JPH11232145A - ログ情報記録装置 - Google Patents

ログ情報記録装置

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JPH11232145A
JPH11232145A JP10031451A JP3145198A JPH11232145A JP H11232145 A JPH11232145 A JP H11232145A JP 10031451 A JP10031451 A JP 10031451A JP 3145198 A JP3145198 A JP 3145198A JP H11232145 A JPH11232145 A JP H11232145A
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JP
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event
error
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type
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Application number
JP10031451A
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English (en)
Inventor
Wataru Aida
亙 合田
Koji Yokoi
孝二 横井
Yasuyuki Kato
恭之 加藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ログ情報を効率的に記録し、これにより計算
機や通信機器等を用いたシステム動作状況をより正確に
把握できるログ情報記録装置を提供する。 【解決手段】 ログ情報記録装置20は、イベント記録
制御部20b、時計20a、イベント情報が記録される
記録済みイベント保持領域20c、イベント種別とエラ
ー種別を予めテーブルで関連づけるイベント対応テーブ
ル20dを有する。イベント記録制御部20bは、その
イベントの発生時刻を時計20aより取得し、発生イベ
ントのイベント種別,発生時刻,エラー種別とともに記
録済みイベント保持領域20cに記録する。また、所定
時間を経たイベントは、削除する処理を行うが、エラー
イベントが発生した際、予め設定される条件に従って関
連するイベントに対しエラーイベント情報を記録し、エ
ラーイベントに関連するイベントが削除されないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ログ情報記録装
置、より詳細には、計算機や通信機器等のシステムが発
生するログを記録する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや通信機器を使用するシス
テムでは、システムが正常に動作しているかどうか、も
しくはシステムの動作状況を把握するために、内部で発
生するイベントをログとして、記録媒体に記録すること
がよく行われる。これらのイベントは、システムの動作
状況を正確に把握しようとすればするほど、その記録さ
れる情報量が多くなるため、必要なイベントを参照する
ときにシステムに対して、負荷が大きくなり、検索時間
が長くなる。
【0003】従来のログ蓄積システムにおいて、必要な
イベントを参照するときにシステムに負担がかからず、
時間もかからないログ蓄積システムとして、特開平8−
263330号公報に開示された技術がある。このログ
蓄積システムでは、発生したログを記録する際に、発生
条件、例えばログ情報の発生個所、ログ情報の発生時
刻、もしくはログ情報の重要度をもとにメモリ記録媒体
等を複数の記憶領域に分割して記録し、参照するときに
効率的に検索する手法をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、いずれにせよ発生した全てのログ情報をメ
モリや記憶媒体等のいずれかの領域に記録する必要があ
る。このため、膨大なログ情報を記録するシステムに対
して負荷が高くなる。また、システムに対する負荷を下
げるためには、重要度の高いイベントのみ記録するとい
う手法も考えられるが、その場合、そのイベントの前後
で発生しているイベントが記録されていない可能性が高
いので、システムとしてどのような動作が行われている
かを正確に解析することが困難である。
【0005】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、ログ情報を効率的に記録し、これにより計
