JPH10275132A - データ処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置からダウンロードしたメニュー情
報によりメニュー画面を作成してホスト装置と同様の作
業環境を提供し、そのスト装置からのメニュー情報やア
プリケーションプログラムのダウンロードを自動化し
て、携帯情報端末としてのデータ処理装置における操作
性及び作業効率を改善することである。 【解決手段】 ＣＰＵ２は、通信装置８によりホストＰ
Ｃ２０に接続して、全メニュー情報のダウンロード要求
命令を送出して、ホストＰＣ２０からメニュー表示に必
要な全情報をダウンロードし、そのアプリケーションア
イコンに対応するアプリケーションファイルをダウンロ
ードして小容量記憶装置６に記憶した後、そのアプリケ
ーションアイコンやデータファイルアイコン等を含むメ
ニュー画面を作成して表示装置５に表示して、アプリケ
ーションを起動する一連の処理を自動的に実行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
通信接続されるホスト装置にアクセスして各種ファイル
をダウンロードしてデータ処理を実行するデータ処理装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、企業内では情報化を進める上でパ
ーソナルコンピュータが欠かせないツールになってお
り、社員一人に１台のパーソナルコンピュータが普及し
つつある。また、企業内では社員一人一人のパーソナル
コンピュータを利用した分散作業から得られる情報を集
約して共有化することで、作業効率の向上を図るコンピ
ュータネットワークとしてのＬＡＮ（Local Area Netwo
rk）も急速に普及しつつある。

【０００３】しかし、このような企業内における情報化
に伴って、パーソナルコンピュータを扱う側の社員個々
のパーソナルコンピュータに対応する適応力の差や、パ
ーソナルコンピュータに導入したソフトウエアの活用不
足によって、必ずしも目標とする作業環境や作業効率が
得難いことも事実である。これはパーソナルコンピュー
タを利用して構築されたＬＡＮでは、そのパーソナルコ
ンピュータが企業情報システムの端末として最適化され
た端末ではないため、社員個人にはパーソナルコンピュ
ータに対する多少の知識とソフトウエアに対する操作セ
ンスが要求されるためであり、これらの知識と操作セン
スには個人差が伴うからである。

【０００４】また、大量のパーソナルコンピュータを導
入してＬＡＮを構築した場合、ソフトウエアのバージョ
ンアップに伴ってシステム管理者の負担が大きくなり、
ソフトウエアのバージョンアップに伴って操作者の誤操
作が発生しやすくなるといった問題を抱えている。

【０００５】そこで、近時、企業内でＬＡＮ等の情報化
ネットワークを構築する際の端末として、その端末の処
理負担を低減しつつメンテナンスも容易にするという目
的で処理機能を限定したネットワークコンピュータ（以
下、ＮＣという）が提案されている。このＮＣを利用し
た情報化ネットワーク（例えば、ＬＡＮでは）では、専
用回線を介して企業内サーバーにアクセスしたり、公衆
回線を介して通信サービス会社のサーバーにアクセスす
る通信機能を有し、それらのサーバーに蓄積された各種
ソフトウエアのプログラムを各通信回線を介してダウン
ロードして各種処理環境を提供するとともに、ＮＣにお
いてデータ処理された処理結果をサーバー側で保存管理
させるといった処理機能を有する。

【０００６】このようにＮＣでは、従来のクライアント
−サーバ型の情報処理システムにおけるクライアントと
としての機能に加えてサーバーで一括管理される各種ア
プリケーションプログラムを必要に応じてダウンロード
して処理する比較的に簡易なデータ処理機能を備えるた
め、従来のパーソナルコンピュータに比べてＮＣのハー
ド構成を低コストで実現することを目標としている。ま
た、ＮＣを利用して情報化ネットワークでは、サーバー
側でアプリケーションプログラムの管理やメンテナンス
を一括して行い、ＮＣ側ではアプリケーションプログラ
ムの管理やメンテナンスを不要にして、情報化ネットワ
ークのシステムコストの低減を図ることを目的としてい
る。

【０００７】また、企業内ＬＡＮや公衆ネットワークサ
ービスにアクセス可能な通信機能を備えて、主に個人情
報の処理を目的とした携帯情報端末も普及してきてお
り、このような携帯情報端末にはＰＤＡ（Personal Dig
ital Assistants ）と呼ばれているものがある。このＰ
ＤＡでは、出先から専用回線を介して企業内サーバーに
アクセスしたり、公衆回線を介して通信サービス会社の
サーバーにアクセスしてサーバーとの間で情報の授受を
行うことによって、主に個人の行動を補助するデータ処
理やデータ蓄積を行うことを目的としている。

【０００８】しかし、近時のＰＤＡでは、通信機能とデ
ータ処理機能の高機能化が進められており、従来はパー
ソナルコンピュータでしか扱えなかったアプリケーショ
ンプログラムの処理にも対応することが可能になってき
ている。このため、ＰＤＡユーザーは出先で電話回線に
ＰＤＡを接続してサーバーにアクセスし、サーバーから
アプリケーションプログラムをダウンロードしてデータ
処理を行うという上記ＮＣのようなデータ処理機能を実
現することも可能になってきている。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報化ネットワークの専用端末として構想さ
れたＮＣにあっては、必要に応じてサーバーにアクセス
し、サーバーからアプリケーションプログラムをダウン
ロードして簡易なデータ処理機能を有するようになって
いたが、このサーバーからアプリケーションプログラム
をダウンロードするた際の一連の通信操作はユーザーの
負担となっており、アプリケーションを起動する際には
必ずサーバーに対する通信操作が介在するため、アプリ
ケーションプログラム利用時の起動操作を煩雑にして、
ユーザーの操作性を損なせるという問題があった。

