JPH10272776A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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Publication number
JPH10272776A
JPH10272776A JP8031197A JP8031197A JPH10272776A JP H10272776 A JPH10272776 A JP H10272776A JP 8031197 A JP8031197 A JP 8031197A JP 8031197 A JP8031197 A JP 8031197A JP H10272776 A JPH10272776 A JP H10272776A
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JP
Japan
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ink
scanning direction
nozzles
main scanning
jet recording
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JP8031197A
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English (en)
Inventor
Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドにおいてドライバ
ーの駆動力の低減、副走査方向の高密度化等を図るこ
と。 【解決手段】 インクキャビティ(30)及びインクレ
ット(34)の配列方向が主走査方向(X)と一致す
る。ノズル(31,32)の配列方向(D1,D2)が
主走査方向(X)及び副走査方向(Y)に対して傾いて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置のキャリッジに着脱可能に取り付けられ、インク
を吐出して画像を印刷するインクジェット記録ヘッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、インクジェット記録装置の一例
を示しており、インクジェット記録ヘッド1はキャリッ
ジ2に取り付けられている。このキャリッジ2は、ガイ
ドレール3とボール螺子4に係合しており、ボール螺子
4の回転に応じて主走査方向Xに往復移動する。また、
被転写材である用紙Pはバックアップロール5により上
記主走査方向Xと直交する方向(副走査方向Y)に搬送
される。
【0003】上記インクジェット記録ヘッド1には、図
10に示すように、インク滴径の調節範囲を拡大するた
めに、複数の大径インク滴吐出用の大径ノズル6を設け
た大径ヘッド部7と、複数の小径インク滴吐出用の小径
ノズル8を設けた小径ヘッド部9とを備えるものがあ
る。
【0004】大径ヘッド部7及び小径ヘッド部9とも、
インク供給用入口11aを備える1個のインク収容室1
1と複数のインクキャビティ12を備え、これらはイン
クレット13を介して接続されている。各インクキャビ
ティ12の先端には大径又は小径ノズル6,8が形成さ
れている。また、各インクキャビティ12と対応してイ
ンク加圧源である圧電部材16が配置されている。この
圧電部材16はドライバ17から電圧が印加されると厚
み方向に変形し、その結果、インクキャビティ12内の
インクが加圧されてノズル6,8からインク滴として吐
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図10に示すイン
クジェット記録ヘッド1では、インクキャビティ12は
主走査方向Xに延在しており、大径ヘッド部7又は小径
ヘッド部9毎にインクキャビティ12が副走査方向Yに
配列されている。また、大径ノズル6、小径ノズル8も
それぞれ副走査方向Yに一直線に配列されている。その
ため、このインクジェット記録ヘッド1を備えるインク
ジェット記録装置で副走査方向Yに延在する1本の直線
10を印刷する場合、ヘッド1が主走査方向Xの所定位
置にきたときに、大径ヘッド部7又は小径ヘッド部9の
すべての圧電部材16を同時に駆動し、すべての大径ノ
ズル6又は小径ノズル8からインク滴を吐出させる必要
がある。そのため、このヘッド1では、上記ドライバー
7として大容量のものを使用する必要がある。例えば、
上記圧電部材16が積層型である場合、1個の圧電部材
16を駆動するために要する電流値は、積層数と面積に
より異なるが、図10の場合は数mA〜100mA程度
である。よって、大径ヘッド部7又は小径ヘッド部9の
圧電部材16をすべて同時に駆動するには1/10A程
度〜数10A程度の電流値が必要になる。
【0006】また、一般に、インクジェット記録ヘッド
では、印刷速度の高速化等のためにノズルの高密度化が
求められているが、上記図10のような構造では、大径
ノズル6及び小径ノズル8の副走査方向Yのピッチp1
は少なくとも各インクキャビティ16の幅よりも大きく