算機や通信機器等を用いたシステム動作状況をより正確
に把握できるログ情報記録装置を提供することをその解
決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イベ
ント生成源であるシステムより得られるイベント情報を
ログ情報として記録するログ情報記録装置において、時
計と、イベント情報が記憶されるイベント情報記録部
と、前記イベント情報記録部におけるイベントの記録状
態を制御するイベント記録制御部とを有し、前記イベン
ト記録制御部は、イベントが発生した際、発生イベント
のイベント種別,前記時計より取得する前記発生イベン
トの発生時刻,及び前記発生イベントがエラーイベント
であった場合に得られるエラー種別を前記発生イベント
の内容を表す情報に関連付けてログ情報として前記イベ
ント情報記録部に記録する処理を行うことを特徴とし、
ログ情報を効率的に記録することができ、これにより、
システムの動作状況の把握が容易になり、システムに対
する負荷を低減することができるようにしたものであ
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、イベント種別及びエラーイベントのエラー種別を互
いに関連付けて予めテーブルとして保持するイベント対
応テーブル保持部をさらに有し、前記イベント記録制御
部は、前記発生イベントがエラーイベントであった場合
に、得られるエラー種別に対応するイベント種別を前記
イベント対応テーブル保持部より抽出し、前記イベント
情報記録部に記録されているイベント情報が前記イベン
ト対応テーブル保持部より抽出したイベント種別に該当
するかどうかを判別し、判別したイベント情報に対して
エラーイベントが発生したことを示すエラーイベント情
報を関連付けて記録する処理を行うことを特徴とし、エ
ラーイベントに関する動作の検索及び正確な解析を行う
ことができるようにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記イベント記録制御部は、イベントが発
生した際、前記イベント情報記録部に記録されているイ
ベント情報のうち、予め設定される所定時間を経過した
イベントに関するイベント情報を削除する処理を行うこ
とを特徴とし、記憶手段を節約でき、合理的な記憶処理
を行うことができるようにしたものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、前記イベント記録制御部は、イベントが発生した
際、前記イベント情報記録部に記録されているイベント
情報のうち、予め設定される所定時間を経過したイベン
トに関するイベント情報で、かつ、前記エラーイベント
情報が関連付けて記録されていないイベント情報を削除
する処理を行うことを特徴とし、エラーに関連する必要
最小限のイベントデータのみを保持することができ、記
憶手段を合理的に運用でき、また、イベント解析をより
容易にすることができるようにしたものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし4いず
れか1記載のログ情報記録装置における処理を実行する
ためのプログラムを記録したことを特徴とし、本装置を
容易に機能させるための有効な手段が提供されるように
したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の構成によれば、各種イベ
ントを記録するときに、イベントの内容とともに、発生
時刻,イベント種別をイベント情報記録部に記録し、ま
た、すでにイベント情報記録部に記録されているイベン
トのうち、その発生時間が一定時間以上経過しており、
かつ関連するエラーイベントが発生していない場合、そ
のイベントを削除する処理を行う。また、発生したイベ
ントがエラーイベントである場合、予め設定されるイベ
ント対応テーブルからそのエラーイベントと関連するイ
ベント種別を得、イベント情報記録部に記録されている
イベントの中で、関連するイベントの発生エラー種別エ
ントリーに、発生したエラー種別を記録することによ
り、上記の処理において削除されることがないようにす
る。すなわち、発生したエラーイベントに対して、その
エラーイベントと関連のあるイベントのみ保持されるの
で、動作状況の把握が容易になる。
【0012】以下に、本発明の実施例を添付された図面
を参照してより詳細に説明する。図1は、本発明による
ログ記録装置の一実施例を示すブロック図で、図中、1
0はターゲットシステム、20はログ記録装置、20a
