JPH10279491A - インターロイキン4産生抑制剤 - Google Patents

インターロイキン4産生抑制剤

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JPH10279491A
JPH10279491A JP9082546A JP8254697A JPH10279491A JP H10279491 A JPH10279491 A JP H10279491A JP 9082546 A JP9082546 A JP 9082546A JP 8254697 A JP8254697 A JP 8254697A JP H10279491 A JPH10279491 A JP H10279491A
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interleukin
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JP9082546A
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Hiroshi Kusuoku
比呂志 楠奥
Yusuke Shibuya
祐輔 渋谷
Yoshinori Nishizawa
義則 西澤
Yoshiaki Fujikura
芳明 藤倉
Hidehiko Kondo
秀彦 近藤
Yoshiaki Ichikawa
義章 市川
Genji Imokawa
玄爾 芋川
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Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経皮吸収性や安定性、安全性、価格に優れ
た、効力の強いインターロイキン4産生抑制剤、ならび
に該抑制剤を含有する、アトピー性皮膚炎に対して予防
あるいは治療効果を有する皮膚外用剤、抗アレルギー剤
を提供する。 【解決手段】 インターロイキン4産生抑制剤の有効成
分として、イラクサ、海藻、カノコソウ、ゲンチアナ、
ゲンノショウコ、コウホネ、シモツケソウ、シャクヤ
ク、スイカズラ、スギナ、セイヨウノコギリソウ、タイ
ム、チャ、ツボクサ、ユーカリから選ばれる1種または
2種以上の植物またはその抽出物を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターロイキン
4産生抑制剤、該インターロイキン4産生抑制剤を含有
するアトピー性皮膚炎に対して予防あるいは治療効果を
有する皮膚外用剤、および抗アレルギー剤に関する。
【0002】
【従来の技術】インターロイキン4は、ヒトまたは、動
物の免疫応答細胞であるTリンパ球より産生される物質
であり、Bリンパ球に作用してIgEやIgG4といっ
た抗体の産生を増強することが知られている。IgE
は、花粉症、アレルギー性の眼炎および鼻炎、アトピー
性皮膚炎、喘息など種々のアレルギー性疾患の患者に多
く見出される抗体であり、これらアレルギー性疾患の発
症に深く関与していることが古くから知られている。I
gEは、肥満細胞に存在するIgEレセプターに結合
し、IgEがそのレセプターに結合した肥満細胞は、体
内に侵入したアレルギー物質、すなわちアレルゲンのI
gEへの結合によってヒスタミンなどの炎症性化学物質
を遊離する。ヒスタミン遊離は種々のアレルギー症状、
すなわち、かゆみ、紅斑、くしゃみ、鼻水などの症状を
引き起こす。このようにインターロイキン4は、上述の
メカニズムを介することにより、アレルギー性疾患の発
症に強く関与している。
【0003】また最近の研究により、インターロイキン
4はIgEやIgG4といった抗体の産生増強作用に加
えて、炎症部位への炎症性細胞の浸潤促進作用を有する
ことが見出され、アレルギー性疾患の発症における重要
性がますます注目されている。また、アレルギー性疾患
のひとつであるアトピー性皮膚炎においては、その皮膚
や血液中にインターロイキン4、インターロイキン5、
インターロイキン10などの特定のサイトカインを多く
産生するタイプのTリンパ球(タイプ2ヘルパーTリン
パ球、Th2細胞)が多く見出されることがわかってお
り、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患における
Th2細胞の関与が問題視されている。インターロイキ
ン5は好酸球を活性化し炎症性の物質の産生を促進する
物質であり、実際アトピー性皮膚炎患者の皮膚には好酸
球浸潤や好酸球由来の炎症性物質が多く見出されてい
る。インターロイキン10は細菌やウイルスの感染防御
に機能するインターフェロンの産生を抑制する作用を有
した物質であり、アトピー性皮膚炎患者がしばしば黄色
ブドウ球菌に易感染性であることの原因の1つとなって
いると考えられる。
【0004】インターロイキン4は、上述のように抗体
産生や細胞浸潤を促進する働きに加えて、未成熟なTリ
