JPH10284410A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JPH10284410A
JPH10284410A JP9106847A JP10684797A JPH10284410A JP H10284410 A JPH10284410 A JP H10284410A JP 9106847 A JP9106847 A JP 9106847A JP 10684797 A JP10684797 A JP 10684797A JP H10284410 A JPH10284410 A JP H10284410A
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JP
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oxygen
light source
container
laser
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JP9106847A
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Hitoshi Takeuchi
仁 竹内
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性ある連続的な出力光制御が可能な露光
装置及び露光方法を提供する。 【解決手段】 この露光装置は、光源からの光により光
学系71,72,73,74,75を介して所定パター
ン75を基板77上に転写する露光装置において、20
0nm以下の中心波長を有する光を出力する光源10
と、光源10から出力した光が通過する密閉された酸素
含有密閉容器12と、容器12内の酸素濃度をを調整す
る装置33と、光源10から出力した光の光量を検出す
る受光素子31と、この光量の検出結果に基づき酸素濃
度調整装置33を制御する装置32とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスや
液晶表示素子等を製造するために、200nm以下の中
心波長を有する光により半導体ウェハやガラスプレート
等の感光基板上に回路パターンを転写する露光装置及び
露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】露光装置において、エキシマレーザ等の
パルス発振放電型ガスレーザを光源とする場合、光源の
出力変動が大きいため、露光時の感光基板における照射
量に誤差が生じてしまう。この対策として、露光時の照
射パルス数を複数とし、照射量の誤差を減少させてい
る。この場合、パルス数を多くすればするほど、誤差は
減少するものの、露光時間が増大するため生産性が低下
してしまう。一方、一発振あたりの出力を増大させる
と、露光時間は減少するものの、照射量の誤差が増大し
てしまう。これを防止するため、一発振あたりの出力を
制御し、誤差及び生産性を適正な範囲にすることが必要
である。この一発振あたりの出力制御は、従来まで、レ
ーザ発振回路への投入エネルギの制御、NDフィルタに
よる出力光の制御等により行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術におけるレーザ発振回路への投入エネルギの変更は、
レーザの放電状態の変化をもたらすため、制御誤差が大
きくなってしまう欠点があった。
【0004】また、NDフィルタを、その都度変更する
方法は、連続的な制御ができない欠点があり、更にND
フィルタ自体がレーザ光により損傷し、このため経時変
化により透過率が変わってしまうという欠点があった。
また、網状のフィルタを用いた場合には、露光の際の照
明強度にむらができてしまうことがあるという欠点があ
った。
【0005】本発明は、かかる従来技術の欠点を解消
し、信頼性ある連続的な出力光制御が可能な露光装置及
び露光方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的達
成のため、光源からの光により光学系を介して所定パタ
ーンを基板上に転写する露光装置において、200nm
以下の中心波長を有する光を出力する光源と、前記光源
から出力した光が通過する密閉された酸素含有光路と、
前記密閉された酸素含有光路内の酸素分子数を調整する
手段と、前記光源から出力した光の光量を検出する手段
と、この光量の検出結果に基づき前記酸素分子数調整手
段を制御する手段とを具備する。
