JPH10285203A - 無線lan装置 - Google Patents

無線lan装置

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Publication number
JPH10285203A
JPH10285203A JP9103954A JP10395497A JPH10285203A JP H10285203 A JPH10285203 A JP H10285203A JP 9103954 A JP9103954 A JP 9103954A JP 10395497 A JP10395497 A JP 10395497A JP H10285203 A JPH10285203 A JP H10285203A
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JP
Japan
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data
lan
wireless
base station
public line
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Application number
JP9103954A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Watanabe
高洋 渡辺
Takeshi Ishii
岳 石井
Yasuto Kidai
康人 希代
Kenichirou Takishiro
健一郎 滝代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN装置と公衆回線とを有線のケーブルで
接続することなく、公衆回線に接続される基地局と携帯
通信端末との間で無線データを送受信する携帯電話シス
テムを利用して、LANに収容されたデータ端末を前記
公衆回線に接続する。 【解決手段】 無線LAN装置Aにはデータ端末がLA
N17を介して接続されており、無線受信手段11が公
衆回線に接続された基地局から無線データを受信する
と、LAN送信制御手段16が受信された無線データを
解析して、自己宛のデータを対応するデータ端末へLA
N送信手段14にLAN17を介して送信させる。ま
た、LAN受信手段13がデータ端末からLAN17を
介してデータを受信すると、無線送信制御手段15が受
信されたデータを解析して、公衆回線へ送信するデータ
を公衆回線が接続された基地局へ無線送信手段12によ
り無線データとして送信させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANに収容され
たデータ端末を公衆回線に接続するLAN装置に関し、
特に、公衆回線に接続される基地局と携帯通信端末との
間で無線データを送受信する携帯電話システムを利用し
て、この基地局とLAN装置との間で無線データを送受
信することにより、LANに収容されたデータ端末を前
記公衆回線に接続する無線LAN装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN(ローカルエリアネットワーク)
は、コンピュータやその周辺機器等といったデータ端末
を回線を介して接続するネットワークとして知られてい
る。例えば、1つのLANシステムには複数のデータ端
末がケーブルを介して収容されており、1つのLANシ
ステムに収容されたデータ端末間でLANを用いたデー
タの通信が行われている。また、このようなLANシス
テムでは、LANと公衆回線(公衆により利用される回
線)との間をケーブルを介して接続することにより、L
ANシステム内のデータ端末と公衆回線を介して外側に
ある他のデータ端末との間で公衆回線を介してデータを
通信することが行われている。このようなLANシステ
ムの一構成例を図4に示す。
【0003】同図には、例えば事業所内や一般家庭内と
いった屋内に設置されたLAN24が示されており、こ
のLAN24には、パーソナルコンピュータ(PC)や
プリンタ等といった複数のデータ端末D1〜D4が収容
されている。また、同図に示した屋内には、例えば屋内
の壁Wから数メートル程離れた位置にモデム31が設置
されており、屋外から引かれた公衆回線21がこのモデ
ム31を介して電話32に接続されている。また、LA
N24に収容された各データ端末D1〜D4がLAN2
4を介してLANアダプタ33に接続されており、この
LANアダプタ33と上記したモデム31とが数メート
ル程の長さを有した有線のケーブル34を介して接続さ
れている。
【0004】ここで、上記したモデム31は、電話32
とLANアダプタ33とのいずれかを公衆回線21に接
続させる切替スイッチとしての役割を果たしているとと
もに、アナログデータをデジタルデータに変換する機能
及びデジタルデータをアナログデータに変換する機能を