ンパ球(タイプ0ヘルパーTリンパ球、Th0細胞)を
インターロイキン4を多く産生するタイプの成熟Tリン
パ球(Th2細胞)へと分化させる働きをも有してい
る。従って、インターロイキン4産生抑制剤の提供は、
IgEの産生抑制剤、ヒスタミン遊離抑制剤、IgEや
ヒスタミンの作用の抑制剤などの従来アレルギー性疾患
に行われてきた治療法および予防法と比較して、アトピ
ー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を、より根本から、
治療および予防する方法を提供するものである。
【0005】さらに、インターロイキン4は多機能物質
であり、皮膚の様々なトラブルと関係があるものと考え
られる。インターロイキン4は角化細胞に作用してイン
ターロイキン6の産生を増強する作用を有しており、皮
膚の炎症に関与すると考えられる。またインターロイキ
ン4によって刺激された肥満細胞は、エンドセリンに反
応してヒスタミン遊離を起こすことが知られている。エ
ンドセリンは紫外線によって角化細胞から産生されるこ
とを考えると、紫外線によるかゆみへの関与も十分考え
られる。インターロイキン4は、線維芽細胞に作用して
コラーゲン合成能を修飾することも知られており、しわ
およびたるみに関与する可能性もある。従って、インタ
ーロイキン4産生抑制剤は、アトピー性皮膚炎などのア
レルギー疾患の治療及び予防に有効であることに加え
て、その他のインターロイキン4の関与するトラブル、
すなわち、かゆみ、しわ、しみ、水虫、口内炎等のトラ
ブルの治療および予防に有効であることが期待できる。
【0006】インターロイキン4の産生を抑制する物質
としては、これまでに唯一、IPD1151Tに代表さ
れる一群のスルホニウム誘導体が知られており(Japan.
J.Pharmacol. 61. 27-30(1993), Japan. J. Pharmaco
l. 61. 31-39(1993))、経口薬に配合されてアトピー性
皮膚炎などのアレルギー疾患の治療に使用されている。
しかしながら、その効力は十分ではなく、経皮吸収性や
安定性、安全性、価格に優れた、効力の強いインターロ
イキン4産生抑制剤が必要とされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
するところは、経皮吸収性や安定性、安全性、価格に優
れた、効力の強いインターロイキン4産生抑制剤を提供
することにあり、さらには、特にアトピー性皮膚炎に対
して予防あるいは治療効果を有する皮膚外用剤、ならび
に抗アレルギー剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは種々の植物またはその抽出物等についてマウス
の感作リンパ球を培養系にて抗原惹起する実験系を用い
てインターロイキン4産生抑制剤の探索を鋭意検討した
ところ、種々の植物またはその抽出物等にインターロイ
キン4産生抑制効果のあることを見出した。さらには、
動物実験によって、これらのインターロイキン4産生抑
制剤が、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患治療剤とし
て有用であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】すなわち、本発明はイラクサ、海藻、カノ
コソウ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コウホネ、シモ
ツケソウ、シャクヤク、スイカズラ、スギナ、セイヨウ
ノコギリソウ、タイム、チャ、ツボクサ、ユーカリから
選ばれる1種または2種以上の植物またはその抽出物を
有効成分とするインターロイキン4産生抑制剤を提供す
るものである。また、本発明は、イラクサ、海藻、カノ
コソウ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コウホネ、シモ
ツケソウ、シャクヤク、スイカズラ、スギナ、セイヨウ
ノコギリソウ、タイム、チャ、ツボクサ、ユーカリから
選ばれる1種または2種以上の植物またはその抽出物を
有効成分とするインターロイキン4産生抑制剤を少なく
とも1種類以上含有することを特徴とする、皮膚外用剤
あるいは抗アレルギー剤を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるイラクサは、イラ
クサUrtica thunbergianaまたはU
rtica dioica(Urticaceae)の葉または根
である。本発明における海藻は、コンブ属(Laminari
a)などの褐藻類(Phaeophyta)、イギス属(Ceramiu
m)などの紅藻類(Rhodophyta)、緑藻類(Chlorophyt
a)の全藻または雌株(胞子葉または成実葉)である。
本発明におけるカノコソウは、オミナエシ科(Valerian
aceae)の多年草であるカノコソウValeriana