【0007】光は200nm以下の中心波長を有する場
合、酸素により吸収を受ける。従って、本発明の露光装
置によれば、光源から200nm以下の中心波長を有す
る光が出力し、密閉された酸素含有光路を通過する際に
酸素により吸収を受けるため、その光のエネルギが減少
する。この酸素による吸収は、酸素含有光路における酸
素分子数に依存する。従って、酸素含有光路における酸
素分子数を酸素分子数調整手段により調整することによ
って、酸素含有光路における酸素による光の吸収量を調
整できる。これによって、光のエネルギを連続的に変え
ることが可能となる。
【0008】この酸素分子数調整手段を光量検出手段で
検出した光量に基づいて制御手段により制御することに
よって、基板上の露光に必要な光のエネルギを連続的に
制御することができる。よって、信頼性ある連続的な出
力光制御が可能な露光装置を提供できる。
【0009】また、前記酸素含有光路が前記光源と前記
光量検出手段との間に配置されていると、酸素含有光路
を通過した光の光量を検出しこの検出結果に基づき酸素
分子数調整手段を制御することができる。
【0010】また、前記酸素含有光路を密閉された容器
に形成すると、密閉光路が構成でき、酸素分子数の調整
も容器内で容易にできる。例えば、この密閉容器に連通
して前記酸素分子数調整手段として酸素濃度調整手段を
設け、密閉容器内の酸素濃度を変えることによって、酸
素含有光路内の酸素分子数を変えることができる。な
お、酸素分子数調整手段は、別の構成であってよく、例
えば、容器の光路長方向に容器の長さを伸縮自在に調整
する手段を設けて構成してもよく、また、容器内の空気
圧を制御することにより構成することもできる。また、
この容器は光軸方向に複数設けてもよい。
【0011】また、本発明は、光源からの光により光学
系を介して所定パターンを基板上に転写する露光方法に
おいて、前記光源から出力した光の光量を検出するステ
ップと、この光量の検出結果に基づき前記光が通過する
密閉された光路中の酸素分子数を変化させるステップと
を具備する。この露光方法によれば、密閉光路中におけ
る酸素分子数を検出光量に基づいて変化させることによ
り、基板上に露光するための光のエネルギを連続的に制
御することができる。よって、信頼性ある連続的な出力
光制御が可能な露光方法を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
つき図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
る露光装置の一例を概略的に示す模式図である。図1に
示す露光装置において、レーザ光源10から出力された
200nm以下の中心波長を有するレーザ光は、酸素含
有密閉容器12を通過してから、ハーフミラー71、光
強度一様化照明部72を通り反射ミラー73で折りまげ
られた後、コンデンサーレンズ74を通って、レチクル
75を照射する。レチクル75は回路パターン等が描か
れたマスクである。このレチクル75を通過したレーザ
光は、投影レンズ76を介し、ウエハー基板77上で上
記回路パターンを結像する。なお、図示されてはいない
が、露光装置のこれらの光学系は、光が200nm以下
であるため、酸素による光のエネルギー低下防止・オゾ
ンガス拡散防止のため、密閉され、その内部は窒素のよ
うなガスで置換されている。また、投影レンズ76は、
色収差補正されたレンズにより構成されている。
【0013】レーザ光源10から出力したレーザ光は酸
素含有密閉容器12を通過し、その一部がハーフミラー
71で反射されて受光素子31に入射し、レーザ光の光
量を検出し、この検出信号を制御装置32に送る。レー
ザ光の光量が変化して検出信号に変動が生じると、制御
装置32から酸素濃度調整装置33に信号が送られ、調
整装置33が酸素含有密閉容器12内の酸素濃度を変え
るように構成されている。
【0014】図2は、図1の露光装置のレーザ光源10
及び酸素含有密閉容器12をより詳しく説明するための
図である。図2のレーザ光源10は、レーザ媒質ガスを
内部に密閉し一対の放電電極11c、11dを有するレ
ーザ励起放電部11と、レーザ励起部11の両端面を挟
むように配置された一対の共振器13a、13bとを備
え、各構成部分11,13a、13bはレーザ光源10
の光軸p上に配置されている。酸素ガスを内部に含み密
閉された酸素含有密閉容器12が共振器13aに近接し
て配置され、この酸素含有密閉容器12内にレーザ光が
通る酸素含有光路が形成され、この光路長は光軸pに沿
った容器12の長さに対応する。