【００１０】また、上記高機能化したＰＤＡでは、ＮＣ
に近いデータ処理機能が外出先においても利用できると
いうメリットがあるが、やはりアプリケーションプログ
ラムをダウンロードするた際の一連の通信操作がユーザ
ーの負担となり、アプリケーションプログラム利用時の
起動操作を煩雑にして、ユーザーの操作性を損なわせて
いる。

【００１１】本発明の課題は、通信回線を介して通信接
続されるホスト装置から必要とするファイルをダウンロ
ードして、そのダウンロードされたファイルに対する処
理を直ちに行なえるようにすることである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
所定のホスト装置とは通信回線を介して通信接続される
データ処理装置であって、各種ファイルを記憶する記憶
手段と、複数のファイルを個々に特定する複数の指示情
報を表示画面上に表示制御する表示制御手段と、上記表
示画面上に表示された上記複数の指示情報の内の所望す
る指示情報を任意に選択する選択手段と、上記選択され
た指示情報に対応するファイルが上記記憶手段に記憶さ
れているか否かを判別する判別手段と、上記判別により
対応ファイルが記憶されていないと判別された際は、そ
のファイルを上記ホスト装置から上記通信回線を介して
上記記憶手段にダウンロードして記憶する記憶制御手段
と、上記ダウンロードされた上記指示情報対応のファイ
ルに基づいて処理を実行する処理手段と、を具備するこ
とを特徴としている。

【００１３】請求項７記載の発明は、所定のホスト装置
とは通信回線を介して通信接続されるデータ処理装置で
あって、上記ホスト装置に記憶されている各種ファイル
に関する情報の送信を上記通信回線を介して通信接続さ
れる上記ホスト装置に対して要求する情報要求手段と、
上記情報要求により上記ホスト装置から上記通信回線を
介して送信されてくる複数のファイル指示情報を取得す
る情報取得手段と、上記情報取得手段で取得された複数
の指示情報を表示画面上に表示制御する表示制御手段
と、上記複数の指示情報の内で所望する指示情報を任意
に選択する選択手段と、上記選択手段で選択された指示
情報に対応するファイルを上記ホスト装置から上記通信
回線を介して所定の記憶手段にダウンロードして記憶す
る記憶制御手段とを有することを特徴としている。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。

【００１５】図１〜図８は、本発明のデータ処理装置及
び記憶媒体を適用したネットワーク対応型形態端末の一
実施の形態を示す図である。

【００１６】まず、構成を説明する。

【００１７】図１は、本実施の形態のネットワーク対応
型形態端末（以下、ＰＤＡという）１を利用した情報ネ
ットワークシステムの全体構成を示す図である。

【００１８】この図１に示す情報ネットワークシステム
では、外出先のＰＤＡ１と自宅に設置されたホストＰＣ
（パーソナルコンピュータ）２０が通信回線Ｎを介して
接続されている。ＰＤＡ１は、通信回線Ｎを介してホス
トＰＣ２０にアクセスして、ホストＰＣ２０に設定され
たアプリケーションファイルのアイコン情報等の操作環
境をダウンロードし、ＰＤＡ１側にホストＰＣ２０と同
様の操作環境を設定するとともに、その操作環境上でア
プリケーションの選択操作を可能とする。

【００１９】ホストＰＣ２０は、予めアプリケーション
ファイルのアイコン情報等の操作環境情報や各種アプリ
ケーションファイルを大容量記憶装置２６内に格納し、
ＰＤＡ１からの要求に応じて操作環境情報やアプリケー
ションファイルをＰＤＡ１に送信する。

【００２０】図２は、ＰＤＡ１内部の要部構成を示すブ
ロック図である。この図２においてＰＤＡ１は、ＣＰＵ
２、入力装置３、ＲＡＭ４、表示装置５、小容量記憶装
置６、記憶媒体７及び通信装置８により構成されてお
り、記憶媒体７を除く各部はバス９に接続されている。

【００２１】ＣＰＵ（Central Processing Unit ）２
は、小容量記憶装置６に予め格納されているＯＳ（Oper
ating System）プログラムによりＰＤＡ１内の初期設定
や基本的な環境設定を実行した後、通信回線Ｎを介して
ホストＰＣ２０に接続して後述するＰＤＡ処理を実行
し、ホストＰＣ２０に対して全メニュー情報のダウンロ
ード要求命令を送出して、ホストＰＣ２０からメニュー
表示に必要な全情報をダウンロードすると共に、そのア
プリケーションアイコンに対応するアプリケーションフ
ァイルをダウンロードして小容量記憶装置６に記憶した
後、そのアプリケーションアイコンやデータファイルア
イコン等を含むメニュー画面を作成して表示装置５に表
示すると共に、アプリケーションを起動する一連の処理
を自動的に実行する。

【００２２】また、ＣＰＵ２は、後述する通常処理を実
行し、上記ＰＤＡ処理で通信装置８によりホストＰＣ２
０からダウンロードして小容量記憶装置６に格納した全
メニュー情報に基づいてメニュー画面を表示装置５に表
示し、このメニュー画面の中から指定されたアプリケー
ションファイルあるいはデータファイルを、通信装置８
によりホストＰＣ２０からダウンロードして小容量記憶
装置６に格納した後、そのアプリケーションファイルを
起動する。そして、ＣＰＵ２は、入力装置３から入力さ
れる各種指示あるいはデータをＲＡＭ４内に格納し、こ
の入力指示及び入力データに応じて小容量記憶装置６内
に格納したアプリケーションファイルあるいはデータフ
ァイルに従って各種処理を実行し、その処理結果を表示
装置５に表示するとともに、通信回線Ｎを介してホスト
ＰＣ２０に転送して保存する。

【００２３】入力装置３は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備え、押下されたキーの押下信
号をＣＰＵ２に出力する。ＲＡＭ（Random Accesss Mem
ory）４は、ＣＰＵ２により処理されるプログラムやデ
ータを一時的に格納するメモリエリアを形成する。表示
装置５は、液晶表示パネル等により構成され、ＣＰＵ２
から入力される表示データを表示するとともに、上記Ｃ
ＰＵ２により実行されるＰＤＡ処理に際して設定される
メニュー画面等を表示する。