は時計、20bはイベント記録制御部、20cは記録済
みイベント保持領域(イベント情報記録部)、20dは
イベント対応テーブルである。図2は、図1に示すター
ゲットシステムの構成例を説明するためのブロック図
で、図中、10,11はターゲットシステム、10a,
11aはアプリケーション、10b,11bはコネクシ
ョン制御部、10c,11cは送受信処理部である。図
1に示すターゲットシステム10は、動作検証の対象で
あり、ログイベントの生成源である。時計20aは、タ
ーゲットシステム10からのイベントの発生時刻を取得
するためのものである。記録済みイベント保持領域20
cはターゲットシステム10にて生成されたイベントを
保持する領域である。イベント対応テーブル20dは、
通常のイベントとエラーイベントの対応付けをするテー
ブルを保持している。
【0013】本実施例では、ターゲットシステムとし
て、図2のようなコネクションオリエンテッドな通信機
器を例に取り上げている。ターゲットシステム10,1
1は、それぞれデータ通信を行うアプリケーション10
a,11aと、アプリケーションからのコネクション設
定要求に従い、通信相手とのコネクション制御を行うコ
ネクション制御部10b,11bと、相手機器との実際
の通信を行う送受信処理部10c,11cとから構成さ
れる。また、ログ記録装置20はコネクション制御部1
0bに接続されている。
【0014】ログ記録装置20のイベント記録制御部2
0bでは、ターゲットシステム10のコネクション制御
部10bにて発生したイベントを受信すると、図3ない
し図5に記載されているフローチャートに従って処理動
作を実行する。図3ないし図5は、本発明によるログ記
録装置における発生したイベントの処理動作例を説明す
るためのフローチャートで、処理動作例の全体の流れを
図3に、図3において示されるイベント削除処理,及
び発生エラー種別記録処理の詳細な動作をそれぞれ図
4,及び図5に示すものである。以降、具体的な例をあ
げて以下に説明する。なお、図4における最大イベント
保持時間Taは15に設定されているものとする。
【0015】記録済みイベント保持領域20cは、イベ
ントの発生時刻,イベント種別,発生したイベントの内
容,及び発生エラー種別の4つエントリーを持つ。本実
施例では、説明を簡単にするために、初期化処理の後
に、一連の送信処理,受信処理が交互に生じるものと仮
定している。また、発生時間についても、単純化して記
録するものとしている。以下の説明では、発生したエラ
ーイベントは一つのみであるが、一つのイベントに対
し、関連のあるエラーイベントは複数発生する可能性が
ある。その場合、発生エラー種別エントリーは一つだけ
用意し、発生エラー種別を上書きしてもよいし、最初に
記録されたエラー種別を優先してもよい。また複数のエ
ラー種別エントリーを用意し、関連するエラー種別の全
てを記録してもよい。
【0016】本実施例では、コネクション制御部に発生
するイベントのイベント種別として、以下の5個のイベ
ント種別を想定している。すなわち、ターゲットシステ
ムの初期化に関するプロセス起動のイベント種別,コネ
クション制御部によりコネクションが設定されたり切断
された場合のコネクション設定・切断イベント種別,ア
プリケーションからのコネクション設定・切断等に関す
るメッセージ送信要求や受信通知に関するアプリケーシ
ョンとの通信イベント種別,メモリ確保等のコネクショ
ン制御部内部のイベントである内部処理イベント種別,
及びコネクション制御部から送受信処理へのメッセージ
送信要求やメッセージ受信通信などの送受信処理部との
通信イベント種別を想定している。また、エラー種別と
しては、コネクション制御部内部エラー(モジュール内
部エラー),送受信処理部エラー,及び受信メッセージ
内のパラメータにサポートされていない値が設定されて
いたり、期待されないメッセージを受信した場合のプロ
トコル上のエラーを想定している。
【0017】これらのイベント種別とエラー種別との関
連性については、本実施例において以下のように想定し
ている。モジュール内部エラー種別は全てのイベント種
別に関連性がある。送受信処理部エラー種別は、送受信
処理部との通信イベント種別にのみ関連性がある。プロ
トコルエラー種別は、コネクション設定・切断,アプリ
ケーションとの通信,及び内部処理のインベント種別に
関連する。これらの関連性を図6に示すごとくのテーブ
ルとして、モジュール内部ログ記録開始時にイベント対
応テーブル20dに設定しておく。これらは、各々のイ
ベントの持つ意味を考慮して分類してもよいし、ターゲ
ットモジュールをさらに細分化して発生個所により分類
してもよい。