【0015】レーザ光源10のレーザ励起放電部11
は、光軸p方向の両端面に光透過窓11a、11bを備
える。また、放電電極11c、11dには、レーザ発振
時に電源(図示省略)から所定の電圧が加えられる。密
閉容器12は、光軸p方向の両端面に光透過窓12a、
12bを備える。これらの光透過窓は、合成石英等の材
料から構成できるが、200nm以下の中心波長を有す
る光を透過できる材料であればいずれでもよい。
【0016】共振器の一方13aは出力ミラーを構成
し、この出力ミラー13aは、レーザ励起放電部11の
光透過窓11aと密閉容器12の光透過窓12bとの間
に近接して挟まれるように配置されている。共振器の他
方13bは反射ミラーを構成し、この反射ミラー13b
は、レーザ励起放電部11の光透過窓11bと近接し対
向するように配置されている。
【0017】酸素含有密閉容器12は、管12d及び内
部に酸素濃度測定のための酸素センサ12cを備える。
この容器12の外部には図1に示す酸素濃度調整装置3
3が設けられ、管12dにより容器12の内部と連通さ
れている。図1に示す制御装置32からの信号に基づき
酸素濃度制御装置33は、容器32内の酸素濃度を調整
するため酸素ガスを供給し、また、窒素等の酸素以外の
ガスを供給する。これにより、容器12内の酸素濃度を
増減させることができる。酸素センサ12cにより容器
12内の酸素濃度を測定することができ、また、酸素セ
ンサ12cからの信号に基づき容器12内の酸素濃度を
一定に保つこともできる。
【0018】以上のレーザ光源10及び酸素含有密閉光
路12を含む露光装置の動作を説明する。レーザ光源1
0のレーザ励起放電部11内のレーザ媒質ガスを、例え
ば、ArFとすると、ArFエキシマレーザ光源が構成
される。図8は、ArFエキシマレーザ光源から放出さ
れるレーザ光の波長に対する強度分布を表す曲線
(a)、及びこのレーザ光の強度分布内における酸素ガ
スによる光吸収特性を表す曲線(b)を示す。このレー
ザ光は、強度分布曲線(a)に示すように、波長19
3.4〜193.5nm近傍に中心波長を有する。光吸
収特性曲線(b)には複数のピーク部と谷部とが存在
し、所定の波長に対応する谷部において酸素による吸収
のためレーザ光の強度が低下するが、所定の波長に対応
するピーク部において酸素による吸収はほとんどないこ
とが分かる。
【0019】レーザ光源10の励起のため、レーザ励起
放電部11の放電電極11c、11d間に所定の電圧を
加えると、両電極間に放電が生じ、この放電により生じ
る励起状態のエキシマの誘導放出によってレーザ光源1
0はパルス発振する。これにより、光軸p方向の一対の
共振器13a、13b間でレーザ光が反射し往復する。
レーザ光源10が発振臨界状態に達すると、パルスレー
ザ光が出力ミラー13aから放出される。
【0020】このレーザ光は、例えば、光源がArFエ
キシマレーザ光源であると、酸素含有密閉容器12を通
過した場合、図8の酸素による光吸収特性曲線(b)に
示すように、複数の特定の波長においてレーザ光の強度
が減少し、図8に示す周波数帯域においてレーザ光は全
体としてそのエネルギが減少することが分かる。そし
て、複数の特定の波長におけるレーザ光の強度の減少の
度合は、レーザ光の通過する光路中の酸素分子数に依存
する。
【0021】酸素含有密閉容器12の光透過窓12aか
らでた光は、ハーフミラー71を通過し、上述のよう
に、ウエハ基板77に至る。このとき、レーザ光の出力
が所定値からずれると、ハーフミラー71で反射された
光が入射した受光素子31における検出光量が変動す
る。この光量の変動に応じて制御装置32から酸素濃度
調整装置33に信号がだされ、調整装置33は、容器1
2内の酸素濃度を増減させる。酸素濃度の増減により酸
素分子数も変化し、この変化に応じ容器12内における
レーザ光の強度の減少の度合も変化する。例えば、酸素
濃度が高くなり酸素分子数が増えれば、レーザ光がより
吸収され、レーザ光の強度は減少する。従って、酸素含
有密閉容器12内の酸素濃度と、受光素子31における
光量と、ウエハ基板77上の最終的な光量との関係を予
め求めておき、この最終的な光量が所定値となるよう
に、容器12内の酸素濃度を調整することにより、光量
を段階的にではなく、連続的に制御することが可能とな
る。
【0022】次に、図2における酸素含有密閉容器の変
形例を図3及び図4により説明する。
【0023】図3に示す酸素含有密閉容器22は、両端
に光透過窓22a、22bを設け、容器の長さ方向Lに