【００２４】小容量記憶装置６は、例えば、ＯＳプログ
ラムによる使用領域を除いてアプリケーションファイル
やデータファイルの使用可能領域として３００ＭＢ（メ
ガバイト）程度の記憶容量を有する記憶媒体７を有して
おり、予めＯＳプログラムだけが格納されており、上記
ＣＰＵ２のＰＤＡ処理によりホストＰＣ２０からダウン
ロードされるアプリケーションファイルやデータファイ
ル等が格納される。この記憶媒体７は磁気的、光学的記
録媒体、若しくは半導体メモリで構成されており、小容
量記憶装置６に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在
に装着するものである。

【００２５】また、この記憶媒体７に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信装置８により通信回線Ｎを介して
接続されたホストＰＣ２０以外の他の機器から受信して
記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線Ｎを介して
接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置
を設け、この記憶媒体７に記憶されているプログラム、
データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。

【００２６】通信装置８は、通信回線Ｎと着脱可能に接
続可能なコネクタが設けられており、上記通常処理ある
いはＰＤＡ処理に際してＣＰＵ２により指示される各種
通信命令に応じてホストＰＣ２０との間でメニュー情
報、アプリケーションファイルやデータファイル等をダ
ウンロードするための通信処理を実行する。

【００２７】次いで、図３は、図１のホストＰＣ２０内
部の要部構成を示すブロック図である。この図３におい
てホストＰＣ２０は、ＣＰＵ２１、入力装置２２、ＲＡ
Ｍ２３、表示装置２４、印刷装置２５、大容量記憶装置
２６、記憶媒体２７及び通信装置２８により構成されて
おり、記憶媒体２７を除く各部はバス２９に接続されて
いる。

【００２８】ＣＰＵ２１は、通信装置２８によりＰＤＡ
１から受信した各種要求に対してホストＰＣ２０をホス
トＰＣとして動作させるため、後述するホストＰＣ処理
を実行してＰＤＡ１からの処理要求の受信を待機し、例
えば、ＰＤＡ１からメニュー情報のダウンロード要求を
受信すると、大容量記憶装置２６内に格納されている全
メニュー情報を読み出してＰＤＡ１に送信し、アプリケ
ーションファイルのダウンロード要求を受信すると、大
容量記憶装置２６内に格納されているアプリケーション
ファイルを読み出してＰＤＡ１に送信し、また、ファイ
ルデータのダウンロード要求を受信すると、大容量記憶
装置２６内に格納されているファイルデータを読み出し
てＰＤＡ１に送信する。

【００２９】また、ＣＰＵ２１は、ホストＰＣ２０をパ
ーソナルコンピュータとして動作させる場合は、大容量
記憶装置２６に記憶されているＰＤＡ１に記憶されたも
のと同様のＯＳプログラム及び当該システムに対応する
各種アプリケーションファイルの中から指定されたアプ
リケーションファイルをＲＡＭ２３内の図示しないプロ
グラム格納領域に格納し、入力装置２２から入力される
各種指示あるいはデータをＲＡＭ２３内に格納し、この
入力指示及び入力データに応じて大容量記憶装置２６内
に格納したアプリケーションファイルに従って各種処理
を実行し、その処理結果をＲＡＭ２３内に格納するとと
もに、表示装置２４に表示する。そして、ＲＡＭ２３に
格納した処理結果を入力装置２２から入力指示される大
容量記憶装２６内の保存先に保存する。

【００３０】入力装置２２は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備え、押下されたキーの押下
信号をＣＰＵ２１に出力する。ＲＡＭ２３は、ＣＰＵ２
１により処理されるプログラムやデータを一時的に格納
するメモリエリアを形成する。表示装置２４は、ＣＲＴ
（Cathode Ray Tube）等により構成され、ＣＰＵ２１か
ら入力される表示データを表示するとともに、上記ＣＰ
Ｕ２１により実行されるホストＰＣ処理に際して処理さ
れるメニュー画面や各種アプリケーションファイルによ
る処理内容等を表示する。印刷装置２５は、ＣＰＵ２１
から入力される印字データを所定の印刷用紙に印刷出力
する。

【００３１】大容量記憶装置２６は、例えば、ＯＳプロ
グラムによる使用領域を除いてユーザーにより設定され
た各種アプリケーションファイルやデータファイルを全
て記憶できる３ＧＢ（ギガバイト）程度の記憶容量を有
する記憶媒体２７を有しており、この記憶媒体２７は磁
気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成さ
れている。この記憶媒体２７は大容量記憶装置２６に固
定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するもので
あり、この記憶媒体２７には上記システムプログラム及
び当該システムに対応する各種アプリケーションファイ
ル、通信処理プログラム、通信状態記憶処理プログラ
ム、タイマー処理プログラム及び各処理プログラムで処
理されたデータ等を記憶する。

【００３２】また、この記憶媒体２７に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通
信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体２７に記憶され
ているプログラム、データを通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。

【００３３】通信装置２８は、通信回線Ｎと着脱可能に
接続可能なコネクタが設けられており、上記通常処理あ
るいはホストＰＣ処理に際してＰＤＡ１により指示され
る各種要求に応じてＰＤＡ１との間でメニュー情報、ア
プリケーションファイルやデータファイル等をダウンロ
ードするための通信処理を実行する。

【００３４】次に、本実施の形態の動作を説明する。

【００３５】まず、上記ＰＤＡ１のＣＰＵ２により実行
されるＰＤＡ処理及び通常処理について図４及び図５に
示すフローチャートに基づいて説明する。

【００３６】ＰＤＡ１は、ホストＰＣ２０にアクセスを
開始する前の初期段階では、ＯＳプログラムのみが小容
量記憶装置６に記憶されており、この状態で図４のＰＤ
Ａ処理を開始すると、まず、ＯＳプログラムに基づいて
ＰＤＡ１内の各部の初期設定処理を行う（ステップＳ
１）。