【0018】図7は、本発明によるログ記録装置におい
て、エラーが生じることなく、イベントが記録されてい
くときの記録済みイベント領域の様子の一例を示す図
で、処理動作が進行するときの記録内容を時系列で順に
図7(A),図7(B),図7(C)に示すものであ
る。まず、図7(A)に示すごとくに、最初にターゲッ
トシステムにおいて発生時刻“0”にプロセス初期化イ
ベントが発生する。このイベントはエラーイベントでは
ないため、イベント記録制御部20bでは、図4に示す
イベント削除処理を実行する。イベント削除処理では、
まず、対象イベントとして、すでに記録されているイベ
ントのうちもっとも古いイベントを対象とするが、この
時点では存在しないので、なにも処理せずに終了し、こ
のプロセス初期化イベントを発生時刻,イベント種別と
ともに記録済みイベント保持領域20cに記録する。
【0019】図7(A)に示すごとくに、発生時刻1に
プロセス登録イベントが発生すると、すでに記録されて
いる発生時刻“0”のプロセス初期化イベント発生時刻
と、現在の時刻を比較する。両者の時間差は最大イベン
ト保持時間Taより小さいため、発生時刻“0”のイベ
ントは削除しない。このとき、次のイベントは空である
ため、現在発生しているプロセス登録イベント発生時刻
“1”をイベント種別“1”とともに記録済みイベント
保持領域に記録する。以降発生時刻“13”の送受信処
理部からの通信通知イベントまで、上記と同様な処理を
経て記録済みイベント保持領域20cに各イベントが記
録され、図7(A)に示すような状態になる。
【0020】さらに発生時刻“15”に受信メッセージ
解析イベントが発生すると、イベント記録制御部では当
該イベントが、エラーイベントであるかどうかを判定す
る。ここでは、当該イベントがエラーイベントではない
ので、イベント削除処理を行う。イベント削除処理で
は、すでに記録されているイベントについて発生エラー
種別エントリーが空であるかどうか判定する。記録済み
イベントのうち発生時刻“0”のプロセス初期化イベン
トは、発生エラー種別のエントリーが空であることが分
かる。次に、現在の時刻とプロセス初期化イベントの発
生時刻との差を確認する。現在の時刻は“15”であ
り、発生時刻“0”との差は、最大イベント保持時間T
aより小さくないため、発生時刻“0”のプロセス初期
化イベントは削除される。このとき、発生時刻“1”の
プロセス登録イベントについては、その発生エラー種別
は空であるが、現在の時刻とプロセス登録イベントの発
生時刻“1”との差は最大イベント保持時間Taより小
さいため、このイベントの削除処理は行わない。以降、
発生時刻“14”の受信バッファ確保イベントまで同様
に削除されず、図7(B)のような状態になる。
【0021】さらに、発生時刻“16”に受信データの
アプリケーションへの通知イベントが発生すると、発生
時刻“1”のプロセス登録イベントは、その発生エラー
種別エントリーが空であり、かつその発生時刻との差が
Taより小さくないため、削除され、それ以外のイベン
トは保持される。図7(C)にその様子を示す。
【0022】図8は、本発明によるログ情報記録装置に
おいて、内部エラーが発生した場合の処理の一例を示す
図で、処理動作が進行するときの記録内容を時系列で順
に図8(A),図8(B),図8(C)に示すものであ
る。図8(A)の状態では、発生時刻“13”の送受信
処理部からの受信通知イベントまで記録されている。タ
ーゲットシステムのコネクション制御部では、受信バッ
ファ確保処理を行うが、リソース不足等の理由でこの処
理に失敗した場合、受信バッファ確保失敗イベントが発
生する。発生時刻“14”にこのイベントを受信したイ
ベント記録制御部では、受信したイベントがエラーイベ
ントであるため、図5に示す発生エラー種別記録処理を
行う。
【0023】発生エラー種別記録処理においては、ま
ず、記録済みイベントのうち最も古いイベントである発
生時刻“0”のプロセス初期化イベントを対象とし、イ
ベント種別“1”のプロセス起動イベント種別であるこ
とを得る。次に、イベント対応テーブルより、エラー種
別“a”のモジュール内部エラーが、イベント種別
“1”のプロセス起動イベント種別と関連するイベント
であることがわかる。したがって、発生時刻“0”のプ
ロセス初期化イベントの発生エラー種別エントリーにエ
ラー種別“a”を記録する。以降、発生時刻“13”の
送受信処理部からの受信通知まで、エラー種別“a”に
該当する場合は、発生エラー種別エントリーにエラー種
別“a”が記録され、図8(B)のようになる。この実
施例においてはモジュール内部エラーは全てのイベント