形成される光路長を変えることのできるように蛇腹23
を設けたものである。蛇腹23は、駆動装置24により
駆動され、L方向に伸縮自在に構成されている。駆動装
置24は図1の制御装置32からの信号に基づき蛇腹2
3を伸縮させて光路長を変え、光路における酸素分子数
を変えることができる。
【0024】図4に示す密閉容器25は、両端に光透過
窓25a、25bを設け、内部に空気を含み、管25d
及び内部に圧力測定のための圧力センサ25cを備え
る。この容器25の外部には空気圧制御装置26が設け
られ、管25dにより容器25の内部と連通されてい
る。図1に示す制御装置32からの信号に基づき空気圧
制御装置26は、容器25内の空気圧を増減できる。こ
の空気圧の変動により容器中の酸素分子数を変化させ
る。なお、容器25の内表面には活性炭等から構成され
るオゾンガス吸着材25eが設けられており、レーザ光
による酸素の光分解に伴い容器25内にオゾンガスが発
生しても、これを吸着して減少させることができる。特
に、容器内のオゾンガス量が増えると、容器25内にお
ける光吸収特性が変化して光の波長変動等のおそれがあ
るが、これを防止できる。なお、このオゾンガス吸着材
は、図2及び図3に示した容器12,22にも備えるこ
とができる。
【0025】図5に本発明によるレーザ光源及び酸素含
有容器についての別の例を示す。図5に示すレーザ光源
は、一対の共振器の両方を酸素含有密閉容器中に配置し
た以外は、図1のものと基本的構成が同じである。図5
のレーザ光源40のレーザ励起放電部41は、レーザ媒
質ガスを内部に密閉し一対の放電電極41c、41dを
備え、この放電部41の光透過窓41a、41bの両側
であって光軸p上に酸素含有密閉容器42,44が配置
されている。
【0026】この容器42の一端面は光透過窓42aが
設けられ、他端面はレーザ励起放電部41の光透過窓4
1aの面に直接に接合されている。容器44の一端面は
レーザ励起放電部41の光透過窓41bの面に直接に接
合され、他端面は閉鎖されている。容器42の内部には
レーザ励起放電部41の光透過窓41aに近接して対向
するように出力ミラー43aが配置されている。また、
容器44の内部には反射ミラー43bが放電部41の光
透過窓41bに近接して対向するように配置されてい
る。レーザ光は容器42の光透過窓42aから放出され
る。
【0027】この図5に示す構成においても図2と同様
の効果を得ることができる。なお、本例では酸素分子数
調整手段については図示省略しているが、図2に示した
ものと同様のものや、図3,図4に示したものを備える
ことができる。
【0028】図6に本発明によるレーザ光源及び酸素含
有密閉容器の更に別の例を示す。図6に示すレーザ光源
は、レーザ励起放電部及び一対の共振器を1つの酸素含
有密閉容器内に配置した以外は、図5のものと基本的構
成が同じである。図6のレーザ光源50は、レーザ媒質
ガスを内部に密閉し一対の放電電極51c、51dを有
するレーザ励起放電部51と、一対の共振器53a、5
3bとを備え、酸素含有密閉容器52が放電部51と一
対の共振器53a、53bとを内部に含む。
【0029】この容器52の一端面には光透過窓52a
が設けられ、他端面は閉鎖されている。レーザ励起放電
部51は、光軸p方向の両端面に光透過窓51a、51
bが設けられ、光透過窓51aと容器52の光透過窓5
2aとが所定距離だけ離れるように容器52内に配置さ
れている。この放電部51を挟むように一対の共振器5
3a、53bも容器52内に配置されている。出力ミラ
ー53aは、放電部51の光透過窓51aに近接して対
向するように配置されている。また、反射ミラー53b
は放電部51の光透過窓51bに近接して対向するよう
に配置されている。レーザ光は容器52の光透過窓52
aから放出される。酸素含有密閉容器52内の出力ミラ
ー53aと光透過窓52aとの間に、レーザ光が出力さ
れる際に通る酸素含有光路が形成される。
【0030】この図6に示す構成においても図2と同様
の効果を得ることができる。なお、本例では酸素分子数
調整手段については図示省略しているが、図2に示した
ものと同様のものや、図3,図4に示したものを備える
ことができる。また、図5及び図6に示した例では、共
振器等の光学部品や容器の内表面等の酸素に触れる部分
には損傷防止のためカバーを施してもよい。
【0031】なお、図1に示す露光装置において、上述
した酸素含有密閉容器を光軸p上に複数配置してもよ
い。この場合、酸素濃度を固定した容器と、酸素分子数
調整手段を設けた容器とを別々に配置してもよい。