【００３７】次いで、通信装置８により所定の通信プロ
トコルを実行してホストＰＣ２０との間の通信回線Ｎを
接続し（ステップＳ２）、メニューダウンロード命令を
ホストＰＣ２０に送出する（ステップＳ３）。このメニ
ューダウンロード命令に対するホストＰＣ２０からの応
答の有無を判別する（ステップＳ４）。すなわち、ホス
トＰＣ２０に設定されたメニュー画面をＰＤＡ１に表示
するための全メニュー情報を受信したか否かが判別され
る。

【００３８】ホストＰＣ２０では、メニューダウンロー
ド命令に対して、ホストＰＣ２０内に記憶されている全
てのアプリケーションファイル、及びこの各アプリケー
ションとリンク関係にある全てのデータファイルのファ
イル名称が検索されて抽出され、その抽出した全てのフ
ァイル名称、及び各ファイルの階層構造の情報（ディレ
クトリ情報）、更に表示画面設定内容（背景、壁紙、ス
クリーンセーバー等の設定内容）とアイコン設定内容
（各アプリケーションファイルのうちアイコンとして表
示画面上に表示されているアプリケーションアイコンの
設定情報）等が、回答と共にＰＤＡ１に転送される。

【００３９】そして、ＰＤＡ１は、ホストＰＣ２０から
回答と共に転送された全ファイル名称とそのファイル階
層構造情報、表示画面／アイコン設定内容を含む全メニ
ュー情報の受信を確認すると、その全てのメニュー情報
を小容量記憶装置６に記憶すると共に（ステップＳ
５）、上記表示仮面設定内容、アイコン設定内容に基づ
いて表示画面を作成して表示装置５に表示する（ステッ
プＳ６、Ｓ７）。この表示した表示画面上にアイコンと
して表示されたアプリケーションについては、そのアプ
リケーションの即時起動を可能とするために、そのアイ
コン対応のアプリケーションファイルのダウンロード指
令を通信装置８によりホストＰＣ２０に送出する（ステ
ップＳ８）。このアプリケーションファイルのダウンロ
ード指令に対してホストＰＣ２０から転送されるアプリ
ケーションファイルのダウンロードを開始し（ステップ
Ｓ９）、全アプリケーションファイルのダウンロードの
終了を確認すると（ステップＳ１０）、そのダウンロー
ドしたアプリケーションファイルを小容量記憶装置６に
記憶した後、通信装置８によりホストＰＣ２０との間に
接続された通信回線Ｎを遮断する（ステップＳ１１）。

【００４０】以上の表示画面の設定処理及びアイコン対
応のアプリケーションファイルのダウンロード処理を終
了した状態でステップＳ１２以降の通常の処理に移行し
て、ユーザーの各種指示がＰＤＡ１の入力装置３から入
力操作できる状態となる。また、この時、メニュー（ア
プリケーションメニュー、あるいはデータファイルメニ
ュー）表示指示があれば（ステップＳ１３）、対応する
各ファイル名称をその階層構造に従ってメニュー画面を
表示する（ステップＳ１４、Ｓ１５）。

【００４１】この表示したアプリケーションメニュー画
面内の所望するメニュー項目が選択されると（ステップ
Ｓ１６）、その対応するアプリケーションファイルが小
容量記憶装置６に記憶されていれば（ステップＳ１
７）、ステップＳ２４に移行してそのアプリケーション
を読み出してＲＡＭ４に展開して直ちに起動して、アプ
リケーション処理を実行する（ステップＳ２５）。

【００４２】また、対応するアプリケーションファイル
が小容量記憶装置６に記憶されていなければ、通信装置
８によりホストＰＣ２０との間に通信回線Ｎを接続し
（ステップＳ１８）、ホストＰＣ２０から対応するアプ
リケーションファイルをダウンロードし（ステップＳ１
９）、更にそのアプリケーション対応のデータファイル
のうち最近使用したデータファイル（例えば、３ファイ
ルぐらい）もダウンロードして（ステップＳ２０）、そ
のダウンロードしたアプリケーションファイル及びデー
タファイルを小容量記憶装置６に記憶した後、通信装置
８によりホストＰＣ２０との間に接続した通信回線Ｎを
遮断する（ステップＳ２１）。

【００４３】このアイコン対応のアプリケーションファ
イルを小容量記憶装置６に記憶したことにより、そのア
プリケーションのアイコンを作成して（ステップＳ２
２）、その作成したアイコンをメニュー画面内に新たに
表示する（ステップＳ２３）。そして、指示されたアプ
リケーションを起動し（ステップＳ２４）、アプリケー
ション処理に移行する（ステップＳ２５）。このアプリ
ケーション処理で処理されて新規作成あるいは更新され
たファイルデータは、小容量記憶装置６内の所望する階
層構造の位置に保存するとともに（ステップＳ２６）、
そのファイルデータとその階層構造の位置情報とをホス
トＰＣ２０に転送して、ホストＰＣ２０側の記憶内容も
更新して（ステップＳ２７）、本処理を終了する。

【００４４】このようにアプリケーション処理で処理さ
れたファイルデータをホストＰＣ２０にも転送すること
により、ＰＤＡ１とホストＰＣ２０との間のファイル環
境が同一になるようにすることができる。