と関連があることになっているので、結果的には、この
エラーが発生すると、その時点で記録されているイベン
ト全てが関連するイベントとなる。
【0024】発生時刻“16”のアプリケーションから
の送信要求受付が発生した場合、イベント記録制御部で
はイベント削除処理が行われる。発生時刻“0”のプロ
セス初期化イベントは、現在の時刻とその発生時刻の差
が最大イベント保持時間Taより大きいが、関連するエ
ラーが発生し、発生エラー種別エントリーにエラー種別
aが記録されているため、削除されない。それ以降に発
生している各イベントについても同様に削除されること
はなく、図8(C)のような状態になる。
【0025】図9は、本発明によるログ情報記録装置に
おいて、送受信処理部のエラーが生じた場合の処理の一
例を示す図で、処理動作が進行するときの記録内容を時
系列で順に図9(A),図9(B),図9(C)に示す
ものである。図9(A)の状態では、発生時刻“7”の
送信メッセージ組み立てイベントまで、記録済みイベン
ト保持領域に記録されている。発生時刻“8”にターゲ
ットシステムの送受信処理部にて送信が失敗すると、タ
ーゲットシステムのコネクション制御部からイベント記
録制御部に送信要求失敗イベントが入力され、イベント
記録制御部では、発生エラー種別記録処理が行われる。
このときのエラー種別は、エラー種別“b”の送受信処
理部エラーであり、図6のイベント対応テーブルよりイ
ベント種別“5”の送受信処理部との通信イベントと関
連することが分かる。記録済みイベント領域に記録され
ているイベントのうち関連するイベントは発生時刻
“6”の送信バッファ確保イベントであるため、このイ
ベントの発生エラー種別エントリーにエラー種別“b”
を記録する。その後、現在の発生時刻“8”の送受信処
理部への送信要求不可イベントを発生時刻,イベント種
別,及び発生エラー種別とともに記録済みイベント保持
領域に記録する。その結果、図9(B)のような状態に
なる。
【0026】発生時刻“11”のアプリケーションから
の送信要求受付イベントから発生時刻“14”の送受信
処理部への送信要求までの一連の送信処理イベントが発
生した場合、既に記録済みイベント保持領域に記録され
ているイベント全てが最大イベント保持時間Ta以内に
発生したイベントであるため、記録されたままの状態を
保つ。
【0027】しかしながら、発生時刻“19”に送受信
処理部からの受信通知イベントが発生したとき、発生時
刻“0”のプロセス初期化イベントおよび発生時刻
“1”のプロセス登録イベントの保持時間は、最大イベ
ント保持時間Taより長くなり、かつ関連するエラーイ
ベントが発生していないので、発生エラー種別エントリ
ーが空である。従って、これら2つのイベントは削除さ
れ、それ以外のイベントは記録されたままとなる。発生
時刻“20”の受信バッファ確保イベントが発生した場
合、発生時刻“5”のアプリケーションからの送信要求
受付イベントの保持時間は、最大イベント保持時間Ta
より長くなり、かつ、発生エラー種別エントリーは空で
あるため発生時刻“5”のイベントは削除される。
【0028】発生時刻“21”の受信メッセージ解析イ
ベントが発生した場合、発生時刻“6”の送信バッファ
確保イベントの保持時間が最大イベント保持時間Taよ
り長くなるが、この送信バッファ確保イベントの発生エ
ラー種別エントリーにエラー種別“b”が記録されてい
るため、削除されることがない。発生時刻“22”の受
信データのアプリケーションへの通知イベントが発生し
たときは、発生時刻“7”の送信メッセージ組み立てイ
ベントの保持時間が最大イベント保持時間Taより長く
なり、かつ発生エラー種別エントリーも空であるため、
この送信メッセージ組み立てイベント削除される。した
がってこの時点で保持されているイベントは図9(C)
のようになる。
【0029】図10は、本発明によるログ情報記録装置
において、プロトコルエラー種別イベントが発生した場
合の処理の一例を示す図で、処理動作がするときの記録
内容を時系列で順に図10(A),図10(B),図1
0(C)に示すものである。図10(A)に示す状態で
は、発生時刻“0”のプロセス初期化イベントから発生
時刻“14”の受信バッファ確保イベントが記録済みイ
ベント保持領域にすでに記録されている。ここで、発生
時刻“15”に受信メッセージ解析エラーが発生した場
合、このときのエラー種別プロトコルエラー種別であっ
て、図6のイベント対応テーブルから、プロトコルエラ
ー種別は、イベント種別“2”のコネクション設定・切
断イベント種別,イベント種別“3”のアプリケーショ
ンとの通信イベント種別,及びイベント種別“4”の内