有している。すなわち、一般に、公衆回線21ではアナ
ログデータが伝送されており、データ端末D1〜D4で
はデジタルデータが処理されるため、これらの間に備え
られた上記したモデム31によりデータのアナログデジ
タル変換処理やデータのデジタルアナログ変換処理が行
われている。以上の構成により、LAN24に収容され
た各データ端末D1〜D4は有線のケーブル34を介し
て公衆回線21に接続され、これにより、屋内にある各
データ端末D1〜D4と公衆回線を介して屋外にある他
のデータ端末との間で公衆回線21を介してデータを通
信することが行われている。
【0005】また、簡易型の携帯電話システムとして利
用されているパーソナルハンディホンシステム(PH
S)では、携帯通信端末(PHS端末)との間で無線デ
ータを送受信する基地局を用いて、PHS端末と公衆回
線との間の回線を接続することが行われている。ここ
で、基地局としては、例えば事業所内や一般家庭内に設
置されるホーム基地局や、屋外に公衆向けに設置される
屋外基地局等がある。例えばホーム基地局を用いた場合
には、上記した事業所内等にホーム基地局を設置して、
このホーム基地局に公衆回線を接続する。そして、この
ホーム基地局とPHS端末との間で無線データを送受信
することにより、このホーム基地局を介して当該PHS
端末と公衆回線との間の回線を接続することが行われて
いる。なお、1つのホーム基地局は複数のPHS端末を
収容することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たLANシステムにおけるLANアダプタでは、LAN
に収容されたデータ端末を公衆回線に接続するためにL
ANアダプタと公衆回線とを有線のケーブルを介して接
続するため、例えば一度設置されたLANを移動する必
要が生じた場合には、上記した有線のケーブルの配置を
も変更する必要があり、このため、一度設置されたLA
Nのレイアウトを容易に変更することができないといっ
た不具合があった。
【0007】また、上記したLANアダプタでは、公衆
回線が引かれた場所とLANが設置されている場所との
間を有線のケーブルを介して接続する必要があるため、
例えばこれらの場所が離れている場合には長いケーブル
が必要となって、ケーブルのコストもかさんでしまい、
こうした点から、例えば公衆回線が部屋の壁に引かれた
場合にはLANの設置場所がこの壁の付近に限定されて
しまうといったように、LANの設置場所が公衆回線が
引かれた場所の付近に限定されてしまうといった不具合
があった。
【0008】また、上記したLANアダプタでは、LA
Nシステムと公衆回線との間の回線を有線のケーブルを
介して接続するため、1つのLANシステムが1本の公
衆回線を占有してしまい、このため、複数のLANシス
テムを公衆回線に接続する場合には、これらLANシス
テムと同じ本数の公衆回線を屋内に引いてくる等しなけ
ればならないといった不具合があった。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、LANに収容されたデータ端
末を公衆回線に接続するに際して、LAN装置と公衆回
線とを有線のケーブルを用いて接続しなくとも、LAN
に収容されたデータ端末と公衆回線との間の回線を接続
することができる無線LAN装置を提供することを目的
とする。更に具体的には、例えば上記したPHSのホー
ム基地局といった携帯電話システムの基地局を利用し
て、この基地局を介して無線LAN装置と公衆回線との
間の回線を接続することにより、無線LAN装置と公衆
回線とを有線のケーブルを用いて接続しなくとも、LA
Nに収容されたデータ端末と公衆回線との間の回線を接
続することができる無線LAN装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る無線LAN装置では、公衆回線に接続
される基地局と携帯通信端末との間で無線データを送受
信する携帯電話システムを利用して、LANに収容され
たデータ端末を次のようにして前記公衆回線に接続す
る。ここで、無線LAN装置にはデータ端末がLANを
介して接続されており、例えば、公衆回線に接続された
基地局とこの無線LAN装置とが同じ屋内に設置されて
いるとする。
【0011】無線LAN装置では、無線受信手段が基地
局から無線データを受信すると、LAN送信制御手段が
受信された無線データを解析して、自己宛のデータを対
応するデータ端末へLAN送信手段にLANを介して送
信させる。すなわち、基地局から受信された無線データ
の宛先がLAN送信制御手段により解析され、このデー
タの宛先であるデータ端末が自己の無線LAN装置に接
続されたLANに収容されている場合には、LAN送信
制御手段がデータをこの宛先に対応したデータ端末へL
AN送信手段によりLANを介して送信させる。
【0012】また、無線LAN装置では、LAN受信手
段がデータ端末からLANを介してデータを受信する