faurieiまたはその他の近縁植物の根およひ根
茎である。本発明におけるゲンチアナは、リンドウ科
(Gentianaceae)の植物ゲンチアナGentianal
uteaの根および根茎である。本発明におけるゲンノ
ショウコは、フクロソウ科(Geraniaceae)の多年草ゲ
ンノショウコGeranium thunbergii
の地上部である。本発明におけるコウホネは、スイレン
科(Nymphaeaceae)の多年草コウホネNuphar j
aponicumの根茎である。本発明におけるシモツ
ケソウは、バラ科のセイヨウナツユキソウFilipe
ndulaulmaria(Rasaceae)の花序である。
【0011】本発明におけるシャクヤクは、ボタン科
(Paeoniaceae)の植物シャクヤクPaeonia l
actiflora(Paeonia albiflora)またはその
他近縁植物の根である。本発明におけるスイカズラは、
スイカズラ科(Caprifoliacea)の落葉低木であるスイ
カズラ(Lonicera japonica)またはその他同属植物の
花、葉または茎である。本発明におけるスギナは、トク
サ門(Calamophyta)スギナ科(Equisetaceae)に属す
る多年生シダ植物スギナ(Equisetumarvense)の全草で
ある。本発明におけるセイヨウノコギリソウは、キク科
(Compositae)の多年生草本セイヨウノコギリソウAc
hillea millefoliumの頭花または全
草である。本発明におけるタイムは、シソ科(Labiata
e)の小低木タイムThymus serpyllum
またはその同属植物タチジャコウソウThymus v
ulgarisの地上部である。本発明におけるチャ
は、ツバキ科(Theaceae)の常緑低木チャThea s
inensisの葉から製したものである。本発明にお
けるツボクサは、セリ科(Umbelliferae)の植物ツボク
サCentella asiaticaの葉および茎で
ある。本発明におけるユーカリは、フトモモ科(Myrtac
eae)の常緑高木ユーカリノキEucalyptus
globulusまたはその他近縁植物の葉である。
【0012】本発明に使用される種々のある植物または
その抽出物について、イラクサについて養毛効果(特開
平02−48617)、海藻については日焼け防止効果
(特開平07−242523)、抗酸化効果(特開平0
7−247479、特開平07−300581)、カノ
コソウについてはテストステロン5α−リダクターゼ作
用(特開平04−342535)、プロテアーゼ阻害作
用(特開平06−25000)、ゲンチアナについては
スーパーオキシド消去作用(特開平04−5237)、
美白作用(特開平04−273808)、ゲンノショウ
コについてはテストステロン5α−リダクターゼ作用
(特開昭60−146829)、シミ防止作用(特開昭
60−214721、特開昭61−122209)、ヒ
アルロニダーゼ失活作用(特開平02−11520)、
スーパーオキシド消去作用(特開平04−5237)、
コウホネについては日焼け後のほてり・かみそりまけ・
肌荒れ等防止作用(特開昭62−51606)、洗浄に
よる肌のつっぱり感やかさつき感の防止作用(特開昭6
3−57696)、シモツケソウについては痩身作用
(特開昭61−155305)、シャクヤクについては
テストステロン5α−リダクターゼ作用(特開昭60−
146829)、ヒアルロニダーゼ失活作用(特開平0
2−11520)、スーパーオキシド消去作用(特開平
04−5237)、抗菌作用(特開平06−27925
6)、スイカズラについては肥満細胞ヒスタミン遊離抑
制作用(特開平06−183991)、インターフェロ
ン誘起作用(特開昭57−118519)、抗酸化作用
(特開平03−56585)、スギナについてはパーマ
処理した毛髪へのパーマ保持性付与効果および毛髪への
弾力性付与効果(特開平02−172907)、コウジ
酸またはその誘導体の抗炎症作用を相乗的に高め白色作
用の発現を高める効果(特開平07−25762)、セ
イヨウノコギリソウについてはテストステロン5α−リ
ダクターゼ作用(特開平05−255102)、チロシ
ナーゼ生合成阻害効果(特開平08−104646)、
タイムについては活性酸素抑制効果(特開平08−11
9869)、チャについてはリパーゼ阻害作用(特開平
01−90131)、ヒアルロニダーゼ阻害作用(特開
平01−128933)、ツボクサについてはフケ防止
作用(特開昭63−96117)、美白作用(特開平0
8−133952)、ユーカリについては整腸効果・糖
質の吸収抑制効果・コレステロール***促進効果(特開
平06−133732)、などを有することが知られて
いる。また、ある植物またはその抽出物についてはすで
に一般の皮膚外用剤、化粧料として知られているものも
あるが、本発明に使用されるすべての植物またはその抽
出物について、インターロイキン4産生抑制効果を有す