設定する必要があり、副走査方向Yの高密度化を図るこ
とができない。
【0007】さらに、大径ヘッド部7や小径ヘッド部9
のインクキャビティ12の延在方向の長さL1が、イン
クキャビティ12を配列した方向の長さL2よりも長い
場合には、上記図10のように大径ヘッド部7と小径ヘ
ッド部9のインクキャビティ12が主走査方向に互いに
対向するように配置すると、キャリッジ2全体としての
主走査方向Xの占有幅L3が大きくなる。
【0008】本発明は、上記従来のインクジェット記録
ヘッドにおける問題を解決するためになされたものであ
り、ドライバーの駆動力の低減、副走査方向の高密度化
及び主走査方向の占有幅の低減を図ることを課題として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インクジェット記録装置のキャリッジに着
脱自在に取付けられ、一端がインク収容室に連通し、他
端にノズルが設けられた複数のインクチャンネルを備
え、各インクチャンネルに対応するインク加圧手段を駆
動してインクを加圧し、ノズルより吐出させるインクジ
ェット記録ヘッドであって、ノズルの配列方向が、イン
クチャンネルの配列方向に対して傾きを有することを特
徴としている。なお、上記インク加圧手段は、PZTか
らなる圧電部材のほか、いわゆるバブルジェットタイプ
であってもよい。
【0010】上記インクチャンネルの配列方向が主走査
方向と一致し、かつ、上記ノズルの配列方向が主走査方
向及び副走査方向に対して傾いていることが好ましい。
なお、ノズルの配列方向の主走査方向に対する角度は0
°より大きく45°以下であることが好ましい。
【0011】さらに具体的には、インクチャンネルの基
端が主走査方向に配列されると共に、各インクチャンネ
ルが副走査方向に延在し、かつ、インクチャンネルの長
さを同一とし、各インクチャンネルにおけるノズルの位
置を異ならせてノズルの配列方向を主走査方向及び副走
査方向に対して傾けることが好ましい。
【0012】あるいは、インクチャンネルの基端が主走
査方向に配列されると共に、各インクチャンネルが副走
査方向に延在し、かつ、インクチャンネルの長さを異な
らせ、各インクチャンネルの先端から一定距離にノズル
を設けてノズルの配列方向を主走査方向及び副走査方向
に対して傾けてもよい。
【0013】さらに、インクチャンネルの基端が主走査
方向及び副走査方向に対して傾いて配列されると共に、
各インクチャンネルは副走査方向に延在し、かつ、イン
クチャンネルの長さを同一とし、各インクチャンネルの
先端から一定距離にノズルを設けてノズルの配列方向を
主走査方向及び副走査方向に対して傾けてもよい。
【0014】大径インク滴吐出用ヘッド部と小径インク
滴吐出用ヘッド部とを備えることが好ましい。この場
合、大径インク滴吐出用ヘッド部と小径インク滴吐出用
ヘッド部のインクチャンネルの延伸方向の寸法がインク
チャンネルの配列方向の寸法より大であることが好まし
い。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るインクジェット記録ヘッド
では、ノズルの配列方向が、インクチャンネルの配列方
向に対して傾きを有することによる種々の特徴を有す
る。すなわち、インクチャンネルの配列方向を主走査方
向と一致させ、上記ノズルの配列方向が主走査方向及び
副走査方向に対して傾けることにより、副走査方向に延
在する直線を印刷する際に、上記複数のインクチャンネ
ルに設けられたノズルに対応するインク加圧手段を1個
ずつ駆動すればよくなり、低容量のドライバーが使用可
能となる。
【0016】また、ノズルの配列方向が主走査方向及び
副走査方向に対して傾いていることにより、副走査方向
のノズルのピッチがノズルの配列方向のピッチよりも小
さくなり、副走査方向のノズル密度を高密度化すること
ができる。
【0017】さらに、大径インク滴吐出用ヘッド部と小
径インク滴吐出用ヘッド部のインクチャンネルの延伸方
向の寸法がインクチャンネルの配列方向の寸法より大で
ある場合には、インクチャンネルの配列方向を主走査方
向と一致させることにより主走査方向の占有幅を小型化
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態を詳細に説明する。図1から図3に示す第1実施形態
に係るインクジェット記録ヘッド20は、上記図10に
示すようなインクジェット記録装置のキャリッジ2に取
り付けられて主走査方向Xに往復移動するものである。
このインクジェット記録ヘッド20は、大径インク滴吐
出用ヘッド部21(以下「大径ヘッド部21」とい
う。)と小径インク滴吐出用ヘッド部22(以下「小径
ヘッド部22」という。)からなり、これら大径ヘッド
部21と小径ヘッド部22は、チャンネルプレート2
4、隔壁25、振動板26、基板27を重ねて一体的に
構成されている。
【0019】チャンネルプレート24は、合成樹脂、ガ
ラス、セラミックス等の非導電性材料又は金属等で形成
され、隔壁25との対向部(対向面)をエッチング等の
加工方法により食刻して、大径ヘッド部21と小径ヘッ
ド部22に、インク28を収容する複数のインクキャビ
