JPH10273015A - 車両用送受信装置 - Google Patents

車両用送受信装置

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JPH10273015A
JPH10273015A JP8077197A JP8077197A JPH10273015A JP H10273015 A JPH10273015 A JP H10273015A JP 8077197 A JP8077197 A JP 8077197A JP 8077197 A JP8077197 A JP 8077197A JP H10273015 A JPH10273015 A JP H10273015A
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JP
Japan
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key
electromagnetic coupling
coil
vehicle
transmitter
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Pending
Application number
JP8077197A
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English (en)
Inventor
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Hiromitsu Mizuno
水野  博光
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP8077197A priority Critical patent/JPH10273015A/ja
Publication of JPH10273015A publication Critical patent/JPH10273015A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
    • G07C9/00944Details of construction or manufacture

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通信性能の向上を図る。 【解決手段】 キー4のキーグリップ4aには、車両側
の電磁結合形送信器と通信するトランスポンダ5と、車
両側電波受信器と通信するキー側電波送信器6とが設け
られている。キーシリンダ錠24部分には電磁結合形送
信器の環状のアンテナコイル9aがモールドされ、キー
グリップ4aの両側に対向する位置まで延びる延出片部
26,27には、磁性体28,29がそれぞれ設けられ
ており、磁性体28は、電磁結合形送信器のアンテナコ
イル9aとトランスポンダ5の電磁結合用コイル13a
との間に位置し、磁性体29は、アンテナコイル9aと
キー側電波送信器6の電磁結合用コイル23aとの間に
位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両側とキー側と
で電磁結合により通信を行なう車両用送受信装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、車両側とキー
側とで被接触で双方向通信を行なう通信装置において
は、車両側に、電力信号(磁界信号)にパルスデータを
重畳させた送信信号を送信する電磁結合形送信器を設
け、イグニッションキーあるいはドアキーといったキー
側に、受信手段としてトランスポンダを設けた構成が考
えられている。この場合、電磁結合形送信器は、キーシ
リンダ錠部分に、前記送信信号を送信するためのアンテ
ナコイルを設け、またトランスポンダは、この送信信号
を受信するための電磁結合用アンテナをキーグリップ内
に設けている。
【0003】電磁結合形送信器はキーが車両側のキーロ
ータに差し込まれると送信動作するようになっており、
トランスポンダに電磁結合形送信器からの送信信号が与
えられると、トランスポンダは、電力信号の受信に応じ
て動作電力を生成し、その動作電力にて能動状態となる
ことにより、上記受信信号の信号内容に応じて応答信号
を返信したり、あるいは、トランスポンダが備えた不揮
発性メモリにデータを書き込んだりするようになってい
る。
【0004】ところで、電磁結合形送信器のアンテナコ
イルとキーの電磁結合用アンテナとの間で通信がなされ