と、無線送信制御手段が受信されたデータを解析して、
公衆回線へ送信するデータを基地局へ無線送信手段によ
り無線データとして送信させる。すなわち、データ端末
からLANを介して受信されたデータの宛先が無線送信
制御手段により解析され、このデータを送信すべき先が
公衆回線であった場合には、無線送信制御手段がデータ
を基地局へ無線送信手段により無線データとして送信さ
せる。従って、本発明に係る無線LAN装置では、デー
タ端末からLANを介して送信された公衆回線へ送信す
べきデータが無線データとして基地局へ送信され、ま
た、基地局から送信された自己宛の無線データが対応す
るデータ端末へLANを介して送信されるため、無線L
AN装置と公衆回線とを有線のケーブルを用いて接続し
なくとも、LANに収容されたデータ端末と公衆回線と
の間の回線を接続することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係る無線LAN装
置Aの一構成例を示してあり、この無線LAN装置Aに
は、無線データを送受信する無線通信部1と、LANを
介してデータを送受信するLAN通信部2と、無線通信
部1及びLAN通信部2を制御する通信制御部3とが備
えられている。また、同図に示した無線LAN装置Aに
はLAN17が接続されているとする。なお、本例で
は、この無線LAN装置Aは、LAN17に収容された
データ端末を公衆回線に接続するLANアダプタとして
用いられる。無線通信部1にはアンテナTが備えられて
おり、また、この無線通信部1には、無線データを受信
する無線受信手段11と、無線データを送信する無線送
信手段12とが備えられている。
【0014】無線受信手段11は、本発明で利用する携
帯電話システムの基地局から送信された無線データを受
信する手段であり、例えば前記したアンテナTから受信
された無線データを復調する復調器等から構成される。
なお、本例では、携帯電話システムの基地局としてPH
Sのホーム基地局を利用することとし、上記した無線受
信手段11をこのホーム基地局から送信された無線デー
タを受信する手段として構成する。無線送信手段12
は、送信対象のデータを本発明で利用する携帯電話シス
テムの基地局により受信することが可能な無線データと
して送信する手段であり、例えばデータを無線データに
変調して前記したアンテナTから送信する変調器等から
構成される。本例では、この無線送信手段12を送信対
象のデータをPHSのホーム基地局により受信すること
が可能な無線データとして送信する手段として構成す
る。
【0015】LAN通信部2には、LAN17を介して
データを受信する手段であるLAN受信手段13と、L
AN17を介してデータを送信する手段であるLAN送
信手段14とが備えられている。ここで、LAN受信手
段13は、例えばLAN17を介して送信されてきたデ
ータを復調する復調器等から構成され、また、LAN送
信手段14は、例えばデータを変調してLAN17を介
して送信する変調器等から構成される。通信制御部3に
は、無線送信手段12による無線データの送信処理を制
御する無線送信制御手段15と、LAN送信手段14に
よるデータの送信処理を制御するLAN送信制御手段1
6とが備えられている。なお、本例では、この通信制御
部3をCPUやメモリ等を備えたハードウェア回路とし
て構成した場合について説明する。
【0016】無線送信制御手段15は、LAN受信手段
13によりLAN17を介して受信されたデータを解析
して、公衆回線へ送信するデータを本発明で利用する携
帯電話システムの基地局へ無線送信手段12により無線
データとして送信させる手段である。すなわち、この無
線送信制御手段15は、LAN受信手段13により受信
されたデータの宛先を解析し、このデータを送信すべき
先が公衆回線であった場合には、このデータを本発明で
利用する携帯電話システムの基地局へ無線送信手段12
により無線データとして送信させる手段である。なお、
上記したように本例では、携帯電話システムの基地局と
してPHSのホーム基地局を利用する。
【0017】また、本例では、LAN受信手段13によ
りLAN17を介して受信されるデータ、すなわちLA
N17に収容されたデータ端末から無線LAN装置Aへ
送信されてくるデータには、当該データを送信すべき宛
先を示すアドレスデータが付加されているとし、上記し
た無線送信制御手段15は、データに付加されたアドレ
スデータを解析することによりこのデータの宛先を検出
し、これにより、このデータを送信すべき先が公衆回線
であるかどうかを判定する。また、本例では、上記した
無線送信制御手段15は、CPUがROMに格納された
制御プログラムをRAMに展開して上記処理を実行する
ことにより構成される。
【0018】LAN送信制御手段16は、無線受信手段
11により本発明で利用する携帯電話システムの基地局
から受信された無線データを解析して、自己宛のデータ
を対応するデータ端末へLAN送信手段14によりLA