【００４５】また、ステップＳ１６において、メニュー
画面内のメニュー項目からデータファイルメニュー項目
が選択された場合は、対応するデータファイルが小容量
記憶装置６内に記憶されているか否かを判別する（ステ
ップＳ２８）。対応するデータファイルが記憶されてい
る場合は、そのデータファイルに対応するアプリケーシ
ョンファイルが小容量記憶装置６内に記憶されているか
否かを判別し（ステップＳ３０）、対応するアプリケー
ションファイルが記憶されていれば、対応するアプリケ
ーションファイルを起動して（ステップＳ３２）、対応
するデータファイルをオープンし（ステップＳ３３）、
アプリケーション処理に直ちに入れるようにする。

【００４６】また、ステップＳ２８において対応するデ
ータファイルが記憶されていなければ、通信装置８によ
りホストＰＣ２０との間に通信回線Ｎを接続し、ホスト
ＰＣ２０から対応するデータファイルをダウンロードす
る（ステップＳ２９）。また、ステップＳ３０において
対応するアプリケーションファイルが記憶されていなけ
れば、通信装置８によりホストＰＣ２０との間に通信回
線Ｎを接続し、ホストＰＣ２０から対応するアプリケー
ションファイルをダウンロードする（ステップＳ３
１）。そして、これらのダウンロードしたデータファイ
ル及びアプリケーションファイルを小容量記憶装置６に
記憶した後、通信装置８によりホストＰＣ２０との間に
接続した通信回線Ｎを遮断して、そのダウンロードした
アプリケーションを起動して（ステップＳ３２）、ダウ
ンロードしたデータファイルをオープンして（ステップ
Ｓ３３）、アプリケーション処理に直ちに入れるように
する。

【００４７】次いで、ステップＳ２５に移行して、アプ
リケーション処理で処理されて新規作成あるいは更新さ
れたファイルデータは、小容量記憶装置６内の所望する
階層構造の位置に保存するとともに（ステップＳ２
６）、そのファイルデータとその階層構造の位置情報と
をホストＰＣ２０に転送して、ホストＰＣ２０側の記憶
内容も更新して（ステップＳ２７）、本処理を終了す
る。

【００４８】次に、ホストＰＣ２０のＣＰＵ２１により
実行されるホストＰＣ処理について図６に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。

【００４９】図６において、ＣＰＵ２１はホストＰＣ２
０をホストＰＣとしての処理を開始すると、通信装置２
８によりＰＤＡ１からの各種要求の受信の有無を判別し
（ステップＰ１）、ＰＤＡ１からの要求の受信が無けれ
ば、入力装置２２からのＰＣ操作の有無を判別する（ス
テップＰ２）。ＰＣ操作が無ければステップＰ１に戻
り、ＰＣ操作が有ればＰＣ対応処理に移行する。

【００５０】ステップＰ１においてＰＤＡ１からの要求
命令の受信が有り、その要求命令の内容が“メニューダ
ウンロード要求命令”であれば、大容量記憶装置２６に
記憶されている全てのアプリケーションファイル、及び
この各アプリケーションとリンク関係にある全てのデー
タファイルのファイル名称を検索して抽出し（ステップ
Ｐ３）、その抽出した全てのファイル名称、及び各ファ
イルの階層構造の情報（ディレクトリ情報）、更に表示
画面設定内容（背景、壁紙、スクリーンセーバー等の設
定内容）とアイコン設定内容（各アプリケーションファ
イルのうちアイコンとして表示画面上に表示されている
アプリケーションアイコンの設定情報）等を、回答と共
にＰＤＡ１に送信して（ステップＰ４、Ｐ５）、ステッ
プＰ１の処理に戻る。

【００５１】また、ステップＰ１においてＰＤＡ１から
の要求命令の受信が有り、その要求命令の内容が“アプ
リケーションダウンロード要求命令”であれば、その指
示されたアプリケーションファイルを検索して抽出し
（ステップＰ６）、抽出したアプリケーションファイル
をＰＤＡ１に送信して（ステップＰ７）、ステップＰ１
の処理に戻る。

【００５２】また、ステップＰ１においてＰＤＡ１から
の要求命令の受信が有り、その要求命令の内容が“デー
タファイルダウンロード要求命令”であれば、その指示
されたデータファイルを検索して抽出し（ステップＰ
８）、抽出したデータファイルをＰＤＡ１に送信して
（ステップＰ９）、ステップＰ１の処理に戻る。

【００５３】また、ステップＰ１においてＰＤＡ１から
の要求命令の受信が有り、その要求命令の内容が“ファ
イル保存要求命令”であれば、ＰＤＡ１からデータファ
イルと共にデータファイルを保存する階層構造の位置情
報を受信し（ステップＰ１０）、その位置情報に従って
大容量記憶装置２６内の対応する階層構造位置に記憶さ
れたデータファイルの内容を更新して（ステップＰ１
１）、ステップＰ１の処理に戻る。

【００５４】以上のように、本実施の形態のＰＤＡ１で
は、ＯＳプログラムによりＰＤＡ１内の初期設定や基本
的な環境設定を実行した後、通信回線Ｎを介してホスト
ＰＣ２０に接続してＰＤＡ処理を実行し、ホストＰＣ２
０に対して全メニュー情報のダウンロード要求命令を送
出して、ホストＰＣ２０からメニュー表示に必要な全情
報をダウンロードすると共に、そのアプリケーションア
イコンに対応するアプリケーションファイルをダウンロ
ードして小容量記憶装置６に記憶した後、そのアプリケ
ーションアイコンやデータファイルアイコン等を含むメ
ニュー画面を設定して表示装置５に表示すると共に、ア
プリケーションの起動を可能とする一連の処理を自動的
に実行するようにしたため、ＰＤＡ１のユーザーは、ア
プリケーションファイルやデータファイルをホストＰＣ
２０からダウンロードするための通信操作を省略するこ
とができる。

【００５５】図７は、ホストＰＣ２０における表示画面
を示すものであり、図７（Ａ）は表示画面上にオペレー
タが任意に設定したアイコンを４つ表示している状態を
示す図であり、図７（Ｂ）は上記図７（Ａ）の表示画面
上において複数ファイルのメニュー（アプリケーション
メニューあるいはデータファイルメニュー）を表示した
状態を示した図である。