ることについては、全く知られていなかった。
【0013】本発明に使用される植物またはその抽出物
においては、当該植物体をそのまま乾燥粉砕して用いて
も、抽出して用いても良い。その抽出方法は、その粉砕
物を通常3〜100℃で水および/または石油エーテ
ル、n−ヘキサン、シクロヘキサン、四塩化炭素、トル
エン、ベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、エー
テル、酢酸エチル、ブタノール、アセトン、プロパノー
ル、エタノール、メタノール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール等の1種または2種以上の
混合物、好ましくはエタノール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、および水の1種また
は2種以上の混合物、例えば水性アルコールを用い、通
常3〜70℃で抽出処理して得られる。本発明に使用さ
れる種々の植物またはその抽出物は、種々の抽出法を利
用して抽出しても良いが、市販品を利用することができ
る。この抽出物はそのままインターロイキン4産生抑制
剤等の有効成分として用いることができるが、該抽出物
をさらに適当な分離手段、例えばゲル濾過やシリカゲル
カラムクロマト法、高速液体クロマト法などにより活性
の高い画分を分画して用いることもできる。
【0014】本発明のインターロイキン4産生抑制剤は
細胞毒性が低く、外用および内服のいずれの方法でも投
与可能である。本発明のインターロイキン4産生抑制剤
を含有する皮膚外用剤組成物には、前記抽出物類の他、
通常使用される外用基材、他の薬効成分等を配合でき
る。ここで用いられる外用基材としては、油性基剤をベ
ースとするもの、油/水、水/油型の乳化系基剤をベー
スとするもの、および、水をベースとするもののいずれ
でもあっても良い。
【0015】油性基剤としては、特に制限はなく例え
ば、植物油、動物油、合成油脂肪酸、天然/合成のグリ
セリド等が挙げられる。また、保湿剤、紫外線吸収剤、
アルコール類、キレート類、pH調整剤、防腐剤、増粘
剤、色素、香料等を任意に組み合わせて配合することが
できる。また、上記薬効成分としては特に制限はなく、
例えば鎮痛消炎剤、殺菌消毒剤、ビタミン類、皮膚柔軟
化剤等を必要に応じて適宜使用できる。これら皮膚外用
組成物の形態としては、軟膏、クリーム、乳液、化粧
水、パック、ファンデーション等が挙げられる。前記イ
ンターロイキン4産生抑制剤の配合量、投与量は、化粧
品、医薬品、医薬部外品として通常の範囲内のものであ
れば特に制限はないが、通常は有効成分として成人1日
あたり0.1〜2000mgの範囲で用いられる。
【0016】
【実施例】次に、本発明をさらに詳細に説明するために
実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に何ら限定
されるものではない。
【0017】植物抽出物の調製
【0018】(製造例1)イラクサの葉の乾燥粉砕物1
00gに50%のプロピレングリコール1リットルを加
え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得ら
れた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再
度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽
出物3.8gをシロップとして得た。
【0019】(製造例2)海藻(ケルプ)全藻の乾燥粉
砕物100gに80%プロピレングリコール1リットル
を加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。
得られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した
後再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去
し抽出物2.8gをシロップとして得た。
【0020】(製造例3)カノコソウの根の乾燥粉砕物
100gに精製水1リットルを加え、室温で時々攪拌し
ながら7日間抽出を行った。得られた抽出液を濾過し、
濾液を5℃で3日間静置した後再度濾過して上澄みを
得、これを濃縮して溶剤を除去し抽出物3.2gをシロ
ップとして得た。
【0021】(製造例4)ゲンチアナの根茎の乾燥粉砕
物100gに50%エタノール1リットルを加え、室温
で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得られた抽出
液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再度濾過し
て上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽出物3.