【0032】次に、図7により本発明の露光装置の別の
例を説明する。図7は、露光装置の概略的な構成を示す
模式図であり、図1に示した露光装置と基本的構成は同
一であるが、光量を装置の光学系において検出する手段
を加えたものである。図7に示す露光装置において、反
射ミラー73とコンデンサーレンズ74との間にハーフ
ミラー81を配置し、ハーフミラー81で反射した光が
受光素子82に入射し、レーザ光の光量を検出し、この
検出信号を制御装置32に送る。レーザ光の光量の検出
信号に変動が生じると、制御装置32から酸素濃度調整
装置33に信号が送られ、調整装置33は、容器12内
の酸素濃度を増減させる。従って、図7に示した露光装
置の構成によれば、図1の場合と同様の効果を得ること
ができる。なお、光量を検出する位置は、本例に限られ
ることなく、光学系の他の位置であってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、200nm以下の中心
波長を有する光が通過する酸素含有光路における酸素分
子数を検出した光量に基づいて制御することにより、基
板上の露光に必要な光のエネルギを連続的に制御するこ
とができる。よって、信頼性ある連続的な出力光制御が
可能な露光装置及び露光方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置の一例を示す概略的な模
式図である。
【図2】図1の露光装置において用いることのできるレ
ーザ光源、酸素含有密閉容器及び酸素分子数調整手段の
一例を示す模式的な側断面図である。
【図3】図1の露光装置において用いることのできる酸
素含有密閉容器及び酸素分子数調整手段の他の例を示す
模式的な側断面図である。
【図4】図1の露光装置において用いることのできる酸
素含有密閉容器及び酸素分子数調整手段の別の例を示す
模式的な側断面図である。
【図5】図1の露光装置において用いることのできるレ
ーザ光源及び酸素含有密閉容器の他の例を示す模式的な
側断面図である。
【図6】図1の露光装置において用いることのできるレ
ーザ光源及び酸素含有密閉容器の別の例を示す模式的な
側断面図である。
【図7】本発明による露光装置の他の例を示す概略的な
模式図である。
【図8】ArFエキシマレーザから出力される光の強度
分布曲線(a)及び酸素による光吸収特性曲線(b)で
ある。
【符号の説明】
10,40,50 レーザ光源 12,22,25、42,52、44 酸素含有密閉
容器 25e オゾン吸着手
段 31,82 受光素子 32 制御装置 33 酸素濃度制御
装置 24 駆動装置 26 空気圧制御装
置 71,81 ハーフミラー 75 レチクル 76 投影レンズ 77 ウエハ基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光により光学系を介して所定
    パターンを基板上に転写する露光装置において、 200nm以下の中心波長を有する光を出力する光源
    と、 前記光源から出力した光が通過する密閉された酸素含有
    光路と、 前記密閉された酸素含有光路内の酸素分子数を調整する
    手段と、 前記光源から出力した光の光量を検出する手段と、 この光量の検出結果に基づき前記酸素分子数調整手段を
    制御する手段と、を具備する露光装置。
  2. 【請求項2】 前記酸素含有光路が前記光源と前記光量
    検出手段との間に配置されている請求項1記載の露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記酸素含有光路は密閉された容器に形
    成されている請求項1または2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 光源からの光により光学系を介して所定
    パターンを基板上に転写する露光方法において、 前記光源から出力した光の光量を検出するステップと、 この光量の検出結果に基づき前記光が通過する密閉され
    た光路中の酸素分子数を変化させるステップとを具備す
    る露光方法。
JP9106847A 1997-04-10 1997-04-10 露光装置及び露光方法 Withdrawn JPH10284410A (ja)

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Cited By (3)

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