N17を介して送信させる手段である。すなわち、この
LAN送信制御手段16は、本発明で利用する携帯電話
システムの基地局から受信された無線データの宛先を解
析し、このデータを送信すべきデータ端末が自己の無線
LAN装置Aに接続されたLAN17に収容されている
場合には、このデータを対応するデータ端末へLAN送
信手段14によりLAN17を介して送信させる手段で
ある。なお、上記したように本例では、携帯電話システ
ムの基地局としてPHSのホーム基地局を利用する。
【0019】また、本例では、前記ホーム基地局から無
線LAN装置Aへ送信されてくる無線データ、すなわち
LAN17に収容されたデータ端末宛に公衆回線を介し
て送信されてくるデータには、当該データを送信すべき
宛先を示すアドレスデータが付加されているとし、ま
た、上記したLAN送信制御手段16には、自己の無線
LAN装置Aに接続されたLAN17が収容する各デー
タ端末の宛先を記憶したメモリが備えられているとす
る。これにより、上記したLAN送信制御手段16は、
前記ホーム基地局から受信された無線データに付加され
たアドレスデータを解析し、解析された無線データの宛
先が前記メモリに記憶されているかどうかを判定するこ
とにより、このデータを送信すべきデータ端末が自己の
無線LAN装置Aに接続されたLAN17に収容されて
いるかどうかを判定する。また、この判定の結果、受信
されたデータを送信すべきデータ端末が自己の無線LA
N装置Aに接続されたLAN17に収容されていないこ
とが確認された場合には、一旦受信したデータを無線送
信手段12により前記ホーム基地局を介して送信元へ送
り返す。また、本例では、このLAN送信制御手段16
は、CPUがROMに格納された制御プログラムをRA
Mに展開して上記処理を実行することにより構成され
る。
【0020】なお、上記した通信制御部3には、同一の
LAN17に収容されたデータ端末どうしの間で行われ
るデータの通信を中継する機能、すなわちLAN17内
で行われるデータの通信を制御する機能が備えられてい
る。次に、図2には、以上の構成から成る無線LAN装
置Aを用いて同一のホーム基地局に複数のLANシステ
ムを収容させた場合の構成例を示してある。同図には、
例えば事業所内や一般家庭内といった屋内に設置された
PHSのホーム基地局22が示されており、このホーム
基地局22には、公衆回線21が接続されている。
【0021】ここで、PHSのホーム基地局22では、
一般に、デジタル方式により無線データの送受信処理が
行われるため、このホーム基地局22には、公衆回線2
1から受信されたアナログデータをデジタルデータに変
換して無線データとして送信する機能と、無線データと
して受信されたデジタルデータをアナログデータに変換
して公衆回線21へ送信する機能とが備えられている。
【0022】また、同図に示した屋内には、従来例の図
4に示したものと同様の構成から成るLAN24が設置
されており、このLAN24には、パーソナルコンピュ
ータやプリンタ等といった複数のデータ端末D1〜D4
が収容されている。また、これらのデータ端末D1〜D
4は、図1で示した無線LAN装置Aと同様の構成から
成る無線LAN装置A1にLAN24を介して接続され
ており、これらデータ端末D1〜D4とLAN24と無
線LAN装置A1とから1つのLANシステムが構成さ
れている。なお、本例では、上記した公衆回線21とL
AN24とデータ端末D1〜D4としては、従来例の図
4に示したものと同様の構成のものを用いているため、
図2では、これらを図4に示した場合と同じ符号を用い
て示してある。また、同様に、屋内の壁Wについても従
来例の図4と同じ符号を用いて示してある。
【0023】また、図2に示した屋内には、上記したL
ANシステムと同様にデータ端末とLANと図1に示し
た無線LAN装置Aとから構成されたLANシステムが
複数設置されている。なお、本例では、同様の構成から
成るこれら複数の各無線LAN装置Aを識別するため
に、各無線LAN装置を”A1”、”A2”、・・・と
いった符号を用いて示してあり、また、同様に、各無線
LAN装置A1、A2、・・・に備えられたアンテナ
を、”T1”、”T2”、・・・といった符号を用いて
示してある。また、図2には、これら複数のLANシス
テムの内、無線LAN装置A1から構成された上記した
LANシステムと、複数のデータ端末(図示せず)を収
容したLAN25とこのLAN25に接続された無線L
AN装置A2とから構成されたLANシステムのみを示
してある。
【0024】ここで、上記した各LANシステムに備え
られた無線LAN装置A1、A2、・・・は、ホーム基
地局22の収容エリア(サービスエリア)、すなわち当
該無線LAN装置A1、A2、・・・とホーム基地局2
2との間で無線データを送受信することができる領域内
に設置されているとする。また、図2に示した屋内に
は、ホーム基地局22との間で無線データを送受信する