ティ30、各インクキャビティ30のインク28を吐出
するノズル31,32、インク28を収容するインク供
給室33及び各インクキャビティ30とインク供給室3
3を接続するインクインレット34が形成されている。
なお、33aはインク供給室33に設けられたインク供
給用入口である。
【0020】隔壁25は導電材料からなる薄肉フィルム
が使用されており、チャンネルプレート24と振動板2
6との間に固定されている。
【0021】振動板26は周知の圧電材料からなり、そ
の上面と下面にはそれぞれ共通電極、個別電極として利
用される導電性金属層が設けてあり、隔壁25と基板2
7との間に固定されている。また、振動板26は、導電
性接着剤36(図2における拡大断面図(a)参照)に
より基板27に固定した後、ダイシング加工(図示せ
ず)により溝37を形成して分断し、各インクキャビテ
ィ30に対応する圧電部材38と、隣接する圧電部材3
8の間に位置する仕切壁39と、これらを囲む壁40と
に分離されている。なお、圧電部材38は本発明のイン
ク加圧手段を構成する。また、上記ダイシング加工によ
り圧電部材38の上下に設けた導電性金属層もそれぞれ
溝37により分断され、図2の拡大断面図(a)、
(b)に示すように、隔壁25に対向する金属層が共通
電極41、基板27に対向する金属層が個別電極42と
なっている。
【0022】基板27は合成樹脂等の非導電材料からな
り、振動板26との対向面には各ヘッド部21、22の
圧電部材38に対応して導電リード部43(図2におけ
る詳細断面図(a)を参照)がスパッタリング又は蒸着
等の周知の方法により形成されており、上述のようにし
て形成された個別電極42が対応する導電リード部43
に導電性接着剤36を介して電気的に導通している。そ
して、これら共通電極41と個別電極42が対向する領
域において、各圧電部材38を予め加熱しながら高電圧
を印加することによりそれぞれ分極処理し、インクキャ
ビティ30に対応する部分の圧電部材38を活性領域4
4としてある。また、個別電極42は上記導電リード部
43を介してドライバ45に接続され、共通電極41は
アースに接続されている。
【0023】大径ヘッド部21のインク供給室33は、
主走査方向Xに延在する細長い長方形状であり、このイ
ンク供給室33にインクレット34を介して副走査方向
Yに延在する細長いインクキャビティ30が複数個(本
実施形態では8個)接続されている。8個のインクキャ
ビティ30の長さA1は同一である。また、この8個の
インクキャビティ30は、主走査方向Xに配列され互い
に等間隔かつ平行である。
【0024】これら大径ヘッド部21の各インクキャビ
ティ30に設けた大径ノズル31はインクキャビティ3
0の先端部30aからの距離A2を主走査方向Xの上流
側(図1において左側)から下流側(図1において右
側)に向けて徐々に大きく設定している。これによって
大径ノズル31の配列方向D1は、主走査方向X及び副
走査方向Yに対して傾いており、この配列方向D1がイ
ンクキャビティ30の配列方向である主走査方向Xとな
す角度θ1は30°である。そのため、図4に拡大して
示すように、副走査方向Yのピッチp1は、上記配列方
向D1での大径ノズル31のピッチp2の1/2となっ
ており、副走査方向Yのノズル密度が高くなっている。
【0025】小径ヘッド部32には、上記大径ヘッド部
31と同様に、8個の同一長さA1のインクキャビティ
30が主走査方向Xに互いに等間隔かつ平行に配列され
ている。また、インクキャビティ30の先端部30aか
ら小径ノズル32までの距離A2を主走査方向Xの上流
側(図1において左側)から下流側(図1において右
側)に向けて徐々に大きく設定することによりその配列
方向D2を主走査方向X及び副走査方向Yに対して傾け
ており、配列方向D2と主走査方向Xの角度θ1は30
°である。そのため、小径ノズル32の副走査方向のピ
ッチp1は、上記配列方向D2での小径ノズル32のピ
ッチp2の1/2であり、副走査方向Yのノズル密度が
高くなっている。
【0026】また、このインクジェット記録ヘッド20
であれば、ドライバー45の負担が軽減され、比較的小
容量のドライバーを使用することができる。すなわち、
上記図10に示すように用紙Pに副走査方向Yの直線1
0を印刷する場合、上記のようにノズル31,32の配
列方向D1,D2は、主走査方向X及び副走査方向Yに
対して傾いているため、大径ヘッド部21又は小径ヘッ
ド部22の各ノズル31,32が主走査方向Xの下流側
(図1において右側)から順に、上記直線10に対応す
る主走査方向Xの位置を通過する。従って、各ノズル3
1,32がこの直線10に対応する位置に達したとき
に、ドライバー45からそのノズル31,32に対応す
る圧電部材38にのみ電圧を印加して駆動すればよく、
大径又は小径ヘッド部21,22のすべてのノズル3
1,32に対応する圧電部材38を同時に駆動する必要
がない。このため、ドライバー45は比較的小容量のも
のでよい。
【0027】また、大径ヘッド部21、小径ヘッド部2
2ともインクキャビティ30の延在方向の長さL1が、
インクキャビティ12の配列方向の長さL2よりも長い