部処理イベント種別の3つのイベント種別と関連がある
ことがわかる。記録済みイベントのうち、これら3つの
イベント種別と関連があるイベントは、発生時刻“5”
のアプリケーションからの送信要求受付イベント,発生
時刻“7”の送信メッセージ組み立てイベント,及び発
生時刻“14”の受信バッファ確保イベントの3つイベ
ントであり、これらの発生エラー種別エントリーにエラ
ー種別の“c”を記録する。この時点で図10(B)の
ようになる。
【0030】発生時刻“20”にアプリケーションから
の送信要求受付イベントが発生したとき、発生時刻
“0”のプロセス初期化イベント,及び発生時刻“1”
のプロセス登録イベントの保持時間は、最大イベント保
持時間Taより長くなり、かつ発生エラー種別エントリ
ーが空であるため、これらのイベントは削除される。一
方、発生時刻“5”のアプリケーションからの送信要求
受付イベントの保持時間も最大イベント保持時間Taよ
り長くなるが、この発生時刻“5”のイベントには発生
エラー種別エントリーにエラー種別“c”が記録されて
いるため、削除されることはない。
【0031】発生時刻“21”の送信バッファ確保イベ
ントが発生したときも、保持時間が最大イベント保持時
間Taより長い発生時刻“5”のアプリケーションから
の送信要求受付イベントは、発生エラー種別エントリー
にエラー種別“c”が記録されているため、削除される
ことはないが、同じく保持時間が最大イベント保持時間
Taより長い発生時刻“6”の送信バッファ確保イベン
トついては、発生エラー種別エントリーが空であるた
め、削除される。発生時刻“23”の送受信処理部への
送信要求イベントが発生した直後の記録済みイベントは
図10(C)のようになる。
【0032】次に、本発明によるログ情報記録装置を機
能させるために用いるプログラムやデータを提供する手
段について、その実施形態を以下に説明する。この手段
は、上記したところの本ログ情報記録装置を機能させる
ためのプログラムやデータを保存した記録媒体として提
供される。記録媒体としては、具体的には、ROM(リ
ード・オンリー・メモリー),フラッシュメモリ,フロ
ッピーディスク,ハードディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM等が想定できる。そしてプログラムやデータ
を記録した記録媒体を上記した形で流通させることによ
り、当該装置の機能の実行を容易にする。コンピュータ
等の情報処理装置にこうした記録媒体をインストール
し、記録媒体からかかるプログラムやデータを読み出す
ことによって、簡単に本ログ情報記録装置の機能を実行
することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の効果:イベント内容,イベン
ト発生時刻,イベント種別,及びエラー種別を関連づけ
てログ情報として記憶させておくことにより、ログ情報
を効率的に記録することができ、これにより、システム
の動作状況の把握が容易になり、システムに対する負荷
を低減することができる。
【0034】請求項2の効果:請求項1の効果に加え
て、発生したエラーイベントに関連するイベントにエラ
ー情報を記録することにより、エラーイベントに関する
動作の検索及び正確な解析を行うことができる。
【0035】請求項3の効果:請求項1または2の効果
に加えて、所定時間を経過したイベントを削除する処理
を行うことにより、記憶手段を節約でき、合理的な記憶
処理を行うことができる。
【0036】請求項4の効果:請求項2の効果に加え
て、エラー種別をエラーイベントに関連するイベントに
記録することにより、エラーに関連する必要最小限のイ
ベントデータのみを保持することができ、記憶手段を合
理的に運用でき、また、イベント解析をより容易にする
ことができる。
【0037】請求項5の効果:請求項1ないし4記載の
ログ情報記録装置における処理を実行するためのデータ
及びプログラムを記録した記録媒体が得られ、本装置を
容易に機能させるための有効な手段が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるログ記録装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すターゲットシステムの構成例を説明
するためのブロック図である。
【図3】本発明によるログ記録装置における発生したイ
ベントの処理動作例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】本発明によるログ記録装置における発生したイ