PHS端末23を示してある。以上のように本例では、
1つのホーム基地局22と、複数のLANシステム(無
線LAN装置A1により構成されたLANシステム、無
線LAN装置A2により構成されたLANシステム、・
・・)と、PHS端末23とを備えた図2に示した屋内
において、各無線LAN装置A1、A2、・・・と公衆
回線21との間の回線を接続する。
【0025】ここで、図3に、上記した各無線LAN装
置A1、A2、・・・により行われる回線の接続処理の
一例を示す。なお、各無線LAN装置A1、A2、・・
・により行われる処理は同様であるため、以下では無線
LAN装置A1についてのみ説明する。まず、無線LA
N装置A1は、無線受信手段11がホーム基地局22か
ら無線データを受信するか或いはLAN受信手段13が
LANを介してデータ端末からデータを受信するのを待
機する(ステップS1)。
【0026】そして、無線受信手段11或いはLAN受
信手段13によりデータが受信された場合には、無線L
AN装置A1が受信されたデータを解析して、このデー
タに付加されたアドレスデータから分析されるこのデー
タの転送先(宛先)を検出する(ステップS2)。な
お、この解析処理は上記したように、無線受信手段11
により受信された無線データについてはLAN送信制御
手段16によって行われ、また、LAN受信手段13に
より受信されたデータについては無線送信制御手段15
によって行われる。
【0027】ここで、例えばデータ端末D1からLAN
24を介して受信されたデータが公衆回線21へ送信す
べきデータであると判定された場合には(ステップS
3)、以下のようにして、無線LAN装置A1がこのデ
ータをホーム基地局22へ無線データとして送信する。
すなわち、無線LAN装置A1は、まず、ホーム基地局
22を介してデータの転送先にTEL(リンク接続)し
(ステップS4)、続いて、送信対象のデータを無線デ
ータとしてホーム基地局22へ送信する(ステップS
5)。ここで、ホーム基地局22へ送信されたデータは
公衆回線21を介して当該データの宛先へと送信されて
いき、無線LAN装置A1では、送信対象のデータを無
線データとしてホーム基地局22へ送信し終えると、ホ
ーム基地局22との間の無線回線を遮断(リンク切断)
する(ステップS6)。
【0028】また、例えばホーム基地局22からいずれ
かのLANシステムに宛てて送信された無線データが無
線LAN装置A1により受信された場合には(ステップ
S3)、無線LAN装置A1が、まず、受信された無線
データの宛先が自己の無線LAN装置A1に接続された
LAN24に収容されたデータ端末D1〜D4のいずれ
かであるかを判定し(ステップS7)、自己のLANシ
ステム宛であるデータについては、以下のようにしてこ
のデータをLAN24を介して対応するデータ端末へ送
信する。
【0029】すなわち、受信された無線データが例えば
データ端末D2に宛てられたものであった場合には、無
線LAN装置A1は、まず、データを送信すべきデータ
端末D2との間の回線をポートを指定すること等によっ
て接続(リンク接続)し(ステップS8)、次いで、送
信対象のデータをLAN24を介してデータ端末D2へ
送信する(ステップS9)。そして、データの送信処理
が終了すると、データ端末D2との間の回線を遮断(リ
ンク切断)する(ステップS10)。このようにして、
無線LAN装置A1からデータ端末D2へLAN24を
介してデータが送信される。
【0030】なお、無線LAN装置A1により受信され
た無線データの宛先が自己のLANシステムに収容され
たデータ端末ではなかった場合には(ステップS7)、
無線LAN装置A1は、この受信された無線データを破
棄する(ステップS11)。以上のようにして、無線L
AN装置A1による回線の接続処理が行われ、また、無
線LAN装置A2等といった他のLANシステムに備え
られた無線LAN装置Aについても上記した無線LAN
装置A1の場合と同様な処理が行われる。従って、本発
明では、LANに収容されたデータ端末を公衆回線に接
続するに際して、例えば上記したPHSのホーム基地局
といった携帯電話システムを利用して、この基地局を介
して無線LAN装置と公衆回線との間の回線が無線によ
り接続されるため、有線のケーブルを用いて無線LAN
装置と公衆回線とを接続せずとも、LANに収容された
データ端末を公衆回線に接続することができる。
【0031】また、本発明では、無線LAN装置と公衆
回線とを有線のケーブルを用いて接続する必要がないた
め、このケーブルにかかるコストをなくすことができ、
また、一度設置されたLANを移動する場合であって
も、従来のように前記ケーブルの配置を変更する必要が
ないため、容易にLANのレイアウトを変更することが
できる。また、本発明では、無線LAN装置と基地局と
の間で無線データを送受信することができる範囲内であ
ればLANの設置場所は自由であり、このため、LAN
