときはステップS105に進
む。すなわち、制御部16は、このとき設定されていた
SOM又はEOMの値をデータベースファイル122に
登録して、トリミングを終了する。
【0118】ステップS105において、制御部16
は、SOMウィンドウ61(又はEOMウィンドウ6
3)がダブルクリックされたかを判断し、ダブルクリッ
クされたときはステップS106に進み、ダブルクリッ
クされないときはステップS107に進む。
【0119】ステップS106において、制御部16
は、図22に示すように、モニタ14に、サブウィンド
ウすなわちSOMワイドトリムウィンドウを表示させ
る。
【0120】SOMワイドトリムウィンドウは、キーボ
ード13bの数値入力によって新たなSOMの値が入力
されるニューSOMウィンドウ70と、オリジナルボタ
ン71と、OKボタン72と、キャンセルボタン73で
構成される。
【0121】例えば、制御部16は、オリジナルボタン
71がクリックされると、データベースファイル122
を参照して元のSOMの値をニューSOMウィンドウ7
0に表示させる。制御部16は、OKボタン72がクリ
ックされると、ニューSOMウィンドウ70に入力され
た値を新しいSOMとしてデータベースファイル122
に登録する。また、キャンセルボタン73がクリックさ
れると、SOMワイドトリムウィンドウを消去して、図
20に示すトリミングウィンドウを表示させる。
【0122】また、ステップS105でEOMウィンド
ウ63がダブルクリックされると、制御部16は、モニ
タ14にEOMワイドトリムウィンドウを表示させる。
このEOMワイドトリムウィンドウは、図23に示すよ
うに、図22に示すSOMワイドトリムウィンドウと同
様の構成になっていて、キーボード13bに入力により
新たなEOMの値を入力するためのニューEOMウィン
ドウ74と、オリジナルボタン75と、OKボタン76
と、キャンセルボタン77で構成される。各ボタンがク
リックされたときの制御部16の制御は、SOMワイド
トリムウィンドウと同じである。
【0123】制御部16は、このようにしてニューSO
Mウィンドウ70に新たなSOMの数値が入力されOK
ボタン72がクリックされると、上記SOMの値にキュ
ーアップして、ステップS103に戻る。なお、ニュー
SOMウィンドウ70に入力する数値は、元のSOMの
値に近いものに限らず、どんな数値でも良い。一方、ス
テップS105でダブルクリックされなかったときのス
テップS107において、制御部16は、マウス13a
によるクリックに応じてSOMの値を調整して、ステッ
プS103に戻る。
【0124】例えば、制御部16は、スクロールボタン
65aがクリックされるとSOMを元の値の1フレーム
前に設定し、スクロールボタン65bがクリックされる
と元の値の1フレーム後に設定する。制御部16は、ス
クロールボタン66aがクリックされるとSOMを元の
値の10フレーム前に設定し、スクロールボタン66b
がクリックされると元の値の10フレーム後に設定す
る。また、制御部16は、スクロールボタン68a,6
8b,69a,69bがクリックされると、上述したス
クロールボタン65a,65b,66a,66bがクリ
ックされたときと同様に、EOMの値の設定を行う。
【0125】以上のように、本発明は、ステップS10
3〜ステップS107の処理を繰り返し行うことによ
り、ユーザに設定したSOM又はEOMにおける静止画
をモニタで確認する機会を与えてから、このSOM等を
データベースファイル122に登録することができる。
【0126】これにより、メインサーバ4に記録されて
いる映像番組の開始時間と記録開始時間とが全く一致し
ていなくても、容易に調整することができる。
【0127】さらに、キャッシュサーバ5に複数の連続
する番組が記録されているときに、必要な番組の開始位
置と終了位置をデータベースファイル122に登録する
ことによって、かかる必要な番組のみを切り出して送信
することができる。
【0128】つぎに、複数のチャンネルを有するキャッ
シュサーバ5が重複することなく必要な映像番組をコピ
ーすることについて、図1及び図6、図24乃至図26
を用いて説明する。
【0129】上述の図6では、制御PC1aのコピーフ
ァイルCopy−1,2,3は、それぞれ独立してお
り、ハードディスク51aの第1から第3までのチャン
ネルに対応している。従ってハードディスク51aに複
数のチャンネルがある場合では、制御部16は、例えば
コピーファイルCopy−1に基づいてキャッシュサー
バ5に映像番組Mat−Xをコピーさせている一方、コ
ピーファイルCopy−2に基づいて映像番組Mat−
Xをコピーする制御を行うことも有り得る。そこで、か
かる重複コピーを防止すべく、制御部16は、図24に
示すステップS111以下の処理を行う。
【0130】ステップS111において、制御部16
は、例えば外部からの情報に基づいてプレイバックファ
イルPB−1を作成したり、また、送出計画の変更があ
ったときはプレイバックファイルPB−1の内容を変更
して、ステップS112に進む。
【0131】ステップS112において、制御部16
は、プレイバックファイルPB−1の映像番組をデータ
ベースDBで検索して、ステップS113に進む。
【0132】ステップS113において、制御部16
は、上記映像番組が未登録,仮登録,本登録の何れであ
るかを判断し、未登録のときはステップS114に、仮
登録のときはステップS116に、本登録のときステッ
プS119に進む。ここで、本登録は、既に映像番組が