る場合、上述のように電磁結合による通信であることか
ら、キーが他の鍵と共にキーホルダに設けられている
と、電磁結合形送信器のアンテナコイルから、キーの電
磁結合用アンテナへの磁束の通過が、上述の他の鍵等に
より阻害され、通信性能が悪くなることがある。
【0005】そこで本発明の第1の目的は、車両に設け
た電磁結合形送信器と、キー側に設けたトランスポンダ
とを備えて電磁結合により通信を行なうものにおいて、
通信性能の向上を図ることができる車両用送受信装置を
提供するにある。
【0006】一方、別の車両用送受信装置としては、キ
ーに設けられたキー側電波送信器によりIDコードを含
む電波信号を送信し、車両に設けられた車両側電波受信
器にて電波信号を受信し、IDコードが予め設定された
IDコードと一致したときに車両側負荷を制御するリモ
ートキーシステムを有するものがある。
【0007】このものでは、キー側電波送信器には一次
電池を電源として備えられており、この一次電池は消耗
した時に交換できるように取替え可能となっている。し
かし、交換が面倒であった。また、キーには電池交換の
ために蓋が設けられているが、その蓋の固定用のねじが
緩んで水が侵入する虞がある。
【0008】この対策として出願人は、車両に、キーが
装着されたことを基いて電力信号をキーシリンダ錠部分
に配設したアンテナコイルから送信する電磁結合形送信
器を設け、前記キーに、キー側電波送信器の電源として
二次電池を設けると共に、前記電磁結合形送信器からの
電力信号を電磁結合により受信する電磁結合用コイルを
設け、且つ、この電磁結合用コイルにて受信した電力信
号に応じて動作電力を生成して前記二次電池を充電する
充電装置を設けることを考えている。
【0009】これによれば、電池交換が不要となると共
に、水の侵入防止も容易となる。しかしながらその反
面、車両側の電磁結合形送信器のアンテナコイルとキー
側の電磁結合用コイルとの間で通信がなされる場合、上
述のように電磁結合による通信であることから、キーが
他の鍵と共にキーホルダに設けられていると、車両側の
電磁結合形送信器のアンテナコイルから、キー側送受信
器の電磁結合用アンテナへの磁束の通過が、上述の他の
鍵等により阻害され、通信性能が悪くなることがある。
【0010】そこで本発明の第2の目的は、リモートキ
ーシステムにおいて電池交換が不要となると共に、水の
侵入防止も容易となり、さらには、通信性能の向上を図
ることができる車両用送受信装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車両のキーシリンダ錠部分に
アンテナコイルが設けられ、キーが装着されたことを基
いて電力信号にパルスデータを重畳させた送信信号を前
記アンテナコイルから送信する電磁結合形送信器と、キ
ーに設けられ、前記電磁結合形送信器からの電力信号を
電磁結合により受信する電磁結合用コイルを有し、電力
信号の受信に応じて動作電力を生成しパルスデータに応
答して返信信号を返信するトランスポンダと、キーロー
タに前記アンテナコイルと電磁結合用コイルとの間に位
置するように設けられた磁性体とを備えた構成としてい
る。
【0012】この構成においては、磁性体を、キーロー
タに、アンテナコイルと電磁結合用コイルとの間に位置
するように設けたから、アンテナコイルと電磁結合用コ
イルとの間に磁路が形成され、車両側の電磁結合形送信
器のアンテナコイルから送信された送信信号(磁界信
号)は磁性体を通って電磁結合用コイルに供給されるこ
とになる。よって、通信性能が向上する。
【0013】第2の目的を達成するために、請求項2の
発明は、キーに設けられたキー側電波送信器によりID
コードを含む電波信号を送信し、車両に設けられた車両
側電波受信器にて電波信号を受信し、IDコードが予め
設定されたIDコードと一致したときに車両側負荷を制
御するリモートキーシステムを有する車両用送受信装置
において、車両に、キーが装着されたことを基いて電力
信号をキーシリンダ錠部分に配設したアンテナコイルか
ら送信する電磁結合形送信器を設け、前記キーに、キー
側電波送信器の電源として二次電池を設けると共に、前
記電磁結合形送信器からの電力信号を電磁結合により受
信する電磁結合用コイルを設け、且つ、この電磁結合用
コイルにて受信した電力信号に応じて動作電力を生成し
て前記二次電池を充電する充電装置を設け、キーロータ
に、前記アンテナコイルと前記電磁結合用コイルとの間
に位置するように磁性体を設けた構成としている。
【0014】この構成においては、キーが装着される