【００５６】図８は、ＰＤＡ１における表示画面を示す
ものであり、図８（Ａ）はＰＤＡ処理起動によりホスト
ＰＣ２０の状態を再現するための各種情報を受信してい
る時の表示状態を示す図、図８（Ｂ）は上記図８（Ａ）
での各種情報の受信後における表示状態を示す図、図８
（Ｃ）は上記図８（Ｂ）の表示画面上において複数ファ
イルのメニュー（アプリケーションメニューあるいはデ
ータファイルメニュー）を表示した状態を示した図、図
８（Ｄ）は上記図８（Ｃ）において所望するファイルを
選択した後に新たにアイコンが生成されて表示された状
態を示す図である。

【００５７】このようにＰＤＡ１において、ホストＰＣ
２０からダウンロードしたメニュー情報でメニュー画面
を作成することにより、ＰＤＡ１にはホストＰＣ２０と
同様の作業環境を再現することができ、外出先でも自宅
と同様の作業環境でアプリケーションファイルやデータ
ファイルを操作して作業を進めることができ、外出先で
の作業効率を向上させることができる。

【００５８】また、ＰＤＡ１で作成されたメニュー画面
には、ホストＰＣ２０のメニュー画面に設定されたもの
と同様のファイル名でファイルメニューのアイコンが表
示されるため、ＰＤＡ１においてもホストＰＣ２０と同
様の操作環境でファイル操作を行うことができる。さら
に、ＰＤＡ１で作成されたメニュー画面には、ホストＰ
Ｃ２０のメニュー画面に設定されたものと同様の画面設
定内容あるいはアイコン設定内容が表示されるため、Ｐ
ＤＡ１においてもホストＰＣ２０と同様の操作環境でア
イコン操作を行うことができる。

【００５９】また、ＰＤＡ１では、メニュー画面におい
て選択されたアプリケーションが自己の小容量記憶装置
６に記憶されていれば、そのアプリケーションファイル
のダウンロード処理を省略して直ちにアプリケーション
起動処理に移行するようにしたため、無用なダウンロー
ド処理を回避して、ＰＤＡ１における処理効率を向上さ
せることができる。

【００６０】さらに、ＰＤＡ１では、メニュー画面にお
いて選択されたアプリケーションアイコンに対応するア
プリケーションファイルが自己の小容量記憶装置６に記
憶されていなければ、自動的にホストＰＣ２０にアクセ
スして対応するアプリケーションファイルのダウンロー
ド処理を行って、そのアプリケーション起動処理に移行
するようにしたため、アイコン対応アプリケーションを
選択した場合の起動処理においても、ユーザーは未登録
のアプリケーションファイルをホストＰＣ２０からダウ
ンロードする操作を省略することができる。

【００６１】さらにまた、上記アイコン対応のアプリケ
ーションファイルのダウンロード処理に際しては、その
アプリケーション対応のデータファイルもダウンロード
して、アプリケーションを起動した後、そのデータファ
イルをオープンする処理も直ちに行うようにしたため、
ユーザーは、ダウンロードしたアイコン対応のアプリケ
ーション起動後に直ちにデータファイルの処理を行うこ
とができ、データ処理効率を向上させることができる。

【００６２】さらにまた、上記ホストＰＣ２０からダウ
ンロードしたアイコン対応のアプリケーションは、メニ
ュー画面内でアイコン化して識別表示するようにしたた
め、ユーザーはホストＰＣ２０からダウンロードしたア
プリケーションを容易に識別することができる。

【００６３】また、ＰＤＡ１では、表示したメニュー画
面においてデータファイルメニューが選択されると、ホ
ストＰＣにアクセスして対応するデータファイルをダウ
ンロードすると共に、そのデータファイルとリンク関係
にあるアプリケーションファイルもダウンロードする処
理を自動的に行うようにしたため、ＰＤＡ１内に記憶さ
れていないデータファイルのダウンロード操作及び対応
するアプリケーションのダウンロード操作を省略するこ
とができ、データファイル処理に対する操作性を改善す
ることができる。

【００６４】さらに、上記データファイル及びアプリケ
ーションファイルのダウンロード後に、そのアプリケー
ションの起動及びデータファイルのオープンを直ちに行
うようにしたため、ダウンロードしたデータファイルに
対するアプリケーション処理を開始するまでの操作性を
改善することができる。

【００６５】さらにまた、メニュー画面において選択さ
れたデータファイル及びリンクするアプリケーションフ
ァイルが自己の小容量記憶装置６に記憶されていれば、
上記ダウンロード処理を省略するようにしたため、無用
なダウンロード処理を回避して、ＰＤＡ１における処理
効率を向上させることができる。

【００６６】また、ＰＤＡ１上で行われたアプリケーシ
ョン処理により新規作成あるいは更新されたデータファ
イルの内容は、ＰＤＡ１内の小容量記憶装置６上の保存
先の階層構造位置情報と共にホストＰＣ２０に送信され
て、ホストＰＣ２０内の大容量記憶装置２６内の同一階
層構造位置の記憶内容を更新する処理が自動的に行われ
るため、ユーザーは更新されたデータファイルをホスト
ＰＣ２０に送信して更新するための操作を省略すること
ができ、アプリケーション処理の際の作業効率を向上さ
せることができる。

【００６７】

【発明の効果】請求項１あるいは請求項１２記載の発明
によれば、表示画面上に表示される複数の指示情報の内
の所望する指示情報を選択した際、その指示情報に対応
するファイルが予め本体装置内に記憶されていない場合
には、その指示情報に対応するファイルが通信回線を介
して通信接続されるホスト装置から自動的にダウンロー
ドされるので、そのファイルに対する処理を直ちに行な
うことができる。