7gをシロップとして得た。
【0022】(製造例5)ゲンノショウコの地上部の乾
燥粉砕物100gに50%エタノール1リットルを加
え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得ら
れた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再
度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽
出物5.1gをシロップとして得た。
【0023】(製造例6)コウホネの乾燥粉砕物100
gに1,3−ブチレングリコール1リットルを加え、室
温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得られた抽
出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再度濾過
して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽出物
4.2gをシロップとして得た。
【0024】(製造例7)シモツケソウの花序の乾燥粉
砕物100gに50%1,3−ブタンジオール1リット
ルを加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行っ
た。得られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置
した後再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を
除去し抽出物5.3gをシロップとして得た。
【0025】(製造例8)シャクヤクの根の乾燥粉砕物
100gに50%1,3−ブタンジオール1リットルを
加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得
られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後
再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し
抽出物3.8gをシロップとして得た。
【0026】(製造例9)スイカズラの花の乾燥粉砕物
100gに50%1,3−ブタンジオール1リットルを
加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得
られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後
再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し
抽出物4.4gをシロップとして得た。
【0027】(製造例10)スギナの全草の乾燥粉砕物
100gに50%プロピレングリコール1リットルを加
え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得ら
れた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再
度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽
出物3.4gをシロップとして得た。
【0028】(製造例11)セイヨウノコギリソウの全
草の乾燥粉砕物100gに20%1,3−ブタンジオー
ル、20%プロピレングリコールを含む水1リットルを
加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得
られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後
再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し
抽出物3.8gをシロップとして得た。
【0029】(製造例12)タイム(Thymus serpyllu
m)の地上部の乾燥粉砕物100gに20%1,3−ブ
タンジオール、20%プロピレングリコールを含む水1
リットルを加え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を
行った。得られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間
静置した後再度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶
剤を除去し抽出物3.5gをシロップとして得た。
【0030】(製造例13)チャの葉から製された緑茶
の乾燥粉砕物100gに20%1,3−ブタンジオー
ル、30%エタノールを含む水1リットルを加え、室温
で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得られた抽出
液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再度濾過し
て上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽出物6.
3gをシロップとして得た。
【0031】(製造例14)ツボクサの葉の乾燥粉砕物
100gに50%プロピレングリコール1リットルを加
え、室温で時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得ら
れた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再
度濾過して上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽
出物4.9gをシロップとして得た。
【0032】(製造例15)ユーカリの葉の乾燥粉砕物