と、電磁結合形送信器がアンテナコイルから電力信号を
送信し、電磁結合用コイルがこれを受信し、充電装置が
この電力信号に応じて動作電源を作成して二次電池を充
電する。従って、従来のような一次電池が不要で、電池
交換が不要となると共に、ワイヤレスにて二次電池に充
電できるので、交換用蓋を設ける必要もなく、水の侵入
防止も容易となる。
【0015】さらに、磁性体を、キーロータに、アンテ
ナコイルと電磁結合用コイルとの間に位置するように設
けたから、アンテナコイルと電磁結合用コイルとの間に
磁路が形成され、車両側の電磁結合形送信器のアンテナ
コイルから送信された電力信号(磁界信号)は磁性体を
通って電磁結合用コイルに供給されることになる。よっ
て、通信性能が向上する。
【0016】請求項3の発明は、磁性体における電磁結
合用コイル側の端部がそのコイル軸心に対向していると
ころに特徴を有する。この構成においては、磁性体にお
ける電磁結合用コイル側の端部から出る電力信号が電磁
結合用コイルに有効に鎖交するようになり、通信性能が
さらに良くなる。
【0017】請求項4の発明は、磁性体におけるアンテ
ナコイル側の端部がそのコイル内部に臨んでいるところ
に特徴を有する。この構成においては、アンテナコイル
から送信される電力信号が磁性体におけるアンテナコイ
ル側の端部に対し、漏れ磁束無く通過するようになり、
通信性能がさらに良くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図6を参照して説明する。まず、図3に示
ように、車両1には電磁結合形送信器2が設けられてい
ると共に、車両側電波受信器3が設けられている。また
キー4のキーグリップ4aには、電磁結合形送信器2と
通信するトランスポンダ5が設けられていると共に、車
両側電波受信器3と通信するキー側電波送信器6が設け
られている。
【0019】図4に示すように、電磁結合形送信器2
は、マイクロコンピュータを主体とする制御回路7、パ
ワーアンプ8、共振回路部9、検波回路10、アンプ1
1から成り、共振回路部9はアンテナコイル9aおよび
共振コンデンサ9bを有して成る。上記車両側制御装置
1の制御回路7には制御プログラムが記憶されており、
制御回路7は、制御プログラムに基いてパワーアンプ8
をオンオフすることにより、図5(a)に示すように、
例えば125kHz程度の周波数の電力信号(磁界信
号)にデータパルスを重畳させた送信信号をアンテナコ
イル9aから送信する。さらに、上記制御回路7にはエ
ンジン始動ECU12が接続されている。
【0020】トランスポンダ5は、電磁結合用コイル1
3aおよび共振コンデンサ13bを有して成るトランス
ポンダ用共振回路部13、電源回路14、検波回路1
5、マイクロコンピュータを主体とする制御回路16、
例えばEEPROMからなる不揮発性メモリ17、CR
発振回路18および変調回路19を備えて構成されてい
る。
【0021】いま、上述したキー4が車両1側のイグニ
ッションキーロータに差し込まれて、車両1側の電磁結
合形送信器2のアンテナコイル9aとキー4側の電磁結
合用コイル13aとが電磁結合された状態では、車両1
側のアンテナコイル9aからの送信信号がキー4側の電
磁結合用コイル13aに非接触で与えられるようにな
る。
【0022】キー4側のトランスポンダ5においては、
上記送信信号がトランスポンダ用共振回路部13により
受信される。この受信信号は、図5(a)と同様であ
る。この場合、その電力信号により交流電力が供給され
ることになる。すなわち、この交流電力は電源回路14
により整流され且つ十分に平滑され、そして定電圧化さ
れ、その定電圧電源は、各回路に供給される。検波回路
15はトランスポンダ用共振回路部13の受信信号であ
る共振波形を前記電源回路14より小さい時定数で波形
整形し、パルスデータ波形を出力する。
【0023】上記トランスポンダ5の制御回路16は、
このパルスデータのうちSOM(Start of Message)
の入力を検出すると、データの読み込みを開始し、以
後、指令内容を判断する。そして、この判断結果に基い
て不揮発性メモリ17から例えばIDコードなどのデー
タを読み出して電磁結合形送信器2に返信したり、デー
タを不揮発性メモリ17に書き込んだりする。電磁結合
形送信器2はトランスポンダ5からIDコードが返信さ
れると、この電磁結合形送信器2に予め設定されている
IDコードと一致するか否かを判断し、一致すると前記
エンジン制御ECU12に対してエンジン始動許可信号
を出力するようになっている。