キャッシュサーバ5aにコピーされてデータベースにそ
の旨の登録がされていることを意味する。仮登録は、現
在、キャッシュサーバ5aに映像番組がコピーされてい
る状態を意味する。未登録は、キャッシュサーバ5に映
像番組がコピーされてなく、さらに、コピー実行中でも
ないことを意味する。
【0133】ステップS114において、制御部16
は、データベースDBに上記映像番組の仮登録を行っ
て、コピーマネージャー2にコピー要求信号を送信し
て、ステップS115に進む。これにより、メインサー
バ4からキャッシュサーバ5に所望の映像番組が送信さ
れ、コピーが実行される。
【0134】ステップS115において、制御部16
は、コピーが終了したことを確認してからデータベース
DBに本登録を行い、コピーファイルCopy−1を参
照して他の映像番組をコピーの対象にしてから、ステッ
プS113に戻る。なお、コピーエラーが生じたとき
は、仮登録を取り消して本登録を行うことなくステップ
S113に戻る。
【0135】ステップS113で仮登録と判断したとき
のステップS116において、制御部16は、仮登録の
映像番組をコピーの対象から除外する。すなわち、仮登
録の映像番組はスルーされるように設定され、ステップ
S117に進む。
【0136】ステップS117において、制御部16
は、コピーファイルCopy−1の通常の優先順位に従
って他の映像番組のコピーを実行して、ステップS11
8に進む。
【0137】ステップS118では、制御部16は、デ
ータベースDBを参照して、映像番組の仮登録から一定
期間が経過したかを判断し、経過したときはステップS
113に戻り、経過していないときはステップS116
に戻る。これにより、一方のチャンネルにおいてある映
像番組のコピーが実行されているときに、他方のチャン
ネルでは他の映像番組のコピーを行うことによって、コ
ピーの渋滞が発生するのを防止することができる。な
お、ここにいう一定期間は、ステップS114からステ
ップS115までの処理が終了する期間である。
【0138】ステップS113で本登録であると判断し
たときのステップS119において、制御部16は、コ
ピーファイルCopy−1の通常の優先順位に従って他
の映像番組のコピーを実行して、終了する。
【0139】以上のように、本発明は、キャッシュサー
バ5aに複数のチャンネルがある場合には、ある映像番
組のコピーが実行されているときは当該映像番組の仮登
録を行うことによって、同じ映像番組が重複してコピー
するのを防止することができる。
【0140】ところで、ハードディスク51にコピーす
べき映像番組のスペースがない場合は、ハードディスク
51に記録されている映像番組を削除する必要がある。
しかし、例えばコピーファイルCopy−1では優先順
位の低いものを削除しても、コピーファイルCopy−
2では優先順位が高い場合には、削除した映像番組を再
びコピーする手間が生じる。そこで、図25に示すよう
に、メモリ12内に削除情報ファイルを設け、各ファイ
ルの優先順位に沿った最適な映像番組を削除することが
できるようになっている。
【0141】上記削除情報ファイルは、図26に示すよ
うに、キャッシュサーバ5の各チャンネルの送信計画を
示すプレイバックファイルPB−1,2,3の情報を有
する。この削除情報ファイルでは、各プレイバックファ
イルPB毎に、優先順位の1番の映像番組からその映像
期間の合計が一定値以内のものを削除不可エリアとして
いる。
【0142】具体的には、制御部16が、各プレイバッ
クファイルPB毎に、上述した図9に示すステップS4
1〜ステップS45の処理を行う。このとき、ステップ
S45では、1番目から(n−1)番目の映像番組を削
除不可とし、n番目以降の映像番組を削除対象にしてい
る。そして、制御部16は、この削除対象となった映像
番組を削除候補にして、図14及び図15に示すステッ
プS61〜ステップS74の処理を行う。なお、ステッ
プS71の削除に失敗したときは、上記一定値を大きな
値に設定し直して、再度ステップS61からの処理を行
う。
【0143】以上の処理を行うことによって、本発明
は、キャッシュサーバ5が複数のチャンネルを有する場
合に、他のチャンネルで送出する予定のある映像番組を
誤って削除してしまい、再度当該映像番組のコピーをや
り直すという処理の無駄を省き、処理の高速化を図るこ
とができる。
【0144】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的
思想の範囲内であれば種々の設計上の変更をすることが
できるのは勿論である。例えば、キャッシュサーバ5が
複数のチャンネルを有する場合として3つのチャンネル
を有することを例に挙げて説明したが、各チャンネルに
対応するプレイバックファイルPB及びコピーファイル
Copyがあれば、チャンネル数は特に限定されるもの
ではない。
【0145】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る映像送信方法によれば、制御システムを複雑にするこ
となく、各チャンネル間で映像番組コピーが重複して行
われるのを防止して、複数のチャンネルを有するサーバ
に効率よく映像番組をコピーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動コピーシステムの具体的
な構成を示すブロック図である。
【図2】プレイバックファイルの情報を受信したときの
制御PCの動作を説明するフローチャートである。
【図3】プレイバックファイルがモニタに表示されたと