が、上記図1のように大径及びヘッド部21,22のイ
ンクキャビティ30が主走査方向Xに並ぶように大径ヘ
ッド部21及び小径ヘッド部22が配置されているた
め、上記図1に示すように大径ヘッド部7と小径ヘッド
部9を主走査方向Xに対向するように配置した場合と比
較してキャリッジ2全体としての主走査方向Xの占有幅
L3が低減される。
【0028】図5に示す第2実施形態に係るインクジェ
ット記録ヘッド20は、第1実施形態と同様に、各ヘッ
ド部21,22ともノズル31,32の配列方向D1,
D2のインクキャビティ30の配列方向である主走査方
向Xに対する角度θを30°に設定している。ただし、
この第2実施形態では、主走査方向下流側(図において
右側)から順にインクキャビティ30の長さA1を徐々
に大きく設定し、ノズル31,32からインクキャビテ
ィ30の先端30aまでの距離A2が必要最小限の一定
距離となるように設定している。かかる構成とした場
合、ノズル31,32からインクキャビティ30の先端
30aまでの間に気泡が残留するのを防止することがで
き、この残留気泡によるインク吐出量の制御精度の低下
を防止することができる。第2実施形態のその他の構成
及び作用は第1実施形態と同様であるので、図5におい
て第1実施形態と同一の要素には同一の符合を付して説
明を省略する。
【0029】図6に示す第3実施形態のインクジェット
記録ヘッド20は、各ヘッド部21,22のインク収容
室33とインクレット34の接続部分の配列方向D3が
主走査方向Xに対して30°の角度θ2をなしている。
また、各ヘッド部21,22毎にインクキャビティ30
の長さA1及びインクレット34の長さA3を同一に設
定している。さらに、ノズル31,32からインクキャ
ビティ30の先端30aまでの距離A2も必要最小限の
一定距離としている。各ヘッド部21,22のノズル3
1,32の配列方向D1,D2の主走査方向Xに対する
角度θ1は30°であり、第1実施形態と同様に比較的
低容量のドライバ45を使用できるという利点が得られ
る。
【0030】また、各ヘッド部21,22毎にインク収
容室33とインクレット34の接続部分からノズル3
1,32までの距離が一定であるため、各インクキャビ
ティ33に対応する圧電部材38の活性領域44の長さ
(図2参照)は各ヘッド部21,22毎に同一長さとな
る。そのため、いずれか一方のヘッド部21,22の各
ノズル31,32に同一量のインク滴を吐出させるため
には各ノズル31,32に対応する圧電部材38に同一
電圧を印加すればよく、インク滴吐出量の制御が一層容
易になる。さらに、上記のようにノズル21,22から
インクキャビティ30の先端30aまでの距離A2を必
要最小限の一定距離としているため、第2実施形態と同
様にインクキャビティ30内の気泡残留を防止すること
ができる。
【0031】図7に示す第4実施形態のインクジェット
記録ヘッド20では、第1実施形態と同様の2個の大径
ヘッド部21,22と、2個の小径ヘッド部22,22
とが対角線状に配置されている。すなわち、主走査方向
X上流側(図において左側)のインク供給室33には、
副走査方向Y下流側(図において上方側)にそれぞれ大
径ノズル31が設けられた8個のインクキャビティ30
が接続され、副走査方向Y上流側(図において下方側)
にそれぞれ小径ノズル32が設けられた8個のインクキ
ャビティ30が接続されている。一方、主走査方向X下
流側(図において右側)のインク供給室33には、副走
査方向Y下流側(図において上方側)に小径ノズル32
が設けられた8個のインクキャビティ30が接続され、
副走査方向Y上流側(図において下方側)に大径ノズル
31が設けられた8個のインクキャビティ30が接続さ
れている。また、各ヘッド部21,22のインクキャビ
ティ30は主走査方向Xに配置され、ノズル31,32
は主走査方向X及び副走査方向Yに対して傾いて配置さ
れている。このように1個のインクキャビティ30より
副走査方向Yに2個のヘッド部21,22を設ければ、
副走査方向Xのノズル密度を一層高密度化することがで
きる。
【0032】なお、この第4実施形態において、第2実
施形態のようにインクキャビティ30の長さを異ならせ
てノズル31,32からインクキャビティ30の先端3
0aまでの距離を最小限の一定距離としてもよく、ま
た、第3実施形態のようにインク供給室33とインクレ
ット34の接続部からノズル31,32までの距離を各
ヘッド部21,22毎に一定にしてもよい。
【0033】図8に示す第5実施形態のインクキャビテ
ィ記録ヘッド20は、第1実施形態において小径ヘッド
部22をなくして大径ヘッド部21のみを設けた構造と
したものである。なお、この場合も、第2実施形態のよ
うにノズル21からインクキャビティ30の先端30a
までの距離を一定としてもよく、また、第3実施形態の
ようにインク供給室33とインクレット34の接続部か
らノズル21までの距離を一定としてもよいことはいう
までもない。
【0034】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
形態では、各ノズル21,22の配列方向D1,D2の