【0024】キーグリップ4aには図示しないがアンロ
ック操作釦およびロック操作釦が設けられており、キー
側電波送信器6は、それらの操作ボタンが操作される
(通常車外の位置で操作される)と、送信アンテナ6a
から300MHz程度の電波信号を図6に示すように所
定時間幅で間欠的に出力することでスタート信号および
データ信号(IDコード信号およびアンロック信号やロ
ック信号等)を送信するようになっている。
【0025】車両側電波受信器3は、上記キー側電波送
信器6からの送信信号をアンテナ3aにて受信し、この
車両側電波受信器3に予め設定されているIDコードと
一致するか否かを判断し、一致するとドアロック機構2
0に対してロック解除信号あるいはロック信号を出力す
るようになっている。
【0026】さて、前記キー側電波送信器6には、その
電源として例えばリチウム・バナジウムからなる二次電
池21を設けており、また、この二次電池21には充電
装置22が接続されている。この充電装置22は、電磁
結合用コイル23aおよび共振コンデンサ23bからな
る共振回路部23を備えて構成されている。これら二次
電池21および充電装置22は、キーグリップ4aを構
成する樹脂と一体モールドされている。前記トランスポ
ンダ5の電磁結合用コイル13aおよびキー側電波送信
器6の電磁結合用コイル23aは、図3に示すようにキ
ー4の挿入方向に対して直交する方向に配設されてい
る。
【0027】図1に示すように、車両1のイグニッショ
ンキーシリンダ錠24部分の静止部位には樹脂製の取付
具25が取付けられており、この取付具25には、キー
ロータ24aの周囲に位置するように前記電磁結合形送
信器2の環状のアンテナコイル9aがモールドされてい
る。また、キーロータ24aは樹脂からなり、これに
は、キーグリップ4aの両側に対向する位置まで延びる
ように延出片部26,27が一体に形成されている。こ
の延出片部26,27に肉厚は、図2から分かるように
キーグリップ4aとほぼ同じに設定されている。
【0028】延出片部26には、例えばフェライトから
なる磁性体28が一体モールドされている。この磁性体
28は、電磁結合形送信器2のアンテナコイル9aとト
ランスポンダ5の電磁結合用コイル13aとの間に位置
するように設けられ、且つ、上記アンテナコイル9aの
コイル内部に臨んでいる。つまり、コイル径Dcより内
方に位置している。さらに、この磁性体28側における
電磁結合用コイル13a側の端部28aは、そのコイル
軸心に対向するように屈曲する形態となっている。
【0029】また、延出片部27には、例えばフェライ
トからなる磁性体29が一体モールドされている。この
磁性体29は、電磁結合形送信器2のアンテナコイル9
aとキー側電波送信器6の電磁結合用コイル23aとの
間に位置するように設けられ、且つ、上記アンテナコイ
ル9aのコイル内部に臨んでいる。さらに、この磁性体
29における電磁結合用コイル23a側の端部29a
は、そのコイル軸心に対向するように屈曲する形態とな
っている。
【0030】さて、上記構成において、キー4が前記シ
リンダ錠24に挿入されると、これが図示しない検出手
段により検出されて、電磁結合形送信器2のアンテナコ
イル9aから既述した送信信号が出力される。この場
合、磁性体28,29を、それぞれ、アンテナコイル9
aと電磁結合用コイル13a,23aとの間に位置する
ように設けたから、アンテナコイル9aと電磁結合用コ
イル13a,23aとの間に磁路が形成される。
【0031】従って、アンテナコイル9aから送信され
た送信信号(磁界信号)は、磁性体28を通って電磁結
合用コイル13aに供給されると共に、磁性体29を通
って電磁結合用コイル23aに供給されることになる。
しかして、トランスポンダ5では、この送信信号を受信
して既述したような所定動作(IDコードの返信やデー
タ記憶)を行なう。この場合、磁束の漏れが少なくなる
から、アンテナコイル9aと電磁結合用コイル13aと
の間の通信性能が向上する。特に、磁性体28,29に
フェライトを用いているので、磁気抵抗が少なく、さら
に通信性能が向上する。
【0032】また、アンテナコイル9aから送信された
送信信号(磁界信号)は、磁性体29を通って電磁結合
用コイル23aにも供給され、充電装置22はこの送信
信号の電力信号に応じて動作電力を生成して二次電池2
1を充電する。この場合も、磁性体29を設けたこと
で、磁束の漏れが少なくなるから、アンテナコイル9a
と電磁結合用コイル23aとの間の通信性能が向上し、