ベントの処理動作例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】本発明によるログ記録装置における発生したイ
ベントの処理動作例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】各イベント種別とエラーイベント種別と関連を
表すイベント対応テーブルの設定例を示す図である。
【図7】本発明によるログ記録装置において、エラーが
生じることなく、イベントが記録されていくときの記録
済みイベント領域の様子の一例を示す図である。
【図8】本発明によるログ情報記録装置において、内部
エラーが発生した場合の処理の一例を示す図である。
【図9】本発明によるログ情報記録装置において、送受
信処理部のエラーが生じた場合の処理の一例を示す図で
ある。
【図10】本発明によるログ情報記録装置において、プ
ロトコルエラー種別イベントが発生した場合の処理の一
例を示す図である。
【符号の説明】
10,11…ターゲットシステム、10a,11a…ア
プリケーション、10b,11b…コネクション制御
部、10c,11c…送受信処理部、20…ログ記録装
置、20a…時計、20b…イベント記録制御部、20
c…記録済みイベント保持領域(イベント情報記録
部)、20d…イベント対応テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イベント生成源であるシステムより得ら
    れるイベント情報をログ情報として記録するログ情報記
    録装置において、時計と、イベント情報が記憶されるイ
    ベント情報記録部と、前記イベント情報記録部における
    イベントの記録状態を制御するイベント記録制御部とを
    有し、前記イベント記録制御部は、イベントが発生した
    際、発生イベントのイベント種別,前記時計より取得す
    る前記発生イベントの発生時刻,及び前記発生イベント
    がエラーイベントであった場合に得られるエラー種別を
    前記発生イベントの内容を表す情報に関連付けてログ情
    報として前記イベント情報記録部に記録する処理を行う
    ことを特徴とするログ情報記録装置。
  2. 【請求項2】 イベント種別及びエラーイベントのエラ
    ー種別を互いに関連付けて予めテーブルとして保持する
    イベント対応テーブル保持部をさらに有し、前記イベン
    ト記録制御部は、前記発生イベントがエラーイベントで
    あった場合に、得られるエラー種別に対応するイベント
    種別を前記イベント対応テーブル保持部より抽出し、前
    記イベント情報記録部に記録されているイベント情報が
    前記イベント対応テーブル保持部より抽出したイベント
    種別に該当するかどうかを判別し、判別したイベント情
    報に対してエラーイベントが発生したことを示すエラー
    イベント情報を関連付けて記録する処理を行うことを特
    徴とする請求項1記載のログ情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記イベント記録制御部は、イベントが
    発生した際、前記イベント情報記録部に記録されている
    イベント情報のうち、予め設定される所定時間を経過し
    たイベントに関するイベント情報を削除する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1または2記載のログ情報記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記イベント記録制御部は、イベントが
    発生した際、前記イベント情報記録部に記録されている
    イベント情報のうち、予め設定される所定時間を経過し
    たイベントに関するイベント情報で、かつ、前記エラー
    イベント情報が関連付けて記録されていないイベント情
    報を削除する処理を行うことを特徴とする請求項2記載
    のログ情報記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか1記載のログ
    情報記録装置における処理を実行するためのプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP10031451A 1998-02-13 1998-02-13 ログ情報記録装置 Pending JPH11232145A (ja)

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