【００６８】請求項２記載の発明によれば、指示情報の
選択によりダウンロードされたアプリケーションファイ
ルが直ちに起動するので、そのファイルに対する処理を
直ちに行なうことができる。

【００６９】請求項３記載の発明によれば、アプリケー
ションファイルのダウンロードの際にそのアプリケーシ
ョンファイルに対応する所定のデータファイルも自動的
にダウンロードされるので、そのアプリケーションに基
づいたデータファイル処理の続行を直ちに行なうことが
できる。

【００７０】請求項４記載の発明によれば、指示情報の
選択によりダウンロードされたデータファイルが直ちに
オープンされるので、そのファイルに対する処理を直ち
に行なうことができる。

【００７１】請求項５記載の発明によれば、データファ
イルのダウンロードの際にそのデータファイルに対応す
るアプリケーションが存在しない場合には、そのアプリ
ケーションのアプリケーションファイルも自動的にダウ
ンロードされるので、そのデータファイルに基づいたデ
ータ処理を直ちに行なうことができる。

【００７２】請求項６記載の発明によれば、ホスト装置
からダウンロードされたファイルがある場合には、その
ファイルの存在を一目で確認することができる。

【００７３】請求項７あるいは請求項１３記載の発明に
よれば、ホスト装置において記憶されていた各種ファイ
ルに関する複数の指示情報を通信回線を介してそのホス
ト装置から受信して表示するようにしたので、上記ホス
ト装置からダウンロードできるファイルを表示画面上に
表示される指示情報により確認して所望する指示情報に
対応するファイルを直ちにダウンロードすることができ
る。

【００７４】請求項８記載の発明によれば、指示情報取
得の際に特定のファイルについてはオペレータの指示に
よらずに自動的にダウンロードされるので、そのダウン
ロードされたファイルに対する処理を直ちに行なうこと
ができる。

【００７５】請求項９記載の発明によれば、ホスト装置
における表示状態とほぼ同一の表示状態が自動的に再現
表示されるので、ホスト装置での作業環境との違和感を
感じることなく作業を行なうことができる。

【００７６】請求項１０あるいは請求項１４記載の発明
によれば、ダウンロード対象となるファイルを特定して
ホスト装置からダウンロードする際、関連するファイル
があればその関連するファイルについても自動的にダウ
ンロードするようにしたので、対象としたファイルのみ
ならず、関連するファイルも自動的に取得できる。

【００７７】請求項１１記載の発明によれば、上記関連
ファイルについてはそれが予め記憶されていない場合に
のみダウンロードするようにしたので無駄なファイルの
ダウンロード処理を省略することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のデータ処理装置及び記憶媒体を適用し
たネットワーク対応型ＰＤＡ１を利用した情報ネットワ
ークの全体構成を示す図。

【図２】図１のＰＤＡ１内部の要部構成を示すブロック
図。

【図３】図１のホストＰＣ２０内部の要部構成を示すブ
ロック図。

【図４】図２のＰＤＡ１により実行されるＰＤＡ処理及
び通常処理の一部を示すフローチャート。

【図５】図４に続く通常処理の一部を示すフローチャー
ト。

【図６】図１のホストＰＣ２０により実行されるホスト
ＰＣ処理のフローチャート。

【図７】図１のホストＰＣ２０における表示状態を示す
表示画面。

【図８】図１のＰＤＡ１における表示状態を示す表示画
面。

【符号の説明】

１ ＰＤＡ ２、２１ ＣＰＵ ３、２２ 入力装置 ４、２３ ＲＡＭ ５、２４ 表示装置 ６ 小容量記憶装置 ７、２７ 記憶媒体 ８、２８ 通信装置 ９、２９ バス ２０ ホストＰＣ ２５ 印刷装置 ２６ 大容量記憶装置 Ｎ 通信回線