を任意に移動することが可能なように構成することもで
きる。
【0032】ここで、上記実施例では、プロセッサやメ
モリ等を備えた通信制御部3が制御プログラムを実行し
て無線通信部1及びLAN通信部2を制御することによ
り、上記した無線LAN装置と公衆回線との間の回線接
続処理を制御する構成としたが、本発明では、当該処理
を実行するための各機能手段を独立したハードウェア回
路として構成してもよい。また、本発明は上記の制御プ
ログラムを格納したフロッピーディスクやCD−ROM
等の記憶媒体として把握することもでき、当該処理プロ
グラムを記憶媒体からコンピュータに入力してプロセッ
サに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行さ
せることができる。
【0033】また、上記実施例では、無線LAN装置が
自己に接続されたLANに収容された各データ端末の宛
先を記憶しておき、ホーム基地局22から受信された無
線データに付加された宛先(アドレスデータ)を解析す
ることにより、当該無線データが自己宛のデータである
かどうかを判定したが、この判定の仕方としては任意で
ある。例えば、ホーム基地局22が公衆回線21を介し
て送信されてきたデータの宛先を検出して、当該データ
を送信すべきLANシステム(無線LAN装置)を特定
し、この特定されたLANシステム(無線LAN装置)
を示す識別子(例えば上記実施例では、”A1”、”A
2”、・・・)を当該データに付加して無線データとし
て送信するようにしてもよい。すなわち、この場合に
は、無線LAN装置では、ホーム基地局22から受信し
た無線データに付加された上記した識別子を検出するこ
とにより、当該データが自己宛のデータであるかどうか
を判定することができる。
【0034】また、上記実施例では、1つの屋内にホー
ム基地局と複数のLANとを備えた場合の例を示した
が、例えばホーム基地局を事業所と事業所との間に設置
して、これら各事業所に設置された複数のLANにより
前記した1つのホーム基地局を共用することにより、各
事業所に設置されたLANと公衆回線との接続を1つの
ホーム基地局を備えることにより行うこともできる。
【0035】また、例えば無線LAN装置A1から構成
されたLANシステムと無線LAN装置A2から構成さ
れたLANシステムとの間でデータを通信するといった
ように、異なるLANシステムの間でデータを通信する
こともできる。同様に、例えば上記実施例のようにPH
Sのホーム基地局を利用した場合には、LANシステム
とPHS端末23との間でデータの通信を行うこともで
きる。ここで、異なるLANシステム間で行われるデー
タの通信やLANシステムとPHS端末との間で行われ
るデータの通信は、例えばホーム基地局22を中継器と
して行われ、また、例えば各LANシステム毎及び各P
HS端末毎に備えられたトランシーバ機能等によってホ
ーム基地局22を介せずに直接的に行われる。
【0036】このように、携帯電話システムとして上記
実施例のようにPHSのホーム基地局を利用した場合に
は、LANシステム間或いはLANシステムとPHS端
末との間で行われるデータ通信が公衆回線を介すること
なく行われるため、こうしたLANシステム間等でのデ
ータ通信にかかるコストを低下させることができる。ま
た、本発明でPHSのホーム基地局を利用した場合に
は、上記実施例で示したように1つのホーム基地局(す
なわち、1本の公衆回線)を複数のLANシステムによ
り共用することができるため、複数のLANシステムを
備えた場合であっても、必ずしもこれと同数の公衆回線
を引いてくる必要等がない。また、ホーム基地局に対し
て新たなLANシステムを増設する場合であっても、こ
れらの間を有線のケーブルを介して接続する必要がない
ため、ホーム基地局に対して新たなLANシステムを容
易に増設することができる。
【0037】また、本発明でPHSのホーム基地局を利
用した場合には、上記したようにホーム基地局には一般
に、データをアナログデジタル変換する機能とデータを
デジタルアナログ変換する機能とが備えられているた
め、従来例の図4に示したようなモデムを備えなくと
も、このホーム基地局をモデムとして用いることができ
る。以上のように、本発明で携帯電話システムとしてP
HSのホーム基地局を利用した場合には、既存のシステ
ムであるPHSの簡易性や安価であるという特性を維持
しつつ、1つのホーム基地局をLANシステムとPHS
端末とで共用することにより、PHS端末による通話機
能にLANシステムによるデータ通信機能を融合させた
システムを構築することができる。
【0038】なお、例えばデジタルコードレスホンとい
った親子電話の親機を基地局として利用することによ
り、上記したPHSのホーム基地局を利用した場合と同
様の効果を得ることもできる。また、上記実施例では、
本発明で利用する携帯電話システムとして、PHSのホ
ーム基地局を屋内に設置して利用した場合について説明