100gに50%プロピレングリコールを加え、室温で
時々攪拌しながら7日間抽出を行った。得られた抽出液
を濾過し、濾液を5℃で3日間静置した後再度濾過して
上澄みを得、これを濃縮して溶剤を除去し抽出物3.5
gをシロップとして得た。
【0033】つぎに、イラクサ、海藻、カノコソウ、ゲ
ンチアナ、ゲンノショウコ、コウホネ、シモツケソウ、
シャクヤク、スイカズラ、スギナ、セイヨウノコギリソ
ウ、タイム、チャ、ツボクサ、ユーカリから選ばれる1
種または2種以上の植物またはその抽出物が優れたイン
ターロイキン4産生抑制活性を有し、アトピー性皮膚炎
に予防あるいは治療効果を有する皮膚外用剤、抗アレル
ギー剤等として有用であることについて試験例により具
体的に説明する。
【0034】(試験例1) インターロイキン4産生抑
制能の測定 Balb/cマウスに、200μgの蛋白質抗原(カサ
ガイヘモシアニン)をフロイントの完全アジュバントと
共に皮下注射し感作した。7日後、リンパ節を摘出し、
Phosphate Buffered Saline
(以下「PBS」と略す)中で解して、リンパ球の懸濁
液を調製した。調製したリンパ球を96穴プレートに1
ウェル当たり4×105 細胞の濃度でまき、製造例1か
ら15で得られた植物抽出物を最終濃度0.01%とな
る様に添加した10%牛血清加RPMI 1640培地
を用いて37℃、一晩培養した後、蛋白質抗原(カサガ
イヘモシアニン)を添加した(最終濃度10μg/m
l)。さらに3日間の培養の後、その培養上清をELI
SA法による定量に供した。
【0035】ELISA法による定量は、以下の様にし
て行った。50μlの4μg/ml抗インターロイキン4
抗体あるいは2μg/ml抗インターロイキン2抗体(い
ずれもPBS溶液)をELISAプレートに加えて4℃
で一晩インキュベートした。0.05% Tween2
0を含むPBS(以下、「PBS/Tween」と略
す)でプレートを洗浄の後、3%Bovine Ser
um Albumin(以下、「BSA」と略す)を含
むPBSを加えて、室温で2時間インキュベートしプレ
ートのブロッキングを行った。PBS/Tweenで洗
浄の後、70μlのサンプルすなわち培養上清を添加
し、室温で4時間インキュベートした。PBS/Twe
enで洗浄の後、100μlの2μg/mlビオチン標識
抗インターロイキン4抗体あるいはビオチン標識抗イン
ターロイキン2抗体(いずれも3%のBSAを含むPB
S溶液)を加えて室温で45分間インキュベートした。
PBS/Tweenで洗浄の後、100μlのABC溶
液(Avidin-peroxidase とBiotinのComplex、Vectstain
社のABCキットを使用)を加え、室温で30分間イ
ンキュベートした。PBS/Tweenで洗浄の後、1
00μlの基質溶液(ABTS)を加えて発色反応を行
い、プレートリーダーで405nmの吸光度を測定した。
インターロイキン4およびインターロイキン2産生抑制
率を、溶媒コントロールに対する抑制率を算出し、植物
抽出物のサイトカイン抑制効果を判定した。すなわちイ
ンターロイキン4およびインターロイキン2産生抑制率
(%)(以下の表中では、それぞれ「IL4抑制率」、
「IL2抑制率」と略記する)は、植物抽出物を含有し
ない抽出溶液のみを加えたときのインターロイキン産生
を何%抑制するかを示すものである。
【0036】また、植物抽出物の細胞毒性を調べるた
め、MTTアッセイを行った。MTTアッセイには、M
TTアッセイキット(ケミコン社)を使用した。MTT
とは、生細胞のミトコンドリアによって分解されて薄い
黄色から濃い青色に変化する物質であり、MTTアッセ
イにより植物抽出物の細胞毒性を知ることができる。ア
ッセイは使用説明書に従って行い、溶媒コントロールに
対する抑制率を算出し、植物抽出物の細胞毒性を判定し
た。MTT分解活性抑制率(%)は、植物エキスを含有
しない抽出溶媒のみを加えたときのMTT分解活性を何
%抑制するかを示すものである。すなわち、毒性の高い
ものほど抑制率は高い。その結果、表1に示した植物抽
出物について、インターロイキン4産生抑制効果が認め
られた。また、これらの植物抽出物にインターロイキン
2産生抑制効果は認められず、抑制効果はインターロイ
キン4に特異的であった。さらに、これらの植物抽出物
の細胞毒性は極めて弱いものであった。したがって、こ
れらの植物抽出物は、インターロイキン4の産生によっ
て引き起こされる、アトピー性皮膚炎に対する外用剤や
抗アレルギー剤として有用なものである。
【0037】
【表1】
【0038】つぎに、さらに本発明を詳細に説明するた
めに、皮膚におけるインターロイキン4産生抑制効果の
試験例について述べる。 (試験例2)製造例1から15で得られた植物抽出物に
ついて、Balb/cマウスを用いた動物実験系により
皮膚インターロイキン4産生抑制効果を評価した。Ba
lb/cマウスに、200μgの蛋白質抗原(カサガイ
ヘモシアニン)をフロイントの完全アジュバントと共に
皮下注射し感作した。感作後、耳介部の皮膚に表2に示
した植物のエタノール抽出物(1%)を10μl、一日
2回塗布した。感作一週間後、50μgの蛋白質抗原
(カサガイヘモシアニン)を耳介部に皮下注射し、惹起
した。惹起の24時間後に耳介部を切除し、背側の皮膚
より、AGPC法(ニッポンジーン社ISOGENを使
用)で全RNAを精製した。
【0039】100μlのPCR反応液当たり200ng
の全RNAに由来するcDNAを使用し、インターロイ
キン4のプライマーを用いたPCRを行った。PCRに
使用したインターロイキン4のプライマーは、5′−A
GTTGTCATCCTGCTCTTCTTTCTC−
3′と5′−CGAGTAATCCATTTGCATG
ATGCTC−3′である。PCRには、最終濃度0.