きの状態の説明図である。
【図4】コピーファイルがモニタに表示されたときの状
態の説明図である。
【図5】プレイバックファイルが変更されたときの制御
PCの動作を説明するフローチャートである。
【図6】他の実施の形態として複数のキャッシュサーバ
がそれぞれ複数のチャンネルと有するときの自動コピー
システムの要部ブロック図である。
【図7】サーバが故障したときのクライアントの動作の
フローチャートである。
【図8】クライアントが故障したときのサーバの動作の
フローチャートである。
【図9】映像番組が緊急/通常であるかを判別するため
のフローチャートである。
【図10】映像番組が緊急/通常であるかを判別したと
きのコピーファイルの状態の説明図である。
【図11】上記コピーファイルに基づいてコピーを実行
するときのフローチャートである。
【図12】キャッシュサーバのハードディスクに映像番
組が記録されている状態の説明図である。
【図13】スペース・アロケーション・ファイルを作成
したときの図である。
【図14】映像番組を削除するときのフローチャートで
ある。
【図15】映像番組を削除するときのフローチャートで
ある。
【図16】スペース・アロケーション・ファイルの構成
図である。
【図17】コピーファイルの要部構成図である。
【図18】コピーエラーが発生したときのコピー処理の
フローチャートである。
【図19】コピーファイルの要部構成図である。
【図20】トリミングのウィンドウの説明図である。
【図21】トリミングを実行しているときのフローチャ
ートである。
【図22】SOMワイドトリムウィンドウの説明図であ
る。
【図23】EOMワイドトリムウィンドウの説明図であ
る。
【図24】複数チャンネルを有するキャッシュサーバの
コピー実行を説明するフローチャートである。
【図25】削除ファイルが作成されたときの図である。
【図26】削除ファイルの構成図である。
【符号の説明】
1 制御PC、2 コピーマネージャー、3 ライブラ
リー、4 メインサーバ、5 キャッシュサーバ、12
メモリ、13 操作部、16,42,52制御部、4
1,51 ハードディスク、121 プレイバックファ
イル、122データベースファイル、123 コピーフ
ァイル、124 スペースアロケーションファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインサーバに蓄積されている複数の映
    像番組をキャッシュサーバにコピーし、コピーされた映
    像番組をキャッシュサーバから送信する映像送信方法に
    おいて、 上記キャッシュサーバに蓄積されている映像番組を登録
    しているデータベースファイルと、上記キャッシュサー
    バのチャンネル毎にその映像番組の送信計画の情報で構
    成される各プレイバックファイルと、上記各プレイバッ
    クファイルに示されている映像番組で構成され上記デー
    タベースファイルに登録されていない映像番組を明示す
    る各コピーファイルとを記憶し、 上記いずれか1つのコピーファイルで明示された映像番
    組のコピー要求をメインサーバに行うとともに、この映
    像番組の仮登録を上記データベースファイルに行い、 上記コピー要求に基づいて、メインサーバに蓄積されて
    いる映像番組をキャッシュサーバにコピーし、 上記コピーが終了すると、上記データベースファイルに
    上記映像番組の仮登録を本登録に変更し、 上記各プレイバックファイルに示されている映像番組で
    構成され上記データベースファイルに登録されていない
    映像番組を明示するように各コピーファイルを更新する
    ことを特徴とする映像送信方法。
  2. 【請求項2】 上記いずれか1つのコピーファイルで明
    示された映像番組のコピー要求をメインサーバに行う前
    に、上記明示された映像番組が上記データベースファイ
    ルに仮登録されているかを判断し、 仮登録されているときには、上記明示された映像番組を
    一定期間コピーの対象から除外し、他の映像番組のコピ
    ー要求を上記メインサーバに行うことを特徴とする請求
    項1記載の映像送信方法。
  3. 【請求項3】 上記各コピーファイルに明示されている
    映像番組の記録時間の長さをキャッシュサーバの送信順
    に合計してこの合計値が一定値以下である映像番組と一
    定値以下でないものとを判別し、 上記合計値が一定値以下でない映像番組と判別された映
    像番組を削除対象とする削除情報ファイルを作成し、 上記キャッシュサーバにコピーされている映像番組を削
    除するときには、上記削除情報ファイルに削除対象とな
    っている映像番組から削除することを特徴とする映像送
    信方法。
  4. 【請求項4】 上記データベースファイル及び上記各プ
    レイバックファイルに基づいて一定期間毎に上記各コピ
    ーファイルを更新することを特徴とする請求項1記載の
    映像送信方法。
JP9087077A 1997-04-04 1997-04-04 映像送信方法 Withdrawn JPH10285511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105974A (ja) * 2009-02-09 2009-05-14 Hitachi Ltd サーバ装置、サーバシステム及び情報出力方法

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