したが、本発明では、例えば公衆向けに設置された屋外
基地局といった屋外に設置された基地局を利用すること
もできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
LAN装置によると、LANに収容されたデータ端末を
公衆回線に接続するに際して、公衆回線に接続される基
地局と携帯通信端末との間で無線データを送受信する携
帯電話システムを利用して、この基地局と本発明に係る
無線LAN装置との間で無線データを送受信することに
よりLANに収容されたデータ端末を公衆回線に接続す
るようにしたため、無線LAN装置と公衆回線とを有線
のケーブルにより接続しなくとも、LANに収容された
データ端末を公衆回線に接続することができる。
【0040】また、本発明に係る無線LAN装置による
と、無線LAN装置と公衆回線とを有線のケーブルを用
いて接続する必要がないため、このケーブルにかかるコ
ストをなくすことができ、また、一度設置されたLAN
を移動する場合であっても、前記ケーブルがないため
に、容易にLANのレイアウトを変更することができ
る。また、本発明に係る無線LAN装置によると、無線
LAN装置と基地局との間で無線データを送受信するこ
とができる範囲内であればLANの設置場所が自由とな
るため、この範囲内においてLANを任意に移動するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線LAN装置の構成
例である。
【図2】本発明の無線LAN装置による公衆回線との接
続を説明するための図である。
【図3】本発明の無線LAN装置による回線の接続処理
の一例である。
【図4】従来のLANアダプタによる公衆回線との接続
を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・無線通信部、 2・・LAN通信部、 3・・通
信制御部、11・・無線受信手段、 12・・無線送信
手段、 13・・LAN受信手段、 14・・LAN送
信手段、 15・・無線送信制御手段、16・・LAN
送信制御手段、 17・・LAN、 21・・公衆回
線、22・・ホーム基地局、 23・・PHS端末、
24・・LAN、25・・LAN、 A、A1、A2・
・無線LAN装置、 W・・壁、T、T1、T2・・ア
ンテナ、 D1、D2、D3、D4・・データ端末、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 29/10 (72)発明者 滝代 健一郎 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線に接続される基地局と携帯通信
    端末との間で無線データを送受信する携帯電話システム
    を利用して、LANに収容されたデータ端末を前記公衆
    回線に接続する無線LAN装置であって、 基地局から無線データを受信する無線受信手段と、 データ端末からLANを介してデータを受信するLAN
    受信手段と、 基地局に対して無線データを送信する無線送信手段と、 データ端末へのデータをLANを介して送信するLAN
    送信手段と、 無線受信手段で受信した無線データを解析して、自己宛
    のデータを対応するデータ端末へLAN送信手段に送信
    させるLAN送信制御手段と、 LAN受信手段で受信したデータを解析して、公衆回線
    へ送信するデータを基地局へ無線送信手段により無線デ
    ータとして送信させる無線送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線LAN装置。
JP9103954A 1997-04-07 1997-04-07 無線lan装置 Pending JPH10285203A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9408253B2 (en) 1999-09-21 2016-08-02 Ipr Licensing, Inc. Subscriber unit for managing dual wireless communication links

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9408253B2 (en) 1999-09-21 2016-08-02 Ipr Licensing, Inc. Subscriber unit for managing dual wireless communication links
US9420632B2 (en) 1999-09-21 2016-08-16 Ipr Licensing, Inc. Subscriber unit for managing dual wireless communication links

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