5M(100μlの反応液当たり50pmole)のプライ
マーを使用した。PCRは、反応が飽和していないサイ
クル数すなわち30サイクル行った。PCRの1サイク
ルは、94℃、1分の変性反応、60℃、2分のアニー
ル反応、72℃、1.5分の伸張反応を行った。5μl
のPCR反応液を1%アガロースゲルで電気泳動分画し
たのち、ゲルをエチジウムブロマイド染色して、FM−
BIO100(日立製作所製)を用いてゲル中のPCR
産物を検出しおよびその蛍光強度を測定した。インター
ロイキン4およびインターロイキン2産生抑制率を、溶
媒コントロールに対する抑制率として算出し、植物抽出
物のサイトカイン抑制効果を判定した。すなわちインタ
ーロイキン4およびインターロイキン2産生抑制率
(%)は、植物抽出物を含有しない抽出溶媒のみを塗布
したときのインターロイキン遺伝子発現を何%抑制する
かを示すものである。結果は表2に示した通りであり、
これらの植物抽出物は、インターロイキン4の産生を特
異的に抑制するものであった。したがって、これらの植
物抽出物は、インターロイキン4の産生によって引き起
される、アトピー性皮膚炎に対する外用剤や抗アレルギ
ー剤として有用なものである。
【0040】
【表2】
【0041】つぎに、各製造例で得られた植物の抽出物
を使用して、各種の製剤を調製した実施例を以下に説明
する。
【0042】(実施例1)製造例1で得られたイラクサ
抽出物1g、コレステロール0.5g、コレステリルイ
ソステアレート1g、ポリエーテル変性シリコーン1.
5g、環状シリコーン20g、メチルフェニルポリシロ
キサン2g、メチルポリシロキサン2g、硫酸マグネシ
ウム0.5g、55%エタノール5g、カルボキシメチ
ルキサン0.5g、精製水を混合しクリーム100gと
した。
【0043】(実施例2)製造例2で得られた海藻抽出
物1g、製造例10で得られたスギナ抽出物1g、コレ
ステロール0.5g、コレステリルイソステアレート1
g、ポリエーテル変性シリコーン1.5g、環状シリコ
ーン20g、メチルフェニルポリシロキサン2g、メチ
ルポリシロキサン2g、硫酸マグネシウム0.5g、5
5%エタノール5g、カルボキシメチルキサン0.5
g、精製水を混合しクリーム100gとした。
【0044】(実施例3)製造例3で得られたカノコソ
ウ抽出物1g、製造例4で得られたゲンチアナ抽出物1
g、コレステロール0.5g、コレステリルイソステア
レート1g、ポリエーテル変性シリコーン1.5g、環
状シリコーン20g、メチルフェニルポリシロキサン2
g、メチルポリシロキサン2g、硫酸マグネシウム0.
5g、55%エタノール5g、カルボキシメチルキサン
0.5g、精製水を混合しクリーム100gとした。
【0045】(実施例4)製造例4で得られたゲンチア
ナ抽出物1g、製造例6で得られたコウホネ抽出物1
g、製造例9で得られたスイカズラ抽出物1g、コレス
テロール0.5g、コレステリルイソステアレート1
g、ポリエーテル変性シリコーン1.5g、環状シリコ
ーン20g、メチルフェニルポリシロキサン2g、メチ
ルポリシロキサン2g、硫酸マグネシウム0.5g、5
5%エタノール5g、カルボキシメチルキサン0.5
g、精製水を混合しクリーム100gとした。
【0046】(実施例5)製造例5で得られたゲンノシ
ョウコ抽出物3g、コレステリルイソステアレート3
g、流動パラフィン10g、グリセリルエーテル1g、
グリセリン10g、白色ワセリン73gを混合し、軟膏
とした。
【0047】(実施例6)製造例2で得られた海藻抽出
物50g、ヒドロキシプロピルセルロース80g、軽質
無水ケイ酸20g、乳糖50g、結晶セルロース50
g、タルク50gを常法により直径9mm、重量200mg
の錠剤とした。
【0048】(実施例7)製造例3で得られたカノコソ
ウ抽出物50g、ヒドロキシプロピルセルロース80
g、軽質無水ケイ酸20g、乳糖50g、結晶セルロー
ス50g、タルク50gを常法により直径9mm、重量2
00mgの錠剤とした。
【0049】(実施例8)製造例2で得られた海藻抽出
物40g、結晶セルロース50g、乳糖75g、軽質無
水ケイ酸10gを常法によりカプセル剤とした。
【0050】(実施例9)製造例6で得られたコウホネ
抽出物40g、結晶セルロース50g、乳糖75g、軽
質無水ケイ酸10gを常法によりカプセル剤とした。