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所定のホスト装置とは通信回線を介して通
   信接続されるデータ処理装置であって、 各種ファイルを記憶する記憶手段と、 複数のファイルを個々に特定する複数の指示情報を表示
   画面上に表示制御する表示制御手段と、 上記表示画面上に表示された上記複数の指示情報の内の
   所望する指示情報を任意に選択する選択手段と、 上記選択された指示情報に対応するファイルが上記記憶
   手段に記憶されているか否かを判別する判別手段と、 上記判別により対応ファイルが記憶されていないと判別
   された際は、そのファイルを上記ホスト装置から上記通
   信回線を介して上記記憶手段にダウンロードして記憶す
   る記憶制御手段と、 上記ダウンロードされた上記指示情報対応のファイルに
   基づいて処理を実行する処理手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
2. 【請求項２】上記指示情報の選択により上記記憶制御手
   段でダウンロードされたファイルがアプリケーションフ
   ァイルであれば、その新たにダウンロードされたアプリ
   ケーションファイルに基づくアプリケーションを起動す
   る起動手段と、を更に具備したことを特徴とする請求項
   １記載のデータ処理装置。
3. 【請求項３】上記記憶制御手段は、上記選択手段で指示
   された指示メニューがアプリケーションファイルに対応
   する指示情報であれば、そのアプリケーションファイル
   と共にそのアプリケーションファイルに対応する所定の
   データファイルを上記ホスト装置から上記通信回線を介
   して上記記憶手段にダウンロードするようにしたことを
   特徴とする請求項２記載のデータ処理装置。
4. 【請求項４】上記指示情報の選択により上記記憶制御手
   段でダウンロードされたファイルがデータファイルであ
   れば、その新たにダウンロードされたデータファイルに
   対応するアプリケーションに基づいて該データファイル
   をオープンするファイルオープン手段と、を更に具備し
   たことを特徴とする請求項１記載のデータ処理装置。
5. 【請求項５】上記選択手段で指示された指示情報がデー
   タファイルに対応する指示情報である場合には、そのデ
   ータファイルに対応するアプリケーションファイルが上
   記記憶手段に記憶されているか否かを判別する第２の判
   別手段と、 上記判別で上記データファイルに対応するアプリケーシ
   ョンが記憶されていないと判別された際は、そのアプリ
   ケーションファイルを上記ホスト装置から上記通信回線
   を介してダウンロードするようにしたことを特徴とする
   請求項４記載のデータ処理装置。
6. 【請求項６】上記選択手段で指示された指示情報がデー
   タファイルに対応する指示情報である場合には、そのデ
   ータファイルに対応するアプリケーションファイルが上
   記記憶手段に記憶されているか否かを判別する第２の判
   別手段と、 上記判別で上記データファイルに対応するアプリケーシ
   ョンが記憶されていないと判別された際は、そのアプリ
   ケーションファイルを上記ホスト装置から上記通信回線
   を介してダウンロードするようにしたことを特徴とする
   請求項４記載のデータ処理装置。
7. 【請求項７】所定のホスト装置とは通信回線を介して通
   信接続されるデータ処理装置であって、 上記ホスト装置に記憶されている各種ファイルに関する
   情報の送信を上記通信回線を介して通信接続される上記
   ホスト装置に対して要求する情報要求手段と、 上記情報要求により上記ホスト装置から上記通信回線を
   介して送信されてくる複数のファイル指示情報を取得す
   る情報取得手段と、 上記情報取得手段で取得された複数の指示情報を表示画
   面上に表示制御する表示制御手段と、 上記複数の指示情報の内で所望する指示情報を任意に選
   択する選択手段と、 上記選択手段で選択された指示情報に対応するファイル
   を上記ホスト装置から上記通信回線を介して所定の記憶
   手段にダウンロードして記憶する記憶制御手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
8. 【請求項８】上記情報取得手段による指示情報の取得の
   際に、上記ホスト装置に記憶されていた各種ファイルの
   内で特定ファイルについては、その特定ファイルを上記
   ホスト装置から上記通信回線を介してダウンロードして
   上記記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする請
   求項７記載のデータ処理装置。
9. 【請求項９】上記情報取得手段は、上記ホスト装置にお
   ける表示画面設定情報あるいはアイコン設定情報を上記
   ホスト装置から上記通信回線を介して受信して取得する
   手段を含み、 上記表示制御手段は、上記ホスト装置から取得した上記
   表示画面設定情報あるいは上記アイコン設定情報に基づ
   いて上記ホスト装置における表示状態とほぼ同一の表示
   状態を再現表示する手段を含む、 ことを特徴とする請求項７記載のデータ処理装置。
10. 【請求項１０】所定のホスト装置とは通信回線を介して
    通信接続されるデータ処理装置であって、 各種ファイルを記憶する記憶手段と、 ダウンロード対象となるファイルを特定するファイル特
    定手段と、 上記ファイル特定手段で特定されたファイルを上記ホス
    ト装置から上記通信回線を介して上記記憶手段にダウン
    ロードして記憶する第１の記憶制御手段と、 上記ダウンロード対象となったファイルに関連する関連
    ファイルを抽出し、その関連ファイルについても上記ホ
    スト装置から上記通信回線を介して上記記憶手段にダウ
    ンロードして記憶する第２の記憶制御手段と、 上記ダウンロードされた上記指示情報対応のファイルに
    基づいて処理を実行する処理手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
11. 【請求項１１】上記ダウンロード対象となったファイル
    に関連するファイルが上記記憶手段に記憶されているか
    否かを判別する判別手段と、を更に具備し、 上記第２の記憶制御手段は、上記判別手段に上記関連フ
    ァイルが記憶されていないと判別された際に、その関連
    ファイルをダウンロードすることを特徴とする請求項１
    ０記載のデータ処理装置。
12. 【請求項１２】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 複数のファイルを個々に特定する複数の指示情報を表示
    画面上に表示制御させるためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 上記表示画面上に表示された上記複数の指示情報の内の
    所望する指示情報を任意に選択可能とさせるためのコン
    ピュータが実行可能なプログラムコードと、 上記選択された指示情報に対応するファイルがファイル
    記憶手段に記憶されているか否かを判別させるためのコ
    ンピュータが実行可能なプログラムコードと、 上記判別により対応ファイルが記憶されていないと判別
    された際は、そのファイルを所定のホスト装置から通信
    回線を介してダウンロードさせるためのコンピュータが
    実行可能なプログラムコードと、 上記ダウンロードされた上記選択の指示情報対応のファ
    イルに基づいて処理を実行させるためのコンピュータが
    実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
13. 【請求項１３】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 所定のホスト装置に記憶されている各種ファイルに関す
    る情報の送信を通信回線を介して通信接続される上記ホ
    スト装置に対して要求させるためのコンピュータが実行
    可能なプログラムコードと、 上記情報要求により上記ホスト装置から上記通信回線を
    介して送信されてくる複数のファイル指示情報を取得さ
    せるためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 上記取得された複数の指示情報を表示画面上に表示制御
    させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドと、 上記複数の指示情報の内で所望する指示情報を任意に選
    択させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコ
    ードと、 上記選択手段で選択された指示情報に対応するファイル
    を上記ホスト装置から上記通信回線を介して所定の記憶
    手段にダウンロードして記憶させるためのコンピュータ
    が実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
14. 【請求項１４】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 ダウンロード対象となるファイルを特定させるためのコ
    ンピュータが実行可能なプログラムコードと、 上記特定されたファイルを通信回線を介して通信接続さ
    れたホスト装置から所定の記憶手段にダウンロードして
    記憶させるためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 上記ダウンロード対象となったファイルに関連する関連
    ファイルを抽出し、その関連ファイルについても上記ホ
    スト装置から上記通信回線を介して上記記憶手段にダウ
    ンロードして記憶させるためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 上記ダウンロードされた上記指示情報対応のファイルに
    基づいて処理を実行する処理手段と、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。