主走査方向Xに対する角度θ1を30°に設定している
が、インクキャビティ30が主走査方向Xに配列されて
いる場合は、この角度θ1を0<θ≦45°の範囲に設
定すればノズル21,22の配列方向D1,D2のピッ
チp2よりも副走査方向Yのピッチp1が小さくなり、
副走査方向Yの高密度化を図ることができる。また、圧
電部材38へ電圧を印加する共通電極41及び個別電極
42を隔壁25を利用しない面で形成する構成とすれ
ば、樹脂、セラミックス、ガラス等の非導電性の導電板
26を使用することができる。さらにまた、インク加圧
手段は、圧電部材に限定されず、例えば、いわゆるバブ
ルジェトタイプであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図である。
【図4】 図1のIV部の部分拡大図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す正面図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す正面図である。
【図7】 本発明の第4実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す正面図である。
【図8】 本発明の第5実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す正面図である。
【図9】 インクジェット記録装置を示す概略斜視図で
ある。
【図10】 従来のインクジェット記録ヘッドの一例を
示す正面図である。
【符号の説明】
21…大径ノズル部 22…小径ノズル部 30…イン
クキャビティ 31…大径ノズル 32…小径ノズル 33…インク収
容室 34…インクレット X…主走査方向 Y…副走査方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置のキャリッジに
    着脱自在に取付けられ、一端がインク収容室に連通し、
    他端にノズルが設けられた複数のインクチャンネルを備
    え、各インクチャンネルに対応するインク加圧手段を駆
    動してインクを加圧し、ノズルより吐出させるインクジ
    ェット記録ヘッドであって、 ノズルの配列方向が、インクチャンネルの配列方向に対
    して傾きを有することを特徴とするインクジェット記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記インクチャンネルの配列方向が主走
    査方向と一致し、かつ、上記ノズルの配列方向が主走査
    方向及び副走査方向に対して傾いていることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 インクチャンネルの基端が主走査方向に
    配列されると共に、各インクチャンネルが副走査方向に
    延在し、かつ、インクチャンネルの長さを同一とし、各
    インクチャンネルにおけるノズルの位置を異ならせてノ
    ズルの配列方向を主走査方向及び副走査方向に対して傾
    けていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 インクチャンネルの基端が主走査方向に
    配列されると共に、各インクチャンネルが副走査方向に
    延在し、かつ、インクチャンネルの長さを異ならせ、各
    インクチャンネルの先端から一定距離にノズルを設けて
    ノズルの配列方向を主走査方向及び副走査方向に対して
    傾けていることを特徴とする請求項2に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 インクチャンネルの基端が主走査方向及
    び副走査方向に対して傾いて配列されると共に、各イン
    クチャンネルは副走査方向に延在し、かつ、インクチャ
    ンネルの長さを同一とし、各インクチャンネルの先端か
    ら一定距離にノズルを設けてノズルの配列方向を主走査
    方向及び副走査方向に対して傾けていることを特徴とす
    る請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 大径インク滴吐出用ヘッド部と小径イン
    ク滴吐出用ヘッド部とを備えることを特徴とする請求項
    2から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 上記大径インク滴吐出用ヘッド部と小径
    インク滴吐出用ヘッド部のインクチャンネルの延伸方向
    の寸法がインクチャンネルの配列方向の寸法より大であ
    ることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記
    録ヘッド。
JP8031197A 1997-03-31 1997-03-31 インクジェット記録ヘッド Pending JPH10272776A (ja)

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