充電効率が向上する。しかも、本実施例では、従来のよ
うな一次電池が不要で、電池交換が不要となり、さら
に、ワイヤレスにて二次電池21に充電できるので、交
換用蓋を設ける必要もなく、本実施例のように二次電池
21および充電装置22の樹脂モールドが可能となり、
水の侵入防止も容易となる。
【0033】また、キーロータ4aに延出片部26,2
7を設け、この延出片部26,27に磁性体28,29
を設けたので、キー4を回動するときにはこの延出片部
26、27も回動させることになるので、キーロータ4
aが、「ACC」、「ON」等のいずれの位置に回動さ
れても、磁性体28,29とトランスポンダ5の電磁結
合用コイル13a,キー側電波送信器6の電磁結合用コ
イル23aとの位置関係が不変となり、上述した通信が
常に良好に行なわれ、特に充電のための通信にある程度
の時間を必要とする場合に好適する。
【0034】特に本実施例によれば、二次電池21の充
電電力として、トランスポンダ5との通信用である電磁
結合形送信器2の送信信号を利用するので、構造が簡単
となる。但し、二次電池21の充電電力として、専用の
電磁結合形送信器を設けても差し支えはない。
【0035】さらにまた本実施例によれば、磁性体2
8,29における電磁結合用コイル13a,23a側の
端部28a,29aが、電磁結合用コイル13a,23
aのコイル軸心にそれぞれ対向しているから、各磁性体
28,29の端部28a,29aから出る電力信号が各
電磁結合用コイル13a,23aに有効に鎖交するよう
になり、通信性能がさらに良くなる。
【0036】また、本実施例によれば、磁性体28,2
9が、アンテナコイル9aのコイル内部に臨んでいるか
ら、アンテナコイル9aから送信される電力信号が磁性
体28,29に対し、漏れ磁束無く通過するようにな
り、これによっても、通信性能がさらに良くなる。この
場合、磁性体28,29全体でなく、少なくともアンテ
ナコイル9a側の端部28b,29b(図1参照)がア
ンテナコイル9aのコイル内部に臨んでいれば良い。ま
た、延長片部26,27内には磁性体28,29が入っ
ているので、強度が高く、耐久性が良い。
【0037】図7は本発明の第2の実施例を示してお
り、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、延出片
部26,27には、いずれも、電磁結合形送信器2のア
ンテナコイル9aとキー側電波送信器6の電磁結合用コ
イル23aとの間に位置するように磁性体31,32が
設けられている。この実施例の場合には、電磁結合形送
信器2のアンテナコイル9aとキー側電波送信器6のと
電磁結合用コイル23aとの通信性能ひいては充電効率
がさらに良くなる。また、この場合、トランスポンダ5
および電磁結合用コイル13aの配置を変更しており、
つまり、電磁結合用コイル13aのコイル軸心がアンテ
ナコイル9aのコイル軸心と同方向となるようにしてい
るので、通信効率の低下が少ない。
【0038】図8は本発明の第3の実施例を示してお
り、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、延出片
部26,27のうち延出片部27のみに、磁性体41を
設けており、この磁性体41は、電磁結合形送信器2の
アンテナコイル9aとキー側電波送信器6の電磁結合用
コイル23aとの間に位置するように設けられている。
この実施例の場合には、電磁結合形送信器2のアンテナ
コイル9aとキー側電波送信器6のと電磁結合用コイル
23aとの通信性能ひいては充電効率については第1の
実施例と同様の効果を得ることができる。また、この場
合も、トランスポンダ5および電磁結合用コイル13a
の配置を変更しており、つまり、電磁結合用コイル13
aのコイル軸心がアンテナコイル9aのコイル軸心と同
方向となるようにしているので、通信効率の低下が少な
い。
【0039】図9は本発明の第4の実施例を示してお
り、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、この第
4の実施例においては、キー4に、トランスポンダ5の
みを備えた構成としており、延出片部26に磁性体28
を備え、延出片部27には磁性体を備えていない。この
構成の場合、電磁結合形送信器2とトランスポンダ5と
の通信性能が向上する。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、車両に設けた電磁結合形送信器と、キー側に設け
たトランスポンダとを備えて電磁結合により通信を行な