【0051】(実施例10)製造例2で得られた海藻抽
出物100g、乳糖100g、ヒドロキシプロピルセル
ロース100g、およびタルク7.5gを常法により顆
粒剤とした。
【0052】(実施例11)製造例6で得られたコウホ
ネ抽出物100g、乳糖100g、ヒドロキシプロピル
セルロース100g、およびタルク7.5gを常法によ
り顆粒剤とした。
【0053】(実施例12)製造例2で得られた海藻抽
出物10g、コーンスターチ4g、結晶セルロース40
g、カルボキシメチルセルロースカルシウム5g、軽質
無水ケイ酸0.5g、ステアリン酸マグネシウム0.5
gを混合し、打錠機にて圧縮成形して直径9mm、重量2
00mgの錠剤とした。
【0054】(実施例13)製造例3で得られたカノコ
ソウ抽出物10g、結晶セルロース84.5g、ステア
リン酸マグネシウム0.3gを均一に混合し、圧縮成形
した後に粉砕し、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム5gとステアリン酸マグネシウム0.2gを加えて混
合し、打錠機にて圧縮成形して直径9mm、重量200mg
の錠剤とした。
【0055】(実施例14)製造例6で得られたコウホ
ネ抽出物5g、製造例6で得られたサイコ抽出物5g、
結晶セルロース55g、10%ヒドロキシプロピルセル
ロースエタノール溶液35gを均一に混合し、捏和し
た。押出造粒機により造粒後乾燥し、篩別して顆粒剤と
した。
【0056】(実施例15)製造例7で得られたシモツ
ケソウ抽出物5g、製造例6で得られたサイコ抽出物5
g、結晶セルロース55g、10%ヒドロキシプロピル
セルロースエタノール溶液35gを均一に混合し、捏和
した。押出造粒機により造粒後乾燥し、篩別して顆粒剤
とした。
【0057】(実施例16)製造例9で得られたスイカ
ズラ抽出物5g、製造例6で得られたサイコ抽出物5
g、結晶セルロース55g、10%ヒドロキシプロピル
セルロースエタノール溶液35gを均一に混合し、捏和
した。押出造粒機により造粒後乾燥し、篩別して顆粒剤
とした。
【0058】(実施例17)製造例14で得られたツボ
クサ抽出物5g、製造例6で得られたサイコ抽出物5
g、結晶セルロース55g、10%ヒドロキシプロピル
セルロースエタノール溶液35gを均一に混合し、捏和
した。押出造粒機により造粒後乾燥し、篩別して顆粒剤
とした。
【0059】
【発明の効果】本発明のインターロイキン4産生抑制剤
は、経皮吸収性や安定性、安全性、価格に優れ、強い効
力を有する。またかかる抑制剤を含有する皮膚外用剤お
よび抗アレルギー剤は、アトピー性皮膚炎に対して予防
または治療効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 K W 7/48 7/48 35/80 35/80 Z (72)発明者 藤倉 芳明 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 近藤 秀彦 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 市川 義章 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イラクサ、海藻、カノコソウ、ゲンチア
    ナ、ゲンノショウコ、コウホネ、シモツケソウ、シャク
    ヤク、スイカズラ、スギナ、セイヨウノコギリソウ、タ
    イム、チャ、ツボクサ、ユーカリから選ばれる1種また
    は2種以上の植物またはその抽出物を有効成分とするイ
    ンターロイキン4産生抑制剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインターロイキン4産生
    抑制剤を少なくとも1種類以上含有することを特徴とす
    る、アトピー性皮膚炎に予防あるいは治療効果を有する
    皮膚外用剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインターロイキン4産生
    抑制剤を少なくとも1種類以上含有することを特徴とす
    る、抗アレルギー剤。
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