うものにおいて、磁性体を、キーロータにアンテナコイ
ルと電磁結合用コイルとの間に位置するように設けたか
ら、通信性能の向上を図ることができる。請求項2の発
明によれば、リモートキーシステムにおいて電池交換が
不要となると共に、水の侵入防止も容易となり、さらに
は、通信性能の向上ひいては充電効率の向上を図ること
ができる。
【0041】請求項3の発明によれば、磁性体における
電磁結合用コイル側の端部がそのコイル軸心に対向して
いるから、通信性能がさらに良くなる。請求項4の発明
によれば、磁性体におけるアンテナコイル側の端部がそ
のコイル内部に臨んでいるから、通信性能がさらに良く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すキー装着状態での
縦断側面図
【図2】同正面図
【図3】車両およびキーの概略平面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】通信波形を示す図
【図6】別の通信波形を示す図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は車両、2は電磁結合形送信器、3は車両側電波受信
器、4はキー、5はトランスポンダ、9aはアンテナコ
イル、12はエンジン始動ECU、13aは電磁結合用
コイル、20はドアロック機構、21は二次電池、22
は充電装置、23aは電磁結合用コイル、24はイグニ
ッションキーシリンダ錠、26,27は延出片部、2
8,29,31,32,41は磁性体を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のキーシリンダ錠部分にアンテナコ
    イルが設けられ、キーが装着されたことを基いて電力信
    号にパルスデータを重畳させた送信信号を前記アンテナ
    コイルから送信する電磁結合形送信器と、 キーに設けられ、前記電磁結合形送信器からの電力信号
    を電磁結合により受信する電磁結合用コイルを有し、電
    力信号の受信に応じて動作電力を生成しパルスデータに
    応答して返信信号を返信するトランスポンダと、 キーロータに前記アンテナコイルと電磁結合用コイルと
    の間に位置するように設けられた磁性体とを備えて成る
    車両用送受信装置。
  2. 【請求項2】 キーに設けられたキー側電波送信器によ
    りIDコードを含む電波信号を送信し、車両に設けられ
    た車両側電波受信器にて電波信号を受信し、IDコード
    が予め設定されたIDコードと一致したときに車両側負
    荷を制御するリモートキーシステムを有する車両用送受
    信装置において、 車両に、キーが装着されたことを基いて電力信号をキー
    シリンダ錠部分に配設したアンテナコイルから送信する
    電磁結合形送信器を設け、 前記キーに、キー側電波送信器の電源として二次電池を
    設けると共に、前記電磁結合形送信器からの電力信号を
    電磁結合により受信する電磁結合用コイルを設け、且
    つ、この電磁結合用コイルにて受信した電力信号に応じ
    て動作電力を生成して前記二次電池を充電する充電装置
    を設け、 キーロータに、前記アンテナコイルと前記電磁結合用コ
    イルとの間に位置するように磁性体を設けたことを特徴
    とする車両用送受信装置。
  3. 【請求項3】 磁性体における電磁結合用コイル側の端
    部はそのコイル軸心に対向していることを特徴とする請
    求項1または2記載の車両用送受信装置。
  4. 【請求項4】 磁性体におけるアンテナコイル側の端部
    はそのコイル内部に臨んでいることを特徴とする請求項
    1または2記載の車両用送受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001081133A1 (fr) * 2000-04-26 2001-11-01 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Telecommande de vehicule
WO2000005824A3 (de) * 1998-07-22 2002-02-14 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zur signalübertragung in einem fahrzeug

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